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「瑠璃光院」は、京都市街地から少し離れた八瀬(やせ)に位置している浄土真宗の京都本院です。
八瀬は長い間、貴族や武士達に愛されてきた保有地でした。
京都奥座敷の不便な場所で、 季節限定の春と秋のみの公開となっている にも関わらず、毎年多くの観光客がはるばる訪れます。
京都の新緑や紅葉の隠れた名所はどこかと聞かれると、瑠璃光院と答える人も多くいるほど。
書院のどこから撮っても、映える写真が撮れるでしょう。
中でも、黒いテーブルから映る木々のリフレクションが有名です。
インスタ映えすることから、最近ではその幻想的な写真を撮ろうと観光客がこぞって集まっています。
拝観料は2,000円と他の寺院と比べると決して安いとは言えませんが、それだけの価値があるところです。
この料金は、 パンフレットの他に写経用紙と見本、ボールペンなどが含まれたもの 。
順路通りに進むと、有名なリフレクションの後すぐ、 2階の書院には写経コーナーがあります。
書院の入口で受付の人から写経セットをもらえます。
せっかくここまで来たなら、写経体験をして帰るのがおすすめです。
写経は見本をなぞって書くだけで、全然難しくないので安心してください。
また、瑠璃光院では御朱印がもらえるので、御朱印を集めてる人は1階でもらうのを忘れずに。
庭園内は大きくないですが、ゆっくり回ると1時間くらいはかかるでしょう。
ぜひ時間をかけて、瑠璃光院の美しい日本庭園鑑賞と写経体験を楽しんでみてくださいね。
住所 : 京都府京都市左京区上高野東山55
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 075-781-4001
定休日 : 期間中は休みなし
営業時間 : 10:00~17:00(受付終了16時30分)
料金 : 春・秋の特別拝観 2,000円、中高生(大学生は学生証提示)1,000円、身体障害者手帳ご提示1,000円、小学生以下無料
備考 :
公式サイト : 瑠璃光院
瑠璃光院への行き方は、以下の通り大きく3つあります。
ここでは、分かりやすく「JR京都駅」を起点にした行き方をご紹介します。
どの行き方でも大きく時間は変わりません。
なお、 瑠璃光院には駐車場がないため、行かれる際は公共交通機関を利用しましょう。
電車だけで行く場合は、まず「JR京都駅」から電車でJR奈良線で「東福寺駅」まで向かい、京都本線に乗り換えます。(運賃420円)
京都本線に乗ったら終点の「出町柳駅」で叡山電鉄に乗り換え、「八瀬比叡山口駅」で下車。(運賃430円)
八瀬比叡山口駅から瑠璃光院までは 歩いて5分とアクセス良好ですよ。
所要時間は約50分です。
地下鉄とバスで行く場合は、まず「JR京都駅」から地下鉄烏丸線「国際会館駅」まで向かいます。(運賃290円)
国際会館駅に着いたら、京都バス19系統に乗り「八瀬駅前」で下車後、バス停から徒歩7分で瑠璃光院に着きます。(運賃230円)
所要時間は約50分です。
時間は他の2つの行き方よりかかりますが、 バスなら乗り換えなしで行けます。
JR「京都駅」から京都バス17系統に乗り、「八瀬駅前」で下車後、駅から歩いて7分ほどで瑠璃光院に着きます。(運賃400円)
所要時間は約50分。
ただし、所要時間は 道路の混雑状況によっても変わるため、目安として捉えてください。
特に紅葉シーズンは混み合うことが予想されます。
少しでも交通費を節約したい人は、バスで行くのが良いでしょう。
バスは本数が限られているので、 あらかじめ時刻表を確認してから行くのがおすすめです。
予定や日程に合わせて、最適な行き方を選んでくださいね。
瑠璃光院の拝観は、 予約なしで行ける時と行けない時があり、状況によって変わっています。
2021年の春の特別拝観時は予約なしで行けましたが、秋の拝観は予約が必須となっています。
瑠璃光院の予約・チケット購入は、 公式ホームページ から行うことが可能です。
期間によっては予約なしで拝観できることもありますが、念の為事前にホームページで確認してから行くことをおすすめします。
予約時には、拝観者一人ひとりの「氏名」「電話番号」「住所」などを記入します。
その後、瑠璃光院から予約完了メールが届くので、念の為拝観日当日まで保管しておきましょう。
拝観日当日になったら、拝観時間にあわせて現地に向かい、受付にて名前を名乗ってください。
特に予約番号や本人確認ができるものなどを提示しなくても、名前を名乗るだけで中に入れます。
特に紅葉シーズンは混み合うことが予想されるので、少しでも混雑を避けたい方は なるべく平日に行くのがおすすめです。
春の瑠璃光院の見どころは、 青もみじとキラキラとした日本庭園です。
秋とは違い、春は辺り一面が緑で囲まれて、きれいな青もみじが見られるようになります。
瑠璃光院の青もみじの美しさは、市内でも1,2を争うほど。
2階のリフレクションが有名ですが、1階から見られる日本庭園の風景も必見です。
こちらもお見逃しなく。
また、春でも写経体験ができます。
春は秋の紅葉シーズンよりは混雑してないため、ゆっくりと鑑賞を楽しめるでしょう。
なお、拝観期間は例年4~6月頃 ですが、詳しい日程は 公式ページ をご確認ください。
秋の瑠璃光院は何と言っても赤もみじが綺麗で、幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。
見どころは「赤みもじ」と「夜間ライトアップ」の2つです。
洛北エリアは色づき始めるのが早くて、紅葉の見頃は 11月上旬頃からです。
筆者が行ったのは11月中旬でしたが、写真のような色づきでした。
綺麗な赤もみじが見たい方は、事前にテレビやネットなどで紅葉情報をチェックしてから行きましょう。
瑠璃光院の山門から中に入ると、まず見えてくるのが「山露池の庭」。
書院に向かう途中の道に、カエデが数十種類ほど植えられています。
書院内からの景色ももちろん素晴らしいですが、まずは山露池の庭の雰囲気を味わいながら書院へ向かってみてください。
黒いテーブルからのリフレクションが話題ですが、2階の外からの景色も見晴らしが良かったです。
1階では美しい日本庭園を見られます。
筆者は夕方17時頃に行ったため薄暗くなっていましたが、遅い時間はライトアップされ始めるので、明るい時間とは違った景色が見られるでしょう。
また、夜間特別拝観も開催しており、 夜になるとライトアップされてより幻想的な雰囲気になります。
ライトアップは控え目な感じで、そこまで明るくないのが特徴。
室内は真っ暗になり、暗闇と紅葉のコントラストを楽しめます。
夜間特別拝観は瑠璃光院の公式ホームページからではなく、 「そうだ京都、行こう。」 のホームページから事前に申し込みをします。
1日合計160名限定で二部交代制になっており、夜間特別拝観を貸切でご覧いただけます。
日中は1日乗車券で叡電沿線の紅葉名所めぐり、夜は幻想的な瑠璃光院のライトアップをお楽しみください。
なお、拝観期間は例年11~12月上旬頃 になります。
また、夜間特別拝観に訪れる際は、大人一人当たり7,000円ほど費用を見込んでおきましょう。
拝観料や夜間特別拝観の記念御朱印代、叡山電車1日乗車券代や叡山ケーブル往復乗車券代などにお金がかかってきます。
※京都 紅葉の関連記事: 【2021年最新版】京都の紅葉名所・ライトアップスポットをエリアごとに詳しく紹介!
瑠璃光院の周辺には、徒歩でも行ける距離にある観光スポットや少し時間をかけてでも行きたい名所があります。
ここでは、瑠璃光院とあわせて訪れたい周辺スポットをご紹介します。
「蓮華寺(れんげじ)」は京都府左京区にある、庭園が有名な天台宗の寺院です。
元々は、現在の京都駅近くにある西来院の時寺の寺院でした。
応仁の乱をきっかけに荒廃しましたが、江戸時代(1662年)に再興しました。
本堂や庭園などは、いずれも再建された当時のままの姿で残っています。
蓮華寺の名前の由来は、「蓮華経」にある蓮華蔵にちなんでつけられているのだとか。
参道の石畳が美しく、中に入ると山内にはカエデやイチョウなどが植えられています。
山門を入ったところから、色づいた木々が出迎えてくれます。
数ある見どころの一つが、高野川の水を引き込んだ約400坪もの「池泉廻遊式庭園(池泉鑑賞式庭園)」。
この庭全体で須弥山(しゅみせん)を表現しています。
境内はもみじが多くて、 特に春の新緑と秋の紅葉シーズンがおすすめの季節です。
池泉廻遊式庭園(池泉鑑賞式庭園)からの風景も良いですが、 スリッパを履いて庭園を周りを歩いて回れますよ。
庭園内からは写真が撮れないためご注意ください。
紅葉シーズンになると、庭園と紅葉の美しい景色を眺められます。
書院の柱を額縁に見立てて紅葉を眺めることで知られる 「額縁紅葉」も有名です。
京都市内から少し離れたところにあるので、 市内のスポットほど人が多くなく、落ち着いて観光を楽しめるのが嬉しいところ。
筆者が行った11月中旬頃は、紅葉が見頃を迎えていた頃でしたが、ゆっくり写真を撮ることができたので満足度が高かったです。
まさに穴場の紅葉スポットでした。
蓮華寺から瑠璃光院までは歩いても15分ほどなので、時間が許すならあわせて訪れるのがおすすめです。
住所 : 京都府京都市左京区上高野八幡町1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 075-781-3494
定休日 : なし
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 500円
備考 : 三脚と庭園内からの写真撮影は禁止されています。
「貴船神社」は、京都の洛北エリアにある、水の神「高龗神(たかおかみのかみ)」が司る神社。
水占いが有名な神社で、「縁結び」のパワースポットとしても有名です。
特に女性からの人気が高く、毎年ご利益を求めて数多くの観光客が訪れています。
貴船神社には 「本宮」「結社(ゆいやしろ)」「奥宮」の3つの社があります。
3つの社ごとにご利益が違い、それにちなんだ御朱印があります。
御朱印は全部で以下の3つがあります。
まずは本宮からスタートし、結社、最後に奥宮の参拝順路で行くとご利益があると言われています。
見どころは、観光雑誌やSNSでもよく見る貴船口の一の鳥居の「春日灯籠」。
入口の二の鳥居から本宮まで続く参道には、両端に連なる灯籠があります。
ここが写真スポットとして人気があるので、まずはここで記念フォトを撮りましょう。
秋の紅葉シーズンになると、 期間限定で夜はライトアップされ幻想的な雰囲気になりますよ。
時間があるなら夜にも訪れるのがおすすめです。
夕方17時頃からライトアップされ始め、幻想的な雰囲気が醸し出されます。
ライトアップ期間に関しては、事前に 公式ホームページ をご確認のうえ訪れてください。
春や夏は新緑の季節で、 避暑地としても有名な貴船エリア。
盆地で暑いことで知られている京都ですが、涼しげな雰囲気が漂っているので涼みに来るのも良いでしょう。
冬は雪景色がきれいで写真映えし、冬の寒い季節にも関わらずわざわざ足を運ぶ人がいるほどです。
四季折々で楽しめる貴船神社を存分に楽しんでください。
住所 : 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 075-741-2016
参拝時間 :
料金 : 無料、御朱印は300円
公式サイト : 貴船神社
※貴船神社の関連記事: 京都のパワースポット「貴船神社」!見どころとアクセス、周辺スポットを詳しく紹介
瑠璃光院は、黒のテーブルからきれいなリフレクションが見られることが有名です。
京都市街地から少し離れており、春と秋の特別公開時の2回だけですが、足を運ぶ価値はあります。
春と秋でそれぞれ違った幻想的な景色を楽しめるので、ぜひ特別拝観時に合わせて訪れてみてください。
きっとその美しさに心が奪われることでしょう。
瑠璃光院で、時間が許す限り落ち着いたひとときをお過ごしください。
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最終更新日 : 2023/03/02
公開日 : 2021/12/15