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出雲大社は、 島根県 の東部ある出雲市に鎮座する神社です。
島根県を代表する観光スポットであり、日本神話の時代に遡る古い歴史を持つ歴史遺産でもあります。
また、近年の「 パワースポット 」ブームで注目されるほか、縁結びの神様としても人気。
全国各地から恋愛成就を願う女性が訪れています。
さらに、2008年(平成20年)から8年にわたり「平成の大遷宮」が行われたことでも話題となり、参拝客が増加しました。
出雲大社で祭っている「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」は、日本神話で因幡の素兎や国譲りの話などで有名。
そんな古代のロマンにあふれているのが出雲大社の魅力なのです。
出雲大社は神社なので休みの日はありません。
年中参拝可能です。
ただし、参拝可能時間は決まっており、3月~10月は6:00~20:00、11月~2月は6:30〜20:00となっています。
また、祈祷の受付は8:30〜16:30、社務所の電話対応時間は8:30〜17:00です。
なお、参拝料は必要ありません。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築東195
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-3100
定休日 : なし
営業時間 :
3月~10月 6:00~20:00
11月~2月 6:30〜20:00
※ 祈祷受付 8:30〜16:30
※ 電話対応 8:30〜17:00
公式URL : 出雲大社
東・南方面からは、新幹線等でJR岡山駅まで行き、岡山駅から伯備線を走る特急「やくも」または「サンライズ出雲」に乗車し、JR出雲市駅で下車。
岡山 〜出雲市駅の所要時間は約3時間です。
西方面からは、新幹線等でJR新山口駅まで行き、新山口駅から山陰本線を走る特急「スーパーおき」に乗車し、JR出雲市駅で下車。
新山口〜出雲市駅までの所要時間は約3時間になります。
出雲市駅で下車後、同駅より一畑バス出雲大社・日御碕・宇竜行きに乗車。
電鉄大社駅、正門前、出雲大社連絡所などのバス停で下車し、徒歩すぐです。
バスの所要時間は約25分。
※参照: 一畑バス 公式サイト
東方面より高速道路を利用する場合は、中国自動車道を走行し、落合ジャンクションより米子自動車道に連絡、さらに米子ジャンクションから山陰自動車道へ連絡し、出雲インターチェンジで一般道へ接続します。
南方面からは、山陽自動車道を走行し、岡山ジャンクションから岡山自動車道へ連絡、北房ジャンクションで中国自動車道へ連絡し、落合ジャンクションで米子自動車道へ連絡、さらに米子ジャンクションから山陰自動車道へ連絡し、出雲インターチェンジで一般道へ接続します。
西方面からは、中国自動車道を走行し、三次東ジャンクションから松江自動車道へ連絡、宍道ジャンクションで山陰自動車道へ連絡し、出雲インターチェンジで一般道へ接続。
出雲インターチェンジからの一般道は主に国道431号を走行し、約15分で到着です。
公式駐車場は、385台収容の大駐車場、360台と20台収容の駐車場の計3ヶ所でいずれも無料。
また、ほかの公的観光施設の駐車場が出雲大社参拝者向けに利用可能な場所があります。
さらに、民営の有料駐車場も周辺に多数あります。
各地からJR出雲市駅行きの高速バスが運行されています。
主要都市からの便は下記を参照してください(これ以外にも運行されている地域があります)。
都市 | 乗車場所 | 所要時間 |
---|---|---|
東京 | 渋谷駅 | 11時間 |
名古屋市 | 栄バスターミナル | 9時間 |
京都市 | 京都駅 | 6時間 |
大阪市 | 阪急梅田駅 | 5時間 |
神戸市 | 三宮駅 | 5時間 |
岡山市 | 天満屋バスターミナル | 4時間 |
広島市 | 広島バスセンター | 4時間 |
福岡市 | 西鉄バスセンター | 8時間 |
出雲市駅からは、一畑バス出雲大社・日御碕・宇竜行きに乗車。
電鉄大社駅、正門前、出雲大社連絡所などのバス停で下車すると、徒歩数分で到着します。
所要時間は約25分となっています。
※参照: 一畑バス 公式サイト
出雲大社からもっとも近い空港は「出雲縁結び空港」です。
同空港からJR出雲市駅まで空港連絡バスが運行しており、所要時間は約25分です。
出雲市駅からは一畑バス出雲大社・日御碕・宇竜行きに乗車。
電鉄大社駅、正門前、出雲大社連絡所などのバス停で下車し、徒歩数分。
出雲市駅からの所要時間は約25分です。
※参照: 一畑バス 公式サイト
出雲大社は、一般的には「いずも たいしゃ」と呼ばれています。
しかし、これは正式名称ではないのです。
正式には「いずも おおやしろ」と読むのが正式な読み方。
また、この読み方になったのも1871年(明治4年)からで、それ以前は「杵築大社(きづきのおおやしろ)」と呼ばれていたのです。
杵築とは、古くからの出雲大社周辺の地名です。
出雲大社の境内はとても広大で、面積は約18万平方メートル。
この広い境内に本殿や拝殿をはじめ、摂社・末社などの境内社や、神楽殿や社務所などの各施設が多数立地しているのです。
さらに、境内のほかの地にも摂社・末社があり、さらに山地もあるため、すべてを合わせると約38万100平方メートルにもおよびます。
出雲大社が祭る主祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」。
一般的に「だいこく様」の通称で呼ばれている神様です。
大国主は、日本の国土を開拓し、豊かな土地に育てた「国づくり」の神様とされています。
出雲大社だけでなく、全国には大国主を祭る神社は多数。
大国主には別名がたくさんあり、「大物主神(おおものぬしのかみ)」「大穴牟遅神(おおなむちのかみ)」「大國魂神(おおくにたまのかみ)」などとも呼ばれ、これらの名で祭っている神社もあります。
また、日本神話において「因幡の素兎」や「国譲り」など、大国主に関する話もたくさん。
大国主のいた出雲は日本神話の舞台として重要な場所だったのです。
なお、出雲大社は中世の一時期、主祭神を素戔嗚尊としていた時代があります。
出雲大社は「縁結び」の神社として非常に有名です。
これは旧暦10月になると、出雲大社に全国の神々が集まるという話に由来しています。
ちなみに、出雲地方ではこの話に基づき、10月を神無月ではなく神在月(かみありづき)と呼ぶことがあります。
縁結びといえば恋愛の縁を思い浮かべる方が多いですが、実際には恋愛に限らず、他方面での縁を結ぶご利益があります。
それは恋愛はもちろん、仕事の縁であったり、友達の縁であったり、また人間同士の縁だけではなく、お金や物事との縁であったりと、自分と取り巻く環境の間の様々な縁のことなのです。
また、大国主は国づくりの神様ですので、農業(豊作)・漁業(豊漁)・商業(商売繁盛)・医療(病気快癒)・酒造りなどのご利益もありますよ。
神社へのお参りし、拝殿で拝むときは「一礼 二拍手 一礼」ですが、出雲大社では一般的な神社と異なっています。
出雲大社では「二礼 四拍手 一礼」。
これは、5月14日に行われる出雲大社での年間最大のお祭り「勅祭」で八拍手をするため、普段はこのときの半分である四拍手を行うようになったのです。
勅祭で八拍手をするのは、「八」は古くより縁起の良い数字とされているからといわれています。
先述の通り、出雲大社は明治より前の時代には「杵築大社」という名前でした。
しかし、いつ建てられたのかは現在のところはっきりと分かっていません。
『日本書紀』『古事記』では、大国主が治めていた葦原中国(あしはらのなかつくに)を天照大神(あまてらすおおみかみ)の治める高天原(たかまがはら)に譲り、その交換条件として高天原から大国主に壮大な宮殿を与えました。
いわゆる「国譲り」といわれる話ですが、このときの宮殿が現在の出雲大社の始まりとされています。
ただし、時期がいつなのか、国譲りの話はどういう出来事を元にした話なのかといった詳細は不明です。
古代、出雲大社がある杵築の地の周辺は農耕の盛んな地域でした。
また、日本海に面し、出雲の中枢地域にも近く、北部の島根半島の山岳が海からの目印となったことから、海洋交通の要衝でもありました。
そのため、杵築の地が社殿建設の場所に選ばれたのでしょう。
杵築およびその周辺には、およそ50社の古い神社が多数鎮座しており、一帯はかつて聖域ともいえる様相でした。
その後『日本書紀』では、斉明天皇の時代である659年に、大和朝廷が命で出雲に「厳神之宮」を修造させたという記述があります。
これは出雲大社がより大きな社殿に改築されたこととみられます。
奈良時代に編纂された『出雲国風土記』には「杵築大社」の記載があり、少なくともこの時代までには大社の名にふさわしい大きな社殿が造営されました。
また、平安時代中期の書物『口遊(くちずさみ)』には「雲太、和二、京三」という記述があります。
当時の日本で大きな建物を挙げたもので、一番大きいのが出雲の杵築大社(出雲台大社)、二番目が大和の東大寺大仏殿、三番目が京(平安京)の大極殿という意味。
かつての出雲大社の本殿は、古代には32丈(約97メートル)あり、平安時代には16丈(約48メートル)、その後の時代に8丈(約24メートル)になったという伝承があります。
平安時代の奈良の大仏殿は15丈でしたので、「雲太、和二、京三」の記述通り、出雲大社は日本で一番大きな建物だったのです。
なお、現在の本殿は8丈の記述と同じ約24メートルです。
2000年に境内から、13世紀中頃の巨大な三本柱が発掘され、調査が行われた結果、本殿の高さが推定48メートルあったことが判明。
書物にあった巨大な社殿の記述は史実であったことが証明されました。
この巨大神殿は、3本の柱を束ねてひとつの柱とした柱9組で支えられていたといわれていましたが、それもまた史実であることが分かりました。
さらに、神殿には長さ約109メートルの大きな階段も設置されていました。
本殿は過去に何度か改築をされています。
代表的なものとしては、1110年(天仁3年)の「寄木(よりき)の御造営」、1667年(寛文7年)の「寛文の御造営」、1744年(延享元年)の「延享の御造営」などが行われました。
現在の本殿は「延享の御造営」のときのもので、国宝となっています。
遷宮(せんぐう)は、御神体や御神座を一時的に別の場所に移して社殿を改築、完成後に再び御神体を帰す作業のことです。
江戸時代初頭以降、出雲大社では約60年ごとの期間で遷宮が行われてきました。
定期的に遷宮を行うことで、神様が力をリフレッシュされるといわれています。
また、社殿が補修されることで長く維持されるのはもちろんですが、宮大工などの技術が新たな世代へと継承されるという側面もあります。
2008年(平成20年)から出雲大社の久々の一大行事として「平成の大遷宮」に着手。
今回の遷宮では、主に本殿の屋根にある約70万枚もの檜皮(ひわだ)の葺き替えが行われました。
2013年(平成25年)5月10日に、8年にわたる大改修が完了。
「本殿遷座祭」が行われ、平成の大遷宮も無事終了しました
勢溜(せいだまり)は、出雲大社境内の入口となる場所です。
ここには大きな木製の鳥居と、大きな石製の社号標が建っています。
鳥居をくぐると社殿に向けてまっすぐ参道が続いていますが、この参道は下り坂。
神聖な空間へ吸い込まれていくような不思議な感覚になりますよ。
勢溜(せいだまり)を抜けて参道に入って左方向にある境内社が、野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)です。
祭神はその名の通り、野見宿禰(のみのすくね)。
野見宿禰は、古代に出雲国を治め、出雲大社の宮司でした。
大和国にいた国内で一番の力持ち、当麻蹶速(たいまのけはや)と相撲をとって勝ったため、野見宿禰は相撲の開祖とされています。
参道を進み、社殿がある中枢エリアへの入口に建つのが銅製の大きな鳥居です。
毛利輝元の孫・毛利綱広が1666年(寛文6年)に寄進したもの。
鋳造は、長門国阿武郡(現 山口県萩市)でされました。
現存する国内最古の銅製鳥居で、島根県指定の重要文化財となっています。
緑青色に輝く鳥居は、神聖な雰囲気を演出しているかのよう。
ここをくぐればいよいよ出雲大社の拝殿や本殿となります。
拝殿は、神社で神様を祭る本殿の前に設置される建物で、参拝者が神様を拝むための場所です。
出雲大社の現在の拝殿は、1953年(昭和28年)に焼失下のものを1960年(昭和35年)5月に再建したもの。
銅板製の屋根と、木曾檜材でつくられた木造建築で、建坪は約485.10平方メ-トル、高さは約19.9メ-トルにおよぶ巨大な拝殿です。
注目は、掲げられた巨大な注連縄。
長さは約6.5メートル、重さ約1トンにもなります。
実はこの注連縄は、一般的な神社と締め方が逆。
古くから出雲大社では、独特の締め方をしており、向かって左方を上、右方が下となっています。
本殿は神社のもっとも中枢となる場所で、一番大切なところ。
神様を祭っている建物です。
現在の出雲大社の本殿は、江戸時代の1744年(延享元年)の造営。
歴史的価値も高く、1952年(昭和27年)には国宝に指定されています。
本殿の高さは約24メートルの巨大な建物で、「大社造り」という出雲大社独自の様式であり、日本最古の神社建築様式です。
なお、2000年に出雲大社境内から、13世紀中頃の巨大な三本柱が発見されました。
その調査の結果、かつて高さ推定48メートルの巨大な本殿が建てられていたことが判明。
出雲大社が昔から神聖な場所であったことが伺えます。
素鵞社(そがのやしろ)は境内の最奥部、本殿の裏手にある境内社です。
祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟で、出雲大社の祭神・大国主の父である素戔嗚尊(すさのおおのみこと)。
※書物によっては、大国主は素戔嗚の6〜7代後の子孫とされています。
素戔嗚は、日本神話での八岐の大蛇退治が有名ですよね。
出雲にゆかりのある有名な神様なので、ぜひお参りしたい社です。
本殿の裏にある社なので、父が影ながら息子を見守っているような感じがしますね。
神祜殿(しんこでん)は、1981年(昭和56年)建築家の菊竹清訓の設計で建てられました。
出雲大社に伝わる宝物を多数展示している宝物殿です。
なお、2017年(平成29年)11月にリニューアルしました。
歴史的に貴重な資料もあり、出雲大社の歴史を感じることができる施設です。
神楽殿(かぐらでん)は、その名の通り神楽を舞うための建物です。
元々は出雲大社宮司の千家家の大広間で、「風調館(ふうちょうかん)」と呼びました。
その後、大広間のほかに神楽殿としても使用され、現在は祈祷や結婚式などの郷行事・祭事の舞台としても使われています。
拝殿と同じように巨大な注連縄が掲げられているのが見どころ。
注連縄の長さは約13メートル、重さは約4.5トンにもおよび、数年に一度つけ替えられています。
真名井の清水(まないのしみず)は、出雲大社の境内の東側にあります。
古来より出雲大社の神事に使われていた神聖な水です。
特に、11月にある古伝新嘗祭の「歯固めの神事」で、真名井の清水の小石が使われるのが有名。
そのため「神水」と呼ばれ、遠方から水をくみに訪れる人も。
また、「島根の名水百選」にも選定されています。
祭神の大国主といえば、日本神話の「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」の話が有名ですよね。
これに因んで、出雲大社の境内の社務所南東に、「因幡の素兎」をモチーフとした大国主とウサギの青銅製の像「ご慈愛の御神像」があります。
他にも境内には46羽のウサギの像が存在。
その場所は、本殿裏や神苑、神楽殿周辺、祖霊社付近など。
46羽のウサギを探して境内を散策してみてみるのもおもしろいですよ。
果たしてすべてのウサギを発見できるでしょうか、試してみてください。
神門通りは、出雲大社の南側、大鳥居から社頭までの約700mの参道、およびその周辺に発達した門前町のことです。
近年、神門通りは活況で、店舗が2006年の22件から2015年には72件に大幅に増加。
地域活性化の成功例として注目されています。
式年遷宮による観光客増加もありますが、それを一過性のものに終わらせず、地域住民や行政が一丸となって地区を盛り上げています。
参道沿線には、そば店をはじめとする飲食店、土産物店、喫茶店などのほか、スターバックスなどのチェーン店も。
それらの店が景観になじむ調和のとれた外観をし、門前町らしい雰囲気をつくり出しています。
大社駅は、1912年(明治45年)に当時の国鉄(のちのJR)大社線の開通のときに開業しました。
その後1924年(大正13年)2月に改築。
現在の建物はこの時のもので、和風の趣深い木造平屋建てです。
JR大社線は、1990年(平成2年)3月31日に廃線に。
しかし、大正時代の改築時のまま駅舎は貴重な文化財として保存されました。
その後、駅舎は2004年(平成16年)7月に国指定重要文化財に指定、2009年(平成21年)には 近代化産業遺産にも指定されました。
また「日本建築二百選」にも選定されています。
荘厳な外観・内装は圧巻ですよ。
また、ホームにはSLが展示されているなど、お子様も楽しめる施設です。
住所 : 島根県出雲市大社町北荒木441-3
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-2112(出雲観光協会)
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 : 無料
公式URL : 旧大社駅(特集記事)|出雲観光ガイド
三歳社(みとせのやしろ)は、出雲大社の北側の八雲山の山中の谷地に鎮座する神社です。
出雲大社の境外摂社のひとつで、大穴持御子神社(おおなもちのみこのかみのやしろ)という名前で、平安時代の書物「延喜式 神名帳」に記載されている古社。
大国主の子、事代主神(ことしろぬしのかみ)をお祭りしています。
1月3日には参拝者が福柴・福茅を授かって開運を祈るという「福迎祭(ふくむかえさい)」が行われ、そのため別名「福迎の社」とも。
近くには八雲滝があり、そちらも必見です。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築東182
マップ: Googleマップ
出雲地方は日本神話の舞台にもなり、古代の多くの史跡が残ります。
また、多くの考古学的遺跡も発見されており、古代出雲歴史博物館では出雲の歴史の紹介や、発見された出土品などを多数展示しています。
中でも注目なのは、2000年に出雲大社境内から13世紀の巨大な三本柱が発見されたこと。
調査の結果、推定48メートルの巨大な本殿であったことが分かりました。
同博物館では、その巨大本殿を10分の1スケールで再現。
10分の1といえどもその迫力には圧巻です!
ぜひ古代の出雲の姿を体感してください。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築東99-4
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-8600
定休日 : 毎月第3火曜(祝日の場合は翌日)
営業時間 :
3〜10月 9:00~18:00
11月〜2月 9:00~17:00
料金 :
大人 610円
大学生 410円
小中高生 200円
未就学児 無料
公式URL : 島根県立古代出雲歴史博物館
出雲大社の2kmほど東側にある、地元島根県産のワインをテーマにした施設です。
島根県は全国有数のブドウの産地で、特にデラウェアは全国一。
そのため、ワイン醸造も盛んです。
施設内では、ワインの製造工程が見学できるほか、約10種類のワインの試飲も可能。
また、ブドウジュースやソフトクリームも楽しむことができ、人気があります。
さらに、予約をすればブドウ狩りに挑戦できます。
下戸の方やお子様、車でお越しの方でも十分楽しめるスポットですよ。
住所 : 島根県出雲市大社町菱根264-2
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-5577
定休日 : 無休
営業時間 : 9:30〜17:00(施設により営業時間は異なります)
公式URL : 島根ワイナリー|出雲大社からすぐのランチ&おみやげスポット
稲佐の浜(いなさのはま)は、出雲大社のある杵築地区の西方1.5kmほどのところにある海岸です。
日本神話の国譲りや国引きの話の舞台となった場所。
浜の奥には大国主と武甕槌神(たけみかずちのかみ)が国譲りの話し合いをした場所となった屏風岩が所在。
南には国引きのときに島を結ぶ綱になった「薗の長浜」もあります。
また、出雲では「神在月」と呼ばれている旧暦の10月、全国の神々をお迎えするのが、この稲佐の浜です。
稲佐の浜の沖には、弁天島(べんてんじま)という丸い小さな島があります。
稲佐の浜の目印の様な存在で、平成の時代になって砂浜が広がってきたため、現在は島まで歩いて行けます。
さらに、島年県内初の 海水浴場 「稲佐の浜海水浴場」として整備されており、夏場には海水浴客がたくさん訪れにぎわいをみせています。
また稲佐の浜は、夕日の美しさでも知られ、晴れた日に眺める夕焼け空と浜辺・弁天島の景色は、まさに絶景。
稲佐の浜は、日本の渚・百選にも選ばれており、景観の美しさと歴史を感じさせる場所として、出雲大社とともにぜひ立ち寄りたい場所です。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築北稲佐
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-2112(出雲観光協会)
公式URL : 稲佐の浜(いなさのはま)|出雲観光ガイド
日御崎(ひのみさき)は、出雲大社の北西約7kmの場所、島根半島の西端部にあたる岬です。
自然作用によってできた奇岩や岩壁が続いており、大山隠岐国立公園の一部。
沖合にある経島(ふみしま)は、天然記念物であるウミネコの繁殖地。
そのため、周囲はたくさんのウミネコが飛んでいます。
自然がつくりだした絶景や、日本海を一望できるなど、景勝地として人気のスポットです。
晴れた夕暮れ時には、日御碕の名にふさわしい最高に美しい景色を見ることができます。
また、日御碕に建つ日御碕灯台も有名です。
43.65mの高さを誇る日本有数の灯台で、世界の灯台100選、日本の灯台50選にも選定。
1903年(明治36年)に運営を開始された古い灯台で、歴史的価値も高く、保存の対象となっています。
一般公開もされており、中学生以上200円、小学生以下は無料で見学可能。
下からの景色もすばらしいですが、灯台の上からの眺めはもっと素敵ですよ。
灯台や日御碕の駐車場の周囲には飲食店や土産物店が並んでおり、海鮮丼などの海鮮料理などが人気です。
住所 : 島根県出雲市大社町日御碕1478
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-54-5341
定休日 : 12月30・31日
営業時間 : 9:00〜16:30
料金 :
中学生以上 200円
小学生以下 無料
注意点 : 灯台見学時は滑落に注意
公式URL : 出雲日御碕灯台(特集記事)|出雲観光ガイド
日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)は日御碕灯台から南へ約500mのところにある古い神社です。
古くは「美佐伎社」「御崎社」などと呼ばれていました。
奈良 時代に編纂された「出雲国風土記」や平安時代前期に編纂された「延喜式 神名帳」などにも記載されています。
日御崎神社は、上の宮と呼ばれる「神の宮(かんのみや)」・下の宮と呼ばれる「日沈宮(ひしずみのみや) 」 から構成されています。
社殿は赤塗りの権現造りで、周囲の木々の緑の中に映え、美しい景観。
内観には極彩色の装飾画があります。
現在の建物は、江戸時代の1944年(寛永21年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光の名を受け、松江藩主によって建てられたもの。
また安土桃山時代の面影も残されており、境内の14棟がすべて国指定重要文化財となっています。
社伝では、日沈宮は元々、日御碕の沖にある経島(ふみしま)に鎮座していて、948年(天暦2年)に境内に遷したとされています。
そのため、経島は現在も日御碕神社の神域で、一般の方の立ち入りはできない「禁足地」です。
住所 : 島根県出雲市大社町日御碕455
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-54-5261
公式URL : 日御碕神社(特集記事)|出雲観光ガイド
島根県東部の出雲地方の名物といえば「出雲そば」が有名です。
出雲大社周辺にもそば屋がたくさんあります。
その中でも特に歴史と人気があるのが荒木屋。
なんと、創業は今から220年前の江戸時代の天明期。
古くから地域に根ざした、出雲最古の老舗そば店です。
出雲そばでは、「割子そば」と呼ばれる食べ方がポピュラー。
丸い小さな漆器にそばが盛られ、それが段積みになって提供されます。
つゆを「の」の字を書くようにかけ、1皿食べたら、残ったつゆを次の皿に書けて食べていきます。
荒木屋にはたくさんのそばのメニューがありますが、やはり一番人気は割子そば。
また、割子そばも数種類あり、どれにするか選ぶのも楽しみですよ。
たくさんのお客さんが割子さばを注文して楽しんでいます。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築東409-2
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-2352
定休日 : 水曜(祝日の場合は翌平日)
営業時間 : 11:00~17:00(売り切れ次第終了)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
ぜんざいは、出雲市の名物。
出雲市はぜんざい発祥の地という説があり、江戸時代初頭の「祇園物語」「梅村載筆」「雲陽誌」といった書物にも記載がある古い食べ物です。
出雲地方で10月に行われるお祭り「神在祭(かみありさい)」で食べられていた「神在餅(じんざいもち)」が起源といわれます。
そんなぜんざいを、出雲大社の門前町・神門通り沿いで提供しているのが日本ぜんざい学会 壱号店。
メニューのほとんどがぜんざいで、ぜんざいだけでも数種類あります。
お参りの際、一休みしたいときにピッタリですよ。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築南775-11
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-6031
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00〜17:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
神門通り沿いにある絆屋は「出雲そばおやき」の店として人気があります。
出雲そばおやきは、その名の通り、生地にそばの実をねりこんだおやきです。
そばの風味豊かな香りと、モチモチとした生地の食感で独特の味を楽しめます。
味は全部で7種類。
どの味も、そのまま食べても美味しいですし、温めて食べても美味しいですよ。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築南861-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-25-7337
定休日 : 火曜
営業時間 : 10:00~16:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
ポンム・ベエルは、神門通り沿いにあるカフェです。
オムライスやカレー、ハヤシといったメニューも人気ですが、特に話題となっているのが、スイーツ。
出雲名物のぜんざいを使ったロールケーキ「ぜんざいロール」が人気なのです。
ぜんざいロールは、スポンジに米粉を使っており、クリームには小豆と求肥が入っています。
コーヒーや紅茶との相性は抜群。
1日限定30食、テイクアウト非対応ですのでご注意ください。
また、ぜんざいも置いてあり、そちらも人気。
洋食メニューも評判です。
住所 : 島根県出雲市大社町杵築南835-5
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0853-53-6330
定休日 : 水曜(祝日の場合は翌日)
営業時間 : 10:30~18:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
俵まんぢうは、出雲銘菓として知られる饅頭です。
製造・販売しているのは明治31年創業の老舗和菓子店・俵屋菓舗。
その名の通り、俵の形をした焼き饅頭です。
フワフワで香ばしい生地の中には、たっぷりの白あんが詰まっていますよ。
出雲大社の祭神・大国主は、縁結びの神様として知られますが、同時に収穫の神様であり、俵の上に腰掛けた姿が有名です。
そのため、大国主の神徳にあやかろうと、俵型の饅頭をつくったのが俵まんぢうの始まり。
創業以来、出雲大社参拝土産の定番として人気です。
元々は中に赤あんを詰めていました。
しかし、本物の俵は中に米を詰めているのだから白あんにしてはどうか、というアドバイスがあり、現在のような白あんに変更したそうです。
俵まんぢうは、出雲大社大鳥居近くにある店舗で購入できます。
俵まんぢうと同じ俵屋菓舗が製造・販売し、創業時からの人気商品です。
小サイズと大サイズがあり、大は子どもの顔ほどの大きさ。
甘味せんべいと呼ばれる、小麦粉と玉子を使って焼き上げたせんべいの仲間。
瓦せんべいなどと同じ種類ですね。
小気味よい歯ごたえと、甘くて香ばしい風味で、出雲大社土産の手追番として人気です。
生姜糖(しょうがとう)は、古くから出雲名物と知られる菓子です。
生姜糖は、生姜の絞り汁と砂糖水を合わせて煮詰めたあと、型に入れて板状に固めてつくられます。
出雲は江戸時代から生姜糖が有名で、中でも來間屋(くるまや)のものが知られており、同店が元祖といわれています。
來間屋は、今から300年以上前の江戸時代に創業しました。
製造には出雲市東部の斐川町出西地区の名産・出西生姜を使用し、創業時から変わらぬ製法でつくられています。
ほかにも生姜湯や、抹茶をつかって生姜糖と同じ様につくられた、抹茶糖も売っており、こちらも人気です。
宿禰餅(すくねもち)は、創業明治5年の老舗和菓子店・坂根屋が製造・販売しています。
同店の代表銘菓で、出雲銘菓として人気のある餅です。
出雲にゆかりがあり、神話では相撲の開祖とされている野見宿禰(のみのすくね)をモチーフにし、昭和元年に誕生。
四角く平べったい形状で、モチモチと柔らかい餅です。
日数が経っても柔らかく美味しい「練り求肥」を使っており、味は柚子を胡麻の2種類。
柚子は地元・出雲市乙立産、胡麻は国産、柚子や胡麻の香り高い風味が特徴。
第17回全国菓子博覧会では、最高位の総裁賞を受賞した銘菓です。
願ひ菓子は、松江市の老舗和菓子店・彩雲堂が製造・販売しています。
出雲大社の平成の大遷宮を機に、勾玉をモチーフにしてつくられた干菓子です。
一口サイズで、勾玉の形をしています。
和三盆・抹茶・柚子・いちご・ココアの5種類の味があり、色もそれぞれ5色でどれも淡い色彩となっています。
見た目もかわいらしく、女性やお子様へのおみやげに最適ですね。
出雲大社の魅力を説明させていただきました。
縁結びの神様として有名ですが、恋愛だけの神様ではありません。
古い歴史のある神社ですので、歴史の重みを感じながら、散策するのがおすすめです。
また、事前に古事記や日本書紀を読んでみると、よりいっそう古代のロマンに惹かれますよ!
2013年に「平成の大遷宮」を終え、本殿だけでなく、祭神・大国主大神のお力もリフレッシュされた出雲大社に参拝してみてはいかがでしょうか。
最終更新日 : 2023/06/08
公開日 : 2018/03/18