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【佐賀東部エリア】佐賀市、鳥栖市、神埼市、小城市、多久市、三養基郡、神埼郡
みなさんは佐賀にどんなイメージをお持ちですか?
あまり観光地のイメージが少ないかもしれない佐賀ですが、本記事を読めばイメージもがらりと変わるはず!
佐賀県在住の筆者が、佐賀県とはいったいどんな所かをご紹介していきます。
佐賀県は九州の北西部に位置し、東は 福岡県 、西は 長崎県 に接し、九州へのお出かけには利便性が最も良い県と言われています。
有明海沿岸から筑後川沿いには県の面積の3割を占める佐賀平野が広がり、玄界灘から佐賀平野西部までは杵島丘陵などの丘陵地帯が広がります。
北東部に脊振山地、南西部に多良岳山系といういずれも1,000m級の山地が丘陵地帯を挟んでおり、緑豊かな県でもあるのです。
歴史的には吉野ケ里遺跡に代表されるような弥生時代の環濠集落跡や、朝鮮出兵の拠点になった名護屋城があります。
また、明治維新に大きく活躍した薩長土肥の一端として多くの著名人の排出等、とても興味深いものが多く、歴史好きにはたまらない観光スポットとしても人気を集めています。
2018年現在は明治維新から150周年ということで、佐賀市内で肥前さが「幕末維新博覧会」が開催されており、観光客が急増しています。
それに加え、毎年5月には有田陶器市、11月には唐津くんちやバルーンフェスタは大きな賑わいをみせ、全国だけでなく海外からも多くの観光者が訪れる大人気となりつつ観光地が盛りだくさんです!
佐賀県は温泉が有名ですが、折角来たのであれば温泉だけでなく周辺の観光スポットにも足を伸ばして、佐賀を満喫していかれてはいかがでしょうか。
ここでは佐賀を大きく3つのエリアに分けて各おススメスポットをご紹介します。
東部エリアは九州の観光の要所である鳥栖市をはじめ、県庁所在地がある佐賀市、元炭鉱のあった多久市、小城羊羹でお馴染みの城下町小城市があります。
また、温泉地としては古湯温泉、熊の川温泉、佐賀大和などがあります。
博多から佐賀まではJRの特急で40分程、佐賀空港からは車で約30分。
鳥栖に関しては、福岡から電車でわずか15分ほど、車でも高速で20分ほどで来れるため、とても利便性の良い場所となっています。
鳥栖市:九州最大のアウトレットモールがあるため、若者でにぎわっています。安いブランド品をゲットするならぜひ鳥栖市へ!
神埼市:吉野ケ里遺跡公園で歴史を味わい神埼そうめんを食べるのがいいでしょう。歴史好きにはたまらない昔ながらの体験ができること間違いなしです。
小城市:名水が流れるため城下町を見た後は鯉料理や酒蔵見学がおすすめです。小城名物、小城羊羹は目上の方へのお土産に喜ばれます。
多久市:最近タクアという大型施設が再興し今後の賑わいに期待がもてます。緑も多く、自然あふれる場所です。
鳥栖から西側の多久まで車の下道で1時間強くらいの距離ですので、1日あれば各場所を楽しめるエリアです。
その他、今回の温泉地として取り上げておりませんが、鳥栖の家族風呂温泉「家族風呂温泉山ぼうし」や東脊振にある「ひがしせふりおんせん 山茶花の湯」などは、温泉から眺める景色も良く、素敵な雰囲気で満足することができると自信をもっておススメします!
(筆者は全国各地の温泉を巡っている温泉マニアですが、鳥栖の山ぼうしは個人的にはベスト3に入るほどお気に入りの温泉です)
西部エリアは長崎や佐世保にも近く、武雄温泉や嬉野温泉もあるため、とても観光客に人気のあるエリアです。
佐賀市から高速で30分程度、長崎から高速で2時間、唐津にも1時間と、西九州の中心部に位置するため様々な方面からのアクセスが可能です。
武雄市:国の登録記念物である御船山楽園にて季節を味わい、武雄図書館で図書館らしからぬ雰囲気や餃子会館にて有名なホワイトラーメンと大きな餃子を味わってみてください!
嬉野市:なんと言っても三大美肌の湯嬉野温泉!とろっとろの温泉湯豆腐と嬉野茶で作った嬉野茶アイスも絶対に味わうべしです。
鹿島市:多数の酒蔵が立地しており、3月には酒蔵ツーリズムが開催され、複数の酒蔵が鹿島の街で一斉に酒蔵開きを行います。お酒好きにはたまらないイベントです。また、三大稲荷神社の祐徳稲荷神社もあり、近年では海外からの観光客でにぎわっています。
杵島郡・藤津郡:太良牡蠣が有名で、冬季になると牡蠣小屋が立ち並びます。道の駅にも新鮮な魚介が盛り沢山です。
有田焼、伊万里焼、唐津焼、虹ノ松原、名護屋城、唐津くんちなど、観光するならもってこいの松浦エリア。
福岡からも1時間弱あれば電車や車でアクセスすることができます。
呼子の朝市やイカの活き造りが有名となっており、年中観光客が絶えません。
唐津市:唐津くんちや名護屋城など昔から続く歴史ある伝統で有名な街です。呼子の朝市やイカの活き造りは、佐賀にきたら絶対楽しんでほしいオススメ!
伊万里市:梨狩り、伊万里牛など食が満載な伊万里市。風鈴まつりなども夏には行われ、風情あふれる町並みに鈴の音がなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
西松浦郡・東松浦郡:松浦郡はなんといっても有田焼。陶器好きにはたまらない昔ながらの歴史あるお店がたくさんです。
松浦エリアは七ツ釜、呼子、浜野浦の棚田、虹ノ松原など、カメラ好きにはもってこいのカメラスポットも満載です。
以上、温泉と合わせて行って頂きたい佐賀の観光スポットをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
佐賀には各地域にそれぞれの魅力が詰まっています。
食、温泉、観光どれをとっても満足できること間違いなしです!
続いては、佐賀の温泉とそれぞれの温泉地にあるおすすめ旅館について、詳しく説明していきます。
佐賀温泉とひとくちに言っても、各温泉全く泉質や歴史、趣が違います。
同じ佐賀県でも多様な種類の温泉があるため、是非とも佐賀中を回ってそれぞれの良さを楽しんでください!
日本三大美肌の湯として有名な嬉野温泉。
とろりとした湯触りが特徴で、様々な趣向を凝らした宿がひしめき合う温泉街です。
また、嬉野は温泉だけでなく、嬉野茶、温泉豆腐も忘れてはなりません。
温泉街の中には無料の足湯も点在しているので食べ歩きしながら一休みされてはいかがでしょうか。
泉質:炭酸水素塩泉、塩化物泉
効能:神経痛、リウマチ、婦人病、胃腸病、皮膚病、貧血など
備考:温泉水を使った温泉豆腐も要チェック!とろっとろの絶品です。
嬉野を代表する老舗旅館。
皇居を手掛けた吉村順三が設計を手掛け、大正14年から創業しています。
大正屋には「椎葉山荘」、「湯宿清流」という別棟があり、それぞれが高評価を得ています。
大正屋と椎葉山荘はそれぞれ立ち寄り湯を利用できますが、宿泊者のみが利用できる露天風呂があり、是非とも特別な空間を味わってみたいものです。
やはり一番おススメしたいのは別棟である椎葉山荘です。
「ななつ星in九州」の旅オプショナルツアーの前泊の宿にも選ばれ、渓流が流れる自然の中で過ごすひと時は贅沢そのものです。
住所:〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2276-1
マップ: Googleマップ
電話:0954-42-1170
立ち寄り湯:12:00~22:00
予約サイト: 一休.com
大正屋が正統派老舗旅館なら、敷島はモダンで個性派な旅館。
露天風呂客室はもちろんのこと、8つの異なる貸切湯が楽しめます。
各貸切湯は広々としていて、お子様連れのご家族にも十分満足していただけると思います。
テイストがすべて違っており、何度も通ってコンプリートしてみるのもいいかも!
また、料理は佐賀牛を使った会席で、和洋どちらの雰囲気も味わえます。
住所:〒843-0304 佐賀県嬉野市嬉野町大字岩屋川内甲114-1
マップ: Googleマップ
電話:0954-43-3135
立ち寄り湯:15:00~21:00 ※貸し切り湯は7:30~22:00
予約サイト: じゃらん
創業90年の老舗旅館でありながら館内は和モダンな雰囲気を味わえます。
また、最近別邸「をりから」がオープンし、1棟貸し切りの優雅なスタイルも楽しめるようになりました。
吉田屋の素晴らしさは、多様な過ごし方(しかもオシャレ)ができるところ。
足湯バーに個室ダイニング、岩盤浴にカフェと併設された雑貨ショップ。
日帰りだけでも十分に嬉野を堪能できるでしょう。
JAZZが流れる館内で普段の空間から離れた上質な1日を過ごすことができますよ。
住所:〒843-0304 佐賀県嬉野市嬉野町大字岩屋川内甲379
マップ: Googleマップ
電話:0954-42-0026
立ち寄り湯:平日15:30~23:00、土日祝10:30~23:30
予約サイト: 一休.com
古くから湯治場として知られ、斎藤茂吉、青木繁、郭沫若らの文人墨客も多く訪れた由緒ある温泉です。
特徴としては、滑らかなアルカリ性の泉質と約38度のぬるめの湯(通称ぬる湯とも)。
国民保養温泉地に指定され、6月に蛍鑑賞会、7月に古湯温泉花火大会、9月に古湯映画祭などイベントも盛んに行われています。
泉質:単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、肩こり、関節痛、疲労、冷え性、打撲、痔疾、美肌など
備考:「佐賀の奥座敷」として栄え、現在は約15軒の温泉施設で形成されており、温度が低めなので長湯が楽しむことができます。
脊振山の懐に位置するONCRIは、自然に囲まれた中で時間を忘れさせてくれる湯治リゾートとなっています。
エントランスからロビーギフトショップ、キッズスペースまでもがスタイリッシュかつモダンな雰囲気を感じさせます。
気軽に立ち寄り湯も利用でき、地元の食材を生かしたバー&レストラン「SEBRI/セブリ」では期間限定でブッフェも味わうことができますよ。
豊富な種類な立ち寄り湯だけでなく、天然砂むし温泉も利用できて、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
住所:〒840-0501 佐賀県佐賀市富士町古湯556
マップ: Googleマップ
電話:0952-51-8111
立ち寄り湯:10:00~20:00
予約サイト: 一休.com
2000年以上の歴史を刻んだ古湯温泉の天然掛け流し温泉です。
鶴霊泉の名物は砂湯。
砂湯は砂をかけるような砂風呂とは違い、湯船の底に砂が沈殿しています。
なぜ砂が沈殿しているかというと、この温泉は岩盤から源泉が沸きだしていて、その岩盤を守るために砂が敷き詰められているためです。
その砂を介し、足元に温泉が沸きあがってくる珍しい温泉です。
また、貸切庭園風呂があり、写真のような日本美溢れる風景を独り占めしながら雅な時間を過ごすことができます。
住所:〒840-0501 佐賀県佐賀市富士町古湯875番地
マップ: Googleマップ
電話:0952-58-2021
立ち寄り湯:11:00~14:00
予約サイト: じゃらん
露天風呂から望む有明海は、身体だけでなく心も開放的にしてくれます。
太良には有名な海中鳥居があり、人気のインスタスポットとなっており、カメラを抱えた人たちがたくさんです。
また、地元名産の竹崎カニや海産物もチェックしてみてください。
泉質:炭酸水素塩泉
効能:神経痛、リウマチ、疲労、冷え性
備考:竹崎カニを目的とした観光客も。太良牡蠣も併せて食と癒しの旅を味わうことができます。
眼下には有明海、夜になれば星空を満喫できる、そんなロマンティックな場所が蟹御殿。
4部屋ある「はなれ」は、露天風呂付き客室で豪華リゾートを味わえます。
また、6つの貸切湯もあり、どの部屋からも有明海を望むことができます。
食事はもちろん竹崎カニ!オプションで佐賀和牛やアワビなどもいただけます。
特別な日を盛り上げること間違いなしの宿です。
住所:〒849-1615 佐賀県藤津郡太良町大字大浦乙316-3
マップ: Googleマップ
電話:0954-68-2260
立ち寄り湯:11:00~22:30
予約サイト: じゃらん
透明で柔らかな湯ざわりが特徴で、1300年の歴史を持つ武雄温泉。
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に、負傷兵士の湯治場として利用したとも言われる歴史ある温泉となっています。
シンボルである楼門は、辰野金吾の設計によるものであり、武雄温泉新館と共に国の重要文化財に指定されています。
昨年NHKで紹介され、認知度も上がってきた歴史ある温泉街です。
泉質:炭酸水素塩泉
効能:神経痛、関節痛、疲労など 佐賀大和-炭酸水素塩泉
備考:最近判明した楼門に隠された歴史的ミステリーが今注目を集めており、観光客が急増しています。
武雄の楼門をくぐって左手に見えるのが武雄温泉元湯。
現在使用されている温泉施設の建物としては、日本最古のもの(明治9年に建築)!
こちらは立ち寄り湯のみですが、大人400円・小人200円とかなりリーズナブル。
中はぬる湯とあつ湯の二つに分かれており、ぬる湯でも43℃前後、あつ湯で45℃前後とかなり熱めです。
初めての方はぬる湯でも熱いと感じるかもしれませんが、体の芯から温まり長くポカポカが続きます。
最近では楼門に関わる面白い謎が判明したので、興味がある方は是非訪ねてみてください。
住所:〒843-0024武雄市武雄町大字武雄7425
マップ: Googleマップ
電話:0954-23-2001
施設サイト: じゃらん
1993年・1994年の2年連続で日本温泉旅館大賞のグランプリを受賞。
本格懐石料理と心からのもてなしで各旅行サイト高評価の旅館となっています。
露天風呂付客室完備で立ち寄り湯、貸切湯の利用も可。
全7部屋なので予約は必至です!
歴史ある数寄屋造りの部屋、がらりと洋風な北欧スタイルの部屋など気分に応じてタイプを選んでください。
リピーターも多く、武雄自慢の宿となっております。
住所:〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄7399番地
マップ: Googleマップ
電話:0954-22-3188
立ち寄り湯:13:00~21:30
予約サイト: じゃらん
佐賀大和ICで高速を降りたところにある地域。
佐賀市内にも近く、気軽に寄れる大和地域になっています。
泉質:炭酸水素塩泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、冷え性、痔疾など
備考:泉質の中でも珍しい炭酸泉、東欧では「心臓の湯」とも言われ昔から病気の治療に使われることもあります。
佐賀大和ICから車で北上1分のところにある温泉施設。
地下1300mから湧き出る炭酸泉は血流改善に効果があるそうです。
屋上の露天風呂や写真の通り開放的で、他にも天然温泉露天岩風呂や内湯、塩サウナ、遠赤外線サウナなどバラエティに富んだ施設になっており飽きることがありません。
また、お子様連れにはうれしいレジャープールも完備しあるため、夏休みの行楽にもとても便利です。
アクセスが良く、市内にも三瀬にも近いため佐賀で観光した帰りがけに利用されてはいかがでしょうか。
住所:〒840-0202 佐賀県佐賀市大和町大字久池井3667
マップ: Googleマップ
電話:0952-62-1126
立ち寄り湯:10:00~23:30
予約サイト: じゃらん
嘉瀬川沿いに広がる風情ある温泉街。
開湯は821年で弘法大師が水鳥を見て発見したとされています。
ラドンの含有量は九州地区でも屈指といわれ、国民保養温泉地に指定されています。
古湯温泉と同じく38℃前後のぬる湯で、身体が温まった後は、嘉瀬川沿いの遊歩道を歩き、親水公園を散策するのも趣があります。
泉質:ラジウム泉
効能:リウマチ、高血圧、動脈硬化、皮膚病など
備考:全国有数のラドン含有量と、体にまとわりつくような柔らかな湯触りが特徴で、薬効が高いと評判です。
立ち寄り湯、日帰り湯のみの温泉施設。
湯招花のお湯は西九州最大級で、毎分 500リットルの豊富な湧出量で成り立っています。
また、6つの離れがあり、完全プライベート空間をグループ・家族で楽しめます。
ラドンは呼吸または皮膚から吸収され、イオン化作用により新陳代謝を促すそうで、お湯に入るだけでなく湯気を吸ったり温泉水を飲んだりして美肌、健康の効果を堪能することができます!
温泉スタンドも設置されており、容器を持っていけば10L/100円にて24時間販売しています。
容器は館内でも750円/10L を販売しています。
住所:〒840-0512 佐賀県佐賀市富士町大字上熊川180−1
マップ: Googleマップ
電話:0952-64-2683(本館) / 0952-64-2360(-HANARE- 離れ)
予約サイト: じゃらん
佐賀の温泉地をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
泉質や歴史も様々で、地域ごとの風情ある温泉を楽しめることが佐賀温泉の魅力のひとつです。
立寄湯ができる温泉もたくさんありますので、湯巡りなどもおすすめです♪
それぞれの温泉地には名産物もあるので、身体がぽかぽかになったあとはグルメも満喫できます!
ぜひ一度、自然あふれる温泉地満載の佐賀県をきてみてはいかがでしょうか?
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公開日 : 2018/08/13