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非常に面積が大きい北海道。
北海道に観光に行くと言っても、北から南までは相当な距離になります。
北海道在住の方は距離感もピンときますが、道外からの観光客の方は距離感がつかめず、移動時間を見誤って時間を大きく取られるということもあるでしょう。
そのため、本記事では北海道を効率良く観光できるよう下記エリアに分け、それぞれより人気観光スポットを取り上げていきます。
こうした分け方はあくまでも一般的な分け方で、エリア分けにもいくつかのパターンが存在するため、どれが正解かというのはありません。
北海道を観光する際のポイントとなるのは、各エリアの特徴を意識して、自分に合いそうなエリアを知ることです。
それでは具体的に、各エリアにはどのような特徴や観光スポットがあるのかを見ていきましょう。
北海道の中心から北のエリアを「道北」と呼び、「上川」「留萌」「宗谷」の3つの総合振興局が道北に属します。
道北の特徴としては、北海道らしい大自然と広い空、四季によって全く異なる顔を見せる景色。
何度か訪れると、その景観の違いや魅力がわかる観光スポットが多いです。
道北と言えば北海道の最北端、つまりは日本の最北端ということになります。
中でも最も最北端となるのが「宗谷岬」です。
宗谷岬には「日本最北端の地の碑」が建てられており、宗谷岬からわずか43kmの「サハリン(樺太島」」が見られます。
また、宗谷岬には以下のいくつかのモニュメントが建てられてます。
日本最北端(樺太を除いて)ということもあり、様々な物語がある宗谷岬。
事前にこうした物語について学んでいくと、より一層に宗谷岬を訪れるのが感慨深いものになるかもしれません。
「間宮堂」のラーメンが有名で、ホタテ等の海産物を使ったラーメンが人気です。
ただし、冬期は休業となるため注意が必要です。
住所 : 稚内市宗谷岬4-1 平和公園内
マップ : Googleマップ
電話番号 : 0162-76-2453
営業時間 : 10:00〜16:00
定休日 : 11月中旬〜4月中旬
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
観光地としては温泉地としても有名な「層雲峡温泉」がありますが、層雲峡の魅力は何と言っても、四季によって様々な魅力が堪能できる美しい景色です。
春の層雲峡ではダイナミックな雪解けの景色や、新緑の景色がとても新鮮な気持ちにさせてくれます。
紅葉シーズンの層雲峡の景色と見比べてみるのもおすすめです。
夏の層雲峡は「大函」「小函」の絶景の峡谷が良いです。
約24kmの断崖絶壁の景色は、層雲峡ならではの自然を感じさせる絶景スポットとなっており、夏だけではなく紅葉シーズンでも足を運ぶ価値がありますよ。
秋には素晴らしい紅葉の景色が堪能できる層雲峡。
北海道内は層雲峡以外にも紅葉の美しい場所がたくさんありますが、層雲峡にある「紅葉谷」の紅葉は別格の美しさです。
往復1時間程の散策路もあり、「紅葉の滝」を目指せば紅葉と滝の美しい景色を堪能することが出来ます。
冬の層雲峡温泉では「氷瀑まつり」がおすすめ。
道北の雪質は、道央や道南の雪質とは違い、パウダースノーというよりかは氷に近い雪質。
「氷瀑まつり」はそんな雪質を活かした氷の祭で、氷の雪像や滑り台、巨大な氷の洞窟、氷で作られた氷酒場などが楽しめます。
このように、四季折々の自然を満喫できるのが層雲峡の見どころで、層雲峡温泉を拠点に行動することで層雲峡の名所巡りが出来ます。
一昔前までは隠れスポットやパワースポットとして紹介されていた美瑛町にある「青い池」。
この池が発見されたのは意外と最近の話で、1997年にプロカメラマンによって偶然発見されたのが最初と言われています。
青い池は非常に神秘的な雰囲気を持つ池で、池の水は透明ながら、陽の光や季節によって池の水が青く見えることから、今や海外観光客も訪れる有名観光スポットとなりました。
MacやiPhoneで知られるApple社が手がけるパソコンの「壁紙」に採用されたことでも、青い池の存在が知れ渡るきっかけになったとも言われています。
青い池が「青く」見える正体は、池そのものに色が付いているわけではなく、池の水に混ざった「コロイド」と呼ばれる微粒子です。
このコロイド上の微粒子が太陽の光を散乱させ、私達の目で見ると「青く」見えているのです。
さらに、青い池の底に沈むイオウや石灰成分を含む石や岩が、光の散乱をさらに助長させ、より青い色に見えているわけです。
本来、青い池は泥流災害を防ぐ目的で作られた「池」の一つでした。
しかし、偶然にもこの「池」は近隣の温泉地から流れるアルミニウムを含む水と、近隣を流れる川の水が合わさる場所にあり、この2種の水が混ざることで「コロイド」を生成していたのです。
温泉地からの水は、さらにイオウや石灰を含む水であったことから、より強い青色に見える「青い池」が作られたわけです。
人工的とも、自然とも言える形で形成されている青い池ですが、自然と一体となった、非常に幻想的な雰囲気を醸し出す観光スポットとなっています。
住所 : 北海道上川郡美瑛町白金
マップ : Googleマップ
電話番号 : 0166-92-4378(美瑛町観光協会)
アクセス : JR美瑛駅より車で20分
営業時間 : 日の出から日没まで
公式サイト : 青い池
行動展示という動物の展示方法で、一躍全国的にも有名になった「旭山動物園」。
お子様連れでも、お子様連れでなくても旭川観光に訪れた際には、ぜひとも一度訪れてみて欲しい観光スポットです。
そして、カップルでの観光にも最適な旭山動物園。
8月中は「夜の動物園」、2月中は「雪あかりの動物園」と数日間は夜まで動物園が営業されており、普段では見られない動物たちの様子や、日中のイメージとはうってかわった動物園の様子を楽しむことが出来ます。
大きな 動物園 も楽しいですが、旭山動物園の楽しさはその独特な展示方法。
動物たちを「見る」という動物園から、動物たちの「行動を見る」という動物園。
今となっては珍しくなくなりましたが、行動展示の元祖とも言える旭山動物園は、今もなお進化を続けています。
行動展示の代表でもある、旭山動物園を一躍有名にしたホッキョクグマの巨大プールで見るホッキョクグマのダイブは一見の価値あり。
また、日本では道東のみに生息する「タンチョウ」が見られたり、2013年に完成したカバ館では、深さ3mのプールを泳ぐ珍しいカバの姿を見ることも出来ます。
そして、現在は行動展示に加えて「混合展示」が注目です。
動物園では同種の展示が基本となりますが、混合展示は「クモザル」と「 カピバラ 」と言ったように、同じ地域に生息する異なる動物同士を展示する方法。
いかに自然に近い形で動物たちが生活し、その様子を魅せるかが、旭山動物園の最大の特徴となっています。
動物たちの生き生きとした様子や、動物たちの愛らしい姿を撮影しようと、シャッターチャンスを狙うのに意外と時間を要する観光スポットなので、1日がかりで予定を組むのをおすすめします。
住所 : 北海道旭川市東旭川町倉沼
マップ : Googleマップ
アクセス : JR旭川駅からバスで40分
電話番号 : 0166-36-1104
定休日 : 営業している期間は無休で営業。
開園時間 :
料金 : 大人(高校生以上)1,000円 中学生以下無料
公式サイト : 旭山動物園
日本最北端まで来たら、日本最北端の離島も行くべき!
その離島が「礼文島」です。
東海岸はなだらかな地形と美しい海がひろがる景観ながら、西海岸は断崖絶壁の全く違った景観が広がる、国立公園にも指定された礼文島の景色。
「花の浮島 礼文」とも呼ばれる礼文島には、約300種類もの高山植物が咲き乱れ、礼文島独自の植生を見られることでも有名です。
また、礼文島の各地に残る遺跡には、縄文人の道具や貝のアクセサリーも出土していたり、その後の時代を生きていた方々の道具なども多数出土している場所です。
2012年には吉永小百合さんが主演する映画、「北のカナリアたち」のロケ地としても使われた礼文島。
現在は「カナリアパーク」として、ロケ地もそのまま展示されていますので、映画を見た方は観光スポットとしても楽しめることでしょう。
礼文島はやや大人の観光地というイメージも強いですが、お子様も楽しめる体験もたくさんあるのです。
中でも注目したいのが「うにとり体験」。
実際に漁師が使う「タモ」で、礼文島の海岸に生息するうにを獲る「うにとり」を体験することができ、獲ったうにも食べることができるという、礼文島ならではの体験が行なえます。
このほか「海藻クラフト体験」や「利尻昆布お土産づくり体験」など、北海道ならでは、さらには礼文島ならではの体験ができるので、お子様たちも十分楽しめますよ。
北海道観光というと札幌や函館などの観光スポットに集中しがちですが、よりリアルな北海道の自然を味わいたいなら「道東」は外せません。
道東は「網走」「十勝」「釧路」「根室」の4つの総合振興局からなり、中でも世界自然遺産に登録された「知床」が有名な観光スポット。
札幌圏から道東への移動距離・移動時間がネックにはなりますが、自然を堪能したい方や道産の食材を食べたい方は、道東がおすすめです。
世界ではロシアの「バイカル湖」に次いで、世界第2位の透明度を誇る湖で知られる「カルデラ湖」の「摩周湖(ましゅうこ)」。
かつては世界1位の透明度を誇っていましたが、植物プランクトンの増加などによって世界第2位の透明度になりました。
「カルデラ湖」とは、簡単に言うと火山によって形成された湖のこと。
「カルデラ」とは火山によって作られた巨大なくぼみの事を指し、そこに湖ができているものを「カルデラ湖」と呼び、日本では「火山湖」と呼ばれる場合もあります。
年配の方は1966年にヒットした「霧の摩周湖(歌:布施明)」という曲でもお馴染みですが、題名の通り、摩周湖は一年中「霧」がかかっている湖としても有名です。
その霧のかかりようから、摩周湖が一望出来るほどに見渡すことが出来たら、婚期が遅れるという都市伝説が生まれるほどなのです。
そうとはいえ、摩周湖を一望出来れば、その美しさに感動することでしょう。
「摩周ブルー」とも呼ばれる湖の色は、その日の天気や見る角度によっても青の深さが変わり、何度訪れてもまた違った色を楽しめます。
摩周湖を一望するには下記の展望スポットがあるので、それぞれの展望台で違った摩周湖の景色を楽しむのも良いでしょう。
夏は霧の発生が多いですが、幻想的な摩周湖を見ることができ、冬は「摩周ブルー」が最も美しく見られる季節と言われます。
一年のうち、100日以上が霧に包まれている摩周湖。
どの季節も美しい景色が見られますが、好みの景色は人によって違うかもしれません。
2005年にユネスコの世界自然遺産に登録された「知床」。
道東を観光するのであれば、今や外せない観光スポットとなりました。
知床の魅力は何と言っても、世界遺産に登録されただけある壮大な自然を満喫できるという点です。
「知床半島」では「海」「川」「陸」それぞれで生活する動植物が生存、知床半島だけで食物連鎖が成り立っており、人手の入っていない自然も残された貴重な場所となっています。
また、世界的にも希少種とされる動植物も生存しており、「オオワシ」や「シマフクロウ」といった絶滅危惧種や、「オジロワシ」「ヒグマ」「エゾシカ」「トド」といった動物が見られます。
中でも「オオワシ」は世界で5,200羽ほど、シマフクロウは世界でも140羽ほどしか生存していない動物。
知床には333種類の動物・鳥が生存しており、上記に挙げた動物を見られるだけでも、知床に訪れる価値は十分にあるでしょう。
知床を観光するのに王道となる観光コースは、知床の自然を間近に感じることの出来る「知床五湖」巡りです。
知床五湖は、「一湖」「二湖」「三湖」「四湖」「五湖」の五つからなる湖の名称。
知床五湖巡りルートは、この五湖を全長800mの原生林の中を歩きながら巡るルートです。
知床五湖へは、高架木道か遊歩道のいずれかのコースで巡ることが出来るので、世界遺産にもなった自然を間近で体験することができる、知床に訪れたら必ず行っておきたい場所です。
世界自然遺産に登録されている日本の観光地は、「知床」「白神山地」「屋久島」「小笠原諸島」の全部で4ヶ所。
世界自然遺産巡りをしている方も、初めての世界自然遺産の方も、大自然の雄大さに感動することでしょう。
「マリモ」という生物名を一度は耳にしたこともあるのではないでしょうか。
マリモは「阿寒湖」に生息する「藻」の一種で、漢字では「毬藻」と表記される生物。
漢字でも表記されるように「球状の藻」というイメージがありますが、実はマリモは球状の生物ではなく糸状の「糸状体」の生物で、一般的にイメージされる球状のマリモは、この糸状体の集合体なのです。
この「糸状体」のマリモに関しては阿寒湖の他、以下の湖でも確認することができます。
しかし、「球状」に集合したマリモを見られるのは世界的にも「阿寒湖」とアイスランドの「ミーヴァトン湖」のみ。
また、マリモは日本の特別天然記念物としても指定されており、マリモ自体も絶滅危惧種(EN:Endangered)としてレッドリストに指定されている生物なのです。
オーストリアの「ツェラー湖」でもかつて、球状のマリモが生息していましたが、観光開発などの影響によって絶滅してしまったことを考えると、阿寒湖のマリモも他人事ではありません。
前述のように、マリモは絶滅の危機に瀕しているため、一般の方が天然のマリモを見ることは出来ません。
マリモの保護を目的としたものなので仕方がありませんが、それでも阿寒湖の天然の球状マリモが見たいという方は、遊覧船に乗って阿寒湖に浮かぶ「チュウルイ島」へ行ってみましょう。
このチュウルイ島には「マリモ展示観察センター」が設置されており、入場料も無料で天然の球状マリモを観察することが出来るんです。
また、マリモについての詳しい生態を学ぶことや、世界各国のマリモも展示されているので、マリモについてじっくりと学ぶことが出来ます。
道東に来て自然を満喫するのも良いですが、こうして絶滅の危機に瀕する自然界の生物について学ぶことも、たまには良いのではないでしょうか。
住所 : 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉(チュウルイ島)
マップ : Googleマップ
アクセス : 阿寒湖までJR釧路駅から車で約75分
電話番号 : (阿寒観光汽船)0154-67-2511
営業期間 : 4月29日〜11月30日まで(期間中は無休)
営業時間 : 遊覧船の運行時間内
北海道は食の宝庫としても有名ですが、ここ厚岸町の「牡蠣」は濃厚な甘みがある美味しい牡蠣の名産地としても知られます。
牡蠣は日本全国で養殖されている貝ですが、特に暖かい地域で育てられる牡蠣は成長が早く、収穫量も多いのが特徴。
一方、水温も低く成長が遅い厚岸産の牡蠣は、じっくりと時間をかけて育ち、たくさんの栄養を吸収しながら育つため、旨味や甘味が凝縮されているのが特徴です。
その秘密となるのが、厚岸町にある「厚岸湖」「厚岸湾」の存在です。
厚岸産の牡蠣は「厚岸湖」と「厚岸湾」を移動させ、自然の温度差を利用しながら養殖のタイミングをコントロールし育てられてます。
特に厚岸湖は、淡水と海水が混じり合う「汽水湖」と呼ばれる塩分を多く含む湖で、美味しい牡蠣を育てるのに恵まれた環境となっているのです。
成長が遅いとはいえ、牡蠣の産卵時期を調節しながら育てられているため、厚岸産の牡蠣は一年中食べられるというのもポイントとなります。
厚岸町の牡蠣は、数百年前までは天然牡蠣の宝庫として有名な土地でした。
しかし、天然牡蠣の宝庫も乱獲によって牡蠣が枯渇してしまい、天然牡蠣が絶滅寸前の事態に陥ってしまうのです。
その後は宮城県産の牡蠣を仕入れ、「地まき式」と呼ばれる養殖法で牡蠣を育てていましたが、厚岸と宮城県の環境の違いからか、上手く育てることができませんでした。
そこで海外の養殖技術を取り入れるなどして、厚岸産の天然の牡蠣を復活させるべく生産を開始し、2000年には純厚岸産の牡蠣「カキえもん」を出荷できるまでになったのでした。
高い人気を誇る「カキえもん」は季節を問わず、いつでも美味しい牡蠣を堪能できる、厚岸を代表する特産品となっています。
厚岸を訪れた際には「道の駅 厚岸グルメパーク」に寄って、美味しい牡蠣を堪能してみてはいかがでしょうか。
住所 : 北海道厚岸郡厚岸町字住の江2丁目2番地
マップ : Googleマップ
アクセス : JR厚岸駅より車で5分
電話番号 : 0153-52-4139
定休日 : 月曜日(4月〜6月、9月〜3月、年末年始)(7月〜8月は無休)
営業時間 : 【4月〜10月】9:00〜21:00、【11月〜12月】10:00〜19:00、【1月〜3月】10:00〜18:00
道東 JR帯広駅に降り立って、小腹が減っていたらぜひ試しておきたいのが帯広の「豚丼」です。
全国的にも親しまれる「豚丼」ですが、実は道東地方では豚丼は郷土料理のひとつ。
帯広開拓が始まった1883年頃、4頭の豚から養豚が始められ、開拓民の栄養食として「豚肉」が親しまれるようになったのだとか。
現在では飲食チェーン店も豚丼をメニューに取り入れており人気のメニューとなっていますが、豚丼の元祖となっているのが帯広駅北口にある「元祖 豚丼のぱんちょう」。
そして、豚丼が作られるきっかけとなったのが、「道東の寒さ」と「うな丼」だったそうです。
こうして豚丼は帯広から拡がり、今や全国的に愛されるメニューになりました。
こうしたルーツもあり、帯広では豚丼がローカルフードとして愛されていますが、さすがは豚丼の発信地とあって、帯広市内は以下のような豚丼専門店が軒を連ねています。
帯広民は月に1〜2回も豚丼を食べるというデータもあるようですが、さすがは豚丼の本拠地 帯広だけあって、豚丼を食べるのは店ではなく家庭料理として食べるのだそう。
帯広を訪れた際には、ぜひ観光の一つとして豚丼専門店を訪れてみてください。
住所 : 北海道帯広市東1条南5-13-1
マップ : Googleマップ
電話番号 : 0155-23-4871
定休日 : 月曜、第1・3火曜(祝日の場合営業、翌日休、連休)
営業時間 : 11:00~19:00
北海道観光の中心となるのが、石狩総合振興局のエリアです。
石狩総合振興局は「石狩」「空知」「後志」の3つのエリアからなり、体験型の観光スポットが多いです。
各観光地へのアクセスも比較的容易なので、初めての北海道観光に最も向いているのがこの石狩総合振興局のエリアと言えるでしょう。
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北海道観光の中でも人気の高い観光地が「小樽運河」です。
北海道開拓時代を支えてきた小樽港は、大きな船荷を岸まで効率的に運ぶため、海岸沿いを埋め立てて運河を作ったことで小樽運河が誕生しました。
戦後にはその役割を終えた小樽運河でしたが、昭和61年に運河の半分を道路と遊歩道にし、半分は運河の姿を残すことで現在の小樽運河の姿に。
海岸に沿って作られた独特のアーチ状の通路と、当時のままに残された石造りの倉庫、ガス灯などの雰囲気が人気となり、観光地としても有名になっていきました。
小樽運河は時間を変えて楽しむのもポイント。
日中や夕暮れ時など、時間を変えて訪れてみると全く別の雰囲気となりますので、違う表情の小樽運河を楽しんでみるのもおすすめです。
また、夏も綺麗な雰囲気ですが、冬の小樽運河は「小樽雪あかりの路」というイベントが開催されており、夜の運河沿いの通路には14万本ものキャンドルで灯された美しい路が登場します。
イベントは1週間ほどですが、「さっぽろ雪まつり」と同時期の開催となるので、札幌観光と合わせて楽しむのも良いかもしれません。
いつもの雰囲気とは違った小樽運河の雰囲気を味わえるため、ぜひ一度訪れてみてください。
小樽運河でロマンチックな観光もおすすめですが、小樽の海でも幻想的な経験ができる「青の洞窟クルーズ」もおすすめ。
「青の洞窟クルーズ」は小樽の海をボートで巡る海のツアーで、目指すは岩間にある神秘的な洞窟「青の洞窟」。
洞窟の中にボートで入ると、洞窟の入り口に入り込む太陽光が海面を青く輝かせ、非常に神秘的な綺麗な景色が見られます。
また、クルーズは青の洞窟以外にも、小樽の主要観光スポット付近を通ったり、海から見られる素晴らしい景観スポットにも移動。
約90分のクルージングでは船長の解説の口コミ評価も高く、お子様も楽しめる内容になっています。
夏の期間しか体験できないので、夏の北海道に訪れた際にはぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
住所 : 北海道小樽市港町4−5
マップ : Googleマップ
アクセス : JR小樽駅から車で5分
電話番号 : 0134-32-3911
営業時間 : 9:00〜18:30 ※悪天候の場合は中止
クルーズ料金 : 大人 5,000円、小人 3,000円(3歳〜小学生)
公式サイト : 龍宮クルーズ(北欧産業)
札幌から車で約1時間程と、札幌観光中でもアクセスしやすい距離にある温泉街が「定山渓温泉」。
日帰りで札幌まで戻ることも出来るので、宿泊以外にも日帰り温泉地としても人気の高い温泉地が、この定山渓温泉です。
定山渓温泉は、2016年で開湯150周年を迎えた温泉地。
北海道の原住民でもあるアイヌの方々の案内で、この定山渓の源泉を知ることとなったという話が残されています。
定山渓温泉の泉質は、神経痛や胃腸病などの症状に効果があるとされるナトリウム塩化物泉で、ちょっとした療養にも最適です。
定山渓温泉には無料で楽しめる「足湯」が数か所あり、札幌圏の方だけでなく観光客の方も足湯に使ってお話をするなど、ちょっとした交流の場にもなっています。
定山渓を流れる豊平川上流でのラフティング、八剣山の麓での乗馬体験やゴルフ、ワイナリーや果樹園巡りなどのアクティビティも豊富で、もちろん冬にはウィンタースポーツが楽しめます。
日帰りも良し、ちょっと贅沢な旅館で温泉三昧と美味しい食事を楽しむのも良し、定山渓はデートにもおすすめです。
訪れるシーズンによっても表情を変える、札幌を代表する「大通公園」。
春夏秋冬で色々なイベントが開催されるので、観光に来るタイミングも迷ってしまいます。
また、大通公園を散歩しながら楽しむのも良いですが、大通公園1丁目にある札幌のシンボル「テレビ塔」に登ってみるのも、大通公園のおすすめの楽しみ方。
テレビ塔から大通公園を見てみると、大通公園がテレビ塔の形に見えるというのは意外と知られていないポイント。
季節によっても木々の色も変わるので、記念写真を撮るのにも最適な場所なんです。
春は札幌の木にも指定されている「ライラック」をメインとした「ライラックまつり」が開催。
新緑の空気に包まれた公園内を散歩するのもおすすめですが、ワインガーデンやフードコート、音楽祭などを満喫するのも良いですよ。
夏の大通公園は「YOSAKOIソーラン祭り」等のイベントもおすすめですが、北海道の短い夏を存分に楽しむことのできる「ビアガーデン」もおすすめです。
ビアガーデンと言ってもお酒を飲むだけではなく、道内の食も集まっているので、お酒が飲めないという方も食で存分に楽しむことができるんです。
冬は札幌でも最も有名なイベント「雪まつり」が開催される大通公園。
雪まつりはお子様連れにおすすめのイベントとなりますが、カップルで札幌観光に訪れるのであれば、ちょっと時期を早めて「ホワイトイルミネーション」を見に行くのがおすすめです。
例年11月後半にスタートする、「日本三大イルミネーション」にも認定されたホワイトイルミネーション。
大通公園の1丁目〜8丁目までがイルミネーションで埋め尽くされるだけでなく、「札幌駅 南口駅前広場」「駅前通り」「南1条通」「北3条広場」など、大通公園近郊の様々なエリアでもイルミネーションを堪能することが出来ます。
住所 : 北海道札幌市中央区大通り西1丁目〜12丁目
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 011-251-0438
営業時間 : 入場自由
定休日 : 年末年始(インフォメーションセンター&オフィシャルショップ)
北海道の大自然を道央で満喫するのであれば、外国の方々にも大人気の「ニセコ」がおすすめ。
ニセコはスキーやスノーボードなど、冬のアクティビティにも最高な場所ですが、夏のニセコもたくさんのアクティビティがあるので、活動的に観光したい方には特におすすめの観光スポットです。
「トレッキング」や「登山」「サイクリング」「ラフティング」「カヌー」「フィッシング」「熱気球」など、とても書ききれないほどのアクティビティが存在しますが、実はアクティビティだけではなく豊富な食材にも注目です。
ニセコ近郊は食材の宝庫としても有名な場所で、たくさんの北海道を代表する食材が集まる、食の宝庫とも言える場所でもあるのです。
恵まれた自然環境は、アクティビティ以外にも美味しい食事を楽しめる場所でもあり、新鮮な野菜なども安価に手に入る場所でもあります。
さらにニセコには温泉もあるため、「蝦夷富士」とも呼ばれる「羊蹄山」を臨みながら最高の露天風呂にも浸かることができます。
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近年、ニセコで人気のあるデザートと言えば「ミルク工房」のバームクーヘン「ミルクーヘン」。
ミルクーヘンは、「新鮮な牛乳」「ニセコ産の卵」「道産バター」といった道産食材を使用したバームクーヘンで、とてもまろやかな美味しいバームクーヘンです。
また、お土産としても最適な箱入りやミルクーヘンと他お菓子のもあり、バームクーヘン自体も日持ちするので、持ち運びにも最適です。
ニセコは冬の観光スポットというイメージも強いですが、このように季節を問わずに楽しむことの出来る観光スポットでもあるのです。
それを証拠に、現在では多くの外国人がニセコに定住したりと、ニセコ近辺は徐々にヨーロッパのような雰囲気にも変わりつつあります。
まずは一度、ニセコの大自然を堪能しに観光に訪れてみてはいかがでしょうか。
住所 : 北海道虻田郡ニセコ町曽我888-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JRニセコ駅より車で10分
電話番号 : 0136-44-3734
営業時間 : 9:30~18:00(冬季は9:30~17:30)
公式サイト : ニセコ高橋牧場
北海道の南側のエリアが「道南」で、「渡島」「檜山」「胆振」「日高」と言った総合振興局があります。
道南エリアは北海道内でも比較的暖かい地方で、他のエリアとはまた少し違った植物や風土を味わえるエリアとなっています。
また、道内の歴史的にも古いエリアなので、歴史的建造物も多いです。
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北海道の道南を観光するといったら「函館」が最もメジャーな観光地。
その中でも「函館山」は外せない観光スポットです。
函館山の麓には教会や神社といった観光地も集まっており、観光する際のアクセスにも最適。
また、市内は市電が通っているので、一箇所一箇所の観光スポットも市電で移動することが出来ます。
そんな函館の「函館山」ですが、なんといってもおすすめなのが「函館山展望台」から見る夜景です。
函館山の夜景は「世界3大夜景」のひとつとも言われる、絶景の夜景が望める観光スポット。
高さ334mと決して高いとは言えない函館山ですが、函館の独特の地形と、街と山とのほどよい近さがより一層に街の光を美しく魅せています。
街の光をより美しく魅せているのには、実は街中のライトアップに函館市が取り組んでいる成果があるようです。
歴史的建造物の多い函館ですが、こうした建物に見合うよう、街路灯などは暖かみのあるオレンジ色の街灯が使われているのです。
函館山からみる夜景は、函館の街あかりだけではありません。
夏から秋にかけての期間は「真いか漁」が行われる時期で、函館山からはこのイカ釣り漁船の集魚灯の光が美しく見られます。
何もない真っ暗な海に点々と集魚灯が集まって見える様子は、函館の街あかりにも負けない幻想的な雰囲気を持っています。
夏にかけての一時的な期間しか見られない、イカ釣り漁船の漁火夜景。
また少し違った、函館山の夜景を堪能することが出来ます。
住所 : 北海道函館市函館山
マップ : Googleマップ
アクセス : 函館駅から車で10分
電話番号 : 0138-23-3105
営業時間 :
料金 :
公式サイト : 函館山ロープウェイ
比較的新しい観光スポットとして注目されている「道南いさりび鉄道」を利用した、「旧江差線」を巡る旅。
「江差線」は北海道開拓時代から活躍してきた路線で、100年以上にも及ぶ歴史を持つ路線でしたが、北海道新幹線の開業に伴いJR北海道から経営分離されました。
そこで、江差線を活かすべくローカル線として開業したのが「道南いさりび鉄道」です。
北海道新幹線開業と同じ日に開業となった道南いさりび鉄道ですが、海沿いを走行するローカル線「旧江差線」は、道南の新たな魅力を発見する機会にもなる鉄道なのです。
道南いさりび鉄道は以下のルートで走行する鉄道で、片道1時間で終点まで行くことの出来るローカル線です。
木古内駅→札苅駅→泉沢駅→釜谷駅→渡島当別駅→茂辺地駅→上磯駅→清川口駅→久根別駅→東久根別駅→七重浜駅→五稜郭駅→(JR函館駅)
往復でも2時間という短時間なので、途中下車で知らない土地に降り立って観光できるというのが、道南いさりび鉄道の魅力の一つと言って良いでしょう。
北海道観光で有名観光スポットを巡るのも良いですが、ゆったりとした時間を取れるのであれば、道南いさりび鉄道に乗って道南ローカル旅をしてみるのもおすすめです。
江戸時代から続く温泉地、「登別温泉」。
日本国内の温泉地でも、常にランキングの上位に入る有名な温泉スポットです。
人気の理由に挙げられるのが、登別温泉が「温泉のデパート」と呼ばれる所以です。
その背景となっているのが、下記の9種類もの泉質を有するという点です。
かつて、アイヌの方々が「薬湯」として利用していた場所でもある登別温泉。
日露戦争の時代には、保養地としても利用されていた温泉地ということもあり、その効果・効能にも期待が持てそうです。
また、登別温泉と言えば「地獄谷」の観光がおすすめです。
天然記念物にも指定され、登別温泉の中心観光地でもある地獄谷は、噴火によって作られた火口跡。
火口には今も煙を上げる噴気孔や湧出孔があり、硫黄の匂いや高温の温泉が湧き出る、まさに「地獄」のような場所。
そんな「地獄」を遊歩道を利用して観光できるのが地獄谷です。
本州にはたくさんの「城」が存在しますが、北海道では数少ない中の一つとなる「松前城」。
「北海道で城?」と大して珍しくもないように感じるかもしれませんが、実はこの松前城、1854年9月に完成した「日本最後の日本式城郭」なのです。
さらには、北海道で唯一となる日本式城郭もまた、この松前城です。
松前城の築城が始まったのは1606年のこと。
完成までには様々な苦労があったようですが、当時は多くの外国船が津軽海峡に出没していたため、海峡の警備を目的に建てられたのが松前城でした。
これまでには「戊辰戦争」で土方歳三率いる旧幕府軍によって落城したり、火災による焼失、太平洋戦争を乗り越えた歴史など、非常に様々な歴史を持つ城でもあります。
1941年には国宝(重要文化財)にも指定され、近年の発掘でも「石切り場」や「矢穴」「石垣」などが発掘されています。
松前城は桜の名所としても有名な場所で、「さくら名所100選」にも選ばれる場所でもあるのです。
松前城には250種 1万本もの桜があり、中でも樹齢300年以上と言われる「血脈桜(けちみゃくざくら)」や「夫婦桜(めおとざくら)」「蝦夷霞桜(えぞかすみざくら)」の3大名木が有名な桜となっています。
春に北海道観光を考えているのであれば、一度北海道の桜を堪能してみるのも良いでしょう。
住所 : 松前町字松城
マップ : Googleマップ
アクセス : JR函館駅から車で2時間
電話番号 : 0139-42-2216
営業日 : 4/10~12/10
営業時間 : 9:00~17:00(入館時間は16:30まで)
料金 : 大人360円 小中学生240円 幼児無料
公式サイト : 松前城
北海道と言えば「馬」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
そんな「馬」を満喫出来る場所が、苫小牧町にある「ノーザンホースパーク」です。
ノーザンホースパークは約15万坪という広大な敷地に、12種類、約80頭の馬が生活し、様々なアクティビティを体験できる観光スポットです。
また、馬だけではなく北海道を代表する美味しい食材や、料理も楽しめる場所でもあります。
「乗馬体験」や「引き馬体験」「観光場所」「馬そり」といったアクティビティはもちろん、可愛らしいポニーが芸を披露する「ハッピーポニーショー」といったイベントも開催されています。
中でもおすすめなのが、一人で馬にまたがり(スタッフが引いてくれます)、自然を満喫しながら約30分のトレッキングが行える「ホーストレッキング」。
実際に柵の外に出て馬に乗る感覚は、一生の思い出になることでしょう。
ノーザンホースパークは、単にアクティビティが体験できる場所というわけではありません。
そうというのも、ノーザンホースパークは競走馬の引退後を過ごす場所としても機能しているところで、ショーに出て活躍したり、きゅう舎で引退馬にも会うことができるところなのです。
G1レース「天皇賞」を飾った有名競走馬なども居ますので、競馬好きな方はもちろん、馬が大好きという方も存分に楽しめる場所となっています。
まさに馬だらけの観光地とも言えますが、北海道ならではの観光スポットでもあるため、ぜひ一度足を運んでみてください。
住所 : 北海道苫小牧市美沢114-7
マップ : Googleマップ
アクセス : 新千歳空港より車で15分
電話番号 : 0144-58-2116
営業時間 :
休園日 : 4/10〜4/14
料金 : 大人 800円、小中学生 400円、小学生未満 無料
公式サイト : ノーザンホースパーク
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北海道観光は、1つの総合振興局をくまなく観光するだけでも1泊2日や2泊3日ではまず無理です。
もし北海道を旅行するなら、まずは目的をしっかりと決めるのがポイントとなるでしょう。
食を選んでも、アクティビティを選んでも、癒やしを選んでもハズレはありません。
一つ一つの観光スポットは距離があるため、入念に計画を練って、くまなく北海道を観光してくださいね。
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最終更新日 : 2023/09/26
公開日 : 2017/11/11