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7. スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク
マレーシアの首都クアラルンプールには、イギリス統治時代の建物や、イスラムのモスク、ペトロナスツインタワーなど見どころがいっぱい。
少し足をのばせば、キャメロンハイランドなどの高原リゾートや洞窟もあり、豊かな自然に囲まれています。
マレーシアの首都クアラルンプールでひときわ目立つ建物と言えば、このペトロナスツインタワーです。
この建物は、1998年に高さ452mの88階建てで、マレーシアの国立石油会社ペトロナスによって建築されました。
しかも、日本の建設会社がこの工事を請け負っています。
それだけを聞いても、とても身近な存在になるのではないでしょうか。
この20世紀の建築物で世界最高を誇るペトロナスツインタワーは、マレーシアの象徴的な建築物の一つでもあることから、クアラルンプールを観光で訪れた際には必ず立ち寄りたいおすすめスポットです。
また、ここにはオフィスだけではなく、日本の伊勢丹や紀伊国屋書店などのショッピングゾーンなどもあります。
ペトロナスツインタワーには展望台があり、そこからはクアラルンプールの街並みを一望することができます。
そして、アジアでも非常に成長著しい街のエネルギーとパワーを感じることができます。
観光の際には、一度展望台に行かれることをおすすめします。
また、夜になると美しくライトアップされることから、夜景を楽しむために時間を変えて訪れることもでき、観光客にはとてもおすすめです。
そして夜の時間には、ペトロナスツインタワーの下にある噴水広場にて、光と水の美しいコラボレーションを楽しむことができるショーが行われています。
こちらのショーの観覧は無料です。
夜のペトロナスツインタワーも、おすすめの観光スポットです。
ペトロナスタワーには、ショッピングゾーンが用意されています。
高級ブランドのお店からファストファッションまであり、観光中のお買い物におすすめです。
それ以外にも、日系のデパートが入っているので、長期滞在型で観光をされる方には強い味方でもあります。
食材やお菓子なども豊富な品ぞろえで、日本の味を楽しみながら観光旅行を楽しめるため、とてもおすすめしたいポイントです。
【住所】Kuala Lumpur City Centre, Kuala Lumpur
【営業時間】9:00~21:00 金曜は13:00~14:30が休み(スカイブリッジ)
【料金】大人:80リンギット、 子供:30リンギット
【定休日】月曜(スカイブリッジ)
クアラルンプールタワーは東南アジアで最も高い通信塔であり、その高さは421mです。
ペトロナスツインタワーの452mより低いのですが、標高94mのブキットナナスの丘の上に建てられているため、ペトロナスツインタワーよりも高く見えます。
1階から6階までのフロアには、放送施設、回転レストラン、276m地点にある展望デッキなどがあり、360度のパノラマを楽しむことができますよ。
タワーの麓には小さな水族館や動物園、F1シュミレーターなどがあり、連日観光客で賑わっています。
クアラルンプールタワーの魅力は何といってもその景色。
展望フロアはガラス張りですが、おススメはオープンデッキからの眺めです。
オープンデッキには、床がガラス張りのスカイボックスが二か所取り付けられていて、足元の景色まで楽しめます。
かなりの勇気が必要ですが、特別な体験をしたい方はぜひチャレンジしてみて下さい。
クアラルンプールの市街地は首都と言えども緑が多く、遠くには高原や森が見え、のどかな雰囲気が漂います。
何といってもおススメは夜景。
目の前に見える、ライトアップされたペトロナスツインタワーが圧巻です。
展望回転レストランはビュッフェ形式で、マレー料理、インド料理、中華料理とマレーシアらしい食事が楽しめます。
気軽な雰囲気で、夜景を見ながらのお食事ができるのは嬉しいですね。
いつも混雑しているペトロナスツインタワーと違って、こちらは比較的空いているので、スケジュールが組みやすいのも魅力です。
【住所】No2,Jalan Punchak, off jalan P.Ramlee,50250 KL
【営業時間】9:00~22:00
【料金】
展望フロア 大人:52リンギット、 12歳以下:31リンギット
オープンデッキ+スカイボックス 105リンギット 子供55リンギット
【定休日】年中無休
クアラルンプールの中心部に位置する、とても大きな広場がムルデカスクエアです。
しかし、ここはただの広場ではありません。マレーシアにとっては非常に大きな意味がある、歴史上とても貴重な場所の一つです。
この「ムルデカ」という言葉は、現地の言葉で「独立」を意味しており、マレーシア人にとって欠かすことのできない場所だということを感じます。
また、この広場は堅苦しいだけの場所では全くなく、むしろ観光客が都会の中にある広い芝生の空間を楽しむことができる場所でもあります。
朝のさわやかな時間に散歩をするにも大変適しているため、クアラルンプール観光のおすすめエリアの一つです。
近辺にはイギリス統治下の建物がたくさんあることから、建築物を見て楽しむのにも最適なエリアです。
このムルデカスクエアは、かつてはクリケットを楽しむための場所でもあり、とても広々とした空間を楽しむことができます。
現在でも、スポーツ競技場としても使われることから、きめ細やかに整備された芝生は観光中の休憩にも活用できるおすすめスポットです。
また、広場内にはイギリス統治時代に建てられた、本格的な社交場である「ロイヤル・セランゴール・クラブ」があります。
チェダー朝様式のこの建築物は、観光客に歴史の重みを感じさせる雰囲気を持っており、観光スポットとしておすすめです。
こちらは、現在でもマレーシアの政財界の大物が集う社交場として使われており、会員以外の立ち入りはできません。
しかし、このクラブのすぐ隣には、イギリス統治時代の面影を残す「セント・マリー教会」があります。
ゴシック建築を基調に1885年に建てられており、内部の天井は132メートルもの高さがあり、とても魅力的です。
こちらの教会は、すべての人が受付をすれば内覧できるため、ぜひ観光で立ち寄った際には入ってみることをおすすめします。
ムルデカスクエア周辺で、歴史の風に触れ合うのはおすすめの観光の楽しみ方の一つです。
【住所】Jalan Raja, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
【営業時間】24時間
【料金】なし
【定休日】なし
クアラルンプールで一番の繁華街と言えば、間違いなくここブキッビンタンです。
ここに来れば、欲しいものが何でもそろうといっても過言ではないほどの、一大ショッピングエリアです。
高級ブランドのお店から、ガジェット関係の商品を扱うお店まで、とにかく多くのお店でにぎわうエリアです。
数多くのショッピングモールが立ち並んでおり、現地の人々だけでなく観光客にもおすすめの買い物スポットです。
その他にも、たくさんのレストランが軒を連ねているので、朝から夜までこのエリアだけで一日中楽しむことができます。
ブキッビンタンエリアには、観光の際に行きたいお店がすべてそろっていると言えます。
高級ブランドのお店が立ち並ぶ通りがあり、お目当てのブランドの商品を買いに行くのにとても便利です。
この通りであれば、ブランド店巡りを楽しむことができること間違いありません。
例えて言うならば、クアラルンプールの銀座といった雰囲気がここにはあります。
また、パビリオン・ファーレンファイト88やロット10といったショッピングモールには、ZARAやH&Mなどのファストファッションのお店が数多く出店しています。
そして、VINCCIのようなマレーシア発祥のブランドのお店や、掘り出し物の小物が見つかりそうな小さなお店もたくさんあります。
それ以外にも、ガジェット系だけを扱うショッピングモールがあったり、マッサージや人気のスパのお店が密集していたりするといった特徴がブキッビンタンにはあります。
そのため、ここにはマレーシアの流行の最先端があると感じられることでしょう。
マレーシアを観光で訪れた際には、男女を問わずここには絶対立ち寄りたいおすすめのショッピングタウンです。
【住所】Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
【営業時間】各店舗によって異なります。
【料金】なし
【定休日】各店舗によって異なります。
チャイナタウンといえば、読んで字のごとく中国人街のことです。
世界中のいたるところにチャイナタウンは存在しますが、その土地ごとにやはり特色があります。
そんな違いを探しながら観光するのも、面白い旅をするためのおすすめの方法です。
さて、マレーシア・クアラルンプールの中華街は、多民族国家マレーシアならではと言える特徴に溢れています。
すぐそばには、インド系の方々が信奉するヒンズー教の寺院があったり、イスラム系の影響を受けたニョニャ料理が食べられたり、と日本の中華街では見受けられない光景を楽しめます。
チャイナタウンでは、とても美味しい料理が食べられることがやはり最大のおすすめです。
現地の人は、中国本土や台湾などよりもここで食べる中華が一番おいしいと本気で思っているほど、料理のクオリティは高いです。
朝は、ご飯がトロトロになってしまうくらいしっかりと煮込まれた、本格的な粥を食べることもできます。
また、飲茶屋台の店もとても人気があり、朝から活気にあふれています。
少し早起きをして、地元の人がたくさん入っているお店に行けば、観光客でもおいしい中華料理に舌鼓を打てること間違いありません。
これは、ぜひマレーシアにいったら挑戦したいおすすめの食事です。
その他、暑いマレーシアならではの漢方を使ったドリンクも観光中におすすめしたい一品です。
街歩きをいていると、暑さで疲れる時があるかもしれませんが、そんな時には真っ黒い羅漢果ドリンクで気持ちも体もすっきりしましょう。
体の中にこもった熱を取り除くという効能があるそうで、ほんのりした苦みと甘さが絶妙にマッチして、美味しく飲めます。
中華街観光の際には、ぜひ一度飲んでみることをおすすめします。
【住所】Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
【営業時間】各店舗によって異なります。
【料金】なし
【定休日】各店舗によって異なります。
国民の約6割がイスラム教徒というマレーシアには、街のいたるところにモスクがあります。
クアラルンプールの中心地にある「国立モスク」マスジッドネガラは、第二次世界大戦後の1957年、イギリスから独立した際に独立の象徴として建設されました。
総面積は53,000㎡(東京ドーム1.2個分)で、中にはモスクと美しい公園が整備されています。
モスクの最大収容人数はなんと8000人!
マレーシア内のほとんどのモスクは異教徒には開放されていませんが、こちらは見学可能で写真撮影もOKとあって、人気の観光スポットになっています。
特徴的なのは礼拝堂部分の屋根で、マレーシアの13の行政区分と、イスラムの五行(行わないとならない事)を合わせた18のひだが付けられています。
美しいステンドグラスや幾何学模様の装飾など、イスラム美術を存分に鑑賞してみましょう。
イスラム美術に興味がある方は、国立モスクから徒歩3分のイスラム美術館もおススメです。
日本ではあまり馴染みのないイスラムに触れるチャンス、ただし入場する際は服装に注意が必要です。
男性はタンクトップ、短パンはNGで、女性は入り口で無料貸し出しをしているローブを身にまとうよう決められています。
ホールの入り口には無料の日本語パンフレットや、様々な国の言葉に訳された閲覧自由のクルアーン(コーラン)があるので、ぜひ手に取ってみて下さい。
【住所】Jabatan Kemajuan Islam Malaysia,Jalan Perdana 50480 KL
【入場可能時間】
土~木 9:00~12:00 15:00~16:00 17:30~18:30
金 15:00~16:00 17:50~18:30
【料金】無料
【定休日】年中無休
こちらのものすごく長い名前のモスクは、通称ブルーモスクと言われる、クアラルンプールからバスやタクシーで40分程の場所にあるモスク。
セランゴール州のスルタン「サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー」の命により1983年に建設が開始され、1988年3月11日に公開が開始されました。
先に紹介した国立モスクを手掛けたバハルディン・カシム氏などが設計を担当しています。
ブルーモスクはマレーシア最大、東南アジアでも2番目の大きさを誇っており、アルミ製のドームは世界最大規模で、収容人数は最大2万4000人にのぼります。
ブルーモスクと呼ばれていることからも、ブルーとホワイトを基調とした鮮やかなブルーのドームは、やはり壮大でとても美しいです。
また、ドームを囲うようにして建っている4本のミナレットは世界屈指の高さの140m。
ミナレットには礼拝の時間を知らせる役割があり、かつては塔の上まで人が上がり呼びかけをしていましたが、現在はスピーカーが設置されているそうです。
ブルーモスクは、外観だけでなく内部も同じく見応えがあります。
壁面には幾何学模様の彫刻が施された飾り板がはめ込まれていたり、礼拝堂の内部にはブルーのステンドグラスが施されていたりと、どこをとってみても美しいです。
こちらのモスクは内部の見学の際に、ボランティアガイドが同行し案内をしてくれます。
モスクはイスラム教の人々にとってとても神聖な場所なので、マナーを守り、イスラム教について学びながらの見学を楽しみたいですね。
【住所】Persiaran Masjid St., Sekysen 14, 40000 Shah Alam, Selangor
【入場可能時間】
月~木 10:00~12:00 14:00~16:00
土日祝 10:00~12:00 14:00~16:00 17:00~18:30
※金曜日は礼拝のため見学不可
【料金】無料
【定休日】金曜日
マレーシア最大のプロジェクトとして日々開発されている行政都市プトラジャヤ。
この街で一番の観光スポットと言えばここプトラモスク、通称ピンクモスクです。
1999年に完成したので、歴史は短いものの、その可愛らしい外観と女子旅系ガイドブックの表紙を飾っていることもあいまって、日本人の観光客にもじわじわと人気が高まっているスポットです。
クアラルンプールから電車やバスで約30~40分ほどでいくことができますよ。
ブルーモスクと同じく、こちらもピンクモスクという通称がついている通りに、ピンク色の外観がとても可愛らしいです。
こちらは通常のモスクとは異なり、ミナレットが1本しかないのが特徴。
そして、このミナレットは116メートルと非常に高く、ブルーモスクに次ぎ世界で4番目に高いミナレットとして知られています。
静寂に包まれたモスク内部は、パステル色のピンクにローズピンク、アクセントにブルー系のステンドグラスが。
この絶妙な色の組み合わせがとても美しく、可愛らしく、写真だけではなく一度は実際に見てみたいと思わせますね。
先に紹介した国立モスクと同じく、ピンクモスクでは入場時に無料で貸し出されているローブを纏って入場します。
また、中に入るときは靴をぬぐので、ウェットティッシュなどを持参しておくと、見学後に足裏をさっと拭くことができるので役立ちますよ。
【住所】Presint 1, 62502 Persekutuan, Putrajaya, Malaysia
【入場可能時間】
土~木 9:30~12:30 14:00~16:00 17:30~18:00
金 15:00〜16:00 17:30〜18:00
【料金】無料
【定休日】年中無休
マレーシアの首都クアラルンプールから、およそ150キロメートル離れたところに位置し、標高が1800メートルと高いことから、南国マレーシアとは思えない涼しい気候を楽しむことができます。
また、土地の特性を生かして紅茶や高原野菜、花の産地としても知られています。
週末や長い休みの時期ともなれば、クアラルンプールから避暑を楽しむために来る人々も多く、長期滞在をしている外国人にも人気のある街です。
マレーシア観光でも、時間に少し余裕があれば立ち寄りたいおすすめの場所です。
キャメロンハイランドへは、クアラルンプールから高速バスに乗り約5時間で、年間の平均気温が20度ほどの別世界に到着することができます。
イギリス統治下よりお茶の産地として栄えたこの地域では、現在でもマレーシア最大の茶葉生産量を誇ります。
出来立てのおいしい紅茶を味わうために、観光予定にキャメロンハイランドを入れてみるのも良いかもしれません。
加えて、涼しい気候を活かしたイチゴの栽培が盛んで、イチゴ農園でイチゴ狩りを楽しむことができます。
それ以外にもバラ園が有名で、英国式のハイティーの時間には普段と少し違った雰囲気を楽しむことができます。
こう言ったところも、マレーシアの魅力の一つであり、観光客におすすめしたい点です。
街並みはイギリス統治時代の雰囲気を色濃く残しているため、現地在留邦人からは「マレーシアの軽井沢」と呼ばれることもある、おしゃれな雰囲気がいっぱいの街です。
そんな街並みと、広大な茶畑のコントラストを楽しむのも、マレーシア観光のおすすめコースの一つです。
【住所】Pahang, Malaysia
【営業時間】各店舗によって異なります。
【料金】なし
【定休日】各店舗によって異なります。
クアラルンプール中心から約13キロ、マレーシア随一のヒンドゥー教の聖地として知られるのが「バトゥ洞窟」です。
19世紀にインド人有力者により洞窟内に作られたヒンドゥー寺院は、パワースポットとしても人気があり、マレーシア屈指の観光名所になっています。
洞窟内には大小の鍾乳洞があり、約4億年も前に形成された物だとされています。
洞窟へは272段の階段を登らないといけないので、動きやすい服装とスニーカーが便利。
一帯には野生の猿が生息していて、階段を登る観光客の手荷物や食べ物を狙うこともあるため注意が必要です。
まず目をひくのが、階段の手前に鎮座しているバトゥ洞窟のシンボル的な存在であるムルガン神像。
2006年に建てられたもので、高さが42.7mもあります。
ヒンドゥの最高神シヴァの次男で、ヒンドゥー教の軍神とあがめられるムルガン神の身体は、300リットル以上の金が使用されているんだとか。
ヒンドゥー教は多神教なので、洞窟内にも様々な神様や神話の壁画が飾られています。
素晴らしい自然の芸術である鍾乳洞と、カラフルでどことなくユーモラスな風体の多種多様な神々のコントラストは必見です。
2010年に徒歩5分の所にKTMコミューターが延伸され、新たにバトゥ洞窟駅が出来たので、中心地からのアクセスも格段と便利になりました
バトゥ洞窟では毎年1月下旬から2月上旬に、ヒンドゥー教最大のお祭り「タイプーサム」が行われ、世界中からヒンドゥー教徒や観光客が訪れます。
【住所】Sri Subramaniam Temple, Batu Caves 68100, Malaysia
【営業時間】8:00~19:00
【料金】無料
【定休日】年中無休
マレーシアの歴史が凝縮している南部の街。
ヨーロッパ列強の支配下で独自の文化を育んだマラッカや、 シンガポール との国境の街ジョホール・バルなどが見どころです。
また、内陸部にはジャングル地帯が広がり、野生動物の宝庫と言われるタマンヌガラも人気があります。
15世紀から21世紀の今に至るまで、アジアとヨーロッパを結ぶ東西海上交通の要衝として知られる街がマラッカです。
そのため、過去にはポルトガル・オランダ・イギリスに支配された歴史があり、それが現在の街並みの中に残っています。
その歴史的な美しさから、2008年にはユネスコの世界文化遺産に認定されました。
クアラルンプールから高速バスに乗り約2時間で到着するというアクセスの良さもあり、マレーシア観光の際には立ち寄りたいおすすめの観光スポットの一つです。
マラッカは、イスラム教を導入したマラッカ朝・中華系・オランダ・ポルトガル・イギリスといった植民地支配をした国々などの、多種多様な文化を統合した独特な雰囲気が観光客を魅了する素敵な街です。
まずは、世界遺産にも登録されたその美しい街並みを楽しむことをおすすめします。
特にオランダ広場周辺のマラッカ教会やスタダイス、セント・ジョンの砦などは、オランダとポルトガルの影響を色濃く残した建物を楽しめます。
チャイナタウンでは中華系男性とマレー系女性の子孫が持つ、独特のババニョニャ文化と彼らの料理を楽しむのが、観光客に特におすすめです。
また、マラッカのメインストリート「ジョンカーストリート」には、たくさんのアンティークショップやレストラン、カフェなどがあります。
世界遺産を楽しみながら、おしゃれなお店で買い物や食事も楽しめてしまう、マレーシア観光で特におすすめしたい街の一つです。
【住所】Melaka, Malaysia
【営業時間】なし
【料金】なし
【定休日】なし
マレーシア最南端、シンガポールとの国境の街「ジョホールバル」は、クアラルンプールに次ぐマレーシア第二の都市です。
16世紀初めに ポルトガル の侵略によって滅びたマラッカ王国最後の王、スルタン・ムハンマド・シャーによって建国され、その後周辺の島々を含めて支配をするジョホール・リアウ帝国になりました。
その後、1866年にスルタン・アブ・バカールがジョホール王国の王に即位。
マレー半島の他の州が次々とイギリスの植民地になっていった時も、ジョホール王国は独立を維持していたので、スルタン・アブ・バカールはこの地の人たちに尊敬されています。
ジョホールバルはジョホール海峡を横断する土手道によりシンガポールと繋がっていて、シンガポールへの玄関口としても賑わっています。
国境の街なので、お酒やタバコを免税価格で買えるお店もあり、ショッピングの街としても知られています。
最近の人気は、ジョホール・プレミアムアウトレットや大人も子供も楽しめるレゴランドなどですが、歴史深い建造物も多く見どころの多い街です。
マレーシアで最も美しいと言われる木造モスク「アブ・バカールモスク」、元王宮である「王立アブ・バカール博物館」、道教寺院の「オールドチャイニーズテンプル」、かつて日本軍司令部として使われ、現在は州庁舎となっているスルタン・イブラヒムビルなど、歴史探訪スポットがいっぱい。
人口の6割を占めるマレー民族の伝統的文化を紹介する「マレー民俗村」では、伝統音楽や舞踏のパフォーマンスを見学したり、マレーシア名産のバティック(ろうけつ染め)体験などが楽しめます。
あの有名なマレー鉄道に乗って、クアラルンプールからジョホールバルまでの鉄道の旅を楽しむのもおススメ。所要時間は約6時間です。
ちなみに、シンガポールからは多くのバスが運行しています。
出入国に時間がかかる事が多いので、トータルすると2時間は見ておいた方がいいですね。
【住所】27 Jalan Mohd. Amin, 80200 Johor Bahru, Johor, Malaysia
【営業時間】9:00 ~16:00
【入場料】無料
【定休日】年中無休
マレー半島の西海岸には、リゾートアイランドが点在しています。
中でも人気はペナン島とランカウイ島で、青く透きとおる海と白砂の海岸が広がり、様々なマリンアクティビティを楽しめます。
「東洋の真珠」という別名を持つペナン島は、マレーシア屈指のリゾート地として観光客に大人気です。
特に日本ではその美しいビーチが有名で、大勢の観光客を惹きつける旅行先として知られています。
ペナン島へは日本からの直行便はありませんが、マレーシアの空の玄関口であるクアラルンプール国際空港から国内線に乗り換えて、約1時間で到着します。
ペナン島の街ジョージタウンは、2008年にユネスコの世界文化遺産にマラッカと共に登録されました。
美しいビーチもとても魅力ですが、ペナン島に来たなら、ぜひ東西貿易の拠点として栄えた、歴史と文化を色濃く残す美しい街並みを楽しみたいものです。
特にジョージタウンでは、イギリス統治時代のコロニアル建築群が、私たち観光客の目を引きます。
例えば、コーンウォリス要塞やペナン市庁舎、そしてバンタイ通りでは、白亜の建築物のあまりの美しさに思わず息をのむことでしょう。
また、様々な背景の人が移住してきたペナン島には、彼らの信仰する宗教の建物があります。
ジョージタウンの「マスジット・カピタン・クリンストリート」には、モスク・ヒンズー教の寺院、お寺に教会とすべてが一か所に固まっています。
それぞれの建築物が融合している景色は、まさに多民族国家マレーシアの象徴といます。
観光の際に、ぜひ立ち寄りたいおすすめの世界遺産の一つです。
【住所】Penang, Malaysia
【営業時間】なし
【料金】なし
【定休日】なし
マレー半島西海岸、アンダマン海に浮かぶ、99の島々からなるランカウイ諸島。
地球科学的に貴重な多様性と、生態系や地域文化に高い評価がある事から、2006年にユネスコの世界ジオパークに認定されました。
1978年に自由貿易地帯に指定されたので、島内で売られている商品には関税などの税金がかからなくなったという免税の島。
数多くの伝説が残されているので、伝説の島というロマンティックな側面ももっています。
1980年後半から、政府主体で第二のペナン島を目指した観光開発が行われ、高級ビーチリゾートを楽しめる場所になりました。
庶民的なローカルビーチやホーカーもあり、様々な楽しみ方が出来るリゾートアイランドとして人気があります。
太古の森を持つランカウイ島というのを体感できるランカウイには、3つのジオパークがあります。
その中の一つ、約5億5000万年前のカンブリア紀の地層が残る、マチンチャン・カンブリアン・ジオフォレストパーク。
ランカウイケーブルカーで行く展望台がおススメです。
6人乗りのゴンドラに乗り、熱帯雨林の上を約15分間の空中散歩を楽しみましょう。
展望台からは、アンダマン海やマチンチャン山系などの絶景を楽しめます。
全長125mの吊り橋もぜひ渡ってみて下さいね。
【住所】 Cable Car Station, Oriental Village | Burau Bay
【営業時間】
月火木 10:00~19:00
水 12:00~19:00
金土日 9:30~19:00
【定休日】 なし(但し強風の場合は運休する事があります)
【料金】 大人 35リンギット 子供(2-12才) 25リンギット
熱帯雨林に覆われた世界で三番目に大きな島、ボルネオ島。
世界遺産のキナバル公園をはじめとする多くの国立公園が点在し、希少な動植物と出会える魅力あふれる島です。
マレーシアは西側のマレー半島と東側のボルネオ島の二つに大きく分かれます。
ボルネオ島は、世界でも3番目に大きな島ですが、その中にマレーシア・インドネシア・ブルネイという国が存在します。
コタキナバルはこのボルネオ島内で唯一日本からの直行便が飛ぶ、いわば東マレーシアの玄関口と言える街です。
また、マレーシア全土でもクアラルンプールに次いで大きな都市で、観光・ショッピングの中心として観光客におすすめの旅行先の一つです。
ボルネオ島は、最近テレビなどでも特集されるほど自然の豊富な場所として、世界各地から注目されています。
その中でも、コタキナバルは成田空港から週に3便直行便が飛ぶことから、日本でも人気のマレーシアの観光地として知られています。
コタキナバルは、今まさに建設ラッシュのさなかにあり、続々とショッピングモールが増えています。
なお、現地の先住民族の伝統工芸品が販売されるハンディークラフトマーケットなどもあり、観光の思い出の品を買うのにおすすめのスポットです。
コタキナバルは、自然豊かな東マレーシア島観光の中心として、ダイビングやシュノーケリング、ジャングルトレッキングツアーの出発地としての一面も持っています。
昔からの伝統文化を大切にする民族が住むロングハウスで、体験ホームステイをするなどの変わったツアーもあり、冒険好きの観光客におすすめの街です。
【住所】Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
【営業時間】なし
【料金】なし
【定休日】なし
マレーシア最高峰、それがこのキナバル山です。
標高は4,095.2メートルで日本一の富士山よりも300メートルほど高い山です。
山頂部には岩肌の斜面が広がり、勇壮な景色を観光客に見せてくれます。
一方、山の麓にはジャングルが広がっており、世界最大の花ラフレシアや食虫植物など様々な動植物や生態系を見ることができます。
2000年には、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。
また、麓には太平洋戦争中に日本軍が発見した温泉もあります。
キナバル山は現地では聖なる山としても知られ、先住民族の信仰の対象として今でも崇められているほど、荘厳で壮大なスケールが魅力の山です。
しっかりと整備された登山道があることから、初心者や標高のわりにそれほど重装備でなくても山頂まで登ることができるところがキナバル山の魅力の一つです。
加えて、山麓ではジャングルの中をトレッキングすることもでき、キャノピーウォークという樹上吊橋が設置されているため、いつもとは違った視点でジャングルを楽しむことができます。
麓にあるポーリン温泉は、私たちのイメージする温泉とは趣が少し異なりますが、登山やトレッキングで疲れた体をいやしてくれる場所です。
また、キナバル山周辺には多くのホテルやロッジがあり、コタキナバルからバスで約2時間という距離も、観光で訪れるには適度な距離でおすすめできるスポットだと言えます。
【住所】A4 Road, Ranau 88100, Malaysia(キナバルパーク)
【営業時間】24時間(キナバルパーク)
【料金】プランによって異なります。
【定休日】なし
マレーシア・ボルネオ島の北東海岸にある、サバ州で二番目に大きな街がサンダカンです。
この街は、フィリピンとスールー海で国境を接しており、フィリピンとのフェリーの発着港があることでも知られています。
また、サンダカンへはコタキナバルから飛行機に乗り約1時間で到着します。
この街はサバ州東部にある自然豊かなジャングルで、オランウータンやテングザル、ピグミーエレファントやオオトカゲなどが見られる冒険ツアーの出発地点としても人気があります。
その他、世界最古とも言われるボルネオの原生林を見ることができるダナン・バレーの玄関口としても観光客に知られています。
マレーシアのボルネオ島では、ジャングルの大規模な伐採とパームヤシのプランテーションが広がっていることが、環境問題の一つに挙げられています。
その結果、固有種のオランウータンの住処が奪われたり、親とはぐれてしまったりと多くの問題があります。
しかし、サンダカンにはそうした子供のオランウータンを保護し、野生に戻すための取り組みをしている「セピロック」というセンターがあります。
ここでは、動物園で見るのとは異なる、生き生きとしたオランウータンを見ることができます。
特に餌の時間であれば、観光客のとても近くまで来てくれるので、一緒に写真を撮ることもでき貴重な体験を楽しめます。
他にも、ウミガメの保護を行っている「タートルアイランド」では、産卵を間近で見ることができます。
こうした通常とは一味違った観光ができる点で、サンダカンはマレーシア観光の中でもおすすめしたい街です。
【住所】Sandakan, Sabah, Malaysia
【営業時間】なし
【料金】なし
【定休日】なし
マレーシアは日本よりも広い国土があり、ここに紹介した以外にもたくさんのおすすめ観光スポットがあります。
是非、今度の休みにはマレーシア観光を計画してください。
美しい自然とエネルギーあふれる都会の両方を楽しむことができるので、きっとあなたもマレーシアに病みつきになりますよ。
東南アジア(28) |
ヨーロッパ(96) |
東アジア・中国・台湾(21) |
南アジア・インド・ネパール(6) |
中近東(7) |
ミクロネシア・ハワイ・グアム(11) |
オセアニア(11) |
アフリカ(7) |
北米(21) |
中南米(11) |