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佐賀県と聞いて、なんとなく九州地方にある県だとわかっていても、具体的にイメージできる人は多くないと思います。
地元の人以外で、九州旅行を考えている人も、あえて佐賀県まで足を運ぼうと思っている人は少ないのではないでしょうか。
お隣の 福岡 や 長崎 、そして 熊本 や 宮崎 ・ 大分 ・ 鹿児島 に比べて全国的に有名な観光スポットはほとんどありません。
そればかりか、どんな場所なのかわからない「知られざる秘境」みたいな印象でしょうか。
佐賀県は、九州地方の北部・福岡県と長崎県の間に位置する県です。
面積は47都道府県中、42番目と小さな県で、九州地方の中でも人口・面積ともに一番少ないところになっています。
平成10年(1998年)に佐賀空港が開港されるまで、長い間九州地方で唯一、空港のない県でした。
北部は玄界灘、南部は有明海と接しており、漁業も盛んな土地です。
温暖な気候もあって、農業も盛んで、イチゴのブランド「さがほのか」は全国的にも有名です。
また、忘れてはならないのが陶磁器生産。
「有田焼」や「唐津焼」は佐賀県の特産品です。
現在、佐賀県は10市6郡10町で構成されており、佐賀市が県の中心・県庁所在地になっております。
大別すれば、佐賀平野を中心とした南部と、東松浦半島を中心とした北部となりますが、より細かい区分として下記5エリアに分けることも多いです。
佐賀出身の芸人・はなわさんの歌で、「公表してねえ!」と酷評された佐賀県出身の有名人。
実際には、非常に多くの有名人を輩出している県でもあるのです。
佐賀平野の中央部に位置し、県庁所在地である佐賀市には、旧佐賀藩時代の遺構が多く残っている場所です。
佐賀城公園の広大な敷地内には、佐賀城本丸歴史館や県立博物館などの文化施設が所在しています。
毎年秋に、市内の嘉瀬川河川敷で開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」は、アジア最大の熱気球国際大会であり、多くの観光客で賑わいます。
福岡県側の東部地区・三神の最大の見どころは、何といっても「吉野ヶ里遺跡」。
吉野ヶ里町と神埼市にまたがる大規模な遺跡群は、国営公園となっていて、多くの復元施設・埋蔵品の展示は訪れる人を飽きさせません。
佐賀城公園は、佐賀市の中央部にある「佐賀城跡」を中心とした公園です。
公園の四方を濠に囲まれ、およそ33ヘクタールの敷地を持ち、佐賀市民の憩いの場として愛されています。
濠の周辺には樹齢300年を超すクスノキの木が多く見られ、「佐賀城址の楠群」として県の天然記念物に指定されています。
佐賀の名前の由来が、クスノキに因んでいることから、まさに佐賀の象徴ともいえるでしょう。
クスノキばかりでなく、濠周辺には桜が植えられ、花見のシーズンには多くの行楽客で賑わいます。
佐賀城は、江戸時代に佐賀藩の藩庁が置かれていた城でした。
現在の佐賀城は、雄大な天守閣が現存しているわけではなく、鯱の門と続櫓が残っているのみです。
残りの建物の大部分は、佐賀の乱の際に焼失してしまったのです。
この公園の敷地内には、本殿御殿を復元した「佐賀城本丸歴史館」をはじめとして、県立博物館や県立美術館も設置されていて、文化芸術の中心にもなっています。
住所 : 佐賀県佐賀市城内1-10-11
マップ: Googleマップ
アクセス : JR佐賀駅から徒歩30分 駐車場 42台 無料
電話番号 : 0952-22-5047 佐賀城公園管理事務所
定休日 : 無休
公式URL : 佐賀城公園
鯱の門は、佐賀城の遺構のなかで、現存する建造物のひとつです。
現在、国の重要文化財に指定されています。
江戸期の天保9年(1838年)、焼失した本丸御殿を再建する際に建設されました。
本丸に入るための門としての役割があり、屋根の両端に青銅製の鯱があることから、鯱の門と名付けられたのです。
鯱とは、獰猛な海獣のシャチのことではなく、虎の頭を持ち、背中にトゲなある魚形の想像上の動物で、火災からの守り神とされてきました。
名古屋城の「金の鯱」で有名です。
この鯱の門は、明治7年(1874年)、江藤新平や島義勇を中心とした不平士族の乱「佐賀の乱」の際、戦災に巻き込まれました。
門には、この乱の時の弾痕が残り、戦闘の激しさを今に伝えています。
住所 : 佐賀県佐賀市城内1-10-11
アクセス : JR佐賀駅から徒歩30分
電話番号 : 0952-22-5047 佐賀城公園管理事務所
公式URL : 佐賀城公園
佐賀城の本丸御殿は、平成16年(2004年)に復元されました。
本丸御殿とは、藩主が実際に政治を行い、生活をする場所のことです。
復元された本丸御殿は、木造建築物としては最大級の2500平方メートルの規模を誇ります。
この本丸御殿が、現在「佐賀城本丸歴史館」として開放されています。
館内には、45メートルに及ぶ畳敷きの長廊下や320畳の大広間などの和空間が広がっています。
この歴史館では、佐賀城や幕末・維新期の偉人の紹介コーナーのほか、反射炉などの模型などが常時展示されています。
3D画面での本丸御殿紹介や、大隈重信の声が聞こえる電話もあり、家族連れでも楽しめる場所になっています。
住所 : 佐賀市城内2-18-1
マップ: Googleマップ
アクセス : JR佐賀駅南口より徒歩25分
電話番号 : 0952-41-7550
定休日 : 年末(12月29日-12月31日)他臨時休刊日あり
営業時間 : 9:30-18:00
料金 : 無料(募金の協力あり)
注意点 : 畳敷きのため、靴を脱いでの入館(ロッカーあり 無料)
公式URL : 佐賀城本丸歴史館
筑後川昇開橋は、九州の大河・筑後川をはさんで佐賀市諸富町と福岡県大川市を結ぶ「歩道橋」のことです。
しかし、普通の歩道橋ではありません。
かつては、旧国鉄佐賀線の線路上にあった鉄道用可動式橋梁だったのです。
可動式橋梁とは、聞きなれない言葉ですが、船舶が川を通過する際の妨げとならないよう、中央部分が跳ね上がる構造を持った橋のことです。
この橋の全長は507メートル、可動部分の長さは24.2メートル、昇降差は23メートルあります。
また、可動橋の重さは48トンもある巨大なものです。
この橋は昭和10年(1935年)に竣工・開業しましたが、有明海の干潮の差が大きく、工事は難航を極めたといわれています。
長らく住民に親しまれてきた橋ですが、佐賀線は国鉄民営化(1987年)の際に廃線となり、この橋も閉鎖されることになりました。
撤去解体の指示があったのですが、住民の橋存続要望が強く、歩道橋として生まれ変わったのです。
今や橋を隔てた佐賀市と大川市のシンボル的存在で、国の重要文化財にも指定されています。
現在は9時から16時35分の間、1時間に1回・30分間橋が降り、通行可能となっています。
特に夕暮れ時の橋のシルエットが美しく、遊覧船も運航しています。
また、夜のライトアップや花火大会開催時は、まさに幻想的な雰囲気でおすすめです。
住所 : 佐賀県佐賀市諸富町大字為重石塚
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR佐賀駅下車、佐賀市営バス「早津江行き」で25分
昇開橋バス停下車 徒歩5分
営業時間 :9:00-16:00 通行時間は期間内の各5分〜35分
公式URL : 筑後川昇開橋
公園のテーマである「吉野ヶ里遺跡」とは、佐賀県吉野ヶ里町と神埼市にまたがる広大な遺跡です。
この地域には古く縄文時代から人が居住していた痕跡が認められ、食料も豊富な好環境だったと推定されます。
この吉野ヶ里が最も栄えたのは弥生時代、大規模なムラが形成されることになります。
大陸から稲作文化が導入され、人々は狩猟生活から定住生活へ変遷していったのです。
まさにこの時代、『魏志倭人伝』に登場する倭国、邪馬台国の時代につながります。
福岡県の志賀島で発見された金印「漢委奴国王」でも知られているように、九州北部一帯は当時の先端地域でもありました。
吉野ヶ里歴史公園は、平成13年(2001年)に開業された歴史公園です。
この公園の特徴は、国営部分区域と県営部分区域に分かれているということにあります。
広大な公園内では、竪穴式住居や物見櫓、高床式倉庫などが復元展示され、当時の面影を感じることができます。
発掘された土器・甕棺墓や銅鐸などが展示されて間近で観察できるばかりか、実際に手で触れて体験できるものもあります。
何といっても嬉しいのが体験コーナーが豊富なこと。
古代人になったつもりで、勾玉や楽器をつくったり、機織り・農業体験などを楽しめます。
広い芝生の中で遊べる遊具の貸し出しも行っていて、小さな子供連れでも、たっぷり楽しめるスポットです。
住所 : 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
マップ: Googleマップ
アクセス : JR佐賀駅→<長崎本線普通列車上り〔鳥栖方面〕>→JR神埼駅(約9分)またはJR吉野ヶ里公園駅(約12分)
電話番号 : 0952-55-9333(代表)
定休日 : 12月31日、1月の第3月曜日とその翌日
営業時間 :
4月1日-5月31日 9:00-17:00
6月1日-8月31日 9:00-18:00
9月1日-3月31日 9:00-18:00
料金 :
大人(15歳以上)460円
シルバー(65歳以上)200円
中学生以下は入場無料
注意点 : 自転車、ゴルフクラブ、バットなどは持ち込み禁止(詳細はHPにて)
公式URL : 吉野ケ里遺跡
合わせて読みたい: 吉野ヶ里歴史公園は遺跡だけじゃない!子どもと楽しめる遊具やバーベキューも満喫しよう
福岡 と佐賀の間にある、三瀬高原はどんぐり村。
園内は広すぎず、小さなお子さんでも楽しめる空間や体験コーナーも充実しています。
どんぐり村という名の通り、敷地内は小さな村になっています。
村人も80人住んでいて、動物たちが約20種類ほど園内に暮らしています。
春には動物の赤ちゃんたちが生まれてより一層にぎやかになり、一般公開も行っているため小さなお子さんも大喜び!
動物とのふれあいコーナーも充実しています。
また、牛の乳しぼりや羊の毛刈りなどの体験も季節に応じて行われています。
もの作り体験もできて、自然豊かな空間でのびのびと遊ぶことが可能です。
その他、レストランやワイナリーもあり大満足の施設です。
レストランではみつせ鶏のお料理も頂けます。
どんぐり村の町並みは、フランスの田舎をイメージさせる作りになっています。
建築物も同様で、地面には石畳が敷かれ、家などの建築物には雨どいがなく、代わりに暖炉が設けられていたり。
フランスをモチーフにしている大きな理由としては、食料自給率が100%を超えているということが一つの理由として挙げられています。
自分たちの食べるものは自分たちで育てるという方針の元、フランスからひな鳥を譲り受け、みつけ鶏を独自に開発しました。
実際にフランスのボルドー地方にあるクサック村と交流が深く、色々な情報交換などを密に行っています。
村民同士の行き来もあり、毎年交代でそれぞれの村に村民が足を運んでより一層の交流を深めているそうです。
どんぐり村では、ここでしか販売していないお土産も豊富に取り揃えられています。
自家製の製品もたくさんあり、自慢のみつせ鶏を始めとする製品も豊富。
鶏だけではなく、体に優しい食べ物もたくさん販売されていて、中には焼き立てパンを購入できるお店もあります。
是非チェックしておきたいのは自家製アイスクリームです。
どんぐり村で育った牛からできた牛乳を贅沢に使用したバニラアイスは、甘すぎず上品で、自家製なので体にも優しい絶品スイーツ。
お子様から大人の方まで美味しく頂けます。
ここでしか味わうことのできない食べ物をおなか一杯食べて、身も心も元気になりましょう。
住所 : 佐賀県佐賀市三瀬村床並
マップ: Googleマップ
アクセス :
佐賀市から車で30分
福岡市から車で50分
電話番号 : 0952-56-2141
営業時間 : 10:00-17:00(最終入場16:30)
休園日 :公式サイトをご確認ください
入園料 :
大人(高校生以上):500円
小人(4歳~中学生):200円
3歳以下:無料
公式サイト : 三瀬ルベール牧場どんぐり村
熊の川温泉郷の特徴と言ったら、なんと言ってもぬる湯です。
温泉 といったら熱いイメージがありますよね。
しかし、熊の川温泉郷の温泉は、温度が低くて温いのです。
熊の川温泉郷は、弘法大師が開くきっかけを作ったといわれています。
水鳥が自分の傷を水に浸して治している姿にヒントを得て開かれました。
そうとはいっても、自然災害に幾度となく見舞われ、整備がなかなか思うように進まない状態が長く続きました。
1907年に大規模な修繕工事が実行され、熊の川温泉郷が完成。
現在では国民保養温泉にも指定されていて、ぬる湯という珍しい温泉は全国から観光客を集めていて、一度入ったら病みつきになる方もたくさんいます。
ぬる湯とは、40℃以下の温泉を指しています。
人の体温が36度から37度が平均なので、40度に達していない温泉だとぬるいと感じると思います。
しかし、ぬる湯は時間をかけてゆっくりと温泉に浸れば、その効果でだんだん体がぽかぽかしてきます。
全国にもぬる湯がある場所は点在していて、九州では 大分県 や 熊本県 が有名です。
ただ、大分や熊本は観光が進んでしまっているため、人も多く場所も限られています。
できるだけ人込みを避けたいけれど、温泉郷としての雰囲気を贅沢に味わいたい。
ゆったりとしたところでぬる湯を堪能したいという方には、熊の川温泉郷がおすすめです。
ちなみに、治癒の湯としての効能も高く、飲むこともできますよ。
住所 : 佐賀県佐賀市富士市
マップ: Googleマップ
アクセス : 大和ICから車で15分
電話番号 : 0952-58-2860
公式サイト : 古湯・熊の川温泉郷
創立は1970年、当初は博物館の一部として開かれていました。
その後、佐賀県政の創立100年を記念して、1980年に美術館が独立しました。
美術館の近くに博物館もあるため、セットで楽しむという方も多数。
佐賀県の歴史についてだけでなく、美術品展示も行っています。
県立美術館ということで作品のクオリティが高く、見学しているとつい時間を忘れてしまうかもしれません。
常設展は、なんと無料で見学することができます。
急な雨などの悪天候に見舞われて、どこに行こうか迷った時にも足を運びやすいところです。
特別展では、別途料金を支払うことで、期間限定で展示している芸術作品を見学することができますよ。
住所 : 佐賀県佐賀市城内1-15-23
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR佐賀駅から佐賀市営バスで15分
佐賀大和ICから車で25分
開園時間 : 9:30-18:00
休園日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・12/29-12/31
料金 : 常設展示物は無料
公式サイト : 佐賀県立美術館
有明海に面した杵藤は、なんといっても干潟が有名です。
ムツゴロウや怪魚・ワラスボなど、ここでしか見ることのできない魚も聖生息しています。
祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)は、全国的な知名度はいまひとつですが、地元九州ではとても有名な神社です。
日本三大稲荷(他は京都の伏見稲荷・茨城の笠間稲荷など諸説あり)に数えられ、九州地方では、年間300万人と太宰府天満宮に次ぐ参拝客数を誇ります。
この神社、実は強力なパワースポットとして、外国からの旅行者も増加中。
祐徳稲荷神社の魅力は、その豪華絢爛な楼門や本殿、一見の価値は充分です。
深紅がまぶしい主要建造物は、総漆塗りの見事さで、「鎮西日光」の別名通り、日光東照宮を彷彿とさせます。
境内の中にある日本庭園では、四季折々の美しい景観が堪能できます。
この境内に入っただけで、いいことありそうな雰囲気に包まれます。
この神社のシンボル的存在なのが、ご神体を祀る本殿です。
京都の清水寺のような外観と、目も眩むほど豪華な装飾画は必見です。
広大な敷地内のずっと奥の山頂に建立されているのが、奥の院。
参拝のために登っていくのも、正直大変な場所です。
本殿から奥の院まで、山道を登ること250メートル。
おおよそ30分ほどかかります。
しかし、奥の院までの道のりにずっと鳥居のトンネルが続いており、その光景は実に絶景です。
また、山全体に霊気が立ち込め、ここが強力なパワースポットであることを肌で感じます。
そして、やっとの思いで到着した山頂からの景色も抜群、遠く有明海まで一望できます。
当神社の宝物品をはじめ、歴代藩主の甲冑、美術刀剣、絵画など常時展示しております。
特別展も年感を通じて催されていて、その所蔵品の芸術性の高さを実感します。
この神社の沿革は、貞享4年(1687年)肥前鹿島藩主・鍋島直朝の室、萬子姫(後陽成天皇の曾孫)が宮廷の勅願所であった稲荷大神を分霊勧請したことに始まります。
お祀りしている神様は衣食住を司り、生活全般の守護神とされています。
住所 : 佐賀県鹿島市古枝乙1855
マップ: Googleマップ
アクセス : JR佐賀駅より祐徳バス、祐徳稲荷神社下車(約1時間)
電話番号 : 0954-62-2151
公式URL : 祐徳稲荷神社
干潟とは、潮が引いたときに出現する海底の泥のことを指します。
その干潟で有名な有明海は、九州最大の湾であり、佐賀県だけでなく近隣の福岡・長崎・熊本各県に接しています。
総面積は約1700キロ平方メートルありますが、平均の水深はおよそ20メートルと遠浅です。
干潮の差が大きいのも特徴で、干潮時には最大で6キロもの沖合まで干潟が出現するのです。
この有明海の干潟は生物の宝庫なのですが、日本国内ではここでしか見られない貴重な生物も生息しています。
その中でも有名なのが「ムツゴロウ」と「ワラスボ」。
共に有明海を代表する魚たちです。
カエルのように干潟をジャンプする姿がユニークなムツゴロウ。
全長15センチ、最大で20センチ位になるハゼの仲間です。
同じような姿で、行動も似ているトビハゼが肉食性なのに対して、ムツゴロウは草食性で藻などを食しています。
褐色や暗緑色の体色で、前身に白や青の斑点があり、両目は頭の上に飛び出しています。
短時間なら陸上生活も可能で、動きはとても素早いです。
このムツゴロウ、現地では蒲焼などで食用になります。
ムツゴロウと同じハゼの仲間ですが、こちらは可愛らしさはない不気味な魚です。
その姿はまさにエイリアン。
全長40センチ位の細長い体形で、目はなく、大きな口におそろしい牙が並んでいます。
肉食性で、小魚や甲殻類、貝類など何でも食します。
このワラスボも、現地では干物などで食用になります。
有名な有明海で、思いっきり干潟体験を堪能したい…そんな場所が佐賀県の鹿島市にあるのです。
干潟での泥んこ遊びのほか、貴重な釣り体験まで体験できるスポットをご紹介します。
道の駅鹿島は、もともとは一般的な「道の駅」と同様の物産店としてオープンしました。
有明海を一望できる展望台や、有明海の生き物を展示する水族館が併設され、無料で利用できるんです。
今では、干潟に関する様々な体験ができるスポットとしても注目を集めています。
干潟での泥んこ遊びや、板に乗ってボードを楽しむなど干潟をたっぷり満喫できるコースです。
干潮時間帯なら、時間無制限で楽しむことができます。
期間:4月中旬〜10月まで(土日祝・GW・夏休み期間中のみ)
体験時間:9:00-17:00の干潮時間帯
料金:小学生以上 700円(幼児400円)
特記事項:ガタスキー(板)・潟タビ(13.5センチ以上)のレンタル料、温水シャワー使用料含む
「むつかけ」とは、干潟上を潟スキーに乗りながら操作し、ムツゴロウに針をかけて捕る伝統漁法のことです。
現在では、この漁法を行える漁師さんは数名しかいないそうです。
この貴重なむつかけの体験を、直接「名人」の漁師さんから伝授してもらうことができるのです。
期間:7〜10月
体験時間:3-4時間(体験者の人数によって変動あり)
料金:1名 4,500円 2名以上 3,500円で完全予約制(3日前までに申し込み) ※年齢制限18歳以上
特記事項:料金には、むつかけレッスン、潟スキーレッスン、用具レンタル料(潟タビ・潟スキー)・温水シャワー使用料を含む
ムツゴロウの次はワラスボ捕りに挑戦。
「ずぼかき」とは、細長い熊手みたいな道具のことで、このずぼかきで、ワラスボの巣穴を狙い捕まえる伝統漁法です。
名人のコーチを受けながら、この珍しい漁法にチャレンジしてみましょう。
期間:4月中旬-5月初旬(最漁期)、9-10月
体験時間:2時間半(着替え含む)
料金:1名 3,000円 2名以上 2,500円で完全予約制(3日前までに申し込み) ※年齢制限18歳以上
特記事項:料金には、ずぼかきレッスン、潟スキーレッスン、用具レンタル料(潟タビ・潟スキー・竿など)・温水シャワー使用料を含む
住所 : 鹿島市大字音成甲4427-6
マップ: Googleマップ
アクセス : JR長崎本線肥前七浦駅より徒歩5分
電話番号 : 0954-63-1768(代表)
営業時間 :
千菜市(物産) 9:00-18:00
事務所(イベント等) 9:00-17:30
水族館 9:00-17:00
公式URL : 道の駅鹿島
有明海に面する太良町は、「月の引力が見える町」と呼ばれ、最大6mという日本最大級の干満差が見られます。
写真愛好家の間で、その幻想的な景色が話題になっているのが、海中に三基並ぶ「大魚神社の海中鳥居」。
海中鳥居というと、広島県の厳島神社や、茨城県の神磯の鳥居などが有名ですが、三基並ぶのはここだけ。
また、満潮時には鳥居の上部まで海水に浸かり、干潮時には鳥居の下を歩く事が出来るという珍しい場所です。
約300年ほど前のお話。
村人たちは悪代官を懲らしめようと、有明海の孤島、沖ノ島で酒宴を開き、酔った悪代官を置き去りにしました。
満潮には海に沈んでしまうため、驚いた代官は海の神に助けを求めました。
すると大魚(ナミウオ)が助けに現れ、その背中に乗って生還することができました。
代官は改心し、感謝の意を込めて「大海神社」を建立し、海中にも鳥居を作ったのです。
干潮時、満潮時、朝、昼、夜と訪れるタイミングによって違った姿を見せてくれる海中鳥居。
満潮時&月の光が幻想的で人気があるのだそう。
満干の時間については こちらのHP が分かりやすいので、参考にしてみてください。
住所 :佐賀県藤津郡太良町多良1874-9
マップ: Googleマップ
アクセス :JR多良駅から徒歩10分
電話番号:0954-67-0312(太良町役場 企画商工課)
県の北部に位置する唐松は、玄界灘に面し漁業の盛んな町です。
美しい海岸線が広がり、景勝地「虹の松原」や「七ツ釜」、恋人の聖地として隠れた人気スポット「波戸岬」はおすすめです。
また、東松浦半島に位置する佐賀県最北の地・呼子はイカの町として知られ、朝市の活気と新鮮なイカ料理を堪能できます。
長崎県寄りの西部・伊西は、陶磁器の町として全国的に有名です。
有田焼・伊万里焼は、焼き物に興味のない人も必ず聞いたことがあると思います。
陶芸体験のできる窯元もたくさんあります。
中でも「有田ポーセリンパーク」は、ドイツの宮殿をイメージした外装がウリの陶芸テーマパークで、外したくないスポットです。
有名な温泉があり、嬉野温泉と武雄温泉は名湯として多くの湯治客で賑わう場所です。
佐賀県内には武雄市に武雄温泉、嬉野市に嬉野温泉と2つの名湯があります。
ともに歴史は古く、約1200年前の神功皇后が開湯したといわれています。
武雄温泉は、奈良時代の地誌『肥前国風土記』にもその名が記され、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際には負傷兵の湯治にも利用されたそうです。
この温泉は多くの著名人にも愛され、佐賀藩主であった鍋島の殿様のほか、伊達政宗や宮本武蔵、シーボルトや吉田松陰も汗を流したとの話があります。
武雄温泉のシンボルは何といっても、ご当地出身の著名な建築家・辰野金吾が設計した格式高い「楼門」でしょう。
この楼門は武雄温泉新館とともに、国の重要文化財に指定されています。
武雄温泉の泉質は弱アルカリ性単純泉であり、保温性に優れて肌にしっとりとすることから、美人の湯といわれています。
効能としては、疲労回復・神経痛・筋肉痛・うちみなどに効果があるようです。
格式高い温泉宿が多いですが、立ち寄り湯を扱っている旅館もあるので、ぜひご利用されることをおすすめします。
また、現在残っている木造の共同浴場は、明治9年に建築された日本最古の歴史を誇ります。
高い天井と広々した浴槽で日頃の疲れを癒してくれます。
住所 : 佐賀県武雄市武雄町大字武雄7425
マップ: Googleマップ
アクセス : JR佐世保線武雄温泉駅より徒歩15分
電話番号 : 0954-23-2001(元湯共同浴場)
営業時間 :6:30-24:00 元湯
料金 :
大人 400円
小人 200円
注意点 : 入れ墨者、泥酔者、マナー違反者は入湯お断り
公式URL : 武雄市観光協会
武雄温泉のある武雄市に隣接する、嬉野市の「嬉野温泉」も昔からの名湯として知られています。
ここも美肌に効果のある温泉であり、温泉評論家・藤田聡氏によって日本三大美肌の湯(他は島根の斐乃上温泉。栃木の喜連川温泉)に選出されています。
先述したように武雄温泉同様、神功皇后にゆかりのある温泉です。
神功皇后とは、第14代・仲哀天皇の后で、新羅討伐を指揮したとされる伝説的な人です。
この皇后が出陣のおり、傷ついた白鶴が湯のみして元気に飛び立つのをご覧になり、配下の負傷兵士にも湯浴みさせたところ、治癒したという伝説があります。
喜んだ皇后が「あな、うれしや」と感歎したことが、嬉野の名前の由来になっているとされています。
泉質はぬめりのある重曹泉で、ナトリウムを豊富に含みます。
この成分が角質化した肌を滑らかにするため、肌がすべすべにあるといわれています。
立ち寄り入浴に対応している旅館や温泉施設も多く、湯遊チケット(1500円・12枚綴り)を購入すれば、お得に湯浴みを楽しむことができます。
このチケットの対象外ですが、ぜひおすすめなのが公衆浴場「シーボルトの湯」。
幕末に来日したドイツ人医師の名前に因んだ当浴場は、洋館風の造りで設備も充実しています。
住所 : 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙818-2
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR武雄温泉駅からJRバスにて約25分(バスセンターまで)
嬉野バスセンター下車、徒歩7分
電話番号 : 0954-43-1426
定休日 : 毎月第3水曜日
営業時間 : 6:00-22:00(入場制限時間21:30)
料金 :
大人(中学生以上70歳未満)420円
大人(70歳以上)320円
子供(小学生以下)210円
公式URL : シーボルトの湯 嬉野市 嬉野温泉観光協会
佐賀県の西部・長崎県との県境にある西松浦郡有田町は、陶磁器「有田焼」の生産地として有名なところです。
有田ポーセリンパークは、この有田焼と現地の銘酒のテーマパークです。
まず、有田焼についての簡単な基礎知識をご紹介します。
有田焼は、佐賀県有田町とその周辺地域で製造される磁器のことです。
有田は内陸にあるので、隣町「伊万里」(現在の伊万里市)の港から出荷されました。
そのため、江戸時代には「伊万里焼」ともいわれ、現在でも、この名前も流通しています。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に来日した、朝鮮人陶工・李参平(日本名・金ヶ江三兵衛)によって創設されました。
江戸時代の元和2年(1616年)、李は有田東部の泉山で白磁鉱を発見し、日本ではじめて白磁を焼いたのが最初とされます。
固くて耐久性があり割れにくく、しかも軽いという特徴があり、江戸期には多くの大名家で珍重されました。
ほかの焼き物と比べても、表面が滑らかで、すべすべしています。
さらに特徴なのが絵付けの技術。
柿右衛門様式などで知られる芸術性の高さは、海外でも多くの愛好家がいて盛んに輸出されました。
ドイツの有名な陶磁器「マイセン」は、この有田焼の技術を参考にして創設されたといわれています。
その縁で今でも有田町と、ドイツのマイセン市は姉妹都市提携を結んでいます。
当テーマパークのシンボルである「ツヴィンガー宮殿」は、ドイツのドレスデンに実在する宮殿(現在は美術館)を模して作られた建物です。
「本家」は18世紀の初頭、ドイツ・ザクゼン選帝侯でポーランド国王でもあったアウグスト2世によって築城されました。
この宮殿の主であったアウグスト2世は、戦争に明け暮れた波瀾の人生を送った人ですが、功績のひとつは「マイセン磁器」を創設したこと。
陶磁器のコレクターでもあった彼は有田焼をはじめ、膨大な量の東洋陶磁器を収集していたとされています。
現在この「有田」ツヴィンガー宮殿には、1870年年代のウィーン万博で展示された大花瓶(182センチ)をはじめ、400年の歴史を持つ有田焼の重要作品が多数展示されています。
開園時間:10:00-16:00
料金:大人 600円、中高生 300円、小学生以下無料
このテーマパーク内で、有田焼の下絵付け・手びねり・ろくろの陶芸体験ができます。
来場の記念に、自分だけのオリジナル有田焼をつくってみるのも面白いでしょう。
営業時間:平日 10:00-16:00、土日祝 10:00-17:00
予約:010-55-3956
住所 : 佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙340-28
マップ: Googleマップ
アクセス : JR有田駅よりタクシーで約8分
電話番号 : 0120-55-3956(受付時間9:00-17:00)
営業時間 : 各施設によって異なる
料金 : 入場無料(有料施設あり)
公式URL : 有田ポーセリングパーク
唐津市を中心とした玄界灘沿岸は、玄界国定公園に指定され美しい海岸美などの海のレジャースポットが豊富な場所です。
海産の新鮮なグルメが安価で提供され、食通の人にも見逃せないスポットが満載です。
虹の松原は、佐賀県唐津湾沿岸に広がる松原のことで、国の特別名勝に指定される景勝地です。
三保の松原(静岡)、気比の松原(福井)とともに日本三大松原に数えられています。
その長さは約4.5キロ、幅0.5キロに渡り、約100万本のクロマツが群生しています。
その広さといったら約216ヘクタールで、東京ドーム46個分なんです。
虹の松原は、江戸時代初頭に当時の唐津藩主だった寺沢広高が、暴風・防砂林の目的で植樹させたのがはじまりとされています。
この時代は「二里の松原」と呼ばれていました。
二里の松原が、時代が経つにつれ「虹の松原」になったという説が有力ですが、はっきりはしていません。
虹の松原を眺望するなら、近隣にある鏡山、あるいは唐津城天守がおすすめスポットです。
特に標高284メートルの鏡山の山頂にある「鏡山展望台」からは、松原の緑と玄界灘の青のコントラストが美しい絶景を堪能できます。
住所 : 佐賀県唐津市東唐津
マップ: Googleマップ
アクセス :
西九州道「唐津IC」より車で約20分
長崎道「多久IC」より車で約45分(無料駐車場あり)
JR筑肥線「虹ノ松原駅」下車すぐ
虹の松原から30分ほどの場所に存在する「七ツ釜」は、国の天然記念物に指定されている洞窟です。
玄界灘の荒波にえぐられた絶壁には、7つの洞窟が釜のように並び、紺碧の海が洞窟の中にまで続いているのです。
その中でも最大の洞窟は、高さが約5メートル、奥行きが110メートルあります。
この七ツ釜を鑑賞するのには、遊覧船に乗って海上から観光するコースがおすすめです。
洞窟を間近に観察できて、その岩石の迫力には圧倒されます。
また、洞窟の上には展望台・遊歩道が設置されており、陸上から鑑賞する七ツ釜も絶景。
荒波が洞窟に砕ける大迫力を観察できます。
住所 : 佐賀県唐津市屋形石
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR唐津駅北口から徒歩5分の唐津大手口バスセンターから
昭和バス湊線呼子行きで35分、七ツ釜入口バス停で下車し、徒歩で20分
唐津市のシンボル、唐津城。
豊臣秀吉の家臣であった、初代唐津藩藩主、寺沢志摩守広高により慶長13年(1608年)に築城されました。
標高42mの満島山山頂部に本丸を置き、南西に広がる砂丘上に二ノ丸、三ノ丸が連なる平山城です。
当時は石垣が巡らされ、濠がありました。
明治4年の廃藩置県によって、唐津藩は解体され、明治6年の廃城令により唐津城は廃城となり、本丸跡は舞鶴公園になりました。
舞鶴公園は、桜と藤の名所で、お花の季節には多くの人が訪れます。
現在見られる立派な天守閣は昭和41年(1966年)に観光施設として作られたもの。
5層になった天守閣の左右に松原が広がり、その姿が鶴が翼を広げた形に似ていることから、舞鶴城とも呼ばれています。
天守閣の内部は、唐津に関する郷土博物館になっていて、貴重な資料が展示されています。
天守閣の地階、1階は無料で、おみやげ処や観光案内、豊臣秀吉公や小笠原長行公の兜のレプリカなどの衣装を着用して写真が撮れるコーナーもあります。
2階から5階は有料で、5階には展望所があり、松浦潟、玄界灘などの眺望が楽しめます。
住所 :佐賀県唐津市東城内8番1号
マップ: Googleマップ
アクセス :唐津駅から徒歩で20分
電話番号 :0955-72-5697
定休日 :12月29日-12月31日
営業時間 :9:00-17:00 入館は16:40まで
料金 :大人 500円、小・中学生 250円
波戸岬(はどみさき)は、佐賀県唐津市の東松浦半島最北端にあると同時に、日本本土最西北端にある岬です。
目の前には玄界灘が広がり、特に夕暮れ時の美しさは格別です。
大海原に遠く壱岐や対馬、その他多くの離島を臨み、その島影とオレンジ色の夕陽のコントラストに魅了されます。
この波戸岬、「恋人の聖地」に選出され、多くのカップルが訪れる場所でもあります。
語呂合わせで「ハート♡岬」、高さ1.9メートルのハートのモニュメントが、カップルを出迎えてくれます。
仲良く肩を寄合いながら眺める夕陽は、2人の距離をぎゅっと縮めてくれること間違いなし。
玄界海中展望塔は、日本海側では唯一の海中展望塔です。
波戸岬の陸地部分から86メートルの桟橋でつながれており、展望台の高さは20メートル、直径10メートルあります。
海上からは、玄界灘にある島々を見渡すことができます。
また、水深7メートルの海中展望室には24個の海中窓があり、多くの魚が自然のままの状態で観察できるんです。
この付近の海流は、日本海流と対馬海流が合流する地点でもあり、熱帯性の魚も鑑賞できます。
住所 : 佐賀県唐津市鎮西町波戸1628-1地先
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR唐津駅より車で約45分
唐津市大手口バスセンターから、昭和バス波戸岬行き「波戸岬」下車5分
電話番号 : 0955-82-5907
定休日 : 年中無休(但し荒天時は休館の場合あり)
営業時間 :
4月-9月 9:00-18:00
10月-3月 9:00-17:00
料金 :
大人 550円
小人 250円
小学生未満 無料
波戸岬の名物グルメは、サザエのつぼ焼き。
波戸岬駐車場周辺には、炭火で焼いたサザエが食べられる屋台は十数軒あります。
1人前で3〜4個、しかも500円でリーズナブルです。
鮮度は抜群、香ばしい醤油の匂いが食欲をそそります。
波戸岬を訪れたらぜひ堪能したい一品です。
住所 : 佐賀県東松浦郡鎮西町波戸1616-1
マップ: Googleマップ
アクセス : JR唐津線唐津駅より県道23、県道30経由、波戸岬方面へタクシー40分
定休日 : 元旦、その他不定あり
営業時間 : 9:30〜日没前(土日祝9:00〜)
佐賀県の最北端、東松浦半島の突端に位置する唐津市呼子(よぶこ)は、天然の良港に恵まれた漁業が盛んな土地です。
呼子といえば「イカの町」として非常に有名で、町のところどころでイカや、イカに因んだ物品を多く目撃します。
その鮮度抜群のイカを目当てに、全国から観光客が押し寄せる観光スポットでもあるのです。
呼子を訪れたら、ぜひとも味わってみたいのが「イカの活造り」です。
呼子のイカは1年中食べられますが、季節によってイカの種類が異なります。
その中でも一番の王道は、なんといっても「イカの王様・ケンサキイカ」。
透明度抜群で甘みが強いのが特徴です。
このケンサキイカの旬は、5月〜11月頃なので、この時期に訪問したいものです。
注文後、生け簀からすくわれたイカは数十秒で、お刺身の状態になります。
まだ生きていてウネウネ動き、吸盤が舌にくっついてくるほどの新鮮さです。
価格は2,000〜3000円ほどが相場となっています。
大正時代から開かれている呼子の朝市は日本三大朝市(他は石川の輪島、岐阜の高山)に数えられます。
呼子港東の朝市通りで、元旦を除く毎日開催されています。
50軒近くの露店が並び、新鮮な魚介類や加工品、野菜などが販売されています。
住所 : 佐賀県唐津市呼子町呼子 朝市通り
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR駅からの場合… JR唐津線、筑肥線唐津駅から、タクシー利用で30分
マイカー利用の場合… 長崎自動車道多久ICから車で60分
バス利用の場合… 大手口バスセンターから、昭和バス呼子行き乗車、バス停呼子下車、徒歩3分
電話番号 : 0955-82-0678
定休日 : 元日
営業時間 : 7:30-12:00
呼子萬坊は、呼子地域の名産品「いかしゅうまい」発祥の店です。
この呼子萬坊が経営する海中レストランは、海の中に客室があるユニークな店です。
レストランに入る時、海上の桟橋を渡ります。
窓の外は海の中。
竜宮城にいるような気分で新鮮な海産料理を堪能できます。
住所 : 佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦1944番地1
マップ: Googleマップ
アクセス :
佐賀方面~ 車で約1時間30分
(多久I.C.から唐津を経て呼子方面へ約1時間)
電話番号 : 0955-82-5333
営業時間 :
平日 11:00-18:00((オーダーストップ 17:00)
土日祝 10:30-20:00 (オーダーストップ 19:00)
公式URL : 呼子萬坊
佐賀にはどんなものがあるの?
地球ってどんなもので、宇宙はどんなところ?
知っているようで知らないことの多い佐賀のことや地球のこと、そして不思議いっぱいの宇宙のことを体験することのできる施設です。
佐賀県立宇宙科学館では、館内が3つのブースに分かれています。
それぞれ違ったことをくっきりと分けているので、ブースごとに学べる内容も違っていますよ。
まずチェックしたいのが、佐賀発見ゾーンです。
佐賀県はどんなものがいた場所なのか、どんなものが発見されているのかなどを深く知ることができます。
タッチプールでは佐賀県の海に生息する海の生き物に触れ、地学博士の部屋では恐竜の骨なども展示。
化石や里山のジオラマなども見学できます。
次に地球発見ゾーンをチェック!
奇跡の惑星・地球では、地球にある重力や磁力、水や大気等に関する展示が充実しています。
大人も新しい発見に心躍り、童心に帰って子どもと一緒に楽しめますよ。
科学についての体験コーナーやデジタル技術を採用しているコーナー、ワークショップなどでの体験を通して地球にはどんな力が働いているのかなどを知ることができます。
そして、宇宙についてのことについて詳しくなれる、宇宙発見ゾーン!
なかなか体験できない宇宙飛行士の訓練の一部や、月の重力などを体験することができるスペース・ジムのコーナーや、解明されつつある宇宙の秘密を知ることができる宇宙のすがたコーナーなど、体験を通して宇宙を身近に感じることができます。
住所 : 佐賀県武雄市武雄町大字永島16351
マップ: Googleマップ
アクセス : 武雄北方ICより車で15分
電話番号 : 0954-20-1666
開園時間 :
平日 9:15-17:15
土日祝 0:15-16:00
春休み・GW・夏休み 9:15-19:00
休園日 :月曜日(春休み・GW・夏休み期間中を除く) ※臨時休業あり
料金 :
大人:500円
高校生:300円
中学生:200円
幼児:100円
※その他、館内フリー観覧券あり
公式サイト : 佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」
鏡山と呼ばれる山は全国各地にあり、九州だけでも8箇所あります。
その中でも佐賀県には2箇所の鏡山があり、唐津市の鏡山は別名領巾振山(ひれふりやま)と呼ばれています。
山頂までの道路もしっかりと整備されていて、徒歩でも約1時間ほどで山頂までたどり着けますよ。
階段もあるため、歩きやすい靴と動きやすい服装で出向きましょう。
山頂に向かうまでの道のりには、神社や時期によってはつつじが咲いていたりするため、ゆっくりと散策を楽しむことができます。
桜やツツジの時期には観光客や地元の方たちで賑わう、唐津のシンボル的なスポットの一つ。
鏡山という山の名前は、神功皇后(仲哀天皇の皇后で、日本書紀や古事記にも名前を変えて登場している女性)が山頂に鏡と奉ったことが関係しているといわれています。
鏡山神社は、鏡山の山頂付近にあります。
山頂付近にあるということで、空気も澄んでいて背筋もピン伸びますね。
参拝すると、狛犬ではなくお稲荷さんがいてびっくり。
名前には現れていませんが、鏡山神社は稲荷神社となっています。
神社そのものは大きくはありませんが、鏡山と雰囲気がぴったりと馴染んでいて鏡山に登った方は参拝される方もたくさんいます。
鏡山は桜とつつじが有名なスポットです。
春の訪れを感じさせてくれるイベントなので、やはり地元の方はもちろん観光客の方も大勢足を運ぶ観光スポットです。
高台からの眺める虹ノ松原と満開の桜やツツジの組み合わせは、鏡山でしか楽しめない光景。
山頂近くまで来るまで出向くことができるので、歩いて鏡山に登れない方でもツツジを見に行くことができます。
また、ツツジや桜の時期ではないときに訪れても、園内は綺麗に整備されているため、自然を感じながら散策することができます。
展望テラスの最寄まで車で出向けて、駐車場も完備されています。
駐車場から徒歩5分ほどで、鏡山展望テラスに到着。
広大な玄界灘に沿うように虹ノ松原の厚い緑の層、唐松市を一望し、そのほかの観光名所も肉眼で見ることができる絶景ポイントです。
晴れた日の朝や昼間は、どこまでも広がっていく景色を眺めることができます。
しかし、チェックすべきは夕日や夜景の時間帯。
夕日が海に沈んでいく風景や夜の唐松市を一望できる、ロマンティックなテラスでもあります。
ご夫婦やカップル、大切なパートナーとぜひ出向いてみてください。
住所 : 佐賀県唐津市鏡山、浜玉村
マップ: Googleマップ
アクセス : 虹ノ松原駅から車で15分
電話番号 : 0955-72-9127
武雄市のシンボル御船山(みふねやま)の南西麓に広がる花の庭園、御船山楽園。
15万坪という広大な敷地には四季折々の花々が咲き誇り、御船山の断崖絶壁とのコントラストが見ものです。
春には、染井吉野、大島桜、山桜、八重桜など約2000本が次々と開花し、辺り一帯はさながらピンクのパッチワーク。
夜桜イベントも開催され、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。
秋には、樹齢170年のもみじの古木をはじめ、紅、橙、黄色の重なりが御船山の懐を錦に染め上げます。
御船山楽園の代名詞のようになっているのが、約20万本のつつじ。
すり鉢状のつつじ谷に、色とりどりのつつじがまるで絨毯を敷き詰めたかのような絶景を織りなします。
つつじが終われば、大藤、そして春もみじとへと、4月から5月にかけて花のリレーが続きます。
住所 : 佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
マップ: Googleマップ
アクセス :JR武雄温泉駅からバスで5分
電話番号 :0954-23-3131
開園時間 :8:00-17:00
休園日 :無休
料金 :大人(中学生以上) 400円、小学生 200円
公式サイト : 御船山楽園
今まであまり紹介されず、知る人ぞ知る「未知なる土地」だった佐賀県の観光名所。
最近では、メディアでもよく取り上げられるようになってきました。
風光明媚な景勝地、伝統のある温泉、新鮮なグルメなど、魅力的なスポットがたくさんあります。
日本三大◯◯という場所が多いのにも驚かされます。
ここまでご覧頂き、佐賀県の魅力に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
最終更新日 : 2024/05/23
公開日 : 2017/05/02