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平塚市は、神奈川県のほぼ中央、湘南エリアの中央部に位置する街です。
神奈川県下では横浜市・川崎市・横須賀市に次いで4番目の規模を誇り、湘南地区最大の中核都市を成しています。
東京からは南西方向に約60kmの場所に位置し、東京駅からはJR東海道線の直通を利用すれば1時間程度で到着することができます。
全国的な知名度も高く、毎年7月に開催される豪華絢爛な「七夕祭り」や、サッカーJリーグの「湘南ベルマーレ」のホームグラウンドがあることでも知られています。
近年では新しい観光スポットの誕生や大型ショッピングモールの出店も相次ぎ、神奈川県内でも注目度が高まっている街です。
自然に恵まれ、海・山・川の三拍子揃った景観が楽しめることも平塚の魅力です。
風光明媚な約4kmに及ぶ海岸線のほか、相模川下流に広がる「湘南潮来」の眺望、湘南平など里山の景観など、素晴らしいスポットが豊富にあります。
特に厳選された8つのスポットは「平塚八景」と呼ばれ、平塚が誇る抜群の絶景を満喫できるところです。
他にも、四季折々の花を楽しめるスポットや、絶品の平塚グルメが味わえるスポット、貴重な史跡が残るスポットなど、市内のいたるところに見逃せない観光名所が点在しています。
平塚の市域は広大で、見どころが点在しているため、一度に主要な観光スポットを周遊するのは大変かもしれません。
湘南・平塚の海とグルメを満喫する、文化財や史跡・パワースポット巡りを楽しむなど…テーマを絞って観光してみるのもおすすめです。
デートや女子旅、ファミリーや一人旅など、観光スタイルに合ったコースを楽しんでみましょう。
「平塚」という名前の由来については諸説ありますが、平塚市のホームページでは下記の伝承が紹介されています。
平安時代中期の天安元年(857年)の頃、桓武天皇の孫娘にあたる真砂子が、京都から東国に下向途中にこの地で亡くなったそうです。
時が過ぎ、姫の遺体を埋めた塚(墓)が崩れて平らになったことが「平塚」の名前の由来なんだとか。
その塚は今も現存し、「平塚の塚緑地」という公園として整備されていますよ。
平塚の玄関口はJR東海道本線の「平塚駅」です。
私鉄を含めて市内唯一の駅となりますが、都心からのアクセスも良好で、東京駅からの直通便に乗ればちょうど1時間で到着します。
平塚駅から市内各所までは「神奈川中央交通バス」などのバス路線が充実しています。
都心方面からマイカーで訪問する場合は、東名高速道路(厚木IC)から小田原厚木道路に合流し、平塚ICで降りるのが最短です。
圏央道の「寒川南IC」で降りて、相模川に架かる銀河大橋を渡ってもたどり着けます。
神奈川県内各地からは、国道の1号線や134号線・129号線などの多くの道路が平塚まで経由しています。
絶景スポットとして有名な「湘南平」や、相模湾を望む雄大なビーチなど、平塚は魅力的な観光資源に恵まれた街です。
このような定番スポットの他にも、広大な市域を持つ平塚には訪れる人を惹きつけるスポットが豊富にあります。
ここでは、四季折々の花々が楽しめる公園や高いご利益を期待できるパワースポット、登場したばかりのショッピングモールまで幅広くご紹介します。
素敵な場所にも関わらず、地元の人以外にはあまり知られていない穴場スポットもありますよ。
湘南を代表する絶景スポットとして、また抜群の夜景が楽しめるデートスポットとしても知られる「湘南平」。
平塚市と大磯町にまたがる「高麗山公園」のうち、高麗山(こまやま)と泡垂山(あわたらやま)の山頂付近一帯を指す名称です。
この山頂の高台から望む眺望は絶景で、眼下の相模湾のほか、富士山や箱根山塊、三浦半島などの景観を圧巻のパノラマビューで楽しむことができます。
その景観の素晴らしさは、「かながわの景勝50選」や「かながわ未来遺産100」「夜景100選」等数々のノミネートに選出されているほど。
平塚観光には絶対外せないおすすめスポットです。
平塚の市街地から望む高麗山の全貌です。
標高は180mと高くはないのですが、周囲に高い山などが存在しないため、ひときわ目を引きますね。
山頂には湘南平のシンボルであるテレビ塔が確認できます。
湘南平までのアクセスは、公共交通機関を利用した場合には、平塚駅よりバスで20分程度の所要時間となります。
マイカーを利用する場合には、狭くて急な坂道を登りきる必要がありますが、無料の大型駐車場が用意されています。
駐車場から湘南平までは徒歩2分程度です。
湘南平(高麗山公園)はそれほど広い敷地があるわけではありませんが、見どころが凝縮されています。
まずは案内図を見て、おおよその場所を確認しておきましょう。
湘南平はどの角度から眺めてもパノラマビューの絶景が楽しめます。
こちらは大磯方面の眺望ですが、光り輝く相模湾の水平線が絵画のように見えますね。
平塚海岸・茅ヶ崎方面の眺望です。
相模川河口に架かるトラスコ湘南大橋や茅ヶ崎海岸、遠くには江の島や三浦半島が確認できます。
湘南平で鑑賞できる絶景は海側だけではありません。
山側に目を移しても素晴らしい光景が広がっています。
丹沢山系や箱根、富士山や大山などの眺望を楽しむことができますよ。
湘南平には、「テレビ塔展望台」と「レストハウス展望台」の2か所の展望台が設置されています。
こちらはテレビ塔展望台ですが、筆者が訪れた時(2023年11月)は、改修工事中で入場することができませんでした。
近日中に工事が完了するとのことで、再開が待ち遠しいですね。
それでは、もう一つの展望台であるレストハウス展望台に入場してみましょう。
このレストハウスには、1階がテイクアウト専門の「ホノルル食堂」、2階部分には「海の上テラス」というカフェ&レストランが営業しています。
2階より上が展望スペースとして開放されています。
レストハウス展望台から望む相模湾の眺めです。
キラキラした海の景観が素晴らしいですね。
テレビ塔や頂上広場の向こうには、雄大な湘南の海が広がります。
遮るものがない圧巻のパノラマビューです。
湘南平といえば、「恋人の聖地」としても有名ですね。
忘れてはならないものが、レストハウス2階部分に設置された「愛の南京錠・ainowa」です。
恋人同士が永遠の愛を誓う「愛の南京錠」は、実は1980年代に湘南平で始まったのがルーツなんだとか。
デートで訪れる際には、指輪をデザインしたモニュメント・ainowaで、お互いの愛を確かめ合うのもおすすめですよ。
南京錠はレストハウス売店で販売されています。
湘南平のある高麗山公園には、自然豊かなハイキングコースが複数設置されています。
ハイキングを満喫しながら山頂の湘南平を目指してみるのも楽しいかもしれませんね。
湘南平すぐ近くのハイキングコースにある「硯水の池」です。
うっかり見過ごしてしまいそうな小さな池ですが、実は仇討ちで有名な曽我兄弟ゆかりの伝説が残されています。
ハイキングコースには、このように貴重な史跡も点在していますよ。
住所 : 神奈川県平塚市万田790
マップ : Googleマップ
アクセス : 「湘南平」バス停より徒歩すぐ
電話番号 : 0463-31-6722(高麗山公園レストハウス管理事務所)
定休日 : なし
営業時間 : 公園は24時間開放(レストハウスは9:30~21:30)
料金 : 無料
湘南の海といえば、鎌倉や江の島、お隣の茅ヶ崎あたりを思い浮かべる人が多いと思いますが、平塚も負けていません。
全長4kmに及ぶ平塚の海岸域には、海水浴場をはじめ、砂遊びやサーフィンなどのマリンスポーツを楽しめるスポットがたくさんあります。
「平塚砂丘」という雅やかな愛称がつけられた平塚海岸は、富士山を望む絶好の景勝地、夕日スポットとしても知られ、「平塚八景」のひとつである「平塚八景の夕映え」にも指定されているほどです。
全体的にはあまりリゾート化されておらず、素朴な風景が広がる海岸ですが、のんびりとビーチで過ごしたい人にはおすすめですよ。
そんな平塚海岸にあって、「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク」はひときわ賑やかなビーチスティを楽しめるスポットです。
ビーチバレーやビーチサッカーなどが楽しめるスポーツ施設のほか、ボードウォークや飲食ブースも設置され、夏には海水浴場も開設されます。
スポーツ施設も、空いている時間なら無料で利用することができるのも嬉しいポイントです。
平塚駅からは徒歩(約20分)でアクセスすることができます。
広大な芝生広場や屋外市営プール、フットサルコートなどのスポーツ施設を備えた「湘南海岸公園(平塚)」は、平塚海岸への玄関口。
マイカーで平塚海岸の訪問計画を立てている人は、こちらの駐車場を利用するのもおすすめです。
91台の収容スペースを持つ湘南海岸公園の駐車場は、なんとオールシーズン無料で開放されています。
こちらの公園の目の前にある国道134号線を渡れば、すぐに湘南の海です。
「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク」は、平塚海岸のほぼ中央に位置しています。
平成2年(1990年)に開催されたイベント「サーフ'90」をきっかけとして、同年に通年利用できる未来型ビーチとして誕生しました。
各種ビーチスポーツやマリンレジャーを楽しむのはもちろん、飲食ブース等も充実しているので、海を眺めながらのんびりと滞在してみるのもおすすめです。
パーク内にはボードウォークが設置されているので、靴に砂が入る心配もなく快適な散策が楽しめます。
よく晴れた日には、ボードウォーク上で日向ぼっこするのも気持ち良いでしょう。
湘南・平塚の海も目の前に広がります。
ビーチバレーのコートは全部で10面、その隣にはビーチサッカーや珍しいビーチラグビーのコート(各1面)も設置されています。
使用料だけでなく、ボールやゴールなども無料でレンタル可能なのも嬉しいですね。
ビーチセンターは、施設の受付や器材のレンタルを行うほか、シャワーやトイレ、レストランなども併設しています。
「BEACH BAR SUCCA」は、「波打ち際から5秒の食卓」をコンセプトにしたカジュアルレストランです。
ハンバーガーやカレー、サンドウィッチなどの軽食のほか、浜辺に似合うカクテルやワイン、100%ジュースなどドリンクメニューも豊富にあります。
海水浴シーズン以外は、ビーチセンター2階も客室として開放されるので、海を眺めながらの贅沢な食事を満喫することができますよ。
夏期(7月中旬~8月)に海水浴場となる砂浜です。
神奈川の海水浴場としてはメジャーな存在ではありませんが、遠浅の海岸で波も穏やかな印象を受けました。
さらに、シーズン中はライフセーバーも常駐しているので、小さな子供連れでも安心して楽しむことができますよ。
2階建ての展望台も設置されています。
本来は津波が起きた時に一時避難する場所として設置されたもので、約360人の収容が可能だそうです。
すぐ隣にはビーチバスケットのコートがありました。
展望台のすぐ裏手に入り口のある「しおさいの森」です。
元々は海からの砂や風を防ぐ防風林として整備されたものですが、小さな森林浴を楽しめる憩いの空間となっています。
道路を挟んで湘南海岸公園にも設置されている「しおさいの森」ですが、遊歩道も整備されており気軽な散策が楽しめます。
海のレジャーに飽きたら、こちらの森でリフレッシュしてみましょう。
メジロやシジュウカラなどの野鳥に出会えるかもしれません。
相模川の河口域から約4kmに渡る平塚海岸は、ビーチパークを経由して大磯海岸まで繋がっています。
こちらは大磯方面にある虹が浜海岸の様子ですが、観光ビーチとは程遠い素朴な原風景ですね。
人影はほとんどなく、砂丘というよりも砂漠に近い印象を受けます。
そんな虹が浜に、平塚八景のひとつ「平塚砂丘夕映え」の碑がありました。
日中は荒涼とした感じですが、伊豆大島や箱根連山、富士山を背景にした夕日の眺望は言葉を失うほどの絶景だそうです。
住所 : 神奈川県平塚市高浜台33-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 平塚駅南口より徒歩20分
電話番号 : 0463-23-4781
定休日 : 10月~3月の毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日が休み)
営業時間 :
公式サイト : 湘南ベルマーレひらつかビーチパーク
平塚市民の憩いの場として愛されている「平塚総合公園」は、総面積30.3ヘクタールにも及ぶ広大な都市公園です。
元々は旧農林水産省の果樹試験場があった場所ですが、市制施工50周年を記念して、昭和57年(1982年)に着工、平成3年(1991年)に完成しました。
東京ドーム6個分に相当する公園敷地内には、野球場やサッカー場、動物園に日本庭園、植物園や遊具広場など多くの設備が設置されています。
サッカー場はJリーグ・ベルマーレ湘南のホームグラウンド、野球場は横浜DeNAベイスターズの準本拠地として使用されるなど、プロスポーツとも縁が深いスポットです。
試合やイベント開催時など、施設によって異なりますが、原則として入園無料で開放されています。
総合公園までのアクセスは、JR平塚駅西口からは約1.7km、歩いて30分程度の道程となります。
バスを利用する場合は、平塚駅北口から神奈川中央交通バスに乗り「総合公園」バス停まで約7分です。
駐車場は全部で6か所ありますが、各所に点在しているので、目的の施設に一番近い場所を選ぶようにしましょう。
なお、駐車場は有料(一日最大900円)となりますが、2時間以内の駐車なら無料となります。
公園への出入り儀地は複数あるのですが、筆者は平塚駅側の「南第一駐車場方面」から入園しました。
駐車場のすぐ目の前に見えてきたのが、広々とした「平塚のはらっぱ」です。
家族でボール遊びをしたり、テントを張ってピクニックを楽しんでいる人たちが大勢いました。
健常者も障がい者も一緒になって遊ぶことができる「インクルーシブ遊具」を備えた「こどもクリニックさいとう・みんなの広場」です。
市内の医療法人がネーミングライツパートナーとして参加し、誰もが自然体で楽しめる公園施設となっています。
公園の南側には、ミニ動物園である「ふれあい動物園」が設置されています。
小規模ながら37種・約760頭の動物が飼育されており、餌やりや、その名前通りのふれあい体験を楽しむことができます。
小動物舎ではリスザルやリス、タヌキなど、可愛らしい小動物に出会えます。
1回100円で乗馬できる「ポニー牧場」もあります。
現在4頭のポニーが在籍しているそうです。
無料で参加できる、子供たちに大人気の「ふれあいコーナー」です。
ヤギやヒツジ、ウサギやモルモット、アヒルなど多くの動物に餌あげをしたり、抱っこするなどふれあいを楽しむことができます。
ふれあい動物園の隣には、キンモクセイやジンチョウゲ、クチナシなど香り自慢の樹々に囲まれた「香りの森」があります。
散策しながら四季折々の香りを楽しめますが、筆者が訪れた時にはキンモクセイの香りが真っ盛りでした。
園内はテニスコートやプールなどのスポーツ施設が充実していますが、「相撲場」とは珍しいですね。
ベルマーレ湘南のホームグラウンドとしても使用される「レモンガススタジアム」です。
この日はオフでしたが、Jリーグ試合開催日には多くのサポーターの歓声で賑わいます。
ベルマーレは平塚の宝。
市内の至るところで「ベルマーレ」に出会う機会が多く、いかに地元で愛されているのがわかりますね。
こちらは16,000人収容の「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」、通称「平塚球場」です。
横浜DeNAベイスターズ(ファーム)の準本拠地としてイースタンリーグの試合が行われるほか、高校野球の公式戦にも利用されます。
サッカーと野球という2つのプロスポーツチームのホームグラウンドがある公園って珍しいですよね。
この奇妙なオブジェは、日本神話に登場する妖怪・手長足長を模したもの。
同じ像が岐阜県の高山市にも存在し、平塚と高山の友好都市の証として設置されたものだそうです。
サッカースタジアムと野球場の間にある「流れの広場」です。
噴水もある全長110mの長い水路は、水遊びを楽しむには最高の環境で、熱い夏場は多くの子供たちで賑わいます。
公園の東側には、池を中心とした回遊式の本格的な日本庭園も設置されています。
8,150㎡にも及ぶ庭園内は、「山」「森」「水」の3つのゾーンに分かれ、それぞれ趣の異なる散策を楽しめます。
バラの名所としても知られる総合公園内には、2か所のバラ園が設置され、合計800本ものバラが植えられています。
5~6月と10~11月に見ごろを迎え、色彩々の可憐なバラの花を鑑賞することができます。
駆け足で回るだけでも30分以上の時間を要する平塚市総合公園。
見どころや遊びどころが凝縮しており、世代を問わずに楽しめる満足度の高い公園です。
住所 : 神奈川県平塚市大原1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0463-35-2266
定休日 : なし、但しふれあい動物園は月曜日・年末年始休み
営業時間 :
平塚随一のパワースポットで、市民から絶大なる崇敬を受けている「平塚八幡宮」。
創建は仁徳天皇の御代68年(380年)といわれ、1,600年以上の歴史がある由緒正しき神社です。
古来より相模の国一国一社の八幡宮として、歴代天皇をはじめ源頼朝や徳川家康などの為政者より深い帰依を受けてきた歴史を持っています。
厄除けや家内安全、商売繁盛や初宮・安産などあらゆるご利益が期待できると言われています。
平塚八幡宮の主祭神は、第15代天皇とされる応神天皇とその母・神功皇后、両者に仕えた中心・武内宿禰の3柱です。
応神天皇の皇子である仁徳天皇が、この地で発生した大地震の被災者を慰めるために創建したのがはじまりとされています。
境内には主祭神を祀る本殿のほか、聖徳太子や家康、仁徳天皇等を祀る境内社が数多く鎮座しており、より強力なパワーを授かることができます。
他にも神馬や御池、ユニークなおみくじなど見どころも豊富にあるので、参拝を兼ねて境内を散策してみるのも楽しいですよ。
平塚八幡宮はJR平塚駅北口から徒歩7分程度とアクセスも良好。
国道1号線沿いにあるので、初めて参拝する人もわかりやすいと思います。
入り口が少しわかりずらいのですが、参拝者用の無料駐車場も用意されているので、マイカーで訪れる予定の人も安心です。
筆者が訪問したのは11月中旬の頃で、七五三参りの親子連れで混雑していました。
一の鳥居をくぐった参道のすぐ左右に御池があります。
こちらが右側にある東御池で、この池のシンボルといえ、八幡宮で飼育されているアヒル!
のんびりと池を及ぶ姿には癒されますね。
池の浮島に鎮座しているのが「鶴峯山稲荷社」で、木橋を渡って参拝します。
西御池の畔には、真っ赤な幟がひときわ目を引く「平塚弁財天社」が鎮座しています。
宗像三女神のひとつ「市杵嶋姫命」を祀り、金運や美容にご利益があるそうです。
男みくじや女みくじ、ペットみくじなど、ユニークでバラエティに富んだおみくじがたくさんあります。
引いたおみくじは、自分の干支が書いてある場所に奉納するそうです。
神馬が暮らす「神厩舎」もユニークな存在です。
令和元年の天皇即位を記念して、友好都市の高山市かた奉納された馬で、名前は5月生まれなので「皐月」。
餌やりやふれあい体験もできますが、近付きすぎて嚙まれないよう注意しましょう。
本殿に到着しました。
自分の力では解決することのできない大きな災厄から身を守り、傷ついた心身を癒し、前へ進む力を与えてくださるそうです。
本殿の右手側には、「神明社(天照大神・徳川家康)」「若宮社(仁徳天皇)」「諏訪社(建御名方神)」の「末社三社」が鎮座しています。
各々商売繁盛や子育て、開運などの高いご利益が期待できるそうなので、こちらの参拝も忘れないようにしましょう。
本殿の裏には、神様に一番近い場所でお参りができる「うらまいり参拝道」が設置されています。
聖徳太子を祀り、土木建設の守り神でもある「太子堂」は、この裏参拝道に鎮座していました。
平塚八幡宮を参拝した際にぜひともチャレンジしておきたいのが、境内パワースポットを巡りながら御朱印をいただく「開運七社詣」です。
平塚八幡宮を含む境内社7社を参拝しながら御朱印(スランプ)を押して巡るスタンプラリーで、無料で参加することができます。
スタンプを押す専用の用紙は社務所で配布しています。
スタンプは、各スポットに設置されている机の上か引き出しの中に入っています。
すべての開運七社を巡って御朱印を授かったら、社務所に提出しましょう。
記念品として可愛らしい絵葉書を頂けますよ。
住所 : 神奈川県平塚市浅間町1−6
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0463-23-3315
定休日 : なし
参拝時間 : 24時間参拝自由 ※社務所は8:30~15:30
公式サイト : 平塚八幡宮
平塚八幡宮に隣接する「八幡山公園」は、市の景勝・平塚八景のひとつに数えられる緑豊かな公園。
この公園敷地内で、ひときわ目を引くパステル調の小さな建物が「八幡山の洋館(旧横浜ゴム平塚製造所記念館)」です。
明治時代に建造された、神奈川県下でも数少ない洋風の歴史的建造物で、国の登録有形文化財にも指定されています。
内部は一般開放されており、誰でも無料で見学することができます。
この建物は明治38年(1905年)に、日本海軍とノーベル社などイギリスの3社間で作られた合弁会社「日本火薬製造株式会社」が所有していたもの。
イギリス人技術者の宿舎および執務室として利用されていたようです。
その後、海軍火薬廠の集会所として利用された時期もありましたが、戦後に米軍による接収を経て、横浜ゴム株式会社に払い下げられました。
平成16年(2004年)に横浜ゴムより平塚市に無償譲渡されることになり、八幡山公園に移築されて現在に至ります。
洋館は塔屋付きの木造平屋建て、淡いピンク色の外壁はドイツ下見板張りで作られています。
内部には応接室や会議室など4つの部屋があり、往時の様子を再現しているそうです。
早速、受付をして入館してみましょう。
こちらは第1会議室、グランドピアノだけが置かれている広々とした空間です。
テーブルや椅子が設置された第2会議室です。
第1会議室とともに、イベントや会議の会場として開放されています(有料)。
こちらのコーナーでは、建物の概略や沿革などが、貴重な資料を交えながら紹介されています。
時代を感じさせる、豪華絢爛な応接室です。
この応接室は、昭和30年(1955年)の神奈川国体に出席された昭和天皇の御休憩所として利用されたこともあるそうです。
バラの花が咲き誇る庭園も素敵!
バラの開花シーズンには、ヨーロッパの雰囲気たっぷりの絵画のような景観が楽しめますよ。
住所 : 平塚市浅間町1-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 平塚駅 北口より徒歩15分
電話番号 : 0463-35-7114
定休日 : 毎週月曜日、12月29日~1月3日
営業時間 : 9:00~21:30
料金 : 無料
公式サイト : 八幡山の洋館
花菜ガーデン(神奈川県立花と緑のふれあいセンター)は、四季折々の花々や野菜の鑑賞のほか、収穫や食事も楽しめる大型植物園です。
横浜スタジアムの約3.5倍に相当する9.2ヘクタールという広大な敷地面積を持ち、じっくり鑑賞すれば丸一日滞在しても足りないほど。
特に1,300種、約2,500本が植生しているバラ園は圧巻で、バラが見ごろを迎える春と秋のシーズンは多くの行楽客で賑わいます。
他にもサクラやアジサイ、紅葉など季節毎の花々が楽しめるなど、平塚を訪れたらぜひとも足を運んでおきたいおすすめスポットです。
花菜ガーデンは、平塚市内陸部にある長閑な田園地帯・ひらつか花アグリのなかにあります。
平塚駅からはバスで20分程度の所要時間となります。
360台収容可能な大型駐車場を完備しており、1日500円というリーズナブルな料金設定となっています。
広々とした入り口ゲート付近の様子です。
入園料は時期によって変動し、レギュラーシーズンは大人550円ですが、ピーク(5月)は900円、スロー(1月)は200円で入園できます。
営業時間も時期によって異なるので予め確認しておきましょう。
広大な園内は、大きく「フラワーゾーン」「アグリゾーン」および「めぐみの研究棟ゾーン」に分かれています。
まずはアグリゾーンから散策をスタートして、晩秋の植物群を満喫することにしました。
平塚市で開発された湘南の銘米「はるみ」。
この時期は終了していましたが、稲刈りや脱穀体験もできるそうです。
サボテンやアロエ、リュウゼツランなど砂漠の植物が鑑賞できるコーナーもありました。
ネギやダイコン、キャベツなどが栽培されている野菜畑です。
遊具が設置されたキッズビレッジは子供たちに大人気!
咲き誇るコスモスが秋を感じさせますね。
マリーゴールドなど色彩々の花々が迎えてくれます。
園内の小径を進みながら、フラワーゾーンにある見ごろのバラ園まで足を運びましょう。
野生種から近年のバラまで、約1,300品種ものバラが楽しめるバラ園・薔薇の轍の入り口です。
宮沢賢治が知人の新築祝いで贈ったと伝わる「グルス・アン・テプリッツ(和名:日光)」。
賢治の故郷である岩手県花巻市から寄贈されたものだそうです。
バラの見ごろは、5~6月上旬までの春季と、10~11月中旬の秋季と年2回あります。
筆者が訪れた時期は、まさに秋バラがピークを迎えていました。
バラの品種って、こんなにも多いんですね。
バラの世界にたっぷり浸れるベンチも用意されています。
富士山や丹沢の山々が一望できる「みはらしデッキ」です。
富士山の形をしたブランコもありました。
デートにもぴったりです。
「めぐみの研究棟ゾーン」は、学術コーナーやショップ、レストランを備えたエリアです。
「キッチンHana」は、お洒落な洋食を堪能できる人気レストランです。
ガーデン内で収穫された野菜や米を使ったメニューも味わうことができますよ。
住所 : 神奈川県平塚市寺田縄496-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR「平塚駅」北口よりバス「平塚養護学校前」下車 徒歩約5分
電話番号 : 0463-73-6170
定休日 :
営業時間 : 9:00~17:00(シーズンにより異なる)
料金 :
公式サイト : 神奈川県立花と緑のふれあいセンター・花菜ガーデン
神奈川の母なる大河・相模川は、山梨県の山中湖に端を発し、桂川、相模川、馬入川と名を変えながら、神奈川県を縦断して相模湾に注ぎます。
平塚市に属する相模川河口域は雄大な水郷地帯となっており、その景観が茨城県の潮来に似ていることから「湘南潮来」とも呼ばれています。
平塚八景のひとつに数えられる景勝地でもあり、釣りやマリンスポーツを楽しむ人のほか、多くの行楽客で賑わっています。
平塚の夏の風物詩である「湘南ひらつか花火大会」も、こちらを会場にして開催されます。
須賀港とも呼ばれる平塚漁港は、漁港でありながら海に面していないというユニークな港です。
江戸時代に幕府が公認した七湊のひとつで、相模国の物流や文化の玄関口として栄えた歴史ある港でもあります。
相模湾河口の奥まった場所に佇んでいますが、今でも平塚の漁業を背負う重要な漁港です。
今回はそんな平塚漁港をスタート地点として、湘南潮来と河口域の海までご案内しましょう。
海水と淡水が混ざる平塚周辺は魚が豊富で、アジやイワシ、カマスやタチウオなど多くの魚が水揚げされます。
一般的には馴染みの薄いシイラも、平塚の海を代表する魚です。
こちらは魚市場の建物ですが、筆者が訪れた土曜日の昼頃には、すでにセリも終わって閑散としていました。
こじんまりした漁港の光景です。
手前にある白い柵の内側が歩道になっており、河川敷まで繋がっています。
源頼朝が落馬したという言い伝えがあることから、「馬入川」とも呼ばれる相模川の河口域。
最も広い場所では、幅700mもあるそうです。
河川敷には平塚八景の碑が立っていました。
相模川に沿って遊歩道が設けられており、海まで繋がっています。
ダイナミックな湘南潮来の景観が満喫できますね。
トラスコ湘南大橋と、その先にある相模湾の眺望です。
ここまで来れば、海はもうすぐ!
相模湾に面した平塚新港です。
「ひらつかタマ三郎」の愛称で知られる平塚新港は、平成12年(2000年)に開港した新しい漁港です。
漁港機能のほか、プレジャーボートも係留できるフィッシャリーナも併設されています。
毎月1回、地どれ魚直売会が開催され、獲れたての鮮魚を購入することができますよ。
漁港の先にある河口域の海岸に到着しました。
毎年8月下旬に開催される「湘南ひらつか花火大会」の会場となる場所です。
シーズンオフのせいか、釣り人が数人滞在しているだけでした。
平塚漁港から湘南潮来を経て海までお散歩しましたが、須賀周辺には他に見どころがたくさんあるようです。
最初は気が付かず通過してしまいましたが、平塚漁港の近くにこのようにユニークな神社がありました。
「港稲荷神社」という漁港の氏神様だそうで、赤い鳥居が連なっている姿が印象的ですね。
せっかく平塚に来たんだから、平塚のことをもっと知りたいという人には、こちらの「平塚市博物館」がおすすめ。
「相模川流域の自然と文化」をコンセプトに、平塚市や湘南エリアの歴史や文化、自然科学まで幅広く学ぶことができるんです。
展示品が多くて見どころたっぷりの博物館は、市外の人からみても満足度が高い内容となっています。
入館は原則無料で開放されていますが、わずかな観覧料で最新鋭のプラネタリウムまで楽しむこともできます。
平塚市博物館はJR平塚駅から徒歩20分程度、平塚八幡宮と総合公園の中間くらいの場所にあります。
平塚駅からはバスも運行しており、最寄りの「美術館入り口」バス停まで約10分の乗車時間です。
この周囲は平塚市美術館や中央図書館、教育会館など文化・教育施設が多く存在する平塚市の文教エリアとなっています。
早速、博物館の中に入ってみましょう。
博物館は3階建で、1階と2階が郷土博物館、3階部分がプラネタリウムが上映される「星のひろば」となっています。
1階のテーマは「相模平野と人間」となっており、平塚の歴史や暮らし、相模川流域の地理などを紹介する構成です。
2階は「地域をさぐる」がテーマで、相模湾や海で暮らす生き物、平塚の地形などを中心に紹介しています。
なお、プラネタリウム上映は現在土日のみ2回(11:00 と14:00)開演で、大人200円の観覧料ですが、予め整理券の入手が必要です。
今から5,000年前の縄文時代、市内の五領ヶ台遺跡の生活が再現されていました。
こちらは昔の相模国での農家を再現しています。
中に入って当時の生活スタイルを確認できますよ。
実際に地引網漁で使っていた木造船です。
展示物のひとつひとつが実物や、実物を忠実に再現したものが多くて見応えがありますね。
こちらは平塚周辺で産出される鉱物標本です。
平塚市博物館は常設展示も充実していますが、随時特別展も開催されており、何度も足を運びたくなる魅力的なミュージアムとなっています。
時間があれば、道路の向かい側にある「平塚市美術館」も訪ねてみましょう。
平塚や湘南ゆかりの芸術家の作品が常設されているほか、著名芸術家の特別展が随時開催され、アート好きの人にはたまりません。
住所 : 神奈川県平塚市浅間町12-41
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0463-33-5111
定休日 : 月曜日、年末年始、他館内整理日
営業時間 : 9:00~17:00(最終入館16:30)
料金 : 入館料無料 ※18歳以上はプラネタリウム200円
公式サイト : 平塚市博物館
平塚市内で生産された新鮮な農作物を、リーズナブルな価格で購入することができる食品ショッピングセンターです。
「あさつゆ広場」はJA湘南が運営する農作物直売所ですが、農作物だけでなく漁港直送の鮮魚や加工食品まで、品揃えも豊富に扱っています。
こちらで販売されている絶品の特製ジェラートは、平塚で採れた旬の地場野菜と地場産牛乳で作られたもので、他では味わうことができません。
先にご紹介した「花菜ガーデン」に隣接して店舗を構えています。
約100台収容可能な大型駐車場を完備していますが、人気のお店だけあって、筆者が訪れた14時頃でも既に満車に近い状態でした。
時間帯によっては駐車場を待つ車で混雑しますが、花菜ガーデンと併せて訪問する場合は、こちらの駐車場に停めてから入店するのもおすすめです。
場外にあるガーデニングコーナーも広く、この時期には平塚産のパンジーやスミレなどの花苗が種類豊富に販売されていました。
店内は、大型の「道の駅」といった感じです。
一般的なスーパーマーケットでは見かけることが少ない野菜や果物も販売されていて、見て回るだけでも楽しくなります。
惣菜やお弁当の品揃えも充実していましたが、時間が遅かったせいか、水産物関連の商品はほとんど売り切れていました。
漁港直送の鮮魚など狙い目の商品を購入するなら、午前中の早い時間に訪れた方が良いかもしれません。
平塚産の柿とネギ、「アブラッコの丸干し」を購入してみました。
アブラッコとは、平塚漁港での漁獲量が多いオキヒイラギという魚です。
軽く炙って食べたら、シシャモに似た食感の絶品おつまみに早変わり!
お目当てのひとつ、「あさつゆ工房」の特製ジェラートにチャレンジします。
平塚を中心とした神奈川県産の牛乳と農作物で作る「オール神奈川」のジェラートで、ここでしか味わえない珍しいフレーバーも豊富にあります。
旬の農作物を素材として使用するため、年間を通じて異なる味を楽しめるそうです。
地元特産の「柑橘・湘南ゴールド シングルカップ」400円を注文してみました。
濃厚なミルクの風味と柑橘の酸味がマッチし、とっても爽やかな味わいでした。
住所 : 神奈川県平塚市寺田縄424-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 「平塚養護学校前」バス停より徒歩5分
電話番号 : 0463-59-8304
定休日 : 時期により異なる
営業時間 : 9:00~17:00
公式サイト : あさつゆ広場(JA湘南)
令和5年(2023年)4月にオープンしたばかりの大型アウトレットモールです。
「ジ・アウトレット」は、イオン株式会社が運営するアウトレットモールで、平塚は広島、北九州に次いで全国3番目、東日本ではここにしかありません。
ファッション、スポーツ、アウトドアのほか、食品専門店や飲食店など、約150店舗が出店しています。
ショッピングだけでなく、グルメやエンターテインメントも充実しており、何度も通いたくなるほど魅力的なショッピングモールとなっています。
平塚の中心部から遠く離れたロケーションにあるため、公共機関でのアクセスは良好とは言えません。
平塚駅からバスで30分程度の移動時間を要します。
しかし、車でのアクセスは良好で、立体・平面併せて3,300台収容の駐車場を完備しているので、余程のことがない限り駐車できないことはありません。
駐車場は終日無料開放されているので、購入金額やショッピングの有無を気にする必要もないんです。
ジ・アウトレットの敷地面積は約131,000m²、東京ドームの2.8倍に相当する大きさがあります。
ショッピングモールは2階建てで、ノースストリートおよびサウスストリートという2本の通路沿いに店舗が並んでいます。
一周するだけでも、かなりの時間と労力を要しますよ。
ジ・アウトレットには、通常のアウトレットモールとは異なり、海外の高級ブランドの出店はほぼありません。
その代わり、体験型・エンターテインメント型の店舗が充実しているのが特徴です。
例えば、アウトドアブランドの「Snow Peak」や「LOGOS」では、購入する前にテント設営や焚火体験までできるんです。
これなら購入したあとに後悔するようなことはありませんね。
アウトドアのほか、スポーツブランドの出店も充実している印象を受けました。
「平塚大神アウトレット公園」は、モール敷地内にある大きな公園です。
遊具や広場も設置されており、子供たちも大満足!
湘南ベルマーレのフットサルコートもあります。
「地域共生」もジアウトレット湘南平塚のコンセプトのひとつです。
ショッピングモール内にあるとは思えないほど緑豊かな休憩スペース・大神ビレッジ。
和風情緒たっぷりの癒される空間ですね。
丹沢の山々が間近に眺望できるロケーションも素敵です。
全国初出店の店舗や神奈川県下ではここでしか営業していない店舗など、話題性も豊富なジ・アウトレット湘南平塚。
新規オープンの店舗も続々登場し、ますます目が離せません。
住所 : 神奈川県平塚市大神8-1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0463-51-2500
定休日 : なし
営業時間 : 10:00~20:00
公式サイト : THE OUTLET SHONAN HIRATSUKA
市外にも知られる「ご当地グルメ」は少ないかもしれませんが、自然や歴史に恵まれた平塚には美味しいグルメがたくさんあります。
数ある名物グルメの中から、市民に絶大な人気を誇る銘菓や総菜、市を代表する人気店の味を厳選してご紹介します。
平塚を訪れたらぜひ味わっておきたい逸品ばかりです。
漁港の近くって、美味しいお魚料理のお店がたくさんありますね。
平塚漁港周辺にも、地場産の新鮮な海の幸を味わえるお店が多いのですが、中でも筆頭に挙げられる人気店が「平塚漁港の食堂」です。
水揚げされたばかりの鮮魚を、リーズナブルな価格でお腹いっぱい食べられると、常に行列が絶えない人気店となっています。
筆者も開店30分後くらいに訪問しましたが、すでに満席の状態で、1時間ほど待ってようやくテーブルに着くことができました。
お店は入り口が2階で、客席は階段を下りた1階部分です。
筆者もそうでしたが、1名で食べにくる人も多く、相席用のテーブルに通されました。
気になるメニューは、定番の海鮮丼や刺身定食などのほか、その日の水揚げ状態によって変わる日替わりメニューも充実しています。
筆者は、日替わりの「4種類の刺身とフライ定食」1,958円(税込)を注文してみました。
ボリュームがあるとは聞いていましたが、思った以上にボリューミーな定食です。
配膳の際、店員さんが本日の刺身とフライに使った魚を教えてくれます。
フライは、イサキやサバ、ワラサなど、普段はフライとして食べることの少ない魚ばかりでした。
サクサクしたパン粉の食感がたまらないフライは肉厚で食べ応え充分。
これだけでお腹いっぱいになりそうです。
続いて本日の刺身は、タチウオにキンメ、イサキにワラサの4種類、本日水揚げされたばかりの新鮮な魚です。
高級魚のキンメまで味わえるなんて幸せな気分ですね。
なお、ライスは無料で大盛に変更することができますよ。
これだけ豪華な内容のうえ、味も抜群に美味しい「平塚漁港の食堂」、並んででも訪れる価値充分なお店です。
住所 : 神奈川県平塚市千石河岸51-14
マップ : Googleマップ
アクセス : JR平塚駅からバス「南町」バス停下車
電話番号 : 0463-86-6892
定休日 : 毎週水曜、第1・第3火曜
営業時間 : 11:00~15:00(売切次第終了)
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : ホットペッパーグルメ
昭和29年(1954年)創業の老舗精肉・惣菜店で、平塚市民の間では知らない人はいないほどの超人気店です。
安くて美味しい惣菜を数多く販売していますが、中でも大人気なのが「湘南こっこからあげ」というオリジナル唐揚げ。
神奈川県内の各種グルメ大会でグランプリを総なめにするほどの絶品で、この味を求めて開店時から行列ができるそうです。
果たしてどんな味なのか、筆者も早速足を運んでみました。
鳥仲商店は、平塚駅から10分ほど歩いた住宅街のなかにあります。
お店の入り口には、自慢のこっこからあげが過去に受賞した栄冠が紹介されていました。
「かながわグルメフェスタ金賞」「かながわフードバトル金賞」「湘南グルメグランプリ金賞」など素晴らしすぎる実績です。
筆者が到着したのは、お昼時を過ぎた14時頃でしたが、店内の惣菜売り場には行列ができていました。
湘南こっこからあげ以外にも、気になる惣菜がたくさんあります。
湘南こっこからあげは量り売りで、100g= 281円の価格、100gで唐揚げ3個くらいだそうです。
筆者は湘南こっこからあげと、気になった「しそからあげ」を注文することにしました。
山梨産の高級鶏「信玄鶏」を、じっくり煮込んだ秘伝のたれに3日間の工程で漬け込み、仕上げに自家製鶏油で揚げて作る「湘南こっこからあげ」。
柔らかくてジューシーな鶏肉に、甘辛いたれが奥まで染み込み、やみつきになること必至の絶品味でした。
大葉を練りこんだ「しそからあげ」も、香ばしい味わいが口いっぱいに広がる逸品に仕上がっています。
住所 : 神奈川県平塚市黒部丘2-3
マップ : Googleマップ
アクセス : 「桃浜町」バス停より徒歩3分
電話番号 : 0463-31-0349
定休日 : 日曜・祝日
営業時間 : 10:00~18:30
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 店内禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
数ある平塚銘菓の中でも、とりわけ市民の間で圧倒的に愛されている銘菓といえば、こちらの「都まんじゅう」が筆頭に挙げられることでしょう。
昭和30年(1955年)創業の「つるや製菓」で製造販売される一口サイズの和菓子で、創業以来変わらない素朴な味わいが魅力的です。
1個あたり53円程度とコストパフォーマンスも抜群で、気軽に食べられるおやつとしてはもちろん、平塚のお土産としても重宝されます。
平塚市民のソウルフードとしても不動の地位を誇る逸品です。
つるや製菓は、平塚駅目の前のバスロータリー沿いに店舗を構えています。
創業以来70年近くに渡って、「都まんじゅう」のみを製造販売しているお店です。
そんな都まんじゅうは、カステラ風味の生地に、白インゲン豆で作られたクリーミーな白餡がたっぷり詰まった一口大の饅頭。
店舗内にガラス張りの製造所があるので、外からでも製造工程を見学できますよ。
お持ち帰り用は、少人数向けの9個入りから販売されています。
紙包みのほか、箱入りタイプが用意されているので、贈答向けや遠方へのお土産用にも重宝しますね。
バリエーションに富んだ焼き印も魅力のひとつ、レアな限定版があったらラッキーですね。
出来立て熱々を頬張るのも格別ですが、冷蔵庫で冷やしてから食べても美味しいですよ。
住所 : 神奈川県平塚市紅谷町2-27
マップ : Googleマップ
アクセス : 平塚駅北口より徒歩2分
電話番号 : 0463-21-2258
定休日 : 水曜日
営業時間 : 9:00~18:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 店内禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
平塚はエリアが広範囲に及ぶうえ、代表的な観光スポットが点在しているために、効率よく周遊することをおすすめします。
交通手段によっても異なりますが、今回はテーマ別に絞り、おすすめしたいモデルコースをまとめてみました。
平塚駅から上記観光スポットまでは個別にバスが運行されていますが、今回はお散歩を兼ねて徒歩での移動をご紹介します。
移動時間は片道40分程度なりますが、市の中心部を散策しながらの周遊は満足できること間違いありません。
各スポットでの滞在・観光時間を含めると半日以上の観光コースです。
平塚駅北口(徒歩7分)→平塚八幡宮(徒歩3分)→八幡山公園(徒歩12分)→平塚市博物館(徒歩15分)→平塚市総合公園
雄大な湘南潮来を鑑賞しながら、相模湾を望む湘南・平塚の海を満喫するコースです。
移動距離が長くなるので、訪問したいスポットを中心にショートカットして周遊してみるのも良いでしょう。
スタート地点の平塚港まではバスが運行されているほか、マイカー移動用に時間貸駐車場もありますよ。
所要滞在時間は半日くらいです。
平塚港(徒歩3分)→湘南潮来(徒歩10分)→平塚新港(徒歩15分)→ひらつかビーチパーク(徒歩17分)→虹が浜海岸
「湘南平」や「花菜ガーデン」は他の観光スポットと離れており、周遊コースに含めて観光するのは大変かもしれません。
バスなど公共交通機関を利用しての移動は難しいかもしれませんが、マイカーに限定すれば周遊できないこともないですよ。
今回は「絶景満喫コース」として、上記「相模川・平塚の海コース」の一部に組み込んでみました。
湘南海浜公園駐車場(徒歩3分)→平塚ビーチパーク(周辺を観光)→湘南海浜公園駐車場(車で20分)→湘南平(車で15分)→花菜ガーデン
見どころが多いので1日コースとなりますが、時間が許せば平塚八幡宮など駅周辺のスポットを加えても良いかもしれませんね。
七夕まつりとベルマーレで知られる湘南の街・平塚。
観光地としてのイメージは乏しいかもしれませんが、楽しくて魅力的な観光スポットがたくさんあります。
また、美味しいグルメも期待できるところです。
都心からも1時間程度でアクセスできる平塚に、ぜひとも足を運んでみてください。
この街の居心地の良さに、あなたもきっと魅了されるはずです。
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最終更新日 : 2023/12/04
公開日 : 2023/12/04