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ザルツブルクはオーストリア第二の都市で、オーストリア中北部にあるモーツァルトの生まれ育った都市。
ザルツブルクでは、毎年歴史ある音楽イベントが定期的に開催されているので、音楽やモーツァルトが好きな人にとってはたまらないでしょう。
世界中から音楽をこよなく愛する観光客が訪れ、例年音楽祭が開催されるシーズンになると市内のホテルはどこも予約でいっぱいになるそう。
また、ザルツブルクは映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台になったことでも世界的に有名です。
その美しい自然を、映画で目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ザルツブルクは音楽だけでなく、雄大なアルプスの自然も楽しめる魅力の詰まった街です。
ユネスコの世界遺産に1996年に登録されたザルツブルクは、その美しさから「世界でもっとも美しい都市」と言われるほど。
旧市街地の美しい町並みを散策したり、音楽イベントに参加したり、歴史的な建造物を見学したり、少し足を伸ばして郊外に行けば、自然豊かな景勝地の観光もできますよ。
日本からザルツブルクへは直行便がないため、1度 ウィーン や パリ 、 ミュンヘン などで乗り継ぐ必要があります。
乗り継ぎ回数は1~2回ほどで、所要時間は最短で約13時間30分~、運賃は60,000円台~。
所要時間と運賃に関しては、乗り継ぎ回数やシーズンによっても変わるので、あくまでも目安にしてください。
オーストリアの首都ウィーンからもアクセス良好で、ウィーン中央駅からザルツブルクまで列車で片道2時間20分~3時間ほどです。
私鉄ウエストバーン鉄道 (WESTbahn)か、 オーストリア国鉄(ÖBB) のレイルジェット(Railjet)のいずれかで行けます。
また、近隣諸国の ドイツ や チェコ 、スロバキアなどの国々から比較的行きやすい場所にあるので、合わせて行ってみてください。
筆者も世界一周中にチェコのチェスキー・クルムロフからバスで行きました。
飛行機や列車、バスなどさまざまな交通手段があり、値段もそこまで高くはありません。
時間や予算に応じて適切な交通手段で行くのが良いでしょう。
ザルツブルクは大きな街ではないので、 市内での移動は基本的に徒歩かバスです。
筆者は散策を楽しみながら、市内観光は全て歩きました。
ただし、郊外の観光スポットに行くようであれば、電車やバスなどの公共交通機関を利用しましょう。
また、「ザルツブルクカード」というカードを入手するのもおすすめ。
このカードを使えば、ザルツブルク市内の主要観光スポットに無料で入場でき(各1回限り)、公共交通機関やケーブルカーも無料で乗り放題になります。
24時間券、48時間券、72時間券があり、コンサートやイベントの割引などもあります。
上手くプランを立てるとかなりお得なカードなので、 公式サイト から確認してみてください。
ザルツブルクで音楽好きにおすすめのスポット・イベントを紹介します。
音楽好きにはたまらないモーツァルトのまつわる建物やさまざまな音楽イベント、映画『サウンド・オブ・ミュージック』など多くのスポット・イベントがあるので、事前に確認してから行きましょう。
「モーツァルトの生家」はメインストリートの旧市街にある、モーツァルトが生まれ幼少期を過ごした邸宅です。
生家は鮮やかな黄色の外観をしているのが特徴で、行けばすぐに分かるでしょう。
現在は記念館として公開されており、かつてモーツァルトが演奏したと言われているピアノやバイオリンなどの楽器、直筆の手紙や楽譜、モーツァルトにまつわる様々な展示品などが見られますよ。
今でもモーツァルトが生まれた部屋が残されています。
有名な音楽家モーツァルトの遺品を見られる興味深い場所で、当時の暮らしぶりが垣間見えます。
見学にかかる所要時間は約1時間ほど。
モーツァルトや音楽が好きな人には必見のスポットです。
住所 : Mozart’s Birthplace, Getreidegasse 9, A-5020 Salzburg, オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +43-662-844313
定休日 : なし(ただし、モーツァルト週間など臨時休業あり)
営業時間 :
料金 : 大人12ユーロ、学生(15~18歳)4ユーロ、子ども(6~14歳)3,5ユーロ
公式サイト : モーツァルト生家
「モーツァルト週間」は、モーツァルトの誕生日である1月27日を挟み、1956年から毎年開催されいてるイベントです。
この期間中は、モーツァルテウム大ホールや祝祭劇場、モーツァルトの住居などのザルツブルク市内の会場で、ウィーンフィルやモーツァルテウム管弦楽団などのオーケストラ、世界的に有名な演奏家がモーツァルトやその他作曲家の名作を演奏します。
クラシック音楽はもちろん、モーツァルトファンにとってはうってつけの音楽イベントです。
タイミングが合わないと行けませんが、もし日程が合うならモーツァルト週間にザルツブルクへ行ってみましょう。
住所 : ザルツブルク
マップ : Googleマップ
電話番号 : +43662 874454
開催期間 : モーツァルトの誕生日前後(年度により異なる)
公式サイト : モーツァルト週間
「ザルツブルク音楽祭」は、毎年夏に開催されているザルツブルクの音楽祭です。
メインの祝祭大劇場や、採石場を改装したできたフェルゼンライトシューレ、2006年のモーツァルト生誕250周年を記念して改装されたモーツァルトハウスの3つの会場を中心に行われます。
ウィーンフィルをはじめとする世界的に有名なオーケストラや指揮者、歌劇団による豪華な公演が行われ、世界でもっとも高級な音楽イベントとしても知られています。
注目度・規模の何をとっても世界最大の音楽祭の1つなので、音楽好きな人はお見逃しなく!
ザルツブルク音楽祭は音楽好きな人にとっては欠かせないイベントになるはずです。
なお、日程に関しては年によって変わる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
住所 : Hofstallgasse 1, 5020 Salzburg, オーストリア
マップ : Googleマップ
電話番号 : +43 662 8045500
営業時間 : 10:00~18:00
開催日 : 8月1日~8月30日(日程は年によって変わる可能性があるため、詳細は公式サイトで確認してください)
公式サイト : ザルツブルク音楽祭
「ザルツブルク・イースター音楽祭」は、1967年から長く続いている歴史ある音楽祭です。
オーストリアの指揮者であるヘルベルト・フォン・カラヤンにより、夏に行われているザルツブルク音楽祭の追加企画として創設されました。
ヘルベルト・フォン・カラヤンは、ザルツブルクでの音楽祭思想の発展を願ってこの音楽祭を創設したのだとか。
開催期間は毎年復活祭(イースター)の前後10日間の期間で、ザルツブルク祝祭大劇場で開催されます。
先述の世界最大規模といわれる「ザルツブルク音楽祭」に比べると規模は小さいですが、世界的に有名な音楽祭の1つとして知られていますよ。
公演の特徴は、オペラと2つのオーケストラコンサート、4日間連続で合唱入りオーケストラコンサートを開催し、2日間の休日後、4つのプログラムを再度繰り返すスタイルを取っていること。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によって、全て演奏されています。
開催日程は春の3月下旬~4月上旬頃です。
住所 : Osterfestspiele Salzburg Herbert-von-Karajan-Platz 11 5020 Salzburg,オーストリア
マップ : Googleマップ
電話番号 : +43662 8045-361
開催日 : 3月27日〜4月5日(日程は年によって変わる可能性があるため、詳細は公式サイトで確認してください)
公式サイト : ザルツブルク ・ イースター音楽祭
「ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭」は、5月〜6月の日曜日(日程は毎年異なる)に開催される「聖霊降臨祭」の時期に、ザルツブルク祝祭大劇場を主会場として開催される音楽祭です。
別名「ザルツブルク・フィングステン音楽祭」と呼ばれることもあります。
初開催は1973年で、その後ザルツブルクの定例音楽祭として定着していきました。
ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭では、バッハやヘンデルなど、バロック音楽の名作を聴けるまたとない機会なので、日程が合う場合はぜひ足を運んでみてください。
住所 : Hofstallgasse 1, 5020 Salzburg, オーストリア
マップ : Googleマップ
電話番号 : +43662 8045-500
開催日 : 5月〜6月の日曜日(日程は年によって変わる可能性があるため、詳細は公式サイトで確認してください)
公式サイト : ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭
「ヴェルフェン村の草原」は、ザルツブルクから車で40分くらいで行ける、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地の1つです。
辺りは山と森に囲まれており、神秘的な雰囲気。
『サウンド・オブ・ミュージック』では、 「Gschwantanger」というホーエンヴェルフェン城と反対側にある草原がロケ地になりました。
マリアが登場するシーンだけでなく、子どもたちに「ドレミの歌」を教えるシーンは有名なので、ご存知の人も多いでしょう。
ヴェルフェンの中心地から山中にある草原までは、ゆっくり歩いても1時間ほど。
少し山道はハードではありますが、ホーエンヴェルフェン城と一緒に見れる景色は絶景なのでおすすめです。
都会の喧騒を忘れて、自然を感じられるスポットなので、思う存分自然を満喫してください。
住所 : Markt 24 5450 Werfen Salzburg,オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス : ザルツブルクから車で約40分
電話番号 : +43 6468 5388
公式サイト : ヴェルフェン村の草原
「ノンベルク修道院」は、714年に建設されたベネディクト派の修道院で、ドイツ語圏最古と言われている修道院です。
ザルツブルク旧市街の高台にあり、ホーエンザルツブルク城がある山のちょうど中腹に位置しているので、ホーエンザルツブルク城に行くときに合わせて訪れてみてください。
修道院内部は非公開になっているため見学できませんが、教会は見学することができます。
教会の礼拝堂には、中心に聖母子像、その両脇にはキリストの受難の場面が描かれてあります。
また、ゴシック様式の主祭壇の装飾衝立や、地下には初代院長のお墓があります。
『サウンド・オブ・ミュージック』では、 主人公マリア・トラップが過ごした修道院として知られており、ロケ地になりました。
『自信を持って』の曲と一緒にマリアがトラップの家を出発するシーンや、子どもたちがマリアを迎えに来るシーンの門は、今もなお残っています。
修道院の奥にある教会は、マリアとトラップ大佐の結婚式が行われた場所として有名です。
住所 : Nonnberggasse 2, 5020 Salzburg,オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス : ホーエンザルツブルク城から徒歩ですぐ
電話番号 : +43 662 84 1607
定休日 : なし
料金 : 無料
公式サイト : ノンベルク修道院
「ミラベル宮殿と庭園」は、大司教ヴォルフ・ディートリヒが愛人ザロメ・アルトのために造ったと言われている宮殿です。
1818年に火災がありましたが、その後修復され、現在はザルツブルク市長公邸として使われています。
2階には立派な「マルモーア・ザール(大理石の間)」があり、モーツァルト親子もここで演奏を行っていました。
特に、1723年にラファエル・ドナーが造った「天使の階段」は必見。
また、宮殿内には1690年にフィッシャー・フォン・エルラッハが設計した美しい「ミラベル庭園」もあります。
ミラベル庭園は、『サウンド・オブ・ミュージック』でマリア先生が子どもたちと一緒にドレミの歌を歌い、踊ってロケ地になった場所として有名です。
その他にも、庭園内には美しいギリシア彫刻が点在しており、散策するだけでも楽しいところですよ。
住所 : Schloss Mirabell & Mirabellgarten, Mirabellplatz, 5020 Salzburg
マップ : Googleマップ
アクセス : ザルツブルク(HAUPTBAHNHOF)中央駅からバスで約5分
電話番号 : 43662 8072-0
定休日 :
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : ミラベル宮殿と庭園
ザルツブルクのおすすめ観光スポットを紹介していきます。
音楽だけなく、コンパクトな街にお城や教会など見どころがギュッと詰まっているので、2日もあれば十分観光することができます。
街自体が世界遺産に登録されているザルツブルクの街並みを堪能してください。
「マカルト橋」は、旧市街と新市街の間を流れるザルツァッハ川の上に架かる歩行者専用の橋です。
マカルト橋には、たくさんの愛の南京錠がびっしりと掛けられているのが特徴で、初めて見る人はきっと驚くかもしれません。
現在はカップルたちが幸せを願って鍵をかけるのが流行っており、たくさんのカラフルな南京錠がつけられています。
ドイツのケルンにあるホーエンツォレルン橋にも、同じように南京錠がかけられており、ヨーロッパで度々見られる光景です。
新市街から旧市街に行く際に、マカルト橋を通ることになるため、ゆっくり橋を渡りながら愛の南京錠と橋から見えるホーエンザルツブルク城を見てみてください。
また、ザルツブルクカードを使えば無料でクルーズを楽しめるので、時間に余裕があるならぜひクルーズに乗っても良いでしょう。
「ゲトライデ通り」は、ザルツブルク旧市街の中心となる目抜き通りになっている通りです。
マカルト橋を渡って旧市街に入ると見えてきます。
通りとしてはそこまで長くはなく、道幅も広くはないですが、通りの両端は様々なお店が軒を連ねているショッピングストリートになっています。
ゲトライデ通りの特徴は、 それぞれのお店の軒先に金属の装飾看板が吊るされているところ。
通りを歩くと、軒先に出ている色々なデザインの鉄細工の看板がありますが、写真スポットになっているところなので、ここで写真を撮りましょう。
ちなみに、このゲトライデ通りに、先述したモーツァルトの生家があります。
ゲトライデ通りでは、歩いているだけでもヨーロッパの歴史的風景を存分に味わえますよ。
「ホーエンザルツブルク城」は、1077年に大司教ゲプハルトによって着工された、ザルツブルクのシンボルとも言える城です。
かつてハプスブルク家が治めていた城で、1996年には「ザルツブルク市街の歴史地区」の一部として世界遺産に登録され、今では多くの観光客が訪れています。
城内には城塞博物館やマリオネット博物館の展示があったり、オーディオガイドを片手に城内を巡ったりなど、見どころは盛り沢山!
ホーエンザルツブルク城はメンヒスブルク山の山頂にあるため、展望台からはザルツブルクの美しい街並みも楽しめますよ。
ザルツブルク旧市街で1番おすすめのビューポイントなので、ここで写真を撮りましょう。
また、城内にはレストランがいくつかあります。
休憩がてらテラス席から旧市街と新市街を一望するのも良いでしょう。
住所 : Hohensalzburg Castle, Mönchsberg 34, Salzburg 5020, Austria,オーストリア
マップ : Googleマップ
交通アクセス :
定休日 : なし
電話番号 : +43 662 842 430 – 11、+43 662 842 430 – 20
営業時間 :
公式サイト : ホーエンザルツブルク城
「Cafe Sacher(カフェ・ザッハー)」は、オーストリアにあるザッハトルテで世界的な有名なケーキ屋です。
1832年に当時16歳だったフランツ・ザッハーが創業し、今ではウィーンだけでなくザルツブルクにも店舗があります。
カフェ・ザッハーでもっとも有名なのが、「ザッハトルテ」という写真のチョコレートケーキ。
「チョコレートケーキの王様」といわれており、このケーキを食べるためにわざわざ来る人もいます。
チョコレート生地に甘酸っぱいアプリコットジャムを挟み、上からチョコレートでコーティングされているのが特徴。
味は甘すぎないので、甘いのが苦手な人も食べやすいでしょう。
値段は正直安くはなかったですが、筆者はそれでも食べる価値がある一品だと思いました。
コービーやエスプレッソなどもあるので、一緒に味わうのがおすすめです。
チョコレートケーキが好きな人はもちろん、そうでない人も1度訪れて気品溢れる店内で、オリジナルのザッハトルテを堪能してみてください。
ザルツブルク観光では欠かせない場所です。
また、人気店なので混み合うことが予想されます。
筆者は午後に訪れましたが少し並んでいたため、並びたくない人はホームページから事前に予約しておくと良いでしょう。
住所 : Schwarzstrasse 5-7, Salzburg A-5020, Austria
マップ : Googleマップ
アクセス : ザルツブルク中央駅(Salzburg Hauptbahnhof)よりトロリーバス(オーブス/O-bus)1・3・5・6番またはバス25番利用、マカルト広場(Makartplatz)停留所下車、徒歩1分
電話番号 : +43 662 889772384
定休日 : なし
営業時間 : 8:00~19:00
公式サイト : Cafe Sacher(カフェ・ザッハー)
「ザルツブルク大聖堂」は、ザルツブルク旧市街の中心にそびえ立つ、1628年にイタリアの建築家サンティーノ・ソラーリオが設計した聖堂。
なんと8世紀からの長い歴史を持っているというから驚きです。
最初のドームは774年に建設され、その後何度かの増改築を繰り返しながら今の姿に至ります。
ザルツブルク大聖堂 は2つの大理石の塔を持っており、素晴らしい装飾が施されたバロック様式の傑作です。
ヨーロッパ最大のパイプオルガンを所蔵していることでも有名ですよ。
ザルツブルク大聖堂では、熱心に祈りを捧げる人だけでなく、定期的にコンサートが開催されたり、ミサも執り行われています。
ザルツブルク市内でもっとも大きく、歴史も長い聖堂なので、ぜひ訪れてみてください。
時間が許すなら、コンサートやミサにも行ってみるのも良いでしょう。
住所 : Domplatz 1a, 5020 Salzburg, オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +43 662 80477950
定休日 : 12月25日、1月1日
営業時間 :
料金 : 5ユーロ
公式サイト : ザルツブルク大聖堂
「聖ペーター修道院」は、ドイツ語圏の中ではもっとも古いとされる、聖ルーペルトが696年に創立したベネディクト派の修道院です。
敷地内には聖ペーター教会や聖ペーター教会墓地、カタコンベ(地下墓地)などもあり、多くの観光客が訪れる観光スポットになっています。
修道院内にある教会はザルツブルク最古で、かつもっとも魅力的な教会の1つ。
この修道院の中心となる建物である聖ペーター教会は、1147年に建設されました。
その後、数回の改築を経て、現在の姿になっています。
中庭には教会の創設者である聖ルーペルトの像が立っており、教会内部は18世紀にロココ様式に改築され、主祭壇や天井には豪華な装飾が施されています。
教会内の豪華な内装や絵画などは一見の価値あり。
そして入口の上部には、立派なパイプオルガンも設置されていて迫力があります。
また、「十字架を背負うイエス・キリスト」や「聖ペテロの生涯」などのバロック・ロココ調の絵画が飾られており、見どころがたくさんあるのでお見逃しなく。
カタコンベ(地下墓地)もあり、ここからはザンクトペーター墓地を見下ろせますよ。
住所 : Sankt-Peter-Bezirk 1, 5020 Salzburg, オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス : バス25・27・28 モーツァルト小橋 Salzburg Mozartsteg (Rudolfskai) または ラートハウス Rathausから徒歩約7分
電話番号 : +43 662 844576
定休日 : 教会はなし、カタコンベは1/1、12/24~26、12/31
営業時間 :
料金 : 教会は無料、カタコンベ 大人2ユーロ、子供(6-16歳)1.5ユーロ
公式サイト : 聖ペーター修道院
「メンヒスベルクの丘」は、旧市街側をぐるりと囲むように立つ丘です。
ホーエンザルツブルク城もその一部で、メンヒスベルクの丘は街の南側から西北まで続いています。
同じ建物内にはレストランも入っており、そこからはザルツブルクの街並みを楽しめますよ。
もちろん、ホーエンザルツブルク城からも旧市街は見れますが、メンヒスベルクの丘からホーエンザルツブルク城も含まれた旧市街の景色を見てみましょう。
景色の美しさで言えば、こちらの方が上回るので、絶景だけでも見に行く価値あり!
ただ、メンヒスベルクの丘もホーエンザルツブルク城と同様に、かなりの高台にあるのでエレベーターを利用して登るのがおすすめです。
建物内に入っているレストランは人気の場所なので、ランチやティータイムと組み合わせて行っても良いでしょう。
住所 : Gstaetten Gasse 13, Salzburg,オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス : バス 22・23・27 ヘルベルト・フォン・カラヤン広場 Herbert-von-Karajan-Pl.(Bürgerspitalg.)から徒歩2分
電話番号 : (0662)88849750
定休日 : なし
営業時間 :
料金 : 【エレベーター】大人片道2.8ユーロ、往復4.1ユーロ、子ども(6〜14歳)片道1.3ユーロ、往復2ユーロ
公式サイト : メンヒスベルクの丘
「レジデンツ広場」は、ザルツブルク旧市街の中心にある広場の中でもっとも大きな広場です。
広場の西側には歴代大司教たちの宮殿であるレジデンツ(宮殿)があり、これが名前の由来になっています。
宮殿内のリッターザールは、モーツァルトが演奏した場所として有名なんだとか。
広場のシンボルとも言える広場中央のバロック様式の大噴水「アトラス神の噴水」は、映画『サウンド・オブ・ミュージック』に登場したことでも知られています。
1661年にイタリア人の彫刻家によって作られたこの噴水は、高さ16mもあるバロック様式の傑作と言われています。
活き活きとしている馬の様子が印象的に描かれていて、まさに圧巻の一言!
レジデンツ広場には、今でも夏になるとコンサートが開かれ、多くの音楽好きな人が集まります。
出店もたくさん出ているので、散策がてら足を運んでみても良いでしょう。
「モーツァルト広場」は、ザルツブルクの旧市街観光の拠点になる場所で、連日国内外問わず多くの観光客で賑わってい広場です。
モーツァルト広場という名前の通り、モーツァルトの像が立っているのが特徴。
入り口には、映画『サウンド・オブ・ミュージック』にも出てきた"モーツァルト小橋"もあります。
昔はミヒャエル広場という名前で知られていましたが、 1842年に音楽家モーツァルトの像が建てられて以来「モーツァルト広場」に改名されました。
広場に面して観光案内所があり、旧市街観光の拠点として賑わいを見せています。
また、広場周辺にはカフェやレストラン、お土産屋などが軒を連ねています。
モーツァルトゆかりのスポットや主要な観光名所へのアクセスも便利で、モーツァルト気分に浸りながら散策するにはうってつけの場所ですよ。
住所 : Mozart Platz, Salzburg,オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス : 観光案内所から徒歩すぐ
電話番号 : +43 662 889870
「ザルツブルク博物館」は、1834年に開館したザルツブルクの歴史遺産と文化遺産が展示されている博物館です。
開館当初は小規模でしたが、ザルツブルクの芸術遺産や文化遺産を所蔵、展示して現在に至ります。
2009年には、欧州年間最優秀博物館賞に選ばれたほどの博物館なんです。
館内の展示内容は、考古学と中世の歴史に関するものや、各時代の建築術に関するもの、ザルツブルクの人たちによる芸術、科学、政治における偉業の紹介など多岐に渡っており、とても充実しているのが特徴。
そんなザルツブルク博物館は、3つのフロアからできています。
1階には、ザルツブルクの歴史における重要人物に関する展示や、マルチメディア展示もあります。
2階には、主にザルツブルクの芸術の近代史についての展示品が展示されており、ロマン主義の時代の作品や、地元の芸術家による風景画が見られます。
また、2階には中世の遺物や考古学的遺物なども展示されており、ケルトの水差しや、ゴシック様式の多翼祭壇などは必見!
ザルツァハ川近くのモーツァルト広場にあるため、合わせて訪れてみてください。
住所 : Mozartplatz 1, 5010 Salzburg,オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス : ラートハウス停留所、またはモーツァルトシュテク停留所で下車。バス停からケーブルカー乗り場までは徒歩約10分。
電話番号 : +43-662-62 08 08-700
定休日 : 月曜日、11月1日、12月25日
営業時間 :
料金 : 大人9ユーロ、16〜26歳4ユーロ、子ども(6歳〜15歳)3ユーロ
公式サイト : ザルツブルク博物館
ザルツブルクから近くて行きやすいので、時間に余裕がある人は足を運んでみてください。
「ハルシュタット塩抗」は、「塩の街」と言われるハルシュタットにある塩抗です。
中に入ると幻想的な世界が広がっていて、過去にタイムスリップしたかのような感覚に浸れますよ。
塩抗内では実際の作業を着て見学します。
ハルシュタット塩抗の見どころは、全長65メートルある木造滑り台。
この滑り台は、かつて塩抗で働いていた人たちが坑道を降りる際に使用していたもの。
実際に滑ることができるので、ぜひ滑ってみましょう。
かなりスピードが出るためスリル満点なのは間違いないですが、怪我をしないように気を付けましょう。
ハルシュタット塩抗は冬は個人での観光はできないため、ツアーのみとなっている点に注意してください。
住所 : Salzbergstrabe 21,4830,Hallstatt,オースリア
マップ : Googleマップ
アクセス : ザルツブルクからハルシュタットまでバスで約2時間30分
定休日 : 冬期は閉まっている時期もあるので、公式サイトをご確認ください。
営業時間 :
料金 : 公式サイトを確認してください。
注意点 : 冬は個人では観光できません。
公式サイト : ハルシュタット塩抗
「ガスタイナータール(ガスタイン峡谷)」は、ザルツブルク州のタウエルン・アルプスの奥深くにある高級温泉リゾート地です。
ここは世界で初めてラドン線の効果が発見された地で、古来より多くの王侯貴族や文化人が保養のために訪れました。
今でもガスタイナータールには健康促進の効果もあるとされ、療養のために訪れる人もいるほど。
また、温泉以外にも魅力がたくさん。
夏にはハイキングやサイクリング、ゴルフ、テニス、そしてアドベンチャー・スポーツが思う存分楽しめて、冬にはスキーやスノーボード、スケートなどのウィンタースポーツで盛り上がりを見せます。
その他にも渓谷の散歩やハイキング、ホーエ・タウエルンの3,000メートル級の氷河に覆われた峰への登山など、ガスタイン渓谷の自然は美しいだけでなく、アクティブな楽しみ方もできます。
住所 : 5630 Bad Hofgastein,オーストリア
マップ : Googleマップ
アクセス : バート・ガスタインよりバスで13分
定休日 : 日曜(イースター、聖霊降臨祭、5/1、8/15、10/26、11/1の祭日はオープン)
営業期間 : 1月中旬から11月中旬
公式サイト : タイナータール(ガスタイン峡谷)
「チェスキー・クルムロフ」は、お隣チェコの南ボヘミアにある小さな田舎街です。
おとぎ話に出てくるような街並みなのが特徴で、「世界で一番美しい街」とも言われています。
1992年に世界文化遺産に登録され、ルネサンス様式の建築が今でも数多く残っています。
チェスキー・クルムロフは、街全体がコンパクトなので徒歩で観光できます。
観光スポットはあまり多くないですが、街を散策しているだけでも楽しくて、つい足を止めて街中の建物を写真に収めたくなるほど。
チェスキークルムロフ城が唯一のスポットですが、この城から街全体が見渡せるので、ぜひ登ってみてください。
チェスキークルムロフ城を抜けて、城の橋を渡って少し歩くと、左手に絶好の写真撮影スポットがあるのでお見逃しなく!
また、観光と合わせて食事も楽しまないともったいないですよ。
チェコは一人当たりビール消費量世界一のビール大国で、日本でも主流となっているビールの醸造法・ピルスナー発祥の地であります。
そのため、ビールが安く飲めるので、ビール好きな人にはたまりません。
せっかくここまで来たなら、地ビール・エッゲンベルクの醸造所でチェコ料理とビールを堪能しましょう。
ザルツブルクからは距離的に日帰りでも行けますが、せっかくなら一泊してゆっくり過ごすのも良いですね。
※合わせて読みたい: チェコの旅行情報やおすすめ観光スポットを徹底紹介!中世ヨーロッパの妖艶な美しさを堪能しよう
物価が高めなオーストリアのホテル料金は決して安いとは言えません。
目安としてはビジネスホテル的なシンプルなホテルで1万円~、設備が整ったホテルや町の中心地になると15,000円~20,000円、そして豪華な5つ星ホテルならホテルによりますが、一般的には30,000円から上限はどこまでも。
注意したいのは宿泊する時期です。
ザルツブルク音楽祭をはじめ、数々の音楽祭が開催されるザルツブルグでは、多くのホテルがその時期だけホテル料金がアップします。
人気ホテルはすぐに満室になるので、音楽祭目当てで訪れる方は、早めに予約を入れるようにしましょう。
おすすめなのは、世界遺産に登録されている旧市街に泊まること。
ただし、ザルツブルクは小さな町なので、主な観光スポットは徒歩で周る事が出来るため、新市街のホテルでも特に問題はありません。
格安ホテルを探すなら、ザルツブルク中央駅周辺。
ザルツブルク中央駅は旧市街から徒歩20分と少し離れていますが、駅前からのトロリーバスに乗れば5~10分で到着するため便利です。
ザルツブルグ旧市街にある「ホテル ゴールデナー ヒルシュ」は、伝統と格式を誇る5つ星ホテルです。
旧市街のメインストリート、ゲトライデ通りに面し、人気観光スポットであるモーツァルトの生家までもすぐ。
世界的な指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの定宿だったことでも知られ、ホテル内のレストランには、カラヤンが好んで座ったカラヤン席が残されています。
客室はスイートを含む全70室で、アンティークな家具やラグが配され、落ち着いた雰囲気。
ヨーロッパの5つ星ホテルというと、豪華絢爛なイメージが強いですが、こちらは古き良きヨーロッパ、ファブリック使いも可愛らしくセンスが良いのが特徴です。
1407年という600年以上の歴史を持つ建物ですが、もちろん何度も改装を繰り返しているので、バスルームなどの設備は最新で機能的。
ホテルマンの対応が素晴らしいと評判なので、立地の良さとサービス重視の方におすすめしたい老舗ホテルです。
住所 : Getreidegasse 37, Salzburg
マップ : Googleマップ
アクセス : ザルツブルク中央駅よりトロリーバス1番でフェルディナンド・ハヌシュ広場停留所下車、徒歩4分
電話番号 : +43 66280840
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : ホテル ゴールデナー ヒルシュ ラグジュアリー コレクション ホテル ザルツブルク
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ザルツブルクを訪れる方の中には、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の世界に触れたい、ロケ地を巡りたいという方も少なくはありません。
ロケ地となった「ホテルシュロスレオポルドスクロン」は、トラップ大佐の住まいという設定で、湖側の美しい景色が登場しています。
もともとは1736年に建てられた個人の邸宅で、のちに所有者が転々としたのち、現在はホテルとして営業しています。
ザルツブルク中央駅からはタクシーで約15分。
旧市街とはザルツブルク城を挟んだ反対側に位置しているので、観光にはやや不便ですが、湖とアルプスを臨むホテルでゆっくりと過ごし、湖畔を散歩するという特別な時間を過ごしたい方には最適です。
ホテルではありますが、宿泊客以外には解放していないので、映画ロケ地と言えども静かな雰囲気が保たれています。
宮殿と別館があり、宮殿にはスイートのみで、スタンダードスイートが7室、スーペリアスイーツが4室、1番広いマックスラインハルトスイートの全12室。
別館にあたるマイアーホフは、もともと宮殿の管理ビルだった建物で、2014年に大改装され、快適な設備を整えた55の客室になっています。
スタンダードから、スーペリア、プレミアムなど、様々なカテゴリーがあり、眺望も色々。
宮殿、別館ともに中庭またはホーエンザルツブルク城の景色、湖とウンタースベルク山の景色などがあるので、公式サイトで客室タイプを確認してから予約するようにしましょう。
住所 : Leopoldskronstraße 56-58, 5020 Salzburg
マップ : Googleマップ
アクセス : ザルツブルク中央駅より車で15分
電話番号 : +43 662839830
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : ホテル シュロス レオポルドスクロン
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ザルツブルク中央駅の周辺には、コスパが良いホテルが集まっています。
駅より徒歩2分、「Hプラス ホテル ザルツブルク」はFORUM1ショッピングモールに隣接する4つ星ホテルです。
以前は「ラマダホテルザルツブルク」として営業していました。
旧市街までは徒歩20分程度かかりますが、駅前からトラムやバスが頻発しているので、アクセス良好。
ホテルの周辺には、ショッピングモールの他、スーパー、レストラン、ファストフード店もあり便利です。
客室は全120室で、シンプルなデザインで清潔感があり水回りもキレイだと評判。
無料Wi-Fi、薄型テレビ、ビジネスデスク、セーフティーボックス、レインシャワー他、必要なものはしっかり揃っているので、観光利用はもちろん、ビジネス利用の方にもおすすめです。
住所 : Südtiroler Pl. 13, 5020 Salzburg
マップ : Googleマップ
アクセス : ザルツブルク中央駅より徒歩1分
電話番号 : +43 66222850
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : H プラス ホテル ザルツブルク
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ザルツブルクはモーツァルトの生まれた土地ということもあり、音楽のイベントがよく開催されています。
音楽好きな人にはたまりません。
また、音楽イベントやモーツァルトにまつわるスポットだけでなく、お城や教会、少し足を伸ばせば郊外にある自然を満喫できる観光スポットもあります。
市内の観光だけなら2日間あれば十分で、徒歩でほとんどの観光スポットを回ることができますよ。
ぜひウィーンや近隣諸国と合わせて、ザルツブルクにも訪れてみてください。
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最終更新日 : 2023/08/23
公開日 : 2020/12/21