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1. 来福・縁起の神様にご挨拶!「大鳥居をくぐって拝殿を参拝」
3. 国宝や重要文化財が続々!眺めの良い美術館「MOA美術館」
来宮神社は、人気観光地の熱海にあります。
古くから来宮大明神と呼ばれ、熱海一帯の土地神として鎮座している由緒正しき神社です。
境内には、国の天然記念物に指定されている大楠、自然に囲まれながら休憩を楽しめる五色の社といった見どころがあります。
大楠は、願いが叶う、長寿になるといったごご利益があるパワースポットとしても知られます。
観光地として人気の熱海駅から電車で3分、駅からは徒歩5分とアクセス便利な立地にあるのも魅力です。
来宮駅から徒歩10分ほどの「熱海梅園」をはじめ、周辺スポットと合わせれば一日観光を楽しめます。
来宮神社は、平安初期の征夷大将軍である坂上田村麻呂公が戦勝を祈願したといわれる神社です。
正確な創設時期は定かではないものの、全国にある来宮神社の総社として信仰を集めています。
710年、漁師が偶然にも網にかけた木の像をご神体として祀ったのが始まりという逸話も残っているそうです。
熱海市内中心部に鎮座する神社は、市内にある神社の中では、伊豆山神社と並んで中心的な神社とされています。
古くは「木宮明神」や「来宮大明神」と称されていました。
きのみやという文字を「忌の宮」と読み、お酒や悪縁などを断つための祈願をする神社としても人気です。
「こがし祭」、「節分祭」といった行事やお祭りも行われ、2020年時点でも多くの人から親しまれています。
住所 : 静岡県熱海市西山町 43-1 来宮神社
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0557-82-2241
定休日 : 年中無休
営業時間 : 拝観時間9:00~17:00(※ご祈祷の受付は16:30まで)
料金 : 無料
公式URL : 来宮神社
来宮神社があるのは、JR来宮駅から徒歩5分とアクセス便利な立地です。
駅を出てからは案内板に従い、まっすぐ歩いていき、左手に見えるトンネルを抜けた先にあります。
参拝客専用の駐車場が完備されていますが、一年を通して混雑が予想される人気スポットなので、バスや電車を使ってアクセスしましょう。
観光の中心となる熱海駅からは徒歩18分、バスに乗ると13分ほど、料金は230円となっています。
3人以上なら熱海駅から来宮神社まで、タクシーを利用してもバスと同程度の料金です。
来宮神社には、参拝者専用の無料駐車場が備えられています。
1~3にまたがる無料駐車場には、合計40台の車を駐車できるそうです。
通年を通して混雑が予想される来宮神社では、無料駐車場の他に周辺の有料駐車場を利用することもあるでしょう。
83台の車が駐車できる「来宮駅前市営駐車場」や「タイムズ熱海市営来の宮」といった駐車場を合わせて利用するのがおすすめです。
熱海屈指のパワースポットとして知られる来宮神社の見どころを紹介します。
訪れる参拝客を出迎える大鳥居をくぐった先には、周囲を木々に囲まれた静かな参道が拝殿まで伸びている来宮神社。
天然記念物の大楠、境内にあるいくつもの末社、カフェやお守りまで、ご利益満載な来宮神社の見どころを筆者目線で厳選しました。
来宮神社の入り口に当たる大鳥居をくぐれば、周囲を木々に囲まれた参道が本殿まで伸びています。
大鳥居の目の前には、カメラを置いて記念撮影ができる台が置かれているため、入り口で写真を撮るのも良いでしょう。
神社を訪れる参拝客の7割が20代~40代の女性というデータが有る来宮神社は、恋愛から仕事まで、さまざまな願いが叶うというパワースポットです。
縁結び祈願の他にも、禁酒や禁煙を祈願しに来る観光客も多いそう。
ご利益だけでなく、「心さやかに参拝できる環境づくり」をテーマとした神社の参拝客に向けての心配りも、参拝客からの人気の理由となっています。
来宮神社の参道は、本殿まで真っ直ぐに伸びています。
参道の脇には、手を清めるための「手水舎」、末社に当たる三峯神社といったスポットがあります。
手水舎で手を清めたら、本殿までの道中に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
手水舎から更に進んでいくと、食すことによって健康成就・運勢開運に繋がるという御神水が湧き出ています。
ご神水を取る場合は、神社の受付にて1,000円を収めた後にいただくようにしましょう。
受付のある社務所では、禁酒にご利益があるという「酒難除守」、祭神にちなんだ「縁結び守」など、来宮神社ならではのお守りを購入することも可能です。
来宮神社は、古くから熱海一帯の地主として親しまれきた神社です。
平安期の将軍、坂上田村麻呂公が戦勝を祈願した神社としても知られています。
そんな来宮神社で祀られているのが大巳貴命(おおなもちのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、五十猛命(いたけるのみこと)です。
大巳貴命は、大黒様とも呼ばれる商売繁盛・良縁招来などのご利益がある神様です。
その他の神様もそれぞれ武運や自然保護といったご利益があり、神社の歴史や自然豊かな境内にピッタリと言えます。
境内奥にある本殿で祀られているそれぞれの神様にご挨拶をした後、その他のスポットを巡っていきましょう。
来宮神社の境内でも随一のパワースポットとして知られる大楠までは、「楠への小路」を通って行きましょう。
御祭神である五十猛命遷座1,300年を記念して作られた小路は、真竹・孟宗竹といった竹に加え、笹など日本古来の植物が植えられています。
祝いや災除けのご利益があるとされる植物が植えられた小路は、雨天時にも歩きやすく水を吸収しやすい珪藻土の参道の参道です。
緑に包まれた参道を抜けた先に大楠が広がる景色は、神秘的な雰囲気すら感じられます。
竹や笹に囲まれた奥に大楠が佇むその姿に圧倒され、筆者も思わずアッと声をあげていました。
珪藻土で作られた参道は、土や砂利の上を歩くより、遥かに歩きやすく感じられます。
来宮神社一番の見所となる「大楠」は、樹齢2,000年を超える大木です。
御神木である大楠の木は、一般的なビルの8階に相当する高さとなっています。
一周23.9mにもなるそうです。
長寿のご利益、願いが叶うご利益があるという大楠の木は、一周するごとに寿命が1年伸びるという言い伝えもあります。
願いを叶えたい場合は、叶えたい願いを唱えながら大楠の周りを歩くと良いそうです。
大楠の根本にある蛇、右側には龍が立って見えるような部分があり、写真撮影を楽しむ人の姿が見られます。
大楠の周りを歩いていると、背もたれに身を委ねながら御神木である大楠を鑑賞できるベンチが置かれています。
ベンチの足元には見た目以上の傾斜があるため、ぐっと背中側に体重がかかる造りです。
長寿のために何周も大楠の周りを歩く方や、横並びで休憩しながら景色を鑑賞したい方は利用しましょう。
期間限定で大楠のライトアップが行われる際には、ベンチにもたれながら幻想的な景色を鑑賞することもできます。
来宮神社の中には、参拝客が休憩できるカフェがいくつかあります。
「心清かに参拝出来る境内環境つくり」事業の一環として建てられた「五色の杜」をはじめ、参拝客が快適に過ごせるカフェを利用しましょう。
自然に囲まれた環境の中に、カフェなどの休憩スポットがある環境は、国内だけでなく、海外の観光客からも好評だそうです。
大楠のそばにある「五色の杜」は、近くにある茶寮で飲み物や軽食を購入せずとも利用できる休憩所のような場所です。
五行説に基づき、大楠・明かり・砂利・鉄筋・湧き水を表現した空間が広がります。
暗くなってくると五色の杜内にあるLED電球が点灯し、幻想的な景色を楽しめるのが魅力です。
本殿の脇に併設された「茶寮 報鼓」は、参拝客が集い、縁の始まりとなるよう願いを込められて建てられたカフェです。
カフェでは、麦や米を炒って粉にした麦焦がしスイーツやお茶などを使用した和スイーツを味わえます。
販売されている商品は、緑豊かな境内のどこでも味わえるよう全て持ち歩きできる形に。
お店の看板横にあるテラス席やソファー席に座れば、境内の景色を眺めながら贅沢な時間が過ごせます。
筆者が注文した「紅茶フロート」600円は、ほんのり甘みの付いた紅茶にクリーミーなアイスを載せた一品。
来宮神社の神様が好むという麦焦がしをはじめとする「来福スイーツ」や豊富な種類のドリンクを飲んで、一休みしましょう。
江戸時代に大久保将監という徳川家武臣が、奥州の金華山にある弁財天を参りにいきました。
その際に、大久保将監は弁財天のご利益を受け、出世していったという逸話が残っています。
安置されている場所を何度か移した後、飢饉が続き、また疫病が慢延していた熱海を鎮めるため、現在の地に安置されたそうです。
各地にある弁財天の中でも、過去の逸話から、来宮神社の弁財天は立身出世や健康のご利益があるとされています。
本殿の右側にある小路を進んでいくと見える赤い鳥居を目印にしましょう。
真っ赤な鳥居が連なる末社が「来宮稲荷神社」です。
京都伏見稲荷大社より勧請された稲荷神社は、鳥居の前に撮影用の台が置かれるほどフォトジェニックなスポット。
神名を宇迦之御魂神いう稲荷神社の祭神は「稲に宿る神秘的な精霊」とされています。
稲に関わることだけでなく、人の生活一般にご利益があるとされる稲荷神社では、五穀豊穣、商売繁盛といったご利益にあやかれます。
境内に入ってすぐ、右手に見えるのが末社として祀られた「三峯神社」です。
埼玉県の三峯神社から勧請された神社では、お犬様として崇められた狼が祀られています。
盗賊や災難から人々を守ると祭神にお参りをしましょう。
三峰神社のすぐとなりには、神社のシンボルとなっている2つ目の楠があります。
奥にある大楠ほどの大きさはないものの、こちらも太くたくましい幹です。
来宮神社周辺にある観光スポットを紹介します。
来宮駅、来宮神社から徒歩圏内にある四季折々の景色を楽しめる「熱海梅園」、熱海駅から徒歩圏内の邸宅「起雲閣」といったスポットと共に、来宮神社観光を楽しみましょう。
JR来宮駅から徒歩10分、初川流域のなだらかな斜面上に造られた庭園が「熱海梅園」です。
駅からは坂道を上っていくため、歩きやすい服装で行くのが良いでしょう。
園内には日本で最も早咲きの梅、日本一遅咲きの梅の両方が植えられています。
梅は、樹齢100年を超える古木を含め59品種も植えられています。
梅が開花する1月中旬~3月上旬には、「梅まつり」と称して屋台やイベントが行われるそうです。
梅まつり時には、通常の期間に比べ多くの観光客が訪れるため、公共交通機関でのアクセスが良いでしょう。
秋になると約380本の紅葉樹が一斉に色づく「紅葉まつり」が行われます。
紅葉まつりや梅まつり期間中には、無料で利用できる足湯コーナーといった見どころもあります。
梅まつりの期間は、園内の至るところで梅を鑑賞できます。
日韓首脳会談が熱海で行われたことを記念して造られた「韓国式庭園」、敷地の奥にある水しぶきがダイナミックな「梅見の滝」といった名所を巡っていきましょう。
梅や紅葉のシーズンオフでも楽しめるスポットが「澤田政廣記念美術館」です。
熱海梅園の敷地内にある美術館では、熱海市名誉市民にして、文化勲章受章彫刻家である澤田政廣氏の作品やコレクションを鑑賞できます。
展示ケースに入れられることなく展示されている作品を間近で見られるのが、澤田政廣記念美術館の特徴です。
梅まつり期間中は、庭園の入園チケットで無料で鑑賞することができます。
住所 : 静岡県熱海市梅園町8-11
マップ: Googleマップ
アクセス : JR来宮駅から徒歩10分(坂道ありのため、タクシー利用もおすすめ)
電話番号 : 0557-85-2222
定休日 : 年中無休
営業時間 : 常時開放中(1月~3月ごろの梅まつり期間のみ8:30~16:00)
料金 : 無料(1月~3月ごろの梅まつり期間のみ300円、宿泊者もしくは熱海市民は100円)
公式URL : 熱海梅園
JR熱海駅から路線バス、もしくは観光周遊バスに乗り15分、錦ヶ浦山頂にある観光市施設が「 熱海城 」です。
1959年に建てられた城は、歴史的な城ではなく、観光のために造られています。
熱海市内でも屈指の絶景スポットとして知られる城の天守からは、晴れた日には辺り一帯を見渡せる絶景が広がります。
お城の頂上に当たる天守閣にあたる「天守閣展望台」からは、熱海市内を地上43m、海抜160mの高さから360度眺められます。
場内には階段とエレベーターが完備されているため、足が不自由な方も安心して展望台に向かいましょう。
春になるとお城の周辺に植えられた約200本もの桜の花が色づき、桜まつりが開催されるそうです。
熱海城内は、フロアごとに異なるコンセプトの展示を見ることができます。
「江戸体験コーナー」では、自由に衣装を着替えて、かごの中に入ったり、桶を持ったりしつつ写真撮影を楽しめます。
下の階には「江戸のなぞ絵・遊び絵」を見ながら遊べるコーナーも。
江戸時代に庶民の遊びとして流行った判じ絵は、絵が何を表しているのかを当てるクイズのような絵です。
遊び絵は一見普通に見える絵ですが、よく見ると小さな人が集まって一つの絵になっているといった遊び心が溢れています。
住所 : 静岡県熱海市熱海1993
マップ: Googleマップ
アクセス : JR熱海駅から網代・多賀車庫行きバスに乗車、錦ヶ浦バス停から徒歩すぐ、湯~遊~バスに乗り、熱海城下車すぐ
電話番号 : 0557-81-6206
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~17:00(入場は16:30まで)
料金 : 大人1,000円、小中学生500円、4歳~6歳350円
公式URL : 熱海城
熱海駅から観光周遊バスに乗り10分、相模灘を見渡す高台に建つ私立美術館が「MOA美術館」です。
国宝3点、重要文化財65点を含む、約3,500点もの作品を所蔵している美術館では、尾形光琳の描いた「紅白梅図」を鑑賞できます。
高台にあることから別名「海の見える美術館」とも呼ばれるMOA美術館は、館内のメインロビーや広場から絶景を眺められるのが魅力です。
館内に入ってすぐ、エスカレーターを上った先にあるのが「円形ホール」です。
期間限定の展示などが行われるホールの天井は、グラディエーションのある照明で照らし出され、幻想的な雰囲気に。
絵画や彫刻の他にも、史実に基づいて復元された金色に輝く「黄金の茶室」、現在も使用されている「能楽堂」を鑑賞することができます。
MOA美術館内には、相模湾が目の前に広がる絶景を眺めながら食事ができる「the café」があります。
生産者から焙煎、カップに入れて提供されるまで一貫した管理の元、届けられるスペシャリティーコーヒーをいただきましょう。
お店自慢のコーヒーの付け合せには、大美伊豆牧場の牛乳を使ったソフトクリームや焼き立てのパンといった軽食メニューをどうぞ。
住所 : 静岡県熱海市桃山町26-2
マップ: Googleマップ
アクセス : JR熱海駅から路線バス、もしくは観光周遊バスに乗り10分
電話番号 : 0557-84-2511
定休日 : 年末年始、木曜日
営業時間 : 9:30~16:30(入館は16:00まで)
料金 : 一般1,600円、高大生1,000円、中学生以下無料、シニア1,400円
公式URL : MOA美術館
熱海の人気パワースポット、来宮神社の見どころを紹介しました。
境内奥にそびえる樹齢2,000年を超える大楠は、ここでしか見られません。
長寿や願いの成就といったご利益がある大楠に、自然に囲まれたカフェなど、緑豊かな環境を生かした施設が豊富な来宮神社に立ち寄ってみましょう。
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公開日 : 2020/02/16