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晴明神社は、安倍晴明を祀る京都市上京区の神社です。
天文学だけではなく、式神を操る力を幼いころから身に着けていたという安倍晴明。
晴明神社は、病気や怪我をはじめとする、魔除け、厄除けのご利益があると言われます。
平成に入ると夢獏良獏の安倍晴明を題材にした小説や映画が大ヒットして一躍注目されるようになります。
オリンピックで金メダルを獲得したスケーターも参拝に訪れている神社です。
晴明が術を使う際に使用したという五芒星が描かれた井戸や、触れると厄除けになる桃など、境内には見どころが満載です。
晴明神社は、1005年に晴明が亡くなった後、一条天皇が生前の功績を称えて創設した神社です。
1007年、晴明が暮らしていた屋敷の跡に創設されました。
資料によると、創設当初は東は堀川通、西は黒門通、北は元誓願寺通、南は中立売通と、東西南北に広大な敷地を誇る神社だったと言われています。
応仁の乱をはじめ度重なる戦火、豊臣秀吉の都の拡大に伴い、規模は縮小されます。
しばらくの間は古書、宝物なども散逸し、社殿も荒廃した時代が続いたそうです。
幕末以降は、氏子達が中心となった社殿・境内の整備が行われました。
1950年には、長年の念願だった堀川通に面する場所までに境内地が広がりました。
安倍晴明を信仰する多くの人の手によって再建された神社は、今では日本各地の方の崇拝を集めています。
晴明神社へのアクセス情報を紹介します。
京都市上京区、堀川通沿いにある晴明神社へは、バスを利用してアクセスしましょう。
JR京都駅をはじめ、京都の主要な駅からバスに乗り、それぞれのバス停から歩いてすぐです。
自家用車やレンターカーの場合は、晴明神社の南隣にあるコインパーキングを利用しましょう。
料金は、8:00~18:00が20分100円、18:00~8:00 120分100円となっています。
駐車可能な時間は24時間、駐車場から晴明神社までは徒歩1分程です。
京都市内の寺社仏閣が集まるエリアから少し離れているため、満車にならず駐車しやすいのが嬉しい点です。
万が一満車の場合は、「タイムズ油小路一条」といった周辺の有料駐車場を利用しましょう。
英名 : Seimei Shrine
住所 : 京都府京都市上京区掘川通一条上ル晴明町806
マップ: Googleマップ
電話番号 : 075-441-6460
定休日 :年中無休
営業時間 : 9:00~17:30
料金 : 無料
公式URL : 晴明神社
晴明神社は、堀川通りに面した程よい広さの神社です。
境内には安倍晴明像や式神の銅像など、晴明ゆかりの神社らしいものが多々あります。
神社は24時間参拝自由ではなく、9:00~17:30が参拝時間となっています。
会社や個人の祈願だけでなく、ペットの健康祈願等が行われているのも特徴です。
祈願を受ける際は、前もって晴明神社に電話で確認しておきましょう。
現代にもその活躍が伝えられ、小説や映画にも登場する安倍晴明を祀る晴明神社。
厄除けや魔除けといった様々なご利益がある、他の神社とは一味違った晴明神社ならではの見どころを紹介します。
晴明神社の玄関口とも言える大きな鳥居が「一の鳥居」です。
鳥居の額には、通常神社名やお祀りしている神様の名前が描かれることが多いですが、晴明神社では「晴明桔梗」が掲げられています。
社紋を掲げる神社は全国的にも珍しく、金色に輝く晴明桔梗は五芒星とも呼ばれ、晴明神社を象徴するものの一つです。
五芒星は、安倍晴明が創った陰陽道に用いられる祈祷呪符の一つと言われています。
暗くなると鳥居の先の参道には、提灯の明かりが灯り、普段以上に神秘的な雰囲気を感じられるのも魅力です。
一の鳥居尾くぐった先にある小さな橋、「旧・一条戻橋」は、安倍晴明と縁がある一条戻橋を境内に再現したものです。
平成7年に建て替えられた現在の一条戻橋は、晴明神社から南に100mの堀川にかけられています。
源頼光の四天王の一人に数えられる渡辺綱が、鬼女の腕を切り落とした「鬼女伝説」の地としても知られる場所です。
安倍晴明が呪法を用いて父親を蘇生させたり、式神を橋の下に配置したりしていた地としても有名な橋です。
現在でも、戻橋の戻るという意味を嫌って、葬式や嫁入り前の行列はこの橋を渡らないのが通例となっています。
晴明神社の旧・一条も戻橋は、先代の橋で使われていた欄干の親柱を境内に移築しているそうです。
一の鳥居をくぐった先には、神社名が額に記された二の鳥居があります。
2の鳥居をくぐれば、本殿やその末社、神社内の多数のパワースポットはすぐそこです。
大通りに面した一の鳥居に比べ、二の鳥居周辺は人通りが減り、神社の神聖な雰囲気を感じられます。
鳥居の横に吊るされた提灯に記されているのは、晴明桔梗です。
晴明神社の一番奥にそびえる建物が、安倍晴明と五穀や食物を司る神様を祀る本殿です。
現在の本殿は1905年に再建され、至る所に神社を象徴する晴明桔梗があしらわれています。
二の鳥居をくぐった先にある手水社で、手と口を清めてからお参りをしてみましょう。
陰陽師としても知られる安倍晴明を祀る神社のご利益は、魔除けや厄除けです。
生前にも人々の魔を祓い信頼を集めた晴明は、神として祀られた今も、同じく魔除けのご利益を授けてくれると言われます。
厄を祓えることから、厄払いの祈願に訪れる方も多い神社です。
本殿のすぐそばには、末社と呼ばれる小さな神社があります。
お稲荷さま他2柱の神様が祀られる、「齋(いつき)稲荷社」は、晴明とも深い縁がある神社です。
晴明は稲荷の生まれ変わり、晴明の母である葛の葉が稲荷の使い、キツネの生まれ変わりといった説もあります。
斎という言葉は、京都にある両賀茂神社に奉仕した皇女が籠った齋院に、かつてこの稲荷があったことに由来しています。
本殿と並ぶ、厳かな雰囲気の末社も忘れずにお参りしましょう。
末社の目の前には、周辺をベンチで囲まれたご神木があります。
晴明神社のご神木は樹齢300年を超え、かつては虫除けなどに使われる樟脳の原料でした。
静かに気に手を当て、お祈りをすることで、長年神社を見守ってきた神木のご利益にあやかれるそうです。
ご神木の周りのベンチに座って、お出かけ途中の休憩をするのも良いでしょう。
晴明神社の本殿すぐ横には、「厄除け桃」と呼ばれる大きな桃の像が置かれています。
古くから中国や陰陽道で桃は厄除けの果物と言われてきたそうです。
「古事記」や「日本書紀」といった書物にも、魔物を桃が追い払う様子が描かれています。
鬼退治で有名な桃太郎は、桃が厄除けの果物という一面から生まれたという説も。
自分に付いた厄、やましい気持ちを桃に触ることで取り去れるご利益があるそうです。
金色に輝く大きな桃は神社のパワースポットとしても知られるため撫でてみましょう。
晴明神社の中でも注目を集めるスポットが二の鳥居をくぐってすぐの場所にある「晴明井」です。
祭神でもある安倍晴明が念力を使って湧出させたという逸話が残っています。
井戸の水は飲むことで、病気平癒のご利益があると言われ、現在も湧き出た水は飲むことができます。
有名な茶人の千利休が、お茶を入れる際にこの井戸の水を使用したことでも知られています。
水が湧き出る方角は年ごとの恵方を向いているため、吉祥の水を得られるのが魅力です。
この井戸を待ち受け画面にすることで病気平癒のご利益にあやかれるという逸話から、写真撮影を楽しむ人の姿も多く見られます。
筆者は時間がないため井戸水をそのまま飲みましたが、一度煮沸をしてから飲むのが良いでしょう。
そのまま飲む場合、夏前はやや冷たい温度でした。
冬場には、よりひんやりとした井戸水がいただけます。
本殿すぐそばに置かれている銅像は、祭神でもある安倍晴明をモチーフにしています。
晴明神社に保管されている安倍晴明公の肖像画を元に作成されています。
神社の社紋になっている約2,000株もの桔梗も合わせて鑑賞しましょう。
陰陽道や天体観測など、様々な分野に精通していたと言われる安倍晴明。
衣の下で印を結んでいる手、空を見上げながら天体を観測してる姿が再現されています。
晴明神社の大きな特徴は社紋にもなっている、晴明桔梗です。
絵馬やお守りといったアイテムにも、五芒星の形をした晴明桔梗が描かれています。
魔除けにご利益を求めて描かれた絵馬が境内には、ズラッと並んでいます。
また、神社内にある社務所では、宮司さんによる占いが行われています。
9:00~16:00の間に先着順で行われているため、占いに興味がある方は立ち寄ってみましょう。
待ち時間があるほど人気の占いは、晴明神社の見どころの一つです。
本殿を正面に見て、左側の壁には「顕彰板」と言われる、安倍晴明の逸話を記したものがいくつも飾られています。
祭神である晴明の厳選された10の逸話を読んでみましょう。
呪術を使って妖を退治するなど、人間離れした晴明の伝説は小説を読んでいるかのような楽しさです。
晴明神社内で写真撮影を楽しみたい方におすすめなのが、式神と晴明が並んだ顔出し看板です。
神社がお参りの記念にならばと設置した看板は、修学旅行生から人気を博しています。
晴明井と並ぶ、写真撮影にピッタリなスポットで旅の思い出になる一枚を撮影してみましょう。
参道の脇に建てられた大きな2本の柱は「日月柱」と呼ばれています。
それぞれ上部に月と日が置かれた柱は、晴明が用いたことでも知られる陰陽を表しているとのこと。
南に日、北に月を配した大きな柱は、一の鳥居と共に訪れた人を出迎えてくれます。
日月柱の先にある四神門(しじんもん)も見所の一つです。
当時人が訪れると門が開き、去ると閉じていた門にちなみ、現在も自動で開閉します。
門の脇にある柱には、京都の4方向を守護する四神が掲げられているのにも注目してみましょう。
晴明神社では、晴明桔梗のデザインが目を引く、オリジナルのお守りを購入できます。
その中でも「みずかがみまもり」は、オリンピック金メダリストの羽生結弦選手が手にしたお守りです。
受験勉強や就職試験、大事な部活動の試合の際に、集中力を高めてくれるご利益があります。
晴明神社は所用時間30分程の観光スポットです。
ここでは、周辺にある神社やお寺などのおすすめ観光スポットを紹介します。
サッカーにゆかりがあるスポーツ好きに注目のパワースポットをはじめ、京都らしい個性が光る場所に足を運んでみましょう。
JR京都駅市バス9系統、市バス101系統に乗車、「堀川今出川」下車から徒歩すぐの場所にある神社です。
崇徳天皇と淳仁天皇を祀る神社と共に、蹴鞠の神様・精大明神が祀られています。
そのため、蹴鞠に似たサッカーや球技の神様として親しまれているパワースポットです。
1998年のフランスワールドカップの際、メディアで紹介されたのを機にサッカー選手や関係者も訪れる神社となりました。
境内には2001年に蹴鞠の碑が建立され、近年になるとサッカーから球技全般の神様として親しまれています。
末社には武道の神様も祀られているため、部活動をしている中高生も多く訪れる観光地です。
白峯神社の一番奥には、有名選手の色紙も飾られている本殿があります。
本殿のすぐ隣には、野球、サッカー、バスケットボールなど、あらゆる競技の公式球が置かれているのが魅力です。
選手のサインやメッセージ付きのお宝グッズに出会えるチャンスのため、スポーツ好きの方にも良いでしょう。
マグネット式のお守りやヘアバンド、リストバンドなど、スポーツの神様らしいお守りやグッズが揃います。
住所 : 京都市上京区飛鳥井町261番地
マップ: Googleマップ
アクセス : 市バス9系統、101系統「堀川今出川」から徒歩すぐ、晴明神社から徒歩5分
電話番号 : 075-441-3810
定休日 : 年中無休
営業時間 : 10:00~17:00
料金 : 無料
公式URL : 白峯神社
地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩5分、2016年から通年無料公開となり、多くの人が訪れる人気観光スポットとなったのが京都御所。
国有財産に分類される京都御所は、宮内庁が管轄する皇室用財産です。
自然豊かな 京都御苑 の北部にある現在の京都御所は、江戸末期の1855年に造営されています。
長らく天皇の住まいとして利用されていた京都御所は、観光スポットながら厳かな雰囲気です。
京都御所の中でも正殿にあたる「紫宸殿(ししんでん)」は、最も格式高い建築と言えます。
明治、大正、昭和天皇の即位式が行われた貴重な建築は写真に収めましょう。
建物の前に植えられた「左近の桜」、「右近の橘」をはじめ、自然豊かな敷地内を散策するのも良いですね。
御池庭と呼ばれる池泉回遊式庭園では、秋の鮮やかな紅葉をはじめ四季折々の景色を鑑賞できます。
広い敷地内を歩く際は、スニーカーをはじめ歩きやすい格好がおすすめです。
住所 : 京都市上京区京都御苑内
マップ: Googleマップ
アクセス : 地下鉄烏丸線、今出川駅から徒歩5分
電話番号 : 075-211-1215
定休日 : 天候などにより不定休あり
営業時間 : 【9月及び3月】9:00~16:30(入場は15:50)【10月~2月】9:00~16:00(入場は15:20)【4月~8月】9:00~17:00(入場は16:20)
料金 : 無料
公式URL : 京都御所
JR京都駅から市バス50・101系統、「北野天満宮前」下車から徒歩すぐ、京福電車「白梅町駅」から徒歩5分の観光スポットです。
学問の神様と呼ばれる菅原道真を祀った 北野天満宮 には、全国各地から受験生が参拝に訪れます。
通称として天神さん・北野さんと呼ばれる神社は、福岡県の太宰府天満宮と並んで、全国各地の天神信仰の中心と言われる場所です。
現代より1,000年以上前の947年に、菅原道真を祀ったのが神社の始まりとされています。
北野の地は天のエネルギーが満ちる聖地とも言われ、学業のみならず様々なご利益のあるパワースポットとして人気です。
境内の中央にある本殿は、本最古の八棟造(権現造)。
1607年に造営された本殿は、建築的にも貴重なもので国宝に指定されています。
毎月25日には、本殿周辺のライトアップが行われ、普段以上に華やかな姿を鑑賞できるのが魅力です。
北野天満宮には、水害を防ぐために豊臣秀吉が造ったという御土居が残ります。
築山のような御土居には、自然林と人工的に植えられた木々を合わせて、350本以上もの紅葉が植えられているそうです。
秋になると、御土居を中心に、境内にかかる鶯橋周辺などが紅葉の鮮やかな赤に染まります。
紅葉のピークを迎える頃には、期間限定で秋の紅葉ライトアップが行われるのも特徴です。
暗闇の中に照らし出される美しい紅葉を鑑賞しましょう。
朱塗りの橋と赤や黄色の紅葉が織りなす景色は、しばらく眺めていたくなるほどの美しさです。
新緑の季節は、葉が緑色の青もみじが見ごろとなります。
青紅葉で溢れる境内は、暑さを感じる季節でもどこか涼し気に感じられます。
住所 : 京都府京都市上京区御前通今出川上る馬喰町
マップ: Googleマップ
アクセス :JR京都駅から市バス50・101系統、「北野天満宮前」下車から徒歩すぐ、京福電車「白梅町駅」から徒歩5分
電話番号 : 075-461-0005
定休日 : 年中無休
営業時間 : 【4月~9月】5:00~18:00 【10月~3月】5:30~17:30(もみじライトアップ期間は9:00~20:00まで)
料金 : 無料
公式URL : 北野天満宮
晴明神社は、京都市内の洛中にある観光スポットです。
市内の中心付近にあり、大通りにも面していることからアクセスしやすい立地にあります。
晴明を祭神にした神社内にあるパワースポットを巡ってみましょう。
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公開日 : 2019/08/29