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飛行機で宮古島に向かう場合、まず降り立つのが宮古島にある宮古空港です。
お隣の伊良部島に向かう為には宮古島との間にかかる伊良部大橋を渡らなければいけないので、まずは宮古島からスポットを巡るのが良いでしょう。
生い茂るマングローブやガジュマルなど亜熱帯特有の草木や、珊瑚礁などの自然が今も手つかずに残っている紺碧の海。
それはここが国内であることを忘れてしまう程に美しいのです。
美しい海をたっぷりと満喫できるダイビングやシュノーケル、シーカヤック等のアクティビティも盛りだくさん。
主な観光スポットとしては海中にある保良泉鍾乳洞や東平安名岬、張水御嶽などがあります。
宮古島には 通称”宮古島パンプキンホール” と呼ばれる海からしか入ることの出来ない大変貴重な鍾乳洞があります。
宮古島はサンゴ礁によって作られた石灰岩の島なので、島のあちこちに鍾乳洞があるのですが、海中にあるのは極めて珍しく、また海の神様を祀る場所として、信仰されていることから民族学的にも大変貴重な洞窟となっています。
普段は入り口が海中に没していて、潮の引いた干潮の時間帯しか入ることの出来ない、まさに幻の鍾乳洞なのです!
その特異な立地条件のため、パンプキンホールの中には通常の鍾乳洞にあるような遊歩道はなく、体全体五感を駆使して鍾乳洞の中を探検する為、大人でも冒険心をくすぐられる事間違いないでしょう。
但し先述したとおり、こちらは神様を祭る神聖な場所。
出来うるのであれば少人数で思いを馳せながらゆっくりと探索するのがいいのかもしれません。
パンプキンホールへ向かうに保良泉ビーチから向かうのですが、その為にはまず、許可を受けているツアーガイドさんに申し込みをします。
ホテルのツアーデスクや宮古島観光協会で問い合わせてみると良いでしょう。
潮位の関係で入れない日もありますので、事前にWEBサイを利用してガイドの申し込みをされるとより確実です。
保良泉ビーチより徒歩かカヤック
※保良泉ビーチへは宮古空港から車で40分
宮古島観光協会住所 〒906-0012 沖縄県宮古島市平良字西里187番地2階
宮古島観光協会 TEL:0980(73)1881 FAX:0980(73)0955
宮古島観光協会 HP http://www.miyako-guide.net/
東平安名岬(ひがしへんなざき)は、宮古島の最東端にあります。
隆起サンゴ礁の石灰岩から成り立っており、紺碧の海に2キロにわたって突きでた美しい岬で、また宮古島を代表する観光地です。
沖縄方言で東のことを「あがり(太陽が上がる)」と呼ぶことから、「あがりへんなざき」とも読むことができます。
また、宮古方言では「あがりぴゃうなざき」とも呼ばれているんですよ。
”日本の都市公園100選”に選定されており、岬は4月から5月にかけてはテッポウユリが岬一帯で咲き乱れ、その時期は特に絶景なのだとか。
半島上は平坦ですが海岸は断崖。
強風が吹き寄せるため、テンノウメやイソマツを中心とした風衝地特有の植物群落が成り立っています。
また、1980年(昭和55年)には「東平安名崎の隆起珊瑚礁海岸風衝植物群落」として沖縄県の天然記念物に指定されました。
岬の先端に建設されている平安名埼灯台は参観灯台なので、内部の見学が可能です。
頂上からは320度の大パノラマで海の景観を一望する事ができ、さらには水平線が丸く見えるので初日の出の名所でもあります。
宮古空港から県道243号→県道78号→国道390号→県道83号。約30分。
※駐車場約50台(無料)
住所 〒906-0101 沖縄県宮古島市城辺字保良平安名
宮古島市城辺支所 地域振興班 TEL:0980-77-7590
東平安名崎灯台 TEL 090-8294-4010
見学時間: 9:00~16:30頃
料金 大人150円 小人20円
定休日 無休(悪天候の場合は休)
宮古島観光協会 HP http://www.miyako-guide.net/
宮古島を代表するビーチといえば、この隆起サンゴがつくりあげた天然のアーチが印象的な「砂山ビーチ」です!
砂浜は真っ白でサラサラ、その先に広がる海の色が良く映えます。
そして、出来うるならば見ておきたいのがその奥に沈む夕日。
それはまさに絶景です。
この砂山ビーチは地元でも有名で、観光客も数多く訪れます。
無料の駐車場とシャワーがあり、駐車場から砂の小道を登ると眼下に目をみはるような美しい景色が広がり、浅瀬にも熱帯魚を見ることが出来ます。
更にはトリップアドバイザーによる2011年の「 日本のベストビーチ20」で11位 。
2016年にトリップアドバイザーが発表した 「トラベラーズチョイス世界のベストビーチ2016」の日本国内のランキングでは10位 にも選ばれています。
美しく突き抜けるような青い海を楽しみたい!そんな方にオススメです。
※但しこちらの浜、は無料施設で管理・監視はありません。
過去に沖合ではサメによる死亡事故が複数回起きているため、沖合いまで遊泳するのであれば注意が必要です。
宮古空港から県道243号→県道78号→国道390号→宮古島市街を抜け旧平良港沿いを北上4km。
※駐車場50台(無料)
住所 沖縄県宮古島市平良字荷川取 705
宮古島観光協会 TEL 0980-73-1881
料金 無料
遊泳期間 特に無し※自己管理
宮古島観光協会 HP http://www.miyako-guide.net/
宮古島創世神話や人蛇婚説話の伝わる宮古島最高の由緒ある御嶽(うたき) で、男性が入ることの出来る数少ない場所です。
御嶽の石垣は仲宗根豊見親が八重山の「オヤケアカハチの乱」平定出陣に際して戦勝祈願し、凱旋した記念に築いたと伝えられています。
1974年市指定文化財に指定されており、うっそうと茂るガジュマルの木々にかこまれ、神聖な雰囲気の漂う場所です。
琉球王国(第二尚氏王朝)が制定した 琉球の信仰における聖域の総称です。
この呼称は主に沖縄本島とその周辺の島々で発声されますが、宮古地方では「すく」、八重山地方では「おん」と発声します。
近年では「うたき」と発声するのが主なようで、この張水御嶽も方言読みでは「ぴゃるみずうたき」と呼ばれています。
御嶽は琉球の神話の神が存在、あるいは来訪する場所、また祖先神を祀る場でもあります。
地域の祭祀においては中心となる施設であり、地域を守護する聖域として現在も多くの信仰を集めています。
さらに琉球の信仰では神に仕えるのは女性とされるため、王国時代は完全に男子禁制でした。
現在でもその多くが一定区域までしか男性の進入を認めていません。
張水御嶽は、琉球王国建国以前から信仰を集めている御嶽であり、数多くの神話と伝説の舞台でもあります。
天帝に命じられた、古意角(コイツノ)という神と姑依玉(コイタマ)という女神が、多くの神々を従え天下った場所だとされており、18世紀の中頃まとめられた『宮古島記事仕次』という宮古島の神話・伝説と昔話をまとめた本によれば
”地上の守護神となることを古意角が天帝に願い出ると、天帝はこれを祝福し、天の岩戸の先端を折って大海に投げ入れ宮古島を作った。
その後、古意角は姑依玉と言う女神を伴い現在御嶽のある地に降臨し多くの神々を産み育て、そして人々が繁栄を得た”
と記されています。
沖縄各地に存在している御嶽ですが、男性が入れる御嶽はそう多くはありません。
神話縁の地として、そして強力なパワースポットとして訪れるのであればここは是非予定にいれておくことをオススメします!
宮古空港から車で約15分
平良港から車で約3分
住所 〒906-0012 沖縄県宮古島市平良字西里8
宮古島市教育委員会・生涯学習振興課 TEL 0980-77-4947
時間 見学自由
料金 無料
15世紀末から16世紀初めにかけて、宮古を支配していた仲宗根豊見親(なかそね とぅゆみゃ)が、父親の真誉之子豊見親の霊を弔うために建造したと伝えられています。
お墓の構造は、 インカ遺跡を思わせる宮古在来の「みゃーか」 の形式と、 沖縄本島の形式を取り入れた折衷の形 となっており、当時の石工技術と豊見親の権力がうかがわれる貴重な史跡で、 この時期における宮古と沖縄本島との石造技術の交流を示す墳墓です。
宮古の支配者としての仲宗根豊見親親は1500年、八重山のオヤケアカハチの乱の鎮圧に首里王府軍の先導をつとめ、また島内においては井戸、道路、橋梁等の開拓をすすめたことで知られています。
文献でもトリックスター的な逸話を多く残している人物で、その功績は今でも宮古島各地に残っています。
宮古空港から車(一般道)で約20分
平良港から車(一般道)で約15分
住所 〒906-0006 沖縄県宮古島市平良字西仲宗根真玉3
TEL 0980-73-1881(宮古島観光協会)
時間 見学自由
料金 無料
12万平方メートルの敷地内には、島国特有の草木がたくさん!
その数なんと1600種類以上と、非常に豊富な数と言えます。
こんなに広い園内なのに、入場は無料です。
宮古島市が経営しているため、整備も整っていてゆったりと植物を観察することができます。
植物だけではなく蝶も飛んでいて、気分は南国!
運が良ければ、馬や野鳥にも遭遇できるかもしれません。
園内では、散歩以外にも工作コーナーが設けられていたり、お店で食事を行うこともできます。
宮古島市熱帯植物公園は、もともと琉球松という沖縄の県木の老木密林地域でした。
琉球松は戦争中に日本軍の基地制作のため使用されてしまい、宮古島市熱帯植物公園ができる前のこの土地は、僅かな木麻黄や琉球松が点在している不良林地となってしまったのです。
宮古島市は林の再構築や市民が憩う場所や児童への情操教育の場としてこの園を建設を決定し、昭和42年から造園作業を開始。
沖縄や周辺離島固有の植物のみを展示するのではなく、台湾やハワイ、東南アジアの各所にある植物公園と連携を持っています。
そのため、園内には樹木数が多くなっていて、豊富な樹木を一挙に観察することができるのです。
沖縄での戦争は、悲惨なものでした。
その影響を受けていたのは人だけではなく、樹木や草花などにも及びます。
平和への願いも込められて建設されたのが、宮古島市熱帯植物公園なのです。
宮古島港から車で10分
住所 〒906-0011沖縄県宮古島市平良字東仲宗根添1166-286
電話番号 0980-72-9784
営業時間 8:30~18:00(季節によって変動アリ)
休園日 年中無休(台風の状況によっては臨時休園)
料金 入場無料
竜宮場というと、浦島太郎に登場する乙姫様の住むお城を連想しますよね。
竜宮城展望台の外観も、竜宮城を連想させるようなどこかかわいらしい雰囲気も感じます。
建物を見ただけでは展望台からの素晴らし景色が想像できにくいかもしれませんが、小さな展望台を上った先に広がる海はまさに絶景!
竜宮城展望台そのものは、宮古島のお隣にある来間島に入ってすぐ見えてくる場所に建てられているので、到着までの時間はかかりません。
竜宮城展望台から見られるのは、宮古島周辺の澄み切った青い海だけではありません。
来間大橋や与那覇前浜を臨むことがことができます。
写真を見てわかるように、宮古島全体を眺めることもできる、まさに絶好のフォトスポット!
人が詰め寄るわけではないので、まさに『穴場』といえます。
宮古空港から車で20分
住所 〒906-0306沖縄県宮古島市下地字来間
電話番号 0980-76-6001
沖縄の色鮮やかさを堪能することのできる場所です。
園内の見学コースは、「マンゴー園」「フラワー園」「フルーツ園」に分かれていて、立て看板を目印に見学することができます。
フルーツの収穫時期は春から秋と幅広く、特に5月~7月が見頃!
お花は秋から春にかけて満開になるものが多いので、10月~3月と長いスパンでお花を見学することができます。
通年施設内にはお花やフルーツ栽培がされているため、収穫時期ではない時期に行けば、フルーツのお花や実がなる前の様子なども観察することができますよ。
施設内にはフルーツパーラーがあり、採れたて新鮮のフルーツをいただいたりフルーツを用いたデザートや軽食もいただくことができます。
フルーツパーラーではお花を見ながらの飲食が可能です。
自慢のマンゴーを用いたプリンやジュレ、マンゴームースにフルーツフローズンなど目白押しのラインナップ。
中でも人気なのが、ここで採れたフルーツをふんだんに使用したフルーツソフト!
程よい甘さでさっぱりいただくことができます。
今まで紹介したメニューは通年楽しめるものなので、いつ出向いてもいただけますよ☆
季節限定メニューの品数も豊富なので、宮古島への旅行の際にはその時期にどんな限定メニューがあるのかチェックしてみるのも良いですね。
軽食は宮古しばやソーキそば、なびぱんぴんと呼ばれる薄く伸ばしたお好み焼きのようなお菓子、マンゴーカレーがいただけます。
マンゴーカレーはほのかに甘く、お子さんでもおいしく頂ける一品です。
宮古空港より県道190号線~202号線経由で10分~15分
住所 〒906-0203沖縄県宮古島市上野字宮国
電話番号 0980-76-2429
営業時間
4月~9月 9:30~18:00
10月~3月 9:30~17:00
休業日 日曜定休
料金
大人:360円
中学生以下:無料
公式サイト (有)ユートピアファーム宮古島
宮古島から5キロほど離れた島で、伊良部大橋を渡って行くことができます。
まず、この伊良部大橋自体が観光スポットとなっているので、まずは透明度抜群の海を見ながら気持ちの良いドライブを。
さらには名だたる景勝地や世界でも大人気のダイビングスポットなどがあり、海大好き!ダイビング大好き!な方には特にたまらない場所となっています。
主な観光スポットとして、佐和田の浜、帯岩、通り池などがあります。
平成8年に 「日本の渚・100選」 に認定された遠浅の浜です。
まるで時が止まったかのような美しい渚に、明和の大津波によって流れついた巨岩が点在し独特の景観を見せてくれます。
また、 伝統漁法の魚垣(ながき) もあり、昔ながらの風景を見る事も出来ます。
伊良部島、下地島を代表する景勝地の一つで、遠浅で水深が非常に浅いため游泳するというよりは、のんびり散策したり景観を撮影したりが主になるでしょう。
佐和田の浜を実際目にすれば、思わずため息が漏れてしまう。
そんな美しさを是非ご覧になってみてください。
佐良浜港から車で約20分
住所 沖縄県宮古島市伊良部字佐和田
宮古島観光協会 TEL 0980-73-1881
料金 無料
宮古島観光協会HP http://www.miyako-guide.net/
帯岩(おぴいわ)は、高さ12.5m、周囲約60m、総重量数十トンの巨石で、明和8年3月10日大津波で打ち上げれたと伝えられています。
実物を目にすると実感すると思うのですが、物凄く大きいです!
別名”オコースビジー”とも呼ばれ、岩の中央がやや引っ込んでいて人間が帯を締めている姿に似ている事から、この名が付けられました。
当時の津波の被害規模は、この木泊部落の住民はほとんどが溺死、家屋は流失、大小様々な岩塊や砂礫を打ち上げました。
また、先述した佐和田の浜に点在している大岩やまた伊良部島の通り池を形成したとも言い伝えられています。
そしていつ頃からか、巨岩は民間信仰が起こると鳥居が建てられ、大漁祈願祭または航海安産や家内安全の祈願が行われるようになりました。
1771年4月24日(明和8年)に起きた八重山地震の津波(明和の大津波)。
記録によると高さ85メートル、近年の科学的分析によると高さ30-40メートルほどに及んだとされ、その死者・行方不明者の合計はなんと1万2000人にものぼりました。
その爪痕として世界最大の津波石であるとも言われる帯岩や巨石の数々を打ち上げたと言われています。
そして本当であるかどうかは定かではありませんが、伊良部島に残る人魚が起した伝説の大津波と関連があるのではないか?とも考えられています。
その昔、下地島の通り池の近くの木泊村に住む漁師が、ユナイタマ(ジュゴンや水の精との言い伝えもあり)を釣り上げました。
ユナイタマとは頭が人間で体が魚の形をした、人魚と呼ばれるものです。
漁師はユナイタマの半身を切って村の人に配りました。
その夜の事、近所の子供が急に泣き叫び出しました。
母親がその様子を見ていると、海の彼方から「ユナイタマよ、帰っておいで」という声が聞こえました。
一方島の方からは「私は体の半分を食べられてしまったから帰れません」と声が聞こえ、さらに「それなら大きな波を送るから、それに乗って帰っておいで」と海のほうから返事がしました。
親子は恐ろしくなり、命からがら下地島から伊良部島へと逃げて行きました。
そのあとすぐに島に大津波が押し寄せ、下地島の村は全て波に飲み込まれてしまいました。
伊良部島は決して大きな島ではありませんが、島の各地にはこういった伝説や神話が多く残されています。
ふと興味をそそられた方は、神話めぐりや伝説の地を巡る旅を企画してみては如何でしょうか?
佐良浜港から車で20分
宮古空港から車50分(伊良部大橋経由)
住所 〒906-0507 沖縄県宮古島市伊良部佐和田1742
宮古島市伊良部総合支所経済建設課 TEL 0980-78-5513
料金 無料
通り池は、伊良部島から陸続きで行くことのできる「下地島」にある池です。
木の生い茂る道を進んでいくと、道の両側に2つの池が現れます。
地上からは2つの池が並んでいるように見えますが、2つの池は水中の地下道で繋がっています。
さらには、外洋からも出入りする事ができる構造という非常に希少な地形となっているため「通り池」と名づけられました。
また、通り池には、カスミチョウチョウウオ、オニイトマキエイ、ナポレオン、イソマグロ、ネブリブカやサメなど様々な生物が生息しています。
更には周囲に学術上貴重な植物が分布していることから、2006年7月28日に国の名勝及び天然記念物に指定されています。
通り池はシュノーケリングやダイビングポイント、釣りのスポットとしても有名です。
池に入るにつれてあたりは深い青から次第にうす緑に変化し、水面を見上げるとサーモクライン(水温の違う水が接してできる境界面)に、陽の光が入り込み、角度により黄色や緑、ピンク色など様々な色合いを見せてくれるのだそうです。
この独特な地形と景観が宮古島を訪れるダイバー達にとって憧れの場所となり、その心を掴んで離さないといいます。
通り池は前項でご紹介した人魚伝説にある大津波が、ユナイタマを釣り上げた漁師の家のあった場所を陥没させて形成されたものだと言われています。
さらにもう一つ、この通り池に伝わる伝説をご紹介しますね。
昔、下地島に住んでいた漁師が妻に先立たれ、残った子を育てるために後妻を迎えました。
三人は仲良く暮らしていましたが、やがて二人の間に子が生まれると、後妻は先妻との間の子を疎ましく思うようになります。
ある日、男が漁に出かけると、後妻は二人の子供を通り池に連れ出し、兄を滑りやすいつるつるとした岩場に、実子の弟をごつごつとした岩場にそれぞれ寝かせました。
後妻は夜中につるつるとした岩場に寝ていた子を通り池に突き落とし、残った子を連れて一目散に家へと走り出します。
すると、兄弟がいないことに気づいた子は、後妻にたずねました。
「弟はどうしたの?」
兄は、岩がごつごつして眠れないという弟と場所を変わってやっていたのだと言います。
後妻はそれを知らずに自分の実子を池に突き落としたのです。
間違えて我が子を殺してしまった後妻は、自分も通り池に飛び込んで命を絶ってしまいました。
これは二つある池のうち、海側の池にまつわる話で、現在でも池のそばには「ママ子台」と呼ばれる岩場が残っています。
世界中のダイバーが夢見るスポットの通り池ですが、この話を知った後だと岩場の間から覗く青く澄み切った水が、ほんの少しだけ物悲しく感じるかもしれませんね。
佐良浜港から車で20分
(※駐車場20台程度)
住所 〒906-0507 沖縄県宮古島市伊良部字佐和田
宮古島市伊良部町役場商工観光課 TEL 09807-8-6250
料金 無料
宮古島観光協会HP http://www.miyako-guide.net/
伊良部島の南側にあるゆるやかな弓状の形をした、長さ約800m、幅約50mにわたって、キメの細かい真っ白な砂浜が印象的の美しいビーチです。
その水の透明度は沖縄県の中でも特に名高いもの。
特に潜らなくても、熱帯魚の姿を目視する事ができるのも魅力です!
シャワーなどの設備も整い安心して海水浴を楽しむ事ができ、正面に宮古島と来間島の景色を望む展望は素晴らしく、沖縄観光名所に指定されています。
カヤックツアーやシュノーケリング、体験ダイビングも行われているので透明度抜群!沖縄トップクラスの海を堪能するのであればここは外せません!
佐良浜港から車で約20分
(※駐車スペースあり)
住所 〒906-0503 沖縄県宮古島市伊良部伊良部1352-16
宮古島市伊良部町役場商工観光課 TEL 09807-8-6250
伊瀬観光サービス TEL 0980-78-5006
料金 遊泳無料
宮古島観光協会HP http://www.miyako-guide.net/
伊良部大橋(いらぶおおはし)は、沖縄県宮古島市の宮古島と伊良部島とを結ぶ橋で、2015年1月31日16時に供用開始されました。
全長3,540mと通行料金を徴収しない橋としてはなんと日本最長!
さらには世界屈指の透明度を誇り、橋から見渡せる海も絶景すぎると評判なんです。
最高に景色のいいドライブも楽しめるこの橋は、構想から40年あまり、総事業費395億円をかけ、工事着工から9年の歳月をかけて完成しました。
観光の促進や流通コスト、水道のコストの面でも大幅に削減され、まさに“伊良部島にとって夢の大橋”と言われているのです。
この伊良部大橋が出来たことにより、池間島、来間島と宮古島・伊良部島・下地島の5つの島が陸路で繋がりアクセスの利便性もググーンと上がりました。
3.5キロ程なので車だけでなく、自転車や徒歩で渡ることも可能。
心地良い風を直接感じる事ができる自転車は特にオススメです!
宮古空港より車で20分
住所 〒906-0000 沖縄県宮古島市平良久貝
宮古島観光協会 TEL0980-73-1881
通行料金 無料
宮古島観光協会HP http://www.miyako-guide.net/
旅客機の飛行訓練場として使用されている空港です。
下地島と宮古島は橋を2本経由した距離にあり、下地島そのものは空港が大部分を占めています。
タッチアンドゴーの時間も決まっているため、時間が近づいてくると飛行機ファンの方や飛行機好きのお子さんなど、たくさんの人が詰め寄せます。
また、2019年3月には旅客機ターミナルとして指導できるように工事が行われている空港です。
今後の発展にも大きな期待が寄せられている空港といえますね。
島の形状に沿う形で滑走路が作られていて、滑走路の北方向にある一部が海に突き出す形で建設されています。
通称「17エンド」と呼ばれるその桟橋と海の光景は、決してほかの空港では見ることができません。
マニアだけではなく、一般の方の心も震えさせる美しさと、飛行機の離着陸の際の迫力は息を飲むこと間違いなし!
北側に伸びている滑走路は「17エンド」、南端は「35エンド」と呼ばれています。
真北方向を0度とした場合に170度方向に向かい飛行機が着陸するため「17エンド」、南方向は170度に180度を足した角度で飛行機が着陸するため「35エンド」とされています。
35エンド周辺は地元では「珊瑚エンド」とも呼ばれていて、ダイビングのポイントとしても有名です。
桟橋と海の光景が絶景とされているのは「17エンド」方向なので、間違えないように注意してください。
住所 〒906-0507沖縄県宮古島市伊良部佐和田1739-4
電話番号 0980-78-3415
運用時間 8:00~19:30
公式サイト 下地島空港
透明度が高く、シュノーケリングが有名なスポットです。
周囲には売店やシャワールームがないことをお忘れなく。
珊瑚も比較的浅い位置にあり、小さなお子さんでも魚とのふれあいを楽しむことができます。
裸足では天然珊瑚が足を傷つけてしまう可能性があるため、自然と仲良くしていくためにもビーチサンダルやマリンシューズを持参しましょう。
波も穏やかなので、お子さんでも安心!
シュノーケリング初心者の方も安心して楽しむことができますよ。
シュノーケリング中級~上級者の方も、沖合まで出ると深さが10m程いなるため大満足できます。
ダイバーにも人気の高いスポットで、木陰になる場所はダイビングなどの業者が陣取ってしまう可能性が高いので、ゆったりと海遊びを楽しみたい野であれば、ビーチパラソルと飲み物を持参すると良いですね。
色々な人が行き来する場所なので、たばこを吸う場合などはしっかりと場所を選びましょう。
ゴミのポイ捨ては厳禁です。
伊良部大橋を渡って車で10分
住所 〒906-0503沖縄県宮古島市伊良部
電話番号 09807-8-6250(宮古島市伊良部町役場商工観光課)
さて、ここまでひたすら宮古島と伊良部島の魅力についてご紹介して参りました。
一度訪れたら、もしかしたら人生観がかわるかもしれない。
何か心を掴まれるものがあるかもしれない。
そんな可能性を大いに秘めた、宮古島と伊良部島。
今回観光スポットはかなり厳選致しましたが、実は他にもまだ素敵な場所は沢山あるんです!
もう待ちきれないよ!なんていう方は早速旅行の計画を立ててみましょう。
きっとあなただけの大発見に出会えるはずです。
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最終更新日 : 2024/07/16
公開日 : 2017/03/20