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1. 国際連合ヨーロッパ本部(Palais des nations)
4. 宗教改革記念碑(Monument De La Reformation)
5. サン・ピエール大聖堂(Cathedrale Saint-Pieere)
6. ジュネーブ美術歴史博物館(Musée d'art et d'histoire)
7. ジャン・ジャック・ルソーの生家(Espace Rousseau)
2. ラヴォー地区のぶどう畑(Lavaux, Vineyard Terraces)
6. シャモニーモンブラン(Chamonix-Mont-Blanc)
1. シャモニー・モンブラン& メール・ドゥ・グラス氷河1日観光ツアー
1. ザ ホテル リッツ カールトン ホテル ドゥ ラ ペ ジュネーブ(The Ritz-Carlton, Hotel de la Paix, Geneva)
スイスでは、九州ほどの国土面積の中に約857万人が暮らしています。
スイスドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏の4つの言語圏があります。
フランス語圏の代表都市と言えるのがジュネーブです。
その知名度からスイスの首都と勘違いされがちですが、スイスの首都は ベルン 。
ジュネーブはチューリッヒに次ぐ第二の都市で、人口は約50万人です。
国際機関で働く外国人も多く、移民も多いので街の外国人率も高いです。
街を歩けば外国語を耳にすることや、各国料理店を見かけることもよくあります。
街の雰囲気もドイツ語圏とはかなり違い、特に駅周辺は雑多な感じで、一般的なスイスというイメージとは違うかもしれません。
現在日本からジュネーブまでの直行便は運航しておらず、 スイスインターナショナルエアラインズ ( ANA とのコードシェア便)がチューリッヒ便のみ運航しています。
チューリッヒからジュネーブまでは、国内線乗り継ぎで50分、列車なら約3時間です。
スイス旅行でジュネーブのみ訪れるという方は少ないと思うので、チューリッヒやルツェルン、スイスアルプス、 ベルン などを観光しながら列車でジュネーブに入るのがおすすめです。
また、スイスはヨーロッパの中央に位置しており、ジュネーブは イタリア 方面、 ドイツ 方面、 フランス 方面など多くの国際列車が発着しています。
有名なところだと、ジュネーブ⇔ パリ 間を3時間5分で走る新幹線TGVリリア。
他都市との組み合わせで、列車でジュネーブ入りするプランも良いですね。
ジュネーブ市内に宿泊すると、もれなく「ジュネーブトランスポートカード」が貰えます。
ジュネーブ市内の電車、バス、トラム、ボートに無料で乗り降りできるという便利なカードなので利用しましょう。
ホテルチェックイン時からチェックアウト日の終電まで使用可能で、カードに記載されている本人しか使用できません。
200を超える国際機関が集まっているジュネーブ。
国際連合ヨーロッパ本部は、1929年から1938年にかけて国際連盟本部として建てられました。
ご存知のように国際連合本部はニューヨークにあり、ジュネーブは4つある国連事務所の中では本部に次いで大きな事務所。
正式名称は「国際連合ジュネーブ事務局」です。
内部は見学ツアーのみ可能。
会議開催中以外の10:30、12:00、14:30、16:00の1日4回。(変更の可能性があるため公式サイトにて確認してください)
見学開始時間の30分前からの受け付けなので、早めに到着して受付を済ませましょう。
なお、見学には身分証明が必要となっているため、パスポートを忘れずに持参してください。
最後に訪れる売店では、国連加盟国のグッズが販売されています。
また、売店横のポストからハガキを投函すると国連の特別なスタンプが押されるので記念になりますね。
国連ヨーロッパ本部の広場に建つのは、スイス人のアーティスト、ダニエル・ベルセによる作品「壊れた椅子」というオブジェ。
高さが12mもあり、1本折れた脚は、地雷やクラスター爆弾反対を意味しています。
1997年に設置され、同年12月に122か国が「対人地雷全面禁止条約」に調印しています。
住所 : 14, Avenue de la Paix, Geneve 10
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅からトラム13・15番でナシオン(Nations)下車、徒歩7分
電話番号 : 0229174896 (ビジターセンター)
定休日 : 土・日曜
営業時間 : 10:30/12:00/14:30/16:00 ※見学ツアー実施時間
料金 : 大人16スイスフラン、子供(6歳~17歳)10スイスフラン
公式サイト : 国際連合ヨーロッパ本部
ジュネーブはスイスの各都市の中で、建築面積に対する緑地と公園の面積が一番多い街。
数ある公園の中でも、ジュネーブを訪れた観光客が必ず足を運ぶのが「イギリス庭園」です。
レマン湖沿いにあり、お散歩したり芝生でのんびりしたりするのにぴったり。
公園内の花時計はジュネーブの時計産業を象徴したもので、ジュネーブを代表する人気写真スポットです。
季節ごとに植え替えられる花に彩られた花時計は直径5mもあり、衛星時計として正確な時を刻んでいます。
記念に自身の時計の時刻を合わせておきましょう。
また、1815年にジュネーブがスイス連邦に加盟したことを記念する国家記念碑も見どころの1つです。
住所 : Rues-Basses Longemalle, 1204 Geneve
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅から徒歩10分
電話番号 : (022)9097000
公式サイト : イギリス庭園公園
レマン湖からローヌ川へ流れ出る地点に位置するジェッドー噴水。
2つのポンプを使い、毎秒500リットルの水が高さ140mまで噴出されています。
強風や氷点下の日を除いて、毎日10:00~23:00まで稼働し、夜にはライトアップもされています。
まずはレマン湖畔の遊歩道から眺め、次はレマン湖クルーズに乗船して船上から眺めてみませんか?
レマン湖では、ランチクルーズやディナークルーズ、クラッシックな蒸気船でのクルーズなど様々なコースが楽しめます。
一番安上がりで簡単なクルーズは、右岸から旧市街のある左岸まで移動する市民の足とも言える渡し船です。
ジュネーブのホテルに宿泊したらもれなく貰える「ジュネーブトランスポートカード」も利用できます。
大噴水のそばを通るルートなので、迫力のあるシーンが楽しめますよ。
住所 : Quai Gustave Ador, Geneve
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅から徒歩20分
営業時間:夏期 :
宗教改革記念碑は、ジュネーブ大学の敷地にあるバスティオン公園内にあります。
宗教改革の中心となったカルヴァンの生誕400年を記念して造られた壁像で、高さが9m、長さは100mもあります。
左から、ギヨーム・ファレル、ジャン・カルヴァン、テオドール・ド・べーズ、ジョン・ノックスの4人の偉人の像が並びます。
ジャン・カルヴァンはジュネーブ大学の創設者でもあります。
壁面上部には大きく「post tenebras lux」(闇の後には光が訪れる)と刻まれています。
これは宗教改革派のモットーで、現在もジュネーブのモットーとして大切にされています。
バスティオン公園は、巨大なチェス盤があることでも知られているので、面白い写真が撮れることでしょう。
1232年に完成したサンピエール大聖堂は、ジュネーブの旧市街の中心に位置しています。
長い歴史の中で何度も改装や増築されているので、建築様式が混在しています。
もともとはカトリック教会でしたが、16世紀の宗教改革後はプロテスタント教会となりました。
宗教改革の中心人物であったカルヴァンは、この大聖堂を本拠地として説教を行っていました。
内部はプロテスタント教会らしく、とてもシンプル。
大聖堂の北塔、南塔に登るとジュネーブ市街、レマン湖が一望できます。
急ならせん階段が157段続くのでちょっと目が回りそうですが、ここからしか見られない絶景が広がるのでぜひ挑戦してみてください。
住所 : Place du Bourg de Four 24, Geneve
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅から徒歩17分
電話番号 : (022)3117575
定休日 : 無休
営業時間 :
料金 : 塔のみ有料 大人7スイスフラン、子供(6歳~16歳)4スイスフラン
公式サイト : サン・ピエール大聖堂
スイス最大の美術館「ジュネーブ美術歴史博物館」は、1910年にそれまで別々の場所にあった膨大なコレクションを一カ所にまとめて展示する目的で建てられました。
約65万点もの所蔵品の中から、約7,000点が常設展示されています。
先史時代の出土品に始まり、古代エジプト、ギリシャ時代、ローマ時代の美術工芸品、ルネッサンス時代から現代までのヨーロッパ絵画、版画、彫刻など価値の高いものばかりです。
中世から20世紀までの織物、陶磁器、家具などの工芸品も種類豊富で見飽きることがありません。
住所 : Rue Charles-Galland 2 1206 Genève
マップ : Googleマップ
アクセス : バス1・3・5・7・8・36番リーヴ(Rive)下車、徒歩6分
電話番号 : (022)4182600
定休日 : 月曜日
営業時間 : 10:00~18:00
料金 : 無料
公式サイト : ジュネーブ美術歴史博物館
スイス生まれの哲学者、ジャン・ジャック・ルソーは、1712年に生まれ、20歳になるまでジュネーブに暮らしていました。
現在、家族と暮らしていた石造りの生家が、博物館として一般公開されています。
彼の子供時代からの生涯や、作品について専門家が分析、解釈したオーディオガイド(日本語あり)を聞きながら館内を回るので、より一層理解が深まります。
コルナヴァン駅からは徒歩約15分、近くにはバルビエ・ミュラー考古学博物館、国際宗教改革博物館などがあるので、合わせて訪れてみてください。
住所 : Grand-Rue 40, 1204 Geneva
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅から徒歩15分
電話番号 : (022) 3101028
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~18:00
料金 : 大人7フラン 12歳以下無料
公式サイト : ジャン・ジャック・ルソーの生家
三日月のような形をしたレマン湖は、スイスで一番大きな湖です。
スイスアルプスのローヌ氷河が流れ込んで出来た湖で、西端のジュネーブから再びローヌ河としてフランスへ流れていきます。
レマン湖の北側がスイス、南側がフランスで、湖の中に国境線があり、湖畔には魅力的な街や村が点在しています。
ジュネーブからは、日帰りで訪れる事が出来る場所がたくさんあります。
ジュネーブを拠点として小旅行に出かけるのも良いですね。
レマン湖の北側一帯のヴォー州の州都ローザンヌ。
湖畔には高級ホテルが立ち並び、エレガントな雰囲気を醸し出しています。
大聖堂を中心にした旧市街は高台にあり、レマン湖畔とはケーブルカーで結ばれています。
国際オリンピック委員会(IOC)の本部があることから、その名前を耳にした方も多いのではないでしょうか。
世界唯一のオリンピックミュージアムがあり、ローザンヌ駅の正面には「オリンピックの首都」の文字と五輪マークが飾られています。
ミュージアムでは、IOC所蔵の歴代オリンピックの映像や、実際に使用された聖火トーチなど、盛りだくさんな展示を楽しめます。
また、バレエ界の巨匠モーリス・ベジャール設立のベジャール・ローザンヌバレエ団があり、若手バレリーナの登竜門と言われる「ローザンヌ国際バレエコンクール」が開催されるこよでも知られています。
日本からも、熊川哲也や吉田都をはじめ、多くの入賞者を輩出しています。
住所 : 1, Quai D'Ouchy 1006 Lausanne
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ウシー・オリンピック(Ouchy-Olympique)駅から徒歩10分
電話番号 : (021)6216511
定休日 : 10/16~4/30の月曜、1/1、12/25
営業時間 :
料金 : 16歳以上20スイスフラン
公式サイト : オリンピック博物館
ラヴォー地区とは、ローザンヌからモントルー郊外のシヨン城にかけて広がる丘陵地帯。
レマン湖北岸は太陽・レマン湖の反射光・急斜面を支える石垣が蓄える輻射熱の3つに恵まれ、ぶどう栽培に適しています。
古代ローマ時代まで遡るというワイン作りの長い伝統と歴史が評価されて、2007年に「ラヴォー地区のぶどう畑」の名称で世界遺産に登録されています。
ラヴォー地区で造られるワインは生産量が少なく、スイス国内で消費されてしまうので、輸出は少なく現地でしか味わえないという代物。
ぶどう畑の間を縫うように作られた小道をハイキングしながら、ワイナリー巡りやレストランを訪れるのがラヴォー地区の楽しみ方です。
ラヴォー地区の中心リヴァの村にある、ビジターセンター「ラヴォー・ヴィノラマ」はリヴァ駅から徒歩5分。
ラヴォー地区の8つの村の名がつけられたメーカーには、200種類ものワインがあり、その中の一部が試飲できます。
また、産直の特別価格でのワイン購入も可能。
ぶどう栽培、ワイン作り、美しい風景などの映像が上映されており、日本語でも聞くことができます。
アクセスも景色も良い場所にあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
住所 : Route du Lac 2, CH-1071 Rivaz
マップ : Googleマップ
電話番号 : 021-9463131
定休日 : スイスの祝日
営業時間 :
公式サイト : ラヴォー・ヴィノラマ
レマン湖に突き刺さる巨大フォーク!
このオブジェを設置したのは、ヴヴェイに本社を構える食品メーカー・ネスレです。
レマン湖畔には、ネスレが運営する食の博物館「 アリマンタリウム 」があり、その前の湖畔に行くと見ることが出来ます。
1995年に設置された時は賛否両論で、一度は撤去されたものの、2009年に正式許可が下りて、また突き刺さることになったのです。
食の博物館は、1918年に建てられたネスレ旧本社を利用。
ネスレ製品、ネスレ社の歴史や、食に関する様々な展示、料理イベントなどがあり盛り沢山!
カフェ、売店までは無料で入れるので、休憩に利用するのもおすすめです。
イギリス生まれの喜劇王チャールズ・チャップリンが晩年に暮らしたヴヴェイ。
事実上の国外追放を受けてアメリカからヴヴェイの隣村であるコルシエに移住し、88歳で亡くなるまでの25年間を過ごし、現在は妻と一緒にコルシエの共同墓地に眠っています。
実際にチャップリンが暮らしていた屋敷は、2016年に「 チャップリン・ワールド 」というミュージアムに生まれ変わり、チャップリンの生い立ちや全作品を紹介しています。
セットの再現もあり、チャップリンの世界にどっぷりとはまれる、まさにチャップリンワールドと言えるでしょう。
住所 : Quai Perdonnet 25 CH-1800 Vevey
マップ : Googleマップ
電話番号 : 0041(0)219244111
定休日 : 月曜日
営業時間 : 10:00~18:00
料金 : 大人13スイスフラン、子供(6歳~15歳)4スイスフラン
公式サイト : 食の博物館
住所 : Route de Fenil 2 CH-1804, Corsier-sur-Vevey
マップ : Googleマップ
アクセス : バス212番「Chaplin」下車
電話番号 : +41(0)842 422 422定休日 :12/25, 1/1
営業時間 : 10:00~18:00 チケット売り場は17:00でクローズ
料金 : 大人29スイスフラン
公式サイト : チャップリンワールド
レマン湖畔のリゾートと言えば、モントルーの名前が真っ先に上がるでしょう。
ヴヴェイと共に、高級リゾート地として知られ、レマン湖が望める景色の良い場所にはセレブ達の別荘が立ち並びます。
1967年に始まり、毎年7月に開催される モントルージャズフェスティバル は、世界で2番目の規模を誇り、16日間の開催期間中に延べ20万人もの人が訪れます。
ジャズフェスティバルという名前ですが、ジャズに限らずロック、ソウル、ブルース、ワールドミュージックなどジャンルは多岐に渡り、過去にはボブ・ディラン、スティング、ブライアンアダムス、アレサフランクリン、BBキング、サンタナなど有名アーティストが参加しています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットで、新たなファンが増えているというクイーン。
1978年にアルバム制作のために訪れたクイーンは、モントルーを気に入りレコーディングスタジオを設け、7枚のアルバムを制作しています。
特にフレディ・マーキュリーは高級ホテルモントルーパレスの最上階を定宿にし、晩年にはアパートを購入して滞在するほど気に入っていたと言います。
モントルーでは、毎年9月5日の彼の誕生日に合わせて、9月最初の週末に野外ライブなどを行う誕生日イベントを開催しています。
レマン湖畔に建つフレディ・マーキュリーの像は、クイーンのメンバーとフレディ・マーキュリーの家族や友人たちがモントルーに寄付したものです。
1996年の除幕式にはフレディ・マーキュリーの家族やクイーンのメンバーが駆け付けています。
レマン湖から突き出た岩盤の上に建つシヨン城。
モントルーから湖畔の遊歩道を歩いて30分~40分、バスなら5分~10分という距離で、歩いて行ってもずっと見えているので迷うことはありません。
イギリスの詩人バイロン卿がシヨン城を舞台にして書いた長編叙事詩「シヨンの囚人」によって世界的に知られるようになりました。
物語は、16世紀にサヴォア地方の貴族フランスワ・ボ二ヴァールが、シヨン城の地下牢に幽閉されていたという実話に基づいて書かれています。
11世紀からこの地に本拠を構えたシオン司教が所有していたシヨン城。
12世紀に入り、レマン湖周辺に勢力を伸ばし始めたフランスのサヴォア伯が所有し、14世紀頃まで城塞として、また夏の離宮として使用していました。
この時代にシヨン城の大規模な拡張が行われ、現在見られるようなデザインや装飾が施されています。
16世紀に入り、ベルン軍が攻め入り占領、18世紀末までの約260年間所有し、城塞、武器庫、牢獄などに使用されました。
18世紀に入り、ベルン支配からの独立を画策していたヴォー州が奪還に成功し、のちに設計図を基に元通りに修復しています。
内部はオーディオガイド(日本語あり)を聴きながらかつての領主の寝室や食堂、地下牢などを自由に見学することができます。
豪華絢爛な城ではなく、かなり殺風景な感じですが、歴史の重みを感じることが出来る貴重な存在なので、ぜひ訪れてみてください。
住所 : Avenue De Chillon 21, Veytaux
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : (021)9668910
定休日 : 1/1、12/25
営業時間 : 10:00~18:00(最終入場は17:00まで)
料金 : 大人13.50スイスフラン、子供(6歳~15歳)7スイスフラン
公式サイト : シヨン城
筆者いちおしのコース・ シャモニーモンブラン から行く「エギーユ・デュ・ミディ展望台」。
スイスの名峰モンブランを望む…と言いたいところですが、モンブラン(標高4,810m)はフランスとイタリアにまたがる国境の山で、フランス側の呼び方がモンブラン、イタリアからはモンテビアンコで、白い山という意味です。
上の写真のふんわりとした山がモンブラン。
こうしてみると、ヨーロッパアルプス最高峰には見えないですよね。
このモンブランを間近で見ることが出来る素晴らしい展望台「エギーユ・デュ・ミディ」への出発地点となるのが、フランスのシャモニーモンブランです。
ジュネーブからシャモニーモンブランまでは、鉄道かバス利用になりますが、鉄道は乗り換えが必要で時間がかかるため、直行バスがおすすめです。
ジュネーブの空港と、市内のコルナバン駅から徒歩5分ほどの場所にあるバスターミナルから数社のバス会社が運行しており、所要時間は市内からだと約1時間半。
頻発していますが、シャモニーモンブランからジュネーブに戻る便は、利用者の時間が重なるので予約しておいた方が良いでしょう。
ジュネーブからの日帰り可能とご紹介していますが、時間が許せば可愛らしいリゾートの街なので、宿泊してゆっくり観光するのがベストです。
シャモニーモンブラン山麓駅(標高1,035m)から、エギーユ・デュ・ミディ展望台(標高3,777m)までは、まず世界一高い場所にあるロープウェイに乗って8分。
次に中間駅プランドレギュイユ (標高2,317m)から時速40kmという高速ロープウェイに乗って約10分で山頂駅に到着です。
この高速ロープウェイは途中に支柱が無く、山頂駅に近くなると岸壁ぎりぎりのところを、ぐぐーんと垂直かと思うほどの角度で登っていくのでスリルがあります。
左側からロープウェイがやってきて、茶色い建物の山頂駅(標高3,777m)に到着します。
富士山よりも1m高い地点に、わずか20分ほどのロープウェイで行けるのはスイスならでは。
鉄橋を渡って次の峰に行きエレベーターで昇ると、最高峰の展望台(標高3,842m)に行くことが出来ます。
この鉄橋はもちろん頑丈で手すりもありますが、吹きっさらしなので風が強く、周りを見ると凄い場所にいることに気付かされます。
ちなみに、このロープウェイが開通したのは1955年というから驚きです。
展望台から目の前に広がるのが、すぐに手が届きそうなモンブラン山頂。
歩いて行けそうですが、もちろんここからの登山は装備と経験が不可欠です。
エギーユ・デュ・ミディ展望台までは、時間にすると約20分で行くことが出来て便利な反面、急激な標高差で軽い高山病のような症状が出る方もいます。
前日にはたっぷり睡眠をとること、山頂駅についても走ったり大声を出したりしないようにして、万が一酷い頭痛や吐き気などの症状が出た場合は速やかに麓へ降りるようにしましょう。
住所 : Aiguille du Midi France
マップ : Googleマップ
アクセス : シャモニーモンブラン山麓駅よりロープウェイで20分
定休日 : 11月~12月中旬まで
営業時間 :
料金 : 大人往復69ユーロ、子供(5歳~14歳)往復58.70ユーロ
公式サイト : エギーユ・デュ・ミディ展望台
アヌシーは、フランス東部オート・ザヴォア県にある湖畔の街。
ジュネーブからのアクセスはバスが一般的で、2時間弱かかります。
サヴォアの宝石と称えられるアヌシー湖はヨーロッパ1の透明度だと言われ、夏になると湖水浴やウォータースポーツを楽しむ人々で賑わいます。
天気が良ければ、アヌシー湖を周る遊覧船に乗ってみるのも良いですね。
アヌシーは、中世の面影を色濃く残す町。
旧市街には、12世紀頃から17世紀にかけての建物が並び、石畳の路地が続きます。
フランスのベニスと呼ばれ、運河沿いには可愛らしい家が並びます。
運河の中州に浮かぶちょっと厳めしい建物は、アヌシーの名所「パレ・ド・リル」です。
12世紀にジュネーブ伯爵の宮殿として建てられ、のちに牢獄や裁判所として使われてきましたが、現在は歴史博物館として一般公開されています。
ぶらぶらとお散歩するのに最適な街なので、ジュネーブからちょっと足をのばしてみてはいかがでしょうか。
住所 : 3 passage de l’Ile 74000 Annecy
マップ : Googleマップ
アクセス : アヌシー駅より徒歩10分
定休日 : 火曜日
営業時間 :
料金 : 大人3.90ユーロ 子供2ユーロ
公式サイト : パレ・ド・リル
交通網が発達しているスイスでは、交通費が高い事を除けば、どこにいくにもアクセス便利。
ただし、最低限の英語は必要ですし、時期や場所によっては便数がぐっと少ない場合もあり注意が必要です。
「効率よく周りたい」「ガイドやアシスタントが付いている方が何かと安心」
そんな方におすすめなのが、ジュネーブ発着のオプショナルツアーです。
ツアー名: シャモニー・モンブラン 1日観光ツアー <昼食付き/多言語アシスタント/ジュネーブ発>
予約サイト: VELTRA
ジュネーブバスステーションに集合し、バスにて約1時間半でシャモニーへ。
着後、ロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台に向かいます。
天気が良ければモンブランをはじめ、4,000m級の山々が目の前に!
下山後、シャモニーでのランチとフリータイム。
その後、モンタンヴェール鉄道に乗ってメール・ドゥ・グラス氷河へ行き、幻想的な氷の世界を楽しみます。
ジュネーブに戻り、バスステーションにて解散です。
こちらのコースは、多言語アシスタントによる混載コース。
他にも割高にはなりますが、日本語ガイド付き、専用車付きなど様々なコースがあるので、 こちら からチェックしてみてください。
ツアー名: 隣国フランス 水の都 アヌシー観光ツアー <英語ドライバーガイド/ジュネーブ発>
予約サイト: VELTRA
ジュネーブバスステーションに集合し、英語ドライバーガイドと一緒にバスにてアヌシーに出発。
着後、ガイドさんと見どころを約1時間で巡りその後2時間のフリータイム。
ジュネーブに戻り解散という半日コースです。
とてもシンプルなコースですが、ガイドさんの案内のあとにフリータイムがあり効率よく巡れるのがポイントです。
ジュネーブ市内観光とレマン湖クルーズが付いた1日コース もあります。
国際機関も多いジュネーブは、全体的にホテルの料金は高めに設定されています。
ヨーロッパのホテル産業機関による調査では、ヨーロッパで一番高く、パリ、チューリッヒと続きます。
ただし、ジュネーブのホテルプレジデントウィルソンのペントハウスが一泊約900万円と世界一の高値なので、調査の平均値を上げてしまっているのも原因なのだそう。
観光客にとって便利なのは、コルナバン駅周辺のホテル。
格安ホテルから高級ホテルまで様々なタイプのホテルが集まっています。
ジュネーブを基点として、郊外まで足を延ばすような旅にも便利です。
また、レマン湖の景色を堪能したい方や、各都市の高級ホテルに泊まりたいという方なら、レマン湖畔に並ぶ5つ星ホテルがおすすめ。
美しいレマン湖の景色、一流のサービスと優雅な空間、忘れられないジュネーブ滞在になることでしょう。
レマン湖畔には、高級ホテルがずらりと並んで建っています。
「ザ ホテル リッツ カールトン ホテル ドゥ ラ ペ ジュネーブ」は、マリオットグループの高級ブランド、リッツカールトン系列のホテルで、1865年に開業した5つ星ホテル。
2017年に大改装が行われ、現代イタリア建築をテーマにした斬新なデザインのホテルに生まれ変わりました。
館内に入ると美しい吹き抜けがあり目を奪われます。
上の階から眺めるのがポイントです。
総客室は74室で、高級感のあるインテリアで統一されています。
無料Wi-Fi、薄型テレビ、ネスプレッソマシーン、デスク、ミニバー、セーフティーボックス、ブルガリのバスアメニティなど、設備もアメニティもリッツカールトンクオリティなので安心。
ほとんどがレイクビューですが、カテゴリーとしてガーデンビューのお部屋もあるので、予約時に確認してくださいね。
住所 : Quai du Mont-Blanc 11, 1201 Genève, スイス
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅から徒歩10分
電話番号 : +41 22 909 60 00
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜24:00/12:00
公式サイト : ザ ホテル リッツ カールトン ホテル ドゥ ラ ペ ジュネーブ
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ジュネーブにある高級ホテルというと、真っ先にレマン湖沿いに並ぶ白亜の豪華な建物が思いつきますが、旧市街の中にも素敵なホテルがあります。
石畳が続く旧市街の坂を登ったところにあるサンピエール大聖堂のすぐそばに建つ「ホテル レ ザミュール」は、17世紀の建物を利用した5つ星ホテル。
外観は当時の雰囲気を残したままですが、中に入るとモダンに改装されており、落ち着いた雰囲気。
全32室というこじんまりしたホテルなので、隠れ家のような気分が味わえます。
著名人の宿泊も多く、元アメリカ大統領のビルクリントン氏、ジミーカーター氏、ジョンFケネディ氏も宿泊しているそうです。
客室には、無料Wi-Fi、薄型テレビ、セーフティーボックス、ミニバー、コーヒーメーカー、バスローブ、バスアメニティ他、必要なものはしっかり備えられています。
館内のレストランでは、美味しいチーズ料理が味わえます。
ゆったりとした雰囲気の中で、チーズフォンデュやラクレットといったスイスの名物料理を楽しみましょう。
住所 : rue Otto Barban, Rue du Soleil-Levant, 1204 Geneva
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅から徒歩15分
電話番号 : +41 22 818 7172
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : ホテル レ ザミュール
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ジュネーブの中央駅にあたる、コルナヴァン駅の真向かいに建つ「ホテルスイス」は、人気の3つ星ホテルです。
旧市街の主な観光スポットは徒歩圏内ですし、レマン湖までもすぐ。
駅近という利便性を取る方や、レマン湖畔は予算が合わないという方におすすめです。
客室は全部で62室。
エコノミー、スタンダード、スーペリア、スタジオ、があり、シンプルでモダンなデザインで統一されています。
コルナヴァン駅周辺の3つ星ホテルには、清潔感にやや難ありなホテルもあるのですが、ホテルスイスはその点問題なし。
スタッフの方の接遇もフレンドリーで親切だと評判です。
住所 : Place de Cornavin 10 CH-1201 Genève
マップ : Googleマップ
アクセス : コルナヴァン(Cornavin)駅から徒歩10分
電話番号 : +41 22 732 6630
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜24:00/12:00
公式サイト : ホテルスイス
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ジュネーブ市内と、ジュネーブから日帰りで行けるおすすめ観光スポットとホテルをご紹介しました。
スイスの観光地は夏になると全世界から観光客が訪れるため、個人旅行をされる方は早めに宿や鉄道の人気路線などを予約しましょう。
物価が高い国なので、宿泊費、入場料や交通費、外食費などはかなりかさむのは否めません。
せっかくのスイス旅行なのに、節約して観光オフシーズンの格安ツアーを選んで連日悪天候だった…ハイキングのシーズンは終わっていた…ホテルが街から遠すぎて街歩きが出来なかった…ということが無いように、ぜひベストシーズンに訪れてくださいね!
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最終更新日 : 2023/08/29
公開日 : 2020/10/06