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1. シェーンブルン宮殿(Schloss Schoenbrun)
3. オーストリア国立図書館(Oesterreichische Nationalbibliothek)
5. スペイン乗馬学校(Spanische Hofreitschule)
6. ベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)
8. フンデルトヴァッサーハウス(Hundertwasserhaus)
10. 美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)
11. 自然史博物館(Naturhistorisches Museum Wien)
13. モーツァルトハウス・ウィーン(MozarthausVienna)
4. アンデア ウィーン劇場(Theater an der Wien)
1. ホテル ザッハー ウィーン(Hotel Sacher Wien)
2. ホテル カイザーリン エリザベート(Hotel Kaiserin Elisabeth)
中欧オーストリアの首都ウィーン。
人口はおよそ186万人。
ウィーンは「リング」と呼ばれる環状の大通りに囲まれた旧市街を中心とした町であり、かつてはこのリングに城壁が建てられていました。
市街地の北はウィーンの森が広がっており、広大な緑地帯を持つ珍しい大都市です。
1278年、スイスの地方貴族だったハプスブルク家がウィーンに本拠地を移したことで発展し、17世紀には独自の文化を形成するまでになりました。
1865年に城壁が撤去されると、オペラ座やウィーン市庁舎など豪奢な建物が次々と建てられ、「音楽の都」らしく都市の顔が変化していきます。
豪華なのに、上品さが漂う建物や、おしゃれなカフェやショップ。
見どころがたくさんあるので、ゆったりとした日程で巡りたい魅力的な街です。
オーストリアの中心であるウィーンは、治安が安定しており、比較的安全な観光地と言えます。
しかし、日本人として気を付けておきたいことがいくつかありますので、ここでウィーン観光の際の留意点をご紹介します。
ヨーロッパ南西部の国々に比べ、オーストリアの治安は良好。
ただし、観光客が巻き込まれる大きな事件はなくても、スリや置き引きと言った軽犯罪は起きています。
ウィーン観光にとても便利な地下鉄ですが、駅構内や車両内でのスリの報告もあるので注意しましょう。
また、団体客が多いホテルロビーなどで、荷物を置きっぱなしにして写真を撮っていた時に置き引きにあったり、周辺国への長距離列車内で、眠っている間に棚の上の荷物が盗まれたというケースも。
外国にいるという意識をしっかり持って、貴重品の管理には注意を払ってください。
オーストリアの公用語はドイツ語です。
語源が同じゲルマン語族である英語とドイツ語は似ている部分も多々あります。
そのため、多くのオーストリア人にとって英語は難しいものではなく、ウィーンのような都市ではほとんど英語が通じます。
稀に年配者でドイツ語しか分からないという人もいますが、ホテルやレストランでは基本的に英語が通じるでしょう。
ただ、挨拶だけでもオーストリアや南ドイツで使われる「Grüß Gott(グリュスコット)」にしてみてください。
ぐっと親近感を持ってもらえること間違いなしです。
ヨーロッパに来て多くの人が驚くのがトイレ事情。
ヨーロッパでは公衆トイレといえど無料ではなく、必ず0.5〜1€のコインが必要になります。
マクドナルドやデパートでさえ、チップがないと入れないところも多いのです。
できればホテルやレストラン、観光地の施設内でトイレを済ませるようにしましょう。
ヨーロッパの電車・バス移動で気を付けてほしいのが、「そんなつもりはなかったのに、うっかり切符を購入せずに電車・バスに乗ってしまった」というキセル行為です。
オーストリアのほとんどの地域では、日本のような改札口が存在しません。
出口からそのまま電車のプラットホームに出られるため、うっかりチケットを購入し忘れることもよくあります。
また、ホームやバスならバス内にある打刻機でチケットに打刻しないといけないので、こちらも要注意。
これらの行為は、覆面取り締まり係によって罰金刑となるためご注意ください。
外国人であろうとうっかり忘れてただけであろうと、問答無用で60〜70€の支払いを求められます。
オーストリアはドイツ語でÖstreich(ウーストライヒ)。
ドイツ語ではあまり似ていませんが、英語ではAustriaと、 オーストラリア (Australia)に非常に似ています。
日本語でもこの2ヶ国は似ていますよね。
オーストリアでは、英語名称を「オーストリー」に改名するも浸透しなかった過去や「カンガルーはいません」と書かれた土産物を出すなど、名称についていくつかの逸話があります。
中世南ドイツを代表する貴族であり、政略結婚により広大な領土を獲得したハプスブルク家ゆかりの地・ウィーン。
亡国・神聖ローマ帝国の歴史を感じるだけでなく、貴族文化を表すような芸術に遭遇できる町です。
そんなウィーンのおすすめ観光スポットを紹介していきます。
ウィーンが誇る世界遺産であり、ウィーンで最も多くの観光客が訪れるウィーン南西部の宮殿。
16人の子供を産んだ女帝マリア・テレジアによって、美しい姿となった豪華な宮殿です。
内部はもちろん、彫刻が立派な噴水を擁する広大な庭園や動物園など、多くの見どころがあります。
特に動物園は動物との距離が近い温室など、日本とは異なる文化を垣間見ることができるためおすすめ。
また、クリスマス時期には宮殿前で行われるクリスマスマーケットも見どころです。
住所 : Schönbrunner Schlossstr.
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 8:30~17:30 ※7〜8月は18:30まで、11~3月は17:00まで
料金 :
公式サイト : シェーンブルン宮殿
ハプスブルク家が13世紀後半から1918年まで約600年に渡って住居としてきた王宮。
増改築が繰り返され、2,500以上の部屋を擁する18の棟で造られた建物です。
ミヒャエル広場の南側のフランツ2世像が立つ中庭から入る皇帝の部屋は、当時のハプスブルク家の暮らしぶりを知ることのできる場所です。
銀器コレクションとシシィ博物館も見ごたえがあるので、ぜひ合わせて訪れましょう。
住所 : Innerer Burghof
マップ : Googleマップ
アクセス : U3 Herrengasseまたはトラム1、2、D番Burgringまたはバス1A、2A Michaelerplatz下車
営業時間 : 9:00~17:30(7・8月は~18:00)
料金 :
公式サイト : ホーフブルク宮殿
ホーフブルク宮殿内の多くの施設の中で、ぜひ足を運んでいただきたいのが、国立図書館です。
18世紀にマリアテレジアの父カール6世の命によって建てられました。
最近良く耳にする「世界で最も美しい図書館」とも言われ、奥行き80m、高さ20mの大広間の丸天井は美しいフレスコ画が描かれています。
貴重な蔵書は一般貸出はしておらず、手を触れることはできませんが、フラッシュ無しなら写真撮影可能。
音楽の都ウィーンらしく、16世紀の楽譜も展示されています。
住所 : Josefsplatz 1, 1015 Vienna, Austria
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・2・4番線カールスプラッツ(Karlsplatz)駅下車徒歩7分
定休日 : 火曜日
営業時間 : 10:00~18:00(木曜は~21:00)
料金 : 大人8€
公式サイト : 国立図書館
12世紀から300年かけて建造されたオーストリア最大のゴシック教会。
ウィーンのシンボル的な存在です。
4つの塔があり、一番高いのは137mの南塔で、教会の塔としては世界第3位の高さを誇ります。
この南塔と北塔は上に展望スペースがあり、ウィーン市街を一望できるのでおすすめ。
南塔は343段の階段で67m地点まで、北塔はエレベーターで60m地点まで行くことができます。
地下にはオーストリア皇帝の内臓を納めた壺や、ペストで死亡した市民の白骨を山積みにしたカタコンベがあります。
住所 : Stephansplatz 3
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U3 Stubentorまたはバス3A Stephansplatz下車
営業時間 : 北塔/8:15〜16:30、南塔/9:00〜17:30、カタコンベ/10:00〜11:30,13:30〜16:30
料金 : 北塔/6€、南塔/5.50€、カタコンベ/6€(英語・ドイツ語ガイドツアー)
公式サイト : シュテファン大聖堂
1572年に創立された世界で最も古い乗馬学校です。
マリア・テレジアの父であるカール6世の時代にその名を世界に轟かせ、当時高度な技術であったスペイン式乗馬を取り入れました。
馬を使った公演も見ることができ、ワルツにのった名馬のステップはさすがの一言。
朝の調教も見学できます。
住所 : Mischaelerpl. 1
マップ : Googleマップ
営業時間 : 上演時間不定期、朝の調教/10:00〜12:00
料金 : イベントにより異なるので公式サイトで確認してください
公式サイト : スペイン乗馬学校
サヴォイ公オイゲンの夏の離宮として建てられた、ベルヴェデーレ宮殿。
オーストリアバロックの傑作と言われ、上宮から緩やかに下る庭園、そこから一望できるウィーン市街は、ヴェルべデーレ(美しい眺め)そのものです。
内部は、19~20世紀のオーストリア絵画を展示した美術館になっています。
特にグスタフ・クリムトのコレクションは多く、代表作「接吻」をはじめ、数多くの名作が並びます。
また、シーレ、ココシュカ、マカルトといったウィーン世紀末の巨匠たちの作品も見られます。
その他、風景画などロマン主義、古典主義絵画も展示されており、絵画文化を深く感じるのにおすすめの観光スポットです。
住所 : Prinz-Eugen-Str. 27
マップ : Googleマップ
アクセス : トラムD番Schloss Belvedere下車
営業時間 : 9:00~18:00
料金 :
公式サイト : ベルヴェデーレ宮殿
「ウィーンのガウディ」といわれた建築家・フンデルトヴァッサーが自身で設計した美術館です。
フンデルトヴァッサーの設計作品が常設展示されています。
作品はもちろん、建物自体が一風変わっていて面白いです。
あのサグラダファミリアのガウディを彷彿とさせる、曲線のあるビストロカフェやトイレをよく観察してみましょう。
住所 : Untere Weißgerberstr. 13
マップ : Googleマップ
アクセス : トラム1番でRadetzkypl.下車
営業時間 : 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
料金 : イベントにより異なるので公式サイトで確認して下さい。
公式サイト : クンストハウスウィーン
古いウィーンの町に突如カラフルな色彩の建物が見えたら、それはフンデルトヴァッサーの作品です。
公共住宅として1986年に完成したこのフンデルトヴァッサーハウスは、今も一般市民が暮らす生活住居です。
緩やかな起伏をつけた床面や、直線を極力排除した外壁、テラスや屋上の約250本もの樹木など特徴的な建物。
残念ながら内部を見ることはできませんが、1階にショップがあるので、彼の作品のグッズを購入してみてはいかがでしょうか。
フンデルトヴァッサーがデザインしたのが、こちらのゴミ焼却場。
焼却余熱を周辺地域の暖房に利用するという、ウィーンのエコロジー精神に触れられるスポットです。
技術にエコロジーとアートが同居する場であり、近年注目を集めています。
ドイツ語名にも「Fernwärme:地域熱供給」と、「ゴミ焼却」の文字はなく、暖房システムを主にしていることが垣間見られます。
個人の内部見学はできないので、現地ツアーを探してみると良いでしょう。
この写真と、ゴミ焼却場という文字を見てピンと来た方もいらっしゃるかも?
フンデルトヴァッサーが世界に2つだけ作ったゴミ焼却場のうち、もう1つは大阪のユニバーサルスタジオジャパンにほど近い舞州にあるんです。
奇抜なデザインは遠くからでも目をひき、ユニバーサルスタジオジャパンと間違えて近くまで行く人もいるのだそう。
こちらは事前申請をすれば内部見学可能で、不定期にオープンデーもあります。
「ウィーンで美術館に行くならここに行け」と言えるウィーン自慢の芸術の宝庫。
世界最多となるブリューゲルのコレクションには、「雪中の狩人」や「バベルの塔」など、見ごたえのあるものばかりです。
また、フェルメールやルーベンス、ラファエロなど、誰でも一度は聞いたことのあるであろう名画家の作品が多数並びます。
その他、古代ギリシア、ローマ、エジプトの彫像や、歴代皇帝が収集した工芸美術作品や珍品もじっくり見ておきたいところ。
時間があるなら最低でも2時間はかけたい観光スポットです。
住所 : 1区Maria-Theresien-Platz
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U2 Museumsquartier、U3 Volkstheaterまたはトラム1、2、D番Burgring下車
定休日 : 9~5月の月曜日
営業時間 : 10:00~18:00
料金 : 大人18€ 19歳未満無料
公式サイト : 美術史美術館
前述の美術史美術館と向かい合い、そっくりな外観を持つ自然史博物館。
所蔵の元となったのは、女帝マリアテレジアの夫フランツ1世の約3万点のコレクションでした。
長い間皇室で管理されていましたが、後にフランツ・ヨーゼフ1世がウィーンへ移し、1876年に帝国自然史博物館を設立しました。
現在では約3000万点もの所蔵品を誇る、オーストリア最大規模の博物館となっています。
子供たちに人気が高いのはやはり恐竜の化石や骨格標本の展示コーナー。
世界最大の隕石展示室や、動物や鳥類のはく製コーナーも見逃せません。
また鉱物コーナーでは、マリアテレジアが夫のフランツ1世にプレゼントしたという宝石のブーケが必見。
高さ50cm、総重量2.8㎏、ダイヤモンドをはじめ、全部で2863個もの宝石が使われています。
多くの観光客が美術史美術館のみ見学していますが、時間があればこの貴重なコレクションをぜひご覧ください。
住所 : Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien
マップ : Googleマップ
アクセス : 路面電車1・2・71・D番ドクターカールレナーリング(Dr-Karl-Renner-Ring)停留所から徒歩2分
営業時間 : 9:00~18:30(水曜~21:00)
定休日 : 火曜日、元旦、クリスマス
料金 : 大人14€ 19歳未満無料
公式サイト : 自然史博物館
貴族の狩猟場だったプラーターの森にオープンした遊園地。
1873年に万国博覧会会場となった歴史も持ちます。
高さ64.75mの大観覧車は、映画『第三の男』にも登場して有名になりました。
遊園地で遊ぶだけでなく、周囲の自然を楽しみながらホッと一息入れるのにもぴったり!
夏場は何と夜の12時前まで開いているので、夕涼みをしながらブラブラと散歩したり、絶叫系マシーンを楽しむ若者などで賑わいます。
100mの高さがある空中ブランコや、90mからのフリーフォールなどが人気です。
住所 : Reisenradplatz1
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U3 Praterstern下車
定休日 : 1月運休あり
営業時間 : 1・2・11月/10:00~19:45、3・4・10・12月/10:00〜21:45、5〜9月/9:00〜23:45
公式サイト : プラーター遊園地
モーツァルトが1784〜87年まで住んだ家で、「フィガロの結婚」はここで作曲されました。
モーツァルトの生誕250年である2006年からは、彼の生涯と作品、当時のウィーンの様子を最新の設備でたどれるようにリニューアルされました。
クラシックやモーツァルト好きなら絶対に訪れておきたいスポットです。
住所 : Domgasse5
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U3 Stubentorまたはバス3A Stephansplatz下車
営業時間 : 10:00〜19:00
料金 : 大人12€ 19歳以下4.50€
公式サイト : モーツァルトハウスウィーン
ウィーンの芸術家グループ「分離派」が自ら築いたユーゲントシュティールの至宝。
「金色のキャベツ」と呼ばれる月桂樹の葉をモチーフにした黄金のドームが目印です。
その頂きの下には「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」という分離派のスローガンが刻まれています。
特におすすめなのは、ベートーヴェンの交響曲第9番をテーマにしたグスタフ・クリムトの連作壁画。
この「ベートーベンフリース」は絶対に見ておきましょう。
住所 : 1区Friedrichstr. 12
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U1、2、4 Karlsplatz下車
定休日 : 月、12/25
営業時間 : 10:00~18:00
料金 : イベントにより異なるので公式サイトで確認してください。
公式サイト : 分離派会館
1862年にオープンしたウィーン市立公園は、ウィーンで最も古い市立公園。
公園内にはドナウ川に繫がるウィーン川が流れ、丁寧に手入れされた花壇や芝生が美しい都会のオアシスです。
街の中心地にあるため、観光の途中でほっと一息つきたい時にもおすすめ。
地元の人たちが日光浴やジョギング、散歩を楽しむ姿が見られます。
多くの観光客のお目当ては、金色に輝く、バイオリンを持ったヨハン・シュトラウスの像。
園内には他にも五線紙とペンを持ったフランツ・シューベルトや、ロベルト・シュトルツ、フランツレハールなどオーストリアで活躍した作曲家の像が置かれています。
ちなみに、ト音記号の植え込みとモーツァルトの像は市立公園ではなく、王宮庭園にあります。
美術史美術館から近いので、合わせて訪れてみてください。
住所 : Landstraer Hauptstra 7, 1030 Vienna
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄 STADPARK駅、またはSTUBENTOR駅下車
公式サイト : ウィーン市立公園
音楽の都として多くの音楽家を輩出し、今も多くの音楽留学生が訪れるウィーン。
世界3大オペラ座に数えられるウィーン国立歌劇場をはじめとし、日本でも人気のニューイヤー・コンサートで知られる楽友協会など、世界中の音楽ファンをうならせる聖地です。
ウィーンを訪れたら、ぜひとも一度は音楽鑑賞に出掛けたいものですね。
そのためにも、正装を持っていくと良いでしょう。
ここでは、本格的なオペラやクラシックから、気軽に楽しめるオペレッタやコンサート鑑賞ができる観光スポットをご紹介します。
スカラ座、メトロポリタン歌劇場と共に世界3大オペラ座のひとつで、音楽の都ウィーンが誇るオペラです。
年間約300日間オペラやバレエが上演されており、ほぼ毎日異なる演目を入れ替わり上演しているため、短い滞在でも複数の演目が楽しめます。
チケット代金は演目によって異なりますが、1階席目安で100~300€で、当日発売の立ち見3€の席もあります。
本場ウィーンで本物の芸術に触れられるチャンスなので、滞在中に何かの公演があればぜひ試してみてください。
世界中の音楽ファンが憧れるウィーンフィルハーモニー管弦楽団の本拠地。
世界各国でテレビ中継されるニューイヤー・コンサートが行われる黄金のホールと、作曲家ブラームスがピアノ演奏を行ったブラームスホールの2つをメインホールとしています。
ウィーンフィルはもちろん、他の管弦楽団のパフォーマンスもプログラムされており、音楽通から初心者まで楽しめます。
ウィーン交響楽団の本拠地で、1913年に竣工したコンサートホールです。
クラッシックのみならず、ジャズやワールドミュージック、オーケストラ、室内楽のコンサートなどが行われています。
ウィーン市を代表するオーケストラでもある、ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラが行うニューイヤーコンサートは、ウィーンフィルと双璧をなすほどの人気です。
住所:Lothringer Strasse 20, Wien
マップ: Googleマップ
アクセス:地下鉄4番線シュタットパーク(Stadtpark)駅から徒歩4分
公式サイト: コンツェルトハウス
モーツァルトのオペラ「魔笛」の成功を受けて、801年に設立されたウィーンの文化遺産である劇場です。
壁には魔笛に登場するパパゲーノの彫刻が見られます。
ウィーン発信のロングヒットミュージカル「エリザベート」をはじめ、数多くのミュージカル作品を上演しています。
古典オペラの上演に相応しいとされる劇場で、オペラ鑑賞を楽しみたい人におすすめ。
チケットは24~145€となっています。
オペラ、オペレッタ、ミュージカル、ダンスなど幅広いジャンルを上演するウィーンで最も大きな劇場。
ヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」やレハールの「メリー・ウィドウ」など、ウィーンならではの社会風刺やユーモラスなオペレッタを楽しめます。
1階席の目安は40~90€とリーズナブルなので、気軽に楽しめます。
住所 : Währinger Straße 78, A-1090
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U6 Vienna下車
営業時間 : 月〜金8:00〜18:00、土日祝9:00〜12:00
公式サイト : フォルクスオーパー
王宮の礼拝堂で行われるウィーン少年合唱団のミサも、音楽好きであれば見ておいてほしいもの。
宮廷礼拝堂少年聖歌隊として、15世紀に神聖ローマ皇帝によって創設された少年合唱団を起源に持つウィーン少年合唱団は、海外各地で公演を行っており、誰でもその名を聞いたことがあるであろう合唱団です。
毎週日曜日とキリスト教の祭日に行われる王宮礼拝堂での彼らのミサでは、少年たちの「天使の歌声」を味わうことができます。
チケットの目安は~35€。
ただし、ミサは基本的にキリスト教徒信者のためのものなので、マナーを配慮して参列するようにしましょう。
住所 : Hofburg, Schweizerhof
マップ : Googleマップ
アクセス : U3 Herrengasseまたはトラム1、2、D番Burgringまたはバス1A、2A Michaelerplatz下車
定休日 : 祝、8月
営業時間 : 土〜木11:00〜15:00、金11:00〜13:00
ウィーンのグルメといえば、おしゃれなイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、実はウィーンの食文化はシンプルなドイツからのものが大半を占め、またウィーンの人々の倹約を良しとする文化からか、どちらかというとシンプルです。
レストランも飾らない良さを大切にするところが多いです。
そんな中でおすすめしたいのは、ウィーンの有名店。
「これぞウィーン」と言える魅力を持つのは、やはりどんな旅行雑誌にも登場する歴史のある有名店です。
シュテファン寺院から北東の路地奥にある創業1905年の老舗です。
ウィーンの名物料理の1つ、ヴィーナーシュニッツェルを食べるならここ。
ヴィーナーシュニッツェルとは、ハンマーでたたいて柔らかく、そして平たく伸ばした仔牛肉にサラサラの細かい衣をつけてカリッと揚げたカツレツです。
仔牛が一般的ですが、家庭ではポークやチキンで代用することもあります。
小さなお店ではありますが、その人気は凄まじく「レストランのために滅多に並ばない」オーストリアでも常に行列ができています。
その大きさに一瞬ひるみますが、薄いのとサクッとあがっているので意外にぺろりといけます。
レモンをきゅっと絞っていただきましょう。
住所 : Wollzeile5
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U3 Stubentorまたはバス3A Stephansplatz下車
定休日 : 8月休業あり
営業時間 : 11:00〜22:30
牛肉のおしりと太ももの一番上との間あたりの部分を、塊で何時間も野菜とブイヨンで煮込んだターフェルシュピッツ(Tafelspitz)。
皇帝フランツ・ヨーゼフの大好物だったと言われています。
プラフッタはこのターフェルシュピッツの専門店で、ここが一番と名をあげる人も多く、特にWollzeile通りの店舗は予約が無いと入れないほどの人気です。
最初にお鍋で登場するので、まずは旨みが溶け込んだ絶品スープをいただきましょう。
次に店員さんが、煮込んだ牛肉と野菜類、ソースを取り分けてくれます。
ホースラディッシュにリンゴのすりおろしを混ぜたソースとチャイブが入ったホワイトソース、ほうれん草のソースをお好みで付けてください。
ホースラディッシュのピリッとした辛みとリンゴの甘酸っぱさが混ざったソースは絶品です。
かなり量が多いため、女性や小食な方なら、二人で一人前をシェアして丁度良いかもしれません。
体の芯から温まる滋味あふれるスープなので、冬のウィーンを旅行するならば、ぜひ味わってみてください。
住所 : Wollzeile 38, 1010 Wien
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U3、シュトゥーベントール駅Stubentorから徒歩3分
定休日 : 無休
営業時間 : 11:30~24:00
本家ザッハートルテの店で、ホテル・ザッハー内にあります。
赤を基調とした洗練されたクラッシックな店内は、ウィーンの雰囲気を満喫するのにぴったり。
店名にもなっているザッハートルテは、スポンジケーキにあんずのジャムが挟まれ、チョコレートでコーティングしたケーキです。
基本的にかなり甘めのケーキなので、熱いコーヒーにピッタリ。
また、昼からはヴィーナーシュニッツェルなどの料理メニューもあり、こちらも絶品です。
住所 : Philharmonikerstr.4
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U3 Stubentorまたはバス3A Stephansplatz下車
定休日 : 無休
営業時間 : 8:00〜24:00
1786年創業の皇室御用達ケーキ店で、ザッハートルテや店の女主人の名前から取られたアンナトルテが人気です。
店内奥はガラス張りでケーキを作る過程も見られます。
ケーキを味わうだけでなく、見て楽しむこともできるスポットです。
デメルのザッハートルテはやや甘さ控えめ。
甘い物が大好きという方は、カフェ・ザッハーとの味比べをしてみてはいかがでしょうか。
住所 : Kohlmarkt14
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄U3 Herrengasseまたはトラム1、2、D番Burgringまたはバス1A、2A Michaelerplatz下車
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00〜19:00
ウィーンはオペレッタや美術館を巡るなら3日はほしいところですが、名所を周るだけなら1日で十分足りる観光スポットがギュッと密集した町です。
ここでは、ウィーン旧市街とシェーンブルンの見学プランをご紹介します。
開館と同時に見学スタートがおすすめ。
シェーンブルンとの共通券シシィ・チケットを購入しましょう。
王室御用達の店や高級ブランド店の並ぶ町並みを眺めながらシュテファン寺院を目指しましょう。
塔の上からウィーン市内を眺めるのがおすすめです。
時間があればカタコンベの見学ツアーに参加してみてください。
ウィーン名物の皿いっぱいのヴィーナーシュニッツェルでお腹いっぱいに。
量がとにかく多いので、女性はシェア(オーストリアでシェアは一般的ではありませんが)するつもりで注文すると良いでしょう。
リンク沿いの公園には著名な音楽家や作家の像がたくさん並んでいます。
最も有名なモーツァルトの像やト音記号の花壇を見ておきましょう。
ウィーンで最も有名なカフェで一息。
ザッハートルテは絶対食べておきたいところですね。
宮殿内はもちろん、庭や動物園をじっくり探索したいところ。
2時間かけてゆっくりまわるのに値するスポットです。
ウィーンの観光スポットは旧市街に集まっているので、ホテルを選ぶなら旧市街内がおすすめです。
旧市街の中でも、メインストリートといえるケルントナー通り沿い、または周辺のホテルなら、ショッピングにもお買い物にも便利。
観光の途中でちょっと休憩に戻ることも出来る上に、オペラ観劇のあとで夜食を食べたり、カフェやバーで余韻を楽しんでからホテルに歩いて戻れるのも嬉しいポイントです。
また、旧市街を取り囲むように走る環状道路リング沿いにもたくさんホテルがあります。
旧市街の真ん中よりはホテル代が少し下がるので、選択肢に入れるのもあり。
リング沿いはトラムや地下鉄が並行して走っているため、どこに行くにも便利です。
1876年創業の「ホテルザッハーウィーン」は、ウィーンを代表する名門ホテル。
ウィーン屈指のショッピング街であり歩行者天国で知られるケルントナー通りからすぐそばという便利な立地で、国立オペラ座の向かいに位置しています。
創業以来、各界の著名人をはじめ、場所柄もあり、世界各国の音楽関係者のゲストを多く迎えています。
2005年にはリニューアルが行われ、従来の雰囲気を残しつつ、上層階に眺めが良いテラス付きスイートを含む44室が増室され、Sacherスパも設けられました。
客室は全149室。
スーペリアルームから、テラス付きのスイートルームまで、8つのカテゴリーに分かれています。
何度か改装されている客室ですが、上品なインテリアが配されたラグジュアリーな空間に仕上げられ、ホテルザッハーらしさを失う事はありません。
ウィーンを訪れる多くの観光客が足を運ぶのが、ホテル1階にあるカフェ「ザッハー」です。
ご存知ザッハートルテ発祥の店として知られ、連日行列が出来ています。
特に宿泊客向けの優先入店などはありませんが、ホテルの朝食にザッハートルテが登場したり、ホテルバーでもオーダー可能なので、利用するのも良いですね。
住所 : Philharmonikerstraße 4 A-1010 Vienna
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・2・4号線Karlsplatzカールスプラッツ駅から徒歩3分
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜24:00/12:00
公式サイト : ホテル ザッハー ウィーン
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
「ホテル カイザーリン エリザベート」は、シュテファン大聖堂からすぐ、地下鉄シュテファンプラッツ駅からは徒歩3分という場所に位置しています。
ウィーンのショッピングストリートであり、歩行者天国のケルントナー通りから30mほど入った場所なのでとにかく便利。
モーツァルトやリスト、ワーグナーも宿泊したという由緒あるホテルで、ホテル全体がエリザベート皇后に対する愛に溢れています。
ロビーに入ると、皇帝フランツ・ヨーゼフと、エリザベート皇后の肖像画と、エリザベート皇后の石像が迎えてくれますよ。
アンティーク調の家具が配された客室は全部で63室。
スタッフのフレンドリーかつ丁寧な接遇が評判で、ウィーンの定宿にしているリピーターも多いのだそう。
大型ホテルが苦手な方におすすめしたい、上品で落ち着いたホテルです。
お部屋タイプは様々なので、ホテル予約サイトで確認してくださいね。
住所 : Weihburggasse 3, 1010 Vienna
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・3号線Stephansplatzシュテファンスプラッツ駅からすぐ
チェックイン/チェックアウト : 13:00〜24:00/12:00
公式サイト : ホテル カイセリン エリサベス
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
「ブティック ホテル アム シュテファンプラッツ」は、地下鉄シュテファンプラッツ駅からすぐという便利な立地を誇る4つ星ホテル。
目の前にはウィーンのシンボル、シュテファン大聖堂がそびえています。
ウィーンのど真ん中といえる場所なので、どこに行くにも便利で、使い勝手の良いホテルです。
客室は全53室。
2019年にリニューアルしているので設備も新しく、機能的です。
ビジネス客に人気のシングルルームから、シュテファン大聖堂が目の前に見える部屋、その上テラスが付いた部屋、スイーツなど8つの部屋タイプがあり、それぞれ違ったデザイン、眺望が楽しめます。
もちろん、おすすめは大聖堂ビューのお部屋。
予算が合えば、テラス付きのお部屋を選んで、シュテファン寺院を目の前にしながらテラスでのティータイムという贅沢な時間を過ごすのも良いですね。
住所 : Stephansplatz 9, 1010 Vienna
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・3号線Stephansplatzシュテファンスプラッツ駅からすぐ
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜24:00/11:00
公式サイト : ブティック ホテル アム シュテファンプラッツ
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
最後にご紹介するのは、特別中の特別。
ヨーロッパには古城ホテルや宮殿や貴族の館を改装したホテルが数多く存在しますが、こちらの「シュロス シェーンブルン グランド スイート」は、世界遺産にも指定されている、シェーンブルン宮殿の中にあるスイートルーム。
1日に1室のみの限定なので、シェーンブルン宮殿を貸し切りにしているような、非日常感が味わえます。
宿泊できるのは、正面から見た写真で言うと、一番右側の飛び出た棟の4階部分。
気になるお値段は想像を超えるのか下回るのか、予約サイトで確認してみてください。
追加料金で専用バトラーや専用シェフ、馬車での観光、リムジンサービス、シェーンブルン宮殿プライベートガイドなどのオーダーも可能です。
167 m²のスイートルームには広々としたリビング、ベッドルームが2つ、ダイニングとキッチンが付いています。
窓からは美しい庭園が目の前に。
ハプスブルク家の宮殿の中で天蓋付きのベッドで眠るなんて、まさにプリンセス体験ですね。
チェックインは、ハプスブルク家のゲストハウスとして使われていた宮殿を改装したホテル「オーストリア・トレンドパークホテル・シェーンブルン」で行い、シェーンブルン宮殿まで車で送って貰います。
2014年に開業しましたが、あまり知られていないこともあり、空いている日も結構あるので、ハネムーンや記念日の宿泊にいかがでしょうか。
住所 : Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Vienna
マップ : Googleマップ
アクセス :
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜23:00/11:00
公式サイト : シュロス シェーンブルン グランド スイート
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ウィーンは神聖ローマ帝国の歴史をたどったり、音楽の美しさに触れられる町です。
中欧に訪れる際は、ぜひウィーンの地に足を伸ばして、その上品な貴族文化を楽しんでください。
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最終更新日 : 2023/08/24
公開日 : 2018/03/14