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3. 世界一高い自立式電波塔!下町のシンボル「東京スカイツリー」
浅草神社は、東京都台東区の浅草寺の本堂隣にある神社です。
浅草寺の創設にかかわった3人の人物が祭神となっているため、三社様の愛称で親しまれています。
628年に不漁で困っていた漁師が、網にかかった聖観世音菩薩を祀ったことが浅草寺・浅草神社の起源です。
その後、浅草寺の創建に関わった土師真中知をはじめとする3人の人物を祀るため、土師真中知の子孫によって建てられたのが浅草神社です。
現在、境内に残されている社殿は、1649年、徳川家光の寄進によって建てられています。
1951年には拝殿・幣殿・本殿の3つが重要文化財に指定されています。
明治政府より発せられた神仏分離令の際に、三社明神社と名付けられ、その6年後に現在の浅草神社という名前となりました。
住所 : 東京都台東区浅草2-3-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 03-3844-1575
定休日 : 年中無休
営業時間 : 常時参拝自由
料金 : 無料
公式URL : 浅草神社
浅草神社は、浅草の中でも人気の観光スポットである浅草寺の隣にあります。
浅草寺には多目的トイレや車いすが通りやすい舗装された道が完備され、浅草神社観光の際も通り道であるため利用可能です。
浅草神社まで仲見世通り周辺から向かう場合は、メイン通りではなく脇道を通ると、比較的スムーズに本殿までたどり着けます。
常時参拝自由の神社内は、夜になるとライトアップされるため、夜でもお参りができます。
敷地そのものはそれほど広くはないものの、重要文化財に指定されている3つの建築や石碑といった見どころは豊富です。
浅草神社の氏子を中心に行われる毎年5月の三社祭りは、都内を代表する大規模なお祭りに数えられています。
季節を問わず、変わらない姿で参拝客を出迎えてくれる神社で、観光を楽しみましょう。
浅草神社は、つくばエクスプレス、都営地下鉄、JR、東武スカイツリーラインの浅草駅から徒歩5分程でたどり着けます。
浅草神社周辺は年間を通して観光客が多いため、移動の際は地図上の距離以上に時間がかかることを頭に入れておきましょう。
浅草神社の境内まで空いている道を通りたい場合、仲見世通りの脇道、観光を楽しみたい場合は仲見世通りを歩くと良いです。
浅草神社、浅草寺には駐車場が完備されていません。
年間を通して観光客が多く、混雑する浅草観光の際は、基本的に公共交通機関を利用するのが良いでしょう。
それでも自家用車を利用する場合は、浅草神社周辺の有料駐車場に駐車することができます。
周辺には「雷門地下駐車場」や「アス・タック浅草ビル駐車場」といった大型駐車場があります。
基本的に小さな有料駐車場は満車となっていることも多いですが、数は比較的多いので周辺を探してみましょう。
197台駐車可能な「雷門地下駐車場」は、最初の30分が200円、以降15分ごとに100円となっています。
雷門に近く、浅草観光をする際に便利な駐車場です。
「アス・タック浅草ビル駐車場」は、30分毎500円、駐車場のあるビルに入る商業施設「まるごとにっぽん」の利用で30分無料となります。
浅草寺の創成にも関わり、三社様の愛称で親しまれる神社には、御朱印からユニークな石碑、重要文化財の社殿まで見どころ満載です。
見逃しがちなスポット情報まで、浅草好きな筆者目線のおすすめポイントもご紹介します。
浅草神社は、浅草寺の本堂すぐ隣にあります。
人気観光スポットの隣にあり、浅草観光で立ち寄りやすい神社です。
神社の目印となる大きな鳥居は、神域と人間が住む俗界の境界を表しています。
直線的なデザインが特徴の「神明鳥居」と呼ばれる形式で作られた鳥居は、1885年に建てられたものです。
歴史ある鳥居をくぐって境内に入っていきましょう。
手水社は、参拝者が浄水で両手や口を濯ぎ、心身を清めるための場所です。
手水社の中に作法を記した張り紙があるため、あまり神社を訪れない方も気兼ねなく利用できます。
本殿、幣殿、拝殿からなり、幣殿と拝殿が渡り廊下で繋がっているのが浅草神社の社殿です。
権現造利と呼ばれる建築様式で建てられた社殿は、日光東照宮といった有名な建築と同じ造りになっています。
現在浅草神社に残る社殿は、1649年に江戸幕府3代将軍の徳川家光によって建てられたものです。
関東大震災の被害を逃れ、350年以上の歴史を誇る社殿は、国の重要文化財に指定されています。
1996年には、3億5千万の費用をかけて劣化していた部分の補修が行われ、現在の姿になったそうです。
社殿の脇に目を向けると、平和や幸福の象徴とされる麒麟や鳳凰、体が魚で翼を持つ飛龍といった神獣が描かれています。
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」にまつわる記念碑があります。
通称こち亀は、浅草ではなく葛飾区を舞台とした漫画です。
浅草神社の境内に「こち亀石碑」が建てられたのは、主人公である両津勘吉出生の地であることが関係します。
「友情はいつも宝物」と書かれている通り、子供時代の親友と両津が再会を果たす地がこの石碑のある場所です。
漫画ファンはもちろん、神社の中にユニークな石碑があることを立ち寄って確かめてみましょう。
扇塚は、名前の通り扇形をした石碑です。
石碑の下にある扇の形をしたくぼみに扇を入れて、毎年4月8日に古い扇子がお焚き上げされています。
「初代市川猿翁句碑」は、明治から戦後にかけて活躍した歌舞伎役・初代市川猿翁の句を記した碑です。
市川猿之助から猿翁を襲名する際に詠んだ句は、猿翁として芸の道をより極めて行こうとする市川猿翁の心情が分かります。
石碑の周囲は木々に囲まれ、四季折々の景色を鑑賞できるエリアです。
その他にも江戸時代の狂歌師・浅草庵市人の歌を詠んだ「ほととぎすの碑」、浅草出身の俳人であり小説家の「久保田万太郎碑」など、境内には13個も石碑があります。
境内をぐるりと巡りながら探してみましょう。
浅草神社の氏子四十四ヶ町を中心に行われる「三社祭」は、国内外の観光客から注目されるイベントです。
神輿渡御が街中を巡るお祭りは、毎年五月の第3金・土・日曜日に行われます。
東京を代表するお祭りに数えられる三社祭中は、一年の中でも浅草が最も活気付く時です。
初日は街中を大行列が練り歩き、東京都無形文化財指定の「神事びんざさら舞」も行われます。
ご神体あるいは御霊代が乗せられているお神輿を担いだ人々が街中を回っていく姿は、見ているだけで圧倒される迫力です。
実際にお神輿を毎年担いでいる友人に聞いてみたところ、100基の神輿が街を巡る3日目の「町内神輿連合渡御」が見どころとのこと。
御朱印ブームも相まって、観光客から注目されるのが浅草神社の御朱印です。
御朱印は、参拝者が神社を参拝した証として押印される印章・印影のことをいいます。
浅草神社で御朱印を押してもらう場合は、料金が500円、時間は9:00~16:30です。
紙に御朱印が押されることはないため、御朱印帳を持って窓口に向かいましょう。
通常の御朱印でも月ごとに押される色が違うため、カラフルな色合いを楽しめます。
浅草神社では、初詣、節分、ひな祭り、墨田川花火大会記念御朱印など、訪れた日にちによっては特別な御朱印を押してもらうことができるのも魅力です。
社殿の裏手にあり、見逃しがちな穴場スポットが「被官稲荷神社」です。
江戸時代後期の浅草の町火消・新門辰五郎の妻が病気になった際、伏見稲荷に祈願し全快しました。
町の人がお礼の意味も込め、祭神御分身を浅草の地に勧請したのがこの神社です。
浅草神社の末社として境内にある神社は、出世や就職にご利益があるとされています。
鳥居をくぐった先にある小さなお堂は、関東大震災の戦火も潜り抜けた歴史あるものです。
神様の使いといわれる狐が祀られた神社には、油揚げをお供えしていく方がいます。
浅草神社の中にある恋愛成就や夫婦円満のパワースポットが「夫婦狛犬」です。
江戸初期に作られたこの狛犬のように、2体寄り添った姿で建てられているのは非常に珍しいとのこと。
寄り添って佇む姿から、良縁や夫婦円満のご利益があるとされています。
鳥居すぐ近くの林の中にあるため、見逃さないようにしましょう。
神社で購入できる「願ひ守」に同封されている2つの石のうち一つを、夫婦狛犬近くの納め処に収めると良いそうです。
赤い傘の下に寄り添い合う狛犬は、愛らしさすら感じさせます。
居をくぐって直ぐ左手にある赤い建物が「神楽殿」です。
神楽殿では、神様に奉納する神楽や舞踏といった神事が行われます。
神楽殿で行われる「神事びんざさら舞」は、田植え行事が芸能化されたものであり、東京都無形文化財に指定されています。
その他、巫女舞をはじめ、年間を通して様々な催しが行われます。
浅草神社周辺には、年間を通して多くの人が訪れる人気スポットが豊富です。
浅草を代表するお寺「浅草寺」や日本各地の名産品やグルメに出会える新名所「まるごとにっぽん」など、徒歩圏内のスポットを厳選しました。
浅草神社のすぐ隣に本堂がある「浅草寺」は、浅草を代表する観光スポットです。
628年、推古天皇の時代に建てられた浅草寺は、日本で最古のお寺とも言われます。
一年を通して国内外の参拝者が訪れる広大な敷地の神社は、初詣の参拝者数が常に日本トップ10入りという人気ぶりです。
天下統一を果たし、江戸幕府を開いた徳川家康も「関ヶ原の戦い」を前にして参拝したと言われます。
聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)を祀る本堂、お釈迦様の遺骨が奉納されている五重塔など見どころが満載です。
訪れた人を出迎えてくれる「宝蔵門」は、別名「仁王門」とも呼ばれる大きな門です。
高さ21mを超える門の左右には、門の迫力に負けないほどの力強さを感じられる仁王像が配置されています。
山形県から奉納された大きなわらじが奉納されている大きな朱塗りの門は、記念撮影スポットにも良いでしょう。
「影向堂」は、1994年に建設されたお堂です。
本尊をサポートしているという守り本尊8体が安置されています。
お寺に来たことを証明する御朱印を押してもらう方は、こちらに立ち寄りましょう。
お堂の周囲には、秩父にある三峰神社の神様を祀る「三峰社」、商売繁盛の神様と言われる大黒天もあります。
境内の北西にある影向堂は、観光の際見逃しがちなエリアのため、参拝の際は立ち寄ってみましょう。
住所 : 東京都台東区浅草2-3-1
マップ: Googleマップ
アクセス : 東京メトロ浅草駅から徒歩5分
電話番号 : 03-3842-0181
定休日 : 年中無休
営業時間 : 6:00~17:00(冬季は6:30~)
料金 : 無料
公式URL : 浅草寺
※合わせて読みたい: 境内は見どころ満載!浅草寺の見どころを総解説!周辺観光地に浅草グルメスポットも紹介!
まるごとにっぽんは、2015年に浅草東宝会館やボウリング場の跡地に造られた商業施設です。
1Fから4Fまでの大きな施設の中には、日本各地のグルメや特産品のお店やブースが並んでいます。
グルメが集まる「にっぽん食市場 楽市」、生活雑貨やインテリアのフロア「くらしの道具街 和來」など、階ごとにコンセプトがあるのも特徴です。
館内にあるショップの8割が東京初出店のため、東京ではここでしか買えない商品に出会えます。
まるごとにっぽんの1Fにある「にっぽん食市場 楽市」は、地方の豊かな旬の品が集められたフロアです。
館内のグルメをその場で食べられる休憩場や、一休みできるベンチも設けられています。
愛媛県の契約農家から仕入れられる野菜や果物を使用したジュースやスイーツを味わえるのが「スマイル&スウィーツ」です。
蛇口から出るオレンジジュースのように見た目がユニークな商品もあります。
まるごとにっぽんの2Fは、工芸品、生活雑貨が集まる「暮らしの道具街 和來」というフロアです。
神棚、まくら、ジーンズ、ヘルスケア商品など、お店ごとに異なる様々な商品が並んでいます。
2019年の10月~11月30日まで期間限定で開いている「JAPAN BLUE JEANS」は、岡山県倉敷市のショップです。
元はデニム生地メーカーというジーンズショップだけあり、素材にこだわった豊富な色合いのジーンズが揃います。
ヨーロッパやアメリカといったジーンズの本場を満足させる素材に、こだわり抜いたシルエットの商品を手に取ってみましょう。
その他にも、3Fでは各市町村が魅力を発信している「おすすめふるさと」、4Fには各地のグルメが集まるレストラン街もあり見どころが豊富です。
4Fにはスカイツリーを一望できるちょっとしたテラスもあります。
住所 : 東京都台東区浅草2-6-7
マップ: Googleマップ
アクセス :
つくばエクスプレス 浅草駅から徒歩1分
東武スカイツリーライン浅草駅から徒歩7分
東京メトロ銀座線 浅草駅から徒歩8分
電話番号 : 03-3845-0510
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~23:00
料金 : 無料
※合わせて読みたい: 「まるごとにっぽん」を徹底取材!各地のグルメや特産品が大集合
浅草や錦糸町、両国といった人気観光地から近く、江戸の景観を代表する隅田川を背景にした下町のシンボルが「東京スカイツリー」です。
2012年に開業したスカイツリーは、高さ634メートルを誇り、世界一高い自立式電波塔としてギネスに認定されています。
世界一高いという理由だけでなく、634=むさしという日本人になじみのある響き、旧国名の武蔵国をイメージしてその高さとなったそうです。
東京スカイツリーには、地上350メートルの天望デッキと地上約450mの天望回廊の2つの展望台が備えられています。
天望デッキ内には、下町風情を感じさせる屏風絵や辺り一帯の景色を説明する「東京時空ナビ」といった見どころもあります。
東京スカイツリーのお膝元にあるのが「新・下町流」がコンセプトになっている「 東京ソラマチ 」です。
東京ソラマチ内には、プラネタリウムや水族館といった「遊ぶ」、ファッションからお土産まで揃う「買う」、ソラマチタベテラスをはじめとする「食べる」が揃っています。
300以上の多彩なショップが揃う商業施設は、下町風情を感じさせつつ、近代的なデザインも取り入れた新・下町流を感じられます。
ソラマチ1Fにある「ソラマチ商店街」は、全長120mの直線に約30ものお店が並んでいるエリアです。
食べ歩きができる「マリオンクレープ」、「茶和々」では、クレープや抹茶スイーツをいただきましょう。
「ジャパンスーベニア」という、飴細工や手ぬぐいなど日本らしい商品が並ぶエリアもあります。
新・下町流というコンセプト通り、下町らしさや日本の伝統技術を生かした商品が並んでいます。
住所 : 東京都墨田区押上1-1-2
マップ: Googleマップ
アクセス : 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」直結、東京メトロ半蔵門線、都営浅草線、京成線「押上駅」直結
電話番号 : 0570-550-634
定休日 : 年中無休(展望台は悪天候により休止あり)
営業時間 : 【展望台】8:00~21:00(季節によって時間の前後あり)
料金 : 【展望台】展望デッキ&天空回廊セット:大人3,100円、中高生2,300円、小学生1,450円(片方のみの販売、休日価格あり)
公式URL : 東京スカイツリー
※合わせて読みたい: 世界一高い自立式電波塔!東京スカイツリーの見どころを総解説!
浅草神社の見どころを紹介しました。
重要文化財にも指定されている本殿、100年以上の歴史を持つ稲荷神社、13もの石碑と、境内には様々な名所があります。
観光地として人気の浅草にあり、周辺のおすすめスポットと合わせれば、一日で回りきれないほど楽しむことができます。
最終更新日 : 2021/07/27
公開日 : 2019/11/28