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宇佐神宮は、全国八幡社の総本宮として知られる神社です。
725年、現在の地に本殿が造立されて創建しました。
本殿は国宝に指定されています。
宇佐神宮では外来の仏教をいち早く取り入れ、境内には神社でありながら弥勒寺が建てられていました。
創建されて間もない7世紀末頃には既に寺院が建立されていたこともあり、神仏習合の発祥の地として知られています。
また、宇佐神宮は神輿の発祥の地でもあります。
749年に、東大寺へ行くために八幡神が宇佐から奈良まで神輿で上京したことに起因するものです。
この出来事をきっかけに、「神の乗り物」として神輿が全国に広まっていったのです。
奈良時代につくられた神輿の実物は、境内の「宝物館」にて展示されています。
勝負運の神様として知られており、大分県一のパワースポットして観光客に知られている神社です。
宇佐神宮の開門時間は 4月~9月が5時30分~19時、10月~3月が6時~19時 となっていますので、開門時間に合うように向かってくださいね。
※開門時間は正月期間中は例外です。
東九州自動車道「宇佐IC」を下車した後、国道10号線(別府方面)へ約6キロ進みます。
宇佐ICからは約15分で宇佐神宮に到着します。
宇佐神宮表参道駐車場
外苑駐車場
※正月期間中は、駐車料金が変更となります。
八幡駐車場
呉橋駐車場
まずは日豊本線「JR宇佐駅」まで行き、宇佐駅からはタクシーで10分程度です。
宇佐駅からバスを利用する場合は、四日市方面のバスに乗車し、「宇佐八幡」のバス停で下車してください。
宇佐神宮
住所:宇佐市南宇佐2859
マップ: Googleマップ
宇佐神宮を訪れたらチェックすべきポイントをご紹介します。
宇佐神宮に到着すると大鳥居が出迎えてくれます。
宇佐神宮の鳥居はデザインが独特で、額や額束がないのが特徴です。
近くで見上げてみると、かなり迫力があります。
柱の上に黒い台輪が置かれているのも特徴と言えるでしょう。
宇佐神宮境内の鳥居はすべてこのデザインの鳥居で統一 されています。
ちなみに、西大門前にある 木造鳥居「宇佐鳥居」は県指定有形文化財 です。
これらの鳥居は宇佐神宮のシンボルのようなものですので、ぜひチェックしておいてくださいね。
宇佐神宮の境内の周囲は、イチイガシという木を中心にした原生林に囲まれています。
神秘的な雰囲気をより引き立てているこの原生林は、 国指定の天然記念物 に指定されています。
厳かな空気を感じながら、上宮に向かって参道を歩いていきましょう。
参道を登っていき若宮神社の横あたりまで行くと、「夫婦石」という開運スポットがあります。
三角形の石がまるで夫婦のように寄り添って隣り合っていることから、縁起が良いとされています。
一人の場合は両足で両方の三角形を踏み、カップルの場合は手を繋いで一緒に踏むと幸せになれるそうです。
現地ではたくさんの夫婦やカップルが「夫婦石」を一緒に踏んでいました。
上宮の中心にある 南中楼門は県指定有形文化財 です。
南中楼門で囲まれた内側に本殿が鎮座しています。
なお、本殿は国宝です。
左から一之御殿、二之御殿、三之御殿と並んでおり、それぞれにお参りできます。
宇佐神宮では「二礼・四拍手・一礼」という作法で参拝するようにすすめられています。
太古の昔から延々と受け継がれてきたものであり、起源は不詳とのこと。
歴史を感じつつ、作法を守りながらお参りしてみてください。
上宮の三之御殿前には、推定樹齢約800年と言われる大楠があります。
写真に収まりきらないほどの大きさです。
近くで見ると、幹の太さに驚きます。
パワースポットとしても親しまれており、幹に手を触れてパワーを授かろうとする人が増えているそうです。
EXILEのUSAさんが、この大楠にアルバムのミリオンヒットを祈願したところ、成就したという逸話もあります。
宇佐神宮には 「下宮参らにゃ片参り」 という言葉が昔からあるので、上宮を参拝した後には下宮にも参拝しておきましょう。
もともとは神様へ捧げる食事を調理する場所だったと伝わっており、上宮と同じ御祭神です。
上宮と同じように、「二礼・四拍手・一礼」で参拝しましょう。
若宮神社は上宮から少し下った、夫婦岩のそばにあります。
応神天皇の若宮である大鷦鷯命(仁徳天皇)と皇子を祀っているため、「若宮神社」という名前がつけられました。
神社の中には5体の神像があり、国指定の重要文化財に指定されています。
除災難・厄難の神様として有名なので、ぜひ参拝してみてくださいね。
呉橋は西参道にある屋根がついた橋で、県指定有形文化財とされています。
呉の国(中国の春秋時代に存在した君国の一つ)の人が建てたとも言われていることから、この名がついたそうです。
なんと鎌倉時代以前よりある橋なのだそう。
朱色と橋の曲線が美しいですね。
橋の門は閉ざされており、橋の中に入ることはできません。
中もキレイに朱く塗られており、美しい空間が広がっていました。
鎌倉時代より以前からあるというのが信じられないほど綺麗な状態です。
現在では、10年に1度の勅祭の時に限り扉が開かれるそうです。
橋の上からの景色を一度見てみたいですね。
宇佐神宮の宝物館は、大鳥居を抜けてすぐ右手にあります。
大きな池が目印です。
国宝となっている孔雀文磬(くじゃくもんけい) のほか、宇佐神宮に関連する文化財が数100点展示されています。
宇佐の歴史や文化を知ることのできる貴重な場所なので、宇佐神宮を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
※開館日については、宇佐神宮へお問い合わせください。
宇佐神宮には明治24年に製造された蒸気機関車が展示されています。
宇佐には宇佐参宮線という鉄道が1916年に開業し、1965年に廃止されるまで営業を続けました。
展示されている蒸気機関車も宇佐参宮線で活躍していたもので、 「宇佐参宮線26号蒸気機関車」 として 大分県指定有形文化財 に登録されています。
この機関車は明治24年にドイツで製造されたもので、もともとは国鉄の前身である九州鉄道が所有して活躍していました。
その後、大分交通に譲渡され、宇佐参宮線の主役として活躍したのです。
正面からも横からもじっくり見学することができます。
鉄道好きの子どもにも喜ばれているスポットです。
宇佐神宮の御朱印は、大鳥居を抜けて少し歩いた右手にある総合案内所でもらえます。
御朱印は300円で書いてもらえます。
書くのに少し時間がかかるので、参拝前に立ち寄り、帰りに受け取るようにすると良いでしょう。
御朱印帳も1,500円で販売されており、御神紋をイメージした白色の3種の御朱印帳(写真参照)や、「宇佐宮御祓会絵図」を模した朱色・紺色の御朱印帳も販売されています。
宇佐神宮でお守りやおみくじを購入する際は、上宮の一之御殿側に授与所があるので、そちらで選ぶのが良いでしょう。
宇佐神宮のお守りにはさまざまな種類があります。
宇佐神宮は厄除開運や家内安全、交通安全や必勝など、総合的なご利益をもたらしてくれる神様なので、あまり気にせずに自分に必要だと思うお守りを購入すると良いでしょう。
初穂料は500 円~1,500円です。
宇佐神宮ならではのユニークなお守りが欲しいという方には 「くすの香」 をおすすめします。
くすの香は、香りのお守りです。
クスノキから抽出した貴重な天然100%のアロマオイル(精油)に、宇佐神宮ご神木大楠の一片(「こころは」)を加えて作られています。
「いつでも宇佐神宮の御神木と繋がれる」というユニークなお守りとなっており、13mlで3,000円です。
おみくじもさまざまな種類のものがあります。
宇佐神宮に縁結びの祈願に来る人も多く、200円の恋みくじは人気です。
恋みくじにはハートのチャームがついており、お守りとして使えます。
また、宇佐神宮でお守り以外のお土産を買うのであれば、表参道の仲見世商店街がおすすめです。
仲見世商店街には、さまざまなおみやげ屋さんや食堂が並んでおり、参拝の後でお買い物や食事を楽しめるようになっています。
宇佐神宮の参拝お土産として、昔から名物となっているのが 梅田屋の宇佐飴 です。
麦芽や玄米などでつくった、手づくりの飴です。
やさしくて食べやすい甘さが特徴となっており、添加物も入っていません。
老若男女、みんながおいしく食べられる名物飴でおすすめです。
7枚入って300円で販売されています。
ここからは、宇佐神宮周辺のおすすめ観光スポットやグルメをご紹介します。
宇佐神宮から車で約14分の場所にある千財農園は、フジとバラの名所です。
フジ園は約8000平方メートルという広さで、バラ園も約5000平方メートルという広さを誇ります。
フジ園は4月中旬~5月上旬に開園し、バラ園は5月上旬~7月下旬、10月上旬~11月下旬に開園 します。
フジ園は入園無料ですが、バラ園は400円の入園料がかかります。
茶畑もあり、千財農園産の緑茶も楽しめますよ。
住所:宇佐市四日市4388
マップ: Googleマップ
九州自然動物公園アフリカンサファリは、宇佐神宮から車で約40分の場所にあります。
九州唯一のサファリパークで、ライオンやチーター、ゾウやキリンを車から間近に観察できます。
ジャングルバス(有料)に乗り込めば、 ライオンにも直接エサがあげられる など、通常では体感できないような動物とのふれあい体験が可能です。
サファリゾーン以外にもミニチュアホースの乗馬コーナーや、カンガルーとふれあえるコーナーもあり、家族全員で楽しめるスポットです。
住所:宇佐市安心院町南畑2-1755-1
マップ: Googleマップ
開園時間:9時~16時30分(11月~2月は10時~16時)
入園料:大人(高校生以上)2,600円、小人(4歳以上)1,500円(ジャングルバスは別途大人1,100円、小人900円)
宇佐市の名物グルメの筆頭は 「宇佐からあげ」 です。
宇佐市に来たら、必ず食べてみてほしいグルメと言えます。
味の特徴は醤油ベースに、ニンニク・生姜をたっぷり加えたタレに起因する、パンチの効いた味わい。
下味しっかりのからあげはジューシーで絶品です。
宇佐市内には多数のからあげ店があるので、巡ってみると面白いでしょう。
宇佐神宮は全国に4万社以上もある八幡社の総本宮ということもあり、境内全体が厳かな空気を感じました。
原生林に囲まれた参道を歩いているだけで、心が洗われるような気持ちになるので、たくさんの人がパワーをもらいに訪れる理由が分かった気がします。
ぜひあなたも大分県一のパワースポット・宇佐神宮に足を運んでみてくださいね。
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公開日 : 2020/05/22