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1. モネやゴッホにピカソも!有名画家の作品に出会える「国立西洋美術館」
動物園やアメヤ横丁だけでなく、芸術の街としても有名な上野。
上野駅からすぐの上野恩賜公園の中には、たくさんの美術館や博物館があります。
豊かな自然と落ち着いた雰囲気で、デートやゆったりとしたお出かけにも最適です。
本記事では、人気の美術館から意外と知られていない穴場まで紹介します。
小さい子供はもちろん、中学生や高校生も無料で入場することができますよ。
最初に紹介するのは、西洋画や彫刻作品を鑑賞できる「国立西洋美術館」。
1959年に、実業家の松方幸次郎が集めていた美術作品「松方コレクション」を元に設立されました。
常設展は、印象派画家の作品を中心にゴッホやモネ、ピカソといった著名な画家の作品が見どころ。
春と秋には、子供と一緒に常設展の絵や彫刻を楽しめるプログラム「どようびじゅつ」を開催しています。
20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエによって設計された本館は、2016年に世界遺産にも認定されました。
展示作品だけでなく、建物から楽しめる芸術性がこの美術館の大きな特徴です。
国立西洋美術館前に広がる庭は、誰でも無料で利用できるスポットです。
庭の中には「考える像」で知られる彫刻家オーギュスト・ロダンの作品が展示されています。
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスをモチーフにした「弓を引くヘラクレス」は、躍動感やエネルギーを感じられる作品です。
記念撮影スポットとしても人気なので、観光やお出かけの際に立ち寄ってみましょう。
館内に入るとすぐに広がる「19世紀ホール」は、開放感がある空間になっています。
スロープでぐるぐるホールを巡りながら上に登っていく構造がユニークです。
国立西洋美術館では、日本の浮世絵にも影響を受けたと言われるゴッホの作品を鑑賞することができます。
「ばら」は点画のような作風で、ゴッホの特徴であるうねるような筆使いが表れ始めた作品。
力強いタッチや豊かな色彩に思わず引き込まれてしまいます。
印象派画家の作品を数多く展示しているのもこの美術館の特徴です。
美術館を代表する作品の一つであるモネの「睡蓮」は、光と水の揺らめきを絶妙なタッチで表現しています。
日本の若い画家たちに本物の西洋美術を見せたいという想いで、松方幸次郎がモネから直接購入した本物の作品の一つです。
館内の「CAFÉ すいれん」では、作品と同じく見た目も楽しめる料理をいただくことができますよ。
最も多作な美術家として有名なピカソの作品も展示されています。
キュビズムという、様々な視点から見た画を一つのキャンバスに収める絵画様式が特徴的です。
「男と女」は、あえて絵のバランスを崩すことで見る人により強い印象を与える作品となっています。
入口付近にあるカフェとミュージアムショップは、展示作品を鑑賞しない方でも無料で利用することが可能。
ミュージアムショップでは、ポストカード、缶バッチ、プリントTシャツなどのグッズを購入することができますよ。
美術館のチケットは窓口で当日券が販売されます。
混雑を避けたい方は、事前に入場時間を予約できる公式オンラインチケットの購入がおすすめです。
期間限定で開催される企画展の詳細も公式サイトでチェックしてみてくださいね。
住所 : 東京都台東区上野公園7番7号
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 050-5541-8600
定休日 :
営業時間 : 9:30~17:30(金曜・土曜日は9:30~20:00)
料金 : 常設展示 大人500円/大学生250円
備考 :
公式サイト : 国立西洋美術館
※国立西洋美術館の関連記事: モネにゴッホ!ピカソまで!国立西洋美術館の著名な名画や見どころを紹介!
「東京都美術館」は、1926年に日本初の公立美術館としてオープンしました。
美術の振興を図り、すべての人に開かれた「アートの入り口」となることを目指しています。
メディアと共催する特別展や独自の企画展、公募展など幅広いテーマの展覧会を一年を通じて開催。
数か月ごとに展示内容が変わるため、多種多様な作品に出会えます。
公募展の中には無料で楽しめるものもあり、観光やお出かけの際に気軽に立ち寄ることができます。
館内にあるレストランやカフェ、ミュージアムショップをはじめ、中庭の展示作品も入場料なしで楽しむことができます。
写真の球体型のオブジェは、記念撮影スポットとして人気。
2つの穴が開いていて、下の穴からのぞき込むと球体上部の穴を通して空を眺めることができます。
その他にも目の錯覚を利用した展示作品など、中庭散策だけでも見どころが満載です。
また、東京都美術館の館内は子供連れや車いすの方でも利用しやすい設計になっています。
個室スペースのある授乳室を完備しており、ミルク用のお湯のサービスまで実施。
週に一度事前予約制の託児サービス「パパママの日」を設けており、ゆっくりと美術鑑賞することも可能です。
車いす対応のエレベーターやトイレも各階に設置されています。
定期的に入れ替わる期間限定の特別展では、テーマごとに異なる作品を鑑賞できます。
過去には画家のエゴンシーレやクリムト、家具デザイナーのフィンユールなどの展示が行われました。
人気の特別展開催期間、特に土日は混雑が予想されます。
平日の昼間、もしくは金曜日の夜間開室時が穴場の時間帯です。
公募展では絵画や彫刻などあらゆるジャンルを鑑賞でき、作者ごとの個性を感じられるものばかりです。
鑑賞しながら自分好みの作品を探してみてくださいね。
無料で鑑賞可能なものもあるため、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
ミュージアムショップでは、東京都美術館限定のグッズが数多く販売されています。
トートバックやTシャツなど日常使い出来るアイテムが豊富です。
美術館への入館は無料ですが、展覧会によって観覧料が異なり日時指定で予約が必要なものも。
イベントの予定や詳細情報は公式サイトの各展覧会ページをご確認ください。
住所 : 東京都台東区上野公園8-36
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3823-6921
定休日 :
営業時間 :
料金 : 入館無料 (観覧料は展覧会ごとに異なる)
備考 :
公式サイト : 東京都美術館
「上野の森美術館」は、上野公園の豊かな自然に囲まれた美術館です。
期間限定の企画展では、古生物美術(パレオアート)を中心とする恐竜展や世界各地のモネコレクションなど見どころがたっぷりです。
1Fと2Fの広々としたスペースに並ぶ展示物は、非常に見応えがありますよ。
過去には、「進撃の巨人展」や「井上雄彦 最後のマンガ展」といった有名漫画家にまつわる展示も行われました。
ジャンルを問わず作品を鑑賞できるのが、上野の森美術館の魅力です。
毎年開催されている「上野の森美術館大賞展」は、若手作家の登竜門として知られています。
将来の日本の美術界を担う個性豊かな作家の世界観に触れることができますよ。
チケットは日時指定の予約が必要な場合や当日券の販売など、展示により購入方法が異なります。
展示スケジュールや撮影の可否などと合わせて、詳細は事前に公式サイトでご確認ください。
住所 : 東京都台東区上野公園1-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3833-4191
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)
料金 : 展示により異なる
公式サイト : 上野の森美術館
最後に紹介するのは、東京藝術大学のキャンパス内にある「東京藝術大学大学美術館」。
明治時代から135年以上に渡って収集された作品や資料を収蔵・展示しています。
こちらは大学構内の美術館ということで、観光客が見逃しがちな穴場スポットなんです。
展覧会の多くは、新しい方式の展示室を備えた「本館」や、メインギャラリーとして長く親しまれた「陳列館」で行われます。
学生はもちろん一般の方でも入場可能なので、展覧会の開催期間にはぜひ足を運んでみてくださいね。
毎年開催される企画展「藝大コレクション展」では、東京藝術大学が所蔵するコレクションの一部を公開。
古美術から建築、デザインに至るまで、多岐に渡る作品からその年ごとに選ばれた作品がズラッと並びます。
歴史的な重要文化財から学生から買い上げた作品まで、開催年ごとにテーマは様々。
美術の中核地である東京藝術大学が選りすぐった作品は必見です。
東京藝術大学の屋外には、様々な銅像が置かれています。
前身の「東京美術学校」「東京音楽学校」において大きな功績を残した人の像が中心です。
また、大学構内にある「藝大アートプラザ」では定期的に展示作品が変わる企画展を実施。
在校生、卒業生、教員など藝大に関わる作家の作品に出会うことができますよ。
アートプラザは入場無料で、展示されている作品は販売も行っています。
気に入った作品を見つけたら購入してみてはいかがでしょうか。
どちらも展覧会の会期以外は閉館しているため、公式サイトで展示スケジュールを確認してから訪問してくださいね。
住所 : 東京都台東区上野公園12-8
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 050-5541-8600
定休日 : 展覧会の開催会期以外は閉館
営業時間 : 展覧会ごとに異なる
料金 : 展覧会ごとに異なる
公式サイト : 東京藝術大学大学美術館
芸術の街である上野には、美術館が豊富にあります。
ピカソなど有名画家の作品から芸術の発展を担う作品まで、見どころが盛り沢山。
数か月おきに入れ替わる企画展では、時代やジャンルを問わず魅力的な芸術作品に出会うことができますよ。
本記事を参考に、ぜひ上野で美術館巡りを楽しんでくださいね。
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最終更新日 : 2023/05/18
公開日 : 2019/05/21