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1. 学問の神様を祀る受験生から人気のスポット!「北野天満宮」
3. 蹴鞠やサッカーなど球技の神様が祀られる神社!「白峯神社」
京都御苑は、敷地内にある全ての施設の総面積が92ha、公園部分のみだけでも65haという広大な面積の公園です。
かつて140以上の公家屋敷が立ち並んでいたというこの場所を、明治時代に入り公園として整備したのが始まりです。
明治時代以降、しばらくは宮内省の管轄でしたが、宮内省の解体後に現在の環境省に管轄が引き継がれています。
戦後には国民公園と位置付けられた京都御苑には、京都御所をはじめとする歴史ある建築、市民が利用できるテニスコートや休憩場といった施設が完備されています。
京都御所のような広大な敷地の観光スポットの他にも、江戸時代幕府と尊王攘夷派の志士が争った「蛤御門」も残っているのが魅力です。
500種類以上の商物、約5万本に及ぶ樹木が植えられた京都御苑は、花見や野鳥観察スポットとしても知られます。
京都御苑設立の元となった内裏は、平安遷都当時、現在の千本通付近を中心とした京都の西側にありました。
その後、内裏が幾たびにもよる火災によって元の場所に再建することが不可能となったため、里内裏が設けられたそうです。
のちに里代理の市は変遷したものの、東洞院土御門殿が南北朝時代、光明天皇の里内裏のなったことで、1392年にこの地が皇居となりました。
時代が進んでいくに連れて、当初の4500坪からどんどん敷地は広がっていきました。
応仁の乱の戦火、戦国時代の荒廃など、幾度となる火災や戦火の被害を受けたものの、織田・豊臣による復興、徳川による造営によってその姿を残しています。
2019年時点、京都御苑内に残る内裏は1855年完成の安政造営で再建されたものです。
現在公園となっている部分は、明治時代まで宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ町でした。
その後、都が東京に移った機に邸宅はなくなり、この辺り一帯は一時期荒廃します。
その状態を憂いた天皇や岩倉具視などによって、御所保存・旧観維持が建議され、公家屋敷の空家撤去、跡地の整備が開始されたのが京都御苑の始まりです。
1947年には皇居外苑・ 新宿御苑 ・京都御苑、3つの公園が厚生省のもと国民公園として発足しました。
1971年に環境省が創設されて以来、環境省が管轄を引き継ぎ、敷地内の自然保護に力が入れられるようになったそうです。
住所 : 京都府京都市上京区
マップ: Googleマップ
電話番号 : 075-211-6364
定休日 : 年中無休(一部施設を除く)
営業時間 : 常時入場自由(一部施設を除く)
料金 : 無料(一部施設を除く)
公式URL : 京都御苑
京都御苑は、地元の方から観光客まで幅広い層の方が訪れる観光スポットです。
広大な敷地の中には、運動施設や休憩所、茶室や歴史的遺構まで多岐に渡る施設が完備されています。
園内のほとんどが砂利道となっていますが、西側の道はほとんど平らな舗装路となっているため、車いすの方や足が不自由な方も安心です。
車いすの方が出入りしやすい思いやり駐車場、多目的トイレも完備されています。
園内の施設や案内マップは、多言語のものが用意されているため、国外の方と訪れる際も便利です。
南北が1.3km、東西が0.7kmもある国民公園を観光する際は、歩きやすい服装で行きましょう。
京都御苑を巡る上で欠かせない名所の一つが、1331年から1869年の内裏を現在もそのまま保存している京都御所です。
京都御所は基本的に無料で公開していますが、月曜と年末年始が定休日となっています。
拝観時間は9:00~17:00となっているものの、季節によっては16:00まで拝観時間です。
入場の際は簡易的な荷物検査を受け、首から入場許可証をぶら下げる必要があります。
事前予約等は必要ないため、京都御苑観光と合わせて立ち寄ってみましょう。
京都御苑は、現在京都の中心部に位置する京都府京都市上京区にあります。
観光の中心になる京都駅からは電車で約30分程という立地です。
バス亭や最寄り駅から徒歩5分ほど、園内にあるいくつかの門から自由に入退場できます。
京都御苑には2つの駐車場が完備され、両方を合わせると200台以上もの車を停車できます。
自家用車でアクセスする際は、来苑者専用の駐車場を利用しましょう。
寺町通沿いにある「清和院駐車場」は、8:40~20:00まで営業に駐車場です。
烏丸通側の「中立売駐車場」は、7:40~19:30までながら24時間出庫可能になっています。
料金は3時間まで800円、以降30分毎プラス100円です。
中立売駐車場には、体が不自由な方が乗り降りをしやすい思いやり駐車場も完備されています。
おもいやり駐車場の利用証を持っていない方も利用できるため、利用の際は問い合わせてみましょう。
四季折々の自然が織りなす景色、苑内の歴史的遺構、内裏をそのまま保存している京都御所など見どころ満載です。
自然散策と歴史散歩を一度に楽しめる京都御苑に立ち寄ってみましょう。
京都御苑内には、江戸時代ごろまで宮家や公家の邸宅が多く立ち並んでいました。
明治時代に入り、都が東京に移ったのに際して、多くの邸宅は東京へと移ります。
「閑院宮邸跡」は旧宮内省京都支庁として使われ、現在も当時を偲ぶことのできる遺構です。
園内に唯一残った当時の邸宅は、3年に渡り改修・整備が行われ、庭園も復元整備されています。
閑院宮載仁親王が1877年東京に移住するまで使われていた邸宅は、2019年現在無料公開中です。
四つの棟で構成される建物の展示室、縁側から四季折々の庭園美を鑑賞しましょう。
京都御苑の外郭九門の一つに数えられる「蛤御門」は、正式名称「新在家御門(しんざいけごもん)」と呼ばれる門です。
1788年の天明の大火の際、今まで開かずの扉だったこの門が、日に炙られて蛤のように開いたことから蛤御門と名付けられました。
現在は京都御所の出入り口として使用されており、貴重な歴史的遺構でもあります。
1864年、尊王攘夷派と徳川幕府が争った激戦地となったのが蛤御門です。
蛤御門の変(禁門の変)とも呼ばれる戦の爪痕が、今も門に命中した弾痕となって残ります。
広大な敷地を誇る京都御苑内は、バードウォッチングのスポットとなるほど自然に溢れています。
約200本もの木々が植えられている梅林は、京都御苑に春の訪れを感じさせます。
暖かくなるに連れて、甘い香りを漂わせる桃林の花が咲き始め、糸桜や山桜といった園内の木々が一斉に色付き出します。
桜のピンク色の花びらが舞う京都御苑内は、春らしい明るく爽やかな雰囲気です。
広い苑内を散策しやすい気温の季節のため、咲き誇る花を鑑賞しながらぐるっと苑内を巡ってみるのも良いでしょう。
初夏になると小川は太陽に照らされてキラキラと光り、京都御苑内は新緑の季節となります。
蝉の鳴く声を聴きながら夏の訪れを感じましょう。
筆者が訪ねた7月初旬は、30度を超える気温でしたが、園内にある木陰を歩くと昼間でも涼みながら歩けました。
夏場は涼しい休憩所等を利用しながらの観光が良いでしょう。
過ごしやすい上に、木々の葉が色付いた風情ある景色を楽しめるのが、京都御苑の秋です。
大きなイチョウの木は黄葉に、園内のモミジは真っ赤に紅葉した姿を鑑賞できます。
一面に木々が植えられている「母と子の森」一帯で、落ち葉の香りを感じながらの紅葉狩りをするのも良いでしょう。
秋本番になるとキンモクセイが香り、虫たちの鳴く声も聞こえてくるため、五感を使って季節の訪れを感じられます。
京都御苑内には、無料で利用できる3つの休憩場が完備されています。
中立売御門の北側にある「中立売休憩所」は、御苑の木々に囲まれた森の休憩所といった雰囲気の施設です。
春や秋の過ごしやすい季節には、テラス席に座って京都御所を眺めながら休憩ができます。
休憩所には京都の名産品を扱うショップ、レストランに情報発信コーナーがあります。
木製のインテリアで統一された暖かみのある空間で、ゆったりくつろぎましょう。
車いすの貸し出し、コインロッカーも完備されているため、様々なシーンで利用できるスポットです。
京都御所内の南に建つ、御所内でも一番大きな建物が、かつての内裏の正殿にあたる「紫宸殿」です。
屋根は入母屋造、檜皮葺きの100年以上前に建てられた紫宸殿で、天皇の即位、元服、立太子、節会など、重要な公的儀式が行われてきました。
紫宸殿の正面には、朱塗りの外観が目を引く「承明門」が建てられています。
白砂の南庭の遥か奥にそびえる紫宸殿は、多くの人が観光に訪れる現在でも神聖な雰囲気を感じさせます。
儀式でも利用されていた天皇の御座「高御座」や皇后の御座「御帳台」が、建物の中央と東にそれぞれ置かれているそうです。
紫宸殿の前には左近の桜、右近の橘が植えられ、春になると花を咲かせます。
観光客の多くが写真撮影を楽しむ紫宸殿。
撮影OKですが、撮影する際は、他の観光客の方が映らないように注意してほしいとのことです。
紫宸殿の北西にある「清涼殿」は、天皇の住居として利用されていたこともある建物です。
天正期に御常御殿が造られた後は、儀式や天皇の執務が行われる場となりました。
住居として使用されたいたため、建物内部に仕切りがない紫宸殿とは異なり、多くの部屋は仕切られています。
屋内には天皇の日中の御座「昼御座(ひのおまし)」、寝所の夜御殿(よるのおとど)といった部屋があります。
中に入ることができないため、建物の外を歩きながら部屋を観察してみましょう。
京都御所内の小御所や御常御殿といった建築のすぐそばには、池を中心とした広大な日本庭園が広がります。
池を中心とした風光明媚な庭園を造り上げたのは、建築家、画家、作庭家など、様々な顔を持っていた小堀遠州です。
小御所、御学問所の東側にある庭は、大きな池が中心となっているため「お庭池」と呼ばれます。
池の中には小さな中島がいくつかあり、そこに至る石橋がいくつか造られています。
晴れた日には池に周辺の木々が映り、趣のある景色を鑑賞することができます。
御常御殿東側、庭園に水を導いた遣水を利用した庭園を「御内庭」と呼びます。
松をはじめとする木々に囲まれた庭園の先には、4畳半茶室の「錦台」といった建築も見られます。
秋になると庭園周辺の木々が赤や黄色に染まり、隠れた紅葉の名所にもなります。
京都御苑周辺には、学問の神様を祀る神社として知られる北野天満宮をはじめ、パワースポットとして知られる神社があります。
陰陽道にも通じていたという安倍晴明を祀る神社、球技の神様といわれるスポーツ全般にご利益がある神社など、個性溢れる観光スポットばかり。
自然と歴史的建築を一度に楽しめる京都御苑と合わせて、神社巡りを楽しんでみるのも良いでしょう。
北野天満宮は、京都御苑から市バスに乗って15分程の場所にある人気観光スポットです。
天神信仰の中心的な神社として知られる北野天満宮には、全国各地から多くの参拝客が訪れます。
1,000年以上昔に創設された国宝に指定されている社殿をはじめ、歴史的価値のある建築を巡っていきましょう。
北野天満宮で祀られている神様は、学問の神様として知られる菅原道真です。
受験シーズンになるとそのご利益を求めて多くの人が訪れます。
本殿を含む「本殿、石の間、拝殿、楽の間」は、それぞれの間が廊下で繋がっている特徴的な造りをした建築です。
1,607年に再建されて以降、その姿を現在にまで残す社殿は、桃山文化特有の華やかさを感じさせます。
本殿の前にある中門は、通称「三光門」と呼ばれる北野天満宮を代表する建築です。
日、月、星が梁の間に彫られているため、三光門と呼ばれるようになりました。
門の上部にある額には、上部に掲げられた後西天皇御宸筆の天満宮の文字が書かれ、豪華絢爛な装飾と相まって参拝客の目を引きます。
三光門と呼ばれる中門ですが、よく見ると星が欠けているため、星欠けの三光門とも呼ばれています。
かつての朝廷にある大極殿からこの門を見ると、門の真上に北極製が輝いていたため、あえて星を彫らなかったそうです。
空と一つになり平安京を守っていた「星欠けの三光門」は、重要文化財にも指定されています。
住所 : 京都府京都市上京区馬喰町
マップ: Googleマップ
アクセス : 京阪電車「白梅町駅」から徒歩5分、JR「京都駅」より市バス50・101系統に乗車、「北野天満宮前」下車すぐ
電話番号 : 075-461-0005
定休日 : 年中無休
営業時間 : 【4月~9月】5:00~18:00 【10月~3月】5:30~17:30(もみじ苑ライトアップ期、正月等は延長)
料金 : 無料(宝物殿、梅苑、青もみじ、もみじ苑は別途料金あり)
公式URL : 北野天満宮
晴明神社は、1007年に一条天皇が生前の安倍晴明の功績を讃えて創設した歴史ある神社です。
創設当初は東は堀川通、西は黒門通、北は元誓願寺通、南は中立売通まで、東西南北に広がる広大な敷地の神社でした。
天文学だけではなく、式神を操る力を身に着けていたという安倍晴明を祭神とした神社は、パワースポットとして知られます。
厄除け、魔除けのご利益がある晴明神社ですが、オリンピックアスリートが参拝に訪れたことから、勝負ごとの前に訪れる人の姿も見受けられます。
鳥居や本堂には、晴明桔梗と呼ばれるこの神社ならではの五芒星の印があしらわれ、他の神社との違いを感じられます。
所要時間15分前後で境内すべての要所を回れるので、観光の隙間時間に訪ねてみるのも良いでしょう。
式神を操る逸話など、不思議な力を持っていたとされる安倍晴明。
晴明を祭神として待っている神社の中には、いくつものパワースポットがあります。
その一つが、安倍晴明が念力によって水を湧き出させたという晴明井です。
有名な茶人の千利休が、お茶を入れる際に水を使用したことでも知られる晴明井。
現在も水が湧き出る井戸水は、実際に飲める上に病気平癒のご利益があると言われます。
住所 : 京都府京都市上京区晴明町 806堀川通
マップ: Googleマップ
アクセス : 市バス「一条戻橋・晴明神社前」バス停から徒歩2分
電話番号 : 075-441-6460
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00〜17:30
料金 : 無料
公式URL : 晴明神社
※合わせて読みたい: 陰陽師を祀るパワースポット!「晴明神社」の見どころを徹底解説
市バス「堀川今出川」バス停から徒歩すぐ、晴明神社から徒歩5分程の場所にあるのが「白峯神社」です。
崇徳天皇と淳仁天皇を祀る神社には、蹴鞠の神様、精大明神が祀られています。
蹴鞠と似たスポーツのサッカー関係者の方が訪れるほどのパワースポットには、勝負事を前にした学生や社会人の方が訪れるそうです。
1998年のフランスワールドカップの際に、メディアからも注目された白峰神社。
神社の本殿には、有名サッカー選手のサインや球技全般のアスリートによる奉納品が溢れています。
マグネット式のお守り、身に着けられるリストバンドなど、球技の神様を祀る神社らしいお守りを購入してみるのも良いでしょう。
住所 : 京都市上京区飛鳥井町261番地
マップ: Googleマップ
アクセス : 市バス9系統、101系統「堀川今出川」から徒歩すぐ、晴明神社から徒歩5分
電話番号 : 075-441-3810
定休日 : 年中無休
営業時間 : 10:00~17:00
料金 : 無料
公式URL : 白峯神社
京都御苑は、京都の中心部にある広大な敷地を誇る国立庭園です。
園内の自然を見ながら散策したり、歴史的な遺構を鑑賞したりと、その人に合った楽しみ方ができます。
かつての内裏をそのまま残し、年間通じて無料開放している京都御所など、見どころ満載の公園で観光を満喫しましょう。
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公開日 : 2019/11/18