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函館 は、キリスト教文化の影響が日本の中でも特に濃い街です。
江戸末期から明治、大正、昭和初期にかけ、たくさんの外国人が函館にやって来て、多くの教会やレストランを作りました。
写真はシンボル的な建物、旧函館公会堂です。
坂の上の交差点に、カトリックとロシア正教とイギリスの教会の教会がずらりと並んでいますが、そのような光景はなかなか日本国内の他の都市では見ることができません。
本格派の外国文化が港や坂に満ち溢れています。
まず、今回はそんなエキゾチックな情緒漂うハイカラな函館ならではのお土産をご紹介します。
どれもこれも外せないものばかりです。
まず最初に、誰にあげても喜ばれるお菓子のお土産からご紹介します。
函館にはたくさんの銘菓があり、地元でも長く愛されているものばかりです。
トラピスト男子修道院は函館郊外の北斗市にある、厳格なシトー派の男子修道院です。
女性は門より中には立ち入ることができません。
フランス本国同様、厳選されたバターや小麦で院内で作られるトラピスト・クッキー。
それはトラピスト・バターやバター飴と並んで、教会の活動を支えるための貴重な資金源。
明治29年から創業し、専門の工場で作った発酵バターを使った本格派のクッキーです。
函館ではみんな、子供のころからこれを食べています。
ちょっと甘くて、とてもこくがあり、最近は缶のデザインもカラーの修道院ですが、昔の白黒缶の時代から中身のテイストは変わりません。
ハイカラな函館のお土産としては、もっともおすすめの定番です。
コーヒーや紅茶にも合います。
カフェ好きなお友達にもぴったりなお土産ではないでしょうか。
また、函館に観光に行ったときには、教会にもぜひ行ってみてくださいね。
教会前の並木はとてもきれいです。
トラピスト修道院は函館の中心部から少し離れています。
もし時間がない時には、代わりに女子修道院トラピスチヌ修道院見学をしてみてください。
こちらは事前申し込みなしで、敷地の一部には入ることが可能です。
つい10年ほど前に、「函館に旅行に行ってくる」と言うと絶対買ってきて欲しい、でも日持ちしないからお土産にできないかも…というやりとりが定番だったのが、このペイストリースナッフルスのオムレットでした。
当時は 札幌 の人間にもなかなか手に入らない、なかば幻のお菓子だったのです。
現在ではさすがに入手ができないということはありませんが、やはり函館と言えばスナッフルスのチーズオムレットというくらい大人気のお菓子です。
ふわっとした口どけで消えていくようになくなり、後には濃厚なチーズの残り香にうっとり。
北海道 の材料にこだわって作られていますので、ぜひとも試して頂きたいお菓子です。
他にもこのシリーズにはいくつかのタイプがあり、カナダのシロップを使ったメイプルオムレットも大人気。
また、季節限定でイチゴ味のものが過去に出たりしています。
もしかしたらあなたが購入する時には思わぬ限定品がないか、チェックしてみてください。
厚沢部町産のさつまいもと、函館産の牛乳を使った濃厚で、なめらかなスイートポテトと生クリームをお餅でくるんだ新感覚スイーツです。
毎朝キッチンでは届いたさつまいもの皮むきからスタート。
手作業で裏ごしして牛乳を混ぜてペーストにしたら、じっくりオーブンで焼き上げます。
焼きあがったペーストを1つ1つ丁寧に丸くして、隠し味に濃厚で甘さ控えめなホイップクリームを添えてフワフワのお餅でくるんで出来上がり。
はこだて雪んこは冷凍されて販売されています。
常温で半解凍してアイスのように食べるのがおすすめ。
プレーンの他に、カシスやかぼちゃ、サクラなどがあり、どれも手作りの優しい味がして美味しいですよ。
千秋庵は1860年、函館で創業しました。
明治時代に、小樽千秋庵が大正と昭和にかけて旭川と釧路の千秋庵を独立、そして札幌や帯広と千秋庵の暖簾分けのお店ができました。
そのすべての店に受け継がれたのが、「元祖山親爺」というバター煎餅です。
煎餅でありながら、サブレのような優しくほどける口触り。
北海道らしい和洋折衷なお菓子は、大人から子供まで長きに渡り愛されています。
ちなみに、山親爺とは山に住む熊のこと。
昔から変わらない熊の絵が付いたパッケージや黒い缶が目印です。
函館から車で1時間半、江差町の老舗和菓子屋「五勝手屋本舗」の看板商品である「五勝手屋羊羹」。
中でも、赤い筒状のパッケージに入った「丸缶羊羹」は、函館ではもちろん、北海道のお土産として全国的に知られるようになりました。
手を汚さずに手軽に食べる事が出来る工夫として、丸缶タイプが発売されるようになったのは昭和13年のことです。
筒状の容器の底から羊羹を押し出して、付属の糸を用いて切って食べるという独特のスタイルが楽しいです。
最初に押し出した先端部分は糖化しているので、シャリシャリっとした食感を楽しめます。
羊羹は一般的には小豆を使いますが、五勝手屋羊羹は金時豆なので、コクがありながらもさっぱりした味が人気です。
異国情緒のあるお土産も良いけど、一方で函館は道南屈指の大きな港町でもあります。
函館港のほかに専門の漁港があり、写真のように、電球をたくさん付けたいか釣り漁船が待機していますよ。
函館駅前の朝市や大門の居酒屋群はとても有名です。
ここでは、魚介類のお土産もいくつかご紹介します。
函館は北海道といっても、南の比較的暖かいエリア。
太平洋や日本海のほか、津軽海峡やそれに続く陸奥湾、あるいは噴火湾など、近くには穏やかで魚介がすくすく育つ環境がたくさんあります。
名物は、まずなんといってもイカ、そして昆布。
それから根ボッケという回遊しない脂の乗ったホッケやサケ、そして戸井のマグロなど目白押しです。
函館旅行の醍醐味の一つは食、それも美味しいイカを食べることが挙げられます。
獲れたての透明ないかそうめんを、生姜と一緒につるつるっと頂くのが函館スタイル。
沖獲りされたイカは新鮮なうちにサイズ選別をしたのち、まだ生きている状態のままでマイナス40度で急速冷凍されます。
その後すぐに自社工場に運ばれてカットし、1枚ずつ丁寧に薄いシートで包みます。
小分けになっているので、食べたい分だけ解凍できるのが嬉しいですね。
冷蔵庫で解凍し、半解凍状態で盛り付けるのがベストです。
真イカの沖漬けを食べたことはありますか?
函館沖でとれた新鮮な真イカを、1本ずつ特製の醤油ダレに漬け込んだもので、活イカの歯ごたえが残っていて、お酒のおつまみにもご飯のお供にも最高です。
そのまま解凍して、胴体は細切りに、足はぶつ切りにして、内臓と一緒に頂きます。
ご飯に乗せてちょっとお醤油を垂らしたら、ご飯が進みますよ。
戦時中のお米が不足していた時代、なんとかお腹持ちが良い弁当を作ろうと、函館のお隣の森町で発明されたのがイカめしです。
もち米も混ぜていて甘辛く味付けをしたイカめしは、やがて森町だけではなく渡島地方の名産となりました。
国産の真いか(スルメイカ)を使用しているので、ぷりぷりと柔らかく、旨味もたっぷり。
そのままでも食べられますが、真空状態のまま熱湯で温めると、一層美味しくいただけます。
有名な函館のイカめしは、グルメな方へのお土産にぴったりです。
するめいかを使った保存食であるイカの塩辛は、函館の代表的な味覚です。
元々函館では「いか売り」という商売がありました。
早朝に取れたいかをリヤカーで運んで売るのですが、そこで食べられるお刺身は胴体部分。
残ったいかの足やエンペラ(耳)を塩漬けにして保存食としました。
ご飯が限りなく食べられてしまう、旨味成分たっぷりのおかずにもなります。
現在では色々な塩辛が売られています♪こちらは厳選されたするめいかを利用し、とくにお酒にぴったりの相性の一品として知られています。
最近では西洋料理でも塩辛をアンチョビのように使うのが流行っているので、料理上手な方へのお土産としても喜ばれるかもしれません。
できれば、ゆでたジャガイモにバターと塩辛を乗せて食べてみてください。
ジャガイモの香りが大きく広がりますよ。
テレビや雑誌などのメディアで取り上げられるようになり、じわじわと人気拡大中の「塩辛干しちゃった」。
その名の通り、イカの塩辛をフリーズドライ加工した珍味で、そのままお酒のつまみにもいいですが、ご飯に乗せても美味しいです。
第二弾として、北海道産のとうきびを加えた「塩辛ととうきび、干しちゃった」や、北海道産の枝豆を加えた「塩辛とえだまめ、干しちゃった」、北海道産のチーズを加えた「塩辛とチーズ、干しちゃった」も登場しています。
これらの詰め合わせもあり、お土産に人気です。
いくら漬には北海道の各地域によって、それぞれ独自のスタイルがあります。
函館のいくらの特徴は、塩辛さが控えめであっさり食べやすい甘口の味付けのものが多く、特に関西では絶大な人気を誇ります。
最近では健康志向を反映して、関東などそのほかの地域でも人気が出てきました。
オホーツク海で水揚げされた新鮮な秋鮭の良質な卵だけを吟味し、独自の味付けで仕上げた「いくら醤油漬け」は、程よい甘さの味付けなので、ご飯との相性も抜群です。
熱々の炊きたてご飯にたっぷりのせて、豪快にいくら丼を味わってみてください。
函館のお土産として強い人気があるのが「がごめ昆布」。
これは函館の近海でしか取れない種類で、特にネバネバが強いです。
そこには健康成分フコイダンがぎっしり。
フコイダンは抗酸化、抗ガン作用などがあると言われ、日本よりはヨーロッパで研究が進んでいます。
函館のがごめ昆布もまた、実は世界中でかなり注目されています。
ネバネバが強いのでダシには向きません。
ご飯のお供として、とろろ昆布やおぼろ昆布ににするのが一般的です。
とろろ昆布とは、昆布を細かく繊維状にしたものです。
また、おぼろ昆布はカンナで削ったように薄く仕上げたものです。
函館名産のがごめ昆布を、ぜひご家族やお友達の健康のためにどうぞ。
昆布は持ちのするお土産として大人気です。
にしんの昆布巻きは、函館のお土産で人気が高い逸品。
柔らかな昆布で鰊を包み、干ぴょうで絞め、独自の秘伝出汁でゆっくりと炊き上げてつくります。
縁起が良いと言われているにしん。
にしんの昆布巻きは、おせち料理の中に必ずといっていいほど入っていますよね。
にしんは、かつて北海道の厳しい冬の保存食として、命を繋いでくれる親のように大切なものだったため、語呂合わせで「二親」とも書き、子宝成就や子孫繁栄の願いも込められています。
松前漬けは、その名の通り旧松前藩の城下町・松前で、大量に余った数の子を処理する方法として編み出されました。
今では信じられませんが、当時はにしんは肥料として用いられ、数の子をそのままでは食べる人もいませんでした。
そのため、少量のするめいかと昆布を入れて塩に漬けたのが、松前漬けのスタートです。
そのうち、にしんがなかなか獲れなくなったので、昆布とするめいかを増やして醤油ベースしたところ、より一層人気が出たのです。
そして、函館市民みんなに愛される、お土産の顔となりました。
数の子を使ったトラッドな松前漬けの他にも、ホタテを使ったもの、カニを使ったもの、合わせて3種類をまとめたセットをどうぞ。
さっと食べれる美味しいものをご紹介します。
自分へのお土産として常備しておけば、いつでも函館の味が楽しめますね。
函館の元町地区には、異国情緒たっぷりの建物がたくさんあります。
五島軒は、明治以来この地で営業を続けています。
フランス料理やロシア料理、イギリス料理の影響を受けて、いち早く本格派西洋料理をハイカラな函館市民のために提供していました。
筆者も高校生のころ、このレストランに連れて行かれて、大変緊張して食事をした記憶があります。
そんな五島軒でも特に有名なのが、「リッチ鴨カレー」に始まった各種のカレーなのです。
天皇陛下と皇后様も楽しまれた伝統の味は、こくと滑らかさのある優しい味。
この味は、函館お土産の定番、レトルトの「函館カレー」として味わうことができますよ。
北海道のお肉と野菜(たまねぎ、じゃがいも、にんじん)にこだわって作られています。
他にもこの元町地区のカレーと言えば、坂の下の電車通りにある「小いけ」も有名です。
また、トンボロのくるみパンなど、おいしいものがたくさんあります。
教会群や公会堂などの建築、多くのカフェ、坂と港、レンガ倉庫と地ビールのビアホールなど、西洋レトロ好きにはたまらないものばかり。
ぜひゆっくりとこのエリアを訪問して見て欲しいと思います!美しい函館の風景もまた、ご自身の心のお土産となるでしょう。
函館近郊でしか獲れない「がごめ昆布」は、葉一面に複雑な凹凸模様を持つとても珍しい種類の昆布。
このがごめ昆布と北海道産の小麦粉、国内産のもずくを使い、水や食塩は一切使用せずに、丹念に練りこんで作られたコシのある麺が「函館がごめうどん」です。
がごめ昆布のネバネバともずくのヌメリだけで、うどんが練りあがるなんてちょっと不思議ですよね。
本醸造の有機醤油を使った出汁は、昆布や鰹節の風味がしっかりあって、あっさりしたうどんに良く合います。
とってもヘルシーな函館がごめうどんは、誰にでも喜ばれるお土産品としておすすめです。
『もしもツアーズ』や『ヒルナンデス』といったテレビ番組で取り上げられて以来、すっかり全国区になったのがカネニの「かにまん」です。
函館駅から約3分、函館朝市の一角にある「カネニ藤田水産」というカニ直売店の店「かにまん茶屋」では、出来立てホカホカのかにまんを食べることができます。
ラインナップは、かにまん、毛がにまん、タラバまん、かにじゃがまんの4種類。
玉ねぎやタケノコなどの野菜と、それぞれのカニの身がぎっしり詰まったかにまんは、具材に一切の手抜きなし。
品質の良いカニだけを使用しているので、しっかりとカニ本来の味を楽しむことができます。
函館では知らない人はいないという、カールレイモンのハム・ソーセージ。
創業者カールレイモン氏について簡単にご紹介します。
1894年、オーストリア・ハンガリー帝国のボヘミア地方に生まれたカールレイモン氏は、食肉マイスターの称号を受け、ヨーロッパやアメリカで加工技術などを学びます。
帰国途中に立ち寄った日本で、日米合同企業「東洋缶詰」で働くことになり、仕事で赴いた函館で後に妻となる勝田コウと出会い、駆け落ち、ドイツにてハム・ソーセージの店を開きます。
その後、正式に結婚し函館駅前にハム店を開いたのが、株式会社函館カールレイモンの第一歩でした。
それまで肉を食べる習慣がなかった函館の人々は、ソーセージを馬の尻尾みたいだと手に取ろうとさえしなかったと言います。
頑固なまでのドイツ式の製法でハム・ソーセージを作り続けて約70年、愛した函館の地で93歳の生涯を閉じています。
防腐剤など不要な添加物は使わないカールレイモンの商品は、安全かつ質の良い肉の旨味が味わえます。
ソーセージはたっぷりのお湯で5分程茹でたら出来上がり。
さらに、フライパンで焼くと、パリっとした皮の食感を楽しむことができます。
函館山の麓にある「レイモンハウス元町店」では、イートインコーナーで、オリジナル焼きソーセージやホットドックを食べることもできますよ。
異国からといえば、ブラジルからの贈り物が函館に。
函館の歴史にはたくさんの外国人が関わっていますし、最近も「函館民族芸術祭」のように外国文化をウェルカムで受け付けます。
スペイン式のバルもどんどん増えています。
そんな函館にやって来た、ブラジルからの贈り物をひとつご紹介します。
ガラナは函館では良く飲まれているメジャーな飲み物ですが、きっと知らないという方も多いのではないでしょうか。
1950年代の後半、あのコカコーラが日本にやってくると思った飲料メーカーは、ブラジルの炭酸飲料ガラナを日本風にアレンジして対抗しようとしました。
最終的には、コカコーラの進出が遅かった北海道でガラナは生き残ったのです。
特に函館ではコアップガラナの人気が強く、それから長い間市民に愛され、いまや函館の個性的はお土産としても愛される存在となりました。
コカコーラより甘いけど、癖になる炭酸飲料。
ガラナには健康に良い成分も含まれていますし、秋や冬の乾燥しがちなシーズンにも最適なお土産ですよ。
函館の観光名所にもなっている「ラッキーピエロ」は、「ラッピ」と呼ばれ、函館市民に最も愛され親しまれているレストランかもしれません。
北海道道南産の食材にこだわり、一度も冷凍していないフレッシュミートを使用したハンバーガー類が人気です。
一番の人気メニューは全国ご当地バーガー第一位に輝いた「チャイニーズチキンバーガー」。
次いで「ラッキーエッグバーガー」ですが、カレーも8種類、オムライスも7種類ありそのメニューの多さも人気の秘密です。
函館周辺に17店舗、どのお店もそれぞれテーマに基づいたデコレーションやメニューがあり、オリジナルグッズもあるのが楽しいですね。
豊富なオリジナルグッズには、Tシャツ、エコバッグ、エコボトル、マグカップ、グラスなどがあり、函館土産として人気があります。
この他にも、函館のお土産には素敵な商品がたくさんあります。
ハセストことハセガワストアのポークを使った焼き鳥弁当も、近場へのお土産ならおすすめ。
函館に旅行して、素敵なお土産を大切な方へ届けましょう。
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最終更新日 : 2024/07/12
公開日 : 2017/09/04