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3. バーナーとクッカーが1つずつあればできる、おすすめレシピ!
大自然の中で頂く食事はそれだけで美味しく、アウトドア・アクティビティの醍醐味の一つです。
これからアウトドアを本格的に始めたいという方にとって、フィールドで料理が楽しめる「バーナー」は、ウエアやリュックなど必要最低限の装備の次に欲しくなってくるギアではないでしょうか。
アウトドアバーナーは、軽量・コンパクトなのが特徴なので、登山やバイクツーリングではメインの調理ギアとして大活躍します。
車で行くキャンプでは焚き火料理などが定番ですが、さっとお湯を沸かしたりちょっとしたおつまみを作ったりするのにバーナーが一つあるととても便利です。
どんなアウトドア・アクティビティでも使える万能ギアと言えます。
ぜひ本記事を参考にして、バーナーを購入してみてください。
自然の中で作る料理は格別に美味しいですよ♪
アウトドアバーナーには、その燃料によっていくつかのタイプに分けられます。
そうとはいえ、主な燃料はガス・ガソリン・アルコールの3つだけ。
それぞれに得意・不得意がありますので、ここではそんな燃料の違いを中心に紹介していきます。
「バーナー」のうち、最もポピュラーなものは、燃料にガスを用いた「ガスバーナー」です。
家庭用ガスコンロなども、広い意味ではガスバーナーだと言えますね。
扱いやすくメンテナンスいらずなことから、初心者の方にオススメなのは圧倒的にガスバーナーです。
ガスバーナーのメリットは、非常に扱いやすいということ。
着火や消火も、ガス栓をひねりながらボタンを押すだけ、とほとんど家庭のガスコンロと同じように使うことができますし、着火時にすすなども出ないため、バーナーはメンテナンスフリー。
使い勝手がよく、初心者にオススメのバーナーです。
また、コンパクトになるのも嬉しいポイント。
本体とガス缶を合わせてケトルの中に収納できるので、登山など荷物にシビアなアクティビティの際も効率的にパッキングできます。
ガスバーナーのデメリットは、冬になるとガスがうまく気化せず、十分な火力が得られないことです。
ただ、このデメリットを解消するため、冬期にも対応したガス缶が販売されています。
冬山や冬キャンプに行かれる方はこちらを用意した方が良いでしょう。
また、残っている燃料の量がわかりにくいというのもデメリット。
中途半端な量のガスが残ったガス缶が家にあふれてしまう、なんてことも・・・。
ガス缶には2種類のタイプがあります。
家庭用カセットコンロでもおなじみの長いガス缶「CB缶」と、普段あまり目にすることのない形状の「OD缶」。
CB缶のメリットは、コンビニなどでも手に入る汎用性の高さ。
OD缶のメリットは、その形状ゆえのコンパクト性です。
それぞれ対応するガスバーナーが異なるので、購入の際は注意してください。
また、インターネットなどで検索すると、OD缶のガスをCB缶に詰め替えたり、その逆ができたりするアタッチメントも販売されていますが、火器を扱うためリスクが非常に高くやめておくべきです。
ベテランの登山者やキャンパーなどから根強い人気を誇っているのが、ガソリンバーナーです。
ガソリンバーナーは点火の際に「プレヒート」という作業が必要だったり、すすで真っ黒に汚れた本体を定期的にメンテナンスする必要があったりと手間がかかり、初心者の方には扱いが難しいバーナーだと言えます。
ただ、ガスバーナーとは異なり、メンテナンスを行うことで一生モノとも言われるタフさがガソリンバーナーの魅力。
また、着火などの手間を「アウトドアの醍醐味」と感じて虜になるユーザーも多い、そんなアイテムなのです。
ガソリンバーナーのメリットは、ガスよりも火力が強く、ガスと違って寒さの影響を受けないということ。
冬キャンプでも厳冬期の登山でも、変わらない火力を提供してくれます。
燃料が安く手に入るのも嬉しいポイントで、ガソリンスタンドで簡単に手に入ります。
ガソリンや灯油などは、汎用性の高い燃料のため、日本一周するツーリストや世界を回るバックパッカーなどにはこちらがオススメです。
日本中、世界中のガソリンスタンドで簡単に手に入ります。
ガソリンバーナーのデメリットは、点火時に行うプレヒートやすすで汚れた本体のメンテナンスなど、使用の際にガスバーナーよりも手間がかかること。
また、ガソリンを扱うため、危険であるということが挙げられます。
プレヒートの際にガソリンを出しすぎたりすると火柱が上がってしまいますし、誤ってガソリンをこぼしてしまったりすれば大事故にもなりかねません。
慣れていないうちはテントの前室などで使うのはやめておきましょう。
最悪の場合、テントが全焼してしまう可能性もあります。
ガソリンバーナーは、タンクに入ったガソリンがポンプによって押し出され、バーナー本体が熱を持つことで気化して点火するという仕組みになっています。
一度点火してしまえばバーナー本体は安定して熱を持つため、安定した青色の炎をあげてくれるのですが、着火時にはバーナー本体が温まっていないので、ガソリンが液化して出てくることになります。
そのため、着火時にガソリンを「チョロ出し」して、バーナー本体を温める「プレヒート」という作業が必須なのです。
そのプレヒートがなかなかの手間というのがガソリンバーナー最大のデメリット。
プレヒートには5分ほどかかってしまうので、早めに料理を済ませたい時には向かないアイテムです。
また、一度火を消してしまうとその度にプレヒートを行わなければならないので、例えば鍋料理での温め直しでは少し憂鬱に感じてしまうことも。
そんな中、日本のバーナーメーカー 「 SOTO (ソト)」 から、2011年にプレヒート不要なガソリンバーナー「MUKAストーブ」が発売されたのです。
これまでの常識を覆したこのアイテムは、アウトドア業界に衝撃を与え、世界中で数々の賞を獲得するなどの評価を得ています。
発売から何年もたった今も、他のバーナーメーカーから類似品が発売されていないことを考えると、SOTOの技術力の高さが伺えますね。
※合わせて読みたい: バーナー、ダッチオーブンなど炎に関するギアは「SOTO(ソト)」がオススメ!
極めて軽量でコンパクトなアルコールバーナー。
チタン製のものもあり、重量はなんと20g〜30g程度という圧倒的な軽さを誇ります。
火力が低いため、本格的な登山やキャンプなどでは役不足ですが、それでもお湯を沸かすのには十分。
少しでも荷物を軽くしたいトレイルランナーなど、ウルトラライト派の心をがっちり掴んでいます。
※合わせて読みたい: 大自然の中を颯爽と駆け抜けよう! トレイルランニングの始め方ガイド
ちなみに、シンプルな構造で危険性も高くないため、空き缶などを用いて自作することも可能。
自作ギアに興味のある方は、ぜひトライしてみてください。
アウトドアバーナーとセットで、クッカーを1つ購入してみてください。
バーナーとクッカーが一つずつあれば、さまざまな料理を作ることができます。
山ランチの定番といえば、レトルトパスタ。
クッカーにお湯を沸かしてパスタを茹でるとともに、パスタソースを入れて温めるだけでできてしまいます。
フィールドではお湯が捨てられないため、パスタをゆがいたお湯は粉スープで頂きましょう。
携帯できるクッカーは小さいので、パスタは切って持っていくか、サラダ用の短いものがベストです。
冬のアウトドアレシピは、何と言っても温まる「鍋料理」が魅力的。
「すき焼き」もいいですし、特に寒い季節には体の芯から温まる「キムチ鍋」なんて最高ですよね。
出汁には、軽くてかさばらないキューブタイプの出汁がオススメです。
うどんや棒ラーメンなどを締めにして、最後まで美味しく頂きましょう♪
バーナーとクッカーだけでだいたいのものができてしまうのが山レシピの魅力。
中には肉を持っていって、ステーキを山で振る舞う猛者も。
時間があり、また肉が傷まない冬などのシーズンに限られますが、料理担当になったらぜひトライしてみたい一品ですね。
ご紹介してきたように、アウトドアバーナーはその種類によって特性が異なります。
結論として最も汎用性が高い(=さまざまなアクティビティに対応できる)のはガスバーナーですが、ガソリンバーナーやアルコールバーナーも使いどころによってはガスバーナーよりも圧倒的に活躍するポテンシャルを持っています。
ここでは、アウトドア・アクティビティ別でアウトドアバーナーを紹介していきます!
登山向けのバーナーとしてファースト・チョイスはガスバーナー。
プレヒートなどがいらずすぐに使える利便性があり、またすすだらけにもならないため、2泊3日などの長期山行にも対応できます。
冬山ではガスがうまく気化せず少々頼りないこともありますが、そういった場合は圧縮率の高いガスを各メーカー販売しているのでそちらを購入しましょう。
※合わせて読みたい: アウトドアの定番「登山」を始めよう! 初心者にオススメの登山用品厳選27選!
バーナーを初めて購入するなら、「153ウルトラバーナー」がオススメです。
「153ウルトラバーナー」はスウェーデンのメーカー「PRIMUS(プリムス)」の定番ギア。
3600kcalというたっぷりな火力と116gというコンパクト性を両立させ、さらに鍋を支えるゴトクも十分な安定性を持つという優等生的なガスバーナーです。
収納もコンパクトで、ガスとあわせて1Lのクッカーにすっぽりと収納できるサイズ感が嬉しいポイントですね。
合わせて買うなら、こちらのPRIMUS純正クッカーがおすすめですよ。
日本の工業用バーナーメーカー「新富士バーナー」のアウトドアラインである「SOTO(ソト)」。
その技術力の高さと独創的なアイディア、スタイリッシュなデザインで、これまでプリムスなど海外メーカーのシェアを独占してきた市場に切り込んでいるブランドです。
SOTOの登山用バーナー「マイクロレギュレーターストーブ」は、すり鉢状になったヘッド部分が特徴。
風の影響でバーナーの炎が流れにくく、効率的に熱を伝えてくれます。
2800kcalという数値は他ブランドと比べて低くも見えますが、必要十分な火力。
ガスバーナーながら寒さに強いのも特徴で、プリムスなどと比べても安定感のある出力で燃焼してくれます。
また、標準の軽い3本ゴトクから、より安定性のある4本ゴトクに付け替えることができるのも、SOTOらしいギミックと言えます。
ウルトラライトを追求するあなたにぴったりなのがアルコールバーナー。
中でも、丈夫で軽いチタンでできたプロダクトがオススメです。
重量34gという軽さは、他のバーナーを寄せつけない圧倒的なスペック。
おにぎりとカップラーメンなどのセットで持っていくと、とても幸せな気分になることができおすすめです。
登山に比べて荷物がシビアでなく、時間にもゆとりがあるキャンプでは、圧倒的な火力を誇るガソリンバーナーがオススメです。
また、安全性やメンテナンスの観点からガスバーナーを選ぶなら、ゴトクが大きく安定しやすいCB缶のモデルがおすすめです。
※合わせて読みたい: アウトドアの趣味を始めよう!経験者が語る、初心者向けキャンプ基本装備20選
ガソリンバーナーでありながら「プレヒート不要」という、常識を覆した「MUKAストーブ」。
すすも出ないため、キャンプから買えるたびに分解して清掃・・・というメンテナンスも不要という画期的なガソリンバーナーです。
燃料はガソリンのため、冬の寒さにも強く、またメンテナンスもフリーとあって非常に安定感のある使いやすいバーナーです。
「ガソリンバーナーは敷居が高い・・・」というあなたは、ゴトクが独立しているガスバーナーをセレクトしてみてはいかがでしょうか。
同じガスバーナーとはいえ、OD缶のものより重心が低く、ゴトクもしっかりしており、大きめの鍋などを乗せても安定します。
CB缶だとカセットコンロなどともガスを共有できるので、汎用性も高いです。
火力も2,500kcalと必要十分ながら、5,000円台という価格設定も比較的リーズナブルで嬉しいポイントですね。
唯一のマイナスポイントは、OD缶よりもさらに寒さに弱いCB缶のため、冬になると極端に性能が下がってしまうところ。
冬キャンプなどにもガンガン持ち出したいと考えている方には、ガソリンバーナーの方が良い選択肢と言えるでしょう。
1899年に創業し、100年以上の歴史を持つスウェーデンのバーナーブランド「OPTIMUS(オプティマス)」。
多くの登山隊・探検隊を支えてきたブランドで、その実績と他にはないユニークなデザインが本物志向のキャンパーの心を捉えています。
そんなオプティマスの代表的なアイテムが「SVEA(スベア)」。
100年以上の歴史を持つ定番のプロダクトで、メンテナンスを行えば一生使えるガソリンバーナーなのです。
使い込むたびにすすで汚れて風合いが出る、黄金に輝く美しい姿がとても印象的。
他にはないアンティークな雰囲気も、おしゃれでとてもかわいいです♪
「キャンプでも登山でも使いたい」「ガスとガソリンを使い分けたい」という欲張りなあなたにオススメなのが、SOTOの「ストームブレイカー」。
なんとこのストームブレイカー、燃料としてガスとガソリンとの両方を使用可能なのです。
そのため、「冬キャンプにはガソリン」「子どもも多いファミリーキャンプにはガス」などといった使い分けをすることができます。
ガスとガソリンを燃料にできるストーブは他ブランドも展開していない、唯一無二のプロダクト。
先ほど紹介した、プレヒート不要なガソリンストーブ「MUKAストーブ」もそうでしたが、業界の常識に挑戦するSOTOの姿勢には驚きを隠せません。
これまで紹介してきたバーナーとは少し異なりますが、キャンプに持っていくと重宝するのがこの「クッキングバーナー」。
1つあれば、料理の仕上げに行う炙りや、焚き火の焚き付けなどに大活躍します。
特に焚き付けにはとても便利で、着火剤とあわせて使うことでカンタン着火ができるので、手に入れておくと良いでしょう。
CB缶を使用するので、他のキャンプギアとガスカートリッジが共有できるのも嬉しいですね。
荷物がシビアなツーリング(特に自転車ツーリング)において重量は大きな問題。
そのため、ガソリンバーナーではなくガスバーナーをセレクトしましょう。
そうとはいえ、汎用性の低いOD缶のガソリンバーナーにしてしまうと、ツーリング途中にOD缶を求めてアウトドアショップへ・・・ということになりかねません。
燃料の汎用性が高いCB缶のガスバーナーがおすすめです。
キャンプでもオススメとしてご紹介した「レギュレーターストーブ」。
大きいように見えますが、重量は350gというパッキングしやすい仕様なのです。
外気温は5度まで対応可能なので、ツーリングには十分といえるでしょう。
ただ、それより低い季節に走る場合はガソリンバーナーをセレクトする方がベターとも言えます。
旅先でトレイルを歩いたり、テントで泊まったりとワイルドな旅をするバックパッカーの方はバーナーを持っていくのが良いでしょう。
あなたにオススメなのはズバリ、さまざまな燃料を使い分けることのできるマルチフューエルタイプのガソリンバーナー。
灯油やレギュラーガソリンはどこの国に行っても手に入る、最も汎用性の高い燃料と言えます。
ただ、このガソリンバーナー、燃料のガソリンは飛行機に持ち込みはできないので気を付けてくださいね。
洗浄した上で袋に入れるなど、エアラインの規定がありますから、よく調べてパッキングすることを推奨します。
ガソリンバーナーをセレクトするなら筆頭に上がってくるのが、アメリカのメーカー「MSR(エムエスアール)」。
バーナーのほか、テントやタープ、スノーシューなども展開しており、統一されたスタイリッシュなデザインにファンが多いブランドです。
この「ウィスパーライトインターナショナル」は灯油、ホワイトガソリン、レギュラーガソリンが燃料として使用可能なマルチフューエルタイプ。
ほか、「ウィスパーライト」という、ホワイトガソリン専用のモデルもあります。
ガソリンと灯油を切り換える際は、ホースの先端に付いている「ジェット」というパーツを交換する必要があるので、間違えないよう注意してください。
ガソリンは冬にも着火しやすく、灯油は圧倒的に安いというメリットがあるので、シーズンによって使い分けると良いでしょう。
なお、ガソリンバーナーの中では比較的軽量で、423gという重量でコンパクトにまとまるので、限られた荷物で旅をするバックパッカーにはぴったりのアイテムです。
ウィスパーライトはその名の通り、とても静かに燃焼するのも嬉しいポイント。
一般的なガソリンバーナーはどれもとても大きい燃焼音を立てるため、中には他の旅人とトラブルになるケースも・・・。
「ウィスパーライト」なら、明け方に1人でコーヒーのお湯を沸かしたりしても、誰にも気にしないで済むのです。
登山やキャンプ、ツーリングやバックパッキングなど、アウトドア・アクティビティにかかせない「バーナー」について紹介してきました。
一つ持っておけば、フィールドでアツアツの料理を作ることができ、料理の幅がグンと広がります。
アウトドアウエアやアウトドアリュックが揃ったというあなた、次に揃えるのはバーナーで決まりです。
公開日 : 2018/11/01