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2019年リニューアル!ミュージアムカフェも人気「福岡市美術館」
大濠公園は1929年3月に開園し、福岡市民に愛され続けています。
大濠公園の池の周りは約2kmあり、ジョギングコースが整備されています。
早朝から多くのランナーが集まり、汗を流しています。
大濠公園の池の景色はもちろんですが、走りながらせせらぎの音を感じることができ、走っていて気持ちの良い周回コースです。
公園内には 「路面のクオリティが高い道」 という看板がありました。
ジョギングコースの道は、ゴムチップで舗装されており、ランナーの足に優しい道になっています。
足を痛める心配もなく、思う存分走り込むことができるランニングコースです。
実際、実業団や高校の駅伝部など本格的なランナーの練習スポットとしても活用されています。
100m間隔で走行距離表示も付いているため便利です。
ランニングだけでなく、ウォーキングやサイクリングに活用している人も多く見られます。
公園の周りは道が分かれており、ウォーキングの人は最内、サイクリングの人は最外を走るように決められているので、ルールを守って運動しましょう。
大濠公園は池の中心に 「中の島」 と呼ばれる島があり、橋で渡り切れるようになっています。
まずはこの 「観月橋」 を渡っていきましょう。
池側から外周の様子を見ると、大濠公園内の違う美しさを感じることができます。
池のほとりのカフェとスワンボートの雰囲気が良いですね。
橋を渡り切ると、池の中に佇んでいる中華風の建物に目が留まります。
これは 「浮見堂」 という建物で、当時東公園にあった福岡市動物園にあったものなのだそう。
オットセイ池にあり、来園者はこの「浮見堂」からエサをあげられたのだと言います。
福岡市動物園は戦争の影響で閉園となり、浮見堂は大濠公園に移築されたのです。
それからは大濠公園のシンボルとなり、愛され続けています。
池の中に浮く雰囲気は神秘的で、インスタ映えスポットでもあります。
浮見堂に立つと、なんだか船に乗っているような気分になります。
散歩するときは立ち寄ってほしい、大濠公園の名物スポットです。
浮見堂から先もまだまだ島は続きます。
両側は池なのに、道は林道を歩くといった雰囲気で独特の風景です。
中の島にはベンチがたくさん設置されており、池の水面を見ながらゆっくりと休んでいる方も多く見られます。
木陰が多いので、気持ちよく散策しやすいのが魅力です。
最後は 「皐月橋」 を渡ることで、池の縦断が完了します。
ちなみに中の島は2017年からライトアップが行われており、夜は水面にLEDライトの光が映り美しい光景が広がります。
ライトアップは1年中行われていて、季節に合わせて色を変化させながら継続されているので、ぜひ見に行ってみてください。
点灯時間/毎日午後6時〜午後10時
※4月~9月は、午後7時〜午後10時
観光客に人気なのは、大濠公園の池で水上散歩できる貸しボートです。
一番人気なのは足漕ぎ式でハンドルで運転できる白鳥ボートです。
子どもでも簡単に乗ることができます。
白鳥ボートの他にも手漕ぎボートや、スポーツライクに楽しめるあめんぼボートも取り揃えています。
白鳥ボート:
(大)1,600円/30分(大人4名 or 大人3名+小学生以下2名まで)
(小)1,100円/30分(大人2名+小学生1名または5歳以下2名まで)
手漕ぎボート:600円/30分(大人3名 or 大人2名+小学生以下2名まで)
あめんぼボート:
(1人用)600円/30分
(2人用)1,000円/30分
公式サイト: レンタルボート
大濠公園の中には子どものための遊具がある公園が2か所あります。
まずは東側児童遊園、通称 「くじら公園」 です。
こちらは小学生くらいの子供向けの遊具が多いです。
広いので子どもが思いっきり走り回れます。
見通しがきくので、親が子どもを見守りやすいのも嬉しいポイントです。
もう一つは西側児童公園、通称 「どんぐり公園」 です。
こちらは東側の「くじら公園」と比べると、未就学児でも遊べそうな小さな遊具がたくさんあります。
木陰ではベビーカーを押したパパママが休憩していたりと、家族でくつろげる公園です。
小さな子でも夢中で遊べそうな高さの低い遊具もありました。
このような遊具がある公園はありがたいですよね。
ロイヤルガーデンカフェは大濠公園内の貸ボート受付などがある建物、ボートハウス大濠パーク内にあるレストランです。
開店当時は九州初出店でしたが、現在では天神に九州2店目の出店を果たしています。
大きな窓の合う店内は明るく、アンティークの木材を使ったテーブルや床が気楽に落ち着ける空間を生み出しています。
やはり最大の魅力は水面に面したテラス席です。
テラス席ですが、心地良い風に吹かれながらコーヒーを飲む瞬間はまさに至福。
池を眺めながら食事ができるカウンター席もおすすめです。
大濠公園店限定のパンケーキや、パスタのランチが人気なので、ぜひ大濠公園を訪れた際はテラス席で味わってみてください。
住所:福岡市中央区大濠公園1-3 ボートハウス大濠パーク 1F
マップ: Googleマップ
営業時間:月-金 11:00 - L.O.21:00(9月-2月 20:30)、土日祝 9:00 - L.O.21:00(9月-2月 20:30)
定休日:年中無休
公式サイト: ロイヤルガーデンカフェ大濠公園
2010年にできた、公園内のスターバックスコーヒーです。
落ち着いた外観で、大濠公園の景観を乱さないように配慮されています。
店内は木材を多く使用した温かい雰囲気で、大きな窓からは大濠公園の景色が見えてとても開放的です。
ちなみにこちらのお店では、コーヒーをいれた後に残る豆かすと大濠公園の落ち葉でたい肥をつくり、大濠公園の緑づくりに役立てているとのこと。
公園と共存し、環境に配慮された「グリーンストア」と呼ばれる店舗です。
住所:福岡市中央区大濠公園1-8
マップ: Googleマップ
営業時間:7:00~21:00
定休日:不定休
公式サイト: スターバックスコーヒー福岡大濠公園店
大濠公園開園50年を記念し、1984年に造られた庭園です。
約1.2haの敷地面積を持ち、県内最大級の日本庭園として知られています。
日本庭園の中は3つの滝や大池があり、スケールは抜群。
四季折々の表情を見せる純日本庭園は、年間を通じて見どころがあって楽しめます。
住所:福岡市中央区大濠公園1-7
マップ: Googleマップ
営業時間:1~5・9~12月,9:00~17:00 6~8月,9:00~18:00
定休日:月曜日(休日の時はその翌日),12月29日~1月3日
公式サイト: 大濠公園 日本庭園
大濠公園の能楽堂は昭和61年に完成した建物で、主に能と狂言の公演が開催されています。
客席は590席を誇り、舞台を囲んで三方向に席が広がっていて、どの席からも舞台でのパフォーマンスがよく見えます。
舞台からは檜の香りが感じられ、とても心落ち着く空間です。
能や狂言だけでなく、クラシックやジャズのコンサートが開催されるなど、多目的な使用も可能で結婚式も承っています。
何か公演が行われているときは、観に行ってみるのも良いでしょう。
住所:福岡市中央区大濠公園1-5
マップ: Googleマップ
公式サイト: 大濠公園 能楽堂
広大な大濠公園には、まだまだ面白い見どころがあります。
知っておくと面白い注目ポイントをいくつかご紹介していきます。
大濠公園を歩いていると、使いにくそうなイスやテーブルが置いてあるのを目にします。
こちらのイスの背もたれを利用するのは、よほど太ももが長くないと難しそうです。
こちらも一応、テーブルとイスではありますが、何だか使いづらそう。
どうしてこんなデザインなのでしょうか。
実はこれ、なんと 福岡県の旧県庁舎の建物の石組みの一部が再利用されたもの なのです。
旧福岡県庁舎は大正4年から昭和56年まで福岡市中央区天神にありましたが、現在は解体され、天神中央公園になっています。
他にもこの石組みの一部は同じ福岡県営の公園である天神中央公園や、春日公園で確認できます。
大濠公園には鳩をはじめ、様々な野鳥が心地良さそうに暮らしています。
池にはたくさんの鴨がいます。
水面で泳いだり、地上で休んでいるのを見ることができるはずです。
こちらはカワウという鳥で、よく公園内で見かけます。
また、公園内を歩いていると、いきなり目に飛び込んでびっくりするのがこの鳥。
アオサギという鳥です。
この鳥、そこそこ大きいのに近づいてもまったく動かないので、なんだか怖いんですよね…。
じいっと何を見ているのでしょうか。
大濠公園には、他にもたくさんの野鳥たちが心地よさそうに暮らしているので、ぜひ実際に歩いて見つけてみてください。
大濠公園と言えば、やはりこの大きな「池」ですが、この池の中にも生き物が暮らしています。
その中でもとくに目立つのが 鯉 です。
たくさんの鯉が広い池を悠々と泳いでいます。
それもどれもかなりの大きさで迫力があります。
そんな鯉たちに混ざって、実は亀も泳いでいます。
実はこの亀はペット用で知られる「ミドリガメ」こと ミシシッピアカミミガメ なのです。
近年では産卵する様子も確認され、大濠公園内で数多く見かけるようになりました。
大濠公園は天神からも博多からも近く、好立地です。
福岡観光の中に組み込みやすいでしょう。
福岡市地下鉄空港線「大濠公園駅」下車し、徒歩1分程度で到着します。
大濠公園駅は天神駅から4分程度で到着します。
「黒門」バス停で下車した場合は徒歩5分、「大濠公園」バス停で下車した場合は徒歩5分程度で到着します。
福岡都市高速1号線「西公園」で下車し、「福浜団地入口」交差点を左折します。
「黒門橋」交差点を左折すれば、右手に大濠公園が見えてきます。
大濠公園北側に「大濠公園有料駐車場」があり、普通車が103台駐車可能です。
最初2時間が220円で、2時間以降30分毎160円の料金設定となります。
午前7時~午後11時が営業時間となっており、それ以外の時間では入出庫ができないので注意しましょう。
大濠公園の周辺には、数多くの魅力的なスポットがあります。
舞鶴公園は福岡城の本丸址を中心に整備された公園です。
福岡城の石垣跡のほか、桜の名所としても有名でお花見シーズンにはたくさんの人が花見に訪れます。
花見シーズンには夜桜のライトアップが行われ、デートスポットとしても有名です。
大濠公園とも隣接しており、大濠公園から直接、舞鶴公園に入ることができるようになっています。
住所:福岡市中央区城内1
マップ: Googleマップ
公式サイト: 舞鶴公園
福岡市美術館は大濠公園内にある、福岡市立の美術館です。
2019年3月にリニューアルオープンし、大濠公園を眺めながらゆっくりと食事ができるカフェが新たに完成しました。
1階のカフェだけでなく、2階にも地元食材の料理などが楽しめるレストランがあります。
コレクション展示室ではサルバドール・ダリやマルク・シャガール、青木繫など有名画家の絵画が展示されています。
※コレクションの展示は定期的に入れ替わります。
広々とした国内最高水準ともいわれる展示スペースでは、ゆっくりとした時間を過ごすことができるでしょう。
住所:福岡市中央区大濠公園1-6
マップ: Googleマップ
開館時間:9:30~17:30 ※7~10月の金・土曜日は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
定休日:月曜日、12月28日~1月4日(月曜が祝日や振替休日の場合は、その後の最初の平日)
公式サイト: 福岡市美術館
大濠公園から徒歩3分ほどの場所にあるのが、 「ラブリオッシュ」 という人気のパン屋さんです。
欧風アンティーク調の店内にはおいしそうなパンが所狭しと並んでいます。
特にラインナップの中で目立つのが、 食事系のパンの種類の多さ です。
店主の沖さんによると、このような食事系のパンを数多く取り揃えるのは、様々な種類の生地をたくさん練らなければならず、手間もコストもかかるとのこと。
たしかに家の近くのパンは同じような生地の上に乗せる具材や、中にいれるクリームやあんのバリエーションを準備することで、様々なラインナップを実現しているように思います。
しかし、沖さんは 「それが僕の思うパン屋だから」 と、パンに合わせた最適な生地を丹念に作って焼きあげる、お店としての在り方を貫き通しているのです。
できる限り 「自然に近い原材料を使用する」 という理念も貫いています。
野菜ひとつとっても、ハウスものではなく堆肥使用の路地栽培による科学物質を一切使わない無農薬野菜を使うという徹底ぶり。
それを小麦、塩、卵など全てに至るまで貫いているのですから、本当に頭が下がります。
そんなラブリオッシュの食パン(1斤税抜325円)はまさに絶品。
3歳の息子に与えたところ、焼かないままムシャムシャ。
いつも焼いていない食パンを出すと「あちちして!」とトーストにするように怒られるのですが…。
ラブリオッシュのパンはそのまま黙々と食べ続け、一気に3枚を生で何もつけずに食べてしまいました。
大人の筆者が食べた感想ですと、確かに生でもおいしいのですが、やはりトーストが最高だと思います。
大濠公園に行った際は、ぜひラブリオッシュの食パンをお土産に買ってみてくださいね。
住所:福岡市中央区荒戸2-1-19
マップ: Googleマップ
営業時間:7:30~19:30
定休日:年中無休
公式サイト: ラブリオッシュ大濠本店
大濠公園は都会のオアシスとして、福岡市民に深く愛されている公園です。
最近では大濠公園内でもスターバックスコーヒーをはじめとして、数多くのカフェが誕生し、大濠公園の過ごし方にも多様性が出てきました。
ウォーキングも良し、ランニングも良し。
子どもと遊ぶも良し、周囲のカフェでゆっくり休むも良し。
能やアート、日本庭園に触れるのも良し。
あなたに合った過ごし方で、大濠公園にゆっくりと流れる時間を満喫してください。
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公開日 : 2019/08/29