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妖精の棲むエメラルドの国・アイルランド!エリア別おすすめ観光スポット17選





ヨーロッパ西部の海に浮かぶ緑の島・アイルランド。
日本から9,500kmも離れたこの国は、自然の豊かさにノスタルジーなケルト音楽、妖精の言い伝えなど、どこかファンタジックで異世界のような雰囲気が漂います。

シャムロックにウィスキー、ギネスビール、アイリッシュダンスなど…
独特な文化が楽しめるアイルランドでの旅は味わい深く、心をほっとさせること間違いなし。

本記事では、アイルランド在住歴3年のライターがアイルランドの魅力を徹底解説!
エリアごとにおすすめの観光スポットを厳選してご紹介します。

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【目次】妖精の棲むエメラルドの国・アイルランド!エリア別おすすめ観光スポット17選

 

アイルランドってどんな国?

緑豊かな「エメラルドの国」

古代ケルト文化の残る街

妖精や巨人の棲まうファンタジックな国

アイルランド独自の言語

文学やダンスにウィスキーなど個性的な文化

アイルランドへのアクセス方法

アイルランドの観光情報

ビザの情報

通貨

気候と観光のベストシーズン

時差

治安と気を付けるべきことについて

アイルランド東部のおすすめ観光スポット

ダブリン・シティ

ホウス(Howth)

ウィックロー・マウンテン国立公園

グレンダロッホ

ニューグレンジ遺跡

タラの丘

アイルランド西部のおすすめ観光スポット

ゴールウェイ

バレン高原

モハーの断崖

アラン諸島

アイルランド南部のおすすめ観光スポット

キラーニー国立公園

リング・オブ・ケリー

ディングル半島

コーク

アイルランド北西部のおすすめ観光スポット

スライゴー

キャローモア巨石墓地

ベンバルベン山

ファンタジックで郷愁を感じるアイルランドを旅しよう!

 

 

アイルランドってどんな国?

 

アイルランドの国旗カラーのドア
アイルランドの国旗カラーのドア

 

アイルランドは、ヨーロッパ西部、イギリス(グレート・ブリテン島)の横にあるアイルランド島の南部、北西部に位置する国です。

 

アイルランド島は過去、イギリスからの移民たちによる植民地支配を受けていました。

このことから、島の北東部は”北アイルランド”という別の国となっていて、イギリス領に属しています。

 

緑豊かな「エメラルドの国」

 

馬が放牧されているアイルランド
乗馬ができる場所も多いアイルランド

 

アイルランドはヨーロッパの中でも特に青々とした自然豊かな国で、「緑の島」や「エメラルドの国」とも呼ばれています。

 

国土の半分以上が農地や牧場として使われており、郊外をドライブしていると羊や牛が放牧されている姿を見る機会もたくさんあります。

都市近辺でものどかな風景が多く、穏やかでのんびりとした居心地の良い国です。

 

古代ケルト文化の残る街

 

セントパトリックデーで演奏するアイリッシュ

 

また、アイルランドは紀元前より古代ケルト人が住んでいた国で、独特なケルト文化が今も根付いています。

 

例えば、ケルト楽器を用いたノスタルジーな雰囲気を醸し出すアイリッシュ・ミュージック。

日本でも多くのアーティストが取り入れています。

 

ファンタジーゲーム内の音楽でもよく使われているので、耳なじみのある人も多いのではないでしょうか。

 

妖精や巨人の棲まうファンタジックな国

 

妖精のお家がある木々
街の木々には妖精のお家があることも

 

自然崇拝の多神教で、生きとし生けるものすべてに神や霊的な存在があると信じられていた古代ケルト文化。

ケルト神話には多数の巨人や妖精たちが登場し、日本でいう妖怪のように今も広く言い伝えられています。

 

ハロウィーンの装飾
時期になると家々にはハロウィンの装飾が。

 

ハロウィンもまた、アイルランド発祥の行事。

死者の魂が現世に戻ってくる10月31日、悪霊に連れ去られないよう悪魔や不気味なものに仮装したのがはじまりと言われています。

 

アイルランド独自の言語

 

アイルランド語が併記されている看板
アイルランド語が併記されている看板

 

アイルランドには独自の言語である”アイルランド語”が存在します。

 

公用語は第一言語がアイルランド語、第二言語が英語と定められているものの、今ではアイルランド語を話せない人も多いのが現状。

英語を使う人が大半を占めているため、大体の観光地では英語で問題なくコミュニケーションを取ることができます。

 

なお、街の看板や標識、バスや電車の電光掲示板などには、今でも英語とアイルランド語の2つの表記があります。

 

文学やダンスにウィスキーなど個性的な文化

 

アイリッシュウィスキーのグラスとキャンドル
日本でも人気のウィスキーブランド・ジェムソン

 

アイルランドの人々は自身のルーツを誇りに思い、伝統的な文化を長年愛し続けています。

 

アイリッシュダンスにアイリッシュウィスキー、濃厚な泡を乗せたギネスビールにアイリッシュコーヒー。

アイルランドに来たら、パブに入って現地の人と交流できるのも楽しいところです。

 

また、ノーベル賞作家のイエーツや小泉八雲といった小説家など、文学的に優れた人物を多く輩出している国でもあります。

 

 

アイルランドへのアクセス方法

 

ダブリン空港の看板

 

日本〜アイルランド間は残念ながら直行便がないため、  ロンドン  や  パリ  、  アムステルダム  、  フランクフルト  、中東などを経由する乗り換え便を使用します。

 

主な国際空港は下記の4つです。

 

  • 東部にある首都ダブリン近郊のダブリン空港
  • 南部のコーク空港
  • 西部(ゴールウェイ)のシャノン空港
  • 北西部のアイルランド・ウェスト国際空港

 

それぞれ行きたい旅行先に合わせて選択することができます。

 

なお、おおよその所要時間は日本〜ロンドンまでが約12時間、ロンドン〜ダブリンが1時間20分ほどかかります。

 

 


アイルランドの観光情報

 

海外旅行の際、気になるのがビザや通貨、気候、治安などの問題ですよね。

ここでは、アイルランド旅行において事前に知っておきたい情報をまとめてお伝えします。

 

ビザの情報

 

パスポートの画像

 

アイルランドに観光で入国する場合、ビザは不要です。

90日以上の滞在であれば学生ビザなど長期滞在ビザが必要となりますが、旅行で90日を超えることはなかなかないので、ほとんどの人はパスポートのみで入国可能です。

 

通貨

 

ユーロ札とコイン

 

アイルランドはEU圏内のため、通貨はユーロです。

 

ほとんどのお店はクレジットカードやApple Payなどのキャッシュレス決済に対応しています。

ただ、田舎の方や昔ながらの個人経営店、アジアンマーケットなどキャッシュオンリーのお店もあるため、ある程度ユーロ紙幣を持っておくと安心です。

 

気候と観光のベストシーズン

 

広がるアイルランドの田園地帯
ドライブ中に見られる広大な田園地帯

 

アイルランドは、夏は涼しく冬は比較的暖かいため過ごしやすい気候です。

真夏の日中でも20〜25℃までしか上がらず、真冬でもマイナスになることはありません。

 

アイルランドは冬が長く春夏が短い国で、9月に入ると肌寒く雨量も増え、どんよりとした天気の日が続きます。

そのため、5月下旬から8月末までがアイルランド観光のベストシーズン。

 

そうとはいえ、夏でも夜になると肌寒くなるので、羽織ものを持っておくと良いでしょう。

 

また、一日のうちで天候がコロコロと変わるのもアイルランドの特徴。

通り雨も多いので、折り畳み傘や撥水加工のフード付きジャケットを用意しておくことをおすすめします。

 

時差

 

時計の画像

 

アイルランドと日本の時差は、通常9時間。

日本の方が進んでいます。

 

なお、3月下旬から10月下旬のサマータイムでは時刻が1時間早まるため、日本との時差は8時間となります。

 

治安と気を付けるべきことについて

 

ダブリンの街並み
のどかな国でもシティ周辺は人も多い

 

アイルランドは、ヨーロッパの他の国に比べると人が親切で治安も良い国です。

長期で住んでいても、今のところ危険な目にあったことはありません。

 

ただ、それでも他の都市同様若者のドラッグ問題が問題視されていたり、首都ダブリンの中心街ではスリや置き引きにあうこともあり、日本と同じような感覚でいると危ない目にあう可能性もあります。

 

  • 治安の悪い地域は事前に調べて避ける
  • 荷物を置いたままどこかへ行かない
  • スマホをテーブルに出しっぱなしにしない
  • 夜道の一人歩きや危なそうな路地を避ける
  • 多額の現金を持ち歩かない

 

上記のことを心がけて過ごす必要があります。

 

 

アイルランド東部のおすすめ観光スポット

 

ここからは、アイルランドのおすすめ観光スポットをエリアごとにご紹介します。

 

東部は首都ダブリンが位置するエリアで、アイルランド旅行には欠かせない地域です。

ダブリンの中心街(シティセンター)は人が賑わう都市ですが、少し離れるとのどかな風景が広がるところも魅力です。

 

ダブリン・シティ

 

テンプルバーの看板パブ

 

アイルランドの首都であり最大の都市・ダブリン。

現代的な街でありながらも、古き良き建物が残る美しい都市です。

 

トリニティカレッジのケルズの書

 

ダブリン市内には、ハリーポッターのモデルとも言われるトリニティ・カレッジの図書館「ケルズの書」

 

ギネスストアハウスの樽

 

ギネスビール醸造所&博物館「ギネス・ストアハウス」

 

キルメイナム刑務所の中

 

独立戦争の歴史の跡を学べる「キルメナイム刑務所」など、多数の観光スポットがあります。

 

夜になったら、パブがひしめき合う「テンプルバー」で音楽とお酒を楽しみましょう!

街の至るところには緑あふれる公園もあり、栄えすぎない”ほどよい”都会を気疲れせずに楽しむことができます♪

 

ダブリン


住所 : Dublin City, Dublin, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリン空港からバスで約30〜45分

公式サイト : Visit Dublin

 

※ダブリンの関連記事:  留学生がおすすめする!自然豊かな街アイルランド・ダブリンの観光スポットを徹底解説

 

ホウス(Howth)

 

ホウス(Howth)の景色

 

ダブリン・シティセンターから電車で25分ほどにある「ホウス(Howth)」は、山と港がミックスされた街。

フィッシュ&チップスが有名で、街で食べる何倍もホクホクで美味しいんです!

 

週末にはマーケットが開かれ、コーヒーやアクセサリーなどが販売されています。

 

また、ホウス・クリフウォーク(Howth Cliff Walk)というトレイルコースがあり、ダブリンの人々に人気のハイキングエリアです。

 

周回すると大変ですが、丘まで登るだけなら普段着の観光スタイルでも問題ありません。

コーヒー片手に、鳥や花々などを見ながらピクニック気分もできるスポットです♪

 

ホウス


住所 : Howth Rd, Howth, Dublin, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリン市内から電車で25分

定休日 : なし

営業時間 : 24時間

料金 : 無料

公式サイト : Visit Howth

 

ウィックロー・マウンテン国立公園

 

ウィックロー国立公園の池。通称・ギネスレイク

 

「ダブリンの庭」とも称される、ウィックロー(Wicklow)。

 

中でも、自然保護指定地域である「ウィックロー・マウンテン国立公園」は、ダブリンから日帰りで行けちゃう国立公園として現地の人にも人気です。

山の中には、「ラフ・タイ(Lough Tay)」という黒色をした池があり、ギネス・レイクと呼ばれています。

 

国立公園近隣には、サリーギャップ(Sally Gap)という、映画「  P.S.アイラブユー  」のロケ地も。

レンタカーはもちろん、ダブリンからのバスツアーも頻繁に開催されています。

 

ウィックロー・マウンテン国立公園


住所 : Kilafin, Laragh, Co. Wicklow A98 K286

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリン市内より車で30分

電話番号 : +353 761 002667

定休日 : なし

営業時間 : 24時間

料金 : 無料

公式サイト : National Parks

 

グレンダロッホ

 

グレンダロッホ大聖堂跡

 

ウィックロー・マウンテンのほとりにある「グレンダロッホ(Glendalough)」も、有名な観光地。

過去には”7つの教会がある街”と呼ばれたエリアで、6世紀頃の修道院が今でも残っています。

 

一番の見どころは「グレンダロッホ大聖堂跡」。

120歳まで生きたとされる聖人・聖ケヴィンによって建てられ、アイルランド最古の教会とされています。

 

グレンダロッホのセルティック墓地

 

また、ケルティック・ハイクロスが立ち並ぶ墓地も壮観。

 

グレンダロッホにそびえ立つラウンドタワー

 

ヴァイキングが攻め入るのを見張る監視塔であったラウンドタワーも、そのままの姿で残っています。

 

グレンダロッホ


住所 : Glendalough, Bray, Co. Wicklow

マップ : Googleマップ

アクセス : ビジターセンター前バス停より徒歩5分

電話番号 : +353 0404 45352

定休日 : クリスマス休暇あり

営業時間 : 9:30〜18:00の間で季節変動あり

料金 : 無料

公式サイト : Glendalough Official Website

 

ニューグレンジ遺跡

 

ニューグレンジ遺跡

 

ダブリンの北側にあるミース県の遺跡「ニューグレンジ(Newgrange)」は、アイルランド屈指のパワースポット。

 

世界遺産登録の「ボイン渓谷の遺跡群」に属し、なんと約5,000年も前よりここにあるそう。

エジプトのピラミッドやイギリスのストーンヘンジよりも、さらに歴史が古い隠れた歴史的名所なんです。

 

1年で最も日が短い冬至の日には、日の出の光が約17mある通路に差し込み、部屋の床を明るく照らすよう設計されています。

紀元前から、そのような造りになっていたのは驚きですね。

 

アーチ状のドームのような形や、入り口付近の壁に描かれた渦巻き模様など、美術的観点からも見どころのある遺跡です。

 

なお、ダブリン市内から出ているバスは本数が少ないため、レンタカーかツアーでアクセスするのが良いでしょう。

遺跡の敷地内には、ガイドツアーに申し込む必要があります。

 

ニューグレンジ遺跡


住所 : Donore, Co. Meath.

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリン市内よりバスで約1時間15分

定休日 : 公式サイトより要確認

営業時間 : 公式サイトより要確認

料金 :

大人 8€
12歳〜16歳 4€
12歳未満 無料
60歳以上 6€

公式サイト : Heritage Ireland

 

タラの丘

 

 

映画「  風と共に去りぬ  」の劇中での有名なセリフ「タラへ帰ろう。」

このセリフのもととなったのが、このアイルランドの「タラの丘(Hill of Tara)」です。

 

アイルランドの伝説の上王が6世紀頃、タラの丘を居住地としていたとされています。

その際、写真にある「立石(Stone of Destiny)」の前で即位式が執り行われたそう。

 

また、「捕虜の墓(The Mound of the Hostages)」という新石器時代の羨道墳もあり、人骨や装飾具などが発掘されています。

 

なだらかな丘陵は見晴らしもよくアイルランドの土地を見渡せるので、天気のいい日にぜひ訪れてくださいね。

 

タラの丘


住所 : Dunsany, Navan, Co. Meath, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス : 最寄りバス停より徒歩1分

電話番号 : 046 902 5903

定休日 : なし(要確認)

営業時間 : 10:00〜18:00

料金 :

大人 5€
団体・シニア 4€
学生・子ども 3€
家族割 13€

公式サイト : Heritage Ireland

 

 


アイルランド西部のおすすめ観光スポット

 

次にアイルランド西部を見ていきましょう。

西部は自然豊かでこじんまりとした街が多く、現地の人との交流を楽しむにはうってつけのエリアです。

 

ゴールウェイ

 

ゴールウェイの街並み

 

アイルランド西部の都市といえば、港町「ゴールウェイ(Galway)」。

こじんまりとした街は観光地というよりも、地元の人たちとの交流やリアルなアイリッシュの暮らしを肌で感じられる街です。

 

エド・シーランの「Galway Girl」のモデルとなり、実際にMV撮影地でもあるゴールウェイ。

ゲール語地域にも近く、音楽と伝統色濃い都市なので、現地のパブでギネスビールを飲みながらアイリッシュミュージックを楽しむ過ごし方がおすすめです。

 

もちろん、ゴールウェイ大聖堂や教会など美しい建造物もたくさんありますよ♪

 

伝統工芸アクセサリー「クラダリング」発祥の地

 

クラダリングと花びら

 

ゴールウェイ土産としておすすめなのが、「クラダリング(Claddagh Ring)」。

王冠をかぶったハートを両手が包むデザインには、“Let Love and Friendship Reign.(愛と友情に支配させよ)”という意味が込められています。

 

ダブリンのお土産屋さんでも買えるのですが、立ち寄れるならば発祥の地・ゴールウェイでゲットしたいところですね。

 

ゴールウェイ


住所 : Galway, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス :

シャノン空港からバスで約2時間
ダブリンから列車またはバスで約2時間半

公式サイト : Galway Tourism

 

バレン高原

 

石が自然に敷き詰められたバレン高原

 

ゴールウェイの街から湾に沿って車で一時間ほど南下したところにあるクレア州。

そこに広がるバレン高原は、石が自然と敷き詰められためずらしい土地で、ツアリストに人気のスポットです。

 

高度が上がるにつれて緑地から石畳へと変わる、美しい自然のグラデーションは必見です。

 

「巨人のテーブル」と呼ばれるドルメン(巨石墓地)も見どころ

 

プールナブローン・ドルメンという巨石墓地

 

そして、バレン高原に来たら見るべきなのが、「プールナブローン・ドルメン」と呼ばれる巨石墓地。

ドルメンとは巨大墓地のことで、日本語でいうところのいわゆる古墳です。

 

このドルメン、なんと新石器時代(紀元前4,000年ほど)に作られたもの。

実はアイルランド、先史時代の遺跡の数はヨーロッパ随一なんです。

 

大きな石を積んだその姿は「巨人のテーブル」とも呼ばれ、近くで見ると圧巻ですよ!

 

バレン高原


住所 : 2 Church Street, Knockaunroe, Corofin, Co. Clare, V95 T9V6

マップ : Googleマップ

アクセス : ゴールウェイから車で1時間

電話番号 : (065) 682 7693

定休日 : なし

営業時間 : 24時間

料金 : 無料

公式サイト : National Parks

 

モハーの断崖

 

モハーの断崖

 

アイルランド屈指の観光スポットといえば「モハーの断崖(Cliffs of Moher)」。

垂直に削られた崖は最高地点で200m以上にも達し、”破滅の崖”という意味の名前を表しています。

 

映画ロケ地としてもよく使われ、『  ハリーポッターと謎のプリンス  』では、ダンブルドアとハリーの分霊箱を巡る旅路で登場しています。

 

海風がとても強く冬場は寒いため、訪れるのは暖かいサマーシーズンの晴れた日がおすすめです。

天気が良いと、アラン諸島やゴールウェイ湾を見渡せる絶景が楽しめますよ♪

 

モハーの断崖


住所 : Liscannor, Co. Clare, V95 KN9T

マップ : Googleマップ

アクセス : ゴールウェイよりバスで約25分

電話番号 : + 353 65 708 6141

定休日 : クリスマス休暇あり

営業時間 : 8:00〜21:00の間で季節ごとに変動

料金 :

大人 6€
16歳未満(大人同伴の場合) 無料
シニア・学生 4.50€

公式サイト : Cliffs of Moher Visitor Experience

 

アラン諸島

 

アラン諸島の青い海

 

アラン諸島は、ゴールウェイ湾に浮かぶ3つの島からなる諸島。

ケルト文化が根強く残り、現地の人々はアイルランド語を話すという、アイルランドでも稀少な地域です。

 

また、アラン諸島は「アランセーター」発祥の地。

縄のような模様のセーターは、漁師の男たちの無事を祈りながら編まれたものでフィッシャーマンズセーターとも呼ばれています。

 

一番大きな島・イニシュモアには、ヨーロッパ最小の教会・聖ベナン教会や、古代ケルト人が築いた砦・ダンエンガスなどの観光地も。

レンタサイクルもあるので、島を巡ってアイルランドの伝統と自然を感じてみてはいかがでしょうか。

 

アラン諸島


住所 : Benbulben, Cloyragh, County Sligo

マップ : Googleマップ

アクセス : ロッサヴェール港からフェリー45分

営業時間 : 24時間

料金 : 無料

公式サイト : THE Aran ISLANDS

 

 

アイルランド南部のおすすめ観光スポット

 

次は、アイルランド南部のおすすめ・人気観光スポットを厳選してお伝えします。

 

南部は、他と比べて温暖な気候の地域です。

また、南部の人々は歌うようなイントネーションを持つ南部訛りを持っているため、違いを楽しむのもおすすめですよ♪

 

キラーニー国立公園

 

キラーニー国立公園、圧巻の景色
雄大な自然に圧倒されるはず

 

アイルランド南部にあるケリー県は自然いっぱいの観光エリア。

中でも、国内で最初の国立公園である「キラーニー国立公園(Killarney National Park)」は必見です!

 

100㎢を超える広大な敷地には、キラーニー湖に隆々とした山々、原生林などが広がっています。

アイルランド本土唯一アカシカの群れが生息していたり、様々な動植物が棲むため、ユネスコ生物圏保護区に登録されています。

 

ハイキングエリアでもありますが、とても広いので馬車やレンタルサイクルといったサービスが人気です。

途中までは車でも入ることができるので、レンタカーを借りて他の観光スポットとセットで回るのがベストでしょう。

 

キラーニー国立公園


住所 : Killarney, Co Kerry, V93 HE3C

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリンから電車で約3時間20分

電話番号 : +353 761002620

定休日 : なし

営業時間 : 24時間

料金 : 無料

公式サイト : National Parks

 

リング・オブ・ケリー

 

ケリーの輪(リングオブケリー)

 

キラーニー国立公園とセットで回る定番スポットが「ケリー周遊路(the Ring of Kerry)」。

キラーニー中心街から国立公園を通り、ケリー州一帯をぐるりと回る、環状の道路です。

 

約180kmにもおよぶ周遊路なので、レンタカーを借りてドライブしたいところ。

なんと、自転車で数日かけて回る人もいるそうです。

 

海や砂浜を眺めながらのドライブは、とても気持ちが良くおすすめです。

 

なお、途中で「レプラコーン横断中!(Leprechaun crossing)」という看板があるので、見つけてみてくださいね!

妖精の国ならではのユーモアにほっこりしますよ。

 

リング・オブ・ケリー


住所 : Co. Kerry, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリンから電車で約3時間20分

公式サイト : the Ring of Kerry.com

 

ディングル半島

 

ディングル半島の景色

 

アイルランド最西端にある「ディングル半島(Dingle Pennisula)」も、車があればぜひ訪れたいエリア。

海に囲まれた半島は、数少ないゲールタハト(ゲール語を話す地域)として保護されています。

 

気候も温暖で、海辺の砂浜でまったり過ごしたりサーフィンやダイビングができるため、アイリッシュにも人気のスポットです。

 

ディングルに住むイルカのファンギー
人懐っこいファンギーが、船から顔を覗かせてくれました♪

 

このディングルには、1983年から一匹のイルカ・ファンギー(Fungie)が住み着いており、船でのドルフィン・ウォッチングが楽しめる地域でもありました。

 

2020年10月以降、残念ながらファンギーは行方不明になってしまったのですが、イルカ以外にも海辺の街の美しさを楽しめます。

海沿いなので、フィッシュ&チップスも新鮮で絶品ですよ。

 

ディングル半島


住所 : Dingle, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス : トラリー駅よりバスで約1時間

電話番号 : +353 (0)66 915 2448

公式サイト : Ireland’s Dingle Pennisula

 

コーク

 

港町コーク

 

アイルランド南部の都市「コーク(Cork)」は、アイルランド第二の都市。

欧州文化都市にも選出され、芸術や教育にも力を入れており、大学が多い街でもあります。

 

”ぬかるんだ場所”という意味のコークは、温暖な港町。

ローカルの人々は、コーク愛の強い人が多いのも特徴です。

 

タイタニック船が最後に立ち寄った街・コーヴ(Cobh)や、アイリッシュ・ウィスキーブランド”ジェムソン(Jameson)”の蒸留所、ゴシック様式が美しい聖フィンバー大聖堂など、観光名所も多く存在します。

 

ぜひパブで現地の人々と交流して、コークの歌うような南部訛りを聞いてみてくださいね。

 

コーク


住所 : Cork City, Cork, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリン市内から電車で約2時間15分

公式サイト : Pure Cork

 

 


アイルランド北西部のおすすめ観光スポット

 

最後は、アイルランド北西部のおすすめ観光スポットをご紹介します。

 

北アイルランドと国境でつながっている北西部は、エメラルドの国・アイルランドでも屈指ののどかな地域。

巨石の史跡や雄大な自然のパワーを感じたい人におすすめです。

 

スライゴー

 

詩人イェーツの像

 

まず訪れたいのは、アイルランド北西部最大の街「スライゴー(Sligo)」。

小さな都市ですが、アイルランドを代表する詩人「ウィリアム・バトラー・イェーツ」の故郷として有名な街です。

 

ノーベル賞を受賞しているイェーツの作品には、スライゴー近隣の島を詠った『湖上の島イニスフリー』など、スライゴーの街が多数登場します。

街には、イェーツの銅像や記念館など関連名所の他、13世紀に建てられた美しき廃墟・スライゴー修道院など見所も沢山あります。

 

サーフィンの街でもあり、近くのビーチにはサーファーの姿が見られます。

 

また、スライゴーからバスで10分ほど北上したドラムクリフ(Drumcliff)という街の教会にはイェーツの墓も。

ケルティック・ハイクロスもあり、建造物としても美しい教会です。

 

スライゴー


住所 : Sligo, Ireland

マップ : Googleマップ

アクセス : ダブリンから電車で約3時間

公式サイト : Sligo.

 

キャローモア巨石墓地

 

キャローモア巨石墓地

 

石でできた史跡が散らばるアイルランド。

スライゴーから5kmほど離れた場所にも、「キャローモア」という巨石墓地があります。

 

こちらの遺跡は、ニューグレンジ遺跡のストーンヘンジやバレン高原の巨石墓地のような大きなものではなく、広大な丘の上に点々といくつもの石が置かれています。

 

一見ただ無造作に置かれただけに見えるのですが、おそらく古い時代では配置に意図があったのだろうとされています。

妖精のすみかとして守られてきたのでは?というお話も。

 

天気が良ければ丘からの景色も美しく、スライゴー旅行と合わせて立ち寄ってみることをおすすめします。

 

キャローモア巨石墓地


住所 : Carrowmore, Co. Sligo, F91 E638

マップ : Googleマップ

アクセス : スライゴーより車で8分

電話番号 : +353 71 916 1534

定休日 : 冬季休業あり(公式サイト参照)

営業時間 : 10:00〜17:00

料金 : 無料

公式サイト : Heritage Ireland

 

ベンバルベン山

 

スライゴーにあるベンバルベン山

 

スライゴーを象徴する山・ベンバルベンは、その珍しい形が目を引く山。

長い年月をかけて侵食され、急斜面の丘がテーブル状に残りました。

 

異世界へつながる場所と言われているベンバルベン、訪れた際には妖精に会えるかもしれませんね。

 

なお、詩人イェーツの作品にも登場するベンバルベンは、先述したイェーツの墓のあるドラムクリフの街から3.5kmほどの距離にあります。

 

ベンバルベン山


住所 : Benbulben, Cloyragh, County Sligo,

マップ : Googleマップ

アクセス : スライゴーより車で13分

定休日 : なし

営業時間 : 24時間

料金 : 無料

公式サイト : Sligo Tourism

 

 

ファンタジックで郷愁を感じるアイルランドを旅しよう!

 

アイルランドのエメラルドな景色

 

海外旅行地としてはちょっぴりマイナーなアイルランド。

しかし、一度踏み入れると「また来たい!」と虜になる人が多い土地なんです。

 

古代ケルト文化やノスタルジーを感じるアイリッシュ音楽。

エメラルドに輝く緑の豊かさに、妖精の影がひそむ…

 

そんな、どこか異世界のようなファンタジックな国・アイルランド。

訪れたら、きっとその雰囲気に魅了されることでしょう。


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