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その中でも、修善寺は最も歴史があると言われている温泉地です。
日本100名湯にも選ばれる修善寺温泉の謂れは、遡ること1200年余り前。
少年が病に侵された父の体を河原の冷たい水で洗うのを見た弘法大師(空海)が、持っていた独鈷杵(とっこしょ)と呼ばれる仏具で岩を突くと、温泉が涌き出でたというのが修善寺温泉の始まりと言われています。
本記事では、伊豆の豊かな自然、歴史や文化をいっぺんに感じられることの出来る修善寺の魅力をご案内します。
電車を利用して修善寺に訪れる場合、東海道新幹線「三島駅」より、伊豆箱根鉄道に乗り換えて約30分弱の乗車で、終点「修善寺駅」まで。
散策エリアまではバスで移動となります。
中心地である修禅寺までは、修善寺駅から修善寺温泉行きのバスで約10分で到着です。
バスタ新宿↔修善寺を繋ぐ高速乗合バス、「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」は毎日運行しており、片道2時間半、料金は片道2700円・往復4600円で利用ができます。
乗り換えも不要で利用がしやすい路線となっています。
車で訪れる場合は、東名高速道路の「沼津IC」から国道1号線・国道136号線で下田方面に南下。
約50分で中心エリアに到着します。
伊豆中央道(有料)、修善寺道路(有料)も使用すれば時間短縮が可能。30分弱で到着できます。
修善寺の中心地には駐車場が数カ所あり、普通車の場合1日400〜500円で利用が可能です。
平安初期807年、弘法大師(空海)が開創し、修善寺温泉の名前の由来になったと言われています。
手水場では、龍の口から温泉が出ています。
この湯で手を温めてからお参りをするのが習わしです。
修禅寺は、 鎌倉 時代に源氏の悲劇の舞台にもなった土地です。
源頼朝の弟である範頼、頼朝の息子・鎌倉二代目将軍の頼家が謀反の疑いを掛けられ幽閉されたのちに殺害された舞台がここ修禅寺。
悲劇の歴史に思いはせながら、お参りしてみてください。
また、修禅寺では各シーズン、様々なイベントが企画されているので要チェック。
毎年4月21日には、弘法大師と温泉への感謝祭である「湯汲み式」が、夏には修善寺で暗殺された鎌倉二代目将軍源頼家と家臣の霊を慰める「頼家まつり」が開催されます。
住所 : 伊豆市修禅寺964
マップ: Googleマップ
定休日 : なし
営業時間 : 8:00〜16:30
料金 : 無料
公式URL : 修善寺
子宝のスポットとして有名な日枝神社は、修禅寺温泉駅から徒歩3分。
階段を上がり鳥居をくぐると、立派な木々たち(ケヤキや杉などの巨木)が出迎えます。「子宝の杉」と呼ばれる大樹は、下から眺めると圧倒的な大きさ。
樹齢800年を超える御神木から、エネルギーチャージしましょう。
周囲は緑で囲まれ、静かな空間が非日常を感じさせてくれます。
ちょっとお疲れ気味だとしたら、ここ日枝神社でマイナスイオンをたっぷり浴びることで癒されること間違いなしです。
住所 : 伊豆市修善寺826
マップ: Googleマップ
修善寺温泉を流れる「桂川」には5つの橋が架かっています。
①渡月橋(みそめ橋)②虎渓椅(あこがれ橋)③桂橋(むすばれ橋)④楓橋(よりそい橋)⑤滝下橋(安らぎ橋)。
5つの橋全てを、願いを込めながら渡ることで恋が叶うと言われている縁結びスポットです。
「恋の橋めぐり」と呼ばれる、女性に人気のコースは散策に最適です。
浴衣でカラコロ、景色を見ながらの散策の途中、こっそり縁結びも同時に叶えましょう。
桂川を渡って、対岸にある「鹿山」の麓に位置する指月殿は、修禅寺で殺された源頼家の冥福を祈った母・北条政子が建立した経堂です。
伊豆最古の木造建築物と言われており、堂の中央には釈迦如来像があります。
堂のすぐ側、左側には源頼家の墓がひっそりと佇んでいます。
しんと静まる雰囲気の中、しっとりとした時間を過ごすことができますよ。
住所 : 伊豆市修善寺934
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0558-72-2501
料金 : 無料
修善寺のシンボルとも言える「独鈷の湯」は、修善寺の中心エリア、桂川の真ん中にあります。
陸の孤島ならぬ、川に突如現れる島のような外観です。
以前は足湯として利用ができていましたが、現在は見学のみとなっています。
弘法大師が岩を突いてわき出た温泉、修善寺温泉の歴史のルーツがここにあります。
住所 : 伊豆市修善寺3463-1
マップ: Googleマップ
営業時間 : 見学自由
料金 : 無料
注意点 : 現在足湯含め入浴は禁止です。
独鈷の湯からすぐ、足湯を利用できる「河原湯」は、昔共同浴場があった場所を足湯施設へと改装したものです。
目下を流れる桂川や独鈷の湯を眺めながら、せせらぎの音と湯けむりを目と耳で楽しみながらしばしの休憩を楽しめます。
利用は無料ですが、タオルは持参をしてください。
6名まで利用可能なスペースです。
足湯でほっこり温まったら、河原湯から石畳をたどって行った先に、竹林の小径はあります。
そこには、”伊豆の小京都”と呼ばれるにふさわしい趣が感じられます。
竹に囲まれた遊歩道をゆっくり歩くと、風が笹の葉を揺らす音やキラキラとこぼれる木漏れ日に、非日常を感じることができます。
小径の先には丸型に整えられた、竹製のベンチがあります。
広場のようなこのスペースで、ゆったり青々とした竹林を見ながら休憩するのがオススメです。
筥湯は、天窓から差す陽の光が気持ちの良い立ち寄り日帰り温泉。
ヒノキの香りが嬉しい、柔らかい温泉が堪能できます。
修善寺温泉の湯質は弱アルカリ性の単純泉。
子供からお年寄りまで誰でも入りやすい、優しくてまろやかなお湯です。
歩いて疲れた身体を気軽に癒せる日帰り温泉としてオススメ。
一般350円で利用ができます。
住所 : 伊豆市修善寺
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0558-72-5282
営業時間 : 12:00〜21:00
料金 : 一般:350円、小学生未満無料
自転車アトラクションが多彩、子供も大人も楽しめる自転車のテーマパークであるサイクルスポーツセンター。
なんと、2020年に開催される東京五輪の競技うち、トラック競技とマウンテンバイクの自転車競技の会場として承認されています。
トラック競技はここサイクルスポーツセンターに建設された「伊豆ベロドーム」で開催、マウンテンバイクの競技に関しても、同センター内のコースを改修して使用予定です。
センター内にはサーキットが備えられており、初級者〜上級者向けのコースで実際に自転車に乗ることができます。
爽やかな風を浴びながら、伊豆の大自然を満喫できますよ。
住所:伊豆市大野1826番地
マップ: Googleマップ
アクセス:
車 大仁中央ICより伊東方面に8km
バス 修善寺駅から「サイクルスポーツセンター行き」新東海バスで20分
電話番号:0558-9-0001
公式URL: サイクルスポーツセンター
「自然と文化」がテーマの修善寺虹の郷は、東京ドーム約10個分の広大な園内に庭園やヨーロッパの街並みを再現したエリアがあり、それぞれをイギリス製のミニSLが結んでいます。
各季節ごとの見どころはありますが、オススメは春と秋。
桜の時期にはヤマザクラやソメイヨシノが園内各所で開花します。
4-5月はツツジが見頃、5月からは全長約250mの圧巻の藤棚を見ることができ、四季折々の自然を感じることができます。
紅葉の時期には園内でライトアップも実施され、一見の価値あり。
家族連れでもカップルでデートとしても、楽しめるスポットです。
住所:伊豆市修善寺4279-3
マップ: Googleマップ
アクセス:
車 修善寺市街地エリアから西北にある、達磨山・戸田峠方面へ向かう途中にあります
バス 修善寺駅南口から「虹の郷行き3番線」に乗って20分
電話番号:0558-72-7872
開園時間:
4月〜9月:9:00〜17:00
10月〜3月:9:00〜16:00
入園料:大人1,200円、子供600円(インターネット割引あり)
休園日:火曜日
駐車場:有り(300円/台)
公式URL: 修善寺虹の郷
毎年、修善寺温泉駐車場に隣接した赤蛙公園で「ほたるの夕べ」は開催されています。
赤蛙公園にはビオトープがあり、蛍が生息するエリアの前には竹の柵が仕切られており、その前から観賞が可能です。
大きなゲンジボタルが淡い光を放つ、ロマンチックな初夏の風物詩となっています。
静かな夜を心穏やかに過ごせますよ。
伊豆随一といわれる修善寺自然公園のもみじ林には、約1000本の紅葉が群生しています。
紅葉が見頃を迎える11月中旬〜12月上旬には、毎年もみじ祭りが開催され、修善寺の特産品などを販売する露店も出店しています。
もみじ祭りに合わせて、修善寺の温泉街では竹林の小径がライトアップされたり、修善寺虹の郷では夜間の特別開園も実施されるなど、エリア全体が紅葉で盛り上がります。
住所:伊豆市修善寺3690
マップ: Googleマップ
駐車場:有り(有料、1台300円)
公式URL: 修善寺自然公園 もみじ林
修善寺虹の郷・もみじ林の近く、修善寺ICから10分、駐車場(有料)から徒歩10分で到着の修善寺梅林。
まだ若い木から、樹齢100年を超えるという老木まで、圧倒の1,000本もの梅の木たちを見ることができます。
開花は1月下旬ですが、最盛期を迎えるのは2月。
梅まつり期間中には甘酒が振る舞われたり和太鼓が披露されたり、お土産店や飲食店も出展され賑わいます。
紅白で彩られた梅林は、縁起もの。
梅林の背後に富士山がそびえる姿はぜひ写真におさめたい風景です。
公式URL: 修善寺梅林
水が命と言われる蕎麦ですが、修善寺では蕎麦が有名です。
修善寺でランチといえば蕎麦が定番となっています。
香り高い蕎麦を食べれるグルメスポットをご案内します。
石臼を用いて自家製粉したそば粉を、純粋に水のみをつなぎとし作られた蕎麦を味わえるのが朴念仁(ぼくねんじん)です。
100年近い歴史を持つ、古い旅館を改築した店舗は雰囲気満点です。
人気メニューは、由比産の桜エビをカラッと揚げた天ぷらがついた天せいろ蕎麦。
窓の外に竹林を見ながら、こだわりの蕎麦を味わってください。
住所:伊豆市修善寺3451-40
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-73-0073
定休日:水曜日
営業時間:11:00〜15:00
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
伊豆名産、わさびの一番美味しい部分は根元です。
ここ禅風亭なゝ番では、葉付きの生わさびが付いてくるメニューを楽しめます。
お店イチオシは「禅寺蕎麦」。
ランチタイムには行列ができている事も多いので、時間に余裕を持ってのご訪問をオススメします。
住所:伊豆市修善寺761-1-3
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-0007
定休日:木曜日
営業時間:10:00〜16:00
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
山の幸が美味しい伊豆の山間エリア。
蕎麦と自然薯が楽しめるのがここ「やまびこ」です。
つきだしで野菜の盛り合わせや漬物が出てきます。
自然薯が味わえるのは、11月中旬〜4月下旬まで。
訪れた季節ごとの、美味しい野菜たちを味わうことができます。
店舗外からが絶景が臨めるので、景色やロケーション含め堪能してください。
住所:伊豆市修善寺3726-1
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-7575
定休日:金曜日
営業時間:11:00〜日没
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
情緒もまとめて味わいたい、地のものや、こだわりの素材を使った修善寺ならではの甘味を味わいましょう。
歩き疲れたら甘味を楽しみながら一服しましょう。
修善寺の名産品である黒米を使用したメニューである「黒米餅」を味わえるのが甘味処「一石庵」です。
香ばしく焼き上げられたお餅を、シンプルにお醤油でいただきます。
独鈷の湯の近く、修禅寺の目の前に位置しますが、窓の外を眺める桂川を眺めながら味わう郷土の味にほっこり。
外には足湯が併設されており、一石庵の利用者は無料で利用ができます。
桂川のせせらぎに耳を傾けながら一服、ほっと一息つきましょう。
住所:伊豆市修善寺950-1
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-73-0073
定休日:火曜日(変更の可能性あり)
営業時間:10:00〜18:00
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
修善寺の中心エリアから、小高い丘の上に建つ源範頼の墓を目指した方角にあります。
少し分かりづらい場所にありますが、道中の看板のおかげで迷わずにたどり着けます。
明治末期の日本家屋を店舗とした「茶庵 芙蓉」は、玄関先の銅鐸が目印。
自家製の梅のジュースや、こだわりの素材を使用した抹茶白玉がおすすめです。
住所:伊豆市修善寺1082
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-73-0073
定休日:不定休
営業時間:10:00〜夕刻まで
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
温泉と言ったら、絶対外せないのが温泉饅頭です。
ここ「饅頭総本山 源楽」でぜひ試して欲しいのが、竹炭が混ぜ込まれた黒々とした艶のある胡麻饅頭。
餡に練り込まれた黒胡麻と、竹炭の黒がインパクトのあるビジュアルですが、散策途中のちょっとした立ち寄りスポットに最適です。
店頭で試食の実施もあるので、ぜひ一口味わって見てください。
住所:伊豆市修善寺967
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-73-2224
定休日:年中無休
営業時間:9:30〜16:30
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
一泊は出来なくとも、修善寺温泉の柔らかなお湯に浸かりたい!
そんな旅の方も安心してください、宿泊だけじゃなく、日帰り温泉も楽しめる温泉施設もご紹介します。
老舗旅館が名を連ねる修善寺温泉エリアですが、「宙SORA 渡月荘金龍」はスタイリッシュでモダンな印象を受ける宿。
ドラマ「逃げる恥だが役に立つ」のロケで使用されたことでも有名です。
宿泊もおすすめですが、日帰り温泉としての利用も可能です。
エントランスに入ると、目の前に広がる日本庭園に圧倒されます。
食事とセットの利用コースもあるので、旅のプランに合った利用ができますよ。
住所:伊豆市修善寺3455
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-0601
日帰り入浴料金:1500円
日帰り入浴可能時間:11:00〜16:00
予約サイト: 一休
創業者がドリル一本で何年もかけて作り上げたという岩窟風呂が名物の「ブリーズベイ 修善寺ホテル」。
岩窟風呂以外にも、伊豆で採れた石を使用した岩風呂(土曜・休前日のみ営業)・野天風呂があります。
住所:伊豆市修善寺3431
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-2033
日帰り入浴料金:1,000円
定休日:不定休
営業時間:13:00〜15:00
予約サイト: じゃらん
桂川のほとりに佇む、”弘法大師”が由来となる弘法の湯を源泉としている「瑞の里 ○九旅館」。
4月になると露天風呂から桜の木々を眺めることができ、なんとも風情のあるリラックスした時間を過ごせます。
貸切風呂はバリエーション豊か。
日帰りでも1時間〜利用が可能ですが、要予約です。
住所:伊豆市修善寺1146
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-0260
日帰り入浴可能時間:14:00〜17:00
予約サイト: 一休
永徳元年(1489年)創業、その重厚な門構えから、老舗が持つ歴史の重さが伺える「あさば」。
敷地内には600坪もの池が広がり、自然と和が一体化した要素が随所を彩ります。
滋味を味わい、温泉を堪能、そこには豊かでどこか懐かしい時間が流れています。
また、敷地内には能の舞台である「月桂殿」が併設されており、狂言や能などの公演も開催されています。
自然と文化を一心に味わえる、とっておきの宿です。
住所:伊豆市修善寺3450-1
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-7000
予約サイト: 一休
増改築を繰り返し、湯回廊の名の通り迷路のようになった廊下をたどるだけでもワクワクする、「湯回廊 菊屋」。
クラシックな雰囲気の本館と、リニューアルを経たモダンなつくりの新館があります。
中庭に広がる緑は圧巻。どこから見ても美しい四季の自然を味わうことができます。
日頃の喧騒を忘れられる1日が過ごせます。
「夜鳴きそば」を味わえる宿でもあり、小腹が空いた夜にはお腹も心も満たされるおもてなしにほっこり。
住所:伊豆市修善寺874-1
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-2000
予約サイト: 一休
国の登録文化財の宿として知られる「新井旅館」。総檜造りの天平大浴堂をはじめとした、天然温泉掛け流しの宿です。
日帰り温泉も利用が可能なので、老舗旅館の雰囲気を味わいに気軽に訪れて見るのも良いですね。
この宿が歩んできた歴史の片鱗を、至るところに見ることができます。
文豪たちが贔屓にしたといわれる老舗旅館、文化財に登録される棟を客室として利用することができるので、かつての芸術の息吹を感じてください。
住所:伊豆市修善寺270
マップ: Googleマップ
電話番号:0558-72-2007
予約サイト: 一休
都会からのアクセスは良好、各季節ごとに楽しめるスポットが多数の 伊豆 ・修善寺周辺。
あれもこれもと欲張った旅のプランを立てるもよし、風情を一身に感じるために時間の余裕を持ったプランもよし、訪れる人のいろいろな要望に応えてくれる観光地となっています。
豊かな自然と歴史ある町、「伊豆の小 京都 」修善寺の魅力は、ぜひその目で、舌で、耳で感じてください。
心も体も癒される、あなたにとってとっておきの場所になるかもしれません。
最終更新日 : 2022/12/01
公開日 : 2018/02/15