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兵庫県朝来市にある竹田城は標高353mにある古城であり、その高さから城から周囲の山全体を見渡すことができます。
条件が揃えば雲海を見ることもでき、その様から別名「日本のマチュピチュ」や「天空の城」とも呼ばれています。
なお、雲海の発生条件は下記の3つが大切な要素ですので、事前に情報収集をしておきましょう。
・晴天であること
・朝と昼の気温差があること
・風がほとんどないこと
2006年に日本100城に選出され、2012年には恋人の聖地に認定されました。
そのためか、竹田城に若いカップルが多く訪れる場所としても有名です。
竹田城は、山名宗全の本城として、嘉吉年間(1441年から1443年)に13年もの年月を費やして建てられたお城です。
その後、山名氏の重臣である太田垣氏が、以下7代にわたって城主を務めたと言われています。
また、時が経って1585年に赤松広秀が朝来市2万石で入城し、今でも名残のある石垣は城主の赤松氏が整備したと言われています。
1600年に関ヶ原の戦いが勃発すると、赤松氏は西軍に加わり丹後田辺城に攻め入りました。
後に西軍の敗戦を知ってから竹田城に戻り、東軍として鳥取城に攻め入っていた亀井氏の来援要請を受けて赤松氏は出陣して功を奏したと言われています。
しかし、鳥取城攻めの際に城下町を赤松氏が放火したとの罪をなすりつけられ自刃に至り、城主が亡くなった竹田城は廃城となりました。
竹田城の見所は、なんといってもお城から見える壮大な景色です。
まるで自分が天下をとったような不思議な気持ちになります。
写真でもご覧頂ける通り、竹田城の周辺は山や緑に囲まれています。
この荘厳な景色からよく映画のロケ地にも起用されており、これまでは下記のような有名作品に使用されました。
・1989年 「天と地と」
・2012年 「あなたへ」「天地明察」「忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段」
・2014年 「軍師官兵衛」
実際に映画を見たことある方は、より臨場感をもって竹田城の素晴らしさを体感できることと思います。
現代にありながらも、歴史を感じさせる荘厳な城である竹田城。
竹田城に行かれる際は、雲海が見られるタイミングを見計らって、 事前に情報収集をした上で足をお運びください!
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公開日 : 2016/03/03