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レンタカーを利用しての旅行には、公共交通機関にはないメリットがいくつかあります。
一方で、注意すべきデメリットも。
両面を知ったうえで、レンタカーが自分の旅行プランに適しているかどうかを判断しましょう。
電車やバスは発着時間やルートが決められており、ある程度の制約があります。
レンタカーなら旅行のプランを柔軟に組むことができ、途中で予定を変更したり行き当たりばったりで運転してみたりと、自分のペースで自由な旅を楽しめる点がメリットです。
近くに駅や停留所のない場所でも車があれば目的地まで直接行けて、複数のスポットを効率よく回れるでしょう。
待ち時間や徒歩での移動時間も発生しません。
また、他の乗客がいる公共交通機関と違ってプライベートな空間を確保できるので、車内の温度や音楽も自由に設定可能。
お土産をたくさん買ったり荷物が多くても、車に置いておけば持ち歩かずに手ぶらで観光地を回れます。
疲れたときは駐車場や公園などに停車し、車の中で休憩することもできますよ。
公共交通機関ではひとりひとり運賃が発生します。
一見すると安く感じますが、グループ全員分の交通費を合わせると案外高くなってしまっていた…という場合も。
対して、レンタカーの料金は時間や日数単位で決まっています。
「レンタカー代輪÷人数」がひとり当たりの料金になるので、人数が多いほど割安になり、最初に金額が分かっているため安心です。
渋滞しやすい道、カーナビでは分からない細い道、一方通行や右折禁止の区画など、土地勘のない旅行先では運転が難しく感じるでしょう。
目的地付近に駐車場が見つからない、カーナビの情報が古い、渋滞していて目的地にたどり着けないなど想定外のトラブルも起こり得ます。
また、運転し慣れていない車種を選ぶと、車長や車幅の感覚を掴んだり駐車したりするのに手こずるかもしれません。
移動時間が思ったよりかかる場合があるので、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
レンタカーは決められた営業所に、決められた時間までに返却する必要があります。
加えて、返却する前には原則ガソリンを満タンにしなければなりません。
レンタカー会社によっては他営業所への乗り捨てに対応していたり、満タン返不要のオプションを用意していたりする場合もあります。
しかし、通常は返却や給油の手間がかかることを覚えておきましょう。
渋滞や事故で返却が遅れた場合も、延長料金が発生するので要注意です。
また、禁煙指定車での喫煙や無断でのペットの乗車など、マナー違反をした場合も別途料金が請求される可能性があります。
事前の車両点検では見られなかったキズが返却時に増えている場合も同様です。
レンタカーの取り扱いに関するルールや注意点については、契約・乗車前にしっかりと確認しておいてください。
レンタカー会社や自動車メーカーなど、旅行先でレンタカーを借りられる会社はたくさんあります。
特に大都市や人気の観光地となると、数が多すぎてどのレンタカー会社を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ここで紹介するポイントをもとに、比較・検討してみましょう。
レンタカーを貸し借りする際は通常、営業所での手続きが必要です。
営業時間外にレンタルおよび返却はできません。
「夜景を見てから帰りたいのに18時閉店」「モーニングを食べに遠くまで行きたいのに11時開店」など、用途に合わない会社を選んでしまうとプランを変更する必要が出てきてしまいます。
旅行のスケジュールに合わせてレンタカーを借りる・返すことができる営業時間のレンタカー会社を選びましょう。
早朝や深夜に借りたい・返したい場合は、24時間営業のレンタカー会社を選ぶか、超過料金を支払うかなどの対応が必要です。
自宅から車で旅行先へ向かうのであれば自宅に近いところを、旅先で借りるなら駅や空港に近いところを…という風に、営業所までの移動にかかる時間を短縮できるレンタカー会社を選ぶのが◎
中には、主要な空港や利用者の多い駅から営業所まで送迎してくれるレンタカー会社もあります。
また、借りる場所だけでなく返却場所も要チェック。
基本的には借りた営業所に返しますが、別の営業所に返却できる『片道乗り捨てサービス』に対応している会社もあります。
旅行のスケジュールに応じて探してみてください。
行きはレンタカー+帰りは公共交通機関やタクシーに乗るなど、組み合わせて利用する方法も検討しましょう。
ほとんどのレンタカー会社では6時間以上のプランが多いですが、中には1時間・2時間といった短時間利用が可能なところも。
近くのお出かけや買い物に使いたいのか、旅行中の数日間ずっとレンタルしたいのか、目的に応じたプランを選択できるレンタカー会社を選びましょう。
また、レンタカー会社ごとのキャンペーンやお得な制度もしっかりチェックしておきたいところ。
会員になると追加のサービスや特別価格を案内してもらえたり、ポイントが溜まって次回以降の割引に利用できたり、レンタカー会社によって異なります。
観光施設の割引券や入場券がセットになったプランが用意されているケースもあります。
レンタカー会社ごとに借りられる車の種類は様々。
借りる車種によってレンタル料金も異なります。
人数・目的・運転のしやすさ・予算を考慮して最適な車種を選べるように、なるべくラインナップが豊富なレンタカー会社を選ぶと良いでしょう。
人気の観光地やリゾート地のレンタカー会社では、普段乗らないような珍しい車を用意しているところも。
せっかくならオープンカーやスポーツカー、高級車などをレンタルして、移動時間もアクティビティとして楽しむのも良いですね。
レンタカーの料金システムは、時間単位で料金が設定されている『時間制』と、返却時間にかかわらず泊数で料金が決まる『暦日制』の2パターン。
どちらの場合でも、レンタルする車種のグレードによって金額が異なります。
例)12時間プランのレンタカー料金の目安
シーズンによっても異なり、ゴールデンウィークや夏休みなど利用者の増える時期は高くなります。
なるべく費用を抑えたいなら早期予約が吉。
また、長距離ドライブの場合は燃費の良い車種を選んでガソリン代を抑える手もあります。
旅行先でレンタカーを利用するときに発生するのは基本料金だけではありません。
オプション料金や手数料、ガソリン代なども考慮して予算を確保しましょう。
レンタカーの利用中に、万が一事故が起きても保険でカバーされるようになっていますが、車両事故や対物事故の場合は自己負担額が設定されています。
免責補償とは、保険とは別の自己負担金の補償制度。
1日分の金額が決まっており、補償をつけた場合は免責額を下げたり0円にできたりします。
カーナビやチャイルドシートを利用する・ペットを同乗させる・冬場にスタッドレスタイヤの装着車を選ぶなど、通常プランにはないオプションをつける場合は別途費用が発生します。
オプション料金を節約したいなら、カーナビをスマホの地図アプリで代用したり、チャイルドシートを自分で用意したりするのがおすすめです。
深夜の時間帯に貸出・返却する際には深夜手数料が、借りた営業所と別の営業所に返す場合は乗捨手数料が発生します。
一定の距離内にある営業所や同一エリア内の営業所なら、乗捨手数料が不要なレンタカー会社もあるようです。
レンタカーはガソリンを満タンにした状態で返却しなければならないので、ガソリン代が必ずかかります。
レンタカー会社によっては、ガソリンスタンドでの給油をしていなかった場合、走行キロに換算してガソリン代を含めた精算を行ってくれるところも。
ただし、自分で給油するよりも高くなる可能性があります。
一般的にレンタカーは出発日の2~3ヶ月前から予約できます。
希望通りの日程や車種で利用できるよう、なるべく早めに申し込みましょう。
早期予約の場合は、キャンセル料金や変更期日も確認しておくと安心です。
レンタカーの予約は来店・電話・インターネットなど複数の方法で申し込み可能です。
ここではレンタカーの利用方法を3ステップで解説します。
まずは、先述の選ぶポイントをもとに、どのレンタカー会社で車を借りるか決めます。
利用したい日程と時間、乗車人数、荷物の量などを明確にしておくと選びやすいです。
より料金が安く、条件の合うレンタカーを探すなら、レンタカー比較サイトの利用がおすすめ。
レンタカー比較サイトの例
続いて、レンタカー会社の公式サイトやレンタカー比較サイト経由で希望の車種やグレードを選びます。
料金だけでなく、オートマ車かマニュアル車か、乗り捨てサービスの有無、カーナビやチャイルドシートといったオプションの有無、禁煙者か喫煙者かなどもチェック。
プラン自体の料金が高くても、「給油不要」など特典付きのプランになっている場合もあるので、内容をしっかりと確認しましょう。
プランや詳細を決めたら、予約手続きを行って完了です。
不明点があれば電話などで事前に質問しておくと、当日の手続きがスムーズになりますよ。
レンタカーを利用する当日、予約した時間通りにレンタカー会社の営業所へ来店します。
予約時刻の10分〜15分以上前、またはレンタカー会社から指定された訪問時刻に到着しましょう。
スタッフから予約内容の確認が行われ、契約や注意事項について説明されます。
支払いと車両の確認が終わり次第、レンタカーを利用できますよ。
レンタカーの車種は基本的に乗車人数や状況に合わせて選びます。
ここで取り上げる方法でざっくり車のジャンルを選んだら、予算や好みに応じて絞り込んでいきましょう。
車種を選ぶ際は、定員マイナス1人で考えるとゆとりがあって快適に過ごせます。
一人旅や家族・友人と2人〜3人での旅行なら、定員4人の軽自動車や定員5人のコンパクトカーが◎
料金が安いことに加え、サイズが小さくて小回りが効くので、狭い道路を運転しやすかったり駐車場に停めやすいのがメリットです。
ただし、載せたい荷物が多い場合や長距離の移動、山道や状態が良くない道を運転する場合はワンランク上の車種を選ぶことをおすすめします。
6人以上で乗車するなら定員7人〜10人ほどのミニバン・ワゴンが適しています。
車内が広いので窮屈な思いをせず、ワイワイ楽しみながら旅行先を回れるでしょう。
ただし、大型車は慣れていなかったり、交通量の多い市街地を走ったりする場合に「運転が難しい」と感じる人も。
そういった場合は、小型車や中型車を2台レンタルする方法も検討してみましょう。
冬場に北海道や東北地方など雪道や凍結した道を走るなら、SUV車を選びましょう。
かつ、法令に従ってスタッドレスタイヤを装着する必要があります。
冬の道路でスリップすると、運転に慣れている人でも制御が難しく危険です。
ABSやトラクションコントロールなど、運転をサポートする機能が充実した車種を選ぶことをおすすめします。
レンタカーを借りる際は運転免許証と本人確認書類、支払い手段が必須です。
来店前に忘れ物がないかチェックしましょう。
なお、レンタカー会社によって以下で紹介するもの以外にも提出が求められる場合があります。
予約時に規定をよく読んで用意してくださいね。
運転免許証を忘れてしまうとレンタカーを借りられません。
手続きする本人だけでなく、運転する人全員分の運転免許証を提示する必要があります。
外国籍の方は、条約に基づく国際免許証でOK。
レンタカー会社に申し出を行っていない免許所持者が運転をして事故が発生した場合、保証が受けられないので注意してください。
普通免許の方が中型自動車をレンタルしたり、AT限定免許の方がMT車を借りたりすることはできません。
借りる車に対応した免許を持参するようにしましょう。
また、運転免許証の取得日から1年未満にレンタカーを利用する場合は、初心者マークを準備 or レンタルします。
運転免許証の『免許の条件等』の項目に、『眼鏡等』と記載がある方は眼鏡やコンタクトもお忘れなく。
運転免許証以外に、現住所と本人確認ができる書類の提出を求められる場合もあります。
本人確認書類の例)
レンタカー代をクレジットカードで支払う場合は不要です。
レンタカーはほとんどの場合、利用当日の来店時に料金を支払います。
現金やクレジットカードのほか、PayPayなどキャッシュレス決済を利用できるところも増えています。
レンタカー会社によってはクレジットカードのみ利用可能など、支払い方法が決まっている場合もあるため事前に確認が必要です。
高速道路に乗る予定があり、ETC車載器をレンタルするならETCカードを持参しましょう。
持っていない場合や忘れてしまった場合は借りることもできます。
ECTカードのレンタル料を追加で支払い、返却時に高速道路代を精算すればOKです。
続いて、おすすめの大手レンタカー会社をご紹介します。
ここで取り上げるレンタカー会社だけでなく、各旅行先にはよりお得に車を借りられる地元のレンタカー会社も。
提携している飲食店やガソリンスタンドで割引が受けられたり、料金特典があったりする場合もあるので、ぜひ調べてみてくださいね。
ニッポンレンタカーは、日本全国に852ヶ所の営業拠点を持つ、赤色の看板が目印のレンタカー会社。
店舗数が多いため、予約が比較的取りやすいです。
出発時刻の1時間前までであれば当日予約にも対応しており、急な旅行プランの変更にも役立ちます。
様々な車種やオプションから希望にあったメニューを選べます。
7時〜21時まで長時間営業している営業所や、駅・空港から徒歩圏内にある営業所も多く、利用しやすい点も魅力。
出発営業所とは別の営業所に返却できる『ワンウェイ・レンタル』というサービスでは、他県への乗り捨ても可能です。
レンタル代は平均的な価格帯ですが、頻繁に開催されているキャンペーンを利用すればお得にレンタルできますよ。
「とにかく費用を抑えたい」という方にはニコニコレンタカーがおすすめ。
低年式車を整備・補修して貸し出すことで低料金を実現している格安レンタカー会社です。
アプリ会員やWEB会員になると、さらなる割引が適用されます。
ニコニコレンタカーは全国に1,500店を超える営業所があり、軽自動車やコンパクトカーからワゴン、キャンピングカーなど幅広い車種をレンタルできます。
営業所によってはガソリンスタンドを併設しているところも。
返却がギリギリになっても給油に困りません。
価格が安い分、基本的な装備や車のクオリティーはやや不十分な印象。
カーナビも追加のオプション料金がかかる点には注意が必要です。
店舗数・保有台数が業界トップクラスのレンタカー会社といえば、トヨタレンタカー。
日本最大手の自動車メーカー・トヨタ自動車系列なので安心して利用できます。
低燃費のハイブリッドカーやスポーツカーを含むトヨタの車種がほぼすべてレンタルでき、オプションも豊富です。
トヨタレンタカーで特筆すべきなのは、24時間レンタカー無人貸出サービス『チョクノリ』。
専用アプリを使って予約すれば、スマホひとつで解錠・施錠や精算ができます。
当日の店頭受付が不要で、深夜や早朝でも出発・返却が可能です。
新車の多さや車の清潔さなども好評。
旅行先でも快適にドライブを楽しみたいという方にピッタリですね。
レンタカーの利用に特に適しているのは、北海道や沖縄など自然豊かな場所です。
自然が守られているぶん交通機関が整備されていないエリアがあり、電車が1時間に1本しか来なかったり、そもそも最寄り駅がなかったり…
レンタカーの良さを最大限活かすことができますよ。
それぞれの場所でレンタカーを借りる場合の注意点と合わせて解説します。
土地が広く、都心部から離れたところにある観光地が多い北海道では、レンタカーが大活躍。
公共交通機関のみで移動すると移動時間がかなりかかるだけでなく、何度も乗り継ぎをしなくてはならなかったり、駅やバス停からタクシーに乗らなければならなかったりと不便です。
北海道は道路や駐車場が広く運転しやすいですが、真っ直ぐな道が多いので、居眠りしたりスピードを出しすぎたりしないように注意!
山道や峠道だと鹿・タヌキ・キツネなどの野生動物が飛び出してくることがあるので、接触事故にも気を付けなければなりません。
また、冬場に北海道旅行をするなら雪道の運転に細心の注意を払ってください。
路面が滑ったり、吹雪で視界が悪くなったり、積雪で路肩が見えなかったりと雪国ならではのトラブルがたくさん。
スピードを出さず、車間距離を十分に開けて走行しましょう。
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車での移動が主流な沖縄では、レンタカーが必須。
沖縄都市モノレール『ゆいレール』は那覇市を中心としたエリアにしか走っていません。
美ら海水族館や古宇利島がある北部、リゾートホテルが多くのんびり過ごせる西海岸エリア、観光スポットが多い南部などに行くなら、レンタカーを借りることをおすすめします。
バスでも移動は可能ですが、那覇市以外ではバス停の数や本数が一気に減ってしまい不便です。
レンタカーがあると観光しやすいのはもちろん、海沿いドライブも楽しめますよ。
ただし、ドライブ中に沖縄の絶景に圧倒されて脇見運転しないように注意してください。
沖縄の道路の特徴として中心地以外だと信号機の数が減ること、国道を外れると狭い道や行き止まりの道が増えることなどが挙げられます。
動物の飛び出しも多く、普段見かける犬や猫といった動物だけでなく、イリオモテヤマネコなど天然記念物に出会うことも。
歩行者や道路状況、看板表示をよく見て安全運転を心がけましょう。
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レンタカーを賢く利用すれば、旅行の時間がもっと充実すること間違いなし!
移動範囲がグッと広がって、より自由に旅行の計画を立てられるようになるでしょう。
レンタカーを利用して、楽しい旅を楽しんでください♪
最終更新日 : 2023/11/02
公開日 : 2022/08/04