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河口湖は「富士五湖」を構成する湖で、この一帯は 山梨県 を代表する観光エリアのひとつとなっています。
しかし、富士五湖と聞いてそのすべての名前を答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか。
山中湖、河口湖は有名ですが、残りの3湖はよくわからない...ただ、この記事を読んでいただいた後には、全ての湖について詳しくなっているはずです。
今回は富士五湖を代表する湖である河口湖の見どころ、観光スポットを中心に、同じ「富士河口湖町」に属する西湖・本栖湖・精進湖についても触れていきます。
「富士五湖」とは、山梨県南東部に位置する山中湖・河口湖・西湖・本栖湖・精進湖の総称です。
富士山 の偉容が間近に見られる抜群の景勝地として知られ、首都圏に近いリゾート地として人気の地域となっています。
5つの湖それぞれが個性的であり、周囲の環境にも特色があるため、湖ごとに趣の異なったリゾートライフを楽しめることが魅力です。
そのうち山中湖は、ほかの4つの湖とは距離的に離れているため、「忍野八海」など近隣の観光スポットと同じエリアに位置付けられることが多くなっています。
富士五湖のうち山中湖は山中湖村に属しており、河口湖・西湖・精進湖は「富士河口湖町」に属しています。
本栖湖は少し変わっていて、湖岸は富士河口湖町と身延町に分かれています(湖面は境界未定)。
富士五湖はいずれも富士山の噴火によって誕生した湖で、富士山は富士五湖の「母なる山」でもあります。
それぞれ「富士箱根伊豆国立公園」に指定されており、平成25年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。
富士五湖の中で一番面積が大きいのは山中湖(6.8平方km)ですが、湖をとりまく周囲の距離は河口湖(約21km)が最大です。
また、最大水深は本栖湖(121.6m)が断トツで深く、山中湖(13m)、河口湖(14.6m)の8倍以上となります。
湖が位置する標高は山中湖(980.5m)が一番高く、西湖・本栖湖・精進湖(900m)が並び、河口湖(830.5m)は一番低い位置にあります。
しかし、800mを超える高地のために夏場は涼しくて快適な気候ですが、秋口以降はぐっと冷え込むので充分な防寒対策が必要です。
富士五湖の楽しみ方は、それぞれの湖に特色があるため、滞在のスタイルによって選びましょう。
湖畔を散策しながらゆっくりと時間を過ごすのもよし、遊覧船に乗って湖水で遊ぶことも、釣りを楽しむことも可能です。
また、四季折々の違った風景を満喫することができます。
周囲の観光スポットが充実しているのは、河口湖、そして山中湖の順となります。
河口湖周辺はホテルや大型の旅館などの宿泊施設が充実していますが、山中湖はどちらかといえばペンションのようなこじんまりとした施設が多くなっています。
西湖・本栖湖・精進湖周辺は宿泊施設が少なく、キャンプ場などが中心となります。
河口湖は、富士五湖の中では最長の湖岸線を持ち、2番目の面積を誇る湖です。
湖岸線約21kmは、とても1周ぐるっと散策するには長すぎる距離です。
公共交通機関をご利用の人は、宿泊したり観光予定の場所を中心とした滞在となります。
車で訪問する人は、湖岸線に沿ってドライブしてみるのも楽しいでしょう。
観光スポットは湖岸に点在していますし、車窓から眺める湖の眺望は、場所によって様々な装いを見せてくれます。
ランニングが好きな人は、思い切って湖岸線を一周走ってみましょう。
ちょうどハーフマラソンを走るのと同じ距離となります。
河口湖は、公共交通機関を利用した場合、山中湖を除く他の3つの湖を訪れる拠点となります。
富士五湖の中でも一番観光地化が進んでおり、ホテルや旅館、お土産屋のほか、観光スポットが多く存在し、観光客が一番訪れる湖です。
なによりも天然温泉が湧出しているので、温泉まで楽しむことができます。
また、春のさくら祭りをはじめ、秋の「紅葉回廊」など、一年を通じて魅力的なイベントが開催されます。
この時期は観光客で混雑しますが、必見の価値が充分です。
まさに富士五湖の魅力がぎっしり凝縮したレイクリゾート地と言えます。
河口湖は、その名前を町名に頂いた「富士河口湖町(南都留郡)」に属します。
富士河口湖町は、標高800m以上の山岳地帯にあり、富士山の景勝地に恵まれた町です。
環境省が公開した「富士山がある風景100選」のうち、最多の22か所が選定されているほどです。
なお、富士河口湖町の名前は、日本一文字数の多い町となっています。
町内には河口湖のほか、西湖、精進湖、本栖湖(一部)と富士五湖のうち4つが存在しています。
精進湖・本栖湖エリアは、かつて全国的に名前を知られた「上九一色村」に属していました。
平成18年(2006年)にこのエリアは富士河口湖町と合併し、現在に至っています。
河口湖へのアクセスは、個人で訪問する場合「車」「高速バス」「電車」のいずれかとなります。
バスツアーに参加すれば、集合地点から直通バスで行くことができますが、日程や時間など制約が生じます。
首都圏から車を利用して河口湖へ行くには、東名高速か中央道を経由することになります。
東名高速なら「御殿場IC」で下車、国道138号~富士五湖有料道路を経由して「富士吉田IC」が最寄りとなります。
中央道を利用するのなら、「大月JCT」より河口湖方面へ進み。「河口湖IC」が最寄りです。
近畿・中部地方からのアクセスは、上記いずれかの高速道路に接続する必要があります。
都心からの出発なら、平均して2時間程度で河口湖へ到着することができます。
時間に追われることなくマイペースで観光ができるうえ、河口湖周辺の観光スポットや他の湖への移動も楽々なのでおすすめです。
河口湖への旅行はビールでも飲みたい、睡眠を取りたい、または車や運転免許がないという人におすすめしたいのが、高速バスでのアクセスです。
東京駅、新宿駅、羽田空港など都心のほか、町田、横浜、大宮、藤沢など首都圏各地からの運行便があります。
大阪や京都、名古屋や岐阜、静岡各地からも高速バスが運行されているので、こちらの方面からのアクセスも良好です。
途中で各停留所を経由すること、また出発地点が自宅から遠いと、あまりメリットが感じにくい難点があります。
所要時間や運賃は出発地点によってまちまちですが、東京駅発の場合、所要時間は2時間程度、運賃は片道1800円となります。
河口湖には、最寄り駅である富士急・河口湖駅があり、駅から徒歩10分程度で湖畔に到着します。
便利なようですが、近隣エリアや沿線沿いに住んでいる人を除けば、あまりおすすめできないアクセス方法です。
河口湖駅のある「富士急河口湖線」は、JR中央線・大月駅で富士急大月線に乗り換える必要があります。
富士急大月線の富士山駅(富士吉田市)から、改めて富士急河口湖線に乗り換えなければなりません。
中央線を利用すれば、新宿駅から大月経由で所要時間2時間程度と、マイカーや高速バスと変わりありません。
しかし、自宅が中央線沿線以外であれば、そこまでの移動時間がプラスされます。
電車が好きな人ならともかく、何度も乗り換えなけれなならないことは苦痛に感じるかもしれません。
乗換の待ち時間もありますし、交通費も比較的割高になります。
参考までに「新宿~河口湖間」の運賃は大人片道3387円(IC優先・特別料金含む)となります。
マイカーやレンタカーにて河口湖を訪れた場合、観光スポットや他の湖への移動は楽々です。
しかし、電車や高速バスを利用した場合には、河口湖駅前から運行している周遊バスが便利です。
西湖や精進湖・本栖湖への移動は、河口湖(河口湖駅)が拠点となります。
富士急山梨バスが運行している周遊バスは、下記のように分かれています。
この周遊バスを利用すれば、途中の観光地を経由して、西湖まで約30分、精進湖まで40分、本栖湖までは50分で到着します。
河口湖周遊バスは、河口湖湖岸エリアの主要観光地(ロープウェイ、ハーブ館、美術館など)を効率よく結んでいます。
河口湖周辺は四季を通じて楽しめます。
4月中旬〜下旬にかけて、北岸エリアを中心に「富士・河口湖さくら祭り」が開催され、満開の桜と富士山が河口湖を美しく飾ります。
夏はもちろん避暑地として、涼しい湖水からの風が快適です。
6月中旬から7月中旬にかけて、河口湖北岸「大石公園」と南岸「八木崎公園」にて、「ハーブフェスティバル」が開催されます。
見頃を迎えたラベンダーが湖岸を紫色に染めます。
秋は紅葉の季節である11月中にかけて「富士河口湖紅葉まつり」が開催され、「紅葉回廊」や「紅葉トンネル」のライトアップは圧巻です。
冬の凛とした装いも趣があり、条件が合えば「ダイヤモンド富士」に遭遇できるかもしれません。
本栖湖周辺で、毎年4月中旬〜5月下旬にかけて開催される「富士芝桜まつり」も見逃せません。
首都圏最大級80万株の芝桜が、一面を可憐なピンクに彩ります。
河口湖の湖岸周辺には、たくさんの観光施設や食事処が点在しています。
富士山が最も美しく見える絶景スポットや、子供連れやカップルで楽しめる施設など、見どころも満載です。
おすすめのグルメ情報や温泉案内も合わせて紹介します。
河口湖の湖畔から眺める富士山は、どの場所から見ても美しく感動的です。
そのなかで、一番のビュースポットして知られているのが、「産屋ケ崎(うぶやがさき)」から眺める富士山です。
産屋ケ崎は、河口湖の東岸に突き出している岬で、現在は河口湖大橋のたもとに位置しています。
大正時代に河口湖大橋がまだなかった頃、写真家の岡田紅陽が、この場所から望む富士山の美しさを紹介しました。
今でも晴れた日には「逆さ富士」が見られる名所と有名です。
桜の名所としても知られ、条件があえば、富士山、桜、逆さ富士のベストショットを撮影できるかもしれません。
産屋ケ崎の名前は、邇々芸命(ニギギノミコト)の妻・木花之佐久夜昆売(コノハナノサクヤヒメ)が出産した神話上の故事に由来します。
産屋ケ崎の岬の上には「産屋ケ崎神社」が鎮座されており、この場所からの眺めもおすすめです。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町浅川
マップ: Googleマップ
アクセス :
中央道・河口湖ICから車で15分
河口湖周遊バス11分 湖山亭うぶや前下車
日本昔話「かちかち山」をご存じでしょうか。
おばあさんを騙して殺してしまったタヌキを、ウサギが懲らしめるお話・・・幼い頃に聞いたことがあるかもしれません。
このかちかち山の舞台は、実は河口湖周辺だと言われています。
かちかち山は、河口湖のほとりにある標高1075mの「天上山」、そしてラストシーンでタヌキが溺れるのは河口湖だそうです。
天上山の山頂は公園になっており、園内にはかちかち山のストーリーを再現したウサギとタヌキのオブジェが所々に設置されています。
ウサギを祀った「うさぎ神社」や、休憩所「たぬき茶屋」などがあり、これだけでも充分楽しいのですが、この山頂からの眺望は見逃せません。
眼下の河口湖全景をはじめ、富士山や南アルプスの抜群の眺望が360℃の大パノラマで満喫できます。
抜群の景色を眺めながら、「天上の鐘」を鳴らすと恋愛が成就すると言われており、カップルにはぴったりです。
その天上山の山頂まではハイキングコースが設置されているものの、かなりの急勾配で片道40分以上かかってしまいます。
そこで「かちかち山ロープウェイ(正式名:富士山パノラマロープウェイ)」を利用することをおすすめします。
片道3分の空中散歩で、車窓からの眺めも絶景です。
ロープウェイの乗り場までの通路には、「かちかち山」のストーリーが紹介されているので、話を忘れてしまった人も安心・・・。
子供から大人まで楽しめるスポットです。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町浅川1163-1
マップ: Googleマップ
アクセス : 富士急行線河口湖駅から徒歩で10分
電話番号 : 0555-72-0363
定休日 : 無休
営業時間 : 9:00-17:20(通常期)
料金 :
大人(中学生以上)往復800円 小人往復400円
ほか遊覧船セット(大人1400円 小人700円)あり
公式URL : 富士パノラマロープウェイ
河口湖でのデート、または女子タビでおすすめしたいスポットが「河口湖オルゴールの森」です。
館内に一歩足を踏み入れると、そこは中世ヨーロッパのおとぎの世界・・・オルゴールの優しい音色が広がります。
河口湖と富士山を一望できるロケーションも抜群で、富士山を背景にしたヨーロッパ風街並みは、とてもロマンチックな組み合わせです。
このテーマパークで展示・演奏されているオルゴールの自動演奏器は、とても貴重で価値のあるものが多く存在します。
マリー・アントワネットも愛した200〜300年前のからくり人形「オートマタ」の演奏をはじめ、ジュークボックスの原型「ディスクオルゴール」など年代物がずらり・・・。
何といっても極めつけは、本物のタイタニック号に搭載予定だった自動演奏器の音色を聞けることでしょう。
ほかにも全長20mにも及ぶ世界最大級のダンスオルガンをはじめ、サンドアートのライブ、噴水ショーなど見どころが満載です。
レストランやカフェのメニューも充実しており、ここでしか味わえないソフトクリーム「クレミア」は、ぜひとも味わってみたいもの・・・。
オルゴールの手作り体験もできるなど、丸一日滞在しても飽きないスケールがあります。
カップルで訪れたなら、「願いの泉」に永遠の愛をお願いしてみてはいかがでしょうか。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20
マップ: Googleマップ
アクセス :
富士急・河口湖駅より「河口湖周遊レトロバス」にて約26分
中央道・河口湖ICより15分
電話番号 : 0555-20-4111
定休日 : 1月下旬 2月末日
営業時間 : 9:30-18:00(変動あり)
料金 : 大人1500円 大高生1100円 小中学生800円
公式URL : 河口湖オルゴールの森
意外に感じられるかもしれませんが、山梨県は宝石・貴金属加工日本一の県です。
宝飾品出荷額は国内シェアの3分の1を誇り、また水晶の産出地としても知られています。
「山梨宝石博物館」は、そんな宝石大国・山梨の国内で初めて設立された宝石専門博物館です。
もともとは甲府市に存在していましたが、2007年に現在の地に移転・リニューアルオープンしました。
外観は西欧風のモダンな建物、館内には世界中から収集した500種・3000点のもの宝石が展示されています。
ここでしか見ることができない希少で価値の高い宝石も含まれています。
なかでも、特設ステージに展示されている高さ180cm、重さ1270kgのブラジル産巨大水晶は必見です。
気が遠くなる位に長い年月をかけて形成された宝石の原石が、どのように加工されて市場に流通するのか、その過程をじっくり学ぶことができます。
何といっても一番嬉しいことは、市場より格安でジュエリーを購入できること・・・。
特にカップルのデートコースとしておすすめの場所です。
宝石の美しさに感動したあとで、大切な人へプレゼントすれば、最高の旅の思い出となるはずです。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6713
マップ: Googleマップ
アクセス :
中央自動車道河口湖ICから10分
富士急行線河口湖駅からバスで10分
電話番号 : 0555-73-3246
定休日 : 水曜日(7・8月は無休)
営業時間 : 9:00-17:30(季節変動あり)
料金 : 大人600円、小中学生300円
公式URL : 山梨宝石博物館
河口湖の湖畔でのんびりとした時間を過ごしたい方には、「大石公園」がおすすめです。
河口湖の北岸に位置する大石公園は、富士山と河口湖の両方を一度に眺められる絶景のロケーションにあります。
90種類以上の四季折々の花が咲き誇る公園で、「花々と富士山、河口湖」が抜群のアングルで撮影できるフォトスポットとしても知られています。
この公園一番の見どころは、全長350mにわたる「花街道」。
春の芝桜や菜の花、チューリップ、初夏のジャーマンアイリスやルミナス、秋のコスモスやコキアなどの花々は街道を華やかに彩ります。
特に6月下旬から7月中旬にかけて咲き誇るラベンダーの絨毯は絶景で、南岸の八木崎公園とともに「河口湖ハーブフェスティバル」のメイン会場となっています。
この時期の大石公園が最も華やかであり、多くの観光客で賑わいます。
ラベンダー以外にも、7〜8月に見頃を迎えるベコニアのナイヤガラや、秋口に真っ赤に紅葉したコキアも見逃せません。
花が少ない冬には、「光のナイアガラ&ウェイブ」が開催され、富士山と河口湖を幻想的なイルミネーションと共に見ることができます。
公園内にはフルーツ狩り(ブルーベリー、さくらんぼ)や、ジャム作り体験ができる「河口湖自然生活館」や農産物直売所「おおいしや」も設置されています。
公園内の散策の後には、こちらで新鮮な野菜や果実を味わってみましょう。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町大石2585
マップ: Googleマップ
アクセス :
中央道・河口湖ICより14分
富士急・河口湖駅よりレトロバスにて32分「河口湖自然生活館」下車
河口湖周辺に出かけたら、旅の疲れを温泉で癒したいものです。
「富士展望の湯・ゆらり」は、道の駅・なるさわに隣接する日帰り温泉施設です。
富士山の雄大な景色が眺められる露天風呂をはじめ、洞窟風呂・炭酸泉・霊峰湧水風呂など、バラエティに富んだ温泉を楽しむことができます。
湯はもちろん天然温泉~さらに保湿・保温効果抜群のナノテクノロジー高品質の湯を採用しています。
22:00まで営業しているので、観光で遅くなってからでも心配ありません。
入泉料には貸バスタオル、フェイスタオルが含まれているので、思い立ったらすく・・・手ぶらで行けることも魅力です。
「ゆらり」は厳密にいえば、隣の鳴沢村に位置するのですが、河口湖からのアクセスは良好です。
車であれば「河口湖IC」から約10分、河口湖駅から路線バスや無料送迎バスが運行しています。
河口湖だけでなく、西湖も近いので周辺を周遊しながらの温浴も楽しいです。
ゆらりは温泉だけでなく、食事処もユニークです。
個室利用の場合は、注文した料理をSLが運んでくれます。
家族連れでの訪問なら、お子様がきっと喜んでくれるでしょう。
隣接する道の駅・なるさわには、博物館が併設されていて、巨大な恐竜の模型が咆哮する姿は迫力満点です。
住所 : 山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
マップ: Googleマップ
アクセス :
河口湖ICおよび富士吉田ICより10分
富士急・河口湖駅より本栖湖行きバス20分「富士緑の休暇村」下車
河口湖駅より無料送迎バスあり
電話番号 : 0555-85-3126
定休日 : 無休
営業時間 : 10:00-22:00(受付21:00まで)
料金 :
大人 10:00-19:00まで 平日1300円 土日祝1500円 19:00~同1300円 1100円
小人 終日 平日650円 土日祝700円
公式URL : 富士眺望の湯・ゆらり
山梨を代表するグルメといえば・・・「ほうとう」ですよね。
河口湖の隣接地区には、富士吉田のうどんや忍野八海のそばなどもありますが、河口湖は「ほうとう」です。
河口湖の湖畔周辺には「ほうとう」のお店がたくさんあります。
山中湖の周辺にも「ほうとう」のお店が多く並んでいますので、富士五湖エリアでは「ほうとう」が一番のグルメと言えるかもしれません。
数あるほうとうのお店のなかで、ひときわ目立つおみせが「ほうとう不動・東恋路地店」です。
真っ白なふわふわドームのような外観は、とってもユニーク~一見食事処だとわからないほどです。
店内は広々としていて。快適な空間で食事を楽しめます。
こちらのお店のメニューは多くありません。
ほうとうのメニューも「不動ほうとう」のひとつだけ・・・ほかに稲荷ずしやモツ煮込み、馬刺しがある程度です。
しかし、自慢の「不動ほうとう」は絶品・・・自家製麺を味噌仕立てで煮込んだ、アツアツのほうとうは一度食べたら病み付きになります。
かぼちゃや山菜など野菜オンリーの具材は、富士山麓で採れた地場産で、ボリュームも満点です。
外観の面白さだけでなく、味も絶品のほうとうを味わえるお店です。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町船津東恋路2458
マップ: Googleマップ
アクセス :
富士急行河口湖線 河口湖駅 車8分
中央自動車道 河口湖I.C. 車3分
電話番号 : 0555-72-8511
定休日 : 年中無休
営業時間 : 11:00-20:00
料金 :
不動ほうとう 1080円(税込み)
馬刺し 1080円(税込み)など
予約サイト・口コミ・クーポン : ぐるなび
※合わせて読みたい: 山梨のおすすめご当地グルメ13選!ほうとうからワイン、知られざる郷土料理まで大集合
西湖は、河口湖から最も近い場所に位置しているにもかかわらず、全くの別世界を感じさせる湖です。
周囲には鬱蒼とした青木ヶ原樹海が広がり、とても静かで神秘的な雰囲気が漂います。
河口湖の湖畔のような賑やかさはなく、富士五湖のなかでは最も観光地化されていません。
そのぶん富士山麓の大自然が残り、ハイキングやキャンプ、アウトドアを満喫できます。
西湖は富士五湖のなかでは面積は4番目で、最大水深は本栖湖に次いで2番目(71.7m)の湖です。
この湖を一躍有名にしたのは絶滅種と思われていた「クニマス」が発見されてことです。
クニマスはもともと秋田県・田沢湖に生息していた魚で、昭和10年に西湖に放流されたました。
ふるさとの田沢湖では環境破壊により絶滅してしまい、かつ放流先の西湖でも長年目撃情報がなく、こちらも絶滅したと考えられていました。
しかし平成22年、70年ぶりに西湖でクニマスが発見され、「クニマスの湖」として知名度が上がってきています。
河口湖から30分程度で行ける神秘の湖・西湖~西湖を訪れたらぜひ足を運んでみたいおすすめスポットをご紹介します。
かつてこの場所にあった「根場集落(ねばしゅうらく)」を復元した野外博物館で、20棟の茅葺屋根の古民家が存在します。
根場集落は、養蚕の盛んな地域であり、富士山を間近に望む美しい集落でした。
しかし、昭和41年(1966年)の台風土砂災害により、多くの犠牲者とともに壊滅してしまったのです。
この集落を再現しようという動きが高まり、平成15年(2003年)の富士河口湖町の誕生を機会に、本格的な整備が始まりました。
現在、復元された20棟の茅葺古民家は、「西湖いやしの里根場旧渡辺家住宅主屋」の名称で国の登録有形文化財に登録されています。
この場所に復元されている古民家は、当時の集落を体験できる野外博物館となっています。
地域の伝統・工芸・文化など、資料展示や体験工房、物産販売もしており、それぞれ特徴があって楽しめます。
陶芸や染め物などの体験ができるイベントも随時開催されています。
3776個のさるぼぼを連ねた富士山型のつるし飾りも圧巻です。
いやしの里は四季を通じて楽しめます。
ここから見る富士山の眺望はすばらしく、新緑や紅葉、雪景色と、それぞれ異なった美しさを鑑賞できます。
日本の原風景である「いやしの里」で、文字通り心も体も癒してもらいましょう。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710
マップ: Googleマップ
アクセス :
中央道・河口湖ICより25分
富士急・河口湖駅よりレトロバスにて50分
電話番号 : 0555-20-4677
定休日 : 年中無休
営業時間 :
3-11月 9:00-17:00(最終入館16:30)
12-2月 9:30-16:30(最終入館16:00)
料金 : 高校生以上350円 小中学生150円 駐車場無料
西湖の周辺に広がる青木ヶ原樹海・・・。
30平方kmにおよぶ広大な面積を持ち、昼でも薄暗いミステリアスな場所です。
一度迷い込んだら二度とと出てこられないとか、方位磁針が狂うとか・・・怖すぎて観光には向かない印象を受けます。
そんな青木ヶ原ですが、遊歩道があって散策を楽しめたり、興味深いスポットを観光したりと、意外と楽しい場所でもあります。
青木ヶ原樹海には、ユニークな洞穴がたくさんあります。
「富岳風穴」や「鳴沢氷穴」などは代表的です。
なかでも一番アドベンチャー気分を味わいたいなら、この「西湖こうもり穴」がおすすめです。
西湖こうもり穴まで、は青木ヶ原樹海の中に設置された木の歩道を歩いていくことになります。
昼間でも薄暗い樹海内は、探検ムード満点です。
洞穴内は総延長は386.5mであり、富士山麓にある溶岩洞穴の中では最大規模ですが、中は狭くヘルメットは必携です。
中腰になりながら薄暗い洞穴を進んでいきます。
コウモリの棲んでいる洞窟は奥の方にありますが、夜行性のコウモリに巡り合えることはめったにありません。
この洞穴には5種類のコウモリが棲んでいるようですが、周辺環境の変化により激減してしまいました。
しかし、最近では徐々に回復傾向にあるようです。
入口には「西湖ネイチャーセンター」があり、コウモリや青木ヶ原樹海について学ぶことができます。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
マップ: Googleマップ
アクセス :
富士急行線河口湖駅からバス30分コウモリ穴入口バス停下車
中央自動車道河口湖ICから25分
電話番号 : 0555-82-3111
定休日 : 12月1日-3月19日はコウモリ保護のため入洞不可
営業時間 : 9:00-17:00(最終入館16:30)
料金 : 大人300円 小中学生150円
本栖湖、精進湖と西湖は、平安時代頃まで「 剗海(せのうみ)」というひとつの巨大な湖だったと言われています。
貞観6年(864年)に起こった富士山の大噴火の際、発生した大量の溶岩流によって3つの湖に分断されました。
今でも3湖の水位は連動しており、地下水が行き来していると考えられています。
富士山の世界遺産登録の際に、この3湖はまとめて「富士山域」という構成遺産名で登録されています。
西湖と同様に、本栖湖と精進湖もあまり観光地化されていません。
富士の原始林など大自然が多く残り、トレッキングやハイキングを楽しむには最適ですが、めぼしい観光スポットが少なく、宿泊施設も少ないことが現状です。
観光客が少ないため、とても静かな環境なので、湖畔でのんびりしながら絶景を満喫することができます。
それでは、本栖湖および精進湖のプロフィールを個別にご紹介しましょう。
富士五湖のなかで最も水深が深く(121.6m)、面積は4.7㎢で3番目に大きな本栖湖は、五湖で最西端に位置します。
先にご紹介したとおり本栖湖の湖岸は、富士河口湖と身延町に跨っていますが、湖面の境界線は未定です。
本州で最も透明度の高い湖で、ウィンドサーフィンや釣りのメッカとしても知られ、レジャーの盛んなところです。
遊覧船もぐらんに乗船すれば、船底窓からは、本栖湖に棲む鯉、ヒメマス、ニジマス、ウグイ等を見ることができます。
千円札の裏側の図柄は、この本栖湖がモデルとなっています。
面積は0.5平方kmと富士五湖のなかでは最小の湖です。
明治28年(1895年)イギリス人ハリー・スチュワート・ホイットウォーズ(帰化名:星野芳春)が、「富士山が一番美しく眺められる場所」として精進湖を挙げました。
ホイットウォーズは精進湖を永住の地を定め「精進湖ホテル」を建設、ジャパン・ショージとして海外に情報発信した結果、多くの外国人観光客が訪れる場所となったのです。
しかし現在の精進湖は、河口湖や山中湖ほど開発されていない大自然の絶景地として、富士五湖の中では穴場スポットになっています。
精進湖北側から眺める富士山は、手前に大室山を配しているため「子抱き」富士ともよばれています。
観光施設がなく、観光客が少ない場所ですが、釣りやカヌー、トレッキングなどアウトドア目的で訪れる人が多いところです。
本栖湖・精進湖から眺める富士山は、知られざる絶景スポットです。
精進湖の子抱き富士や逆さ富士など、根強いファンに支持されています。
そのなかでも一番絵になる風景で、気になる場所といえば、やはり「千円札の裏側」の撮影スポットです。
コバルトブルーの本栖湖に映る「逆さ富士」はどこから撮影したものか、さっそく現場に行ってみましょう。
本栖湖の湖畔沿いに国道300号線(本栖みち)を、身延方面へ進みます。
やがてトンネルが現れ、トンネルの手前が国道709号線と分岐地点となります。
この場所に公衆トイレと駐車場があり、この駐車場から本栖湖を望むと、「千円札の裏側」と同じモチーフが鑑賞できます。
さらに709号線を少し進むと、「浩庵荘キャンプ場」があります。
この浩庵荘の駐車場付近から登山道が整備されており、急な階段や斜面を30分ほど登っていくと、「千円札の富士山展望台(中ノ倉展望台)」に到着します。
展望台から望む大パノラマは圧巻。
まさに正面に富士山、本栖湖の「千円札の裏側」のモチーフが目の前に現れます。
苦労して登った人のみが味わえる、至福のご褒美です。
風がなく条件が合って「逆さ富士」を鑑賞できたら、感動もひとしおです。
展望台は斜面になっていますが、安全柵が設置されているので安心・・・この絶景を独占して、心ゆくまで満喫しましょう。
展望台まで登る自信がない人でも、途中の登山道から同じアングルの風景を鑑賞することができます。
登山道を登る際には、登山靴やトレッキングシューズ、履きなれてしっかりしたスニーカーを着用することが必須です。
住所 : 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖~南巨摩郡身延町中ノ倉川尻
マップ: Googleマップ
アクセス :
中央道・河口湖ICより国道139号⇒300号経由で「浩庵荘」付近
富士急・富士山駅より「下部温泉郷行き」バス乗車「浩庵荘前」下車
駐車場 :10台程度あり(無料)
注意事項:バスを利用する場合、本数が少ないので注意
河口湖の湖畔周辺は、見どころが多くて1日では足りないほどです。
四季折々の変化が美しく、オールシーズン楽しめます。
今回ご紹介できなかった観光スポットのなかにも、魅力的な場所がたくさんあります。
ぜひともお気に入りの場所を見つけて、優雅なバカンスを楽しんでみてください。
もし時間に余裕があれば、西湖や本栖湖、精進湖にも足を運んでみましょう。
河口湖とは違った風景や楽しみ方に出会えるはずです。