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長浜市(ながはまし)は、 滋賀県 の北部に位置する市です。
市の南西部は琵琶湖の北岸にあたり、北部は野坂山地・東部は伊吹山地で、湖北地方(こほく ちほう)とも呼ばれています。
滋賀県の最北の市で 福井県 と 岐阜県 に隣接しており、広大な面積は滋賀県で第2位となっています。
長浜市の面積は約680平方km、およそ11万5000人の人口を有しています。
南部の琵琶湖沿岸部は平地が広がっていますが、それ以外は山地で、山間地域では滋賀県の他の地域とは異なり、冬には豪雪地帯となるのも特徴です。
現在の長浜市は2006年(平成18年)に旧:長浜市、東浅井郡(ひがしあざいぐん)浅井町(あざいちょう)・びわ町(びわちょう)が対等合併して新設されました。
市役所は旧 長浜市に置かれています。
その後、2010年(平成22年)に東浅井郡虎姫町(とらひめちょう)・湖北町(こほくちょう)・伊香郡(いかぐん)高月町(たかつきちょう)・木之本町(きのもとちょう)・余呉町(よごちょう)・西浅井町(にしあざいちょう)を編入合併して、現在の市域となりました。
古くからの地場産業として浜縮緬(はまちりめん)が有名です。
江戸時代から盛んにつくられるようになって、丹後縮緬とともに二大縮緬と呼ばれています。
また、仏壇製造も盛んで「長浜仏壇」のブランドで有名です。
仏壇製造の歴史は戦国時代の長浜城下まで遡ります。
さらに、現在の長浜は琵琶湖や竹生島、余呉湖、長浜城跡、長浜の歴史的な町並、賤ヶ岳などといった名所旧跡に恵まれており、これらを生かした観光業にも力を入れています。
現在の長浜の中心となっているのは長浜市街地で、長浜の名前も元は長浜市街地です。
古い時代に長浜は「今浜(いまはま)」と呼ばれていました。
戦国時代に長浜周辺は浅井長政が治めていましたが、天正元年(1573年)に羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)は浅井氏を攻めて滅亡させ、功績として織田信長から浅井氏の領地を得ました。
秀吉は浅井氏の居城だった小谷城を廃城として、新たに琵琶湖岸の今浜に新しい城を建てます。
このときに織田信長に感謝の意を示し、信長から「長」の字を取って今浜の地名を「長浜」に改称し、城の名前も「長浜城」としました。
これが長浜の地名の由来です。
さらに秀吉は、城下町を整備して現在の長浜市街地の基礎を造りました。
つまり長浜城と長浜城下は、豊臣秀吉が最初に使った城と城下町なのです。
その後、本能寺の変の後に長浜城周辺は柴田勝家(しばた かついえ)の領地に変わり、勝家の甥の柴田勝豊(しばた かつとよ)が長浜城主になります。
天正11年(1583年)には、現在の市内北寄りにある賤ヶ岳(しずがたけ)において、秀吉と柴田勝家の間での争い「賤ヶ岳の戦い」が起こりました。
秀吉側の後に「賤ヶ岳の七本槍」と呼ばれる武将たちの活躍で秀吉側が勝利して、長浜城は山内一豊(やまのうち かつとよ)が城主になります。
さらに、江戸時代になると内藤氏が城主になり長浜藩が設置されましたが、短期間で長浜藩・長浜城は廃止となり、井伊氏の彦根藩の領地となりました。
長浜城は取り壊されて、多くは彦根城の築城に使われています。
元々長浜は城下町だったので、当時の彦根藩の中では彦根に次ぐ大都市です。
また、長浜は京と北陸地方を結ぶ「北国街道」が通過し、さらに名刹・大通寺(だいつうじ)の門前町でもありました。
そのため、商人の町として幕末まで栄え、現在の長浜市街地の元となっています。
長浜市は2006年(平成18年)の新設合併と2010年(平成22年)の編入合併で、とても広い地域を持つ市になりました。
そこで今回は、長浜の観光スポットを紹介するにあたって、下記のように長浜市内を地域分けします。
長浜 | 長浜駅や旧城下町をふくむ旧 長浜市にあたるエリア |
---|---|
奥琵琶湖 | 2006年以前に旧長浜市ではなかった町村のエリア(竹生島を除く) |
竹生島 | 琵琶湖にある竹生島のエリア |
鉄道で長浜市へ向かう場合は、JR北陸本線で行くことが可能です。
市内を南北に北陸本線が縦貫しており、市街地にあるJR長浜駅をはじめ、市内に北陸本線の駅が数駅あります。
旧:西浅井町はJR湖西線が通っていてJR永原駅があり、長浜市北部にある近江塩津駅で湖西線に乗り換えて1駅です。
高速道路では、北陸自動車道が南北に通っています。
南部の長浜市街に近い場所には長浜インターチェンジ、中部に小屋城スマートインターチェンジ、北部の旧:木之本町に木之本インターチェンジがありますので、目的時に応じて利用可能です。
ここからは、長浜を代表する観光スポットを紹介していきます。
長浜城歴史博物館は、江戸時代初期まであった長浜城の跡を利用した博物館です。
場所はJR長浜駅のすぐ西側で、琵琶湖に面しています。
長浜城は戦国時代に豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)が浅井長政攻めの功績として、浅井氏の領地を織田信長から受け取った後、秀吉によって建てられた城です。
豊臣秀吉が初めて築城した城なので、歴史上重要な城として注目されています。
城主は秀吉から柴田勝豊(しばた かつとよ)・山内一豊(やまのうち かつとよ)と移り変わり、江戸時代に長浜藩主の内藤信成(ないとう のぶなり)・信正(のぶまさ)の内藤氏2代へと変わっていきました。
しかし、1615年(元和元年)に長浜藩は廃藩となって、井伊氏が治める彦根藩の領地の一部となり、長浜城は解体されて彦根城建設の資材に転用されたり、城下にあった大通寺に移されたりしました。
その後は石垣や井戸が残るのみでしたが、1983年(昭和58年)に安土桃山時代の長浜城天守を再現した「昭和新城」として天守が再建されました。
天守の中は博物館になっていて、長浜の歴史、秀吉と長浜の関連、長浜の文化などに関する資料が多数展示されています。
博物館(天守)は5階建てで5階部分は展望室になっていて、そこから一望できる北琵琶湖の美しい景色は必見です。
長浜城は長浜の町が生まれるきっかけとなった場所ですので、長浜観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください。
住所 : 滋賀県長浜市公園町10-10
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0749-63-4611
休館日 : 不定( 公式サイト 参照)
開館時間 : 9:00〜17:00(最終受付は16:30)
入館料 : 大人(高校生以上)410円、小・中学生 200円
公式サイト : 長浜城歴史博物館
豊国神社は、JR長浜駅のすぐ北東にある神社です。
安土桃山時代に建てられたもので、豊臣秀吉が亡くなったときに長浜の住民たちが秀吉を偲んで創建しました。
祭神は豊臣秀吉の他にも、秀吉の片腕だった加藤清正(かとう きよまさ)と木村重成(きむら しげなり)も祀られていて、さらに事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)も祭神となっています。
しかし、江戸時代に豊臣氏が滅亡すると、江戸幕府は神社の取り壊しを命じます。
町民は機転を利かせて、別の神社を移築して表向きは恵比須神を祭神として祀り、社殿の奥の方でひっそりと秀吉を祀りました。
明治になり、秀吉の300回忌となった1898年(明治31年)に現在の社殿を建て、再び豊臣秀吉を堂々と祀ったのです。
現在10月には「豊公まつり」を開催し武者行列が繰り広げられて、大勢の参拝客や観光客で賑わいます。
住所 : 滋賀県長浜市南呉服町6-37
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 00749-62-4838
公式サイト : 豊国神社
黒壁スクエアは、長浜市街の旧城下町地区にある古い町並が続く地域です。
JR長浜駅の北東に位置し、かつての北国街道と長浜城から東にのびる大手門通り(美濃谷汲街道)が交わる交差点を中心とした一帯になります。
この場所は江戸時代に高札が立てられていたので、江戸時代から現在も「札の辻」と呼ばれており、城下町の中枢でした。
明治になると、札の辻の一角に第百三十銀行長浜支店(のちの明治銀行)が建てられます。
銀行の建物は洋風のモダンなもので壁が黒塗りだったので、通称「黒壁銀行」とも呼ばれました。
その後、銀行はなくなりましたが建物は残り、この建物を観光に利用しようという動きが起こって、1989年(平成元年)に「黒壁1号館・黒壁ガラス館」としてオープンしました。
黒壁1号館は2階建てで、ガラスのアクセサリーやグッズなどを展示・販売していています。
黒壁1号館を中心に古い建物を生かしたお店が約30店も軒を連ねるようになり、一帯は黒壁1号館にちなんで「黒壁スクエア」と呼ばれるようになりました。
黒壁2號館もオープンし古い町並を生かした観光に力を入れ、大勢の観光客が訪れています。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町12-38(黒壁1号館)
マップ : Googleマップ
アクセス : 長浜駅より徒歩5分
電話番号 : 0749-65-2330(黒壁1号館)
定休日 : 各店舗により異なります
営業時間 : 10:00~17:00
公式サイト : 黒壁スクエア
曳山(ひきやま)博物館は、JR長浜駅の北東約500mの場所にあります。
長浜で古くから行われている長浜曳山祭に関する資料を中心に展示している博物館です。
長浜曳山祭は毎年4月に長浜市街地で開催され、長濱八幡宮の春季例大祭に合わせて行われています。
醍醐味は「曳山」と呼ばれている豪華な山車と、そのに上ある舞台で演じられる「子ども歌舞伎」です。
長浜曳山祭は戦国時代に豊臣秀吉が長浜城主だったときに、男の子が誕生したことを住民たちが祝うために始めました。
長浜曳山祭は京都の祇園祭、高山市の高山祭とともに日本三大山車祭とされています。
また、「長浜曳山祭の曳山行事」として国指定の要無形民俗文化財です。
2016年にはユネスコ無形文化遺産に指定されました。
このように、長浜曳山祭は長浜を象徴する行事で、長浜がもっとも活気づく祭です。
もちろん長浜曳山祭を見物するのもおすすめですが、曳山博物館で長浜の伝統行事について学んでみればより長浜曳山祭を楽しめることでしょう。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町14-8
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0749-65-3300
休館日 : 12月29日〜1月3日
開館時間 : 9:00〜17:00(受付は16:30まで)
入館料 : 大人600円、小人300円
公式サイト : 曳山博物館
大通寺(だいつうじ)は、JR長浜駅の北東およそ700mの場所にある古いお寺です。
無礙智山(むげちざん)とも呼ばれ、真宗大谷派(東本願寺)の別院として建てられました。
一般的に「長浜御坊」の名前で親しまれています。
安土桃山時代に 京都 に東本願寺が建立されて御堂を大通寺として建てられましたが、建立の4年後に現在の場所に移されました。
それ以来、長浜の町は城下町と同時に大通寺の門前町にもなったのです。
大通寺の境内には本堂・大広間・梵鐘・長浜城からの移築である脇門をはじめ、国や市の重要文化財に指定された貴重な建造物がたくさんあります。
また、含山軒庭園と蘭亭庭園という見事な庭園が2つあり、どちらも国の名勝です。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町32-9
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0749-62-0054
拝観時間 : 9:00~16:30
料金 : 大人 500円、中学生 100円、小学生以下 無料
公式サイト : 大通寺
琵琶湖の北部、北側エリアは奥琵琶湖と呼ばれ、美しい自然を求めて多くの観光客、地元の人が訪れます。
鶏足寺(けいそくじ)は、長浜市の旧木之本町北部の山中にあるお寺です。
歴史は古く、奈良時代に行基(ぎょうき)が創建しました。
その後、平安時代初期の799年に最澄が再建し、室町時代には湖北地方一の大寺院に発展しています。
浅井氏や豊臣氏の祈願所にもなっていましたが、次第に衰退していき、本堂をひとつ残すだけになっていしました。
最後の本堂も1933年(昭和8年)に火災で焼失しています。
のちに鶏足寺の別院で、奈良時代の735年に行基が建てた飯福寺(はんぷくじ)を鶏足寺と呼ぶようになりました。
現在の鶏足寺は、関西有数の紅葉の名所として有名です。
緩やかに続く参道の石段のまわりには約200本のモミジの古木が建ち並んでいて、紅葉シーズンには一面赤や黄色の燃えるような景色に包まれます。
また、夏の深緑シーズンも気持ちが良くておすすめです。
住所 : 長浜市木之本町古橋
マップ : Googleマップ
アクセス : JR木ノ本駅からバスで10分古橋下車、バス停より徒歩15分
電話番号 : 0749-65-6521(長浜観光協会)
参拝時間 : 9:00~16:00 ※最終入場は15:30頃推奨
料金 : 紅葉期間のみ紅葉散策協力金として200円
公式サイト : 鶏足寺(旧:飯福寺)
賤ヶ岳は旧木之本町の西部にある山です。
南を琵琶湖、北は余呉湖に挟まれた地形で、戦国時代におきた「賤ヶ岳の戦い」の舞台として知られています。
標高は約420mあり、南には北琵琶湖と竹生島、北には余呉湖、東には伊吹山地が眺められる人気の絶景スポットです。
その景色は「琵琶湖八景」の一つにもなっています。
また、戦没者の碑の史跡もあります。
自然の景観と歴史ある史跡の両方を楽しめるのが賤ヶ岳の魅力です。
そのため、ハイキングコースも整備されています。
住所 : 滋賀県長浜市木之本町大音
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0749-82-3009(賤ヶ岳リフト)
営業時間 : 9:00~17:00(ロープウェイ運行時間)
ロープウェイ料金(片道) : 大人500円、小人 300円
公式サイト : 賤ヶ岳
余呉湖(よごこ)は旧余呉町にある湖です。
琵琶湖の北、賤ヶ岳を越えた北側にある湖で、面積は約1.8平方kmあります。
三方を山に囲まれていて、美しい湖面は別名「鏡湖」とも言われています。
古くから天女の羽衣伝説の言い伝えがあることでも知られています。
かつては琵琶湖を大江(おおうみ)と呼び、それと対比するか形で余呉湖を小江(こうみ)とも呼んでいました。
余呉湖には、余呉湖と琵琶湖にしかいないというイワトコナマズが生息しています。
その他にもワカサギ・フナ・コイ・ウナギ・ナマズも生息するなど、自然豊かな環境を今も見ることが可能です。
また、冬には水鳥がたくさんやってくるので、運が良ければ見ることができるかもしれません。
住所 : 滋賀県長浜市余呉町
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0749-82-5909(長浜観光協会 北部事務所)
公式サイト : 余呉湖
竹生島は、琵琶湖の北部に浮かぶ島。
沖島に次ぐ第二の大きさで、パワースポットとしても知られています。
宝厳寺(ほうごんじ)は、琵琶湖北寄りに浮かぶ竹生島(ちくぶしま)にあるお寺です。
巌金山とも呼ばれる真言宗豊山派のお寺で、西国三十三観音霊場第30番札所になっており、通称「竹生島観音」とも呼ばれています。
大弁財天を本尊としていて、この大弁財天は江ノ島や宮島とならんで「日本三弁財天」です。
宝厳寺は、奈良時代に行基によって建立されました。
境内には重要文化財や、国宝に指定された文化財がたくさんあります。
中でも同じ竹生島にある、都久夫須麻神社へと続く舟廊下は見どころです。
舟廊下は豊臣秀吉の御座船を利用して作られ、国の重要文化財に指定されています。
また、舟廊下の入り口の唐門は京都東山の豊国廟から移築されたもので、現在は国宝となっています。
住所 : 長浜市早崎町竹生島1664−1
マップ : Googleマップ
アクセス : 長浜港、今津湊、彦根港の各港から定期便に乗船
電話番号 : 0749-63-4410
竹生島入島料 : 大人600円、小人300円(宝物館は別途300円)
公式サイト : 宝厳寺
都久夫須麻神社(つくぶすま じんじゃ)は、琵琶湖北寄りに浮かぶ竹生島(ちくぶしま)に鎮座する神社です。
宝厳寺と隣合っています。
竹生島の読みが変化したものとされ、別名は竹生島神社とも呼ばれています。
都久夫須麻神社の祭神は浅井姫命(あざいひめのみこと)で、浅井姫は琵琶湖を治める神様と言われています。
江戸時代までは宝厳寺の管理下にあり、竹生島明神や竹生島弁財天社とも呼ばれていました。
創建は古く、雄略天皇の時代に浅井姫命を祀ったのが始まりと伝えられています。
その後、何度も社殿を焼失してましたが、戦国時代に豊臣秀頼が伏見城の御殿を移築して再建しました。
現在、本殿は国宝に指定されています。
また、拝殿は平家物語にも登場していることで有名です。
現在は毎年6月10日から15日にかけて「竹生島祭」が行われ、その時期には大勢の観光客が訪れています。
さらに、拝殿からの「かわらけ投げ」が人気です。
かわら投げは素焼きの小皿に願いを書いて、岩場にある鳥居に向かってかわらを投げます。
そして、投げたかわらが鳥居の間をくぐれば願いごとが叶うというものです。
住所 : 滋賀県長浜市早崎町1665
マップ : Googleマップ
アクセス : 長浜港、今津湊、彦根港の各港から定期便に乗船
電話番号 : 0749-72-2073
竹生島入島料 : 大人400円、小人300円
公式サイト : 都久夫須麻神社竹生島神社
滋賀県のご当地グルメは、長浜市に集中しています。
その中でも、長浜を訪れたらぜひ食べて頂きたい人気グルメをご紹介します。
湖北地方を代表する郷土料理として「焼鯖(さば)そうめん」が有名です。
長浜や湖北地方は、江戸時代に「鯖街道」が通過していました。
鯖街道は日本海で獲れた鯖を京へ運んだ街道です。
そのため、長浜周辺は鯖に馴染み深かったため、鯖を使ったそうめんが誕生したと言われています。
鯖そうめんは焼き鯖をしょうゆで甘辛く味付けして煮込み、その煮汁でそうめんにも味付けして、鯖と一緒にそうめんを盛り付けたものです。
長浜ではいくつかの店で鯖そうめんを食べられますが、その中でも翼果楼(よかろう)は人気があります。
翼果楼では鯖そうめんとともに焼き鯖を使った押し寿司も食べることができ、鯖そうめんと鯖の押し寿司のセットは一番人気です。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町7-8
マップ : Googleマップ
アクセス : JR長浜駅から徒歩約5分
電話番号 : 0749-63-3663
定休日 : 月曜日(祝日の場合は営業し、翌日を営業)
営業時間 : 10:30〜17:00(売り切れ次第終了)
予約サイト・口コミ・クーポン : ぐるなび
のっぺうどんは長浜市の郷土料理です。
かつおと昆布で出しをとったつゆに片栗粉を入れて粘りをだし、うどんの上にかけた料理で、長浜は冬は寒い地域なので体をあたためるために食べられるようになったと伝えられています。
のっぺいうどんの具材には、椎茸・麩・湯葉・蒲鉾・三つ葉・生姜などが使われていて豪華です。
のっぺいうどんが食べられるお店は、長浜市内に複数あります。
その中でも人気があるのが茂美志や(もみじや)です。
ごはん時には行列もできますので、ゆっくりと食べたい方は時間をずらして訪問すると良いでしょう。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町7-15
マップ : Googleマップ
アクセス : JR長浜駅より徒歩10分
電話番号 : 0749-62-0232
定休日 : 火曜日
営業時間 : 10:30~18:00(うどんがなくなり次第終了)
予約サイト・口コミ・クーポン : ぐるなび
鳥喜多(とりきた)はJR長浜駅のすぐ西側にある店で、丼とうどんをメインとしています。
店名の通り鶏肉を使った料理が看板であり、中でも圧倒的な人気をほこるのが親子丼です。
ジューシーな鶏肉とトロトロの玉子、香り高い出汁の利いたおつゆが食欲を刺激します。
さらに、その上に生玉子が乗っています。
休日には長蛇の列もできるという人気店で、テレビ番組や雑誌などにも多数紹介されています。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町8-26
マップ : Googleマップ
アクセス : JR長浜駅より徒歩3分
電話番号 : 0749-62-1964
定休日 : 火曜日
営業時間 :
予約サイト・口コミ・クーポン : ぐるなび
長浜を訪れた思い出に持ち帰りたいお土産品をご紹介します。
芋きんつばは、長浜市で長年に渡り市民に愛されている代表的な銘菓です。
中でも、長浜市街地の黒壁スクエアにある「芋平」というお店の芋きんつばが知られています。
芋平の芋きんつばは「種子島紫いも」「高貴いも」「紅隼人いも」の3種類のサツマイモを使っているのが特徴です。
芋きんつばを割ってみると中身の色が芋の種類によってそれぞれ違うのがわかります。
3種類の芋きんつばの食べ比べもおすすめです。
芋平ではお土産用のまとめ買いだけでなく、1個単位でも販売されています。
芋きんつばを食べながら町を散策するのも楽しいです。
でっち羊羹は、近江国で古くから作られている羊羹です。
発祥は江戸時代に商人の町だった近江八幡の町で、商人が丁稚奉公に行ったときのお土産として持ち帰っていた羊羹が始まりと言われています。
でっち(丁稚)羊羹という名前もそれが由来です。
今では滋賀県の多くの地域で製造されていて、滋賀土産の定番になりました。
長浜市内にもでっち羊羹の製造業者があり、定番のお土産として根強い人気があります。
でっち羊羹は竹の皮に包まれた長細く薄い羊羹です。
竹の皮の上から皮ごと包丁で切って食べます。
竹の皮を剥いたときに、竹の香りがするのもポイントです。
しっとりとした舌触りと上品な甘さで、食べやすい羊羹です。
長浜おすすめグルメでもご紹介した、焼き鯖そうめん。
骨まで柔らかくなるほど甘辛く、煮込んだ焼き鯖をそうめんにのせて食べる長浜を代表する郷土料理です。
そんな焼き鯖そうめんを忠実に再現したセットが登場しました。
国産鯖を、長浜の老舗セイキン醤油の薄口醤油と独自のダシ、鯖エキスを配合したツユで3時間かけて炊き上げ、骨まで柔らかく仕上げています。
作り方は簡単で、袋入りの麺にお湯を注いで3分待ち、湯切り。
付属の専用ツユを注ぎ、お好みでねぎを入れて麺と絡めます。
そこに真空パックのままお湯で温めた焼き鯖をのせたら完成です。
ちょっと珍しいお土産を探している方におすすめの一品です。
長浜にある歴史あふれるスポットを巡るコースです。
【総所要時間:約4時間34分】
1. 長浜城歴史博物館
戦国時代に豊臣秀吉が初めて建てた城・長浜城の跡に建てられた博物館です。
当時の城の様子を再現した天守の中が博物館になっています。
※見学時間の目安:1時間
↓ 移動(徒歩、距離:約0.6km、所要時間の目安:8分)
2. 豊国神社
豊国神社は、豊臣秀吉が亡くなったときに長浜城下の町民たちが秀吉に感謝の意を示して建てられました。
江戸幕府の廃棄命令からも住民が守り抜いた、長浜住民にとって大切な神社です。
※見学時間の目安:30分
↓ 移動(徒歩、距離:約0.8km、所要時間の目安:10分)
3. 大通寺
大通寺は京都にある東本願寺の別院です。
別名「長浜御坊」と呼ばれ親しまれています。
安土桃山時代から続く古いお寺で、境内には貴重な文化財がたくさんあります。
※見学時間の目安:45分
↓ 移動(徒歩、距離:約1.7km、所要時間の目安:20分)
長浜港
↓ 移動( フェリー 、所要時間のめやす:30分)
4. 宝厳寺
宝厳寺は竹生島にある古いお寺です。
通称「竹生島観音」と呼ばれ「日本三大弁財天」のひとつに数えられます。
国指定重要文化財の舟廊下や国宝の唐門は必見です。
※見学時間の目安:35分
↓ 移動(徒歩、所要時間の目安:1分)
5. 都久夫須麻神社
竹生島にある古い神社で、通称「竹生島神社」とも呼ばれています。
拝殿から岩場の鳥居めがけてかわらを投げる「かわら投げ」は、かわらが鳥居を通過すると願いが叶うと言われています。
※見学時間の目安:35分
長浜の文化を知れるスポットや自然を楽しむスポットを巡るコースです。
【総所要時間:約6時間20分】
1. 黒壁スクエア
黒壁スクエアは長浜の町中にある古い町並が続くエリアです。
かつて銀行として建てられた黒い壁のレトロな建物「黒壁1号館」と中心としています。
飲食店や工芸品店など約30店が軒を連ね、多くの観光客に人気です。
※見学時間の目安:1時間
↓ 移動(自動車、距離:約0.2km、所要時間の目安:2分)
2. 曳山博物館
長浜の町中にある博物館です。
長浜で古くから続く祭り「長浜曳山祭」についての資料を展示しています。
長浜曳山祭は、毎年4月に長浜市街で開催される長浜八幡神社の春季例大祭です。
※見学時間の目安:45分
↓ 移動(自動車、距離:約15km、所要時間の目安:24分)
3. 鶏足寺
鶏足寺は旧木之本町の山中にあります。
奈良時代に建てられた古い寺で、一時は大寺院になりましたが、江戸時代に衰退しました。
現在は関西地方屈指の紅葉の名所として有名です。
※見学時間の目安:1時間
↓ 移動(自動車、距離:約7km、所要時間の目安:14分)
4. 賤ヶ岳
賤ヶ岳は旧木之本町にある山です。
南側を琵琶湖、北側を余呉湖に挟まれていて、山上からは琵琶湖や余呉湖が一望できる絶景スポットとして人気があります。
賤ヶ岳は戦国時代に豊臣方と浅井方で争われた「賤ヶ岳の戦い」の舞台として有名です。
※見学時間の目安:1時間30分
↓ 移動(自動車、距離:約6km、所要時間の目安:10分)
5. 余呉湖
余呉湖は旧余呉町にある湖です。
琵琶湖の賤ヶ岳を隔ててすぐ北側にあります。
多くの自然が残されており、遊歩道も整備されているので、ゆったりと自然を感じながら散策してみてください。
※見学時間の目安:1時間15分
長浜のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
長浜では琵琶湖や余呉湖などの美しい湖、賤ヶ岳などの雄大な山々など、自然の魅力が味わえます。
その一方で、長浜城跡や黒壁スクエア、神社仏閣などの歴史あるスポットも豊富にあります。
色々な楽しみ方ができる長浜を観光して、ぜひあなたなりの楽しみ方を見つけてみてください。
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最終更新日 : 2022/06/27
公開日 : 2018/12/02