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上高地は、長野県松本市にある日本屈指の山岳景勝地です。
標高約1,500mほどあり、日本を代表する山岳リゾートとしても有名です。
毎年多くの観光客が訪れており、最近では日本人だけでなく、外国人観光客からも人気の観光スポットになりつつあります。
上高地には手つかずの自然がまだ多く残っており、「大自然の宝庫」と呼ばれています。
そのことから、国の「特別名勝地」と「特別天然記念物」に指定されている貴重な観光地。
この2つの称号が与えられているのは、国内では上高地と富山県にある黒部峡谷の2つだけです。
上高地では、現在豊かな自然を守るためにマイカーでの出入りが規制されています。
そのため、初めて上高地へ行く人は、電車など公共交通機関を使って行くのがおすすめです。
ここでは、上高地のアクセス方法と注意点も踏まえてご紹介します。
上高地ではマイカーでの出入りが規制されていますが、途中までなら車でも行くことができます。
マイカーで行く場合、松本市方面からは沢渡(さわんど)駐車場、高山市方面からは平湯あかんだな駐車場に停め、そこからシャトルバスに乗り換えて上高地へ向かいます。
沢渡駐車場から上高地までのシャトルバスの運賃は、片道1,300円、往復2,300円。
平湯あかんだな駐車場からの運賃は、片道1,180円、2,090円です。
また、沢渡駐車場とあかんだな駐車場の駐車料金は以下の通りです。
<沢渡駐車場の料金>
国道158号線沿いに全14か所の駐車場があり、さらに全収容台数は約2000台もあるため安心ですね。
続いて平湯あかんだな駐車場です。
<平湯あかんだな駐車場の料金>
駐車料金は沢渡駐車場と同じです。
ただ、あかんだな駐車場は18時を過ぎると翌日4時までゲートがクローズしてしまうので注意してください。
東京と大阪からは「 さわやか信州号 」、名古屋からは「 名鉄バス 」で行くことができます。
所要時間と運賃は、以下の通りです。
シーズン中は毎日運行していますが、ゴールデンウイークや夏休みなどの繁忙期になると混み合うので、早めに計画を立てて予約するのがいいでしょう。
運賃表や時刻表の詳細は、 アルピコ交通 のホームページからご確認ください。
上高地へは電車とバスを乗り継いでで行くこともできます。
ただ、上高地線は本数が限られていること、また季節によってもダイヤが変わるので、事前に電車の時間も踏まえて計画を立てておきましょう。
電車を利用する場合、まずはJR松本駅を目指します。
JR松本駅に着いたら、上高地行きの路線バスに乗り換え、または松本電鉄上高地線 新島々駅で上高地行きの路線バスに乗り換えます。
上高地線の運賃・時刻表を知りたい人は、 アルピコ交通 のホームページからご確認ください。
最後はツアーで上高地へ行く方法です。
ツアー会社に申し込めばいいだけなので1番楽ではありますが、その分他の行き方より費用はかかります。
東京と埼玉、大阪から発着している「 さわやか信州号 」が、日帰りツアーとホテル宿泊付きのツアーを出しています。
詳細は以下の通りです。
<東京・埼玉発着>
<大阪・京都発着>
自分で予定を組むのが面倒な人は、ツアーに申し込むのがいいでしょう。
上高地観光のベストシーズンは 新緑の美しい5月下旬~6月上旬、花がたくさん咲く6月末~8月上旬、木々の紅葉が鮮やかな10月上旬~下旬です。
どの季節に行っても、季節ごとの変化を楽しむことができるのが上高地の良いところ。
中でも1番人気のベストシーズンは、5月下旬~6月中旬の新緑の季節です。
この時期はまだ観光客が多くなく、上高地らしさを感じられますよ。
5月下旬~6月中旬といっても山岳地帯に位置しているため、朝夕はかなり冷え込みます。
気温は早朝が6~10℃ほど、日中は12~17℃ほどです。
そのため、防寒対策を忘れないようにしましょう。
上高地に来たらぜひ訪れておきたいスポットをご紹介します。
たくさん見どころがありますので、ぜひ見逃さないようにしてくださいね。
大正池は、大正4(1915)年の焼岳の大噴火によって、梓川がせき止められて一夜でできた幻想的な池です。
深いエメラルド色をしており、神秘的な雰囲気を漂わせる上高地の中でも人気のスポット。
そんな大正池は土砂の流入により、年々面積が小さくなっています。
今も池の底にはかつての森が沈んでいると言われており、水面には噴気口が活動している焼岳の姿が映ります。
大正池の上流側は、春先には頂に雪を乗せた穂高連峰が見える絶景スポットです。
上高地に訪れたらマストで行きましょう!
住所 : 長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス :松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通上高地行きバスで57分、大正池下車すぐ
電話番号 :+81263337400
営業期間 :4月下旬~11月15日
公式ページ: 大正池
明神池は穂高神社の神域にある神聖な池です。
土砂が湧水をせき止めてできたと言われており、明神岳を背景に立ち枯れの木がまばらに立っています。
他のスポットと違って拝観料が必要ですが、とても美しい場所なので、時間がある時はぜひ行ってみてください。
明神池には一之池と二之池があり、二之池にはカモなどの鳥が多く生息していますが、 エサやりは禁止なので注意しましょう。
住所:長野県松本市安曇上高地明神
マップ: Googleマップ
アクセス:松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通上高地行きバスで1時間5分、終点下車、徒歩1時間
営業期間:4月27日~11月15日
営業時間:6:00~日没まで
休業日:期間中無休
料金:大人300円、小人100円
公式ページ: 明神池
河童橋は大正池と明神池の中間地点にあり、まさに上高地のシンボルとも言える橋です。
穂高連峰や奥穂高岳をはじめとする山々を一望できる、絶好の撮影ポイントでもあるので、写真を撮るのを忘れずに。
河童橋という名前は、昔この辺りに河童が棲んでいそうな深い淵があったことが由来なのだそう。
また、河童橋は芥川龍之介の小説『河童』の題材となった橋でもあります。
住所:長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス:松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通上高地行きバスで1時間5分、終点下車、徒歩5分
営業期間:4月下旬~11月中旬
営業時間:見学自由
休業日:期間中無休
公式ページ: 河童橋
横尾大橋は、穂高連峰の手前にかけられた橋。
橋から見る穂高連峰は迫力満点で、その景色を見るためだけでも行く価値があります。
橋を渡ると、初心者ではなかなか登れないほどの本格的な登山の始まりとなります。
平成11年に橋が新しく架け替えられて吊り橋になりました。
住所 :長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス :松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通上高地行きバスで1時間10分、終点下車、徒歩3時間
定休日 :期間中無休
営業期間:4月下旬~11月中旬
営業時間 :見学自由
中ノ瀬園池は、田代橋の上流側、梓川の南に広がるエリアにあり、河童橋と大正池の中間に位置しています。
周囲にはシラカバやハルニレが多く、開放感のある雰囲気。
ニリンソウやキツリフネ、サラシナショウマなど高原植物も多く見られます。
また、歩道沿いのカラマツ林の中に休憩できるベンチが設置されているので、ちょっと疲れた時の休憩におすすめですよ。
住所 : 長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス :バス「帝国ホテル前」から徒歩10分
営業期間:4月下旬~11月中旬
電話番号 : 0263-94-2307
定休日 :なし
穂高連峰は、上高地のあらゆる所から見えるほど高くそびえる山です。
日本を代表する岩壁が揃っており、アルピニスト憧れの山でもあります。
穂高連峰は威厳と風格が漂う名峰。
上高地に行ったら見逃せない山の1つなので、写真を撮るのを忘れないようにしましょう。
田代池は、原生林に広がる湿原を伴う浅い池です。
土砂によって流れがせき止められできた池で、池の中にはいくつかの島があります。
水田地帯のように穏やかで、ゆったりとした時間が流れます。
田代池は、季節によってその姿を変えます。
5月には新緑が、10月には黄葉、晩秋には霧氷、夏はイチョウバイカモや周辺のニッコウキスゲ、コケモモが美しい景観を見せてくれますよ。
住所 :長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス :松本電鉄上高地線新島々駅より上高地行バス1時間、大正池よりターミナル方面徒歩20分
営業期間:4月下旬~11月中旬
公式ページ: 田代池
岳沢湿原は、上高地から気軽に足を運べる静かな湿原で、河童橋から歩いて15分ほどの場所にあります。
槍ヶ岳や穂高連峰、常念岳方面への登山基地として賑わっており、河童橋から見る穂高連峰はとても美しいです。
初夏にはニッコウキスゲやレンゲツツジが咲き乱れます。
住所 :長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス :松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通上高地行きバスで1時間5分、終点下車、徒歩20分
電話番号:0263-95-2433(上高地インフォメーションセンター)
営業期間:4月下旬~11月15日
公式ページ : 岳沢湿原
ウェエストン碑は、上高地温泉の近くにある、露岩の岩壁に彫られたレリーフです。
このレリーフは、明治時代に「日本アルプスの登山と探検」で上高地の魅力を世界に紹介した、イギリス人のウォルター・ウェストンを顕彰したもの。
今のレリーフは昭和40年に作者佐藤久一朗の手によって、傷みが激しかったものに代えて新たに作られたものです。
毎年6月第1日曜日にウェストン祭が行なわれているので、興味がある人はこのタイミングで行くのも良いでしょう。
住所 : 長野県松本市安曇上高地4469
マップ: Googleマップ
アクセス :松本電鉄上高地線新島々駅からバスで70分(⇒下車徒歩15分)
営業期間:4月下旬~11月中旬
公式ページ : ウェエストン碑
上高地観光センターは、上高地観光の起点となる複合施設です。
正面にはバス切符売り場やタクシー配車センター、1階には売店やお土産さんがあります。
観光の行き帰りにぜひ立ち寄ってみてくださいね。
住所 :長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス :松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通上高地行きバスで1時間10分、終点下車すぐ
電話番号:0263-95-2433
定休日 :期間中無休・冬期休業
営業時間 :5:30~19:00(施設によって異なります)
公式URL : 上高地観光センター
ここでは上高地に来たら泊まっておきたい、おすすめのホテルをご紹介します。
上高地帝国ホテルは、上高地を代表する日本初のリゾートホテルとして、1933年に開業した歴史ある高級リゾートホテルです。
1977年に再建した際に、開業当時の外観に近い形で再現し、上高地を訪れる人々の憧れの的になっています。
一流ホテルだけあって値は張りますが、 快適さと利便性のバランスに優れており、充実した館内設備や上質なサービスが期待できますよ。
部屋は74室、全室洋室の部屋です。
部屋からは穂高連峰の雄大な景色を楽しめるだけでなく、多彩なタイプの部屋が用意されています。
また、泊まらずにハイキングの途中にランチやお茶だけでも立ち寄ることもできますが、やはりお値段は高め。
ただ、優雅な気分を味わうことができるとティータイムに訪れる人もいます。
思い出として1度は訪れるのも良いでしょう。
住所 :長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス :松本駅より松本電鉄新島々へ30分。新島々より松本電鉄バスにて、約1時間15分。
電話番号 : .0263-95-2001
営業時間 :
チェックイン:14:00(最終18:00)
チェックアウト:11:00
一泊の料金:35,090円~(1室1泊・税サ込・食事別)
予約サイト: 一休.com
河童橋のすぐ隣にある上高地五千尺ホテルは、自然豊かな上高地のランドマーク的なホテルです。
この五千尺という名前は、上高地の標高1,500mに由来しています。
自然と調和した落ち着きがあり、ダークブラウンで格式高い佇まいが特徴的。
五千尺ホテル上高地は大正7年(1918年)に旅舎五千尺としてスタートし、平成30年(2018年)に節目の100周年を迎えました。
この際にホテルの再建を行い、より一層きれいで洗練されたホテルに生まれ変わっています。
客室からはアルプス(一万尺)より流れ来る梓の瀬音がよく聞こえ、最上階である4階のバルコニーからの景色は圧巻の一言です。
山々が一望できる素晴らしい景色を楽しむことができますよ。
住所 :長野県松本市 上高地4468
マップ: Googleマップ
アクセス :JR中央線松本駅→私鉄松本電鉄上高地線新島々行き約30分新島々駅下車→バス上高地行き約70分上高地バスターミナル下車→徒歩約5分
電話番号 : 0263-95-2111
営業時間 :
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00
一泊の料金:(大人二人、朝食付き) 27,500円~(税込)
注意点:営業期間は4月下旬~11月上旬のみ
上高地大正池ホテルは、上高地の玄関口・大正池のほとりにある唯一のホテルです。
別名「星降るホテル」とも言われており、夜にここから見る満点の星空は圧巻!
夜だけでなく、早朝と夕暮れの風景も格別です。
部屋数は26室と他のホテルと比べるとこじんまりとしていますが、落ち着いた雰囲気を味わうことができるでしょう。
上高地散策にもぴったりなホテルで、大正池バス停前0分とアクセスも抜群。
写真撮影もできる最高の立地です。
住所 :長野県松本市安曇上高地
マップ: Googleマップ
アクセス:
松本駅から電車とバスで約1時間30分
高山駅から電車とバスで約1時間30分
電話番号 : .0263-95-2301(冬期 0263-33-7400)
営業時間 :
チェックイン:15:00~(最終18:00)
チェックアウト:10:00
一泊の料金:(大人二人、朝食付き),15,400円~(税込)
予約サイト: 楽天トラベル
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上高地は自然が溢れていて、癒やされるにはぴったりのスポット。
四季折々の景色を楽しむことができ、その景観にはきっと心が奪われるはずです。
東京からのアクセスも良いので、たまには都会の喧騒から離れて自然を感じてみてください。
自然が好きな人にはたまらない場所なので、ぜひ時間取ってゆったりとした時間を過ごしてくださいね。
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最終更新日 : 2023/05/08
公開日 : 2020/06/19