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インドは中国やパキスタン、ネパールなどと国境を接する南アジアの国です。
日本の約9倍近い国土面積を誇る広大な国で、多様な民族、言語、宗教によって構成されています。
総人口は14億人あまりに及び、なんと2023年には中国を抜いて世界で最も人口の多い国になる見通しなのだそう。
「インドを訪れる魅力は何か」と問われたら、多くの旅人はまずその多様性に触れるでしょう。
変化に富んだ地形がもたらす自然環境はもちろん、料理や宗教など日常的に親しまれる文化・習慣まで。
インドで過ごす日々は、まさに新たな発見の連続です。
インドは、途方もないくらい広いと言っても過言ではありません。
多様性に溢れたこの国では、もはや「何でもありなのでは?」と思わせる出来事も多々あります。
『インドに行くと人生観が変わる』という言葉を耳にしたことはありますか?
実を言うと、日本で培われた常識や先入観はインドでは一切通用しないのが現実。
人生観が変わるかどうかは人によると言えますが、寛容性が身に付くという意味で"価値観"には響くものがあります。
2023年1月現在、インド全体には外務省による危険情報が発出されています。
多くの旅行者で賑わう主要観光地であれば、スリや置き引きなどを除けば基本的に安心して旅行を楽しむことができます。
しかし、北西部の国境地域をはじめとする一部の地域は危険なので近寄らないようにしましょう。
各地域の危険度や安全に関する詳しい情報は、外務省が運営する 海外安全ホームページ でご確認ください。
インドの気候は大きく「暑季・乾季・雨季」の3つに分けられます。
ベストシーズンは地域によって異なりますが、11〜3月頃は晴天が続く日が多いため、観光するのにおすすめです。
インドを訪れるなら、最低でも3泊4日は欲しいところ。
訪れるエリアにもよりますが、見どころを絞れば1週間でも充実した旅行が楽しめるでしょう。
首都デリーをはじめ、砂漠や標高3,000m級の山々まで、ありとあらゆる見どころが凝縮されたエリア。
定番の見どころは、「ゴールデントライアングル」と称されるデリー・アーグラ・ジャイプールの主要3都市です。
世界遺産も点在しているので、短い日程でも充実した旅行が楽しめます。
タージマハルといえば、言わずと知れたインドの定番観光スポット。
これはムガル帝国の皇帝であったシャー・ジャハーンが妃の死を悼んで17世紀に建造した霊廟です。
完成までには約22年もの歳月が費やされたといわれ、当時最盛期を迎えていたムガル帝国の威厳が漂います。
この建物は完璧なシンメトリーに設計されているのが特徴です。
インパクトのある見た目もさることながら、壁面や内部に施された繊細な装飾も人々を魅了する理由として挙げられます。
首都デリーから日帰りで訪れることも可能なので、ぜひ足を運んでみてください。
住所 : Dharmapuri, Forest Colony, Tajganj, Agra, Uttar Pradesh
マップ : Googleマップ
アクセス : アーグラ・フォート駅より車で約12分
電話番号 : +91 562 222 7261
定休日 : 金曜
営業時間 : 7:00〜17:00
料金 : 【タージマハル】1,100ルピー【霊廟内の見学】200ルピー
公式サイト : タージマハル
ラール・キラー(別名:レッド・フォート)は、首都デリーにあるムガル帝国時代の城塞です。
こちらもタージ・マハルと同様に、第5代皇帝によって17世紀に建造されました。
隣接するサリームガル城と共に「赤い城の建造物群」として世界遺産に登録されています。
ムガル帝国の都がアーグラから遷された際には、この場所が新都における皇帝の居城とされました。
イギリス統治時代には軍の施設として利用されるなど、インドの歴史を辿る上で欠かせない重要な建造物として知られています。
住所 : Netaji Subhash Marg, Lal Qila, Chandni Chowk, New Delhi, Delhi 110006
マップ : Googleマップ
アクセス : ラールキラー駅より徒歩2分
電話番号 : +91 11 2327 7705
定休日 : 月曜日
営業時間 : 9:30〜16:30
料金 : 900ルピー(15歳以下は無料)
公式サイト : ラール・キラー
※デリーの観光関連記事: 【インド】デリーのおすすめ観光スポット8選!ニューデリー・オールドデリーの見どころや世界遺産も網羅
「ピンクシティ」の愛称で親しまれる、ジャイプール。
7つの門を有する城壁に囲まれた旧市街には見どころが多く、日本人旅行者にも人気があります。
アンベール城は、旧市街から約11km離れた場所に位置する16世紀の宮殿です。
イスラム様式の影響を強く受けたラジャスタン特有の建築様式は、見応えたっぷり。
周辺都市には同じ時代に築かれた城砦が5つあり、これらと共に「ラジャスタンの丘陵城砦群」として世界遺産に登録されています。
住所 : Devisinghpura, Amer, Jaipur, Rajasthan 302001
マップ : Googleマップ
アクセス : ジャイプール駅より車で約25分
電話番号 : +91 141 253 0293
定休日 : ホーリー2日目
拝観時間 : 8:00〜17:30(ホーリー初日は11:00〜13:00)
料金 : 600ルピー(オンライン決済は550ルピー)
公式サイト : アンベール城
※ジャイプールの観光関連記事: 【インド】ジャイプールのおすすめ観光スポット7選!ピンクシティから、ガイドブックに載っていない穴場まで徹底解説
ガンジス川は、インド人口の約8割を占めるヒンドゥー教徒に「母なるガンガー」と呼ばれる聖なる川。
ヒマラヤを源流としてインド洋に注ぐ全長2,510kmの大河であり、インド人にとって大変親しみのある存在です。
中でもバラナシは、「ヒンドゥー教最大の聖地」といわれる特別な土地なのだそう。
川沿いには84ものガートが連なり、人々が沐浴する姿を見ることができます。
一部のガートでは亡くなった人を次々と火葬する、非日常的な光景も。
ちなみに、最も多くの巡礼者で賑わうのはダシャーシュワメード・ガート。
付近では朝晩にセレモニーも開催されているので、ぜひお見逃しなく。
住所 : Dashashwamedh Ghat Rd, Ghats of Varanasi, Godowlia, Varanasi, Uttar Pradesh 221001
マップ : Googleマップ
アクセス : バラナシ駅より車で10分、ゴードウリヤ交差点下車徒歩10分
入場時間 : 24時間
入場料 : 無料
公式サイト : ダシャーシュワメード・ガート
※バラナシの観光関連記事: 【インド観光】バラナシ(ベナレス)の見どころ7選!現地で分かった交通情報や穴場スポットも解説
デカン高原南部、ベンガル湾およびアラビア海沿岸地域からなるエリア。
コロニアルな街並みが残るコチやビーチリゾートとしてお馴染みのゴア、ヒンドゥー教の聖地であるラーメシュワラムなど多様な見どころを誇ります。
北インドに比べ年間の気温変化が少ないため、冬でも温暖で過ごしやすいのが魅力です。
ゴアは美しい街並みや海岸に、西洋的な風情が味わえる人気の観光地です。
この街は、かつて450年以上に渡ってポルトガルによる植民地支配を受けていました。
オールド・ゴアはこの時代の首都で、今もなお歴史のある建物が多く残されています。
旧市街の中心に位置するボム・ジェズ教会は16世紀に創建されたもので、聖堂内にはフランシスコ・ザビエルの遺体が安置されているのだそう。
周辺は「ゴアの教会と修道院群」としてユネスコの世界遺産に登録されているので、ぜひゆっくりと散策をお楽しみください。
住所 : Basilica of Bom Jesus, Old Goa Road, Bainguinim, Goa
マップ : Googleマップ
アクセス : ゴア国際空港より車で約45分
電話番号 : 0832 228 5790
定休日 : なし
営業時間 : 【平日】8:30〜20:00【週末】8:00〜20:30
料金 : 無料
公式サイト : ボム・ジェズ教会
「インド4大都市」の一つに数えられる、チェンナイ。
ジョージタウンはイギリス統治時代にインド商人たちが築いた居住区で、現在は旧市街として親しまれています。
活気で溢れるバザールには陶器や金物などを売る店が軒を連ね、庶民的な雰囲気が漂います。
セント・ジョージ砦は1639年に築かれたもので、交易場のほか、植民地戦略の基地として使用されました。
イギリス植民地時代の面影が色濃く残るレトロな街並みは必見です。
住所 : Fort St.George Museum, Rajaji Rd, near Legislature and Secretariat, Fort St George, Chennai, Tamil Nadu
マップ : Googleマップ
アクセス : ハイ・コート駅より徒歩20分
電話番号 : 079789 39119
定休日 : 金曜
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 : 100ルピー
公式サイト : セント・ジョージ砦
西インドはヒンドゥー教をはじめ、イスラム、仏教にジャイナ教など、様々な宗教が混在するエリア。
エローラやアジャンターに残る石窟群は、インド観光のハイライトの一つです。
この辺りは、インド最大の都市であるムンバイを拠点に観光すると便利でしょう。
ドービー・ガートは、インドの最大都市・ムンバイにある巨大な屋外洗濯場です。
一見するとスラム街のようにも見えますが、一帯を包み込むのは洗濯洗剤と柔軟剤の良い匂い。
この場所に偶然迷い込んだ旅行者は、不思議なギャップに驚くに違いありません。
ドビー・ガートでは、洗濯を生業とする特定のカーストの人々が働いているのだそう。
100年以上経った今でも大量の洗濯物を手洗いする人々の姿は、インドの社会制度について改めて考えさせられる光景です。
住所 : 1, Anandilal P Marg, Dhobi Ghat, Shanti Nagar, Lower Parel, Mumbai, Maharashtra
マップ : Googleマップ
アクセス : チャーチ・ゲート駅より車で30分
営業時間 : 24時間
エローラ石窟群は、ムンバイの東にあるアウランガーバード郊外に位置する世界遺産です。
インド発祥の3つの宗教が1か所に集う世界でも例をみない遺跡であり、全34の石窟寺院によって構成されています。
その歴史は最も古いもので紀元前まで遡ると言われ、古代三大宗教「ヒンドゥー教・仏教・ジャイナ教」それぞれの遺産を見ることができます。
1819年に発見されるまでは仏教の衰退と共に忘れ去られていたそうですが、現在ではインドでも有数の知名度を誇る大遺跡群とされ、連日多くの観光客が訪れています。
敷地内はとても広いので、オートリクシャーを利用しながら見どころを絞って回るのがおすすめです。
住所 : Ellora Cave Rd, Ellora, Maharashtra 431102, India
マップ : Googleマップ
アクセス : アウランガーバードの中央バススタンドよりバスで約1時間
電話番号 : +91 240331217
定休日 : 火曜
営業時間 : 6:00〜18:00
料金 : 600ルピー
公式サイト : エローラ石窟群
東インドは、ベンガル湾沿いから北にかけて広がるエリア。
仏教の聖地としてお馴染みのブッダガヤやダージリンは、世界的に有名な観光地です。
その他と比べると観光客は少ないエリアですが、ディープな魅力を満喫するには最適と言えます。
コルカタは、東インド会社の交易所として築かれた都市です。
18世紀後半から20世紀前半にかけては、植民地インドの首都として栄えました。
モイダン公園は、そんなコルカタの歴史が詰まった広大な緑地帯。
敷地内にはウィリアム要塞やセントポール寺院、イーデン庭園などの歴史的建造物が多く点在しています。
白亜の外観が美しいヴィクトリア記念堂は、コルカタを代表する建造物の一つ。
内部ではコルカタやインドの歴史に関する展示が行われています。
住所 : Victoria Memorial Hall, 1, Queens Way, Maidan, Kolkata, West Bengal
マップ : Googleマップ
アクセス : モイダン駅より徒歩15分
電話番号 : 033 2223 1890
定休日 : 月・祝日
営業時間 : 【ギャラリー】10:00〜18:00【庭園】6:00〜18:00
料金 : 500ルピー
公式サイト : ヴィクトリア記念堂
※コルカタの観光関連記事: 【インド】コルカタに行くなら必見!おすすめの観光スポット9選
ダージリンは、コルカタからさらに北へ500kmほど離れた場所に位置する人気観光地です。
「世界三大銘茶」の一つとして知られるダージリンティーの名産地で、平均標高は約2,000m以上を誇ります。
夏でも涼しいことから、統治時代にはイギリス人の避暑地として栄えました。
ダージリン・ヒマラヤ鉄道は、この地域を訪れるなら欠かせない定番のアクティビティーです。
通称「トイ・トレイン」として親しまれるこの鉄道は、1881年開業のアジア最古の登山鉄道であり、世界遺産に登録されています。
始発のニュー・ジャルパーイーグリー駅から乗車すると、終点までは7時間程度。
憧れの蒸気機関車に揺られて、車窓に流れる景色をのんびり楽しんでみませんか?
住所 : New Jalpaiguri, Ward 35, Nayapara, Siliguri, West Bengal
マップ : Googleマップ
アクセス : バグドグラ空港より車で約35分
発車時間 : ダージリン行き 10:00(17:20着)
料金 : 1,400ルピー〜
公式サイト : ダージリン・ヒマーラヤ鉄道
仏教徒にとって "最高の聖地" として親しまれる、ブッダガヤ。
ここは釈迦が菩提樹の下で悟りを開いたとされる、仏教始まりの地です。
マハーボディー寺院はアショーカ王が紀元前3世紀に創建した寺院を起源とする、世界遺産の仏教寺院。
高さ52mの塔を有する本堂やブッダが瞑想した場所を示す石の台座(金剛座)、釈迦が沐浴をしたとされる蓮池は必見です。
住所 : Mahabodhi Temple, Bodh Gaya, Bihar 824231, India
マップ : Googleマップ
アクセス : ガヤ駅より車で約30分
電話番号 : +91 631 220 0735
定休日 : なし
営業時間 : 5:00〜21:00
拝観料 : 無料
公式サイト : マハーボディー寺院
インドのおすすめ観光スポットをご紹介しました。
多様な見どころを有するこの国の魅力は、まだまだ沢山あります。
現地を訪れる際は、ぜひ本記事を参考にして素敵なインド旅行をお楽しみください。
最終更新日 : 2023/01/18
公開日 : 2023/01/18