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スリランカ民主社会主義共和国は、インド南部のインド洋に浮かぶ島国で、首都はスリジャヤワルダナプラコッテです。
スリランカはインドの直下に位置し、 北海道 より少し小さい島国で、その島の形から「インドの真珠」「インドの涙」とも言われています。
時差は日本より3時間30分遅れ、人口は約2,216万、公用語はシンハラ語、タミル語で国民の7割が仏教徒です。
国内の各地に厳かな寺院や貴重な世界遺産が現存しています。
その昔、スリランカは ポルトガル や オランダ 、そしてイギリスの植民地でした。
1948年にイギリスから「セイロン」として独立し、その後、スリランカ共和国という国名を経て、1978年に現在の「スリランカ民主社会主義共和国」となりました。
国名をスリランカと改めた「シリマヴォ・バンダラナイケ」は世界初の女性首相としても有名ですね。
ちなみに、スリランカ=光り輝く国という意味です。
また、現在もスリランカの主たる島は、馴染み深い旧い国名からセイロン島と呼ばれています。
以前は、内戦が長期にわたり繰り返され混沌としていましたが、現在は平和を取り戻し、連日多くの観光客が訪れるようになりました。
自然と人々がありのままに共存するスリランカ。
トレッキングや登山はもちろん、何とゾウにも乗ることができます。
また、ビーチや山間のリゾート地には、世界的に著名なスリランカ出身の建築家「ジェフリーバワ」が設計したリゾートホテル「ザ・ブルーウォーター」、「ジェットウィング・ライトハウス」などがあります。
スパイスや宝石の産地としても有名で、名産品の「セイロンティー」は100%スリランカ産です。
香り高く風味豊かな紅茶として世界中に愛されています。
その他、日本でも話題になった「アーユルヴェーダ」は、実はスリランカに古くから伝わる医療法です。
心身共に内部からデトックスし、美や健康を保つ効果があるとされています。
リフレッシュ旅行としてスリランカを選ぶ女性も多いのだそう。
これまでの歴史から、複数のヨーロッパの国の文化と地元の文化が入り交じり、異国情緒溢れる美しい光景も必見です。
日本からスリランカへは約10時間ほどのフライトになります。
成田空港からコロンボ(バンダラナイケ国際空港)への直行便が運行されています。
その他、成田はじめ札幌・羽田・中部・関西・福岡空港から、東南アジアの主要都市(シンガポール、バンコク、クアラルンプール等)経由〜バンダラナイケ国際空港への航路がメジャーな行き方です。
また、スリランカ内のメインの移動方法はバスで、タクシー等も利用できます。
スリランカの気候を大きく分けると雨期と乾期に分かれますが、1年を通じて暖かい気候と言えます。
島国のため周囲の気候の影響を受けやすく、地域毎に気候が異なります。
年間通して湿気が高く、雨期は4~6月と10~11月、訪れるなら乾期である1~3月をおすすめします。
こちらも湿気が高く、雨期は5~7月と10~11月。
12~1月はかなり気温が下がるため、訪れるなら乾期の1月〜3月ごろをおすすめします。
雨期は10~1月。
日中は猛暑地帯になるため、乾期であり、気温も過ごしやすい2~5月がおすすめです。
5月~9月は南西モンスーンにより、南西部や高地が多雨となり、11月~3月は北東モンスーンにより、北東部に多くの雨が降ります。
スリランカを訪れる際、主要となる都市部のコロンボは、年間の平均気温が25度前後の安定した温かい気候です。
ただし、高原地帯は朝晩かなりの温度差があり冷え込みますので、上着や突然のスコール対策に雨具を持っていくことを忘れずに。
通貨はスリランカ・ルピー(LKR)
補助通貨として「セント」、こちらは流通が少ないようです。
紙幣は5000、 2000、 1000、500、100、50、20、10に計7種。
硬貨は10、5、2、1ルピー。
100LKR=約37円(2022年12月現在)です。
為替レートを勘案すると、物価はかなり日本よりお安いです。
グルメやショッピングはあまりお財布を気にせず楽しめます。
しかし、ホテル事情があまり良くないので、安ホテル(1000円〜3000円程度)だとシャワーやエアコン等の設備がありません。
一定の設備が整っている高級ホテル(5,000円〜15,000円程度)に泊まるとなると、宿泊代は日本とあまり変わらないことを覚悟しておきましょう。
2022年12月現在、スリランカ全土には外務省による危険情報(レベル1)が発出されています。
筆者が訪れた時点では特に身の危険を感じることはありませんでしたが、貴重品を含む手荷物の管理は徹底して行うようにしましょう。
親日国であるスリランカは穏やかな国民性で知られ、人々はどこで出会っても笑顔で挨拶を交わしてくれます。
ここ数年は経済状況が悪化しており政府に対する不満の高まりが懸念されていますが、観光を楽しむ分には基本的に問題ありません。
また、現地では PickMe(ピックミー) というアプリでタクシーやトゥクトゥクを手配することができるので、ぜひ利用してみてください。
UberやGrabといった配車アプリと同様に、行き先を入力するだけで乗車料金の目安が表示されるため便利ですよ。
観光にかかる費用は、1日あたり5,000円〜7,000円が目安。
これはホテルなどでの宿泊費を除いた金額となります。
スリランカは物価が安い国ですが、訪れる観光地によっては入場料が高くついてしまうことも。
観光をスムーズに楽しむなら、現地で必要となる入場料をあらかじめ取っておくのが理想です。
現地ツアーは意外と高めなので、路線バスやトゥクトゥクを活用しながら旅費を節約するのも良いでしょう。
スリランカにはたくさん寺院があります。
寺院では、入口で手荷物検査と服装チェックが行われる場合が多いので、 キャミソール、ミニスカート、短パンなど、露出の多い服装は避けましょう。
また、参拝時は帽子も脱いで、白い服が聖装とされているため、派手な色は避けるようにしてください。
スリランカ人にとってお寺は神聖な場所で、靴を必ず脱がなければいけないので、ビーチサンダルなど着脱しやすい履物を持参するのをおすすめします。
日本でもお馴染みの「ライス・カレー」が最もポピュラーな食べ物です。
主食は日本と同じく米なのも嬉しいところ。
様々なテイストのカレーと一緒にして頂きます。
カレーの具はお肉、お魚、野菜と種類豊富なため、飽きることはありません。
スパイスの産地であるため、中にはとてもスパイシーなものもあります。
しかし、マイルドな味付けもたくさんあり、本格的なスパイスの香りと、濃厚でまったりコクがあるルーが口いっぱいに広がりとても美味です。
常夏の国ということで、アボガドやココナッツを使った料理が多いのも嬉しいですね。
そして、メインの飲み物はもちろんお茶で、地元の人たちは最低1日3杯はお茶を飲むそうです。
おかずとごはん、カレー好き、お茶好きなところは日本とちょっと似てるかもしれませんね。
スリランカは小さな島国ですが、国土全体に見どころが点在し、とにかく見応え満載です。
ビーチリゾートはもちろん、トロピカルな植物に囲まれたジャングル、仏教をはじめとする宗教の聖地まで、バラエティ豊かな魅力を誇ります。
アジアでも他の国に比べると都市間の距離が短いので、各都市に1日ずつ滞在しながら主要な観光地を巡るのも可能です。
ここからは多くの観光客が訪れる代表的な観光地をエリアごとにまとめているので、スリランカを訪れる際はぜひ参考にしてください。
スリランカの最大の都市コロンボ。
日本からスリランカへアクセスする際の玄関口でもあります。
有名なコロンボ大学などの学校や研究所、国立美術館、教会やモスク、仏教やヒンドゥー教の寺院が多く建てられています。
人々の現代的な生活風景と植民地時代を色濃く遺した建物郡からは、街並みの中で新旧が交差していることがうかがえますね。
スリランカの主要企業の大半がコロンボに本社を置いているという、とても活気のある街です。
また、市内のペター地区には国内最大のマーケットがあるためショッピングも楽しめますよ。
コロンボを代表する見所をご紹介します。
1877年にセイロン総督であったウィリアム・グレゴリーによって造られたスリランカ最大の博物館。
スリランカ以前の歴史の文明(紀元前4世紀以前アヌラーダプラ王国時代)の遺跡や、スリランカの民俗や歴史を見ることができます。
展示内容は、仏像をはじめとする仏教関連の遺物から民族衣装まで多岐に渡ります。
スリランカ旅行のはじめに訪れれば、観光がさらに楽しくなること間違いなし!
館内は意外と広いので、時間に余裕を持って見学するようにしましょう。
住所 : Sir Marcus Fernando Mawatha, Colombo 00700
マップ : Googleマップ
アクセス : コロンボ・フォート駅より車で約11分
電話番号 : +94 11 2 695366
休館日 : 祝日(土日は開館)
開館時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人 1,200LKR/子ども 600LKR
公式サイト : コロンボ国立博物館
スリランカでは遥か昔から仏教が信仰されています。
ガンガラーマ寺院は、ベイラ湖畔にあるコロンボ最大の寺院。
境内に立つ巨大な菩提樹は、スリランカ最古の都で仏教の聖地として知られるアヌラーダプラの分け木から育てたものなのだそう。
地元ではパワースポットとして親しまれ、連日多くの人々が参拝に訪れています。
仏教を深く知りたいのであれば、この地を訪れるほかはないとも言われている神聖な場所です。
湖の上に浮かぶ寺院も共通チケットで拝観できるので、ぜひ足を運んでみてください。
住所 : 61 Sri Jinarathana Rd, Colombo 00200
マップ : Googleマップ
アクセス : コロンボ・フォート駅より車で約9分
電話番号 : +94 11 2 435169
定休日 : なし
営業時間 : 6:00〜22:00
料金 : 一般 400LKR
公式サイト : ガンガラーマ寺院
市内にある広大な湖で周りは緑にあふれています。
街の喧噪を忘れてのんびり過ごすことができ、地元の人たちの憩いの場としても愛されている場所です。
湖畔に位置するのは、2022年9月にオープンしたばかりの新名所「Lotus Tower(ロータス・タワー)」。
夜には美しいライトアップも施され、昼間とは違った趣が楽しめます。
湖畔には遊歩道が整備されているので、街歩きのついでに立ち寄ってみると良いでしょう。
ペター(Pettah)は、コロンボの下町にあたる地域。
一帯には小さな屋台がたくさん出ていて、雑貨や衣料品、グルメなどのスリランカの名物をたっぷり堪能することができるため、毎日多くの人で混雑しています。
おすすめグルメは、マーケットのあちこちで売られているアボガドミルクシェイク。
この市場は広大なので、初めて訪れる人には範囲が少し分かりにくいかもしれません。
筆者はペター地区の北側に位置する「ジャミ・ウル・アルファー・モスク」を目指してアクセスしました。
地元の人たちの熱気と活気に溢れるマーケットです。
独特の異国情緒を味わうなら、ぜひお見逃しなく。
住所 : Pettah, Market Street, Colombo, Western Province, Sri Lanka
マップ : Googleマップ
アクセス : コロンボ・フォート駅より徒歩5分
電話番号 : 0725652773
定休日 : なし
営業時間 : 【土〜水曜】8:30〜19:00【木・金曜】9:00〜18:00
スリランカの中部に位置するシーギリヤは、スリランカを訪れたら絶対に行くべきと言われている文化遺産の一つです。
かつて遡ること5世紀に「狂気の王」と呼ばれたカッサパ1世(在位477〜495年)により建造された、岩上の王宮跡や周囲を囲む水路、庭園、貯蔵施設などの要塞として栄えた城の遺跡を見ることができます。
この城はなんと、完成後たった11年ではかなく散ったと言われています。
その佇まいが、ジブリアニメの「天空の城ラピュタ」に似ていることから観光客に人気を博しています。
周囲ををゾウに乗って30分かけて観光することができます。
火道内のマグマが硬化した岩櫃。
その形は楕円柱状で、標高おおよそ370m、岩の高さは約195m、そのものが切り立った崖です。
間近で見ると、何者も寄せ付けないような圧倒的な迫力があります。
とても大きな獅子の足をかたどった門。
現在は足のみになってしまいましたが、以前は獅子の頭部もあり、人が獅子の口の中に入る構造になっていたのだそう。
岩山の中腹にはフレスコの女性像が描かれおり、おおよそ500体ありました。
現在は風化が進み、18体のみ見学することができます。
横たわる釈迦像は風化が進んでいますが、かなりの大きさです。
サルやトカゲ、コブラなど多くの動物たちも住んでいます。
遥か昔からここで人と共存しているのでしょうね。
1982年、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
住所 : Sigiriya, Sri Lanka
マップ : Googleマップ
アクセス : ダンブッラより車で約20分
電話番号 : 077 544 6135
定休日 : なし
営業時間 : 6:30〜17:30
料金 : 30ドル
公式サイト : シーギリヤ
ダンブッラの黄金寺院は、コロンボの東方のダンブッラに位置する、国内で最も保存状態がよい石窟寺院です。
その歴史は紀元前3世紀まで遡り、当時は最大規模の重要な僧院でしたが、紀元前1世紀頃に寺院になりました。
高さ150mの岩山の中腹に建てられた石窟は、アヌラーダプラ時代(紀元前1世紀〜993年)、ポロンナルワ時代(1073年〜1250年)にほとんどの部分が建設されたと言います。
黄金寺院には、現在確認されているだけで80以上の洞窟、5つの重要な寺院があります。
重要な寺院のそれぞれの内部には、釈迦とその生涯を描いた聖像や絵画があり、釈迦像(153体)、スリランカ王像(3体)、ヒンドゥー教の神像(4体)が祀られています。
麓の入り口はかなりシュールです。
こちらは博物館になっています。
釈迦によるマーラへの説法、スリランカの歴史に関係のある内容が描かれた壁画の面積は2,100㎡にも達します。
また、第2窟内に湧いている泉の水には病気を治す効力があると言われています。
足下に釈迦のお気に入りの弟子のアナンダの像、頭部のそばにヴィシュヌの像が祀られています。
岩窟内部は神聖な空気に充ち満ちており、スリランカ屈指のパワースポットとして参拝者が絶えません。
1991年、人類の創造的才能を表現する傑作して、ユネスコ世界遺産に登録されました。
住所 : Kandy - Jaffna Hwy, Dambulla,
マップ : Googleマップ
アクセス : コロンボから車で約4.5時間、キャンディから約3時間
電話番号 : +94 66 2 283605
定休日 : なし
営業時間 : 7:00~19:00
料金 : 2,000ルピー
注意点 : 野生の猿がいたるところにおり、噛まれると狂犬病の恐れがあるので餌をあげないでください。
スリランカ中部州、セイロン島の中央にある都市キャンディは人口約12万人、スリランカ中部における中心的な都市です。
かつてシンハラ人のキャンディ王国(1469年〜1815年)の最後の都として栄えていました。
地名のキャンディとは「山」という意味を持つシンハラ語「カンダ」が起源とされており、また、別称としてマハー・ヌワラ (大都市、首都)とも呼ばれています。
スリランカの仏教の聖地で、その歴史的な重要性から、街丸ごとがユネスコ世界遺産に登録されています。
中でもキャンディ王宮建物群や、仏陀の犬歯があるとされる仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)は大きな見所です。
キャンディ王国時代に建てられた荘厳な宮殿。
建物の大部分は博物館として一般公開されています。
コロニアル様式の建築は、この国が歩んできた複雑な歴史背景を物語ります。
ポルトガルの占領下では留置所として使われていたのだそう。
現在でも、一部はイギリスの公的機関として使用されています。
近くの劇場では王国時代より伝わる伝統舞踊ショー(Kandyan Dance)が毎晩開催されているので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
住所 : 15 Raja Veediya, Kandy 20000
マップ : Googleマップ
アクセス : キャンディー駅より徒歩20分(車の場合は約7分)
電話番号 : 0812 234 226
定休日 : 毎週火曜
営業時間 : 9:00〜16:00
料金 : 2,000ルピー
外観でまず目に入る八角堂。
仏歯寺に奉納されているブッダの仏歯については言い伝えがあります。
紀元前543年にインドにてブッダが火葬された後、4世紀にインドのオリッサ州カリンガの王子がこれを隠して持ち込み、アヌラーダプラに奉納されました。
仏歯は王権の象徴とされ、権力に従い移動を繰り返しましたが、現在は聖地キャンディに納められています。
仏歯がおさめられている部屋が開放される時間は、午前5時半と、午前9時半と、午後6時半の1日3回。
事前に時間をチェックして訪問するようにしましょう。
住所 : Sri Dalada Veediya, Kandy 20000
マップ : Googleマップ
アクセス : キャンディー駅より徒歩20分(車の場合は約7分)
電話番号 : +94 81 2 234226
定休日 : なし
拝観時間 : 5:30〜20:00
料金 : 2,000ルピー(キャンディ王宮と共通)
公式サイト : ダラダー・マーリガーワ寺院
スリランカ北中部州にあるポロンナルワは1017年から1255年までスリランカの首都として栄えていました。
ワタダーゲ (円形の仏塔跡)、ハタダーゲ (仏歯寺跡)、ランカティラカ (仏殿)など貴重な遺跡が遺されています。
遺跡群は南北5kmの範囲に及び、かの有名なアンコールワットにも並ぶほど広大な遺構です。
当時の最先端の技術で造られた都市。
かつて12〜13世紀頃の全盛期にはタイやビルマからも僧が訪れ、仏教の都市として機能していました。
ひっそりと佇み当時の繁栄の名残を現在に伝えてくれます。
敷地内はとても広大なので、自転車や車をチャーターして観光する事も可能です。
また、こちらはユネスコ世界遺産に登録されています。
なお、現役の仏教施設なので土足厳禁となっています。
住所 : Polonnaruwa, Sri Lanka
マップ : Googleマップ
アクセス : ポロンナルワ・クロックタワーより徒歩約5分
電話番号 : 0272 227 121
定休日 : なし
営業時間 : 7:00〜17:00
料金 : 25ドル
キャンディからバスで約2時間、スリランカの中部州、中央高地の南側にあるヌワラエリヤ。
標高1,868mの地域に位置し、緑豊かな美しい風景が広がります。
年間の平均気温は16℃、朝晩は10℃ほどに冷え込み、スリランカとは思えない涼しい気候を生かして生産されるセイロンティーが有名で、至る所に紅茶畑があります。
イギリス植民地時代は避暑地として栄えていて、当時のイギリスらしい建物が多く残っているのが特徴です。
英国式のグランドホテル。
スリランカとは思えない佇まいですね。
どこもかしこも茶畑、段々畑が広がっており、とてものどかな光景です。
ありのままの自然が多く、動物達もそこかしこに住んでいます。
ヌワラエリヤの鮮やかな緑の茶畑の中のブルーの建物の紅茶工場。
数ある紅茶工場のなかでも比較的新しい工場でレストランを併設しており、工場見学後、ランチビュッフェを頂くことができます。
世界有数の紅茶の生産地、ヌワラエリヤのセイロンティーのクオリティは格別です。
住所 : Nuwaraliya, road, Ramboda, Sri Lanka
マップ : Googleマップ
アクセス : ヌワラエリヤ中心部より車で約50分
電話番号 : 077 784 7847
定休日 : なし
営業時間 : 8:00〜18:30
料金
: 無料
公式サイト : ブルー・フィールド・ティーファクトリー
スリランカのサバラガムワ州ケーガッラにある、ピンナワラのゾウの孤児院では、親を亡くしたり、はぐれてしまった子ゾウが保護されています。
ここで生育したゾウはその後、寺院やゾウ使いの元へと引き取られていくそうです。
見所は1日に2回ある、ミルクとフルーツをあげる時間と水浴びの時間です。
ミルクを一生懸命に飲む子象の姿はとてもキュートですよ。
また、川ではゾウの愛らしい姿を見ることができます。
気持ちよさそうに水浴びしている姿や、子供の像が楽しそうに遊んでいる様子、体全体は水の中につけているのですが、鼻だけ出してる姿など普段は見れない光景です。
象使いさんに水をかけてもらって気持ち良さそう。
こちらはご挨拶中でしょうか。
表情がはっきりと分かるくらい、とにかくゾウが近いです。
ゾウの赤ちゃんのバスタイム。
ご機嫌のようです。
現在は100頭以上のゾウが保護されているそうです。
住所 : Elephant Orphanage, Greenland Rd, Rambukkana, Sri Lanka
マップ : Googleマップ
アクセス : ピンナワラ(Pinnawala)バス停より徒歩すぐ
電話番号 : +94 35 2 265284
定休日 : なし
営業時間 : 8:30~17:30
料金 : 大人 3,000 LDR/子ども(3〜12歳)1,500 LDR
公式サイト : ピンナワラ象の孤児院
スリランカ南西海岸の先端部、南部州に位置するゴールは、ゴール県の州都でスリランカ最南端の主要都市です。
その形状はインド洋に突き出た半島で、周囲は泥とサンゴ石で造られた城壁で取り囲まれており要塞化しています。
植民地時代、ヨーロッパ人が南アジアや東南アジアに建設した典型的な城塞都市として、その城壁は現在でもアジア最長とされています。
ヨーロッパの建築様式と地元の伝統が交った風景が広がる小さな町で、ゆっくり歩いても半日もあれば散策できます。
「ゴールの旧市街と要塞」として、街全体がユネスコの世界遺産に登録されています。
スリランカ最古のプロテスタント教会です。
創建は1640年で、1752年から1755年にかけて現在の形に改装されました。
約400年近い歴史を誇る教会ではありますが、今でも毎週日曜にはミサが行われ、多くの信者が集います。
内部は一般公開されており、パイプオルガンや床一面に敷き詰められた古い時代の墓石など見学することができます。
美しい装飾が施されたステンドグラスも見どころの一つです。
オランダ植民地時代に起源を持つ、メーラモスク。
この辺りには、多くのイスラム教徒が暮らしています。
この建物は英国のビクトリア朝とイスラム様式を融合したデザインをしているのが特徴です。
一見新しいようにも思えますが、築年数は実に300年以上を数えます。
オランダ教会と並ぶ、世界遺産の町・ゴール(Galle)を代表する観光スポットとして親しまれています。
内部は一般公開されていますが、女性は肌の露出が厳しく制限されているので、訪れる際は注意が必要です。
旧市街を囲む城壁も欠かせない見どころの一つ。
一面の緑の草に覆われた城壁からは、城塞都市であった時代の面影が漂います。
最初の砦が築かれたのは、ポルトガルの支配下に置かれていた1598年のこと。
現在見られる姿は、その後に覇権を握ったオランダが拡張したものが原型なのだそう。
イギリスの統治下となった19世紀にも破壊されることなく、現在に至ります。
島を囲む古い要塞の先端に設けられた白い灯台。
高さ18mを誇るこちらの建造物は、ゴールのランドマーク的存在です。
周辺にはヤシの木が立ち並び、スリランカとは思えないような光景が広がります。
イギリス植民地時代にあたる1848年に築かれたのがはじまりですが、現在見られるものは二代目なのだとか。
初代の灯台は火災を原因に消失してしまいましたが、1938年に再建を果たし、今日に至っています。
ゴールは西洋風の趣が漂う素敵な街並みも魅力の一つ。
路上にはカフェやレストランのほか、ブティックなどが立ち並んでいます。
旅行者が集う人気の観光地であることから、スリランカ土産を取り揃える店も多く軒を連ねています。
旧市街はコンパクトなサイズ感なので、徒歩で散策するのに最適。
気の赴くままにゆっくりと歩いてみるのが、ゴールならではの楽しみ方です。
南部州ゴール県の都市であり、ゴールから北西に17kmのところにあるヒッカドゥワ。
コロンボとゴールを結ぶゴール・ロード沿いに位置し、コバルトブルーのビーチ、サーフィン、美しいサンゴ礁を覗けるシュノーケリングを楽しむことができます。
また、こちらのサンゴ礁はヒッカドゥワ国立公園として、海洋国立公園にも指定されています。
いざゴーグルをつけて海中を覗けば、そこには一面のサンゴ礁と熱帯魚が見えます。
ウミガメの産卵地としても有名なので、タイミングが合えばこんな貴重な体験もできるかもしれません。
現地で行われている、ホエールウォッチングのツアーに参加すればイルカやクジラを見ることもできますよ。
ヒッカドゥワも、2004年のスマトラ島沖地震の津波により、大きな打撃を受けました。
その際、救援物資として多くのミシンが寄贈され、現在のヒッカドゥワには多くの衣類店が出店しているので必見です。
スリランカ南東部にあるヤーラ国立公園は、国内で2番目に大きく、最も訪問客が多い国立公園です。
こちらではジープでのサファリツアーを体験できます。
孔雀や鷹、猿にシカ、クマ、大トカゲ、キングフィッシャー、ワニ、象、バッファロー、運が良ければヒョウに出会えることもあります。
公園内には多くの動物達が生息しており、貴重なありのままの生活を垣間見ることができます。
野生のクジャクは、羽を広げると大きくてものすごい迫力です。
大トカゲも悠々と生活しています。
日本では出会ったら恐怖の対象であるクマも、普通に道路を歩いています。
水牛の群れ。
彼らもありのままの暮らしています。
運が良ければヒョウのこんな場面に出会えるかもしれません。
サファリツアーは言い値で値段に差が出ます。
しっかり交渉するようにしましょう。
住所 : Kiranda Tissamaharama,Moneragala,Colombo,Southern Province, Sri Lank
マップ : Googleマップ
アクセス : ティッサマハラマ(Tissamaharama)より車で約30分
電話番号 : 077 946 3517
定休日 : なし
営業時間 : 6:00~18:00
入園料 : 大人 20〜25ドル/子ども 10〜15ドル ※時期によって異なる
公式サイト : ヤーラ国立公園
スリランカのおすすめ観光スポットをご紹介しました。
少しでもスリランカという国のイメージが伝われば幸いです。
奥深く、人々の活気溢れるアツい国スリランカは、 人生観が変わるほど素晴らしい場所ですので、ぜひとも一度は足を運んでみてください。
最終更新日 : 2022/12/16
公開日 : 2017/01/23