【兵庫県】赤穂温泉のおすすめ観光スポット、グルメ、ホテル・旅館を一挙に紹介

赤穂ってどんなところ？

赤穂と言えば、赤穂浪士、赤穂の塩、赤穂の牡蠣、そして赤穂温泉。

関西圏以外の方がどのくらい「赤穂（あこう）」をご存知なのか気になるところですが、岡山県との県境の街なので、岡山県だと思っている方もいらっしゃるとか。

実際は兵庫県の最西端に位置する、人口約4万5千人の街です。

史実「赤穂事件」に基づいた「忠臣蔵」の物語は、年末のスペシャルドラマになったり、大河ドラマに取り上げられたりしているので、「赤穂浪士」の認知度は高め。

赤穂市には赤穂城を始め、赤穂義士ゆかりの地があり、多くの歴史愛好家が訪れます。

近年は赤穂温泉がある赤穂御崎に、「きらきら坂」というレストランやカフェ、ショップなどが並ぶ陶器タイル張りの坂道が登場し、新名所として人気を集めています。

赤穂温泉へのアクセス

東京、名古屋、京都、広島方面からは新幹線利用が便利です。

東京駅から「相生駅」までは約3時間40分、JR赤穂線に乗り換え、約12分で「播州赤穂駅」に到着します。

新大阪から「播州赤穂駅」までは新快速利用で約1時間35分、神戸三ノ宮からは1時間13分。

「播州赤穂駅」から赤穂温泉までは、各ホテルや旅館が送迎をしているところもありますが、時間が合わなければタクシーで約15分。

関西圏からは、赤穂観光＆日帰り入浴も十分楽しめる距離感です。

赤穂温泉の特徴は？

赤穂温泉は、瀬戸内海に面した高台に位置する温泉地。

昭和45年に「赤穂御崎温泉」として出湯し、瀬戸内海を望む景観美とともに人気を集めてきました。

平成12年、湯量の減少に伴い地下1,600ｍから掘削し、給湯を始めたのが現在の温泉。

名称もこれを機に「赤穂温泉」に改められました。

赤穂温泉の泉質は、含弱放射能・塩化物強塩低温泉で、疲労回復や美肌効果があり、「よみがえりの湯」と言われています。

また、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病などにも効果が期待できるそう。

宿泊施設の数は多くはないですが、瀬戸内海を眺めながら赤穂の海の幸を中心にした料理が楽しめる温泉宿は、静かな滞在を好む方に人気です。

赤穂の主な観光スポット

赤穂には、ザ・観光スポットというよりも、散策がてら立ち寄るという緩い感じの場所が多めです。

赤穂浪士ゆかりの地を巡り、瀬戸内海の景色に癒され、美味しい海の幸を食べ、カフェでのんびりして、温泉でくつろぐ。

そんな大人の休日が良く合う赤穂。

まずはおすすめの観光スポットからご紹介します。

1. 息継ぎ広場（息継ぎの井戸／義士あんどん）

JR播州赤穂駅から赤穂城へ向かうお城通りを約7分。

赤穂城に向かう前に、「息継ぎ広場」に立ち寄っていきましょう。

元禄14年3月14日に赤穂藩主、浅野内匠頭が江戸城で刃傷事件を起こした一報を、大石内蔵助に伝えるため、早籠で駆けてきた萱野三平と早水藤左衛門。

その際、城内大石邸のすぐ近くの井戸で水を飲み、息を整えてから大石内蔵助に報告をしたと言われています。

その井戸は実際の場所からは少し移動しているようですが、「息継ぎの井戸」として石碑とともに残されています。

隣には、2011年に赤穂市市制度60周年を記念して作られた「義士あんどん」が。

大石内蔵助のあだ名「昼行灯」から名付けられたからくり時計。

朝9時から夜8時までの毎時00分に陣太鼓が鳴り、ナレーションとともに松の廊下、早かご、かちどきの3場面をからくり時計が紹介します。

2. 赤穂城址公園

常陸の国から転封となった浅野長直公が、慶安元年（1648年）から13年の歳月をかけて築いた「赤穂城」。

藩の家臣で軍学師範の近藤正純が設計し、そのうち二之丸門虎口の縄張は、当時の著名な軍学者であった山鹿素行の手が加えられたと伝えられています。

昭和46年に国史指定を受け、平成14年には本丸庭園と二之丸庭園が国の名勝に指定され、平成18年には「日本100名城」に選ばれています。

播磨灘に面して築かれた海城（平城）で、天守台はありますが、天守閣はありません。

本丸内には刃傷事件後に大石内蔵助らが大評定に集まった御殿の間取りが復元されており、天守台からは本丸内はもとより広々とした赤穂の風景が眺められます。

赤穂市の一大イベント、「赤穂義士祭」は、赤穂浪士たちが討ち入りをした12月14日にその偉業を称えて行われます。

当日は、元禄絵巻さながらの様々なパレードが繰り広げられるほか、忠臣蔵ゆかりの市町や近隣市町の特産品が集合する物産市や市内各所で様々なイベントが開催されます。

ちなみに、2023年12月14日には、第120回となる赤穂義士祭りが開催され、俳優の中村雅俊さんが大石内蔵助役を演じました。

3. 赤穂大石神社

「赤穂大石神社」は、赤穂城内、大石内蔵助の屋敷跡に大正元年（1912年）に建立されました、

大石内蔵助を始めとする四十七義士、また浅野家断絶後、赤穂を治めた岡山の津山から来た森家を祀っています。

境内には大石邸長屋門や庭園をはじめ、討ち入りの際の衣服、甲冑や刀剣、書画などを展示する義士宝物殿があります。

また、当代超一流の彫刻家により製作された49体の義士木像は必見です。

4. 赤穂市立海洋科学館・塩の国

「赤穂市立海洋科学館」は、兵庫県立赤穂海浜公園内にある施設。

瀬戸内海と海をテーマに、瀬戸内海の生い立ちや、赤穂の自然、地質、地形、気候、動植物などをパネルや映像によって紹介しています。

館内は、「海へのいざない」「ようこそ赤穂」「海を知ろう」「塩のギャラリー」の4つのテーマに分かれています。

隣接する塩田跡地の「塩の国」では、揚浜式、入浜式、流下式塩田の復元施設があり、自由に見学することができます。

科学館に入館すると、無料で昔ながらの塩づくりを体験することができ、指定日には釜焚き実演の見学や塩田案内も行われています。

海洋科学館、塩の国合わせて1時間あれば見学できるので、赤穂温泉に宿泊した翌日などにさっと見学するのにおすすめ。

人気の塩づくり体験は一日8回（所要時間20分）行われているため、時間については 公式サイト から確認してください。

5. 赤穂御崎

瀬戸内海に突き出た「赤穂御崎」は、日本百景の一つに数えられています。

また、夕日の美しさから、「日本の夕日百選」にも選ばれている人気スポットです。

縁結びで有名な「伊和都比売（いわつひめ）神社」の境内から、海へとつながる坂道「きらきら坂」は、 瀬戸内海を望む景色と、ゆったりとした雰囲気で人気を呼んでいるスポット。

ガラス作家のアトリエ＆ショップ、カフェ、ナポリ料理店など、この地に魅了された人たちのお店が並びます。

また、海沿いに続く遊歩道には、「大石名残の松」などがあり、記念撮影場所として人気です。

赤穂温泉の旅館、ホテルから近いので、チェックインしてから夕日の時間に合わせて散策をしたり、翌日のチェックアウト後にお店を覗いたり、カフェなどでティータイムやランチを楽しむのに最適なスポットです。

6. 坂越（さこし）の街並み

坂越は赤穂の東部に位置する坂越湾に面する港町。

坂越駅は播州赤穂駅の1つ隣駅になります。

江戸時代から廻船業で栄え、今なお当時の面影を色濃く残した街並みが、写真映えスポットと人気。

2018年には、坂越の街並みや文化財が、日本遺産に認定され、一層注目を集めるようになりました。

石畳が敷かれた「坂越大道（だいどう）」には、古民家を改装したカフェやセレクトショップ、400年続く老舗酒蔵が並び、散策が楽しめます。

散策途中で絶対立ち寄りたいのが、築70年の古民家をリノベーションしたナポリ菓子の店「坂利太（さりーた）」。

赤穂のグルメでご紹介するナポリ料理の名店「SAKURAGUMI」の姉妹店になります。

看板メニューの「アラゴスタ」は、タッピと呼ばれるパイ生地の中にカスタードを入れたナポリの伝統菓子。

ナポリから取り寄せた小麦粉を使い、極限まで薄く伸ばして何層も重ねて巻き上げた生地は、サクサクカリカリです。

食べ歩きに人気なのが、コーンの代わりにアラゴスタを使ったソフトクリーム。

サクサク生地の中にカスタードクリーム、その上に地元の丸尾牧場のミルキーなソフトクリームがたっぷり入っています。

赤穂のおすすめグルメスポット

瀬戸内海の海の幸に恵まれた赤穂。

赤穂の鯛、メバル、穴子、鱸、蛸、鱧など季節ごとに美味しい魚介類が味わえる事で知られています。

中でも特筆すべきは「牡蠣」。

赤穂牡蠣の主な産地は、良質のプランクトンなど栄養が豊富で潮の流れが穏やかな坂越湾。

清流から流れ出た栄養をたっぷり吸いこみ、余分な水分を含んでいないので、味が濃く、とろけるような甘みと旨味が特徴です。

たった一年で大きくふっくら肉厚に成長する「赤穂の一年牡蠣」は、牡蠣好きなら一度は試しておきたい逸品です。

ここからは、赤穂のご当地グルメ、そして赤穂の有名店をご紹介します。

赤穂温泉を訪れた際のランチにおすすめですよ。

1. SAKURAGUMI

目の前に広がる瀬戸内海の絶景を眺めながら、ナポリ料理が楽しめるお店「SAKURAGUMI」。

1984年にナポリのピッツア職人により設立された「真のナポリピッツァ協会」の日本における認証1号店としても知られる有名店です。

もともと赤穂城の近くに1981年にオープンしましたが、赤穂御崎の絶景に魅了された西川オーナーシェフは、空き物件が出るのを根気強く待ち、ようやく移転が叶ったのは2010年のことでした。

業界の有名人であり、ナポリでも有名人である西川氏は、「真のナポリピッツア協会」の日本支部を設立し、日本におけるナポリ料理の普及にも努めています。

人気の「ランチコース」4,400円（税込）は、季節の野菜を中心にした前菜、魚介系の一皿、肉料理、ピッツア（ランチメニューからのチョイス）、デザート、食後の飲み物（ナポリのエスプレッソ、紅茶、ハーブティーからチョイス）といった盛り沢山な内容です。

できる限りの材料をナポリから直輸入。

ピッツァの生地には、ナポリから直輸入された粗引きの粉・天然酵母・赤穂塩・水のみを使い、発酵させた生地は手だけを使って伸ばします。

チーズも100％水牛のミルクで作った、今ではイタリアでも入手困難なモッツァレラ・ブッファラを可能な限り独自に入荷。

それをナポリ直送のドーム型特大窯で焼き上げています。

遠方からも訪れる人が多い予約困難店なので、できるだけ早めに予約を入れるようにしましょう。

2. くいどうらく

赤穂で牡蠣をたらふく食べたければ、坂越（さこし）へ向かいましょう。

「播州赤穂駅」から一駅の「坂越駅」から坂越湾まではバスで約15分。

赤穂温泉のある赤穂御崎から、坂越湾方面へのバスも運行しているので便利です。

坂越湾で養殖されている牡蠣は、大きくてジューシー、食べ応えがあります。

「くいどうらく」の人気メニューは、炭火で焼く「牡蠣食べ放題」（60分間）3,980円（税込）。

バケツに入った殻付きの大きな牡蠣をひたすら焼いて食べる至福の時間。

牡蠣汁と、牡蠣の釜飯も付いている大満足のメニューです。

色々な牡蠣料理を食べてみたい方は、「坂越御膳」3,500円（税込）がおすすめです。

酢がき、土手鍋、牡蠣フライ、蒸し牡蠣にお造りがついた豪華版。

赤穂名物の穴子や蛸をはじめとした一品料理も豊富です。

リーズナブルに新鮮な牡蠣を思う存分食べられるとあって、県内外から多くの人が訪れますが、予約は受け付けていません。

行列覚悟で時間の余裕をもってお出かけください。

3. 赤穂らーめん 麺坊

弥生時代にまで遡ると言われる赤穂の塩づくり。

今でも赤穂には6つの塩のメーカーがあるほどで、まろやかな味わいが特徴です。

そんな赤穂の塩を使ったご当地メニューで赤穂を盛り上げようと、地元の青年会議所が中心となり作られたのが「播州赤穂塩ラーメン組合」。

この組合の認定を受けたラーメンが赤穂塩ラーメンと名のることができます。

JR播州赤穂駅に隣接する商業施設「ぷらっと赤穂」の2階、「麵坊」は地元の人にも人気の店。

観光客にとっても、赤穂を離れる前に、駅近でさっと食べれるので便利です。

1番人気メニューは、やはり「赤穂の塩らーめん」650円（税込）。

澄んだスープにたっぷりのチャーシュー、ネギ、もやし、メンマ、海苔のトッピング。

赤穂の塩が角がないまろやかだという事が良くわかる優しい味のスープが特徴です。

冬季には限定で「かきらーめん」900円（税込）や、「かきのから揚げらーめん」950円（税込）も登場します。

赤穂温泉のおすすめホテル・旅館

赤穂温泉には日帰り入浴プランを用意しているホテルや旅館も多いのですが、ぜひ宿泊して夕日を眺めながらのんびりとして、赤穂の海の幸を堪能してみてください。

ここからは、ホテル予約サイトでも評判が良いホテル、旅館を厳選してご紹介します。

1. 絶景露天風呂の宿 銀波荘

瀬戸内海に面して建つ「銀波荘」は、赤穂温泉を代表する人気ホテル。

創業70年を超える老舗ですが、2010年に総工費3億円をかけて、大浴場を中心にリニューアルが行われ、すっかりモダンに生まれ変わりました。

筆者も実際に宿泊したことがありますが、窓からの景色が素晴らしく、温泉も最高。

お料理は牡蠣のシーズンだったので牡蠣尽くしが美味なのはもちろんですが、何よりもスタッフの方々がとても親切で温かみのある接客が印象的でした。

客室は全31室。

露天風呂付オーシャンフロントビュー、オーシャンフロントビュー、パーシャルオーシャンビュー、マウンテンビューのお部屋が用意されています。

銀波荘に宿泊する醍醐味の一つが目の前にどーんと広がる瀬戸内海なので、ぜひオーシャンフロントビューのお部屋を選んでください。

写真はリニューアルされた、最上階6階天空フロア「茜」。

和洋室で72㎡という広々サイズに絶景露天風呂が付いています。

シモンズ社製ベッド（140cm×205cm）に寝転がりながら、移り行く海の情景が楽しめますよ。

話題のインフィニティ露天風呂。

海と一体化した幻想的な情景は圧巻です。

天海の湯、岩海の湯は、朝夜で男女入れ替え制なので、両方の湯が楽しめます。

併設のサウナは、約20分に1回、熱した石の上に水を垂らし、水蒸気を発生させるボナパーム式サウナを採用。

通常の乾式サウナとは違い、肌にやさしく、適度な蒸気が全身を温かく包み、汗と一緒に老廃物を洗い流してくれます。

日帰り入浴プランも用意されているので、ホテル予約サイトをチェックしてみてください。

赤穂温泉への旅、いつにしようか迷っているなら、おすすめしたい季節は冬。

牡蠣三昧会席、「冬なごみ会席」プランが冬季限定で味わえます。

牡蠣鍋、蒸し牡蠣、牡蠣入り茶わん蒸し、牡蠣フライ、牡蠣釜めしなど、まさに牡蠣三昧。

また、春には桜鯛や鰆、メバルなど、夏には蛸やスズキ、秋には鱧、秋刀魚、松茸など、旬の食材をたっぷり使った季節の会席料理が味わえますよ。

2. 呑海楼

「呑海楼」は全室オーシャンビューが自慢の宿。

耳をすませば波音が聞こえ、何もしない贅沢な時間を過ごすのにおすすめです。

館内には「海楼庭園」があり、早朝からオープンしているので、朝日を見るのに人気。

夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を演出してくれます。

JR播州赤穂駅からは無料送迎バスが運行しているので、予約時に確認してください。

客室は全25室。

全ての客室から瀬戸内海の絶景が楽しめます。

一間和室10畳、一間和室12畳、二間和室、二間和洋室（角部屋）、二間和洋室（ベッド）、三間和洋室（離れ）の6タイプのお部屋が用意されています。

家族旅行やグループ旅行なら、三間ある離れが定員8名で、広々としているのでおすすめです。

呑海楼はキッズ＆ベビーフレンドリーの宿。

パパママ応援プランとして、おむつ、おむつ用バケツ、ベビー用ソープ、ベビーチェア（又はバウンサー、クーハン、バンボ）が用意されたプランもあります。

赤ちゃんがいてなかなか温泉に行けないという方も、ベビーフレンドリーな宿なら安心です。

露天風呂は、館内一のおすすめ絶景スポット。

瀬戸内海に浮かぶ島々を見渡せ、美しい朝日や夕景を堪能できます。

ミネラル成分を豊富に含む潮湯は保湿性に優れ、いつまでもぽかぽか。

日帰り入浴は、宿泊客がチェックアウトしたあと、チェックインまでの時間限定に配慮されているため、混み合うことはありません。

夕食は料理長渾身の会席料理。

瀬戸内海の新鮮な魚介類や、産地指定の野菜、神戸牛など厳選食材を盛り込んだ旬の味覚が魅力です。

出汁や塩にこだわり、素材の良さを最大限に引き出した料理の数々が味わえます。

名物料理「鯛の塩釜焼き」が楽しめるプランや、冬季限定の牡蠣会席、カニ、牡蠣、和牛の食べ比べプランなど、様々なプランが用意されているので、ホテル予約サイトからチェックしてみてください。

3. 潮彩きらら 祥吉

「潮彩きらら 祥吉」は、播州地方を中心に展開する夢乃井グループが経営するホテル。

瀬戸内海に面する、全室オーシャンビューのお部屋が自慢です。

ロビーラウンジでは利き酒コーナー、お風呂前には温泉卵作りなど、 祥吉らしい滞在スタイルを提供。

館内には全国から集めた60脚以上のデザイナーズチェアー置かれています。

個性的かつ機能的、一点物の珍しい椅子もあるので、ぜひ腰かけて座り心地を試してみてください。

ホテルからは展望台まで続く赤穂御崎の遊歩道が続いているので、夕食までや早朝のお散歩に最適です。

客室は全25室。

広縁付き和室10畳（西側／南側）、スタンダード和室（バスあり／無し）、和洋室、半露天風呂付和洋室、赤穂御崎ご当地ルーム潮風といった、様々なタイプのお部屋が用意されています。

客室に置かれた椅子もデザイナーズもので、座椅子にまでこだわりを持って厳選されています。

おすすめは、広縁付き和室の西側のお部屋。

夕刻の夕陽を真正面で見る事が出来る特別なお部屋です。

また、赤穂と播磨の文化伝統に触れて欲しいという思いで作られた「赤穂御崎ご当地ルーム潮風」には、幻の焼き物「赤穂雲火焼」や「赤穂緞通」そして、姫路で活躍されている作家さんの作品が置かれ、美術品に囲まれた滞在が楽しめます。

大浴場のコンセプトは、瀬戸内の海と夕日と空を感じるお風呂。

祥吉には趣の違うお風呂がたくさんあります。

夕刻には、夕陽の光を誘い込むように設計をされた「爽天の湯」がおすすめ。

そして、湯巡り楽しい「蒼海の湯」では、間近に迫る海原の潮風を感じながら、波音を聞きながら湯あみが楽しめます。

湯上りには、ロビーラウンジにてアイスキャンディーのサービスが用意されています。

料理人が思いを込め、作家物の器に美しく盛り付けられた四季折々のお料理は、祥吉でのみ味わえる逸品達。

季節限定の牡蠣料理は、牡蠣のすき焼き、牡蠣鍋、焼き牡蠣、蒸し牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣のぷりテキなど、手の込んだものばかり。

渡り蟹をふんだんに使った、蟹すき鍋、蒸し蟹などが味わえる、渡り蟹会席も祥吉の自慢の献立です。

4. 亀の井ホテル赤穂

瀬戸内海国立公園の赤穂御崎に立つ「亀の井ホテル赤穂」。

以前は、「かんぽの宿赤穂」として営業していましたが、2022年7月からは、亀の井ホテルとしてリブランド。

抜群のロケーションを活かした、全室バルコニー付のオーシャンビューが自慢の温泉リゾートホテルです。

お部屋から、露天風呂から、そしてレストランからも、四季折々に七色に変わる瀬戸内海の素敵な眺めが楽しめます。

客室は全49室。

和室8畳、スタンダードシングル、和室ツイン、スタンダードツイン、ツイン（バリアフリー対応）、スーペリアツイン（デッキ付き）、半露天風呂付プレミアムツイン（デッキ付）といった多彩なお部屋が用意されています。

嬉しい全室バルコニー付きのオーシャンビューなので、人数や予算に合わせてお好みの部屋を選ぶことができます。

おすすめは、最上階クラブフロア（スーペリアツイン＆プレミアムツイン）のお部屋。

バルコニーがウッドデッキ仕様になっていて、リゾート感がアップ。

クラブフロアにはカプセル式のコーヒーメーカーも置かれているので、朝日を眺めながら淹れたてのコーヒーが楽しめます。

瀬戸内海の絶景と一体化したインフィニティ露天風呂。

晴れた日には西は小豆島、東は明石市街まで見渡せる大パノラマが広がります。

赤穂の並塩（粗塩）を体に擦りこみ、発汗作用を促す珍しい低温ソルトサウナをぜひ試してみてください。

夕食プランの一番人気は、「土地の恵み会席」。

彩り豊かな山海の幸を和洋織り交ぜた創作会席が、季節ごとに献立を変えて提供されます。

冬の味覚「牡蠣プラン」では、牡蠣二種盛の前菜、牡蠣クリームスープ、蒸し牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣天ぷら食べ比べ、牡蠣佃煮、牡蠣釜めしなど、贅沢な牡蠣料理がずらりと並びます。

また、冬には期間限定の「本ずわいがに食べ放題」プランも登場。

テーブルサービスでお皿に盛った本ずわいがにが運ばれるので、心ゆくまでカニを堪能できる人気プランです。

5. 赤穂パークホテル

リーズナブルな滞在なら、「赤穂パークホテル」がおすすめです。

海からは少し離れているので、高層階の海側客室から遠くに海が望める感じになります。

こじんまりとしたホテルで温かみのある接客や、料理が美味しいと評判。

住宅街にあり、周辺に飲食店は多くないので、食事付きのプランがおすすめです。

JR播州赤穂駅からの送迎バスがあるため、利用希望の場合はホテル予約時に確認してください。

客室は全77室。

エコノミーシングル、シングル、ダブル、スタジオツイン、コンフォートダブル、コンフォートツイン、ツイン、トリプル、モデレートツイン、スーペリアツインと、多種多様なお部屋が用意されています。

おすすめは、最上階に位置する特別室にあたるスーペリアツイン。

和と洋のバランスがとれたデザインで、ゆったりとした滞在が楽しめます。

ホテルがお部屋を決めるお部屋タイプお任せプランなら、より一層リーズナブルなので、部屋タイプにこだわらない方におすすめ。

ホテル自慢の「さつき乃湯」には、男女ともに露天風呂とサウナ、水風呂が付いています。

女性用サウナには桶盛の塩が用意されているので、塩サウナとしての楽しみ方もできますよ。

日帰り入浴も行っているため、時間は公式サイトからチェックしてみてください。

日帰り入浴に夕食が付いたプランが人気です。

バスタオルやタオルは料金には含まれておらず販売のみなので、持参するようにしましょう。

赤穂パークホテルでは、一年を通じて赤穂坂越産の牡蠣を使った会席料理が楽しめます。

料理長おすすめの「黒毛和牛と牡蠣料理の会席」では、牡蠣鍋、牡蠣フライ、牡蠣入り海鮮朴葉味噌焼きなどの牡蠣料理と、黒毛和牛の陶板焼きが一緒に味わえます。

また、量も価格も抑えたミニ会席も用意されているので、手軽に温泉と会席料理が楽しめます。

赤穂温泉のおすすめホテルや旅館を中心に、グルメや観光スポットも合わせてご紹介しました。

陽光きらめく瀬戸内海、のんびりとした街並み、新鮮な海の幸、そして穏やかな気候に穏やかな人たち。

そんな魅力のある赤穂に、そして赤穂温泉にぜひ一度足を運んでみてください。

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