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今回ご紹介する「合掌造り(がっしょうづくり)」とは、三角形をしたかやぶきの屋根の住宅のこと。
人が手を合わせたような形に組むことから、「合掌」という名が付いたと言われています。
この独特な造りの住宅は、岐阜・富山といった雪国にのみ存在しています。
これは、急勾配な屋根にすると積もった雪が自然に落ちやすくなるため。
雪で家が潰れてしまうのを防ぎ、雪下ろしを楽にするという昔の人の知恵なのですね。
現存する合掌造りは主に100〜200年前のものが多く、古いものでは約400年も前の家屋が残っています。
白川・五箇山地域は豪雪地帯の秘境であったため明治維新以降の近代化の波に取り残され、そのおかげでこの伝統的な住宅が多数残ったのだとか。
この江戸時代から継承される屋根組みには釘などを使わず、稲縄やマンサクの木で組み立てられています。
骨組みに「叉首(さす)構造」を用いることで、ゆがみや積雪に耐えうるつくりになっているのだそう。
かやぶき屋根は、15年〜40年に一度葺き替えがなされます。
その際は大工のみならず住民たちで協力し、村をあげて作業が行われます。
こういった相互扶助の心を「結(ゆい)」と呼び、大切にしているそう。
雪で冬の間は孤立してしまう地域ゆえに、村一体となって協力することが生きる術だったのでしょう。
長らく続く合掌造り集落も、戦後は廃屋が急増。
しかし、ドイツ人建築家のブルーノ・タウトの評価もあり、景観保護の動きが高まるようになりました。
この甲斐あって、1975年に白川郷・荻町集落が、1994年に五箇山の相倉・菅沼集落が重要伝統的建造物群保存地区へと指定。
1995年には、白川郷・五箇山の三集落がユネスコの世界遺産(文化遺産)へと登録されました。
それに伴い、国内はもちろん世界的に注目され、いつでも海外から訪れる観光客で賑わっています。
春は桜、夏の田園風景、秋の紅葉、冬の白銀世界。
合掌造りの家々は自然と調和し四季折々のうつくしさを見せてくれるため、季節ごとに何度も訪れたくなることでしょう。
ここからは、合掌造りが見られる観光スポットをご紹介します。
合掌造り自体は雪国に点々と存在しているものの、状態が良く、集落としてまとまっている地域は全部で3つのみ。
まずご紹介するのは、世界遺産の白川郷・荻町集落。
「合掌造り」と聞いて、ほとんどの人が思い浮かべるスポットではないでしょうか。
世界遺産登録された三集落の中では最も観光地化されており、常に観光客で賑わっています。
荻町集落では「売らない、貸さない、壊さない」の三原則を定め、街の景観を変えずに保っています。
その甲斐あって、今も大小100余の合掌造りが残る日本最大規模の合掌造り集落として、世界中から愛されているのです。
アニメ化もされた人気ゲーム作品『ひぐらしのなく頃に』の舞台・雛見沢村のモデルとなったことで、国内外から聖地巡礼に訪れるファンも多く、「 お土産処 かたりべ 」ではグッズも販売されています。
白川郷には宿泊施設もあるため夜でも訪れることは可能ですが、飲食店やお土産処・見学施設は14時〜17時頃で閉まるところがほとんどであるため、午前中から回るのがおすすめです。
なお、白川郷は近くに駅がないため、車か、金沢駅や富山駅、高山駅などから出ている高速バスでアクセスする必要があります。
詳しくは 白川郷公式サイトのアクセス情報 よりご確認ください。
白川郷バスターミナル・駐車場から荻町集落へ向かうには、まず「であい橋」と呼ばれる吊り橋を渡ります。
少し揺れはするものの安定感があるので、高所恐怖症の人でも安心です。
余裕があれば、左右の景色を見てみてください。
庄川と緑緑とした山々のコントラストが美しく、特に紅葉の季節は絶景ですよ♪
荻町集落の中でも特に有名なのが、「和田家」の住宅。
主屋・土蔵・便所が国指定重要文化財に指定されている、集落最大規模の合掌造りです。
江戸時代より、火薬の原料である塩硝(えんしょう)や生糸の取引で栄えた商家で、築約300年の歴史ある住居では今も実際に子孫の人々が暮らしています。
1階、2階が見学可能で、屋根の内側や江戸期の民具、養蚕・塩硝の資料などが展示されています。
著名人の来訪も多く、秋篠宮様がお見えになられたお写真も飾られていました。
住所 : 岐阜県大野郡白川村萩町997
マップ : Googleマップ
アクセス : 総合案内所「であいの館」から徒歩15分
定休日 : 不定休
電話番号 : 05769-6-1058
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人:300円 、小人:150円
公式サイト : 和田家住宅
和田家と合わせて巡りたいのが「長瀬家」。
合掌造りの中でも珍しい五層建てが注目ポイントです。
五層部分には入れませんが、和田家同様内部の見学が可能。
250年つづく旧家である長瀬家は、三代目までが医者の家系なので、江戸時代の貴重な医療道具が見られます。
”ものを愛する心が宝もの”をモットーに掲げる長瀬家には、他にも、500年前の作と言われる仏壇など様々な美術品・生活用具が展示されています。
住所 : 岐阜県大野郡白川村荻町823-2
マップ : Googleマップ
アクセス : 白川郷バスターミナル・駐車場より徒歩約5分
電話番号 : 05769-6-1047
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 :
公式サイト : 白川郷公式サイト
約46ヘクタールもの面積を持つ白川郷。
その集落全体を見渡せる荻町城跡展望台は、集落屈指の絶景スポットです。
山の上にある荻町城跡の北西部は、断崖絶壁。
歩いて巡るだけでも合掌造り集落のうつくしさは十分味わえますが、やはり崖の上から見渡す眺望は感動ものです。
特に冬の雪景色や紅葉シーズンは一見の価値あり!
集落の中心部からは、ゆるやかな坂を15〜20分ほど歩くと到着します。
足腰の弱い方には少しつらいので、和田家の辺りから約20分間隔で出ているシャトルバス(有料)の利用もおすすめです。
住所 : 岐阜県大野郡白川村荻町
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0576‐25‐2239
定休日 : 無休
営業時間 : 24時間
料金 : 無料
公式サイト : 白川村役場公式サイト
集落の中心にそびえたつ、かやぶき屋根の鐘楼門が目立つ「明善寺」。
真宗大谷派の寺院で、鐘楼門だけでなく本堂や庫裡(くり)も合掌造りという、白川郷らしいお寺です。
庫裡郷土館や楼門は県指定の重要文化財。
庫裡の一階には囲炉裏があり、二階部分では様々な民具の展示がされています。
境内に立つ、県の天然記念物に指定されているイチイの大木も必見です。
住所 : 岐阜県大野郡白川村荻町679
マップ : Googleマップ
アクセス : 白川郷バスターミナル・駐車場より徒歩約5分
電話番号 : 05769-6-1009
定休日 : 不定休
営業時間 : 【4月~11月】8:30~17:00【12月~3月】9:00~16:00
料金 : 大人:300円/小人:100円
公式サイト : 白川村役場公式サイト
荻町集落内には、天然の日帰り温泉も。
「天然温泉 白川郷の湯」は、白川郷バスターミナルからであい橋を渡ってすぐの立地にある宿泊施設です。
内風呂、ジェットバス、サウナがあり、露天風呂からは白川郷の合掌集落や荘川と山々の絶景を楽しめます。
住所 : 岐阜県大野郡白川村荻町337
マップ : Googleマップ
アクセス : 白川郷バスターミナル・駐車場より徒歩約1分
電話番号 : 05769-6-0026
定休日 : 木曜日定休(金曜日の営業開始15:00)
営業時間 : 7:00~21:30(最終受付21:00)
料金 :
備考 : タオル・バスタオル・カミソリレンタルあり(有料)
予約サイト : 楽天トラベル
車での旅行であればぜひ立ち寄ってほしいのが、荻町集落から約3km離れた場所にある「道の駅・白川郷」。
お土産店や飲食店を楽しめるほか、無料で見学できる「合掌ミュージアム」が併設されています。
この施設には、集落にあった合掌造りの建物(旧手塚家)を半解体して移築した実物を展示。
原寸大の合掌造りを間近で見ながら、その建築方法など資料・動画で学べます。
集落へ入る前の事前学習におすすめです。
住所 : 岐阜県大野郡白川村飯島411番地
マップ : Googleマップ
アクセス : 白川郷ICを降りてすぐ
電話番号 : 05769-6-1310
定休日 : 年末年始(12月29日~1月3日)
営業時間 : 8:30~17:00
料金 : 無料
公式サイト : 道の駅・白川郷公式サイト
荻町集落からは車で15分と少し離れますすが、ぜひ見学してほしいのが「旧遠山家住宅・民俗館」。
和田家と並ぶ国指定重要文化財であり、白川郷の代表的な家屋です。
住居は1800年代に作られたもので、当時は数十名もの大家族で居住していたというほど大規模。
一階部分は居住、二階から四階までは養蚕スペースとなっており、明治20年まで実際に塩硝づくりが行われていました。
民俗館として数々の展示物があるほか、時期によっては郷土料理”すったて汁”をつくる体験イベントが楽しめます。
住所 : 岐阜県大野郡白川村御母衣125
マップ : Googleマップ
アクセス : バス停「牧」より徒歩約10分
電話番号 : 05769-5-2062
定休日 : 水曜(祝日の場合は前日休)
営業時間 : 【4月〜11月】9:00~16:00【12月〜3月】10:00~16:00
料金 :
公式サイト : 白川村役場公式サイト
集落に来たら、ぜひ合掌造りの住宅に実際に泊まりたいですよね。
筆者のおすすめは、城山展望台の真下にある「民宿 大田屋」。
女将が伝統民謡や踊りを見せてくれたり白川郷のことを教えてくれるなど、ホスピタリティの良さが人気のお宿です。
減農薬の自家製食材を使った郷土料理や地酒も美味しいと評判。
築170年の古民家ですが、浴室やトイレはとてもきれいで安心です。
冬には囲炉裏を囲んで、まるでおばあちゃんの家に帰ったようなアットホームな雰囲気でくつろげます。
なお、白川郷では荻町集落を中心に全21件の合掌民宿があります。
宿泊サイトでは予約できない宿も多いのですが、 白川郷公式サイト にて検索・予約が可能ですので、チェックしてみてくださいね。
住所 : 岐阜県大野郡白川村荻町1807
マップ : Googleマップ
アクセス : 白川郷バスターミナルから徒歩3分
電話番号 : 05769-6-1425
予約サイト : 楽天トラベル
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2つ目にご紹介するのは、もう一つの世界遺産・五箇山。
富山県南砺市にある五箇山とは40の小さな集落の総称で、そのうち菅沼(すがぬま)・相倉(あいのくら)集落が世界遺産に登録されています。
どちらの集落も白川郷に比べてこぢんまりとしているため、白川郷の影に隠れがちな五箇山。
しかし、小規模ゆえに観光客の数も白川郷ほど多くないため、よりリアルな原風景が楽しめると通の間では人気なんです。
白川郷は迫力、五箇山は郷愁とそれぞれ魅力があるので、セットで回ることをおすすめします。
五箇山も白川郷同様、宿泊施設もあるものの飲食店・お土産処は夕方には閉まるお店がほとんどなので注意が必要です。
アクセスは車のほか、JR城端駅から世界遺産バスが出ています。
また、相倉ー菅沼間はバスで15分ほどかかります。
世界遺産・相倉集落には、江戸時代末期から明治時代末期頃の合掌造り住宅が約20棟現存しています。
ほど良い規模の集落ですが、民俗館や体験スポットも多く、現天皇陛下(当時の皇太子殿下)が訪れた際に詠まれた歌の石碑があったりと、小さいながらに見どころの多いエリアです。
相倉集落には棚田のように小高い丘が多いため、たくさんの撮影スポットがあります。
入り口でもらえる案内マップに印されているビューポイントの近くまで行くとかわいい案内板があるので、迷わずに到着できます♪
こちらは少し低いビューポイントからの写真です。
もっと高い位置まで登るとより美しい景色が見られるので、ぜひ案内板を見つけてみてくださいね。
相倉集落には、他にはない珍しい「原始合掌造り」が残っています。
これは合掌造り家屋の原型とされているもので、現在五箇山にあるのはこの1棟のみだそう。
昭和の初め頃まではおばあさんが一人で暮らしていたそうですが、亡くなられた今は倉庫(板倉)として使用されています。
他にも、集落には「天狗のあしあと」と呼ばれる岩があります。
相倉集落に伝わる伝承では、集落の北の崖にある大岩に住む天狗がつけた足跡だと言われています。
私たちの足の数倍はある穴で、たしかに足のような形をしています。
なお、こちらの岩は民家の敷地内にあるので、撮影の際はマナーを守るようにしてください。
住所 : 富山県南砺市相倉
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0763-66-2468 (五箇山観光協会)
営業時間 : 8:30~17:00
料金 : 無料
駐車場 :
備考 :
公式サイト : 相倉合掌造り集落
もう一つの五箇山世界遺産・菅沼集落は、相倉と比べてもさらに小規模な集落です。
合掌造りは江戸時代〜大正までに作られたものが9棟。
15分もあれば一周できてしまうほど小さいのですが、筆者はなぜだかこの菅沼集落に一番惹かれました。
実は、江戸時代には流刑地であった菅沼集落。
アクセスしづらい奥地にあることもあって観光客があまりおらず、江戸時代の田舎にタイムスリップしたかのような雰囲気が楽しめるのが魅力です。
それでありながら民俗館や塩硝の館、宿泊施設、お土産処などもしっかり充実しており、この規模に合掌造り集落の良さがギュッと詰まっているんです。
おすすめスポットは お土産処・かっぱ 。
和紙など五箇山の名産品や集落で作られた民芸品、食べ物などが揃っています。
他にも、資料館である「塩硝の館」では、火縄銃を放つ模擬体験もできます。
住所 : 富山県南砺市菅沼
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0763-66-2468 (五箇山総合案内所)
定休日 : 12月31日・1月1日
営業時間 : 【4~11月】8:00~17:00【12~3月】9:00~16:00
料金 : 無料
駐車場 : 約30台、大型車:3,000円、小型・中型車:2,000円 普通車・軽自動車:500円、二輪車:100円
公式サイト : 菅沼合掌造り集落
五箇山には菅沼・相倉集落のほか、国指定重要文化財が複数存在します。
2つの集落の間にある「村上家」の住宅は約350年前に建てられたもので、日本において最も古い合掌造り家屋の一つです。
実はこの村上家、築年から一度も改装されておらず、戦国時代から江戸時代の過渡期の建築様式を見ることができる非常に貴重な住宅。
内部では民芸品や資料展示のほか、五箇山の民謡「こきりこ節」の踊りを見ることもできます。
住所 : 富山県南砺市上梨742
マップ : Googleマップ
アクセス : JR城端駅からバスで約30〜40分
電話番号 : 0763-66-2711
定休日 : 火・水曜 ※冬期12月15日~2月末日まで休業(団体予約のみ受付)
営業時間 : 8:30~17:00 ※冬期(12月~3月) 9:00~16:00
料金 :
公式サイト : 村上家公式サイト
もう一つ、五箇山には村上家と並ぶ国指定重要文化財「越中五箇山岩瀬家」があります。
岩瀬家は白川郷の長瀬家と同じく五層建てで、白川郷・五箇山全体でも最大規模の合掌造りです。
約300年前に建てられた家屋には、当時加賀藩の役人が滞在していました。
そのため、合掌造りの中でもめずらしく、大黒柱や出居の敷板などにケヤキの木材の使用が許可されています。
内部では、常に灯されている囲炉裏の火を囲みながら現当主のお話を聞くことができます。
岩瀬家ならではの体験ができるので、ぜひ集落と合わせて見学してみてくださいね。
住所 : 富山県南砺市西赤尾町857-1
マップ : Googleマップ
アクセス : バス停「西赤尾」すぐ
電話番号 : 0763-67-3338
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 :
公式サイト : 越中五箇山岩瀬家公式サイト
五箇山でも、7件の合掌民宿があり、世界遺産集落内に宿泊することができます。
おすすめは、相倉集落内の”天狗のあしあと”すぐ近くにある「民宿 長ヨ門」。
アクセスがとても良く、親切な女将がやさしく出迎えてくれます。
浴室もきれいでクーラーも完備されており、外国人や日本の古い家屋に慣れていない人でも安心。
食事も山菜や岩魚、名物の五箇山どうふなどが楽しめると、リピーターの多い宿です。
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3つ目は、日本三名泉・下呂温泉街にある「下呂温泉合掌村」。
実際に人が暮らす白川郷・五箇山とは違い、こちらは村集落を再現した博物館です。
文化保護・継承のため、白川郷などから10棟合掌造り民家を移築して作られました。
村の敷地内には、当時の集落の暮らしを再現した「合掌の里」、桜とモミジの里山「歳時記の森」、そして民俗資料館があります。
合掌の里では、国指定重要文化財の旧大戸家住宅が移築されています。
また、白川郷御母衣にある旧遠山家の板倉(倉庫)も保存されていますよ。
旧岩崎家住宅主屋を使用した民俗資料館では、当時の人々の暮らしの様子が人形を用いて再現されています。
他にも、村内では陶器の絵付体験や和紙の絵すき体験などができる体験工房や、郷土料理が食べられる飲食店、神社などがあり、合掌造りだけでなくテーマパークのようにファミリーで楽しめます。
歳時記の森の自然も美しいので、温泉のついでにふらっと遊びに行くのもおすすめですよ♪
住所 : 岐阜県下呂市森2369
マップ : Googleマップ
アクセス : JR下呂駅から徒歩約20分
電話番号 : 0576-25-2239
定休日 : 年中無休
営業時間 : 8:30〜17:00
料金 :
公式サイト : 下呂温泉合掌村公式サイト
※下呂温泉の関連記事: 日本三大名泉「下呂温泉」を楽しもう!徒歩で周れる観光スポットからおすすめグルメまで解説
最後に、福島県南会津郡にある「大内宿(おおうちじゅく)」を簡単にご紹介します。
大内宿は江戸時代には会津西街道の宿場町として栄えた地で、かやぶき屋根の歴史ある家屋がずらりと並ぶ福島県内有数の人気観光スポットです。
厳密に言えば合掌造りではないものの、合掌造り同様大内宿のかやぶき屋根も400年以上の伝統様式。
その違いを直接目で見て感じてみてください。
このような状態の良いかやぶき屋根の家屋は、日本でもかなり限られた場所でしか見られなくなっており、大内宿は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
白川郷同様「売らない・貸さない・壊さない」の三原則をもとに、住民の手でこの美しい景観が守られています。
見晴らし台から見る景色は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかと錯覚するほど。
参勤交代中の武将のような気分が味わえます。
住所 : 福島県南会津郡下郷町大字大内
マップ : Googleマップ
アクセス : 湯野上温泉駅から車で15分
電話番号 : 0241-68-3611
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00~17:00(店舗により異なる)
料金 : 無料
公式サイト : 大内宿
今回は、日本古来の伝統建築様式・合掌造りが見られるスポットをご紹介しました。
現在も人が暮らしている世界遺産はとても貴重なもの。
内部の見学はもちろん、合掌造りの宿に泊まって文化を学びたいですね。
この美しい文化遺産は、村の人々が何代にも渡って協力し大切に守ってきたものです。
住民の人々の暮らしを妨げないよう、マナーを守りながら楽しみましょう。
最終更新日 : 2023/12/07
公開日 : 2021/12/21