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ザンクト・ガレン修道院(Abbaye de St-Gall)
1. 旧市街(Vieille ville de Berne)
1. サン・ピエール大聖堂(La cathédrale protestante Saint-Pierre de Genève)
2. 国際連合ヨーロッパ本部(Office des Nations Unies à Genève)
正式名称・スイス連邦は、ヨーロッパにある連邦共和制国家で、人口780万人。
対戦中は自衛に徹し、参戦しなかった永世中立国です。
ドイツ 、 フランス 、 イタリア 、 オーストリア 、 リヒテンシュタイン (スイスの東に位置する小国)に囲まれた内陸に位置しています。
首都はベルン、準州を含めた26のカントンと呼ばれる州自治区が存在します。
公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンス語の4つで、使用通貨はスイスフランです。
日本との時差は、サマータイム(3月〜10月)7時間、それ以外は8時間となっています。
スイスは治安が安定しており、比較的安全な観光地です。
清潔で日本人にとっても観光しやすい国ですが、気を付けておきたいことがいくつかあります。
スイスの治安の良さはヨーロッパの中でもトップレベル。
ドイツなどの近隣国が難民問題やテロに揺れていますが、スイスではテロリストの侵入が難しく治安は良好です。
スリや置き引き被害も多くはありません。
ただし、旅行客として最低限の警戒心は持って行動しましょう。
電車で眠ったり、カバンや貴重品を置いたまま席を離れたりといった振る舞いはしないように心がけてください。
歴史的・地理的な理由で4つの言語がその地域によって使われています。
スイスのほとんどの地域ではドイツ語、フランスと隣接する西側ではフランス語、南東部ではイタリア語。
最南東端の地域では、かつてイタリアで話されていたロマンス語が使われています。
そのため、公用語も4つあり、牛乳ひとつ買うにも様々な言語で「牛乳」と書かれている珍しい国です。
このような環境で育っているためか、スイス人は概ね母国語以外の言葉にも対応できる人が多く、特にドイツ語圏の人は英語が得意なことが多いです。
都市部であればほとんど英語が通じるので安心してください。
給料は高いけれど物価も高いスイス。
国境付近の人々には、「スイスに働きに出て地元で暮らす」という人がいるほど、スイスでの買い物にはお金を使います。
レストラン、お土産屋、本屋にいたるまで何でも高く、例えばマクドナルドのハンバーガーセットが日本円換算で1,300円ほどはかかります。
交通費も結構高いので、鉄道利用時には、各種割引パスを利用したり、早朝割引などを賢く利用しましょう。
スイスの通貨はスイスフランですが、都市部であればユーロも使用できます。
スイスは、日本と同様に四季がはっきりしている国ですが、起伏の多い地形のため、地域が標高により気候はかなり異なります。
その土地に合った服装をすることが必要不可欠です。
また、山はもちろん、平野部でも昼夜・天候による気温差は日本よりも大きくなります。
真夏でも夜になると10℃を下回ることも少なくないので、季節が夏であろうと着脱できる重ね着をして寒暖差対策をしましょう。
チューリッヒ州はスイス北部にある州で、スイス最大の都市であり州都であるチューリッヒがあります。
なお、チューリッヒ湖のほとんどはこの州が占めており、湖のある風光明媚な町が特徴的となっています。
ドイツ語圏に属していることもあるため、住民のほとんどはスイスドイツ語、標準ドイツ語を話します。
チューリッヒは、チューリッヒ州の州都にしてスイス最大の都市で、商工業・金融業、文化、芸術の中心です。
チューリッヒ湖畔にあり、中世の姿が残る歴史都市でながら、外からの新しい文化を積極的に受け入れる柔軟性も持った街と言えます。
レーニンやアインシュタインも住んだことがあり、FIFAの名で知られる国際サッカー連盟の本部もこのチューリッヒに存在します。
スイス最大のロマネスク様式教会。
カール大帝により築かれた教会堂の跡に、11〜12世紀初頭にかけて建設されました。
堂々とそびえる2本の塔や内部の美しい回廊、彫刻、ステンドグラスは必見。
大聖堂内の見学は無料ですが、塔に登るのは有料です。
狭いらせん階段を登ると目の前に開ける美しい街並みは、頑張った人しか見ることが出来ないご褒美です。
時間があれば是非登ってみてください。
住所:Grossmünsterplatz
マップ: Googleマップ
営業時間:3〜10月/10:00〜18:00、11〜2月/10:00〜17:00
料金:大聖堂/無料、鐘楼/5スイスフラン
公式URL: チューリッヒ大聖堂
ヨーロッパ最大の時計があるチューリッヒで最も古い教会。
857年にはすでに文献にその名前を確認される歴史的建造物であり、13世紀と1705年に大きく改築された過去を持ちます。
1534年に建てられた時計塔は、時計の文字盤直径8.7m、時針3m、分針4mと巨大で、ヨーロッパ最大の大きさを誇ります。
住所:St. Peter-Hofstatt
マップ: Googleマップ
営業時間:月~金/8:00~18:00、土/10:00~16:00、日/11:00~17:00(日曜の礼拝時を除く)
公式URL: 聖ぺーター教会
リマト川を挟んで、チューリッヒ大聖堂の対岸に建つ聖母教会は、青みがかった尖塔が印象的な建物です。
カール大帝の孫にあたるルートヴィヒ王の娘ヒルデガルトによって、853年に建てられました。
修道院を前身に、教会自体は12世紀から15世紀に建てられたゴシック様式の代表的建造物です。
聖堂部分には、シャガールが描いたステンドグラスや巨大なパイプオルガンがあります。
住所:Münsterhof 2
マップ: Googleマップ
営業時間:3~10月/10:00~18:00、11~12月/10:00~16:00、1~2月/10:00~17:00
公式URL: 聖母教会
チューリッヒ駅からすぐ、まるで古城のようなスイス国立博物館は、1898年に開館しました。
増え続ける膨大なコレクションのため、3年がかりの工事の後、2016年には新館がオープンしています。
スイスの様子やスイス史にまつわる展示を見たいならここへ。
とりわけ中世以降の生活用具、衣服、家具などのコレクションは必見。
建物自体もお城のようで、様々な方面から楽しめるスポットです。
住所:Museumstr. 2
マップ: Googleマップ
営業時間:火~日/10:00~17:00、木/10:00~19:00)
定休日:月曜日
料金:大人10スイスフラン、16歳以下は入場無料
公式URL: スイス国立博物館
ツークは、ドイツ語圏の州です。
州都はツークで、チューリッヒ州南に面しています。
「湖に沈んだ町」と言われており、湖の妖精が人間に恋をして結婚。
海底で暮らし始めますが、故郷を懐かしむ夫を見て気の毒に思い、魔法で町全体を沈ませてしまうという伝説が残っています。
今でも湖の底から教会の音が聞こえたり、湖の底に暮らす人々が見えたりするという言い伝えもあるぐらいです。
街全体がおとぎ話のようなロマンチックな雰囲気に包まれています。
町の名前が付いたツガー・キルシュトルテもぜひ食べてみましょう。
住所:Baarerstrasse, 6300 Zug
マップ: Googleマップ
アクセス:チューリッヒ中央駅より電車で30分
ザンクト・ガレンは、チューリッヒ州東の州です。
修道院を中心に発展した地域で、修道院付属の教会の多い地区。
古写本や象牙細工で有名な図書館などのバロック建築が観光の目玉となります。
繊維やチョコレート製造、機械工業も盛んで、刺繍が特産品です。
スイス北東部、アッペンツェル・アルプスとボーデン湖の間の谷に位置する州都「ザンクト・ガレン」。
標高は700メートルほどで、スイスで最も標高が高い都市の一つです。
息をのむ美しさを持つザンクト・ガレン修道院や修道院付属図書館は、世界遺産にも登録されています。
チューリッヒからでも電車で1時間ほどで訪問できる、人気の観光地です。
中世18世紀に建設されたザンクトガレンを象徴する建物。
スイスのバロック建築の傑作のひとつで、2本のそびえ立った塔や、バロック式の装飾と天井画で彩られた内部に圧倒されます。
1983年には世界遺産にも登録されています。
付属図書館は、修道院がベネディクト会の主要機関だったゆえに、世界最古の建設設計図や17万冊にも及ぶ貴重な蔵書が集まった世界遺産です。
住所:Klosterhof 6B, 9000 St. Gallen
マップ: Googleマップ
アクセス:チューリッヒより電車で1時間、ザンクト・ガレン駅より徒歩10分
営業時間:
月・木/9:15〜、火/9:15- 17:00、水/10:15〜、金/9:15〜18:00、土/9:15〜15:45、日/2:15〜
(冬期〜18:30、夏期〜19:00) 図書館/10:00〜17:00
料金:修道院/無料、図書館/12スイスフラン
公式URL: ザンクトガレン修道院
トゥールガウは、スイス最北東端の州です。
州都はフラウエンフェルト、ドイツ語圏であり、北東のボーデン湖を挟んでドイツとオーストリアに隣接しています。
フラウエンフェルトは、のどかな町並みが広がるトゥールガウ州都。
緑豊かな土地に住宅がつくられた風景が美しいスポットです。
日本人の思い描くスイスにぴったりの都市で、のんびり旅行したい人におすすめです。
もちろん、後期バロック様式の古典的な建築法を用いたフラウエンフェルト城や、18世紀に建てられた市庁舎など、見どころもたくさんあります。
住所:Freiestr.8 8500 Frauenfeld
マップ: Googleマップ
アクセス:チューリッヒ中央駅より電車で30~50分
ティチーノは、スイス南部の州です。
州都はベッリンツォーナで、地理的・歴史的にイタリアに近く、スイスの中でもイタリア語話者が過半数を占めます。
イタリア語のみを公用語とするスイス唯一の州です。
イタリアと国境を接する、ティチーノ州の州都。
ローマ 時代から街道の要地として栄えてきた古都です。
カステルグランデ、モンテベッロ城、サッソ・コルバロ城と、町を囲む城壁が世界遺産に登録されています。
城好きは絶対訪れたいスイスのおすすめ都市です。
3つのうち最も大きい城です。
敷地内にある芝生の広場には、観光客だけでなくベリンツォーナ市民ものんびり過ごす姿が見られます。
また、城の一部が博物館となっており、都市の歴史を深く知ることができます。
市民の暮らしも歴史的建築も楽しめる観光スポットです。
住所:Salita Castelgrande 18, 6500 Bellinzona
マップ: Googleマップ
アクセス:チューリッヒ中央駅より電車で約2時間、ベリンツォーナ駅より徒歩15分
営業時間:7・8月/10:00〜19:00、その他/10:00〜18:00
定休日:12/25、31
料金:5スイスフラン
公式URL: カステルグランデ
ルガーノは、ティチーノ州最大の都市。
イベントがよく開かれるファッショナブルな町で、ティチーノ州の文化・経済の中心的存在です。
美術館や歴史的な建物、近代建築などが各所にあり、見どころが詰まった町を楽しめます。
住所:Via Borghetto 2, 6900 Lugano
マップ: Googleマップ
アクセス:チューリッヒ中央駅より2時間
グラウビュンデン州は、スイス東部の州です。
州都はクールで、ロマンス語話者の比率がスイス国内で最も高い地域となっています。
住民構成は、北部および西部はアレマン人、東部はバイエルン人、南部はイタリア人、ロマンス人など、他民族が定住している州です。
スイスのグラウビュンデン州にあるサンモリッツは、ベルニナアルプスに囲まれ、沢山の森と湖に抱かれた美しい湖岸の町です。
スイス有数の高級リゾート地として知られ、高級ホテルやブランドショップなどが並ぶエリアもあります。
1928年と1948年に冬季オリンピックが開催されたこともある、ウインタースポーツのメッカ。
夏にはハイキング、サイクリング、ゴルフ、乗馬、ヨットなどが楽しめるリゾート地の顔を持ち、日本人にも良く知られていて人気のある「氷河特急」の発着地でもあります。
周囲4キロのサンモリッツ湖は、ジョギングやウォーキングにぴったりです。
住所:Via Arona 32, 7500 St. Moritz
マップ: Googleマップ
アクセス:チューリッヒ中央駅より電車で3時間30分
日本人の思い浮かべるスイスの風景が広がる町。
ヨハンナ・シュピリの児童文学小説『ハイジ』の舞台として有名です。
ハイジハウスやハイジの泉など、ハイジの世界だけでなく、ローマ時代から歴史を持つブランディス城、美しい葡萄畑が広がるワイン産地の風景を楽しむことができます。
ハイジハウスを巡るハイキングコースは、視界が開けた場所が多く、まさにハイジの世界を感じながら歩くことができます。
住所:Bahnhofstr.1 7340 Maienfeld
マップ: Googleマップ
アクセス:チューリッヒ中央駅より電車で約1時間30分
ベルンは、スイス中部の州です。
州都は首都でもあるベルンで、州の大部分はドイツ語圏、北西部の一部はフランス語圏です。
近代都市というよりは、歴史的な都市、山岳地帯や湖の風景を楽しみたい方向けの地域となっています。
スイスの首都ベルン。
一般的にイメージする首都とはかけ離れた、森に囲まれた静かな町は、1191年に領主であったツェーリンゲン家が森を切り開いてアーレ川沿いに造りました。
最初に狩りで仕留めた動物を町の名前にすることにし、それが熊だったことから名付けられました。
現在でもベルン市の1/3は森林に覆われています。
世界遺産にも登録されているベルンの旧市街。
歴史的な建造物はもちろん、注目して頂きたいのが町中に100も配置された噴水。
旧市街内にある噴水は、ベルンの象徴であるクマや目隠しされた女神など、それぞれテーマが異なり非常にユニークです。
総延長が6キロにも及ぶ回廊がめぐらされた旧市街は、お散歩にうってつけです。
住所:Rathauspl. 2, 3011 Bern
マップ: Googleマップ
アクセス:ベルン中央駅からすぐ
13世紀に建設されたベルンのシンボルです。
火災に遭い再建され、現在の建物は16世紀のもの。
ツィートグロッケとは、スイスドイツ語で時計鐘塔のこと。
町を囲んでいた外壁の西門として建てられたのが始まりで、スイス最古の時計塔のひとつです。
毎時ちょうどの約4分前から、鐘の音とともに楽器演奏して踊るクマや道化師等が登場します。
この時計塔の中は、4~10月と11〜3月の土曜、クリスマス時期の毎日の14:30~からガイドツアーで見学することができます。
時間が合えばぜひこの珍しいツアーに参加してみてください。
住所:Marktgasse, Bern 3000
マップ: Googleマップ
アクセス:ベルン駅より徒歩13分
公式URL: 時計塔
誰もが知る天才物理学者アインシュタインが、1903年から3年弱を過ごしたアパート。
場所はツィートグロッケからすぐの場所なので、合わせて見ておきましょう。
かの有名な「相対性理論」を含む5つの重要な論文が生み出された、ベルン時代のアインシュタインの軌跡に触れられる貴重な場所です。
住所:Kramgasse 49, 3000 Bern 8
マップ: Googleマップ
アクセス:ベルン駅より徒歩20分
営業時間:10:00〜17:00
料金:6スイスフラン
公式URL: アインシュタインの家
ベルン大聖堂は、ベルンを壊滅状態に陥れた1405年の大火からの復興の象徴として建立されました。
着工は1421年でしたが、途中に宗教改革や破壊騒動もあり、完成したのは1893年というので、400年以上かかったことになります。
典型的な後期ゴシック様式で建てられた大聖堂は、威厳すら感じる佇まい。
ベルンのどこにいても見える大聖堂の塔は約100mで、スイスで一番高い鐘楼になります。
344段の階段かエレベーター利用で、上まで登ることができるのは意外と知られていません。
ベルン旧市街の美しい街並みを真上から見下ろすことが出来る絶景スポットなので、ぜひ登ってみてください。
大聖堂内の見学は無料ですが、塔のみ有料になっています。
住所:Muensterplatz 1, Bern
マップ: Googleマップ
アクセス:ベルン中央(Bern HB)駅から徒歩15分
電話番号:(031)3120462
営業時間:
10:00~17:00 日曜日は11:30~
10月~4月 12:00~16:00 土曜日10:00~17:00 日曜日11:30~16:00
料金:入場無料 塔のみ大人5スイスフラン、子供2スイスフラン
公式URL: ベルン大聖堂
ベルナオーバーランド観光の拠点となるインターラーケンは、トゥーン湖とブリエンツ湖の間に位置し、12世紀に建てられた修道院を起源とする小さな町です。
小さな町に大小さまざまなホテル、アパートなどがあり、観光シーズンにはかなり賑わいます。
1859年に建てられたユングフラウ地方随一の社交場。
現在の内部にはコンサートホール、レストラン、カジノがあります。
前庭の花時計と噴水は、広大なユングフラウヨッホが背景となって絶好のフォトスポットです。
住所:Strandbadstr. 44
マップ: Googleマップ
アクセス:インターラーケンオスト駅より徒歩10分
開館時間:日〜木/12:00〜翌2:00、金・土/〜翌3:00
料金:5スイスフラン
公式URL: カジノクアザール
インターラーケンから気軽に絶景を楽しめるのが、1,322m地点にあるハーダークルム展望台です。
インターラーケンのオスト駅から川を挟んで、向かい側にある駅からケーブルカーに乗ってわずか8分。
山上駅からは、視界が良ければ正面に、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山の姿を見ることが出来ます。
実はインターラーケンの街からは、角度的にアイガーを見ることができません。
たった8分の旅で三名山を見ることが出来るのなら、行かない手はありませんね。
インターラーケンに泊まるほとんどの方の目的は、ユングフラウ鉄道で行くユングフラウヨッホ展望台でしょう。
このユングフラウ鉄道が、全線開通から100周年を迎えた2012年に、記念としてハーダークルム展望台に新たな名所が作られました。
これまでの展望ポイントから、突き出すように作られたウッドデッキは、まるで空に浮いているかのよう。
床の一部がガラス張りになっていて、ちょっとしたスリルも味わえます。
2014年からは夜間営業も始まり、美しいサンセットを楽しめるようになりました。
山頂レストランも夜間営業をしているので、移り行く景色を眺めながらのディナーはいかがでしょうか。
夜間営業に関しては、変更の可能性もあるため、 公式サイト で確認してくださいね。
アクセス:オスト駅より徒歩5分
ケーブルカー運行時間:
4/13~10/27 9:10~20.55
10/28 ~12/1 9:10 ~17:40
料金:片道/20スイスフラン、往復/40スイスフラン
公式URL: ハーダークルム
スイスアルプス観光のハイライト。
日本から催行されるスイス周遊ツアーでは、ほぼ全てのコースに含まれている人気のスポットです。
インターラーケンやグリンデルワルドなどの街に宿泊し、電車を乗り継いで最後にクライネシャイデックからユングフラウ鉄道に乗って、終点のユングフラウヨッホまで行きます。
鉄道のルートや料金は、こちらの 公式サイト でしっかり確認してください。
クライネシャイデックで既に標高は2,061m。
真夏でも上着は必要、かつ紫外線が強いのでサングラスもあった方がいいでしょう。
ほとんどのツアーでは、ユングフラウヨッホ駅から戻った時に、こちらのクライネシャイデック駅にあるレストランでランチタイムをとります。
ハイキングツアーでは、ここから麓までハイキングするコースもあります。
クライネシャイデックからは、初心者向けから上級者向けまで様々なハイキングコースがあるので、天気が良ければのんびりと歩くのもおすすめです。
ユングフラウヨッホ駅は、別名トップ・オブ・ヨーロッパと呼ばれ、標高3454m地点にあります。
目の前に広がるのはアレッチ氷河で、全長23キロにも及ぶ巨大な氷河です。
展望台にはカフェ、レストラン、お土産屋さん、氷の宮殿、雪の上を歩く事が出来るプラトーがあり盛りだくさん。
3,571m地点にあるスフィンクス展望台へは、氷河から突き出た岩の尖峰の中に造られたエレベーターでわずか25秒。
こちらはガラス越しではなく、屋外の展望台なので、臨場感たっぷり。
ただし、吹雪いているなど天候次第ではクローズする場合もあるので、開いていたらラッキーです。
アクセス:インターラーケンオスト駅よりユングフラウ鉄道で約2時間15分
ブリエンツ湖のほとりにある木彫りで有名な町。
鳩時計いやオルゴールの製作過程を見学できるアトリエなど、町歩きが楽しいスポットです。
郊外には広大な敷地にスイス各地の伝統的民家や農家を移設した野外博物館もあるので、こちらもおすすめです。
住所:Hauptstrasse, 3855 Brienz(ブリエンツ駅)
マップ: Googleマップ
アクセス:インターラーケンオスト駅より電車で約30分
グリンデルワルトは、アルプスにある山岳地方の村で、アイガーの北壁をたっぷり眺めることができます。
4,000m級の山をいくつも仰ぐこの地域は、日本人がイメージするスイスに近い風景が広がっています。
カウベルの音を聴きながら、放牧地の雰囲気を楽しみましょう。
周辺にはいくつものハイキングコースがあり、ユングフラウヨッホ観光への拠点としても便利なので、観光シーズンには、小さな村が多くの人で賑わいます。
時間があれば、アパートを借りて1週間くらい滞在して、スイスアルプスを堪能したい素敵な村です。
住所:Dorfstrasse 77, 3818 Grindelwald(グリンデルワルト駅)
マップ: Googleマップ
アクセス:インターラーケンオスト駅より電車で34分
グリンデルワルトまで来たら足を伸ばしたいのが、U字谷の谷底に位置する村・ラウターブルネン。
村を流れる白リュッチーネ川の谷には、大小さまざまな滝が72もあり、それぞれ美しい姿を見せてくれます。
特に姿をほぼ岩石内に隠した珍しい滝・トリュンメルバッハの滝は見応えがあります。
毎秒2万トンという水が轟音を響かせていて迫力満点。
外からは何も見えないのに、間近にするとその迫力に圧倒されます。
エレベーターに乗って滝の上部から眺めるという珍しい体験ができるので、水しぶきがかかることを覚悟の上でチャレンジしてみてください。
アクセス:インターラーケンオスト駅より登山電車で約20分
営業時間:4〜11月上旬/9:00〜17:00、7・8月/8:30〜18:00
料金:エレベーター、11スイスフラン
公式URL: トリュンメルバッハの滝
ルツェルンはスイス中部の州で、州都はルツェルンです。
フィアヴァルトシュテッター湖やルツェルン湖、そこから流れるロイス川を擁する地域で、湖のある風景を楽しめます。
ルツェルン湖湖畔に位置し、ピラトゥス山とリギ山を望む位置にあります。
ウィリアム・テルの伝説が生まれたこと、毎年8月から9月に開催されるルツェルン音楽祭で知られています。
旧市街にある1333年に建造されたスイス最古の屋根付き木造橋。
もともとは町の要塞として建設されたもので、橋のそばの八角形の水の塔の中にはかつて戦利品保管庫や拷問場が置かれていました。
橋の梁の部分にはスイスやルッツェルンの守護聖人の絵が描かれていますが、残念ながら1993年の火災で橋のかなりの部分が焼失してしまったので、オリジナル部分と再建された部分が混在しています。
ぜひ写真を撮りながら渡ってみてください。
住所:Kapellbrücke, 6002 Luzern
マップ: Googleマップ
アクセス:ルツェルン駅より徒歩6分
フランス革命最中の1972年8月10日、パリでルイ16世一家を守ろうとして全滅した786人のスイス傭兵を記念して建てられたライオン像。
わき腹にやりが刺さり、瀕死の苦しげなライオンは、勇敢な兵士たちの苦しみを思わせます。
音楽祭ではここに水上舞台が設けられ、夜会に演奏会が行われます。
特にクラシックファンであればこの音楽祭に訪れておきたいところです。
住所:Denkmalstrasse 4, 6002 Luzern
マップ: Googleマップ
アクセス:ルツェルン駅よりバスNo.1、22、23で約10分
ヴァレーはスイス南部の州で、州都はシオンです。
マッターホルンを望む町であり、マッターホルンふもとのツェルマットには、スイス国内外から多くの観光客が訪れます。
スイスが誇る名峰マッターホルン(4,478m)のふもとの村ツェルマットは、標高1,620m地点に位置しています。
19世紀までは農村でしたが、1865年のマッターホルン初登頂を機に起こった登山ブームにより、多くの観光施設が建設されました。
ツェルマットの街中は環境保全のために、一部車両を除いて一般車両は通行できず、可愛らしい電気自動車が行き交っています。
お土産屋さん、カフェ、レストラン、ホテルが立ち並び、ウィンタースポーツやハイキング用品のお店も沢山あるため現地調達も可能。
ホテルによっては値段は上がりますが、マッターホルンビューのお部屋もあり、朝焼けのマッターホルンを眺めることが出来ます。
もちろん、ツェルマットの街からその姿が見えるかどうかはお天気次第。
お天気予備日も含めて、ツェルマットには最低でも3日は滞在して、山岳リゾートの雰囲気を楽しむのがおすすめです。
アクセス:ブリークまたはフィスプより電車で1時間〜1時間30分
マッターホルン観光で一番人気のある展望台が「ゴルナーグラート展望台」3,089mです。
ツェルマット駅からゴルナーグラート鉄道に乗って僅か33分で到着。
マッターホルンを含むヨーロッパアルプスの3/4にあたる、29もの峰々がゴルナーグラート展望台を囲むようにそびえています。
6月、7月のハイキングシーズンには多くの観光客が押し寄せるので、朝出発の便はかなり混みあうこともあります。
料金はシーズンにより異なるので、詳細については 公式サイト から確認してください。
天候が良ければ、時間が許す限りゴルナーグラートで絶景を楽しみましょう。
駅からすぐ上にあるクルムホテルは標高3,100m。
カフェやレストランがあり、絶景を眺めながらのコーヒーは最高です。
このホテルの上方向にパノラマの絶景を楽しめるポイントがあります。
スイス最高峰のモンテローザ(2峰のうち右側のプンタデュフールが最高地点4,634m)や、4,164mのブライトホルン、標高4,075mのロッチャ ネーラなど、4,000m級の山々が目に前に迫っていますが、立っている場所が3,000mを越えているので、ちょっと感覚が麻痺しそうです。
マッターホルンの朝焼けを楽しむ、サンライズ列車が夏の一時期のみ運行しています。
こちらも詳細は 公式サイト からどうぞ。
もしお天気が良く時間が許せば、ぜひ楽しんでいただきたいのがハイキングです。
ゴルナーグラート駅から一駅だけ乗車してローテンボーデンで下車。
ここから、次の駅のリッフェルベルグまでのハイキングコースは高低差も少なく、視界も開けていてハイキング初心者にぴったり。
さらに、もう一つ先のリッフェルアルプまで行くとカフェレストランがあるので、ケーキとコーヒータイムや、スイス料理のランチタイムが楽しめます。
写真はローテンボーデンからハイキングをスタートして5分ほどの場所にある、リッフェル湖の逆さマッターホルンです。
ここまでキレイに見えたら本当にラッキーですね。
住所:Bahnhofplatz 7, 3900 Brig
マップ: Googleマップ
アクセス:ツェルマット駅から33分
料金:ゴルナーグラート駅からツェルマットまで 片道59スイスフラン、往復118スイスフラン
公式URL: ゴルナーグラート鉄道
小さなお子様連れでも気軽に行けるのが、スネガ展望台です。
ツェルマットからは地下を走るケーブルカーでたったの3分で、標高2,288mの展望台に到着です。
スネガからは、ゴンドラでブラウヘルトや、さらにロープウェイを乗り継いでロートホルンの展望台にも行くことができます。
冬は周辺に巡らされたスキーコースが人気で、多くのスキーヤーたちが訪れます。
夏にスネガを楽しむなら、まずは山上カフェでのランチかコーヒータイムを。
ゴルナーグラート展望台とは角度が違うので、マッターホルンの東壁と北壁が均等に美しく見えるのが特徴です。
小さなゴンドラで1分、もちろん歩いても行ける山上湖のライゼ湖の湖畔でのんびりと過ごしたり、子供は水遊びもできるのでサンダルを持参すると良いでしょう。
住所:Sunnegga
マップ: Googleマップ
アクセス:ツェルマットからケーブルカーで約3分
料金:
大人 片道16スイスフラン、往復23スイスフラン
子供(9歳~15歳)片道8フラン、往復12スイスフラン
公式URL: スネガ展望台
バーゼル=シュタット準州は、スイス北西部、ドイツとフランスとスイスの3国の国境が接する州。
スイス第3の都市・バーゼルを州都に持つ州です。
バーゼルは、バーゼル=シュタット準州の州都にして、スイス第3の都市です。
フランスおよびドイツとの国境に面する3点国境に位置する商業都市となっています。
大型船舶が通航できるライン川最上流の港を持つ、貿易で発展した町で、春のカーニバルや秋の秋季市など、港町らしい活気のあふれた雰囲気が魅力です。
住所:Centralbahnstrasse 10, 4051 Basel(バーゼル駅)
マップ: Googleマップ
アクセス:ベルン駅より電車で1時間〜2時間
ジュネーヴ州は、スイス西端の州。
州都はスイス第2の都市であるジュネーヴ。
ほぼフランスに囲まれる形になっており、州の東北境はレマン湖に面しています。
フランスと合わせて旅行しやすい地域です。
ジュネーヴは、ジュネーヴ州の州都でスイス第2の都市。
WHO世界保健機関や国連欧州本部をはじめ、多数の国際機関の本部が置かれています。
永世中立国スイスを象徴するような雰囲気を味わいたいならここで決まり。
フランス語圏における宗教改革の中心人物・カルヴァンが1536年から説教を行なった寺院。
12〜13世紀に建てられ、その後幾度となく改築されたため、様々な様式が混在しています。
カルヴァンが使用した椅子や聖職者席は必見です。
また、地下にはヨーロッパ最大の考古学発掘展示施設もあります。
寺院の北側の塔からはジュネーヴの街全体を見渡すことができます。
住所:Place du Bourg-de-Four 24, 1204 Genève
マップ: Googleマップ
アクセス:コルナヴァン駅よりバスNo3、5でヌーヴ広場下車
営業時間:6〜9月/9:30〜18:30、10〜5月/10:00〜17:30(日曜は12:00〜)
料金:塔のみ有料 大人7スイスフラン 子供(6歳~16歳)4スイスフラン
公式URL: サン・ピエール大聖堂
1920年に国際連盟の本部となったのを機に建設された、年間700以上の国際会議が開催される総会議場。
敷地面積全体はヴェルサイユ宮殿に匹敵する広大さです。
内部は1時間程度のガイドツアーに参加することで見学可能となっています。
世界最大規模の図書館内には、国際条約の原文を所蔵する博物館もあります。
住所:Av. de la Paix14
マップ: Googleマップ
アクセス:市電No.13、15でNations下車
営業時間:9月〜6月/10:00〜12:00、14:00〜16:00、7.8月/10:00〜16:00
定休日:9月〜3月の土・日
料金:15スイスフラン
公式URL: 国際連合ヨーロッパ本部
ヴォー州は、三日月の形をしたスイスを代表する湖・レマン湖の北側に位置する州です。
フランス・サヴォイの山々を背景とする美しい町並みが特徴。
スイスの湖畔風景を楽しむなら、レマン湖周遊は欠かせません。
州都はノートルダム大聖堂のあるローザンヌです。
スイス第4の人口を誇る都市。
国際オリンピック委員会(本部やオリンピック博物館の所在地として、スイスで最も美しいゴシック様式と言われるノートルダム大聖堂の所在地として有名です。
ローマ時代からの歴史を持つ、落ち着いた佇まいの町となっています。
ローザンヌ1番の見どころといえば、ノートルダム大聖堂。
旧市街の中心にある、ローザンヌの町の顔です。
12世紀から13世紀にかけてゴシック様式で建設され、スイスで1番美しい大聖堂とも言われています。
中に入ってまず注目したいのは、南壁にあるバラ窓のステンドグラス。
バラ窓を通って射し込む光はとても幻想的です。
おすすめは、大聖堂の塔に登ること。
エレベーターはなく、232段の階段を登るしかありませんが、上からはアルプスの山々、レマン湖、そしてローザンヌの街並みが一望出来て、疲れが吹っ飛ぶほどの絶景です。
住所:Place de la Cathédrale (Cité)
マップ: Googleマップ
CH-1005 Lausanne
アクセス:ローザンヌ中央駅よりメトロRiponne-maurice Béjart下車
営業時間:4〜8月/7:00〜19:00、土/8:00〜、日/9:00〜
定休日:無休
公式URL: ノートルダム大聖堂
レマン湖の東端にある温暖な保養地として名高いモントルー。
夏に開催されるモントルー・ジャズ・フェスティバルでも有名です。
湖畔には高級ホテルが並び、華やかな雰囲気を醸し出しています。
住所:Avenue des Alpes 74, 1820 Montreux(モントルー駅)
マップ: Googleマップ
アクセス:ジュネーヴより電車で約1時間
バイロンの叙情詩「シヨン城の囚人」で知られるシヨン城があるのもモントルーです。
湖に突き出た岩の上に建てられた城は、遠くから見ると湖に浮かんでるかのようで幻想的です。
元々は9世紀頃に砦という形で城が作られ、11世紀にはシヨン司教の持ち城となり、12世紀には隣国フランスのサヴォワ伯爵家の所有になっています。
夏の別荘として使用していたサヴォワ家によって、シヨン城は離宮らしく、美しく大改装されています。
16世紀に入り攻め込んできたベルンは、宗教改革の争いに乗じてジュネーブの一派と手を組み、カトリックのサヴォワ家と対立するようになりました。
結果、サヴォワ家によって捕らえられたジュネーブのプロテスタント派の修道院長フランシス・ボニヴァールは、シヨン上に造られた地下牢に4年間投獄されました。
この史実に基づいて、イギリスの詩人バイロンが書いた「シヨンの囚人」が世界的に知られるようになり、このシヨン城が人気の観光地になったのです。
内部の見学では、この地下牢も見ることができます。
湖の見える場所に造られた、調度品に囲まれた領主の部屋と、暗くて陰鬱な感じの否めない地下牢。
なかなか見応えがあるので、時間があれば内部見学もしてみてください。
住所:Avenue De Chillon 21, Veytaux
マップ: Googleマップ
アクセス:モントルー(Montreux)駅またはビルヌーブ(Villeneuve)から201番バスで5~15分、シヨン(CHILLON)停留所下車
営業時間:4月~9月9:00~19:00、10月9:30~18:00 11月~2月10:00~17:00 3月9:30~18:00
定休日:1/1、12/25
料金:大人12.5スイスフラン、子供( 6歳~15歳)6スイスフラン
公式URL: シヨン城
レマン湖畔のローザンヌとモントルーの間にある世界遺産「ラヴォーのブドウ段々畑」として有名な地域。
ラヴォーエクスプレスでブドウ畑とレマン湖の風景を楽しむのがおすすめです。
ワイン好きは、ワインセラーに停車してテイスティングできる便に乗ることをおすすめします。
アクセス:ローザンヌより電車で5分、リュトリー駅下車
ラヴォーエクスプレス運行:4〜10月/水・日、6月中旬〜9月下旬/水・金・日(リュトリー発)
ヌーシャテルはスイス北西の州で、州都はヌーシャテルです。
風光明媚なヌーシャテル湖を擁する地域。
スイス伝統の時計産業で栄える町が多く、時計産業で発展した美しい街並みを楽しめます。
スイスの時計産業の一大中心地。
19世紀後半から時計産業とともに発展したこの町は、高級時計の工場がいくつも並びます。
世界最大の国際時計博物館は必ず行っておきたい観光スポット。
希少価値の高いアンティークや世界一精巧な時計、スペインの巨匠・ダリがデザインした時計など、様々な珍しい時計を見ることができます。
住所:Avenue Léopold-Robert 63, 2300 La Chaux-de-Fonds(ラ・ショード・フォン駅)
マップ: Googleマップ
アクセス:ジュネーヴ駅より電車で約2時間
営業時間:10:00〜17:00
定休日:月曜、1/11、12/24〜25、12/31
料金:15スイスフラン
公式URL: 国際時計博物館
スイスは、アルプスの山々や湖のある風景、歴史的建築物を楽しむのに最適な国。
風光明媚な世界の中で、自然に癒されること間違いなしです。
都市部はもちろん、都市部を離れたスポットもおすすめがたくさんあります。
都会の喧騒に疲れたいときは、ぜひスイスの地方にも訪れてみてくださいね。
最終更新日 : 2023/08/29
公開日 : 2018/04/10