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中国の南部に位置する香港は、ここ数年急激に人気が高まっている世界有数の観光都市です。
中国の一部ではありながら、おしゃれさと親しみやすさを兼ね備えた独自の文化を形成しています。
近年では、美しい夜景や美味しくて安い中国料理を求めて、季節を問わず世界中から観光客が集まっています。
東京 から飛行機で6時間もかからずに行けることや、日本との時差が1時間しかないこと、また日本語を話せる店員さんが多いことなども、日本から観光に行きたい人にとっては魅力的ですよね。
この記事では、そんな魅力あふれる香港のオススメ観光スポットをご紹介します!
そもそも、「香港」とはどんなところなのでしょうか?
香港は「中国の南部に浮かぶ小さな島」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。
しかし、香港は、香港島・九龍・新界という3つの中心的な地域に加え、それらの周りに集まる230以上の小さな島々から形成されているんです。
その合計面積は、 沖縄本島 よりもいくらか大きい程度で、そのうちのおよそ半分は山地や森林となっています。
また香港は、ウィル・スミスの息子ジェイデンと共演して話題となった「ベスト・キッド」や「ラッシュ・アワー」といったハリウッド映画で人気を博した、俳優のジャッキー・チェンの出身地でもあります。
日本の南国である沖縄よりも南に位置している香港は、温暖冬季少雨気候または温帯夏雨気候と呼ばれる気候区に属しています。
名前から分かる通り、香港では夏は熱帯低気圧や季節風の影響を受けるため湿度が高くよく雨が降り、反対に冬は雨が少なく乾燥しています。
冬はたまに10度を下回ることがある程度で、日本に比べて暖かく雪は降りません。
そして、秋は日本でもおなじみの台風が頻繁に接近や上陸をするため、9月から10月にかけての香港観光はオススメしません。
香港の人口はおよそ740万人で、これは 愛知県 の総人口とほぼ同じです。
しかし、香港の総面積は愛知県の面積のおよそ半分しかないため、人口密度が非常に高くなっています。
実は、香港はマカオやシンガポールと共に世界中で人口密度が最も高い地域の1つで、1平方キロメートルにおける人口密度は6600人を超えています。
日本の人口密度は1平方キロメートルあたり350人程度なので、香港の人口密度がどれだけ高いかが分かりますね。
ちなみに、そんな香港の人口の中で最も多いのが中国系の人々で、全体の90%以上を占めています。
中国系の人々の他にも、フィリピン人やインドネシア人が多く住んでいます。
彼らは、自国よりも給料が高い香港で家政婦などをして出稼ぎ労働者として働いています。
また、香港は19世紀後半から1997年までイギリスの統治下にあったため、今でも香港にはイギリス人が居住しています。
イギリス 統治時代に建てられたヨーロピアンな建物もいまだに残っており、その中でもいくつかの有名なものは、歴史を学びに多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。
香港の政治といえば、「一国二制度」が有名ですよね。
イギリスによる統治の後、香港は中国のもとへと返還されました。
当時、政治的にも経済的にも転換期にあった中国では、1997年に香港を「香港特別行政区」として、社会主義国の中で部分的に資本主義の政治・経済システムを確立しました。
中華人民共和国憲法や特別行政区に関する法律によって、香港は少なくとも2047年までは、特別行政区として機能することが決められています。
これによりある程度の自治が認められているので、香港はオリジナルの旗を持っていたり、「中国」とはまた別に「香港」としてオリンピックに参加していたりもします。
また、法律は英米法(コモン・ロー)のシステムが採用されています。
2017年9月には、世界中の金融センターの国際的な競争力を示す指標となっている「金融センターランキング」で香港が、 ロンドン と ニューヨーク に次いで世界第3位にランクインしました。
中国本土とは違う独自の政治・経済体制で、香港は世界的な金融センターの座にのぼりつめています。
香港の移動でよく使用される主な公共交通機関には、MTR、エアポート・エクスプレス、トラム(ピーク・トラム含む)、スター・フェリーの4種類があります。
MTRとは「Mass Transit Railway」の略で、香港最大の鉄道路線システムのことです。
カオルーンエリアを中心として、香港島やニュー・テリトリーエリア、空港があるランタオ島を結び地元民や観光客の足として活躍しています。
エアポート・エクスプレスは空港直結の快速電車で、カオルーン駅までたった22分で移動できるのでとても便利です。
さらにカオルーンからヴィクトリア・ハーバーを渡った先にある香港島には、なんと24分程度で着いてしまいます!
複数の島の間の移動を少しでもラクにしたい、時間を節約したい、という方にはエアポート・エクスプレスがオススメです。
スター・フェリーは、香港島とカオルーンを繋ぐフェリーシステムのことです。
毎日、カオルーンの先端の街チムサアチョイにある港からフェリーが運行しています。
心地良い風を肌に感じながら、ヴィクトリア・ハーバーを渡ってみましょう。
そして香港を代表する乗り物がトラムです。
基本的に2階建てで、1900年代初期のレトロなデザインが多くの乗客の心をわしづかみにしています。
2階の一部がオープンエアとなっているトラムがあり、香港観光をさらに楽しいものにしてくれるはずです。
ピークトラムは、香港内で最も古い公共交通機関の1つです。
後ほどご紹介するヴィクトリア・ピークという観光スポットへ向かう際に重宝されているトラムです。
山のかなりの急勾配を物ともせずに、大勢の乗客を運んでいる姿にしびれます!
さて、香港にはオススメの観光スポットが目白押しですが、それぞれのスポットはカオルーン・香港島の南部と北部など、いくつかのエリアに分けられます。
美しい自然に囲まれたビーチで泳げる香港島南部や、地元民の熱気に満ちあふれるカオルーン、そしてミシュラン三つ星を獲得したレストランが集まる香港島北部など、訪れるエリアによって表情を変える香港に夢中になること間違いなしです。
この記事では、各エリアごとにオススメ観光スポットをご紹介していきます!
カオルーンエリアは、大きな経済成長を遂げている香港の中でも特に栄えており、日々多くの観光客が訪れています。
ショッピングセンターやアウトレットなども多いため、たくさん買い物をしたい!ブランド物を安く手に入れたい!という方には、7月ごろと12月ごろから始まるバーゲンシーズンがカオルーン旅行の狙い目です。
そんなカオルーンエリアにはどんな観光スポットがあるのでしょうか?
カオルーンエリアへ行ったら絶対に訪れてほしいのが「ネイザン・ロード」です。
ヴィクトリア・ハーバーに面しているカオルーン南部を起点として、カオルーンエリアを南北に走っているこの大通りは、同エリアの中でも特に人が集まるショッピングストリートとして栄えています。
全長はおよそ3.8キロメートルで、テレビや雑誌でよく見る、カラフルなネオンの看板がまぶしい「ザ・香港」というイメージの場所です。
数え切れないほどの商店やレストランはもちろん、ショッピングモールや美術館なども立ち並んでおり、4キロメートルに満たない通りですが歩き終えるのに丸1日かかることも珍しくありません。
また、「尖沙咀(チムサアチョイ)」・「佐敦 (ジョーダン)」・「油麻地 (ヤウマティ)」・「旺角 (モンコック)」などカオルーンエリアの主要観光名所を通っているので、ネイザン・ロードを歩きながら他の観光スポットにも行くことができます。
名称 :ネイザン・ロード
英名 :Nathan Rd
住所 :Nathan Rd, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
カオルーン半島の南端に位置する「チムサアチョイ」は、香港で5本の指に入るほどの商業地域です。
彌敦道の起点にもなっており、いくつもの商店が軒を連ねるこの地域には、日々若者や観光客で賑わいを見せています。
商店以外にも、ホテル・美術館・企業のビルなども所狭しと並んでいて、様々な年齢・職業の人々が集まる地域となっています。
ヴィクトリア・ハーバーを挟んで香港島が一望できる景色も観光客に人気の理由の1つです。
また、他のエリアへ向かうバスや、ヴィクトリア・ハーバーを渡ってカオルーンと対岸の香港島をつなぐ「スターフェリー」もこのチムサアチョイから運行しており、香港の重要な交通網として機能しています。
名称 :チムサアチョイ
英名 :Tsim Sha Tsui
住所 :Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
セントラルよりフェリーで30分
香港映画が大好きな方にオススメなのが、チムサアチョイにある「アヴェニュー・オブ・スターズ」です。
素晴らしい映画や優れた役者や監督の活躍により、過去100年ほどの間に世界中で知名度を伸ばし続けている香港映画。
それに伴って、映画に出てくる香港のレストランやお店が観光スポットとして人気を集めています。
そんな、香港の名を世界に広めるのに一役買った香港映画関係者たちを讃えるためにつくられたのが、このアヴェニュー・オブ・スターズです。
香港初の長編映画「荘子試妻」の監督を務め「香港映画の父」と呼ばれたライ・マンワイや、国内のみならずアメリカのハリウッドでも活躍しているアクション俳優のジャッキー・チェン、そしてブルース・リーの像や手形、壁画などが展示されています。
なお、現在アヴェニュー・オブ・スターズは改修工事のため閉鎖されており、2018年末に工事が終了する予定です。
それまでは、すぐ近くに一時的に建設された「星光花園(ガーデン・オブ・スターズ)」でブルース・リー、マクダル、アニタ・ムイといった著名人の像や各種展示を見学することができます。
ガーデン・オブ・スターズで香港映画の歴史を学んだあとは、記念にブルース・リーの像と写真撮影をしましょう!
名称 :アヴェニュー・オブ・スターズ
英名 :Avenue of Stars
住所 :Ave of Stars, Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :ネイザン・ロードより徒歩5分
電話番号 :+852 3598 4608
料金 :無料
注意点 :2018年末まで閉鎖中
名称 :ガーデン・オブ・スターズ
英名 :Garden of Stars
住所 :Salisbury Road, tsim sha tsui east, Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
ネイザン・ロードより徒歩10分
アヴェニュー・オブ・スターズより徒歩5分
電話番号 :+852 2302 1762
定休日 :なし
営業時間 :24時間
料金 :無料
チムサアチョイを訪れたら、「香港歴史博物館」で香港の歴史や文化を学んで行きましょう。
年代別に8つに分かれた展示コーナーの4000を超える展示品を通して、およそ4億年も前のデヴォン紀から香港返還の1997年までの長い歴史を学ぶことができます。
香港で長い歴史を持つお祭り「饅頭祭り」を紹介するコーナーでは、祭りで使用されるものとほぼ同じ高さの饅頭タワーの模型が展示されており、写真撮影で人気です。
また、香港の伝統的な結婚式の様子を再現したコーナーでは、中国で祝い事の際に用いられる赤色を基調とした、派手な婚礼衣装や式場の飾りが目を引きます。
時代とともに変化してきた香港の人々の服装や生活の道具なども展示され、当時の香港がリアルに再現されているので、思わずタイムスリップしたかのように感じるかもしれません。
映画を上映するコーナーもあり、映像を通しても香港の歴史について知ることができます。
模型や写真などの展示品には英語と中国語で丁寧な説明がついているので、それぞれの展示品がどのようなものかが分かりやすく、知識を深めることができますよ。
日本語による館内の音声ガイドのレンタルや日本語パンフレットの配布もあるので、ぜひ活用してください。
名称 :香港歴史博物館
英名 :Hong Kong Museum of History
住所 :100 Chatham Rd S, Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
アヴェニュー・オブ・スターズより徒歩15分
ガーデン・オブ・スターズより徒歩10分
電話番号 :+852 2724 9042
定休日 :火曜日、中国正月の最初の2日
営業時間 :
水曜日から金曜日、月曜日:10:00~18:00
土曜日から日曜日:10:00~19:00
料金 :$20
香港の夜空を色鮮やかに照らす「シンフォニー・オブ・ライツ」は、観光客に大人気のライトショーです。
なんと、世界最大の光と音のショーとして、あのギネスブックにも認定されているほど大きな規模を誇るショーなんです。
毎日午後8時になると、ヴィクトリア・ハーバー沿いの高層ビル群が色とりどりにライトアップされ、美しい音楽に合わせてショーがおよそ10分間行われます。
アヴェニュー・オブ・スターズ付近の道からなら、視界を邪魔する物が何もないので大迫力のショーを漏らさず見ることができるのでオススメですよ。
2004年に始まって以来、進化を続けているシンフォニー・オブ・ライツですが、2017年の12月にバージョンアップしたばかりです。
したがって、新たなライティング技術やサウンド効果を駆使し、さらに進化を遂げたシンフォニー・オブ・ライツを楽しめること間違いありません。
香港観光を楽しんだ1日の終わりには、シンフォニー・オブ・ライツで美しい夜の香港を楽しんではいかがでしょうか?
名称 :シンフォニー・オブ・ライツ
英名 :A Symphony of Lights
住所:Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
セントラルよりフェリーで30分
電話番号 :+852 2810 2770
営業時間 :
毎日:20:00~20:13
料金 :無料
ネイザン・ロードを進んで行くとチムサアチョイのすぐ北にあるのが「ジョーダン」です。
チムサアチョイに負けず劣らず、毎晩まぶしいネオンサインが夜の空を明るく照らす香港の下町です。
また、ネイザン・ロードと交差するように、東西に走る「佐敦道 (ジョーダン・ロード)」があり、この通りはカオルーンエリアの2大ナイトマーケットと呼ばれている「女人街」と「男人街」のうちの1つ、「男人街」につながっています。
名称 :ジョーダン
英名 :Jordan
住所:Jordan, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
チムサアチョイより徒歩15分
カオルーンエリアの2大ナイトマーケットの1つ「男人街」では、名前の通り男性用の洋服・靴・カバンなどが中心的に販売されています。
また、多くの露店では、ゲームや電気製品なども店頭に置いてあります。
男人街ではアダルトグッズを扱うお店もあちらこちらで見かけるので、お子様を連れての観光の際はご注意くださいね。
通りの入り口にはレストランが多く立ち並んでいます。
夜になると、昼間は通路として使われているお店の外にずらりとテーブルとイスを並べるので、外での食事を楽しむこともできますよ。
レストランを通り過ぎさらに奥へ進むと、いくつもの露店がひしめき合う、さらに賑やかで明るい場所にたどり着きます。
さらにその奥に行くとパブやカラオケが立ち並び、通りは一気に大人な雰囲気に。
レストラン同様、テーブルやイスを店の外に出してきて外で大音量のカラオケを楽しんでいる地元のおじさん・おばさんを見ることができます。
名称 :男人街
英名 :Temple St
住所:Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間
チムサアチョイより徒歩15分
「モンコック」は、地元の若者たちが集まる、いわゆる香港版の渋谷のような街です。
「女人街(通菜街)」をはじめ、金魚や熱帯魚を扱う店が密集した「金魚街」や、オウムやインコ、鳥かごや鳥のエサなど、鳥に関するものが売られている「バードガーデン」、さらにはスニーカーばかり扱うお店がひしめき合う「スニーカー街」など、ユニークな商店街が見どころのエリアです。
また、2005年にオープンして以来、若者たちの遊びの中心となっている巨大なショッピングモール「ランガムプレイス」に立ち寄って見るのも良いかもしれません。
名称 :モンコック
英名 :Mong Kok
住所:Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで55分
モンコックを代表し、「男人街」と共にカオルーンの2大ナイトマーケットに数えられる「女人街(ノイヤンガイ)」。
男人街からは歩いて30分ほどで行くことができ、2大ナイトマーケットの両方を1日で楽しむことも可能です。
やはりこちらも名前の通り、販売されているものは女性向けの洋服・アクセサリー・雑貨・化粧品などが中心となっています。
女人街と男人街は、扱われている商品の傾向は多少違うものの、通りのつくりはだいたい同じです。
通りの入り口からすぐのところは賑やかなレストラン街となっており、さらに進むと露店が隙間なく立ち並んでいます。
ところで、女人街・男人街どちらでショッピングをするときに、必ずあることをするのがおすすめなのですが、何だと思いますか?
正解は「値切り交渉」です!
実は、女人街・男人街で商品に表示されている価格は、お店の人が本当に売ってもいいと思っている価格の、なんと2倍から3倍はしていることが非常に多いんです。
そのため、欲しい商品があったらぜひ勇気を出して値切ってみてください。
名称 :女人街
英名 :Ladies Market
住所:Tung Choi St, Mong Kok, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで55分
男人街より徒歩20分
営業時間 :
毎日:11:00~23:30
「香港の秋葉原」とのあだ名を持つ、カオルーンの下町「シャムスイポー 」では、レンジや炊飯器などの電化製品やコンピューターや携帯電話といった電子機器を販売する専門店がずらりと並びます。
「高登電脳中心」というエリアがシャムスイポーの電化製品街の中心部で、道がアリの巣のように入り組んでおり迷路に迷い込んだかのようです。
電化製品の他にも、おもちゃ屋さんや洋服屋さんも立ち並び、買い物に来るのは観光客よりも地元の人が多めです。
ただ、カオルーンを代表するショッピングセンター「西九龍中心(ドラゴン・センター)」には、最上階にある屋内ジェットコースターを一目見ようと、大勢の観光客が訪れています。
名称 :シャムスイポー
英名 :Sham Shui Po
住所:Sham Shui Po, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで55分
カオルーンエリアの西端に位置しているのが「サイガオルーン」です。
映画館やスケートリンクが併設されているショッピングモール「エレメンツ」や香港一高い展望台「スカイ100(天際100)」などがあります。
カオルーンの他の地域のような下町感はあまりなく、代わりにおしゃれな雰囲気が漂う観光エリアです。
名称 :サイガオルーン
英名 :West Kowloon
住所:West Kowloon, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスで45分
チムサアチョイより徒歩30分
香港で最高の高さを誇る室内展望台がサイガオルーンにある「スカイ100」です。
現在世界で10番目に高いとされている「環球貿易廣場(インターナショナル・コマース・センター)」という高さ490メートルのビルの100階にある展望台です。
サイガオルーンで人気のショッピングモール「エレメンツ」と繋がっているので、ショッピングと観光を同時に楽しめます。
展望台の高さはおよそ390メートルで、香港の景色が360度ぐるりと一望できますよ。
ガラス張りの床や音声ガイドなどがあり、香港の景色を十分に楽しめる工夫が施されています。
訪れるのにオススメの時間帯は日が沈んでからです。
色とりどりのライトが輝く香港の夜景を見たら、感動すること間違いなしです。
人口の増加により高層マンションが次々と建てられている香港ですが、そんな高層ビル群を上から見られるかなり珍しい景色を、ぜひ写真に収めてくださいね。
名称 :スカイ100
英名 :Sky 100 Hong Kong Observation Deck
住所:International Commerce Centre (ICC), 1 Austin Rd W, Yau Ma Tei, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスで1時間10分
セントラルよりフェリーで30分
電話番号 :+852 2613 3888
営業時間 :
日曜日から木曜日:10:00~21:00
金曜日から土曜日:10:00~20:30
料金 :
大人:$188
小人:$128
なおオンラインで購入すると10パーセントの割引があります。
大人:$169
小人:$115
1900年代後半、「世界一のスラム街」と呼ばれたのが「九龍城砦」です。
様々な要因から、当時中国からもイギリスからも実質統治を受けることなく無法地帯と化した場所です。
人口増加に伴い建物を13階まで増設したものの、建築に関する法律が全くないために、いつ壊れてもおかしくない脆く危険な建物が地域を埋め尽くしていたそうです。
また、免許がないまま診療所やレストランを開業したり、衛生面の安全性が疑問視される環境となっていました。
治安も悪く、近づく者がいなかったと言われている九龍城砦ですが、現在では観光地として生まれ変わった姿を見ることができます。
九龍城砦の跡地を散策したり、博物館や新たにできた高層ビルの街並みを楽しんだりと、カオルーンエリアいちおしの観光地です。
カオルーンエリアを訪れた際は、ぜひ九龍城砦の跡地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
名称 :九龍城砦
英名 :Kowloon Walled City Park
住所:Kowloon City, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりバスで1時間10分
チムサアチョイよりバスで40分
電話番号 :+852 2716 9962
営業時間 :毎日:6:30~23:00
料金 :無料
鮮やかな色の本堂がひと際目を引く「黄大仙祠」は、香港の人々に長年にわたり深く信仰されている道教の寺院です。
観光客を含めると、年間になんと300万人を超える数の人々が参拝に訪れているそう。
寺院の中はかなり広く、本堂の他にもお祈りやお供えをするための小さなお堂や噴水、お守り売り場などがありました。
そんな黄大仙祠を訪れたらぜひ挑戦してほしいことが2つあります。
1つ目はおみくじを引くことです。
黄大仙祠のおみくじ引きはとてもユニークで、本堂の正面に膝を立てて、細い竹の棒がたくさん入った箱を、棒が出てくるまで振り続けるというものです。
箱から出てきた竹の棒に書いてある番号を受付の人に伝えると、その番号に対応するおみくじをもらうことができます。
最初は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、周りにいる大勢の観光客や地元の参拝客も一心不乱に箱を振り振りしているので、恥ずかしがる必要はありません。
そして2つ目は、恋愛成就の運試しができる「赤い糸結び」です。
本堂のそばに建っている黄金の女性像と男性像を赤い糸の束が結んでいる場所があります。
像の近くに用意されている赤い糸を持って、一方の像からもう一方の像まで、目をつぶったまま歩いてたどり着くことができると、恋が叶うと言われているんです。
そんなに難しくないのでぜひ挑戦して、最強の恋愛運をゲットしちゃいましょう!
名称 :黄大仙祠
英名 :Sik Sik Yuen Wong Tai Sin Temple
住所:2 Chuk Yuen Village, Wong Tai Sin, Kowloon, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
チムサアチョイよりMTRで30分
電話番号 :+852 2327 8141
営業時間 :毎日:7:00~17:00
料金 :無料
コンクリートジャングルの中に突如現れる異空間「南蓮園池」は、中国式の荘厳な庭園です。
静かで落ち着いた雰囲気の庭園内は、汗が吹き出して止まらない灼熱の香港で、避暑地と呼べる貴重な場所です。
園内の敷地は広大で、一周するのに1時間半から2時間ほどはかかるでしょう。
急いでまわるよりも、絶妙な形に整えられた松の木々や澄んだ水が勢いよく流れ出す滝、愛らしい花々に目を向けながらゆっくりと一周するのをオススメします。
庭園で静かな時間を過ごしたあとは、すぐ隣に建てられている「志蓮浄苑」という巨大な仏教寺院を見学するのも良いかもしれません。
名称 :南蓮園池
英名 :Nan Lian Garden
住所:No.60 Fung Tak Road, Diamond Hill, Hong Kong, China
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間15分
チムサアチョイよりMTRで40分
電話番号 :+852 3658 9366
営業時間 :毎日7:00~21:00
料金 :
大人:$20
小人:$10
カオルーンエリアを思う存分楽しんだあとは、スター・フェリーに乗って香港島に渡りましょう。
香港島は主に、香港のビジネスの中心地となっている北側と、緑が多くビーチが美しい南側に分かれています。
北側のエリアは、高級レストランやスパ、一流ホテルが建ち並ぶおしゃれで洗練された場所。
イギリス統治時代の名残も見ることができる香港北エリアでオススメの観光スポットをご紹介します。
香港の中でも特に生活水準が高い都市が「コーズウェイベイ」です。
2012・2013年には2年続けて、世界で最も家賃が高い都市に選ばれたこともあるほどの高級住宅街なんです。
ちなみに1坪当たりなんと月額およそ88万円だそうです。。。
そんなコーズウェイベイでは、食事・ショッピング・映画鑑賞など、優雅に時間を過ごしたい方にオススメの場所です。
名称 :コーズウェイベイ
英名 :Causeway Bay
住所:Causeway Bay, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
セントラルよりMTRで25分
コーズウェイベイで地元客・観光客の両方から人気なのが「タイムズ・スクエア」というショッピングモールです。
建物の外側で輝いている大きな金色の時計が目印の超高層ビルで、洋服から雑貨、子ども用のおもちゃまで何でも揃います。
15階までがショッピングモールになっており、その上はオフィスビルとして使われています。
名前は同じですが、ニューヨークのタイムズ・スクエアとはまた違った香港ならではの雰囲気が感じられる場所となっています。
有名ブランドアイテムや高級な香港お土産の購入を考えている方にはぜひ訪れてほしいショッピングモールです。
名称 :タイムズ・スクエア
英名 :Times Square
住所:1 Matheson St, Causeway Bay, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間15分
セントラルよりトラムで30分
電話番号 :+852 2118 8900
営業時間 :毎日10:00~22:00
香港のイギリス統治時代を思い出す場所が「ヴィクトリア・パーク」です。
コーズウェイベイの高層ビル群の中にたたずむ緑の芝がきれいなこの公園は、イギリス統治時代の1957年につくられたもので、イギリスのヴィクトリア女王がその名前の由来となっています。
また、ヴィクトリア女王の即位60周年を記念してつくられた女王の銅像が、公園のメインゲート付近に建っています。
公園内は広く、5000株を超える木々や可愛らしい花々に心癒されます。
テニスコートやプール、足つぼマッサージの道などもあり、健康志向の地元民たちが日々時間を過ごしていますよ。
都会の喧騒とスピードに疲れてしまった方はぜひ、ヴィクトリア・パークで一休みしてくださいね。
名称 :ヴィクトリア・パーク
英名 :Lantau
住所:Tsim Sha Tsui, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間15分
セントラルよりトラムで30分
電話番号 :+852 2810 2770
営業時間 :毎日20:00~20:13
料金 :無料
香港で最も生活所得の水準が高いのがここ「ワンチャイ」です。
ただ、生活水準を押し上げているのは一部の富裕層で、同じく生活水準が高いコーズウェイベイと比べると、ガラッと雰囲気が変わります。
新鮮な野菜や果物、お肉といった生鮮食品・家具・雑貨など、庶民の生活に欠かせない食品・日用品を扱うローカルマーケットが多く立ち並んでおり、香港で生活する人々の活力や熱気にあふれたマーケット街という存在の場所です。
また、夜はレストランやバーがオープンし、美味しい香港フードを遅くまで楽しむことができます。
名称 :ワンチャイ
英名 :Wan Chai
住所:Wan Chai, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間15分
セントラルよりトラムで20分
ワンチャイに建つ無数の高層ビルの中にドーム型のような建物が見えたら、それが「香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター」です。
どことなくオーストラリアのオペラハウスを連想させるようなデザインですが、実はこの建物は亀がデザインのモチーフになっているんだそう。
ビルを建てる際に縁起を担ぐとは、なんとも中国の人らしいですね。
縁起担ぎの甲斐あってか、いつも大勢の観光客で賑わっています。
頻繁に展覧会などのイベントが行われており、チケットを購入すれば誰でも入場することができるので、事前に気になるイベントがあるかチェックしておくと良いでしょう。
コチラ から、イベントのページをチェックできます。
名称 :香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター
英名 :Hong Kong Convention and Exhibition Centre
住所:1 Expo Dr, Wan Chai, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間15分
セントラルよりトラムで30分
電話番号 :+852 2582 8888
香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターの海側にまわると、香港の重要な歴史を象徴する「紫荊花の黄金像」を見ることができます。
この黄金に輝く像は1997年7月1日、香港が中国に返還されたことを記念し、中国政府から香港へ贈られたものです。
大きく堂々と咲く紫荊花の像が歴史の重要さをひしひしと伝えてきます。
ちなみに、紫荊花は香港の象徴とされ、香港の旗のデザインになっていたり「香港蘭」という愛称で呼ばれたりしています。
スター・フェリーの乗降場からすぐ近くなので、フェリーを利用する際にはぜひ黄金像と記念撮影をしましょう。
名称 :紫荊花の黄金像
英名 :Golden Bauhinia Square
住所:1 Expo Dr, Wan Chai, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間15分
セントラルよりトラムで30分
電話番号 :+852 2582 8888
営業時間 :毎日24時間
料金 :無料
ワンチャイの庶民の暮らしを支えるのが「タイユン・ストリート」です。
通りの両側に露店が隙間なく並んでおり、あちらこちらから値引き交渉や客引きの声が聞こえてくる賑やかな商店街です。
お店によって、食料品から衣料品まで幅広い種類の商品が販売されていますが、ここで特にオススメなのは雑貨です。
香港デザインのマグネットや置物、水筒など、お土産として喜ばれそうな商品が数え切れないほど置いてあります。
もちろん値引きができるので、欲しいものが見つかったら思い切ってお店の人に「安くして!」と交渉してみましょう。
名称 :タイユン・ストリート
英名 :Tai Yuen St
住所:Tai Yuen St, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで55分
セントラルよりトラムで20分
ワンチャイのはずれにあるのが「ハッピー・バレー競馬場」です。
ハッピー・バレー競馬場は1847年に建設されて以来、レース開催日には地元民も観光客も一緒になって盛り上がり活気に満ちあふれています。
競馬が開催されない日は、競馬場は公園として開放されており、家族連れやカップルが訪れています。
また、併設されている「香港賽馬博物館」には無料で入ることができ、香港の競馬の歴史や文化を学ぶことができます。
名称 :ハッピー・バレー競馬場
英名 :Hong Kong Jockey Club Happy Valley Racecourse
住所:The Hong Kong Jockey Club Happy Valley Racecourse, Wong Nai Chung Rd, Happy Valley, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間15分
セントラルよりトラムで30分
電話番号 :+852 2895 1523
ハッピー・バレー競馬場付近から西へのびる「クイーンズ・ロード・イースト」という通りには、家具屋さんがずらりと建ち並んでいます。
様々なデザインのおしゃれな家具が豊富に取り揃えられているため、香港中の富裕層がお気に入りの家具を買いにこの通りに集まります。
テーブルやベッド、タンスなどはもちろん、豪華なシャンデリアや高級な骨董品なども置いてあるので、買わない方もお店を見てまわるだけで十分楽しめますよ。
また、日本ではあまり一般的ではない具のオーダーメイドがより簡単にできるのも香港家具の良いところ。
世界に1つのオリジナル家具を手に入れるならここです!
名称 :クイーンズ・ロード・イースト
英名 :Queen's Rd E
住所:Queen's Rd E, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
セントラルよりトラムで20分
ワンチャイから西へ進むと、コーズウェイベイと似た雰囲気の地域「セントラル」があります。
中心部には、有名ブランドショップが軒を連ねるショッピングモールや、ミシュランで星を獲得した高級ホテルやレストランが集まっています。
ただ、1本奥の道に入ってみると、地元の人が集まるローカル・ストリートや珍しい観光スポットに行くことができますよ。
名称 :セントラル
英名 :Central
住所:Central, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
チムサアチョイよりフェリーで30分
セントラルの中部を走る主要な通りが「ハリウッド・ロード」です。
おしゃれなカフェやバー、レストランなどが建ち並ぶハリウッド・ロードは、地元のカップルや若者たちから人気の場所です。
食事をするところ以外にも、ブティックや骨董品店などが軒を連ねているので、好きな人とのんびりデートをするにはもってこいの通りとなっています。
「ハリウッド・ロード・パーク」という公園もあり、都会の中の貴重な自然を楽しむことができます。
セントラルの中でも落ち着いた雰囲気のハリウッド・ロードで、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
名称 :ハリウッド・ロード
英名 :Hollywood Rd
住所:Hollywood Rd, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間
ワンチャイよりトラムで20分
ハリウッド・ロードへと続く「ポッティンガー・ストリート」は、石畳の道が特徴的な通りです。
「インファナル・アフェア(無間道)」という2002年の香港映画の1シーンで使用されたこの通りは、映画のファンの間では知らない人はいないほどだそう。
現在の香港ではなかなか見かけることがなくなった石畳でできた通りは、18世紀にカトリックの教会が広まったことをきっかけとしてつくられたもので、イギリス統治時代の歴史が垣間見えます。
ちなみに、ポッティンガー・ストリートは裁縫用具を扱う屋台が多いことでも有名で、色とりどりの糸や布を格安で手に入れることができます。
名称 :ポッティンガー・ストリート
英名 :Pottinger St
住所:Pottinger St, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間
ハリウッド・ロードより徒歩10分
セントラルで1番のアートエリアといえば「ソーホー」です。
SOHOとは「South Of HOllywood Road」の頭文字をとったもので、その名の通りハリウッド・ロードの南側のエリア一帯を指しています。
香港に住む画家や音楽家などが集う、アーティストたちの街です。
そのためアトリエや美術館、ブティックなどが多くあり、香港の最先端を行く芸術を実際に見たり手に取ったりできます。
また、国際色豊かなところが特徴的であるソーホーでは、中国料理のみならずインド・ベトナム・イタリア・フランスなど、世界の様々な地域の料理を楽しめるというのも人気の1つです。
多国籍料理と香港アートの組み合わせを楽しみたい方は、ぜひソーホーへ足を運んでみてください。
名称 :ソーホー
英名 :Soho, Hong Kong
住所:Central, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間
ポッティンガー・ストリートより徒歩10分
電話番号 :+852 2733 6119
営業時間 :毎日24時間
とてつもなく長く続いているエスカレーターとして有名な観光スポットになっているのが「ミッドレベル・エスカレーター」です。
セントラルの南部はとても傾斜の激しい山間部となっているのですが、そんな山の上にも住宅や商店はありました。
ただ、お年寄りや身体の弱い人たちにとって、急な斜面を行き来することは簡単ではありませんでした。
そこで、山の上り下りの負担を少しでも減らそうと考案されたのが、このミッドレベル・エスカレーターなんです。
香港一の長さを誇るこのエスカレーターの全長は、なんとおよそ800メートル。
正確には、1本の長いエスカレーターではなく何本もの短いエスカレーターが長く連なってできているのですが、それにしても800メートルは長いですよね!
そんなミッドレベル・エスカレーターは、高低差およそ140メートルを簡単に行き来できると、地元民の足として愛用されています。
山間部の住民だけでなく観光客も利用することができるので、ぜひこの超ロングエスカレーターに挑戦して見てはいかがでしょうか。
名称 :ミッドレベル・エスカレーター
英名 :Central-Mid-Levels Escalators
住所:Jubilee St, Central, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスで1時間
ソーホーより徒歩10分
営業時間 :毎日24時間
香港北部エリア最後にご紹介するのは世界中で大人気の観光スポット「ヴィクトリア・ピーク」です。
世界三大夜景の1つに数えられるほどの美しさから「100万ドルの夜景」との別名を持っています。
香港島北部に広がる無数の商店や住宅、高々とそびえ立つ高層ビル群が夜になると何万もの光を放ち、キラキラと宝石のような輝きを見せます。
ヴィクトリア・ピークから見るその景色は、まさに宝石箱をのぞいているかのようです。
およそ370メートルの山頂には「ピーク・トラム」という専用のトラムに乗って向かいます。
セントラルの都市部でピーク・トラムに乗り込むと、あっという間に木々が生い茂る山の中へ。
急勾配をトラムがどんどん上っていき、10分ほどすると山頂に到着します。
山頂には、展望台「スカイテラス428」の他にお土産屋さんやレストランなどが充実しており、香港島の美しい景色を写真に収められる絶景ポイントも数カ所あります。
蝋人形の館もあるので、家族連れも楽めます。
香港を訪れたら、絶対にヴィクトリア・ピークに訪れることをオススメします!
名称 :ヴィクトリア・ピーク
英名 :Victoria Peak
住所:The Peak, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりバスで1時間10分
セントラルよりフェリーで30分
電話番号 :+852 2810 2770
営業時間 :
ピーク・トラム:
毎日:7:00~24:00
スカイテラス428:
月曜日から金曜日:10:00~23:00
土曜日から日曜日:8:00~23:00
料金 :
片道:
大人$77
小人$35
往復:
大人$90
小人$43
同じ島内でも、北部と南部では大きく雰囲気が異なります。
高層ビルがひしめき合う香港島北エリアと反対に、香港島南エリアは自然が多く、美しいビーチや緑豊かな広場が人混みの中で疲れた心を癒してくれるはずです。
海岸沿いにある「アバーディーン」は、ヴィクトリア・ピークを挟んでセントラルからちょうど反対側の位置にあります。
現在は商業や工業が発展していますが、昔は漁を中心として生活していた漁師の街です。
今でも、港には何艘もの船やヨットがとまっており、観覧船ツアーなども定期的に行われています。
そんなアバーディーンの名物料理はやはりシーフード料理です。
レストランに入ったら、魚の唐揚げや煮付けを注文するのがオススメです。
名称 :アバーディーン
英名 :Aberdeen
住所:Aberdeen, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間40分
セントラルよりトラムで45分
アバーディーンで有名な水上レストランといえば「ジャンボ・キングダム」です。
最高収容人数は2000人を超える世界最大の水上レストランの1つでもあるジャンボ・キングダムは、赤・緑・青といった原色をメインに使った派手なデザインのレストランで、なんとなく「千と千尋の神隠し」に出て来そうな感じがします。
レストランにたどり着くにはボートに乗って海を渡らなければいけないという、なんともスリリングな移動方法が人気を呼んでいます。
建物の中は数階に分かれており、レストラン以外に茶園なども併設されているので、そのときの気分に合わせてお好みの料理屋さんで食事ができます。
香港旅行の思い出に残ること間違いなしのジャンボ・キングダムで、美味しいシーフード料理をぜひご堪能あれ。
名称 :ジャンボ・キングダム
英名 :Jumbo Floating Restaurant
住所:Shum Wan Pier Dr, Aberdeen, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間40分
セントラルよりトラムで45分
電話番号 :+852 2553 9111
営業時間 :
月曜日から金曜:11:00~23:00
日曜日:9:00~23:00
アバーディーンに行ったら「ティンハウミュウ」という道教の寺院に足を運んでみてください。
実は、ティンハウミュウは香港に数か所あり、漢字の「天后」は天の女王を意味しています。
アバーディーンは漁師の町だったため、かつて漁師たちが漁の安全を祈願してこのお寺を建てたと言われています。
中に入ると、大きな蚊取り線香のような形のお香がいくつも天井からぶら下がっています。
いくつもの線香やろうそくに火が灯されており、荘厳な雰囲気が漂っています。
アバーディーンを訪れた際は一見の価値ありです。
名称 :ティンハウミュウ
英名 :Tin Hau Temple - Aberdeen
住所:182 Aberdeen Main Rd, Aberdeen, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間20分
ジャンボ・キングダムよりバスで30分
営業時間 :毎日8:00~17:00
料金 :無料
白い砂浜がまぶしい「レパルスベイ」は香港島屈指の人気ビーチリゾートです。
香港で最も美しいと言われるビーチが自慢のレパルスベイは、19955年のハリウッド映画「慕情」の舞台になったことでも有名です。
香港の冬も暖かな気候のおかげで、レパルスベイでは11月ごろまで海水浴を楽しむことができます。
周辺には高級マンションや別荘が建っており、特に夏の時期にはバカンスを楽しむ人の姿が多く見られます。
名称 :レパルスベイ
英名 :Repulse Bay
住所:Repulse Bay, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間40分
セントラルよりトラムで1時間10分
レパルスベイの象徴とも言える建物が「ザ・レパルスベイ」です。
1番の特徴はなんと言っても、建物の中心部にぽっかりと空いている穴です。
実はこの穴、建物の背後にある山からの「気」を海の方へスムーズに流すためにつくられた、風穴のようなものなんです。
気を通すためだけに建物の真ん中に穴を開けたり、先ほどご紹介した香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターは亀をモチーフにしていたりと、香港の風水を重要視する文化が色濃くあらわれていますね。
ちなみに、創業当時は「レパルスベイ・ホテル」として営業しており、セレブや富裕層たちは美しいレパルスベイの海を一望できるこのホテルをこぞって利用していたそうです。
現在はホテルの営業は終了し、建物の中にはレストランやカフェ、スパや雑貨屋さんなどおしゃれなお店がずらりと並んでいます。
レパルスベイで贅沢なひとときを過ごしたあとは、ザ・レパルスベイでさらに優雅な時間をお楽しみください。
名称 :ザ・レパルスベイ
英名 :The Repulse Bay
住所:109 Repulse Bay Road, Repulse Bay, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間40分
セントラルよりトラムで1時間10分
電話番号 :+852 2292 2888
注意点:セントラルとオーシャン・パークよりそれぞれシャトルバスが出ています。
先ほどご紹介したように、「ティンハウミュウ」という名を持つ寺院は香港にいくつもあるのですが、数あるティンハウミュウの中で最大のものがレパルスベイにあるんです。
レパルスベイの美しい白浜を少し歩くと見えてくるのが赤を基調とした派手な建物や像です。
寺院というよりは、むしろアートのような奇抜さが目を引きます。
天后はもちろん、海竜王や観音様など、お金・学問・恋愛など様々なジャンルの神様たちの像が祀られています。
神様たちにお参りしたあとは、「長壽橋」と呼ばれる真っ赤な橋を渡りましょう。
実はこの橋、1度渡ると寿命が3年伸びると言われており、長寿を願う人々や観光客が日々橋の上を行ったり来たりしています。
名称 :ティンハウミュウ
英名 :Tin Hau and Kwun Yum Statues
住所:Repulse Bay, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間40分
ザ・レパルスベイより徒歩20分
毎日:24時間
料金 :無料
レパルスベイのすぐ近くにあるのが香港島最大のテーマパーク「オーシャン・パーク」です。
動物園・水族館と遊園地が一体となっているテーマパークで、家族連れに大人気の観光スポットとなっています。
様々なアトラクションがあり、例えば南極・北極がテーマのアトラクションでは、灼熱の香港でありながらコウテイペンギンやホッキョクギツネを間近で見ることができます。
季節ごとに異なるイベントも開催されており、1年を通じて楽しめるテーマパークです。
なお、広大な敷地を持つオーシャン・パークですが、「ザ・ウォーターフロント」と「ザ・サミット」と呼ばれる2大アトラクションエリアはケーブル鉄道とケーブルカーでお互いとつながっており、パーク内は簡単に行き来できます。
名称 :オーシャン・パーク
英名 :Ocean Park
住所:Ocean Park, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間10分
セントラルよりトラムとMTRで25分
電話番号 :+852 3923 2323
営業時間 :
月曜日から金曜日:10:00~19:00
土曜日から日曜日:10:00~21:00
料金 :
入園料:
大人$480
小人$240
ファストパス:
7アトラクション$150
全アトラクション$250
香港に訪れた観光客のほとんどが足を運ぶであろう観光スポットが「スタンレー」です。
海岸線に沿って広がるレストラン街では、おしゃれで優雅なランチやディナーを楽しんでください。
そして海岸線をさらに奥に行くと見えてくる露店街では、マグネットからTシャツ、筆記用具から置き時計まで、ザ・香港というデザインのお土産がところ狭しと置いてあります。
香港ならではのお土産を購入したいという方にはスタンレーでの買い物をオススメします。
さらに、海辺に建っている「マレーハウス(美利楼)」も見学していきましょう。
マレーハウスは、もともとイギリス統治時代のおよそ160年前にセントラルに建てられた、コロニアル様式の建物です。
その後1980年ごろに一旦解体され、解体した柱や壁はスタンレーに運ばれ、全く同じ建物が全く違う場所に再現されたのです。
中にはショップやレストランが入っているので、内部を見学することができます。
名称 :スタンレー
英名 :Stanley
住所:Stanley, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで1時間50分
セントラルよりトラムで55分
以上、香港島の南北それぞれのエリアでオススメの観光スポットをご紹介しました。
最後に、カオルーンエリア・香港島エリア以外でぜひ訪れてほしい場所をいくつかご紹介しておきます。
カオルーンエリアの北に位置し、香港と中国本土の境目となっているのが「ニュー・テリトリー」です。
地元民の熱気にあふれるカオルーンや高層ビルが建ち並ぶ香港島とは異なり、自然豊かでのんびりとしたコミュニティが形成されているのが特徴です。
長い歴史を持つ寺院や建物が今も残り、香港の歴史を学びたい観光客から人気のエリアです。
また、ニュー・テリトリーは香港の半分以上を占める広大なエリアなので、自然も都市も両方楽しむことができます。
ですので、買い物は楽しみたいけれど香港島ほどの大都会の喧騒はちょっと・・・という方にオススメの観光目的地となっています。
名称 :ニュー・テリトリー
英名 :New Territories
住所:New Territories, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス:チムサアチョイよりMTRで30分
冒頭でご紹介した通り、香港にはいくつもの離島があります。
そして、ニュー・テリトリーの一部である「ランタオ島」は香港最大の離島であり、香港の経済に欠かすことのできない島なんです。
その理由は、「香港国際空港」と「香港ディズニーランド」です。
海外から飛行機に乗って香港へやって来る人が必ず利用するのが香港国際空港ですよね。
さらに、日本でもおなじみのディズニーランドの香港版があるのもここランタオ島です。
そんなランタオ島には毎日多くの人が訪れ、レストランやショップも連日大盛況となっています。
一方で自然が豊かな場所でもあり、ハイキングや寺院巡りを目的として訪れる人も大勢いるんだそう。
香港に到着したら、まずはランタオ島を散策してみましょう!
名称 :ランタオ島
英名 :Lantau Island
Lantau Island, Hong Kong
アクセス :香港国際空港よりすぐ
香港島の西南部に位置している「ラマ島」は、数ある離島の中でも地元の伝統文化が楽しめると人気の観光地です。
香港島からフェリーでたった30分程度で行くことができるラマ島は、ランタオ島についで香港で2番目に大きい離島です。
住民は1万人程度で、その多くが香港島に仕事を持つビジネスマンなんだそう。
香港島との行き来にかかる時間や家賃の安さなどから、ベッドタウンとして活躍しているわけなんです。
そんなラマ島にあるのは家やマンションだけでなく、おしゃれな雑貨屋さんやレストランが何軒も営業しています。
さらに島の奥へ進むと自然いっぱいのハイキングコースもあり、島の美しい花々を見ながら楽しくハイキングをすることができますよ。
名称 :ラマ島
英名 :Lamma Island
住所:Lamma Island
マップ: Googleマップ
アクセス :
セントラルよりフェリーで30分
アバーディーンよりフェリーで20分
ラマ島からさらに南西にあるのが観光天国「チュンチャウ島」です。
こちらもラマ島同様に香港島からフェリーが出ており、アバーディーンからは45〜50分ほどで島に到着します。
チュンチャウ島の魅力はなんと言っても種類が豊富なローカルフードです。
揚げ餅アイスやドリアン大福、トルネード・フライドポテトなど地元の若者たちの間で流行しているスイーツをはじめ、今川焼に似たお菓子や干物、揚げパンなどがずらりと並んだ屋台で販売されています。
ちなみに揚げパンは給食で出るような甘いものとは違って、味付けがされていないシンプルなローカルフードです。
そんな香港の歩き食べのお供たちの中で観光客の間で特に人気なのが串刺しの練り物で、その中でもぜひ挑戦してほしいのが大人気の特大フィッシュボールです。
大きさが他のフィッシュボールの1.5倍ほどあり、お腹にたまるずっしりとしたフィッシュボールなんです。
さらに、屋台街を抜けて島の奥へ進むと見えて来るのはビーチです。
香港島やカオルーンなどの都市部ではなかなか見ることができない美しいビーチを求めて大勢の旅行客が水着を持って訪れます。
屋台で買ったスイーツを浜辺に座ってのんびりと食べる、なんていう贅沢も良いかもしれません。
夜になると、レストラン街に活気が満ちてきます。
お店の前の道路にまでテーブルと椅子を並べて、大勢でテーブルを囲むのがチュンチャウ島では当たり前。
イカのフライ料理や魚の姿煮など、離島らしいシーフード料理が病みつきになる美味しさです。
香港へ訪れたら、必ず1度はチュンチャウ島へ行く価値ありです!
名称 :チュンチャウ島
英名 :Cheung Chau
住所:Cheung Chau, Hong Kong
マップ: Googleマップ
アクセス :
セントラル・カオルーンよりフェリーで50分
アバーディーンよりフェリーで45分
香港といえば、美味しいスイーツも見逃せません。
観光の途中に、カフェでひと息ついたり、小腹が空いたりしたときの候補にどうぞ♪
香港の暑さや人の多さで疲れが溜まってきた方にぜひ食べてほしいのが「イー・ション・ミルク・カンパニー」のミルクプリンです。
モンコックの女人街から歩いて10分ほどの場所にあるこちらのお店では、とろとろで濃厚なミルクプリンが楽しめます。
冷たいものと温かいものから選べますが、オススメは温かい方です。
身体の芯から温まりリラックスできる優しい味のミルクプリンを食べて、心も身体もエネルギーをチャージしましょう!
名称 :イー・ション・ミルク・カンパニー
英名 :Yee Shun Milk Company
住所 :513 Nathan Rd, Yau Ma Tei, Hong Kong
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アクセス :
香港国際空港よりエアポート・エクスプレスとMTRで55分
女人街より徒歩10分
電話番号 :+852 2323 2726
営業時間 :毎日7:00~22:00
香港の若者たちの間で不動の人気を誇っているのが、ピーナッツバター・エッグワッフルです。
お店で焼き上げたホカホカあつあつのワッフルで、ピーナッツバターをたっぷり挟んだスイーツです。
ピーナッツバターに混ざっているピーナッツのかけらがカリカリとして食感を豊かにしてくれます。
ネイザン・ロードやスタンレーを散策する際の歩き食べのお供に超オススメの一品です。
香港で子どもからお年寄りまで幅広い年代の人々に愛され続けているのがエッグタルトです。
サクサクのタルト部分と、とろりとしたカスタード部分が絶妙にからまり合います。
食感だけでなく、味も甘過ぎずちょうど良いため、いくつでもパクパクと食べ続けられてしまいそうです。
屋台はもちろんデパ地下でも販売されているので簡単に見つけられますよ!
この記事が、みなさんの香港旅行の力となれば幸いです。
みなさんが香港で素敵な時間を過ごせますように!
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最終更新日 : 2023/08/29
公開日 : 2018/01/16