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三重県は、県庁所在地を津市とした、近畿地方(東海地方)に位置した県です。
山と海の両方に面しており、その地理的な特徴と豊かな自然を活かして漁業・農業共に盛んです。
交通の便も悪くなく、新幹線は通っていないですが名古屋に近いため、東京から三重県まで2時間程度で行くことができます。
三重県といえば伊勢志摩サミットが記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
2016年5月、三重県の伊勢志摩で伊勢志摩サミットが開催されました。
海外の首相らが三重県のグルメを堪能していたり、伊勢神宮を訪れていた映像が度々ニュースでも流れましたよね。
そう、三重県は海外の方をも楽しませることができる魅力溢れる観光地なんです!
三重県は、こういった自然や歴史に恵まれている所から、昔から「美し国」(うましくに)とも呼ばれています。
本記事では、そんな三重県の観光地をエリア別にご紹介します。
観光スポットをご紹介する前に、まずは三重県の絶品グルメも確認しておきましょう。
豚肉をニンニクと一緒に濃いめのタレでソテーした「トンテキ」は、四日市で古くから愛されてきたご当地グルメです。
名古屋 名物として知られる「天むす」は、実は三重県津市が発祥の地。
おにぎりに海老の天ぷらが入った(刺さった)姿でお馴染みですね。
他にも、桑名の干潟、砂地でとれる蛤を使った「蛤料理」や、日本三大和牛の1つ「松坂牛」、独特の太い麺にたまり醤油がかかった「伊勢うどん」なども有名ですね。
四日市の名物「なが餅」は、何と戦国時代から愛され続けている銘菓です。
長く伸ばして両面をこんがり焼いたお餅の中には程良い甘さの粒あんが入っています。
口に入れるとほんのりと蜂蜜の風味が広がる「蜂蜜まん」は津市の名物。
他にも、伊賀忍者の携帯食であったと言われている歯ごたえのあるお菓子「かたやき」や、創業宝永4年、今なおその伝統の味を守る「赤福」は、いまや全国区として知られる名物菓子です。
それでは、続いておすすめ観光スポットのご紹介です。
伊勢、志摩、鳥羽エリアからいってみましょう。
伊勢、志摩、鳥羽エリアは三重県の中でも特に観光地が多いエリアです。
伊勢神宮や志摩スペイン村、鳥羽水族館といえば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
それぞれ全国的な知名度も高く、三重県を代表する観光地になります。
歴史的建造物と海産物に恵まれたこの地域は、三重県と観光するなら必ず訪れておきたいエリアです。
伊勢は三重県南東部に位置しています。
ここら一帯は伊勢神宮の門前町として発達しました。
江戸時代には「お伊勢参り」の街として多数の観光客が訪れ、今も観光が盛んです。
電車、バス、船などの多様なアクセス手段があるので観光に便利です。
※合わせて読みたい: 伊勢の観光地10選
伊勢神宮には内宮(ないくう)と外宮(げくう)があります。
内宮には皇室の御祖先の神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされており、外宮には豊受大御神(とようけのおおみかみ)がお祀りされています。
豊受大御神は内宮の天照大神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されている神様です。
内宮・外宮の他にも14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。
内宮の入口である宇治橋をわたり、玉砂利が敷き詰められた長い参道を、そこには日本の原風景が広がります。
この伊勢神宮には2000年もの長い歴史があり、神聖で美しく何度訪れても素晴らしい場所です。
砂利や石段があるので歩きやすい服装で行くことをおすすめします。
また、内宮・外宮のほかにも見所は沢山あります。
内宮への入口、五十鈴川(いすずがわ)にかかる宇治橋は、日常の世界から神聖な世界へ、そして人と神とを結ぶ架け橋といわれています。
川の水は透き通っていて、周りには緑をたくさん感じることができる場所なので大変おすすめです。
住所 : 三重県伊勢市宇治館町1
アクセス : 伊勢市駅からバスで10分
電話番号 : 0596-24-1111
定休日 : なし
公式URL : 伊勢神宮
※伊勢神宮の詳細は下記記事にまとめていますので、合わせてご覧になってください。
→ 一生に一度は行きたい、美し国の伊勢神宮!参拝ルートから周辺のおすすめグルメまで徹底紹介!
おかげ横丁は、第61回神宮式年遷宮の年、1993年にお伊勢さん(伊勢神宮)の「おかげ」という感謝の気持ちが込められて開業しました。
伊勢神宮の目の前にあり、明治時代のような街並みで歩いているだけで昔にタイムスリップしたかのように感じることができます。
たくさんの美味しい食べ物屋さんが軒を連ねているので、おなかを空かせてから行くことをおすすめします♪
そんなおかげ横丁のいちばんのおすすめグルメは、赤福本店の赤福もちです。
赤福といえば近畿地方ではお土産屋さんに多く置かれていて、人気のお土産です。
そんな赤福をこの本店ではできたてで頂くことができちゃいます。
たっぷりのあんこに包まれたおもちはやわらかくてあんこと相性バッチリで絶品です。
夏季は赤福氷という限定商品もおすすめです。
餡と餅は赤福そのものではなく、冷たい氷になじむように特製したもので、抹茶蜜のかかったかき氷の中に入っています。
また、冬季にはあたたかい赤福ぜんざいも販売されるのでそちらもおすすめです。
そしておかげ横丁で食べられるグルメとして、ふくすけの伊勢うどんもおすすめです。
たまり醤油のコクと、昆布に鰹節といった天然のお出しが染み込んだタレは絶品です。
意外とあっさりとしたお味なので、ペロリと食べることができます。
住所 : 三重県伊勢市宇治中之切町52
アクセス : 宇治山田駅からバスで20分
電話番号 : 0596-23-8838
公式URL : おかげ横丁
三重県でいう夫婦岩とは、二見興玉神社の沖合にある特徴的な2つの岩のことです。
古来より、夫婦岩の間から昇る日の出を崇拝する場所として知られています。
これらの2つの岩が鳥居としてみなされており、非常に神聖なものとされている場所です。
夫婦岩の間から昇る日の出は非常に神秘的でデートスポットとしても良い場所になるでしょう。
日の出だけでなく、季節によっては夫婦岩の間に満月を見ることができ、その光景も非常に神秘的でおすすめです。
住所 : 三重県 伊勢市二見町江 二見興玉神社内
アクセス : JR二見浦駅下車徒歩15分
電話番号 : 0596-43-2020
公式URL : 夫婦岩(二見興玉神社)
1966年に二見シーパラダイスとしてオープン、2016年に伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイスとしてリニューアルオープンしました。
シーパラの愛称で長年親しまれてきた水族館は、手作り感のあるアットホームな雰囲気。
最大の特徴は海獣たちとの距離がとにかく近い事です。
シーパラの人気者であるトドは体長約3m、体重はなんと1t!怖そうに見えますが実はフレンドリーで臆病な所もあるんだとか。
夫婦トドのお出迎えに始まり、ゴマフアザラシやセイウチ、ペンギンのお散歩、ツナメシカワウソとの握手など、気が付いたらあちこちに海の人気者たちが登場するのが魅力です。
お散歩やふれあいイベントのスケジュールは公式サイトで確認して下さいね。
住所 :三重県伊勢市二見町江580
アクセス :JR二見浦駅より徒歩15分
電話番号 :0596-42-1760
定休日 :12月に2回メンテナンス休あり
営業時間 :9:00~17:00(季節により異なる)
料金 :大人1600円、 小・中学生800円、幼児 (3歳以上)400円
公式URL : 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス
「伊勢安土桃山城下町」は、安土桃山時代の歴史、文化を楽しむテーマパーク。
10万坪の敷地に戦国時代の街並みを再現、織田信長が築いた安土桃山城の原寸大で復元した天守閣がシンボルです。
園内には、遊びの城下街、美食の城下街、温泉の城下街、買物の城下街、和装の城下街があり、迫力のある忍者アクションのお芝居を見たり、忍者修行に挑戦したり、温泉に入ったりと盛りだくさん。
着物や和装のレンタルもあり、その姿で園内を楽しむ事もできますよ。
また、戦国武将の甲冑装束や花魁などに変身できる写真館も人気。
美食の城下町では、名物伊勢うどんや、松阪牛、伊賀牛の焼肉屋さん、熊野地鶏ラーメンなどのご当地グルメもたっぷり味わえます。
住所 :三重県伊勢市二見町三津1201-1
アクセス :JR二見浦駅から徒歩15分
電話番号 :0596-43-2300
定休日 :無休
営業時間 :9:00~22:00
料金 :様々なプランがあるのでオフィシャルサイトで確認して下さい。
公式URL : 伊勢安土桃山城下町
志摩は三重県志摩半島南部に位置しています。
海岸は入り組んだリアス式海岸で、中央に英虞湾があります。
鉄道網は近畿日本鉄道志摩線のみが敷設されており、ここら一帯の中核的な拠点は鵜方駅とされています。
※合わせて読みたい: 伊勢神宮から美しい海まで!伊勢・志摩のおすすめ観光スポット15選!人気のグルメやお土産もご紹介
スペインの風景を再現した複合リゾートで、子どもから大人まで楽しめます。
白い壁も綺麗で、青空によく映え、まるで外国にいるかのような気分になれます♪
こちらには「パルケエスパーニャ」という遊園地があるのですが、絶叫系のジェットコースターから小さいお子さんも楽しめる乗り物まである非常に楽しい遊園地です。
ショーに出てくるキャラクターたちも個性的で可愛らしいですよ。
また、「ホテル志摩スペイン村」というホテルが遊園地に隣接してあるので、遅くまで遊園地を存分に楽しんでその後はホテルでゆっくりしたい方におすすめです。
オーシャンビューの部屋も設けられており、レストランではスペイン料理も楽しむことができます。
スペイン料理なんてなかなか食べる機会がないですよね。
まさにスペイン尽くしな一日になること間違いなしです。
住所 : 三重県志摩市磯部町坂崎
アクセス : 近鉄鵜方駅よりバスで13分
電話番号 : 0599-57-3333
営業時間 : 9:30 ~ 18:00
料金 :
大人 18歳~59歳 5300円、シニア 60歳以上 3500円
中人 12歳~17歳(中学生・高校生) 4300円、小人 3歳~11歳(幼児・小学生) 3500円
公式URL : 志摩スペイン村
標高203メートルからリアス海岸が美しい英虞湾を一望できます。
尾根に沿って第一から第三展望台まであります。
晴れた日にいけば、遠くまで見ることができ海と陸のコントラストを堪能できます。
おすすめは夕日が見える時間帯で、海に夕日がキラキラと反射してまさに絶景。
展望台までは山道を歩き、坂道も多いので注意が必要です。
また、途中まで車で行くことができるのですが道が狭く、急勾配なので注意して運転して下さいね。
住所 : 三重県志摩市阿児町鵜方875-20
アクセス : 近鉄鵜方駅からタクシー10分
電話番号 : 0599-46-0570
水族館というと、広くてダイナミックというイメージかもしれません。
小さなお子さんでも疲れることなく楽しめる水族館で、大きくはないもののとてもアットホームな水族館となっています。
可愛らしいペンギンや魚たちの回遊の他に、クラゲの展示やマンボウもみることができますよ。
また、魚の餌付け時間があります。
餌付けを行うのは、なんと白い磯着姿の海女さん!
水槽内には、サメブリといった大きな魚も泳いでいるので、圧巻の光景を楽しむことができます。
その他、ドクターフィッシュとのふれあいコーナーも充実しています。
別途料金がかかり要予約となりますが、水族館の裏側探検やペンギンとのふれあい体験が期間限定で実施されています。
住所:三重県志摩市阿児町賢島723-1
アクセス:
大阪難波駅から近鉄特急で2時間35分→賢島駅下車徒歩で約2分
京都駅から近鉄特急で2時間45分→賢島駅下車徒歩で約2分
近鉄名古屋駅から近鉄特急で2時間10分→賢島駅下車で約2分
伊勢自動車道伊勢西ICまたは伊勢ICから、伊勢道路(県道32号)・国道167号経由で約40分
電話番号:0599-43-1225
定休日:無休
営業時間:9:00~17:00(7~8月は17:30まで)
料金:
大人:1300円
中高生:800円
小学生:600円
幼児(4歳以上):300円
公式URL: 志摩マリンランド
鳥羽エリアは三重県南東部に位置しています。
こちらも海岸はリアス式海岸で、温暖な気候です。
市の中心となる駅は鳥羽駅で、JR東海・近畿日本鉄道が通っています。
また、路線バスも運行しているので観光する際におすすめです。
飼育種類数日本一、またジュゴンに会える日本で唯一の水族館なんです。
人魚の伝説のモデルとなったとのは、このジュゴンであるといわれています。
生息区域の北限とされる沖縄では、本島周辺に数十頭がいるだけとされています。
珍しくて愛らしいジュゴンに会ってみたくなりますよね。
館内は「海獣の王国」、「古代の海」、「伊勢志摩の海・日本の海」、「ジャングルワールド」などといったようなテーマごとに12のゾーンが設けられています。
これらのテーマごとの名前を見るだけで、どんな生き物が見られるのかわくわくしてきますよね♪
また、ショーが細かい時間で行われているので、いつでもショーを見ることができ見逃すこともありません。
その他にも、カワウソやカピバラも見ることができるので飽きがこない水族館となっています。
住所 : 三重県鳥羽市鳥羽3−3−6
アクセス : 近鉄鳥羽駅から徒歩10分
電話番号 : 0599-25-2555
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人2,500円、子供1,250円
公式URL : 鳥羽水族館
イルカ島という名前を聞いて少々驚いた方もいるかもしれません。
イルカ島とは日向島の別称なんです。
島全体が遊園地となっておりイルカショーやアシカショーが行われています。
また、イルカ島一帯は魚釣りが楽しめ、春と秋にはイルカ島磯釣大会も開催されます。
釣り好きの方も必見です。
なんとこちらでは、イルカにタッチしたり、イルカにおやつをあげたりすることもできます。
普通の水族館ではイルカショーぐらいでしか、イルカを間近に見ることができなく、ましてやイルカに触るなんてことはなかなかできないですよね。
皆さんの身近な水族館ではイルカは見るだけというところがほとんどのはず。
イルカ島に来た際には是非、イルカとのふれあいを楽しんでくださいね。
営業時間:9時15分~16時15分
住所 : 三重県鳥羽市小浜町
入園料:大人(中学生以上) 1800円、小人(小学生) 1000円※鳥羽湾めぐり遊覧船乗船料込み
アクセス : 鳥羽湾からフェリーで15分
公式URL: イルカ島
鳥羽湾に浮かぶ緑豊かなミキモト真珠島。
明治26年(1893年)に、御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖を成功させた島です。
約7000坪の島内には、国内初の「真珠博物館」があり、真珠の出来る仕組みや養殖方法などを資料や映像で紹介されています。
また、真珠王と呼ばれた御木本幸吉の生涯を紹介する「御木本幸吉記念館」もあります。
かつて海女さんは真珠の養殖になくてはならない存在でした。
海底に潜ってアコヤ貝をとり、核入れした貝を再び海底に戻す作業や、赤潮や台風の時には貝を安全な場所に移す作業など重要な役割を担っていたのです。
現在は養殖技術も進み、海女さんは必要ではなくなりましたが、ミキモト真珠島では昔ながらの白い磯着をまとった海女さんの潜水作業の実演があり人気をよんでいます。
実演スケジュールはオフィシャルサイトに記載されているので確認して下さいね。
住所 :三重県鳥羽市鳥羽1丁目7-1
アクセス :JR,近鉄鳥羽駅から徒歩6分
電話番号 :0599-25-2028
定休日 :12月第2火曜日より3日間休業
営業時間 : 8:30~17:30 (季節により異なる)
料金 :大人1500円、小・中学生750円
公式URL : ミキモト真珠島
鳥羽や伊勢志摩を訪れたのならば、ぜひ訪れたいスポット。
お土産や食事などを満喫することができます。
旅の途中で、思わぬ天候不良に見舞われることはつきもの。
予定していた観光地にいけなかったということことも、時にはあるかもしれません。
鳥羽一番街は伊勢エビやアワビなどの三重のグルメが堪能できる1階フロア、子どもが遊べるキッズスペースも充実している2階フロア、展望台でもある3階フロアに分かれています。
三重グルメも堪能でき、お土産も買い揃えることができる場所となっています。
1階フロアでは、三重グルメの他に市場よりも安い値段で真珠を購入できるお店も!
友人や家族だけではなく、自分にも記念になるものを購入できる場所といえます。
3階の展望台は、お天気に恵まれれば鳥羽にある島々を眺めることができますよ。
営業時間:9:00~17:30(土日は18:00まで)、季節によって変動アリ
休業日:木曜日(春夏休み期間無休、そのほか変動アリ)
住所:三重県鳥羽市鳥羽1-2383-13
アクセス:
車:伊勢二見鳥羽ライン鳥羽ICより車で5分
電車:JR参宮線・近鉄鳥羽線鳥羽駅より徒歩2分
※伊勢・志摩・鳥羽エリアの詳細は下記記事にまとめていますので、合わせてご覧になってください。
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