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東照宮(とうしょうぐう)は、 栃木県 日光市の日光地区にある神社です。
全国各地に分社がありその総本社で、日光東照宮(にっこう とうしょうぐう)とも呼ばれています。
祭神は、江戸幕府を開いた徳川家康で、「東照大権現」として祀っています。
境内にある「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」や、「眠り猫」などの彫刻でも有名ですね。
近くにある日光二荒山神社、日光山輪王寺とともに「日光二社一寺」と呼ばれており、1999年に「日光の社寺」の名でユネスコの世界遺産に登録されました。
東照宮は神社ですが、境内の拝観は時間が決まっています。
4月1日~10月31日までの間は、8時〜17時までの間で拝観ができます。
11月1日~3月31日までの期間は短くなっており、8時〜16時までとなっています。
拝観の受付は終了時刻の30分前までなので、ご注意ください。
また、境内の拝観には拝観料が必要です。
さらに、これとは別に宝物館と美術館に入館する場合にはそれぞれ別途入館料を納めます。
境内と宝物館にはセット料金があり、割安な価格となります。
個人の場合の各料金は下記の通りです。
小中学生 | 高校生 | 高校卒業以上 | |
---|---|---|---|
東照宮境内 | 450円 | 1300円 | 1300円 |
宝物館 | 400円 | 1000円 | 1000円 |
境内・宝物館セット | 770円 | 2100円 | 2100円 |
美術館 | 400円 | 600円 | 800円 |
なお、未就学児は無料となっています。
名称 : 東照宮
住所 : 栃木県日光市山内2301
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-54-0560
公式URL : 日光東照宮
東京 23区内からの場合、東武鉄道 浅草駅 から乗車し、東武日光駅にて下車。
所要時間は特急「けごん」を利用した場合が約1時間50分、快速列車を利用した場合は約2時間5分。
また、東武鉄道 浅草駅から下今市経由で東武日光駅で下車するルートでも可能です。
この場合は浅草〜下今市間を特急「きぬ」乗車、下今市で普通列車に乗り換えて所要時間は約1時間50分。
さらに、新宿駅からJR山陽本線東日本の特急「日光」に乗車し、東武日光駅で下車することの可能です。
このときは、所要時間は」約2時間になります。
宇都宮市から向かう場合は、JR宇都宮駅からJR日光線に乗車し、JR日光駅で下車。
普通列車で所要時間は約2時間です。
東北自動車道の宇都宮インターチェンジから日光宇都宮道路に接続し、日光インターチェンジで一般道へ接続します。
日光インターチェンジからは約2kmです。
駐車場は有料で、普通車は約200台駐車できます。
利用料金は普通車が1日600円、バイクは1日400円。
東照宮は、江戸幕府初代将軍の徳川家康を祀った神社です。
1616年(元和2年)4月、家康が現在の駿府城(現在の静岡市)において75歳で亡くなります。
家康は事前に遺言として、 静岡 の久能山への埋葬と日光の地へ神社の造営を命じました。
日光の地は、江戸幕府の本拠である江戸からほぼ真北に位置。
北極星を意識して、家康が星となって江戸と日本の守り神となる意志があったのではないかといわれています。
また、日光は古来より霊山として信仰の場所であり、地理的にも難所で攻められにくいという利点も。
死後、家康は遺言通り久能山へ埋葬され、1年後の1617年(元和3年)4月に日光に社殿が完成すると、家康の墓は日光の地に移り「東照社」として祀られます。
1634年(寛永11年)頃から、3代将軍・家光は東照宮の大改築を実施します。
奥宮なども建てられ、1643年(寛永20年)に完成。
現在の建造物の多くはこの頃のものです。
そして、1645年(正保2年)に朝廷より「東照大権現」の宮号を賜り、「東照宮」に改称しました。
改築に際し、家光は当時の名だたる美術工芸家を集めました。
造営を指揮したのは、秋元但馬守泰朝(あきもと たじまのかみ やすとも)、大棟梁には甲良豊後宗広(こうら ぶんご むねひろ)が任されました。
壁画や彫刻、彩色などの装飾関係には、狩野一門や長谷川派といった一流の絵師があたり、他にも漆工やまき絵、石工、仏師などが多数参加したといわれています。
また、彫刻師として和泉国の和泉忠兵衛、播磨国の左甚五郎らの著名な彫刻師が招聘されました。
こうしてできた東照宮は、自然地形を生かした境内となっており、建造物には漆や極彩色の塗装、柱などに彫刻が多く、豪華で美しい装飾が多数なされているのが特徴です。
これは当時の信仰や学問、思想が現れたものといわれています。
なお、江戸時代の寺社の領地として、東照宮の領地はとても大きいもので、幕末の時点で下野国内に約1万石の領地を保有。
江戸幕府にとって重要な寺院として扱われていたのです。
明治時代になると、江戸幕府から国家の管理下に変わります。
以前は一般の人が参拝できる場所は限られていたのですが、大正寺時代になると、多くの一般国民が参拝できるように境内が広く開放されました。
1944年(昭和19年)、江戸時代の建造物のすべてが国宝に指定。
戦後、単独の宗教法人として独立しました。
東照宮は境内が広く、建造物や史跡が多数。
その中から、特に見学すべきおすすめの見どころを厳選してご紹介します。
参道の入口に建っている石造りの鳥居で、重要文化財に指定されています。
造営の翌年、1618年(元和4年)に建立。
福岡藩主の黒田長政が奉納し、石は九州からから運ばれたものです。
社頭の石鳥居をくぐって参道に入り、左手の方にあります。
1650年(慶安3年)の創建で、小浜藩主の酒井忠勝が奉納したものです。
一度火災で焼失、その後1818年(文政元年)に再び当時の小浜藩主・酒井忠進が再建。
朱色の美しい見事な塔で、重要文化財に指定されています。
参道を進み、境内の入口に建つ門です。
左右に仁王像を安置。
そのため、仁王門の別名で呼ばれています。
この表門も重要文化財です。
三神庫(さんじんこ)は、表門をくぐって正面に見える建物であり重要文化財です。
上神庫、中神庫、下神庫の3つの建物からなり、合わせて三神庫と呼んでいます。
春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使う馬具・装束類を収納しています。
上神庫の屋根下には、有名な「想像の象」の彫刻があるので、必見ですよ。
神厩舎(しんきゅうしゃ)は、馬をつなぐための建物で、重要文化財に指定されています。
場所は表門をくぐり、左方向にあります。
猿が馬を守るという伝承があり、猿の彫刻が計8つあります。
有名な「三猿」の彫刻があるのがここです。
陽明門(ようめいもん)は、社殿の入口に建てられた門で、国宝に指定されています。
別名「宮中正門」と呼ばれ、日本で最も美しい門のひとつといわれています。
ずっと見ていても飽きない門という意味で「日暮の門」とも。
説話、遊び、聖人などをモチーフとする彫刻が500種以上もあるのが特徴です。
ぜひその彫刻を観察してみてください。
廻廊(かいろう)は、陽明門から左右に延び、社殿を取り囲んでいます。
壁には花や鳥の彫刻があり、これは国内最大のものです。
どれもが一枚板の透かし彫りで作製されており、極彩色で塗られています。
この美しい芸術作品といえる彫刻も見どころなので、見逃さずにじっくりと鑑賞してくださいね。
三猿と並んで有名な「眠り猫」や「雀」の彫刻が、東廻廊にありますので、見逃さないようにご注意!
廻廊は彫刻ともに国宝に指定されています。
本殿は、神社で神様を祀っている建物のこと。
拝殿は祀っている神様を拝むための建物で、本殿のすぐ前にあることが多く、東照宮でも同様の造りです。
本殿と拝殿の繋ぐ建物は「石の間」と呼ばれており、本殿・拝殿・石の間を総称して「本社」と呼ばれ、国宝に指定。
また、拝殿左右には「将軍着座の間」「法親王着座の間」という場所もあります。
奥宮(おくのみや)は、社殿の北側の山中にあります。
祭神である徳川家康のお墓がある場所。
銅鳥居、銅神庫、拝殿、鋳抜門(いぬきもん)、宝塔からなり、いずれも重要文化財。
宝塔が徳川家康のお墓で、その下に家康の遺骨が眠っているといわれます(実際にあるかどうかは確認されていない)。
日本の歴史を語る上で最重要人物の一人である徳川家康。
そのお墓を前にすると、歴史の重みを感じます。
日本人なら必ず訪れるべきスポットです。
東照宮の建物には彫刻が多く装飾され、中でも動物の彫刻が多数あります。
動物が多い理由は諸説あるのですが、この中でも必見のものをご紹介します。
言わずともしれた、東照宮を代表する彫刻で、東照宮のシンボルともいえるもの。
「見ざる、聞かざる、言わざる」を表す3匹の猿の彫刻です。
神厩舎に彫刻されたもので、三猿以外にも猿の彫刻はされており、合計で8面になります。
また、これらの猿は、人間の一生を風刺したもの。
三猿は子猿時代の一場面で、これも人間の子どもの風刺です。
「子どものときには、悪事を見ない、言わない、聞かない方が良い」という意味で、大人に対しても「自分に不都合なことは見ない、言わない、聞かない方が良い」という教えを説いているという説もあります。
ちなみに、神厩舎は馬を繋ぐためのもので、日本では古来より猿が馬をまもると伝えられていました。
猿の彫刻があるのはそのためです。
眠り猫も三猿と並んで有名な彫刻です。
東廻廊の壁に掘られた彫刻で、江戸時代の有名な彫刻家である左甚五郎の作品。
牡丹の花に囲まれて眠っている猫を表していて、かわいらしい寝顔が印象的です。
眠り猫の裏側に雀が飛んでいる彫刻があります。
忘れないようにチェックしてくださいね。
なお、眠り猫も雀も廻廊とともに国宝となっています。
想像の象は、三神庫の中の上神庫の屋根下部分にある彫刻です。
江戸時代の著名な彫刻家・狩野探幽の作品。
大きな彫刻で、2頭の象が彫られています。
象といっても見た目が象に見えないのが特徴。
作者の狩野氏が象を実物だけでなく絵でも見たことがなかったため、伝聞により特徴を聞き仕上げたもの。
見た目が象っぽくないのはそのためで、「想像の象」という名前もそのことに由来。
三神庫とともに重要文化財となっています。
陽明門には508にのぼる彫刻が施されています。
その中で霊獣は194体あるといわれます。
霊獣の種類も様々で、龍、龍馬、唐獅子、錦鶏、鯉、息など。
龍などよく知られた霊獣からあまり知られていないものまでありますので、いろいろと探してみてもおもしろいですよ。
陽明門とともに国宝です。
五重塔の1階目の屋根下には、十二支の彫刻があります。
方角に合わせて、北に子、東が卯、南は午、西に酉のようになっています。
五重塔とともに重要文化罪です。
日光は古くから信仰の聖地であり、「日光二社一寺」と呼ばれ、東照宮のほかにも大きな寺社があり、その門前町として栄えました。
また日光は山に囲まれ、清流が流れる自然あふれるところ。
湖沼や 滝 なども多く見どころが多いエリアです。
今回はその中から東照宮から半径約1km圏内のおすすめ観光スポットをご紹介します。
日光二荒山神社(にっこう ふたらさん じんじゃ)は、東照宮とともに「日光二社一寺」として古くから信仰されている神社。
下野国の一宮として由緒ある神社です。
また、ユネスコの世界遺産に登録されている「日光の社寺」のひとつ。
霊峰として古来より信仰されていた標高2486mの二荒山(男体山)を御神体として祀っている古社です。
日光の地名は、「二荒」を音読みした「ニコウ」に日光の字を当てたもの。
日光二荒山神社は、日光の総鎮守であり、日光の地名の由来にもなった神社なのです。
神域は、日光連山を含む約3400ヘクタールにおよぶ広大な範囲。
二荒山神社を本宮としているほか、男体山の山頂に奥宮、中禅寺湖畔には中宮が鎮座しています。
名称 : 日光二荒山神社
住所 : 栃木県日光市山内2307
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-54-0535
公式URL : 下野国一宮 日光二荒山神社
輪王寺(りんおうじ)は日光山の山号を持つ古い寺院です。
東照宮、二荒山神社とともに「日光二社一寺」と呼ばれており、ユネスコの世界遺産に「日光の社寺」のひとつとして登録されています。
輪王寺は実は、本堂である三仏堂のほか、大猷院、慈眼堂、常行堂、中禅寺、大護摩堂、四本龍寺などの豪渓15の支院の総称です。
その範囲は広大で、大きく分けると本堂を含む二社一寺のある山内(さんない)、いろは坂を登った一帯の「奥日光」に分かれています。
名称 : 輪王寺
住所 : 栃木県日光市山内2300
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-54-0531
公式URL : 日光山 輪王寺
大猷院(たいゆういん)は、輪王寺を構成する寺院のひとつです。
本堂から北西に約1kmの山中にあり、二荒山神社の西方に位置しています。
江戸幕府3代将軍だった徳川家光の墓所です。
境内には22の国宝・重要文化財があり、灯籠が315も建てられています。
名称 : 大猷院
住所 : 栃木県日光市山内2300(本堂)
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-54-0531(本堂)
公式URL : 日光山 輪王寺
神橋(しんきょう)は、大谷川(だいやがわ)に架かる赤い橋です。
国の重要文化財であり、二荒山神社の一部として世界遺産に登録されています。
「日本三奇橋」のひとつで、この橋を渡ると日光の神域となります。
橋がいつからあったのかは定かではありませんが、少なくとも奈良時代には建造されていました。
現在の橋は、明治時代に水害で流れ、再建されたものです。
周辺は紅葉の名所となっています。
名称 : 神橋
住所 : 栃木県日光市上鉢石町
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-54-0535(日光二荒山神社)
公式URL : 神橋
明治の館(めいじのやかた)は、その名の通り明治時代に建てられた洋館をそのまま店舗にしている西洋料理店です。
東照宮の東方の豊かな自然の中に立地している人気のお店です。
なんとその建物は、国の有形文化財として2006年に登録されました。
もともとは日本に蓄音機を紹介した人物として知られるアメリカの貿易商、F.W.ホーンの別荘。
歴史と趣のある重厚な雰囲気の中でいただく食事は、格別ですよ。
ハンバーグ、ハヤシライス、シチューなど定番の洋食メニューがそろっていますが、中でも人気なのはオムライス。
ふわとろの玉子と濃厚なデミグラスソースが人気の秘密。
またデザートのチーズケーキも好評で、人気店「ニルバーナ」のものが提供されています。
名称 : 明治の館
住所 : 栃木県日光市山内2339-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-53-3751
定休日 : 無休
営業時間 :
11:00~19:30
11月下旬~3月 11:30~19:30
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
湯波(ゆば、湯葉のこと)は古くから日光の名物料理として知られています。
日光開山のとき、消化吸収のよさと栄養価の高さで修験者の蛋白源として広まったもの。
江戸時代には日光二社一寺のお供え物となり、日光門前の料亭に湯波料理が受け継がれていきました。
そんな歴史のある湯波ですが、日光に数ある湯波料理のお店の中でも、与多呂(よたろ)は人気のあるお店です。
湯波製造の名店である海老屋より湯波を仕入れており、好評です。
ぜひ歴史ある日光名物・湯波を堪能してください!
名称 : 与多呂
住所 : 栃木県日光市下鉢石町965
マップ: Googleマップ
電話番号 : 050-5571-5528
定休日 : 水曜日(10~11月は無休)
営業時間 : 11:00〜20:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
さきほど、日光は湯波が伝統的な食べ物と書きましたが、この補陀洛本舗(ふだらく ほんぽ)は湯波でおむすびを巻いた「ゆばむすび」が人気のお店です。
ふっくらとした「おこわ」でおむすびを握り、半生の湯波でくるみます。
補陀洛本舗は和菓子店が本業で、饅頭や羊羹などの土産菓子を販売していますが、ゆばむすびは半生の湯波を使っているので持ち帰り不可。
お店の中でしか食べられないのです。
モチモチとした独特の食感はたまりません!
名称 : 補陀落本舗(石屋町店)
住所 : 栃木県日光市石屋町406-4
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-53-4623
定休日 : 無休
営業時間 : 9:30~17:30
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
さかえやは、ゆばまんじゅうや揚げゆばまんじゅうが有名です(おすすめのお土産の章で後述します)。
それと並ぶ人気メニューが、かき氷。
ここのかき氷は、日光産の天然氷を使用しています。
サラサラとした食感とフワッとした紙が心地が独特です。
また、粒あんとの相性もバッチリ。
さらにシロップは好きなものをかけ放題!
夏季限定ですが、暑い夏には必食です。
名称 : さかえや
住所 : 栃木県日光市松原町10-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0288-54-1528
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:30~18:30
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
羊羹は古くから日光の銘菓として人気があり、江戸時代から「日光羊羹」として日光参りの人気のお土産だったのです。
当時は煉羊羹が主流でしたが、現在は煉羊羹はもちろん、塩羊羹や水羊羹などのバリエーションが広がり、それらも人気となっています。
日光周辺にはたくさんの羊羹業者がありますが、中でも歴史があるのは綿半。
江戸時代の1787年(天明7年)に「綿屋半兵衛」として創業した老舗です。
看板商品「竹皮包煉羊羹」は今も土産物として人気。
明治元年創業の「ひしや」も人気があり、看板の「祢り羊羹」は製造数が少なく、すぐに売り切れてしまいます。
また、煉羊羹と並んで水羊羹も定番。
水羊羹では「鬼平(きびら)の羊羹本舗」が製造販売する「鬼平の水羊羹」が有名。
ほかにも三ッ山羊羹本舗、湯沢屋、日昇堂、吉田屋羊羹本舗、さきほどの綿半も水羊羹の名店として知られています。
最後に塩羊羹は「つるやの塩羊羹本舗」が有名。
それと同じくらい人気があるのが、先にも登場した綿半の塩羊羹です。
日光の羊羹の店は本当にたくさんあり、歴史がある店ばかり。
全て紹介できませんが、いろんな羊羹を買ってみて食べ比べてみるのもおすすめですよ。
日光は湯波が歴史ある料理と説明しましたが、湯波はお土産物としても人気が高い商品です。
日光の湯波は出汁巻き玉子のように巻いてあるものが多いが特徴的。
とくに生の湯波をさしみ醤油でたべる「さしみ湯波」がお土産として人気です。
湯波まんじゅうは、名前の通り湯波を使ったまんじゅうです。
また、それを油でカラッと揚げた揚げ湯波まんじゅうもあり、日光でもっとも人気のあるお土産。
さきほど、かき氷が人気の店として名前が挙がった「さかえや」のものが有名です。
1日で3000個売り切ってしまうこともあるほど。
湯波まんじゅうは豆乳と湯波をまんじゅうの皮にふんだんに使用し、中にこしあんをたっぷりと詰めいています。
それに特製の衣を付けて揚げたのが揚げ湯波まんじゅう。
衣のサクッとした食感と、フワッとした生地、中のこしあんのなめらかな舌触りと、しっとりとした甘さが絶妙なバランス。
少量の塩を振って食べるのもおすすめです。
日光饅頭(日光酒饅頭)は、日光で江戸時代より親しまれてきた酒風味の饅頭です。
羊羹製造の老舗でもある「湯沢屋」のものが歴史が古く有名。
湯沢屋では、代々受け継がれている天然酵母と自家製の糀を使用。
それにより発酵させた餅米の絞り汁と小麦粉を使って生地を製造。
なんと7日間もかけて作られています。
日光甚五郎煎餅(にっこう じんごろう せんべい)は、石田屋というお店が製造販売しています。
石田屋は1907年(明治40年)創業の老舗。
日光甚五郎煎餅は、石田屋の看板商品でもっとも人気のある商品です。
商品名は、東照宮の社殿に施された彫刻「ねむり猫」の作者である左甚五郎に由来しています。
軽快な食感で、バターオイルの風味がする塩味が独特のおいしさです。
トレードマークとなっている、かわいいネコのイラストでも人気。
日光東照宮の見どころをご紹介しました。
世界遺産にも登録された東照宮は見どころがたくさんあったと思います。
豪華絢爛な装飾もいいですが、動物をはじめとしたたくさんの彫刻を見比べてみるのも楽しいですよ。
また、江戸時幕府を開き、日本の歴史に大きな足跡を残した徳川家康をしのんでみてはいかがでしょうか。
最終更新日 : 2022/03/08
公開日 : 2018/03/01