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スキットルおすすめアイテムその1:CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「ジョウゴ ステンレス製」
スキットルおすすめアイテムその2:パール金属「ステンレス製計量カップ」
<スキットルのメンテナンスその2:熱湯+ホワイトビネガー(お酢)>
デニムのポケットからおもむろにシルバーのボトルを取り出し、くいっとお酒を飲む・・・映画でもよく登場することから、アウトドアに興味のない方でもご存知の方が多いのではないでしょうか。
「スキットル」は、いわば「アウトドアでウイスキーやウォッカなどの蒸留酒を楽しむための専用水筒」です。
別名をヒップフラスコとも言い、小型(手のひらサイズ)で軽量、またズボンのポケットにも入れやすい湾曲のある形状で、座っても壊れない堅牢な作りが特徴となっています。
登山やキャンプ、釣りなどのアウトドア・アクティビティや、あるいは旅先で・・・お酒を飲む至福の時間に華をそえてくれるアイテムなのです。
スキットルが生まれたのは、18世紀のイギリスです。
スキットルの名は、ボウリングの元となった「スキットル」というイギリスの遊びが由来。
その遊びで使うピンに、その形状が似ていたからだと言われています。
お酒に対して「大人のたしなみ」だと捉えるアメリカやヨーロッパでは、現在でも「スキットル」は日本よりも一般的なアウトドアギアなのです。
海外でキャンプをすると、スキットルでお酒を楽しんでいる方をよく見かけますよ。
スキットルは一人で楽しむのも良いですが、キャンプなどみんなで楽しむアクティビティに持っていく際はグラスを持っていくのもオススメです。
夜に焚き火を囲みながら、仲間とウィスキー片手に語り合う・・・なんて最高ですよね。
スキットルの醍醐味は「ワイルドさ」。
本来であれば、小さいサイズのお酒はたくさん売っているので、それをフィールドに持っていけばいいだけ。
必要度はかなり低い、無駄なギアといってしまえばそれまでですが、それ以上にロマンがあるアイテムなのです。
金属でできた無骨なフォルム(さらに、それに革ケースを使っているユーザーも!)は、なによりフォトジェニック。
フィールドでの使用においてもとても「インスタ映え」するアウトドアギアなのです。
ここでは、スキットルを使っているおしゃれアウトドアズマンの方々をご紹介します。
名品「フェアーハンドランタン」の光をバックに、無骨な姿がたまらなくかっこいい「スタンレー」のスキットルが、寒い冬キャンプで最も愉しい焚き火の時間を演出しています。
人気アニメ「ゆるキャン△」でもおなじみの本栖湖キャンプ場での1シーン。
ボートの上でスキットルをたしなむなんて、たまらなくクールですよね。
エスニックな革素材が印象的なスキットルケース。
デザインのパターンが少ないアイテムだからこそ、こうしたドレスアップでオリジナリティを出すのも良いでしょう。
スキットルには、飲み口兼注ぎ口が一つだけしかありません。
ウィスキーをボトルのまま注ぐと、どうしても注ぎ口に入り切らず、こぼれてしまいます。
そのため、注ぐためには漏斗が必須アイテムです。
スキットル本体とセットになっている商品もありますし、無ければ購入しておきましょう。
100円均一にもありますが、オススメはスキットルに似合うステンレス製です。
また、漏斗のほか、計量カップで注ぐのも良いでしょう。
口が尖った計量カップなら、慎重に行えばこぼす心配もありませんし、何より容量がわかりやすいというのもポイントです。
スキットルは、使ったあとの洗浄が難しいことが玉にキズ。
メンテナンスを怠ると雑菌が繁殖してしまったり、匂いが残ってしまったりすることもあります。
ただ、そもそもスキットルに入れるようなジン、ウォッカ、ウィスキーなどの蒸留酒は非常にアルコール度数が高く、殺菌効果を持っています。
以下のポイントに気を付ければ、雑菌の繁殖や匂いがついてしまうリスクは低くなります。
スキットルに入れるのは、蒸留酒のみにしておきましょう。
水で割ってアルコール度数を下げたり、日本酒やワインなどの醸造酒を入れたりしてしまうと、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
水割りを楽しみたい場合は、水は別で持っていき、現地で水割りを作りましょう。
一つのスキットルにウィスキーも入れ、使い終わったら次に焼酎、そしてその次はジンも入れ・・・と色々な種類のお酒を入れて飲んでいると、匂いが気になってしまうこともあります。
スキットルを複数用意して、用途を絞って使うのがオススメです。
以上を守れば、スキットルが劣化してしまうリスクは少なくなります。
もちろん、以下に紹介するメンテナンスを怠らなければ、大切なスキットルをさらに長持ちさせられるので、普段の使用方法の参考にしてみてください。
スキットルを使用する際、一番悩ましいのが洗浄方法です。
注ぎ口は極端に小さく、内部をこすって洗うのは正直言って困難極まりありません。
ただ、そうはいっても汚れは気になりますし、例えばアンティークのスキットルだと特にしっかりと洗浄したいですよね。
ここでは、スキットルの代表的なメンテナンス方法をご紹介します。
ステンレス製の食器洗浄での定番アイテムが「重曹」です。
スキットルにお湯を入れ、重曹を小さじ1杯程度投入します。
フタをしてシェイクしたのち、1時間程度おいておきましょう。(1時間以上つけ置くとステンレスがサビる可能性があるので、オススメできません)
1時間経ったら、あとは流水ですすぐだけで洗浄完了です。
重曹はベーキングパウダーとして食材としても用いられるので、身体に優しい洗剤なところも嬉しいポイントとなっています。
スキットルの匂いが気になる場合は、お酢を使った洗浄がオススメ。
方法はとても簡単です。
まず、水と少量のお酢を9:1の割合で混ぜ合わせて沸騰させます。
それをスキットルに入れて1時間ほど放置したのち、お酢の匂いがなくなるまですすげばOKです。
重曹と同じく、お酢も食用でき、かつ殺菌効果が高いという天然志向の方にマストな洗浄アイテムとなります。
意外と一般的なのが、中に細かい砂や卵の殻を砕いたものを入れてシェイクするという方法です。
なんと、スキットルの中で砂が研磨剤となって汚れを落としてくれるのです。
その後はお湯でよく洗い、砂を落とすとともに消毒して完了となります。
インターネットで調べると良く出てくるのが漂白剤を使った洗浄ですが、この方法には注意が必要です。
ステンレス製やシルバー製のスキットルに塩素系漂白剤を用いると、サビや黒ずみの原因となってしまうからです。
ステンレス用の洗剤なども市販されているので、こちらもおすすめです。
タブレット状のものだとスキットルに入らないので、粉末状のものを使用しましょう。
スキットルは、いくつかの種類の金属から作られます。
安価なステンレス製や、軽いチタン製、あるいは芸術品のような美しいピューター製など・・・
それぞれに特徴があるので、ご自身のスタイルにピッタリのスキットルを見付けてみてください。
最もポピュラーなのはステンレス製のスキットルです。
特徴は、何と言っても安価なこと。
お値段が1,000円〜3,000円程度で手に入るので、「とにかくスキットルを使ってみたい」という方におすすめです。
デメリットは、ステンレスから金属イオンが溶け出してしまい、少しだけではありますがお酒に匂いが付いてしまうこと。
身体に悪くはないのですが、お酒の香りにこだわる方にとっては少し気になるかもしれません。
時間をおけばおくほどスキットルに匂いが移ってしまうので、使う際は、一日で飲み切ってしまうことを心がけた方が良いでしょう。
定番のステンレス製スキットルといえば「DUG(ダグ)」のスキットル。
いかにも定番というシンプルなデザインが特徴です。
フタが本体と繋がっているので、フタをなくしてしまう心配もありません。
値段も2,000円以下と安価ながら、ステンレスの仕上げも美しくコストパフォーマンスに定評のある一品です。
注意点は、注ぎ口にお酒を注ぐための漏斗が付いていないこと。
別途購入する必要があります。
アウトドア用水筒の代表的なアメリカンブランド「STANLEY(スタンレー)」。
1913年に真空スチールボトルを開発して以来、100年以上も続く定番ブランドです。
水筒が定番商品のスタンレーですが、スキットルも販売しており、これがまた何とも無骨でカッコいいです。
実際の商品を手に取ると、しっかりとした重量感・重厚感があり、クオリティも高いアイテムと言えます。
アメリカを代表するアウトドアブランド「Coleman(コールマン)」からもステンレス製のスキットルが販売されています。
クラシックなスキットルに「Coleman」のロゴが刻印されています。
ステンレス製のスキットルは、各ブランド品質にそこまで違いもないので、ブランドで選んでも良いでしょう。
チタン製のスキットルは、耐食性が高いため、金属の匂いがお酒に移りにくいのが特徴です。
また、チタンは非常に軽量で堅牢性も高いため、スキットルにぴったりな素材と言えるのです。
デメリットは価格が1万円前後と、ステンレス製と比べて圧倒的に高価なことです。
ただ、最近では価格も少しずつ下がってきており、スキットルの定番素材になりつつあることも確かです。
日本を代表するアウトドアブランド snow peak(スノーピーク) からもスキットルが販売されています。
snow peakの製品の特徴は、クオリティ・デザインがとても良く、また商品全てがスタイリッシュな世界観でまとめられているということ。
この「チタンスキットル」も、他のスノーピークのテーブルウエアととても相性がよく、高級感のあるデザインが特徴となっています。
また、本体に傷がつかないよう、レザーのケースが付いているのも嬉しいポイントですね。
ひときわおしゃれなラウンド形状が印象的な丸型のスキットル。
角型と異なり、自立しないため注ぎにくいという使いにくさはありますが、それでもこのデザインに魅力を感じてしまう方も少なくないのではないでしょうか。
snow peakらしく、クオリティ・デザインともにとても高く、満足できるスキットルに仕上がっています。
アルコールバーナーやマグカップなど、チタン製の非常に軽量なプロダクトが有名な「TOAKS(トークス)」。
近年ウルトラライト派の支持を集めるこのブランドからも、丸型のスキットルがラインナップされています。
「Titanium Wine Flask 100ml」は、手のひらにおさまる可愛いデザインと、42gという抜群の軽さが特徴です。
100mlで物足りないという方には、150mlのモデルがあります。
こちらもチタン製のプロダクトに定評のあるアメリカのブランド「VARGO(バーゴ)」の製品。
VARGOのチタンスキットルのポイントは、220mlという大容量です。
チタンスキットルの定番、snow peakの「チタンスキットル」はLでも170mlという容量なので、それよりも50ml多いのです。
愛飲家のアウトドアズマンにとっては嬉しい仕様ですね。
また、注ぎ口に漏斗を携帯できるのもポイント。
キャンプなどフィールドでもスムーズに継ぎ足すことができる、まさに「愛飲家のためのスキットル」なのです。
チタン製スキットルで最も売れ筋なアイテムと言えば、Boundless Voyageの「チタン製ヒップフラスコ」。
チタン製にして4,000円という、他の有名ブランドの価格設定からすれば考えられないようなリーズナブルさが魅力。
さすがにスノーピークの製品には及ばないものの、クオリティも悪くなく、コストパフォーマンスに優れたスキットルです。
ピューターとは、錫(すず)のこと。
耐食性が高く、香りがお酒に移りにくいという特性があります。
さらにイオンの効果が高く、お酒の味がまろやかになるという特徴があるため、ピューター製のスキットルは味にこだわる方におすすめしたいアイテムです。
また、ピューターは加工しやすく、ハンドメイドで芸術品のようなスキットルが販売されているのもポイント。
他の人と違ったスキットルが良いという方にはぜひオススメしたい一品です。
デメリットは、錫自体が希少な素材のため高価なものが多いことと、耐久性が低いため、手荒く扱ってしまうと凹んでしまうことがあること。
登山 やバックパッカーなどハードなアクティビティというよりは、 キャンプ や グランピング など、大人の夜を楽しむアウトドア・アクティビティに向いていると言えますね。
「Pinder Bros(ピンダーブロス)」は、美しいピューター製のテーブルウエアに定評がある、1877年イギリス発祥から140年以上の歴史を持つ老舗ブランド。
職人が仕上げるピューター製の美しいスキットルが定番商品で、この「スキットル クッション ハンマード」もハンマーで凹凸のある仕上げ。
トラディショナルやアンティーク好きにはたまらない一品です。
お値段は少々張りますが、ホンモノ志向やこだわり派の方にとって見逃せないアイテムではないでしょう。
ステンレスと同じく安価なスキットルとして挙げられるのがプラスチック製。
軽く携帯性に優れており、またある意味「男臭さ」が軽減されるので、「金属製スキットルは渋すぎて似合わない」という方にオススメです。
容器に香りが移ってしまいやすいため、ウォッカなど香りがないお酒を入れるか、さまざまなお酒を入れるのではなく用途によってスキットルを使い分けるなどを心がけるほうが良いでしょう。
プラスチックボトルの代表的メーカー「nalgene(ナルゲン)」からは、プラスチック製のスキットルが発売されています。
ナルゲンボトルの特徴は、完全な密閉性とゾウに踏まれても大丈夫と言われる耐久性、またプラスチックの匂いがほとんどしないこと。
お酒を入れても良いですし、アルコールなどバーナーの燃料を入れるといった使用もできるアイテムです。
1985年創業のアメリカのテーブルウエアブランド「GSI(ジーエスアイ)」。
傷がつきにくい硬質アルマイト素材やプラスチック素材などを用いた、軽くクオリティの高いテーブルウエアやクックウエアに定評があります。
この「ボルダーフラスコ」は、ポップなデザインと中身が見やすい機能性が印象的なアイテム。
カラーリングが黒とオレンジの2種類あるので、お酒の種類によって使い分けるのもオススメです。
スキットルの素材と言えば、ステンレス、プラスチックやチタン、ピューターが代表的ですが、他にもシルバー製のスキットルなんて高級なアイテムもあります。
耐食性に関して、抜群のクオリティを誇るのがシルバー(銀)製のスキットル。
シルバーはくすんでしまうという特徴があるため、定期的にメンテナンスが必要です。
磨いてあげると、うっとりするような輝きを放ちます。
ただ20,000円以上と、ステンレス製やチタン製に比べてあまりに高価なので、アウトドアに持っていくのは少し勇気がいるかもしれませんね。
1948年に創業後、宮内庁や世界の5ツ星ホテルなどで愛用されてきた銀器メーカー「早川器物」のシルバー製スキットルです。
日本の金属加工のメッカである新潟県燕市で作られているジャパンメイドで、一点一点職人が仕上げているアイテム。
アウトドアズマンの方への特別なギフトとしてもオススメの一品です。
アウトドアズマン憧れのアイテムである「スキットル」の魅力をご紹介させて頂きました。
スキットルは堅牢性が高いので、本記事でご紹介した使用法を守り、定期的にメンテナンスしていれば、錆びたり黒ずんだりすることも少なく長持ちするアウトドアギアです。
また、使い込めば使い込むほど、細かい傷が増えてきて、どんどん味わい深くなっていくアウトドアギアと言えます。
本記事を読んでスキットルの魅力に取り憑かれたあなたは、ぜひ手に入れてフィールドに出かけましょう。
ただ、もちろんアウトドアでの深酒は厳禁ですよ!
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最終更新日 : 2021/09/22
公開日 : 2018/11/11