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栃木県の日光市に位置する「日光江戸村(江戸ワンダーランド)」は、今から400年以上も前の「江戸時代をリアルに体験できる」をコンセプトにしたテーマパークです。
江戸時代の町並みを再現した園内は、人気ドラマ「JIN-仁-」をはじめ、映画や特撮、バラエティー番組などのロケ地としても使用されています。
園内は「街道」「商家町」「宿場所」「武家屋敷」「忍者の里」といった5つのエリアに分かれており、各エリアにそれぞれの特徴を生かした体験プログラムやアトラクションが用意されています。
遊ぶだけでなく、資料館や芝居を通し江戸時代の生活や貴重な伝統芸について学ぶことができるのも、日光江戸村の大きな特徴です。
日光江戸村へは、東京から約2時間程度で行くことができます。
ここでは、具体的なアクセスについてご紹介します。
東京方面から日光江戸村へ行く場合、東北自動車から宇都宮IC・土沢ICを利用する方法と、今市ICから国道121号線を通る2つの方法があります。
土沢ICで高速を降りた場合でも、最終的に国道121号線へ合流しますので、その時の交通情報にあわせて選ぶと良いでしょう。
なお、どちらのルートで向かっても、交通情報が大きく乱れていない限り、到着時間に大きな差はありません。
東北方面から日光江戸村へ行く場合、東北自動車道を通り、矢坂ICから国道461号線と国道121号線を通る方法と、宇都宮ICから今市ICと国道121号線を通る2つの方法があります。
仙台方面から向かう場合、矢坂ICで降りるルートの方が早く到着できます。
日光江戸村へ行くには東武線「鬼怒川温泉駅」から、バスもしくはタクシーを利用します。
日光東照宮や日光駅からは、無料送迎バスが運行しているので、併せてご確認ください。
東武線「鬼怒川温泉駅」から行く場合、駅を出てすぐにある3番のバス停から出発する「日光江戸村行」に乗ります。
3番のバス停へは、鬼怒川温泉駅の正面出入口(出てすぐに「鬼怒太」という像がある出口です)を出て、すぐ右手にある5番のバス停をタクシー乗り場方面へロータリーに沿って進んでいくとすぐに発見できるでしょう。
鬼怒川温泉駅からの所要時間は約20分で、日光江戸村はバスの終点になります。
日光江戸村へ向かうバスは、始発の9時25分から約1時間間隔でしか運行していないため、乗り遅れに注意してください。
日光東照宮や日光駅から行く場合、無料の送迎バスの利用が可能です。
無料送迎バスは日光東照宮表参道からJR日光駅を経由し、日光江戸村へ向かいます。
ただし、日光東照宮の混雑時期には、日光駅と日光江戸村間での折り返し運転となるので、日光東照宮から行く人は注意が必要です。
日光江戸村のHPに 送迎バスの運行情報 が載っているので、必ずチェックしておきましょう。
ここでは、日光江戸村の営業時間やお得なチケット情報、園内のお食事情報などを紹介します。
営業時間や料金が夏季と冬季で変わるため、確認しておいてください。
日光江戸村は、夏季と冬季で営業時間が異なります。
休園日は毎週水曜日ですが、連休や祝日にかぶる場合は通常通り営業しています。
また、各年度によって細かい日程はずれますが、1月からの一定期間内は休園しているため、HP上でその年度の 営業カレンダー を確認しておきましょう。
入園チケットは「通行手形」と呼ばれ、有料の体験処以外すべてを利用できるようになります。
大人(中学生以上)
1日料金:4,800円
午後割引:4,100円
子供(6歳以上)
1日料金:2,500円
午後割引:2,100円
午後割引は夏季は14時以降、冬季は13時以降に入園する場合に利用できます。
日光江戸村には見どころや体験プログラムがたくさんあるので、初めて行くのであれば、午前中からの入園がおすすめです。
車やバイクで来園した場合、すぐそばの駐車場を利用できます。
利用料金は以下の通りになっています。
乗用車:800円/1日
バイク:400円/1日
利用条件なしで、いつでも利用できる割引クーポンが公式HP上で公開されています。
HPの画面を印刷、もしくは画面を窓口に提示するだけで10%の割引を受けることが可能です。
お得な割引手形は こちら からご確認ください。
日光江戸村では、蕎麦やうどん、和食を中心とした6店舗に加え、甘味処など一休みできるお店が3店舗あります。
そのため、食べ物に困ることもありません。
また、本格的な食事ではありませんが、園内にある菱屋では1枚150円で七輪を使ったせんべい焼き体験ができます。
焼き終わった後は、町並みの見える店内で食べられるため、小腹が減った時や一休みする時におすすめです。
日光江戸村は、子供だけではなく、あまり江戸時代や時代劇などに興味のない大人でも十分に楽しめる見どころが満載です。
ここでは、日光江戸村の見どころを厳選してご紹介します。
日光江戸村の最大の見どころは、江戸時代にタイムスリップしてしまったと錯覚するほど細かく作りこまれた町並みです。
敷地内には桜やあじさい、楓など四季折々の植物が植えられており、季節によって町並みの雰囲気も一変します。
どの季節でも写真映えするため、自分の1番好きな季節の「日光江戸村」を探すのもひとつの楽しみと言えるでしょう。
江戸と現代をつなぐ不思議な篭屋「時空」での変身もおすすめです。
一般的な着物レンタルと違い、自分のなりたい職業(キャラクター)から衣装を選択します。
侍や新選組などの他に「行商」「浪人」「かぶき者」など、他では体験できない一風変わった職業に変身することも可能です。
侍・町人・浪人以外の職業は人数制限があり、先着順で貸し出しされていきます。
そのため、どうしてもなりたい職業がある場合、早めに来園しておきましょう。
貸し出し衣装ではなく、自前のコスプレ衣装で写真を撮りたい人もいるでしょう。
日光江戸村では、コスプレ衣装の持ち込み・撮影が許可されています。
ただし、施設の雰囲気を壊し混乱を招くような服装や公序良俗に反するようなコスプレの禁止はもちろん、他にも細かい注意事項が定められています
※要参照: コスプレを行う際の注意点
コスプレ撮影を行いたい場合、まず注意書きをよく読み周囲に配慮しながら行いましょう。
日光江戸村には、子供から大人まで楽しめる資料館や体験プログラムが複数用意されています。
ここでは、子供と大人に分けておすすめの資料館やプログラムについてご紹介します。
子供には江戸職業体験という体験型プログラムがおすすめです。
忍者体験・謎解き捕物・侍体験と3つのプログラムが用意されており、好きなものを体験することができます。
プログラム名 (所要時間) |
受付場所 |
主な内容 |
忍者体験 (約30分) |
桜大岩の先にある忍者修行の館周辺 |
忍者になりきり、手裏剣や壁のぼりなど忍者に必要な基礎的な技術の修行を行います。体験終了後は、先生から認定証などがもらえます。 |
謎解き捕物 (制限なし) |
変身処「時空」の向いにある口入屋 |
江戸の町で起こった事件を捕物として解決する、謎解きプログラムです。
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侍体験 (約10分) |
最奥にある侍修行館 |
剣術の基礎を学び、侍になるための修行を行える体験プログラムです。
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侍体験以外は、年齢制限がないため小さな子供でも楽しむことができます。
大人におすすめしたいのは、3つの資料館と大人を対象とした侍修行の体験プログラムです。
資料館 |
展示内容 |
江戸生活文化伝承館 |
日用品だけではなく、江戸から伝わる日本の伝統技術に関する資料館です。
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江戸町火消資料館 |
消防士の始まりでもある「火消」に関する資料館です。
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鍛冶屋かぬち |
刀鍛冶に関する資料館です。
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大人(12歳以上)を対象とした侍修行では、剣術だけではなく刀の手入れや礼儀作法など、侍の心得から学ぶ本格的なプログラムを体験できます。
日光江戸村には数々の仕掛を乗り越えゴールを目指す、巨大迷路があります。
この迷路には普通ではありえない仕掛が用意されているので、注意しながら進まないと大人でもゴールまでたどり着くことが難しいでしょう。
迷路内には上から見渡せる櫓があるので、迷ったときはそこへ向かい、上からゴールまでの道を探すことをおすすめします。
また、途中で岩でできたトンネルがあり足元が暗くなっているため、子供がけがをしないよう注意してください。
日光江戸村では、現代ではなかなか見られない伝統芸能に触れることができます。
なお、1日に行われる回数が少ないため、スケジュールを調節しておきましょう。
水芸座で行われる水芸は「水からくり」とも呼ばれる、日本の伝統的な奇術のひとつです。
現代では継承者がほとんどいないため、見ようと思っても見れるものではありません。
若松屋では、観客参加型の芝居形式で「お大尽遊び」を疑似体験できます。
お大尽遊びとは、お座敷に花魁を呼び遊興することです。
話がコメディに作られているため、親子で楽しめる内容となっています。
日光江戸村で絶対おすすめするもののひとつが花魁道中です。
実際に花魁が履いていた黒塗りの三枚歯の高下駄を履き、八文字歩きという独特の足さばきで火の見櫓から日本橋を約20分かけて歩きます。
花魁道中を見れるチャンスは1日に1回だけですので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
神出鬼没のマスコットキャラクター「ニャンまげ」を探すのも日光江戸村の楽しみのひとつです。
ニャンまげは、日光江戸村の創業15周年の記念に誕生したキャラクターで、「ニャンまげに飛びつこう」というキャッチフレーズとともにテレビコマーシャルで一躍人気者になりました。
現在では、危険防止の観点から飛びつきは禁止されています。
ニャンまげは、神出鬼没な上に「怠け者ですぐに家に帰ってしまう、体力の限界を感じている」と公式HPで紹介をされている通り、必ず会えるとは限りません。
ただ、会うことができれば「招きニャンまげ」という決めポーズで一緒に写真を撮ってくれます。
どうしても会いたい場合は村人に相談してみましょう。
どこからともなく出てきてくれるそうです。
日光江戸村は、販売されているお土産もかなり特殊です。
面白いお土産が欲しい人は「越後屋」に行ってみましょう。
「越後屋」は時代劇の中であくどい商人として描写されることが多く、中でもお代官に賄賂を贈り「お主も悪よのう」と言われている場面が印象的です。
日光江戸村の越後屋では、「時代劇でいかにもお代官様に賄賂を贈っていそうな商人」が笑顔で出迎えてくれます。
そんな越後屋の名物土産は「おぬしも悪よのう」とプリントされた「袖の下まんじゅう」です。
一見、白饅頭が並んでいるだけのお土産ですが、トレーを持ち上げてみると下から小判(小判型の饅頭)が出てきます。
時代劇が好きな方へのお土産として特におすすめしたい一品です。
日光江戸村付近でもっと遊びたい人のために、日光江戸村周辺の観光スポットを紹介します。
日光江戸村から車で約7分の場所に位置するワールドスクエアでは、日本にいながら世界遺産を巡る旅ができます。
1/25に縮尺された世界は、素材から住民の配置、歴史の再現まで細部にこだわりを込めて作られています。
プロのカメラマンが考えた撮影スポットもあるので、写真を撮り慣れていない人でも、綺麗な構図の写真を撮ることができるでしょう。
各建築物の歴史をもっと深く知りたい方は、ガイドツアーへの参加や音声ガイドの利用もおすすめです。
その土地や建築物の歴史を知ることで、新しい視点からの楽しみが発見できるでしょう。
観たり写真を撮ったりして楽しむものなので、遊びたい盛りの子供は退屈してしまう可能性もあります。
園内にはキッズルームが2ヶ所、子供が飽きてきた場合は上手に利用してください。
住所 : 栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0288-77-1055(予約センター)
営業時間 :
料金 :
公式サイト : 東武ワールドスクウェア
とりっくゆーとびあ日光は、「絵と遊ぶ」をコンセプトにした美術館。
自分自身が絵の一部となって面白い写真を撮ったり、二度見してしまうような不思議なアートに出会えます。
トリックアート以外にも、他では見ないような珍しい体験ができます。
室内でのアトラクションなので、悪天候の日でも気にせずに満喫することができます。
住所 : 栃木県日光市小佐越1-4
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0288-77-3565(受付時間10:00~17:00)
営業時間 : 9:30~17:00
料金 :
公式サイト : とりっくゆーとぴあ日光
子供が恐竜好きなら、恐竜の模型が目印の3D迷路恐竜館がおすすめです。
ティラノサウルスやプテラノドンなど、巨大な恐竜たちの骨や模型がお出迎えしてくれます。
模型だけではなく、以下のようなアトラクションもあり、遊びながら恐竜の生態などを学ぶことができます。
住所 : 栃木県日光市小佐越1-83
マップ : Googleマップ
アクセス : 東武線『鬼怒川温泉』駅よりバス「トリックアート前」下車 徒歩約2分
電話番号 : 0288-70-1066(受付時間 10:00~17:30 ※水曜日定休)
営業時間 : 10:00~17:00(毎週水曜日定休)
料金 : 大人(中学生以上)1,400円、子供(3歳~小学生)900円
公式サイト : 3D迷路恐竜館
今回ご紹介した見どころ以外にも、開園・閉園時間にはスタッフ総出でのお出迎えやお見送りがあるなど、わくわくするような演出がたくさんある魅力的なテーマパークです。
季節によって、お化けが大集合するハロウィンや流し雛を執り行う桃の節句、神輿に水をかける水かけ祭りなどの、特別なイベントが行われるので、公式HPやSNSなどもチェックしておきましょう。
季節や混雑具合で園内の雰囲気が大きく変わるため、ぜひ日光江戸村を自分なりの楽しみ方で満喫してください。
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最終更新日 : 2022/09/29
公開日 : 2021/07/30