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「シェムリアップ」は、首都プノンペンから約300km離れた、カンボジア北西に位置する小さな街です。
観光地として有名な アンコールワット遺跡群 があるのが、このシェムリアップ。
9~15世紀に栄えたクメール王国の遺跡「アンコール遺跡群」を訪れる際の拠点になっており、今では世界中から多くの観光客が訪れるようになりました。
都市名のシェムリアップの由来は、「隣の国のタイ(シェム)」を「追い出す(リアップ)」から来ています。
カンボジア人が17世紀にアユタヤ王朝の軍隊に勝利し、この地から追い出したことが由来になっているのだそう。
現在のシェムリアップには、アンコールワット遺跡群をはじめとした歴史的建築物や、ナイトマーケット、地雷にまつわる博物館など、多くの観光スポットがあります。
アンコールワット遺跡群への観光起点となる街で、高級ホテルやゲストハウスも点在していますよ。
日本からシェムリアップまでは、2019年12月から直行便が就航しています。
発着地は成田空港のみでまだ週2便と少ないですが、ダイレクトに行けます。
所要時間は約5時間。
ただし、直行便の場合は、乗り継ぎがある場合に比べると料金は高めです。
乗り継ぎがある場合は、 上海 や ハノイ などアジアの国々で1度乗り継ぐことになります。
日本航空やシンガポール航空、ベトナム航空、中国東方航空など、多くの航空会社が成田空港や関西国際空港から就航しているため行きやすいですよ。
また、最近では大手航空会社だけでなく、LCCで行くことも可能に。
LCCはセールを狙うとさらに安くなり、エアーアジアで タイ や クアラルンプール 、またはセブパシフィックで マニラ 乗り継ぎでも行けます。
時間がない人は直行便、お金を節約したいならLCCと、時間や予算に応じてどのように行くか決めると良いでしょう。
ここでは、シェムリアップの「時差」「治安」「ベストシーズン」について詳しく紹介します。
シェムリアップに行く前に基本的な情報を確認し、充実させてください。
日本とカンボジアのシェムリアップとの時差は 2時間 。
カンボジアの方が日本より2時間遅いです。
日本との時差はそこまで開きがないため、時差ボケの心配は要りません。
また、サマータイムも実施してないので、年間を通じて同じ時差です。
シェムリアップの治安は、比較的良好です。
基本的には安全で、日中の一人歩きや夜も人通りのある道なら出歩いていても問題ありません。
しかし、 パブストリートのような繁華街や、寺院でのスリやバイクで後ろから狙ってくるひったくりには注意してください。
荷物や貴重品の管理にはくれぐれも気を付けましょう。
暴行や命に関わる事件は多くありませんが、片言の日本語で話しかけてる人に安易について行ったり、人気の少ない道はなるべく通らないことも大切です。
特に夜間の女性の一人歩きは控えた方が良いでしょう。
シェムリアップのベストシーズンは、乾季の12月と1月頃です。
また、乾季末の3月~4月は1年でもっとも気温が高くなります。
この時期は遺跡を巡るには体力的に少しキツイので、極力避けた方が良いです。
シェムリアップ観光で注意しておきたいのは、「トゥクトゥク詐欺」と「肌の露出」の2点です。
トゥクトゥク詐欺とは、ボッタクリツアーのことです。
空港やバス停からトゥクトゥクに乗り、ホテルやゲストハウスまで向かっている最中にツアーの勧誘をしてきます。
筆者はタイからバスでカンボジアまで来た際に、降ろされたバス停で同様の手口に遭いました。
筆者の場合は無視したので未遂で済みましたが、対策としては無視が無難。
ツアーは現地のホテルや、ゲストハウスで申し込むのがおすすめです。
アンコールワット遺跡群を訪れる際に、肌の露出が多いと入れないので注意しましょう。
アンコールワットの入場券を買う時に、服装のチェックがあります。
ノースリーブや半ズボンなど肌の露出が高く、薄着の服装は規定に反し、入場券が発行されないため注意してください。
筆者は、下はジーンズに上は半袖のTシャツで訪れましたが、このような服装であれば問題ありません。
念のため、アンコールワットに行く時はカーディガンを持参するか、露出が少ない服装で行くことをおすすめします。
夏場は暑いので、 熱中症対策のために帽子を持っていたり、水分をこまめに取ることを忘れないようにしてください。
シェムリアップ北部には、アンコール・ワットやアンコール・トムをはじめ、アンコール遺跡群が集中しています。
ホテルや商店が立ち並ぶシェムリアップ中心部からアンコール遺跡群までは6〜7kmほど離れているため、車やトゥクトゥクをチャーターする必要があると覚えておきましょう。
アンコール遺跡群の中で真っ先に思い浮かぶのは「アンコール・ワット」ですよね。
アンコールワットは、スーリヤヴァルマン2世が建立したヒンズー教寺院の遺跡で、カンボジアの国旗にもデザインされている「国のシンボル」とも言える遺跡です。
アンコール・ワットの魅力の一つに、クメール建築の美しさが挙げられます。
クメールとは、メコン川中・下領域に分布するカンボジアの主要民族のことです。
そんな彼らが築きあげたクメール建築様式のアンコール・ワットは、神の神殿は耐久性のある砂岩やレンガをベースに、人間を祀る王の神殿は木造をベースに作られています。
建物ごとに、使う材料をわけているなんてビックリですよね。
しかも30年以上もの年月アンコール・ワットを支え続けており、その作りの強靭さには感動を覚えます。
アンコール・ワットといえば、湖に反射する神殿の画を思い浮かべる方も多いでしょう。
もちろんそれも素晴らしいのですが、訪れたときにはぜひ「クメール建築様式」の神殿にも注目してみてください。
住所:104EO, Svaydongkun St, Siem Reap 855, Cambodia
アクセス:シェムリアップ国際空港よりトゥクトゥクで約10分
入場時間:8:30〜18:00
入場料:アンコール遺跡1日入場券20USドル(同券でアンコール・トム入場時にも使用可)
※アンコール・ワットの関連記事: 【カンボジア】アンコールワットの見どころや周辺のおすすめ観光スポットを紹介
アンコール遺跡群の一つであるアンコール・トムは、日本語に訳すと「大きい都」を意味します。
各祠堂は一辺あたり約3kmで、形状はほぼ正方形の形をしている遺跡です。
そんなアンコール・トムは、クメール時代最大の王城であったと言われています。
しかし、クメール時代の1177年に、ベトナムのチャンパ族によって一時的に王都を奪われてしまいます。
そんな窮地を救ったジャヤバルマン7世が王座を奪還し、その祝いに建設されたのがこのアンコール・トムなんです。
アンコール・トムに来たらぜひ見てほしいのが、バイヨン寺院です。
バイヨン寺院は、アンコール・トムの中央に位置しており、二層の回廊に囲まれている構造となっています。
早速中に入っていくと、第一回廊の壁画には当時の生活やチャンパ族との死闘の様子が描かれています。
対して、第二回廊の壁画にはヒンドゥー神話が描かれています。
見ているだけで、当時の様子がありありと伝わってきますよ。
あまりの迫力につい見とれすぎて、時間をとりすぎないよう注意が必要です。
ぜひみなさんも直接見てみてくださいね。
住所:Angkor Ruins, Siem Reap
アクセス:シェムリアップ中心地よりトゥクトゥクで約15分(駐車場がないため、トゥクトゥクがおすすめ)
入場時間:5:00〜17:30
入場料:アンコール遺跡1日入場券20USドル(同券はアンコール・ワット入場時にも使用可)
アンコール・ワットから歩いてすぐのところにあるのがプノンバケン遺跡。
このプノンバケン遺跡は、きれいな夕日を見ることができることで有名です。
プノンバケン遺跡で「夕日」を楽しんでいただきたい最大の理由は、「カンボジアで最も高いところ」から夕日を楽しめるため。
しかも、アンコール・ワットを観光した後にすぐ立ち寄れる、アクセスの良さも大きなポイントです。
小高い丘から見えるシェムリアップの街並みは、これまでの旅疲れすらも吹き飛ばしてしまうほど綺麗ですよ。
注意すべきポイントは、「1日最大300人までしか入場できない」こと。
それ以降の人は入場を拒否されてしまうので、アンコール・ワットの観光を早めに終え、16時くらいからは移動し始めておきましょう。
登れた暁には360°見渡してもきれいな夕日が待っていますので、ぜひ絶景を満喫してくださいね。
住所:7 Makara Street, Wat Bo Village, Salakamreuk Commune, Siem Reap , Cambodia
アクセス:アンコールワットから歩いて10〜15分
入場時間:6:00〜17:30(17:30には入山禁止になるため要注意)
入場料:無料
2004年にアンコール遺跡群を構成する遺跡の1つとして、世界文化遺産に登録されたヒンドゥー教寺院が「プレ・ループ」です。
プレは「変化」、ループは「体」を意味しており、かつて境内で火葬をしていたことが名前の由来になっています。
プレ・ループは、961年にラージェンドラヴァルマン王がヒンドゥー教の寺院として設立しました。
ラージェンドラヴァルマン王がコー・ケーから首都をアンコールに戻し、初めに造られたのが国家寺院のプレ・ループです。
中央伽藍(がらん)には、火葬により死者を弔うために使用されていた石槽があります。
死者を荼毘に付し、その灰で死者を描く儀式が行われていたそうです。
プレ・ループは、夕日とアンコールワットが同時に見られるスポットとして人気があり、夕方頃になると多くの観光客が訪れます。
午前中や日中の明るい時間帯に行くのも良いですが、 実はアンコールワット以上に綺麗にサンセットが見える場所でもあります。
筆者はシェムリアップ滞在中に明るい時間帯と夕日のタイミングと2回行きましたが、同じ場所でも2度楽しめました。
頂上から見る景色は、圧巻の一言。
夏頃なら18時前に行くのがおすすめです。
日没時間は現地の方に聞いたり、ネットで確認してから行くと良いですよ。
プレ・ループまでは、シェエムリアップ市内から車で約15~20分で行けます。
多くのホテルや宿では、ツアーを手配してくれてることが多いので、頼んでみるのも良いでしょう。
住所 :Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap 17000 カンボジア
マップ: Googleマップ
アクセス :市内からトゥクトゥクで約15分
定休日 :なし
営業時間 :5:00〜19:00
料金 :アンコールパス1dayチケット37ドル、3dayチケット62ドル、7dayチケット72ドル
「タ・プローム遺跡」は、12世紀末にクメール人の王朝ジャヤーヴァルマン7世が母を弔うために1186年創建されました。
アンコールワット遺跡群の1つとして世界遺産にも登録されており、先程紹介したアンコール・トムの東部に位置しています。
タ・プローム遺跡は、 カンボジア・シェムリアップの遺跡の中で、アンコール・ワット、バイヨンに次いで人気があるスポット。
映画『 トゥームレイダー 』の撮影にも使われたことがあり、隠された秘境感が漂っています。
タ・プローム遺跡の特徴は、多くの建造物がこれでもかいうほど崩壊していること。
今でも発見当時の姿を残しており、どこか神秘的な雰囲気を感じます。
遺跡内には、樹齢300~400年と言われる大蛇のような巨木があります。
巨大な木の根っこや苔に覆われている遺跡の壁面は、全てを飲み込むかの様で、自然の偉大さを感じるでしょう。
現在、遺跡の侵食のために修復の計画も検討されていますが、ユネスコを中心に修復方針について議論がされているところです。
今の形が変わる前に、アンコールワットと合わせて観光しておきましょう。
住所 :Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap, カンボジア
マップ: Googleマップ
アクセス :市内から車で約15分
電話番号 :855 12 406 909
定休日 :なし
営業時間 :7:30〜17:30
料金 :アンコールパス1dayチケット37ドル、3dayチケット62ドル、7dayチケット72ドル
公式URL : タプローム
「プリヤ・カーン」は、ジャヤヴァルマン7世がチャンパ軍との戦勝を記念して建てた、アンコール遺跡群の一つである仏教寺院です。
アンコール・トムの北大門から、北東へ約1.5km進んだ右側にあります。
仏教とヒンドゥー教の寺院で、敷地は東西800m、南北700mの広さを誇っているのが特徴です。
プリヤカーンは「聖なる剣」という意味で、かつて境内で発見された剣に由来しているのだそう。
現在、この聖なる剣はプノンペンの国立博物館にあります。
建築的には、タ・プロームやバンテアイ・クデイによく似た造りです。
プリヤ・カーンでは、 アンコール遺跡群には珍しく、円柱状の柱や石造の二層構造の経蔵がいまだに残っています。
その他にも、大蛇の欄干で縁取られたテラスや、仏教の観音菩薩像(ぼさつぞう)、リンドゥー教の壁画像など、見どころもたくさんあります。
また、門からの壁は、本殿に近づくと間口と高さを狭め、遠近法を使うことで寺院が広く見えるようにできているのが特徴です。
このような造りであることから、寺院の雰囲気も神秘的です。
プリヤ・カーンを観光するには、ゆっくり回ると1時間くらいかかるでしょう。
住所 :Krong Siem Reap, Cambodia
マップ: Googleマップ
アクセス :シェムリアップ市中心から車で約30分、自転車で約1時間
定休日 :日曜日
営業時間 :6:00~17:30
料金 :アンコールパス1dayチケット37ドル、3dayチケット62ドル、7dayチケット72ドル(アンコール遺跡の共通チケット)、12歳未満は入場無料
シェムリアップ中心部は、シヴァタ通りを中心に、ナイトマーケットやレストランが軒を連ねるエリアです。
夜も観光客が絶えず往来し、活気に満ち溢れています。
夜遊びも楽しみたい人は、中心部にホテルを取っておくと、徒歩でホテルに戻れるためスムーズですよ。
夜といえば、やはりナイトマーケットですよね。
今回ご紹介するオールドマーケットは日中からも開かれていますが、シェムリアップを代表するナイトマーケットの一つでもあります。
このオールドマーケットは、もともとは観光客向けではなく地元民、ローカル向けのマーケットだったんです。
そのため、現地の人々が明るく振舞っている様子が伺えて、とても賑やかな雰囲気なんです。
オールドマーケットは、魚や果物が売られていたり、カンボジア料理のレストランがあったりとグルメが充実しています。
ただ、なんといっても楽しいのはズバリ「お土産選び」です。
こちらのナイトマーケットでは、小物や雑貨などの露店の店員さんまで日本語をしゃべることができます。
筆者も1度このマーケットに行ったことがあるのですが、店員さんの日本語のボキャブラリーの多さに驚きました。(そうとはいっても、少し難しいカタコトを話せる程度です。)
また、店員さんたちは自ら商品の値段を値切ってくれます。
もし欲しいお土産があれば、たくさん買っていくのもおすすめですよ。
住所:Psar Chaa Road, Siem Reap, Cambodia
アクセス:パブストリートにある川辺から歩いてすぐ
入場および営業時間:6:00〜20:00
入場料:無料
オールドマーケットを存分に楽しんだ後に欲しいものは、やっぱり「お酒」ですよね。
オールドマーケットにある川辺からすぐ近くのパブストリートには、外国人観光客向けのパブやクラブ、レストランが多く並んでいます。
そんなパブストリートのあたりは昔から西洋人が多かったため、お店も年々ヨーロピアンな感じに変わっていったんだそう。
ストリート内でのお店では、安くて美味しいビールが楽しめますよ。
夜のシェムリアップを楽しむ上で欠かせないのが、なんといっても「ビール」です。
そもそも、カンボジアのビールはとても値段が安いことで有名です。
500mlの缶に置き換えると、日本円にして高くても70円ほど。
そして、パブストリートのお店で提供しているビールも、日本と比べて格段に安いですよ。
肝心な味ですが、日本のビールに比べて、サッパリしていて飲みやすいのが特徴です。
ただ、現地のパブでは氷をガンガン入れられるので要注意。
味が薄くなることはもちろんですが、現地の氷は衛生的に良くないので、体調不良の原因にもなってしまうこともあります。
住所:Street 8 Krong Siem Reap, Cambodia
アクセス:オールドマーケットの川辺から歩いてすぐ
営業時間:24時間
シェムリアップ西部は中心部より西側に位置し、シェムリアップ国際空港にも近いエリアです。
国道6号線沿いにホテルや日本人宿、コンビニなどがあり、緑豊かながら利便性も高いのが特徴です。
中心部は治安が気になる、夜は静かな場所でゆっくり体を休めたいという方は、西部にホテルを取るのも良いでしょう。
アマゾン・アンコールは、アンコールワット近くにあるカンボジア料理レストランです。
現地風の生春巻きや、すきやきスープ、フォーなどの美味しい料理を楽しめるのが特徴的ですが、お楽しみはそれだけではありません。
アマゾン・アンコールでは、カンボジアの伝統舞踊である「アプサラ・ダンス」が楽しめるんです。
アプサラ・ダンスは、世界無形文化遺産にも登録されている歴史ある伝統舞踊です。
美しい音色に合わせて、煌びやかな衣装を着た女性が踊る姿が印象的です。
彼女らが演じているのは、古代インド神話に登場する「天女」だと言われています。
そして、音色を奏でているのはロニー・エクという木琴。
踊っている女性たちは、指先で古代インドを表現するよう訓練を受けていて、その華麗な舞と音色についつい酔いしれてしまいます。
アンコールワットからも近いので、ぜひみなさんも綺麗な音色と伝統ある踊りを楽しんでみてくださいね。
住所:No.998, Salakanseng, Svay Dangkum, Siem Reap, Cambodia
アクセス:アンコールワットから国道6号線へ出てから、アンコールサファイアホテル向かいの交差点を左折し直進。
営業時間:ランチ(11:00〜14:00)ディナー(18:00〜21:00) ※年中無休
舞踊時間:約50分(19:30〜20:20まで)
シェムリアップ南部は自然を思う存分味わいたい方にぴったりのエリア。
北部や中心部よりはあまり目立ちませんが、リラックスした時間を過ごしたい人はぜひ訪れてみてください。
水上クルーズで有名なトントレサップ湖もシェムリアップ中心部からほど近いので、旅程にも組み込みやすいですよ。
カンボジアにある東南アジア最大級の湖がこの「トンレサップ湖」。
トンレサップ湖は面積が琵琶湖の約10倍ほどで、かなりの大きさです。
驚くことに、トンレサップ湖には約100万人の水上生活者がいるんです。
これだけ人口が多いにも関わらず、生活は水上。
そうなると、食料はどうしているのか気になりますよね?
実はこのトンレサップ湖は、漁業が盛んなことでも有名。
しかも、湖内の魚やプランクトンはかなりの栄養価を持っているため、人々は魚を捕まえて食料にしているようです。
先述したように、トンレサップ湖は面積がものすごく広い水上の観光スポットなので、クルーズで一周することをおすすめします。
クルーズの所要時間は約1時間ほどで、海外からのツアー客の方もたくさんいます。
クルーズがスタートすると、朝日に照らされながら、水面に反射した太陽の光を感じることができますよ。
また、クルーズで周遊していると、水上の村で生活を営んでいる人々の様子も見ることができます。
そして、そこにはなんと警察や小学校が!
ガソリンスタンドなどもあり、まるで町がそのまま水の上に浮いているようです。
日本では決して見られない水上での生活ですが、村として秩序を保っている彼らの生活からは、日本にはない力強さと明るさを感じることができます。
また、クルーズの途中では、トンレサップ湖で捕れた魚料理が楽しめるレストランもあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
住所:Tonle Sap Lake Cambodia
マップ: Googleマップ
アクセス:アンコールワットから、チャールズ・ドーゴール通りをルート63沿いに沿って歩くこと約20分
クルーズ所要時間:約1時間
クルーズ料金:20〜30USドル(定期的な価格変更あり。現地にて要確認。)
女性におすすめの「隠れた観光スポット」をご紹介します。
プレアガーデンは、カンボジアで「ヨガ」や「スパ」が楽しめるおすすめスポットです。
カンボジアで「朝ヨガ」といえば、このプレアガーデンを思い浮かべる人もいるほど。
プレアガーデンはシェムリアップに誕生した「のんびりとした田舎を満喫できるリゾート」。
美しい田舎の景観を楽しみながら、ヨガやスパ、お店の周辺をトゥクトゥクで巡る「いなかさんぽ」などを満喫できます。
全てのメニューでホテルからの送迎が無料なのも、嬉しいポイントです。
プレアガーデンのヨガは、「朝日ヨガ」「夕日ヨガ」そして「お寺ヨガ」の3種類があります。
中でも、壮大な蓮畑と朝日を眺めながら行う「朝日ヨガ」は格別!
太陽の正面に向かっての礼拝は、身も心も清らかになる感覚があっておすすめです。
色々なポーズで身を清めた後は、ストレッチをして朝ヨガ終了となります。
ちなみに、朝が苦手な方や時間が無い方は、開始時間が選べる「お寺ヨガ」が最適です。
所用時間は約60分ほどで、インストラクターの先生も簡単な英語を使って実演しながら説明してくれます。
料金は30ドル(米ドル、日本円にして約3,300円)。
日本人スタッフによる写真撮影と丁寧なおもてなし、ドリンクも付いてきます。
なんと、撮影してもらった写真は後日データでプレゼントしてくれますよ!
ぜひ、朝日を見ながら朝ヨガしてみてはいかがでしょうか。
住所:Svay Prey Village Rd, Krong Siem Reap, Cambodia
マップ: Googleマップ
アクセス:シェムリアップ市内からトゥクトゥクで約15分。送迎無料。
営業時間:11:00〜21:00 (現地時間)※朝日ヨガの場合は時間が異なります
ウェブサイト:日本語対応の公式ホームページは コチラ
ご予約・お問い合わせ:LINE ID:pgarden/E-mail:preahgarden@gmail.com
旅程を長めに取れるなら、シェムリアップから少し離れたスポットにも足を運びましょう。
ここで紹介するスポットは、トゥクトゥクを使ってシェムリアップ市街地から数十分〜2時間かかりますが、記憶に残る印象的な場所ばかりです。
カンボジアには、未だに600万個もの地雷が埋まっているそうです。
地雷は死に至るのではなく、片足をなくなしてしまう兵器と言われており、内戦による被害の証として今もなお語り継がれています。
地雷博物館の正式名称は、アキ=ラー地雷博物館といいます。
名前の由来になっているアキ=ラーさんは、内戦時代に地雷を埋めていた兵隊の一人でした。
しかし、過去の自分の行いを悔いたアキ=ラーさんは、自分たちが埋めた地雷を掘り起こし、実際にこうして今も展示を行っているのです。
ここでは、実際に現地に訪れたことのある筆者がおすすめする地雷博物館ならでの見所をご紹介します。
地雷博物館では、アキ=ラーさんが実際に処理した地雷の山を見ることができます。
アキ=ラーさんは、実際に地雷が埋まっている地域に出向き、自ら地雷を処理しているのです。
しかもすごいのは、彼はいまだに怪我も処理未遂もしていないということ。
そんな彼が処理した地雷の山は、博物館の入り口を入ったすぐのところに置かれています。
生で見る価値のある展示ですよ。
地雷博物館では、ボランティアの方が観光客にガイドを行っています。
また、ボランティアの方の中には日本人の方もいるので、当時の状況から内戦の話まで色々なお話を聞くことができます。
ガイドの方のお話を聴いていると、片足を失った現地の被害者の方がどれだけ苦しんだかが伝わります。
このようなお話を聞きながら、歴史を学ぶことができるのもアキ=ラー地雷博物館ならでは。
午前中は比較的空いている時間なので、もしガイドさんのお話を聞きたい方は午前中に行ってみるのが良いでしょう。
住所:Angkor National Park, 7km, south of Banteay, Srey, Temple, SIem Reap, Cambodia
アクセス:バンテアイスレイ遺跡の手前から徒歩約6km
入場時間:7:30〜17:30
みなさんもご存知、ジブリの名作・「天空の城ラピュタ」のモデルになった遺跡が、このベンメリア宮殿です!
ベンメリア宮殿では、まるでアニメにでも出てきそうなくらい太い木や独特な形をした遺跡を見られます。
現時点ではまだ大規模な観光地が進んでいないため、映画内に出てくる「茨のような道」も通ることができます。
最初の見どころポイントは、入り口にあります。
「三つ巴の精霊・ナーガ」の銅像は、ベンメリア宮殿の入り口を守る精霊だと言われています。
なんとこのナーガの銅像は、11世紀から形を変えずに存在し続ける「奇跡の像」とも言われています。
そんな奇跡の像を崇めようと、たくさんの観光客も像を触って「パワー」をもらっています。
こちらはまだ観光地化していないので、もしかしたら触れなくなる日も近いかもしれません。
入り口から更に宮殿の中の遺跡を進んでいくと、まるでアスレチックのような遺跡があります。
木々や岩が入り組んでおり、とても神秘的な雰囲気です。
所々ブロックが崩れていたり、足場が悪かったりします。
ガイドさんによると、ベンメリア宮殿の樹木は成長スピードが早いのだそう。
生命力の高さを感じさせられますね
遺跡では、アスレチックばりにブロックや岩が入り組んでいて、足場が危険です。
安全のためにトレイルを使って進んでいくのもいいですが、足元に気をつけつつ、この「アスレチックのような遺跡」を探索してみるのもおすすめですよ。
住所:Angkor Archaeological Park, Cambodia
アクセス:シェムリアップ中心地より、トゥクトゥクで1時間〜1時間半(値段交渉次第では、20USドルほどで行けます)
入場時間:6:00〜17:00
入場料:5USドル(日本円で約550円)
今回は、シェムリアップのおすすめ観光スポットをご紹介しました。
カンボジアの方は優しくて心が温かい人ばかりです。
観光地も豊富で、現地の人も優しいとなると、一度行くとやみつきになる人が多い理由もわかる気がしますね。
そんなカンボジアはここ最近人気が急上昇中の観光地ですので、みなさんもぜひ本記事を参考に足を運んでみてください。
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