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安曇野は 長野県 の中西部にある山に囲まれた田園地帯で、日本のふるさと、日本の原風景とも言われています。
そこにワサビ畑や果樹園、美術館、温泉が点在し、多くの人を惹き付けているエリアです。
地理的には北アルプスや美ヶ原などに囲まれた松本盆地のうち、梓川・犀川の西側を 安曇平 といい、東側の松本市街地のあるほうを松本平と呼びます。
安曇野 と呼ぶときの範囲はあまりはっきりしませんが、市町村で言えば安曇野市が中心となり、その周辺を含むというのが一般的な考え方で、この記事でもそのエリアの観光スポットをご紹介します。
具体的には、安曇野市の他には、北側は大町市の南部、北安曇郡の池田町と松川村、南側では松本市梓川地区などを安曇野ということが多いです。
安曇野の気候は内陸性で、標高が500mから600mくらいの所にありますので、昼間30℃を超えることもありますが、朝晩は比較的涼しい所です。
雪は一般的に深いというほどではありませんが、年に2~3回は20cm~40cm積もることがあります。
このような気候の中で、季節ごとに花々が里を彩り、秋には稲や果樹が実ります。
また、冬は雪を背景に イルミネーション も楽しめます。
長野県は信州蕎麦が有名ですが、中でも安曇野には人気の蕎麦屋が多数あります。
地元産の蕎麦粉と名水で打った蕎麦を、薬味には名産のワサビや辛味大根、クルミの入ったタレなどお好みでどうぞ。
次に、オヤキは長野県全域にありますが、もともとは安曇野地方や北信地方の発祥と言われ色々な種類があります。
その他には、野沢菜も至る所でそれぞれ工夫を凝らしたものが売られています。
道祖神は路傍に祀られた素朴な神様で、関東甲信越で見られますが、安曇野では数多く祀られています。
安曇野の風景を演出する安曇野観光のシンボルの一つで、目にする機会もあることでしょう。
集中してあるエリアには道祖神めぐりのコースやガイドもあり、レンタサイクルを使って安曇野をサイクリングするのもオススメです。
なお、安曇野の道祖神には文字碑と双体像があります。
双体像は男神と女神がいて、握手、接吻、餅つきなどなど、人間味のある微笑ましいものが見られます。
JRで安曇野へ行く場合の主なルートは、 東京 あるいは 名古屋 から中央本線(篠ノ井線乗り入れ)で松本駅まで行き、そこから大糸線に乗り換えて、豊科駅、柏矢駅、穂高駅、有明駅、信濃松川駅などで下車することになります。
なお、北陸新幹線などで長野駅方面から行く場合は、篠ノ井線の明科駅で下車するか、松本経由となります。
高速バスは、東京・新宿から白馬行のバスがあり、穂高で下車するか、松本で下車しJRを利用します。
高速道路は、長野自動車道の安曇野ICから、国道147号線などにより豊科や穂高方面に向かいます。
JR大糸線の穂高駅の周辺は、安曇野の中でも最も多くの観光スポットがあるエリアです。
この辺りは今でこそ安曇野市の穂高地区となっていますが、元は南安曇郡穂高町で、その以前は保高宿という宿場が置かれていました。
このエリアの地形は高瀬川や穂高川の扇状地となっていて、そこに湧き水が豊富に湧いたり、清流が流れています。
そして、ワサビ畑や美術館など多数のアート関係の施設が点在し、その他には穂高神社、レストラン、カフェ、土産物店なども集中している所です。
ワサビの栽培には綺麗な水が不可欠ですが、当地の湧水は水温も13℃~15℃と最適なことから、ワサビ畑が作られるようになりました。
中でも大王わさび農場は日本で最大のわさび農場となり、年間110万人もが訪れる観光スポットとなっています。
まず、ワサビ畑はいくつもの畑に別れており、遊歩道に沿って散策します。
ワサビは夏の日照りを嫌いますので、畑の周りにはアカシアやポプラが植えられ、また日よけのシートが被せられるなど独特の風景となっています。
途中には展望台や大王神社、カップルにも人気の「幸いのかけ橋」などあり、売店ではワサビ味のソフトクリームやジュースを楽しむことができます。
また、ランチにはすりおろしたてのワサビを使ったワサビ丼も人気です。
また、園内の人気スポットに水車小屋があります。
透明度の高い流れに三連の水車が回っている光景は、年間を通して情緒に溢れる安曇野のシンボルとも言える風景です。
なお、人気の「水色の時道祖神」(MHKのテレビ小説にちなんだもの)は大王わさび農場から北西方向に約1kmです。
住所 :長野県安曇野市穂高3640
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR大糸線穂高駅からタクシーで約10分
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約10分
電話番号 :0263-82-2118
定休日 :12/31〜1/2
営業時間 :8:00~17:00、ただし122月~2月は16:00まで
料金 :無料
碌山美術館は、穂高駅から500mほどの所にある彫刻や絵画の美術館で、安曇野観光の定番の一つとなっています。
碌山とは荻原守衛のことで、彼は当地の農家に生まれながらも、明治期の日本の近代彫刻を切り拓いた芸術家です。
彼は1910年に30歳でなくなりましたが、作品は高く評価され、その功績を残すために約30万人の寄附によって碌山美術館が設立されたものです。
碌山は高等小学校卒業後、農業を手伝う傍ら、地域に芽生えたキリスト教に傾倒します。
指導者でもあった新宿中村屋の創業者・相馬愛蔵の家で見た油絵に感動し、絵画の勉強を始めました。
さらに米国で絵画の勉強を続けると共に、パリで見たロダンの「考える人」の影響で彫刻に目覚め、その中で高村光太郎らとの交友も生まれました。
28歳で帰国して数々の作品を発表し、代表作の「女」は文部省に買い上げられ、石膏原型は国の重要文化財となっています。
碌山美術館の施設は、碌山の彫刻を主体とした碌山館、絵画などを主体とした杜江(彼の筆名)館、高村光太郎など交友のあった人たちの作品を展示する展示棟があります。
中でも、碌山館は西洋のキリスト教会風のレンガ造りで、蔦が絡まった印象的な建物で人気があります。
住所 :長野県安曇野市穂高5095-1
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR大糸線穂高駅から徒歩約7分
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約15分
電話番号 :0263-82-2094
定休日 :5月~10月は無休、11月~4月は月曜日休み、祝祭日の翌日、年末休み
営業時間 :9:00~17:10、ただし11月~2月は16:10まで
料金 :大人700円
穂高温泉郷は、JR大糸線の穂高駅から北西へ4kmほどの山の麓にあります。
この辺りは元は有明村でしたが、穂高川などの扇状地の扇頂(扇の高い所)にあり、そこに中房渓谷から温泉をパイプで引いてリゾート化した所です。
20軒ほどの温泉旅館、ホテルなどがありますが、その他にペンションが多数あり、ペンションでも温泉を引いている所もあります。
その他、美術館などアート関係の施設をはじめ、お蕎麦屋さんや洒落たカフェなどが林の中に散在している楽しいエリアです。
しゃくなげの湯は安曇野市営の日帰り温泉施設で、穂高温泉郷の中心的な所にあります。
安曇野の観光で宿泊する場合は、穂高温泉郷の温泉宿でゆっくりすることをおすすめしますが、付近のペンションなどで温泉がない場合や日帰りで訪ねる場合に、しゃくなげの湯を利用されてはいかがでしょうか。
この施設は2016年に開設されましたが、その以前にはしゃくなげ荘や健康会館などがあり、それらを廃止し新施設が作られたものです。
ここの温泉は、泉質は単純アルカリ性で、源泉の温度は約69℃です。
温泉の効果は筋肉や関節の不調をやわらげ、また神経の安定にも役立つとされています。
施設は鉄筋の地上1階、地下1階建てで、内湯には木の湯、石の湯の2種類があり、大浴場の他に塩サウナ、炭酸泉、気泡の出るシルク湯、露天風呂などがあります。
その他、貸切り風呂やレストラン、ロビーもあり、ゆっくりくつろぐことができます。
八面大王足湯 は、周遊バスの待合所に併設されている無料の足湯です。
ちょっとした広場にある円形の屋根付きの足湯で、誰でも気軽に利用することができます。
名前については、むかし魏石鬼八面大王という鬼族が住んでいたという伝説にちなんでいます。
住所 :長野県安曇野市穂高有明7726番地4
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR大糸線穂高駅から「あずみの周遊バス」でVif穂高下車(同バスは冬季運休)
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約25分
電話番号 :0263-88-4126
定休日 :毎月第一水曜日
営業時間 :9:30~21:30
料金 :安曇野市以外の大人700円
穂高温泉郷には、アートヒルズミュージアムをはじめ、ジャンセン美術館や安曇野山岳美術館など数多くのアート関係のギャラリーがあります。
その中でアートヒルズミュージアムは、以前は「ガラスの丘アートヒルズ」と言っていたように、ガラスのピラミッドの建物の中にエミール・ガレをはじめ多数のガラス作品が展示されています。
ガラス製品の販売や製作体験もあり、またイタリアンレストランもあるなど女性に人気のスポットです。
本館2階にエミール・ガレ美術館(有料)があり、4つの展示室は安曇野の四季をイメージした空間にガレの作品を展示しています。
ショップでは吹きガラス工房で製作された作品やヴェネチアン・グラスや北欧のガラス、アクセサリー類など世界の製品が展示および販売されています。
また、吹きガラスやサンドブラストなどの製作体験ができます。
食事はイタリアンレストランがあり、特別席からは安曇野の風景を見下ろしながら食事が楽しめます。
その他、別棟には気軽に立ち寄れる食事処や、米沢農園の売店、お土産処などの施設もあります。
住所 :長野県安曇野市穂高有明8161-1
マップ: Googleマップ
アクセス :
IR大糸線穂高駅から「あずみの周遊バス」で約23分(同バスは冬季運休)
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約15分
電話番号 :0263-83-5100
定休日 :夏季は美術館・レストランのみ火曜日休み、12月~2月は火曜日全館休み
営業時間 :9:00~18:00、ただし11月~3月は17:00まで
料金 :エミール・ガレ美術館は小学生以上800円
注意点 :営業時間など詳細は直接ご確認ください。
明科は安曇野の東端の地区を指し、元は東筑摩郡明科町であったのが、穂高町などと合併して安曇野市になったものです。
東部に山地もありますが、大部分は犀川を目指して多くの中小の川が流れこんでくる安曇野の中の低地帯、水郷となっている所です。
そのような環境を生かして、小高い所から安曇野を展望したり、川辺の散策や川下りを楽しむこともできます。
長峰山は犀川の東側にある山(標高は933m)で、下を長野自動車のトンネルが通っています。
安曇野の展望台として知られる所で、車で行くことができます。
長峰山にはJR明科駅から車で15分くらいで到着しますが、山頂に展望台が設けられ絶景を目にすることができます。
眼下には安曇野の盆地が広がり、そこには幾すじもの川が流れている様子が手に取るように見えます。
さらに、安曇野の向こう側は北アルプスの連山が聳える大パノラマとなっています。
4月下旬には山頂付近にも桜が咲き、1970年5月に同地を訪れた川端康成、井上靖、東山魁夷が「残したい静けさ、美しさ」と絶賛したと伝えられています。
住所 :長野県安曇野市明科中川手
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR篠ノ井線明科駅からタクシーで約15分
車の場合、安曇野ICから約30分
電話番号 :0263-71-2000(安曇野市観光交流促進課)
JR篠ノ井線明科駅からほど近い犀川の東岸に、あやめ公園とその南側に龍門渕公園が並んでいます。
なお、この辺りで犀川は高瀬川、穂高川と合流しています。
梓川から犀川となり、やがては千曲川そして信濃川となるこの川のほとりで、安曇野の一つの顔である水郷の風情を楽しんではいかがでしょうか。
あやめ公園ですが、あやめや花菖蒲が70種、5万株ほど植えられていて、花の頃は残雪の常念岳や蝶ヶ岳を背景に素敵な光景を見せてくれます。
見頃は6月中旬から下旬で、「信州安曇野あやめまつり」が開催され賑わいます。
園内には東屋や休憩所がありますので、ゆっくり過ごすことができます。
隣の 龍門渕公園 は、こちらにもあやめが植えられており、水車小屋も設けられています。
また、公園に隣接して龍神社があり、こじんまりしていますが、この龍門渕には龍がいたと伝えられる由緒があります。
さらに、この公園には接吻している道祖神があり、ユニークでユーモラスなスポットとして人気があります。
住所 :長野県安曇野市明科中川手
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR篠ノ井線の明科駅から徒歩約7分
車の場合、安曇野ICから約15分
電話番号 :0263-82-9363(安曇野市観光情報センター)
豊科地区は、安曇野市の南東部にあり、元は豊科町でしたが、合併して安曇野市が誕生してからは、市役所などが置かれている中心的なエリアです。
また、交通でもJR大糸線の豊科駅は特急も停まる駅であり、さらに長野自動車道の安曇野IC(以前は豊科IC)もあるなど、安曇野の玄関口といえます。
観光面では、安曇野の旅行の行き帰りにも寄れる道の駅や美術館があり、さらに乗馬クラブ、犀川の白鳥湖などもオススメです。
安曇野スイス村は、長野自動車道の安曇野ICからすぐの所にある道の駅です。
交通便利な所にあるうえ、併設、隣接も含めていろいろな施設がありますので、ゆっくりご利用ください。
店内の施設は、産地直売のファーマーズランド安曇野があり、安曇野産の新鮮な野菜や果物が満載となっています。
食事としては、ファストフードコーナーの他、ラーメン専門店、本場の蕎麦屋があります。
次に売店は、おやき、野沢菜、お蕎麦、ワインなど豊富な品物が用意されていますので、お土産を買うのに便利です。
さらに、併設としてスイス村ワイナリーがあり、安曇野産のぶどうから作った各種ワインや当地産のトマトジュースやリンゴジュースなどが販売されています。
その他、スイス村の北側に隣接してホースランド安曇野(電話番号0263-73-827)があります。
「1歳~100歳まで誰でも乗馬体験ができます」とうたっており、安心して乗馬したり、ポニーやヤギと触れ合うこともできます。
季節ごとに咲く花や北アルプスを背景に、安曇野の一コマを楽しんでみてください。
住所 :長野県安曇野市豊科南穂高5555-1
マップ: Googleマップ
アクセス :長野自動車道の安曇野ICから直進3分
電話番号 :0263-72-7878
定休日 :年中無休
営業時間 :基本は8:30~18:00
信州安曇野の里は、JR大糸線の柏矢町駅と犀川の中間辺りにある複合施設です。
宿泊施設やガラス工房、記念館、産直市場、食事処などが集まっている所で、前出の安曇野スイス村と似た部分もありますが、それとは違った楽しみもあります。
この施設の中核になるのは「ビレッジ安曇野」で、公共の宿泊施設です。
信州の民家風のどっしりとした建物となっており、家族旅行や研修など多目的に安心して利用できる所です。
次にガラス工房が2つあり、一つは「あづみ野ガラス工房」(電話番号0263-72-8030)です。
ここでは専門家の製作を間近で見られる他、スタッフの指導でグラスなどを製作することができます。
もう一つは、「とんぼ玉楽舎」(電話番号0263-73-0668)で、色ガラス棒をバーナーで溶かしてとんぼ玉を作り、アクセサリーにすることができます。
それから、田淵行男記念館(電話番号0263-72-9964)があり、日本を代表する昆虫生態研究家・自然写真家である同氏の作品などを7万点以上も収蔵、展示しています。
ナチュラリスト、自然に興味がある人には特にオススメです。
その他、プラザ安曇野(電話番号0263-72-8700)では産直や土産物の売店、蕎麦の店などがあり、また湧き水は自由に持ち帰ることができます。
住所 :豊科南穂高6780
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR大糸線の柏矢駅から徒歩約15分
車の場合、長野自動車の安曇野ICから約5分
電話番号 :0263-72-8568
定休日 :第2火曜日
注意点 :定休日などは各ショップにご確認ください。
この地区は安曇野市の南部にあり、合併前は旧堀金村、旧三郷村だった所です。
JRでは大糸線の一日市場駅、中萱駅、豊科駅が最寄り駅となります。
同地区は扇状地を利用した水田(特に堀金地区)や、リンゴなどの果樹栽培(特に三郷地区)が盛んな自然豊かな地帯となっているため、公園や果樹園などで安曇野の自然をお楽しみください。
国営アルプスあづみの公園は北アルプスの東側山麓に設けられ、「自然と文化に抱かれた 豊かな自由時間活動の実現」をテーマにしています。
場所は安曇野市の堀金・三郷地区と、大町・松川地区の2つに分かれており、ここでご紹介する堀金・穂高地区は長野自動車道の安曇野ICの西側約7kmの所にあり、敷地が100haほどあります。
堀金・穂高地区は、2つのゾーンに分かれています。
まず、田園文化ゾーンがあり、ここは安曇野の田園風景とそこに育まれた文化などに触れることができます。
その中の「あづみの学校」はテーマ展示館で、安曇野についてジオラマや映像で説明されている他、川の断面のような大型水槽があったり、クラフトや蕎麦打ちなどの体験もできます。
その他、花々が咲く段々畑や展望テラスなど、随所で安曇野らしい風景を展開してくれます。
次に里山文化ゾーンでは、安曇野の里山を再現し、人との関わりの中で自然の営みに触れることができます。
また、棚田もありソバやレンゲなどが栽培され、その他水車小屋もあるなど安曇野の風情を感じることができます。
季節別の見どころとしては、春は菜の花畑やレンゲ畑が見事で、また早春賦音楽祭があります。
夏は水の流れや池が涼しげで、秋はコスモス畑が美しく、冬はイルミネーションが行われ、雪の時期にはスノーシューで散歩することができます。
住所 :長野県安曇野市堀金烏川33-4
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR穂高駅から周遊バスで約13分
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約20分
電話番号 :0263-71-5512
定休日 :原則毎週月曜日、月曜日が休日の場合翌日、年末年始は休園
営業時間 :基本9:30~17:00
料金 :大人450円
三郷地区は扇状地の水はけの良さを利用して、果樹栽培が盛んなエリアです。
そこではリンゴをはじめ、モモ、ブルーベリー、ラ・フランスなどが栽培されており、いくつかの農園では観光客を受け入れています。
その中で安曇野(布山久義)観光果樹園をご紹介しますので、お好みの季節にお訪ねください。
この観光樹園は安曇野を一望できるロケーションにあり、2haの農園でリンゴとモモを中心に栽培さいています。
リンゴは8月上旬のローズハスクから、10月のシナノスイート・秋映、10・11月のシナノゴールド、そして11・12月のサンフジまで約30種が実っています。
なお、リンゴ狩りは8月上旬から11月下旬まで受け付けています。
リンゴジュースも飲み放題ですので、新鮮なジュースを味わってみてください。
モモは7月初旬から10月中旬までモモ狩りを楽しむことができます。
白鳳はじめ約40種が栽培されており、柔らかなモモをお好みで選ぶことができます。
その他には、プルーンが8月下旬、ラ・フランスと栗が10月中旬、クルミが10月下旬となっています。
ちなみに、リンゴの木のオーナーも募集していますよ。
住所 :長野県安曇野市三郷小倉6568 布山久義観光果樹園
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR大糸線一日市場駅からタクシーで約10分
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約15分
電話番号 :0263-77-2975
料金 :リンゴ狩りは1100円から
安曇野市以外に同市の北側の松川村、池田町、大町市南部の観光スポットをご紹介します。
このエリアは中央部を南北に高瀬川が流れ、JR大糸線が通っていて、駅では信濃松川・安曇野沓掛・信濃常盤などがあります。
有明山(標高2268m)の北東側にあり、扇状地に広がる静かな安曇野の風景自体がスケッチの対象として人気の所です。
安曇野は美術館が多いためアートラインとも呼ばれますが、このエリアにも人気の美術館がありますのでお楽しみください。
同館は絵本画家として知られる「いわさきちひろ」の業績を記念した、世界最初の絵本美術館です。
両親が戦後開拓農民として暮らし、ちひろ自身も「心のふるさと」として親しんだ松川村に、同美術館が設けられました。
館内には、ちひろの作品だけでなく世界の絵本画家の作品が展示されており、大人も1日ゆっくり過ごせる所として人気のスポットです。
同館の展示室は5つあり、ちひろ自身の代表作や彼女の人生についての展示をはじめ、国内外のアーティストによる企画展も開催しています。
また、館内の絵本の部屋には、国内外の絵本が約3,000冊揃えられており、自由に閲覧することが可能です。
さらに絵本カフェがあり、ここでは、ちひろの好物であったイチゴのババロアなどが人気です。
同館の周りは、広大な安曇野ちひろ公園となっていて、黒柳徹子著の「窓際のトットちゃん」の世界を再現したトットちゃん広場などが設けられています。
住所 :長野県北安曇郡松川村西原3358-24
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR大糸線の信濃松川駅からタクシーで約5分
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約30分
電話番号 :0261-62-0772
定休日 : 毎週水曜日(冬季休館あり)
営業時間 :基本9:00~17:00
料金 :大人900円(高校生以下無料)
こちらは大町市常盤地区にありますが、この辺りまでを安曇野と呼んでいます。
そこにアルペンローゼ株式会社があり、ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデンは同社の施設です。
同社は「植物の持つ生命力と癒やし」をコンセプトにナチュラル化粧品を製造、販売していますが、そのコンセプトに沿ったガーデンを一般に開放しており、女性にはオススメのスポットです。
ただし、予約制ですのでご注意ください。
同スポットでは、まず西洋のお城のような建物(実はファクトリー)が目に入り、その傍らにガーデンがあります。
美と癒やしというコンセプトでさまざまな工夫が凝らされ、ゆっくりとアロマガーデンやメドウガーデンなどを巡っていきます。
そして視覚、嗅覚、聴覚、触覚など五感を総動員するようにしてガーデンを楽しむことができます。
また、カフェではハーブティーや焼き菓子などを頂くことができて休憩にぴったりです。
住所 :長野県大町市常盤9729-2
マップ: Googleマップ
アクセス :
JR大糸線の信濃沓掛駅から徒歩約5分
車の場合、長野自動車道の安曇野ICから約25分
電話番号 :0261-23-3911(事前予約制です)
定休日 :開園期間は4月下旬~11月上旬、休日は毎週水曜日、ただし祝日の場合は翌日
営業時間 :基本10:00~16:00、ただし5月~9月は17:00まで
料金 :大人1000円
北アルプスを背景にした安曇野は、日本の原風景と言えるノスタルジックなエリアです。
田園風景が広がる中にワサビ畑や清流があり、季節ごとの花も楽しめます。
一方で、ユニークな美術館が沢山あり、お気に入りの施設を訪ねることができます。
こんな安曇野をゆっくり気ままに楽しんでみてはいかがでしょうか。
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最終更新日 : 2023/06/20
公開日 : 2018/10/13