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多治見は日本のほぼ中央に位置する街です。
山岳部の自然と川の豊かな水に恵まれた街として、古くから栄えてきました。
多治見では、濃焼の生産が有名です。
数々の窯元が、伝統を受け継ぎながら美濃焼を作っています。
そのため、市内には美濃焼の販売店や美術館が多くあります。
また、多治見は日本の中で特に暑い街として知られています。
時には40度越えの猛暑になり、日本一とも言われるほどです。
多治見の地形は山に囲まれた盆地で、熱が逃げないことが要因となっています。
駅前には水とシャワーを導入するなど、暑い地域ならではの対策が施されています。
夏に観光される際は、暑さ対策を十分してお出かけしてくださいね。
ここからは、多治見へのアクセス方法を紹介します。
各主要都市からの電車、車でのアクセスを見ていきましょう。
<電車でのアクセス>
東海道新幹線で名古屋を経由
名古屋からJR中央本線で多治見駅に到着
所要時間は2時間15分
<車でのアクセス>
東名高速道路 東京ICから豊田東JCTを経由
東海環状自動車道の土岐南多治見ICを降りる
所要時間は3時間40分
<電車でのアクセス>
新大阪駅から東海道新幹線で名古屋を経由
名古屋からJR中央本殿で多治見駅到着
所要時間は1時間25分
<車でのアクセス>
名神高速道路 吹田ICから小牧JCTを経由
中央自動車道の多治見ICを降りる
所要時間は2時間15分
<電車でのアクセス>
名古屋駅から中央本線で多治見駅に到着
所要時間は35分
<車でのアクセス>
国道19号を北東方面に向かう
所要時間は1時間
多治見の誇る美濃焼の文化は、国内にとどまらず海外からも注目を集めています。
市内には、そんな美濃焼の魅力を伝えるスポットがいくつもあるため、日本の奥ゆかしい陶器の世界を堪能できることでしょう。
今回はその中でもおすすめのスポットを厳選しました。
美術館やショップ、陶芸体験など様々な形で美濃焼を楽しんでください。
「美濃焼ミュージアム」は、1300年の歴史を伝える美術館。
人間国宝6名の他、有名な陶芸家によってつくられた美濃焼が展示されています。
飛鳥時代に作られたものから現代陶芸家の作品に至るまで、その歴史を辿っていける形となっています。
定期的な企画展では、常設展とは違う角度の展示会が行われ注目されています。
何度来ても新しい発見があるため、飽きることなく楽しめるでしょう。
更に学びを深めたい人には、学芸員による館内ツアーもおすすめ。
分かりやすい解説のもと、美濃焼の魅力を堪能してくださいね。
住所 : 岐阜県多治見市東町1丁目9−27
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-231191
定休日 : 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月3日)
営業時間 : 9時~17時(最終入館16時30分)
料金 : 大人260円、大学生210円
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : 美濃焼ミュージアム
「多治見市文化工房ギャラリーヴォイス」では、「今を生きる自分を"やきもの"で表現する」をコンセプトに、器に限らず様々な形の陶器を鑑賞できます。
こちらでは、多治見市やその近辺にて生活してきた作家の作品が展示されているそう。
その個性的かつ斬新なデザインは、現代アートを見ているようです。
また、こちらでは陶器への上絵付け体験ができます。
自分で選んだ陶器にオリジナルのデザインを入れられて、お土産にもおすすめ。
子どもでも手軽に体験できるため、家族でお皿を作ってみるのも良いでしょう。
住所 : 岐阜県多治見市本町5丁目9−1 陶都創造館3階
マップ : Googleマップ
アクセス : 多治見駅から徒歩15分、車で5分
電話番号 : 0572-23-9901
定休日 : 水曜日、年末年始
営業時間 : 10時~18時
料金 : 無料
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : 多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
「本町オリベストリート」は、美濃焼の文化が色濃く残る通りです。
明治初期から昭和にかけて建てられた古い町並みで、日本の良き風情を感じます。
美濃焼によって発展した通りは、多治見のシンボルと言えるでしょう。
通りには、先ほど紹介したギャラリーヴォイスのある「陶都創造館」を中心に、様々な店舗が並びます。
美濃焼などを販売するショップはもちろん、美しい陶器をつかった飲食店もおすすめです。
通りを散策をしながら、ゆっくりオリベストリートを堪能してみましょう。
新たな美濃焼との出会いがあるかもしれません。
住所 : 岐阜県多治見市本町6
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-21-2765
定休日 : 店舗による
営業時間 : 店舗による
駐車場 : 近隣コインパーキング、陶都創造館駐車場を利用
公式サイト : 本町オリベストリート
「セラミックパークMINO」は、岐阜県の陶芸文化を発信するギャラリーです。
敷地内には、作品を展示している「岐阜県現代陶芸美術館」と、ショップやレストランがある「オリベスクエア」が建てられています。
広大な敷地は小高い丘に囲まれており、自然の移り変わりを堪能しながら散策できます。
館内の美濃焼コレクションは、人間国宝の作品はもちろん、現代作家のものも数多く展示されているのが特徴です。
その作家が作った陶器をショップで購入できるため、お目当ての作家のものをゲットできるチャンスがあるかもしれません。
また、セラミックパークMINOには陶芸体験ができる「作陶館」があります。
電動ろくろを使った本格的な陶芸体験には、大人も真剣になってしまうことでしょう。
住所 : 岐阜県多治見市東町4丁目2−5
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-28-3200
定休日 : 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
営業時間 : 10時~18時
料金 : 大人340円、大学生220円
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : セラミックパークMINO
「とうしん美濃陶芸美術館」は、現代美濃焼作家の作品を展示する美術館です。
東濃信用金庫が貯蔵する作品を展示しており、中には美術館ではお目にかかれないここだけのコレクションもあるそう。
休憩スペースも完備されていて、ゆったりとした時間が流れています。
敷地はそこまで広くありませんが、展示品は美濃焼の魅力たっぷりのものばかり。
さらに、館内は無料で気軽に立ち寄れるのは嬉しいポイントです。
観光スポットでもある虎渓山の近くにあるため、旅の途中に訪れるのがおすすめです。
住所 : 岐阜県多治見市虎渓山町4丁目13−1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-22-1155
定休日 : 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
営業時間 : 10時~17時
料金 : 無料
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : とうしん美濃陶芸美術館
「多治見美濃焼却センター」は、美濃焼をつくる企業が集まった大型センターです。
敷地内では70社ほどの企業が美濃焼を作っており、大型の工場が立ち並んでいます。
一般の人も入ることが可能です。
出来上がった美濃焼を卸売りしているのが「美濃焼スクエア」。
低価格で珍しい陶器と出会えるため、まさに掘り出し物市と言えるでしょう。
作家の作ったこだわりの逸品とも出会えます。
敷地内でもう一つ立ち寄ってほしいのが「子ども陶器博物館」です。
大正時代から子ども向けの陶器を作ってきた金正陶器が手掛ける博物館で、アンパンマンやポケモンがデザインされた陶器が展示されています。
美濃焼の街ならではの珍しい雰囲気を楽しめるスポットです。
住所 : 岐阜県多治見市旭ケ丘10丁目6−33
マップ : Googleマップ
アクセス : 多治見駅より車で15分
電話番号 : 0572-27-7111
定休日 : こども陶器博物館 月、火曜日(祝日の場合は開館)
営業時間 : こども陶器博物館 10時~17時
料金 : 無料
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : 多治見美濃焼却センター
「市之倉さかづき美術館」は、小さな集落である市之倉で受け継がれてきた美濃焼文化を発信する美術館です。
市之倉は数々の窯元を有しており、人間国宝であった加藤卓男氏が中心となり「陶の里」として産業観光地となりました。
そんな市之倉の美濃焼が多く展示されているのです。
移民文化と日本の伝統文化が織り交ざった陶器は、華やかさと静けさが織り交ざったような作品となっています。
他の美術館に展示されている陶器とは一味違う雰囲気を持っているため、ぜひ見比べてみましょう。
また、これらの陶器を販売するショップやおしゃれなレストランも併設しています。
時間に余裕がある人は、作陶館での陶芸体験もおすすめ。
開窯210年の名窯では、主宰である七代目 加藤幸兵衛氏の指導を受ける本格的なコースもあるそう。
市之倉の伝統に肌で触れられる美濃焼スポットです。
住所 : 岐阜県多治見市市之倉町6−30−1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-24-5911
定休日 : 火曜日(祝日の場合振替休館あり)、年末年始
営業時間 : 10時~17時(最終入場16時30分)
料金 : 大人400円、大高生200円
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : 市之倉さかづき美術館
多治見の魅力は美濃焼文化だけにとどまりません。
美しい風景や建造物は、多治見ならではの時間を堪能させてくれるでしょう。
今回は、その中でも有名な観光スポットをご紹介します。
旅のプランには外せない場所ばかりなので、自分に合ったところを巡ってみてくださいね。
「モザイクタイルミュージアム」は、磁器タイルの魅力を伝える美術館です。
多治見市は、磁器モザイクタイル発祥の地でもあり、国内の生産量が第一位となっています。
そんなモザイクタイルを使った展示は、カラフルでかわいらしいとインスタ映えスポットとして一躍有名になりました。
外観は小さな山のような形にタイルが埋め込まれていて、小さな扉をくぐると館内に入れます。
全面モザイクタイルの貼られた車と、外につながるらせん状のタイルタワーは見逃せないポイントです。
1階にある体験工房では、モザイクタイルをつかったオリジナル作品を作ることができます。
人気なのは写真立て。
様々な大きさ・形・色のタイルを組み合わせて、自分だけのモザイクタイルアートを楽しめます。
とにかく可愛らしく女性に人気のスポット。
デートにもぴったりな雰囲気なので、カップルで訪れるのも良いでしょう。
住所 : 岐阜県多治見市笠原町2082−5
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-43-5101
定休日 : 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月3日)
営業時間 : 9時~17時(最終入館16時30分) ※土日祝の利用は事前予約制
料金 : 310円
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : モザイクタイルミュージアム
「虎渓山 永保寺」は、鎌倉時代につくられた歴史ある禅寺。
敷地内にある観音堂と開山堂は国宝に指定されています。
また、美しい庭園は日本の名勝に指定されており、建物も庭園も雰囲気抜群です。
橋のかかる庭園には紅葉や銀杏の木が植えられており、秋の紅葉シーズンの景色は圧巻。
多治見市内でも山間部にあるため、冬にはうっすら雪化粧が見られることもあります。
静かで冷たい空気と相まって心奪われてしまいますよ。
四季折々で移り変わる景色と、日本の伝統文化に触れられる、多治見で欠かせない観光スポットです。
住所 : 岐阜県多治見市虎渓山町1丁目40
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-22-0351
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9時~16時(寺務所)
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : 虎渓山永保寺
「日帰り天然温泉 天光の湯」は、多治見で唯一天然温泉を引いている施設です。
治療湯ともいわれる「ラドン温泉」として知られ、炎症や皮膚疾患に効果があるそう。
大浴場だけでなく、外の空気を楽しめる露天岩風呂が人気です。
また、地域最大級のサウナルームでしっかり汗を流してリフレッシュできることでしょう。
豊富な温泉の種類があり、1日のんびり過ごすのもおすすめです。
食事処やリラクゼーションもあるため、日帰りでも温泉施設を堪能したい人は立ち寄ってみてくださいね。
住所 : 岐阜県多治見市大畑町6丁目105−1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-24-4126
定休日 : 年中無休
営業時間 : 8時~22時(最終チェックイン21時)
料金 :
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : 日帰り天然温泉 天光の湯
※岐阜 温泉の関連記事: 岐阜のおすすめ温泉14選!岐阜の温泉は豊富な湯量と泉質が自慢
「多治見修道院」は、1930年に建てられたカトリック教会です。
外装、内装ともに中世ヨーロッパを思わせるような美しい造りが特徴で、まるで海外に来たような雰囲気を味わえます。
ミサなどの行事がない日には一般公開されており、事前予約をすれば見学可能です。
あまり教会の中をじっくり見ることも少ないため、多治見に訪れた際には足を運んでみると良いでしょう。
また、こちらの修道院は日本で唯一ワインの醸造をしていたとされています。
現在もその醸造は続けられており、敷地内には広大な葡萄畑がありますよ。
こちらで作られたワインは修道院内の売店で購入できるので、見学の記念に購入したいですね。
住所 : 岐阜県多治見市緑ケ丘38
マップ : Googleマップ
アクセス : 多治見駅から車で10分
電話番号 : 0572-22-0700
定休日 : 月曜日
営業時間 :
料金 : 無料
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : 多治見修道院
「かさはら潮見の森」にはアスレチック広場やグラウンドがあり、子どもを連れた家族の遊び場として人気です。
また、整備された小径はお散歩コースとして地元の人からもよく使われています。
自然の姿を残した池や森林もあり、マイナスイオンを感じながら過ごせます。
その自然と名古屋方面の街並みを一望できる展望台はおすすめポイント。
条件が合えば、雲海が見られるチャンスがあります。
天気の良い日はピクニックに訪れる人も多いようで、自然と癒しのスポットと言えるでしょう。
のんびりした旅をしたい人は訪れてみてください。
住所 : 岐阜県多治見市笠原町深山4−1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0572-43-5130
定休日 : 年末年始(12月29日~1月3日)
営業時間 : 9時~17時
料金 : 無料
駐車場 : あり(無料)
公式サイト : かさはら潮見の森
多治見は、古き良き文化から比較的新しい観光スポットまで、魅力たっぷりの街です。
美濃焼についての歴史を美術館などで学んだうえで窯元を訪れると、より美濃焼の奥深さを味わえるでしょう。
また、地元でしか手に入らない作品を購入しに出かける旅も良いですね。
多治見の新しい写真映えスポットとして有名になったモザイクタイルミュージアムをはじめ、写真を撮って巡りたいスポットも数多くあります。
まだ観光地としてはそこまで有名になっていないため、じっくり時間をかけて旅をしたい人にもおすすめです。
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最終更新日 : 2021/12/27
公開日 : 2021/07/16