本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
アウトドアや旅行で、地図やコンパクトカメラのような取り出す頻度の高いアイテムは、メインのリュックとは分けて持ち運びしたいもの。
また、日常生活でもスマートフォンや財布、鍵など、ちょっとした荷物を持ち運びしたいときってありますよね。
そんな時に選ぶカバンの候補に上がるのが「ウェストポーチ」ではないでしょうか。
ウェストポーチは、アウトドアユースやトラベルユースのイメージが強いですが、一つあると日常生活でも大活躍するアイテムです。
ただ、「ウェストポーチは、デザインがなんか野暮ったい」というイメージをお持ちの方がいるかもしれません。
たしかに、かつてのウェストポーチはアウトドアユースに振りすぎていたモデルが多かったのは事実です。
しかし最近では、シンプルでかわいいおしゃれなタイプもたくさん登場しています。
本記事では、そんな「ウェストポーチ」を、トレンドも踏まえてご紹介します。
ウェストポーチは大きく2タイプに分けられます。
1つは、容量としては3Lほど収納可能で、スマートフォン・財布・鍵などの貴重品のみが入るようなコンパクトなサイズ。
手ぶらに近い感覚で着用できることから、近年流行しているスタイルです。
もう1つは、8Lほどのしっかりした容量を持っているウェストポーチです。
トラベルユースで、貴重品の他にガイドブックやカメラ、ペットボトル、筆記用具・・・と少し多めの荷物を入れるならこちらがオススメ。
ウェストポーチというとそこまで容量が大きくないイメージがあるかもしれませんが、8Lあれば一眼レフが入ります。
カメラを持ち歩く方には使い勝手が良いですよ。
ウェストポーチは世界的にじわりじわりとトレンド入りしてきているアイテム。
海外セレブたちがこぞって身にまとっているのは、なんとルイ・ヴィトン、ジバンシィ、バレンシアガなどのハイファッションブランドのウェストポーチなのです。
ウェストポーチは英語で”FannyPack”(ファニーパック)と言います。
どんなコーディネートでウェストポーチを着用しているか、気になる方はインスタグラムで「#FannyPack」と検索してみてください。
ウェストポーチのかけ方は大きく分けて腰がけと肩がけの2種類があります。
街中やアウトドアでは、どちらかと言うと肩がけでショルダーバッグにするというのが多い印象です。
それに対して、腰がけはもっさりしているといったイメージもありますが、例えばレディースファッションにおいては、コーディネートによっておしゃれに決まります。
ただ、腰がけにおいても肩がけにおいてもオススメしないのは、身体の後ろにかける着用方法です。
ファスナーが空いていてうっかり中身を落としても、意外と気づかないことがあります。
特に海外旅行ではスリの被害にあったりすることもあります。
そのため、できるだけ身体の前に回して着用することをオススメします。
「ウェストポーチはアウトドア感が出すぎてちょっと・・・」
そんな方には今流行りの「サコッシュ」もおすすめです。
もとは自転車レースで、レーサーがピットインする際に渡す、補給物資を詰めた袋として使われていたサコッシュ。
袋とヒモでできたシンプルな構造なので、シンプルで軽く持ち運びやすいのが特徴です。
そんなサコッシュが、貴重品をはじめ最低限の荷物を入れるのにぴったりだとして、日本のカジュアルシーン・アウトドアシーンでブームとなっています。
※合わせて読みたい: アウトドアに、旅に、日常にぴったり! 「サコッシュ」の魅力解説&おすすめ商品!
ここからはおすすめのウェストポーチを用途別にご紹介していきます。
デイユースやアウトドア、トラベルなど、ご自身の使用シーンを思い浮かべながら読んでみてください。
カジュアルユースが前提であれば、選択肢はたくさんあります。
アウトドアブランドをはじめ、ハイファッションブランド、カジュアルバッグブランドなど様々なブランドがウェストポーチを展開しているからです。
アウトドアなもの、スポーツなもの、モードなものなど、たくさんの選択肢の中から、ご自身のスタイルに合ったウェストポーチをチョイスしてみてください。
ここではカジュアルなシーンで使えるウェストポーチを中心にご紹介していきます。
日本のカジュアルバッグブランドの代表といえば「吉田カバン」が展開するPORTER(ポーター)」です。
1935年の創業以来、一貫して国内生産にこだわりカバンを作っており、その品質とトレンドに流されないデザイン性に定評があります。
この「タンカー ウェストバッグS」は、ポーターを代表する「タンカー」シリーズのウェストポーチ。
カラーリングといい質感といい、アメリカのジャケット「MA-1」を彷彿とさせるナイロン素材が印象的なアイテムです。
バッグのストラップ部分に小銭を入れられるポケットを備えていたり、ウェストポーチの背面にはジップ付きのポケットが配されていたりと機能性も十分です。
このあたりの工夫はさすがPORTERといったところでしょうか。
レザーバッグで有名なイタリアのブランド「IL BISONTE(イルビゾンテ)」からもウェストポーチが登場しています。
イルビゾンテの製品は、総じて品質の良い革素材を用い、丁寧な職人作業にて作られています。
少々値は張りますが、長く使えるバッグと考えると高くはないのかもしれません。
カラーはこちらで紹介しているナチュラルカラーがオススメ。
年月が経つと美しいアメ色に変化していきますが、手入れや使用環境によって大きく色合いが異なるのが魅力となっています。
「しっかりした素材のウェストポーチが良いけれど、アウトドアユースのものだと野暮ったい・・・」
そんな方にオススメなのが「BRIEFING(ブリーフィング)」のウェストポーチです。
BRIEFINGは、アウトドアやミリタリーをタウンユースに落とし込む、バランス感の良さに定評があるブランドです。
このウェストポーチもミルスペックと呼ばれる、日常使いにはオーバースペックとも言えるミリタリーな仕様となっています。
それでいてシンプルかつスタイリッシュなデザインのため、野暮ったくなりません。
MADE IN USAにこだわって作られたこのウェストバッグは、ホンモノ志向の方にオススメの一品です。
※合わせて読みたい: ビジネスでもアウトドアでも! 最強のバッグ「BRIEFING(ブリーフィング)」
スタイリッシュなデザインと高いクオリティに定評のあるアメリカのアウトドアブランド「THE NORTH FACE(ノースフェイス)」。
この「グラニュール」もノースフェイスらしいデザイン性の高さが特徴で、アウトドアにも、スポーツにも、タウンユースにもオススメの一品です。
アウトドアブランドが作ったプロダクトということもあり、身体へのフィット感が素晴らしいです。
そのフィット感はとても高く、ランニングのようなアクティビティにも使うことができるほど。
内部には、メッシュのポケットやキーリングが備えられているのも嬉しいポイントです。
※合わせて読みたい: アウトドアの「王道ブランド」! THE NORTH FACE(ノースフェイス)を徹底解説
レトロな素材感とロゴが特徴的な「KELTY(ケルティー)」。
日常使いやフェスにオススメのバッグブランドです。
この「ビッグ・ファニー」は、オーソドックスなデザインがどんなコーディネートにも合わせやすいです。
カラーバリエーションが豊富で、嬉しいのがどのカラーも「原色過ぎない淡い色合い」だということ。
カジュアルに合わせると良い感じに差し色になってくれます。
トラベルユースでは、セキュリティ性が最大のポイントです。
特に海外旅行での使用を考えている方は、用心してもし過ぎることはありません。
選ぶ際は、以下のポイントに気を付けて選びましょう。
本体やベルトの素材は要チェックです。
生地が弱いと、破られたり刃物で切りつけられたりしてスリの被害にあってしまうことも・・・。
特に治安の悪い地域へ行かれる方は、バリスティックナイロンやコーデュラナイロンなど、丈夫な素材を選ぶようにしましょう。
ウェストポーチのポケットはファスナーで開閉するタイプにしましょう。
フタをするだけのフラップタイプだと、フタを開けられて簡単にスられてしまいます。
もちろん、旅行先でウェストポーチを持って歩く際は、身体の前に下げて歩く、カバンのファスナーが閉まっているかこまめにチェックする、パスポートは別で分けて携帯するなどの心がけは必須です。
リュックにせよショルダーバッグにせよ、セキュリティの高さなら世界一といっても過言ではないプロダクトを作り続ける、トラベル用ラゲッジメーカーの「pacsafe(パックセーフ)」。
ウェストポーチにおいても、過剰とも言えるほどの仕様に仕上げられています。
切り裂かれないようワイヤーを編み込んだ生地を採用しており、またポケットは全て一箇所でまとまりロックが可能になっています。
また、パッド付きの裏側のポケットにはシークレットポケットが付いており、パスポートをはじめ貴重品を入れることができます。
初めての海外旅行や治安の悪い地域に行かれるなど、セキュリティ性をとことん追求するなら「pacsafe(パックセーフ)」がおすすめです。
バックパッカーの方で、ガイドブックやカメラ、ペットボトルなどを持ち運びたい方にオススメなのがGREGORY(グレゴリー)の「テールメイト」です。
「テールメイト」は、シンプルなデザインが特徴のベストセラーモデル。
ガバっと開くメインポケットと、細かいものを入れておくサブポケットが特徴です。
その中でもトラベルユースに特にオススメなのが、防弾チョッキにも採用されるバリスティックナイロンを用いたモデル。
引き裂きの心配もありませんし、生地には防水加工もされているため、急な雨からも中身を守ってくれます。
テールメイトはSサイズとXSサイズの2サイズ展開。
「テールメイトS」は容量が8Lとウェストポーチの中では大容量で、ハイアマチュア向け一眼レフと標準域のレンズがすっぽり入るのも嬉しいポイントです。
少し大きいと感じる方には容量が3.5Lと小ぶりの「テールメイト XS」もオススメです。
※合わせて読みたい: バックパック界のロールス・ロイス!至高の背負い心地を持つリュック「グレゴリー」を徹底解剖!
先ほどご紹介した「pacsafe(パックセーフ)」と並び、トラベルラゲッジメーカーとして定評のあるアメリカのブランド「EagleCreek(イーグルクリーク)」。
その名の通り、衣類の中に着用し、身体に密着させて使うウエストポーチです。
スリ対策として、パスポートやカードなどの最重要アイテムを持ち運ぶのに最も安全な選択肢だと言えます。
登山・アウトドアにおいて、ウェストポーチがあるととても便利。
貴重品はもちろん、カメラやマップ、簡単な食事を入れておけばスムーズに取り出しが可能です。
アウトドアユースで選ぶ際の主なポイントは、防水性や軽さ、収納力など。
また、長時間肩にかけても痛くならないしっかりしたベルトをもったウェストポーチをセレクトしましょう。
アウトドア・アクティビティで重要になってくるのが「軽さ」です。
特に登山のような歩き続けるアクティビティでは、長時間肩にかけることになるので、荷物の多さはそのまま負担に繋がります。
そうとはいえ、サコッシュだとヒモがちぎれたり、素材が薄くて破れてしまうこともあります。
そのため、重量と耐久性のバランスのとれた製品がおすすめです。
ノース・フェイスとともにアウトドア業界のトップをひた走るブランドPatagonia(パタゴニア)の「ライトウェイト・トラベル・ミニ・ヒップバッグ」はその軽さが特徴で、なんと99g!
付けていても重さを感じないほどです。
軽量だからといえ耐久性は犠牲にされておらず、丈夫なリップストップナイロンを使用しつつ、底には厚いダブル・リップストップナイロンが採用されています。
※合わせて読みたい: おしゃれアウトドアファッションは「パタゴニア」で決まり!定番商品紹介!
「GRANITE GEAR」は、UL(ウルトラライト)派のハイカー御用達のブランド。
軽くて強度があり、またシンプルなデザインが人気の秘密です。
定番のウエストポーチ「ヒップウィング」は、丈夫な210デニールのコーデュラナイロンを使いつつ、100gという軽さを実現しているのがポイント。
ブラックとグリーン、ブルーの定番カラーのほか、人気の「タクティカル」シリーズからはコヨーテやカモカラーがラインアップされており、日常使いでもおしゃれに使いこなせます。
路上を走るランニングや、山道を走るトレイルランニングなどのスポーツ。
「できれば手ぶらで走りたい!」ものの、最低限の小銭や鍵は持って走らなければなりません。
そんな最低限の貴重品を持ち運びするのに、ウェストポーチはとても役立ちます。
スポーツ用途のウェストポーチを選ぶポイントは「軽さ」と「フィット感」。
走る時にウェストポーチ本体が重いと負担になりますし、フィット感が悪いと走りの邪魔になってしまいます。
ランニング用にオススメなのが、高いファッション性とクオリティで押しも押されもせぬスポーツブランド「NIKE(ナイキ)」のウェストポーチ。
ベルト・ポケットともにストレッチ性があり、走っていても高いフィット感でホールドしてくれるアイテムです。
ユニセックス仕様のこの「スリムウェストパック」の他にもたくさんの種類がラインナップされているので、興味のある方は調べてみることをおすすめします。
アメリカのトレイルランニングメーカー「UltrAspire(ウルトラスパイア)」。
飛んだり跳ねたりを繰り返すトレイルランニングにおいても、安定したフィット感を持つプロダクトを生産していることに定評があります。
この「エレクトロン カスタムベルト」は「モジュールシステム」を採用しており、ボトルホルダーやポケットなどを追加でアタッチし、必要に応じてつけ外すという仕様になっています。
軽いジョギングはこのベルトのみ、距離が伸びればボトルホルダーを装着・・・といった使い分けができるユニークな製品です。
「ちょっと自転車に乗ってどこかに行こう」という時に、財布やスマートフォン、鍵などの貴重品を入れる小ぶりのカバンが欲しいもの。
カゴつきの自転車であれば、普段使っているカバンを入れてもいいですが、ロードバイクではそうはいきません。
そんなときにウェストポーチがあれば大活躍します。
なお、自転車用のウェストバッグとして選ぶなら、ショルダースタイルでかけたときにカバンがずり落ちてこないものが良いでしょう。
ずり落ちてくるとペダルをこぐ足に当たってしまい気になることがあります。
背面に滑り止めが施されたものなら、ずり落ちにくいのでオススメです。
ただ、背面の滑り止めだけでは、ずり落ち対策は完璧とは言えないのが現状です。
どうしてもずれない自転車用バッグをお求めの方は、クロスストラップを用いて3点で止めるタイプのメッセンジャーバッグを検討してみても良いかもしれません。
定番のサイクリスト向けウェストポーチと言えば、「deuter(ドイター)」が挙げられます。
ドイターのサイクルポーチは「belt 1」が有名ですが、ここで紹介する「ウィザード」は少し変わったユニークな製品。
ウェストポーチなのですがリュックにも変形できるのです。
ツーリングに行く際に、貴重品だけ収納するウェストポーチとして、近くのスーパーに行って買い物をする際に・・・などたくさんの応用が効くアイテムです。
続いては、スウェーデン発祥の登山ブランド「KLATTERMUSEN(クレッタルムーセン)」から「Fimmafang」のご紹介です。
北欧ブランドらしい、スタイリッシュで独自性のあるプロダクトデザインを得意としており、またリサイクルナイロンやオーガニックコットンなど、環境にも配慮したモノづくりにこだわっているブランドです。
ところで、「自転車用おすすめウェエストポーチの紹介で、登山ブランドのクレッタルムーセンを紹介するのはナゼ?」と思いの方もいることでしょう。
この「Fimmafang」、なんと2018年にアップデートされ、全面がリフレクター仕様になったのです。
夜間に自転車で走る際に安心の仕様となっています。
「アウトドアだけじゃなく、日常でも使える丈夫でおしゃれなウェストポーチがほしい」そんな欲張りなあなたにオススメの一品です。
タウンユースに、トラベルユースに、アウトドアユースに、一つあるととても重宝する「ウェストポーチ」についてご紹介してきました。
アウトドアなものだけでなく、カジュアルなものからフォーマルなものなど色々なタイプがありましたね。
この中からぜひお気に入りのウェストポーチを見つけ出してみてください。
とても便利なものばかりなので、日常にアウトドアに、手放せなくなることでしょう。
公開日 : 2018/11/28