山陰地方のおすすめ観光スポット10選！絶景を楽しめる人気の観光名所から穴場スポットまで

山陰地方とは

 

 

山陰地方とは、中国地方の中の日本海側に面した地域のことを指します。

主に鳥取と島根の2県を指しますが、山口県や京都府、兵庫県の日本海側を含めて山陰地方と呼ぶこともあります。

 

日本海に面して東西に広がる山陰は、山・海・湖の豊かな自然に囲まれ、自然をテーマとしたレジャースポットが数多く存在したり、海や山の幸を生かした名産品やグルメが盛んだったりと、自然や食を楽しめるのが特徴。

 

また、玉造温泉や三朝温泉など、全国的にも有名な温泉街があり、名湯や壮大な自然、海山の幸を求めて全国から多くの観光客が訪れます。

 

本記事では、山陰地方の鳥取県と島根県からおすすめの観光スポットを厳選してご紹介します。

 

 

＜鳥取県のおすすめ観光スポット＞

 

 

鳥取県と言えば、日本最大級の「鳥取砂丘」やハイキングの人気観光地でもある「大山」が特に有名です。

その他にも歴史ある神社やお寺が多くあり、風情ある町並み散策も楽しめます。

 

海と山の幸を堪能できたり、地質遺産のある景勝地を楽しめたりと、自然や食を満喫できるのが鳥取県の魅力です。

 

1. 鳥取砂丘

 

 

「鳥取砂丘」は、鳥取県東部の海岸に位置する日本最大の砂丘。

鳥取県というと鳥取砂丘を思い浮かべる人が多く、県を代表する観光名所でもあります。

 

高台から望める一面に広がる日本海や美しい夕日、夜には満点の星空を眺められるなど、砂漠と海の自然美を楽しむことができます。

 

 

鳥取砂丘では、日本でも珍しいラクダに乗って砂丘を散歩できます。

生きたラクダに乗れる貴重な体験をできるのは、鳥取砂丘ならでは。

ラクダに乗って、サハラ砂漠を旅している気分を満喫してみてはいかがでしょうか。

 

料金は1人乗りのライド体験で1,500円（税込）となっており、2人乗りも可能。

その他にも、ラクダの横に並んで撮影や、ラクダにまたがって撮影ができるなど記念撮影を楽しめます。

 

 

また、砂丘ではサンドボードやパラグライダーのアクティビティができたり、隣接している「鳥取砂丘 砂の美術館」で砂の彫刻作品を鑑賞できたりと、様々な楽しみ方ができます。

鳥取に行ったら外せない定番の観光スポットです。

 

 

2. 大山まきば みるくの里

 

 

大山（だいせん）牧場内にある「大山まきば みるくの里」は、大山をパノラマで望める雄大な自然の中で、搾乳体験やアイス作り体験、ソフトクリームなどを満喫できる、子連れの家族やカップルに人気の観光スポットです。

 

※2022年4月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、手作り体験「みるく工房」は中止となっています。

 

 

芝生広場には美しい芝生が広がり、大山を間近で見ながら遊んだり寝転んだり、自然を満喫しながらゆっくりくつろげます。

また、施設内のレストランでは眼下に広がる日本海を眺めながら、自家製の乳製品を使用した料理を堪能することが可能です。

 

煙が気になるバーベキューも、無煙ロースターなら安心。

煙を気にせず鳥取県産のお肉をお腹いっぱい楽しめますよ。

 

 

白バラ牛乳で有名な、大山乳業農業協同組合の牛乳をたっぷり使用したみるくの里特製ソフトクリームは大人気。

自然を前にして頂くソフトクリームは格別です。

 

大山を間近で眺めながら、のんびりと自然を満喫したい人におすすめの観光スポットです。

 

 

3. 三徳山三佛寺 投入堂

 

 

標高900メートルの三徳山にある山岳寺院「三徳山三佛寺 投入堂（みとくさんさんぶつじなげいれどう）」は断崖絶壁に建ち、「日本一危ない国宝鑑賞」として2015年に日本遺産にも登録されました。

 

その昔、山岳宗教「修験道（しゅげんどう）」の開祖として崇拝された役行者（えんのぎょうしゃ）が三徳山を訪れたときに、山のふもとでお堂を作ったそうです。

役行者は法力でお堂を手のひらほどの大きさにし、掛け声とともに断崖絶壁にある洞窟に投げ入れたと言われ、そのことから「投入堂」と呼ばれています。

 

 

投入堂参拝前には、まず本堂で安全祈願を行い、投入堂までの険しい山道を登ります。

登山の途中には崖の上に建つ重要文化財の「文殊堂」や「地蔵堂」があり、幅60cmほどの舞台からは大パノラマの絶景を望むことができます。

 

三徳山の道は険しく、参拝登山には体力や勇気が必要になりますが、登山中に現れる絶景や下山後の達成感は特別なものになることでしょう。

 

 

4. 浦富海岸

 

 

鳥取県の東部にある「浦富海岸（うらどめかいがん）」は、日本海の荒波によって作られた海食地形を見ることができる景勝地です。

変化に富んだ奇岩や岩礁が多い海岸は、時間帯によって異なる表情を見せ、文豪・島崎藤村も絶賛した地としても知られています。

 

 

海岸沿いに整備された遊歩道では透明度の高い海を間近で感じることができ、遊覧船では奇岩の迫力を感じられるなど、海の風を感じながら絶景を楽しめます。

 

その他にも、シーカヤックやシュノーケリングなど様々な体験ができ、白浜や透明度の高い浦富海岸には夏になると多くの海水浴客で賑わいます。

 

 

5. 倉吉白壁土蔵群

 

 

倉吉市の玉川周辺にある「倉吉白壁土蔵群（くらよししらかべどぞうぐん）」は、江戸時代後期から大正時代にかけて建築された建物が多くあり、今でもその当時の面影が残っています。

 

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、白い漆喰壁や赤い石州瓦、玉川に架けられた石橋など、風情ある町並みが魅力。

酒蔵や醤油蔵が多くあり、「酒と醤油のかおる倉吉白壁土蔵群」として、「かおり風景100選」や「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれています。

 

 

かつて使用されていた白壁の土蔵や建物は、喫茶店やギャラリー、物産館などに利用され、レトロな景観を楽しむことができます。

美しい伝統的な町並みを感じながら、のんびり散策するのがおすすめです。

 

 

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＜島根県のおすすめ観光スポット＞

 

 

島根県は、縁結びの聖地として知られる「出雲大社」や、世界遺産の「石見銀山」が特に有名です。

その他にも、国宝の「松山城」や「足立美術館」、名湯の「玉湯温泉」など、広範囲に渡り人気の観光スポットが多くあり、歴史や文化、自然、癒しを満喫できるのが魅力です。

 

1. 出雲大社

 

 

最強のパワースポットと言われる「出雲大社（いづもおおやしろ／いずもたいしゃ）は縁結びのご利益があるとされ、全国から多くの人々が参拝に訪れます。

本殿は大社造りと言われる日本最古の神社建築様式で、国宝にも指定されています。

 

本殿の高さは24mで、神社建築の中では大きさ・高さともに日本一。

平安時代には48mの高さがあったとされ、巨大神殿は伝説とされていましたが、2000年に出雲大社境内の遺跡から当時のものとされる柱根が発掘されたことで、巨大神殿の存在が証明され注目を浴びました。

 

また、本殿正面にある長さ13.6m、重さ5.2tの日本最大級の大注連縄は圧巻です。

 

 

本殿裏や神苑、神楽殿周辺には様々なところにウサギがいます。

境内を散策しながらウサギを見つけたり、写真撮影を楽しんだりなど、女性に人気の写真スポットです。

 

 

一ノ鳥居と二ノ鳥居を結ぶ「神門通り（しんもんとおり）」にはおしゃれな飲食店が多くあるので、参拝後に立ち寄ったり、食べ歩きをしたりするのもおすすめ。

神秘的なパワースポット出雲大社は、島根県に行ったら外せない観光スポットです。

 

 

※出雲大社の関連記事：  縁結びの神様！神話時代から続く古社・出雲大社を徹底解説！おすすめグルメやおみやげもご紹介

 

2. 松江城

 

 

松江城は1611年に完成し、壊れたり燃えたりすることなく当時のままの姿を残している現存天守です。

 

現存天守は全国に12存在しますが、国宝に指定されているのはわずか5城。

そのうちのひとつが松江城であり、大変貴重なお城です。

 

 

天守閣最上階には四方を展望できる「望楼」があり、そこからは松江の町並みや穴道湖を一望できます。

春になると場内の桜が見られ、お城から見渡す景色は絶景です。

 

 

松江城を観光した後は、お城を囲む約3.7kmの堀川を遊覧船に乗ってのんびり観光するのもおすすめ。

天守閣をはじめ、武家屋敷など城下町の風情ある町並みの景色をゆっくり眺めながら、約50分の船観光を楽しめます。

 

船から眺める町並みは、松江城から見る景色とはまた違った感動やワクワクを感じられることでしょう。

 

 

※松江の関連記事：  水の都・松江の観光スポット16選！おすすめのグルメやお土産も紹介

 

3. 石見銀山遺跡

 

 

この地はかつて銀山として栄え、今では世界遺産に登録されている日本を代表する鉱山遺跡です。

出雲大社と同じく、島根県を代表する観光名所でもあります。

 

 

銀の採掘のために掘られた「間歩（まぶ）」と呼ばれる大小さまざまな坑道が無数にあり、中でも有名な「龍源寺間歩（りゅうげんじまぶ）」は、石見銀山遺跡の中で唯一、常時一般公開されています。

 

600mもの長さがある坑道の内部には、ノミで掘った跡が当時のまま残っており、その時代の作業の様子を知ることができます。

 

石見銀山最大級の「大久保間歩」は坑道の高さが最大で5mもあり、その規模の大きさは他の間歩と比べても規模の違いを実感することができます。

こちらは3〜11月の間、期間限定のガイド付きツアーにて見学が可能です。

 

 

4. 玉造温泉

 

 

「玉造温泉（たまつくりおんせん）」は日本最古の温泉のひとつとして知られ、潤い成分をたっぷり含んだ泉質は「美肌の湯」として女性からも人気が高い温泉です。

温泉街を流れる玉湯川沿いには温泉旅館をはじめ、足湯や温泉コスメ店、お土産店、カフェなどが軒を連ねています。

 

 

玉造温泉街から徒歩5分ほどのところには、勾玉の神様と温泉の神様を祀っている「玉作湯神社」があります。

ここには古くから信仰されている「願い石」があり、その石に触れて祈ると願いが叶うと言われ、島根県でも人気のパワースポットです。

 

 

玉湯川沿いには、純和風の温泉旅館から近代的なホテルまで、様々な温泉宿が立ち並んでいます。

 

自慢の風呂を持つ個性的な宿が多く、贅沢な全室露天風呂付きや源泉掛け流し120坪の大露天風呂、目でも楽しむことができるパワーストーンを敷き詰めた風呂など、自分好みの温泉宿がきっと見つかるはず。

 

川辺にある足湯スポットや日帰り温泉でも湯を満喫できるので、観光ついでに立ち寄るのもおすすめです。

 

 

5. 日御崎神社・出雲日御崎灯台

 

 

島根半島の西端にある「日御崎神社（ひのみさきじんじゃ）」は、日本神話で有名な二柱の神様が祀られており、厄除けや縁結びをご利益とした歴史ある神社です。

神社は下の宮と上の宮の上下二社からなり、総称して日御崎神社と呼ばれています。

 

松林の中に建つ朱色の社殿は美しく、まるで竜宮城のよう。

本殿の内壁や天井の装飾画、建築部材の彫刻も素晴らしく、壮厳な雰囲気を感じることができます。

 

 

日御崎灯台へ続く日御碕街道からは日御碕神社全体を見ることができます。

真っ青の日本海と松林の深緑により朱色が際立ち、また違った美しさを感じることができます。

 

 

神社から車で3分ほどのところには、石造り灯台として日本一の高さを誇る「出雲日御碕灯台（いづもひのみさきとうだい）」があります。

 

真っ白な灯台と、空と海のコントラストは見事。

灯台上部の展望台からは、日本海や島根半島をパノラマで一望でき、それぞれの絶景を堪能することができます。

 

日御碕神社とセットで観光するのがおすすめです。

 

 

 

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今回は山陰地方のおすすめ観光スポットを厳選してご紹介しました。

 

山陰地方には豊かな自然や広大な海、パワースポットの神社や名湯温泉などがあり、その他にも魅力的な観光スポットが数多く存在します。

ぜひ本記事を参考に山陰地方を旅行・観光してみてください。