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1. 美術館入り口!万華鏡に児童作品展「エスカレーター・円形ホール」
2. MOA美術館ではならではの絶景を楽しむ「ムア スクエア・本館3F」
3. 樹齢2,000年超えの御神木も!熱海随一のパワースポット「来宮神社」
MOA美術館は、人気観光地として知られる熱海にある美術館です。
1982年に岡田茂吉によって創設された美術館には、岡田茂吉のコレクションを中心とした3点の国宝や、60点を超える重要文化財が展示されています。
2017年には館内がリニューアルされ、エントランスの天井に映し出される万華鏡をはじめ、より現代的なデザインに生まれ変わりました。
相模灘を見渡す高台に建っている美術館は、別名「海の見える美術館」とも呼ばれています。
美術館のエントランスへ続く「ムア スクエア」や美術館内のメインエントランスからは、初島や伊豆大島を眺めることもできます。
展示作品の中でも目玉となるのは、尾形光琳が描いた「紅白梅図屏風」や野々村仁清作の「色絵藤花文茶壺」といった国宝です。
きらびやかな金箔に卓越した筆さばきで描かれる梅の屏風絵、、仁清の茶壺の中でも最高の傑作として名高い壺。
MOA美術館でしか見られない国宝や重要文化財を鑑賞しましょう。
住所 : 静岡県熱海市桃山町26-2
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0557-84-2511
定休日 : 木曜日(祝休日の場合は開館)、展示替え日
営業時間 : 9:30~16:30 (最終入館は16:00まで)
料金 : 一般1,600円、高大生1,000円、中学生以下無料、シニア1,400円
公式URL : MOA美術館
MOA美術館は、幅広い世代の方が楽しめる人気の観光スポットです。
館内には車椅子の方や足が不自由な方が利用できるスロープ、エスカレーターが完備されています。
コインロッカーがあるため、観光で荷物を沢山持っている方も安心です。
美術館の料金は通常用金の他にお得な前売り券の販売があります。
MOA美術館の公式HPの前売りチケットを購入すれば、一般1,300円、高大生700円で入場可能です。
MOA美術館は高台にありながら、観光の中心となる熱海駅からバスで10分前後というアクセスの良さです。
美術館へ向かう場合は、路線バスの他に観光周遊バスを利用しましょう。
熱海駅からタクシーで向かう場合は、所要時間5分ほど、料金は1,000円未満でたどり着けます。
東海バス案内所で販売されている「MOA美術館」パックは、往復のバス代に美術館のチケット代、無料のお茶菓子まで付きます。
一般1,640円、高大生1,040円のため、路線バス利用の際は購入してみましょう。
観光周遊バス「湯~遊~バス」を利用の方は、大人700円、子供350円です。
MOA美術館に自家用車やレンタカーでアクセスする場合は、駐車料金が無料の専用駐車場を利用しましょう。
3階入口とエスカレーター入口、2つの入口似それぞれ駐車場が完備されています。
エスカレーター入口駐車場は収容台数が少ないため、確実に駐車したい方は3階入口の駐車場がおすすめです。
MOA美術館には、メインエントランスから見える景色、豊臣秀吉の茶室を再現した「黄金の茶室」などフォトジェニックなスポットが豊富です。
四季折々の景色を楽しめる庭園やカフェ・レストランなど、絵画以外の見どころもあります。
MOA美術館のエントランスから美術館本館までには、約60mの高低差があります。
本館に向かう途中に設置されている「エスカレーター」が、観光客が一番初めに目にする名所です。
7基もあるエスカレーターを乗り継いで本館に向かいますが、その道中も飽きさせない工夫がなされています。
美術館本館に向かう途中にある「円形ホール」では、日本最大ともいわれるドーム一面にマッピングされた万華鏡を楽しめます。
万華鏡直径約20m、高さ約10mの巨大なドームを使った万華鏡は、世界最大の万華鏡フェスティバルで2年連続グランプリの依田満・百合子夫妻の万華鏡が映写されています。
この万華鏡のために作曲家・中村由利子氏が手掛けた音楽と合わせて幻想的な景色を楽しみましょう。
プロジェクションマッピングではなく、ライブカメラで投影されている万華鏡は、同じ模様は2度と現れないそうです。
壁にはイタリア産の大理石、足元にはイタリア、ポルトガルをはじめ、6カ国から集めた大理石を幾何学模様に敷き詰めています。
美術を通した教育に力を入れているMOA美術館では、子どもたちの作品を集めた「児童作品展」が常時行われています。
展示されている作品は、海外11ヶ国35会場を含む409会場、応募総数439,893点の中から厳選されたものです。
最優秀作品から個人賞、入賞が集まる児童作品展を見ていると、子どもたちの感性に驚かされます。
児童作品展は毎年開催されているため、その年ごとの作品を鑑賞できます。
開催期間は毎年1ヶ月間ほどのため、気になる方はHP等で確認してみましょう。
エスカレーター、円形ホールを抜けた先に広がるのが「ムア スクエア」と呼ばれる広場です。
階段途中に作られた広場では、緑が溢れる熱海の雄大な自然に触れながら休憩することができます。
広場に置かれている銅像は、20世紀を代表するイギリスの彫刻家ヘンリー・ムアによる「王と王妃」です。
ヘンリームアは大理石やブロンズを使った彫刻作家として知られ、イギリスの美術文化に大きな影響を与えたといわれます。
相模湾を眺めるように置かれた銅像と並んで、熱海一帯の景色を鑑賞しましょう。
海が見える美術館と呼ばれるMOA美術館ならではの景色をムア スクエアから眺められます。
視界に広がるのは、初島や伊豆大島に相模湾といった大自然の雄大な景観です。
ムア スクエアを抜けた先にあるのが、MOA美術館の本館です。
本館3Fにある案内所では展示のガイドや美術作品の音声ガイドを受け取れます。
展示室に入る前に見ておきたい景色が、メインロビーの大きな窓からの景色です。
幅32mにも渡る窓からは、伊豆山と相模灘、晴れた日には三浦半島、伊豆半島まで180度のパノラマを眺望できます。
その絶景は美術館をPRするポスターにも使用されるほどです。
屋根は檜皮葺(ひわだぶき)の入母屋造、舞台は総檜造りです。
舞台の奥には日本画家・松野秀世氏によって松の木が描かれています。
総座席数500席を超える大きな能楽堂では、定期的な演能会が開催されています。
能楽堂の正面にある部屋には、豊臣秀吉が天皇に茶を献じた際に使用したという「黄金の茶室」が再現されています。
黄金の道具を用いてて茶会を行ったという史実に基づき、正確に復刻された茶室は豪華絢爛です。
金色に輝きながら、閑寂さも兼ね備えている桃山文化を感じさせる造りとなっています。
数奇屋建築の堀口捨己博士によって復元された茶室は、道具から畳に至るまで当時を再現されています。
個人利用の写真撮影はOKのため、記念撮影スポットにもぴったりです。
MOA美術館で展示されているコレクションは、絵画や工芸品、彫刻に至るまで多岐に渡ります。
日本文化を伝える作品を中心に、美術史において重要な役割を果たしている国宝や重要文化財もあります。
保存状態が良質な作品が多く、個人利用が目的なら記念撮影がOKなのも特徴です。
1から6まである展示室は、木製の自動扉で区切られています。
展示品の前にあるガラス板は、アメリカ製の低反射高透過ガラスを使用しているそうです。
クリアで見やすいガラス板をはじめ、2017年のリニューアル以来、更に展示が見やすくなっています。
MOA美術館の展示の中でも目玉が、尾形光琳が描いた「紅白梅図屏風」です。
国宝に指定されている作品を間近に鑑賞することができます。
中央に水流が流れ、その左右に紅白の梅が描かれている屏風絵は、尾形光琳ならではのリズム感と洒落た装飾性を感じさせます。
平成23年、顕微鏡などを用いて行われた調査によると、屏風全体を占める金地には金箔が使用されているそうです。
中央を流れる川の独特な黒色は、銀箔を硫黄で硫化し黒色に変化させたといわれています。
展示室2には、尾形光琳の屏風絵と並んで、見どころとなっている国宝「色絵藤花文茶壺」が展示されています。
壺を展示するために作られた黒漆喰壁の小部屋の中央に、低反射高透過ガラスで囲まれた壺があります。
京風文化を象徴するデザインの壺は、野々村仁清の最高傑作とも名高い作品です。
MOA美術館の中にあるミュージアムショップ「the shop」。
人間国宝をはじめ、伝統工芸作家の作品など、日本美術を扱うMOA美術館らしい商品が並びます。
人間国宝の今泉今右衛門作の「色絵薄墨墨はじき雪文紅茶碗(88,000円)」といった作品には思わず目を奪われます。
1,000円台の気軽に購入できるお土産もあるため、旅の記念に購入して見るのも良いでしょう。
茶室やカフェ、レストランといった飲食店がMOA美術館内にはあります。
その中でもおすすめなのが「the café」です。
その理由は、大きな窓から見える洗練された景色と丁寧に焙煎されたオーガニック豆を使ったコーヒー、焼きたてのパン。
最高級のスペシャルティコーヒーは、爽やかな酸味と甘さを兼ね備えています。
カフェ入り口ののショーケースには、香り豊かな焼き立てパンも揃えられています。
その日ごとに内容が変わる焼き立てパンは170円~です。
カフェラテ、水出し、スペシャリティコーヒーなど、こだわりのコーヒーメニューはバラエティに富んでいます。
コーヒーが飲めない方には、有機栽培、特別栽培機栽培、特別栽培の果実を使ったフルーツジュースがおすすめです。
MOA美術館で見逃しがちなのが、館内の屋外エリアにある「茶の庭」です。
庭の中には四季折々の自然を楽しめる庭園の他に茶室、光琳屋敷といった見どころがあります。
尾形光琳が自ら描いた図面と大工の仕様帖などを元に復元されたのが「光琳屋敷」です。
尾形光琳、晩年の最高傑作といわれる「紅白梅図屏風」白梅図屏風」は、当時の屋敷の2階で描かれたといわれます。
趣を感じさせる数寄屋造の屋敷は、町屋建築を伝える貴重な資料です。
光琳屋敷の脇にある階段を降りていくと、「茶の庭」の竹林が広がります。
竹林は、夏頃までは新緑、秋になると鮮やかな紅葉を楽しめる景勝地です。
自然に囲まれた屋根付きの休憩所もあるため、階段を降りた後の一休みをしながら景色を眺めましょう。
温泉地としても名高い熱海には。MOA美術館の他にも様々な観光スポットがあります。
「熱海の三大別荘」と称された邸宅が元の「起雲閣」、樹齢2,000年を超える御神木がある「来宮神社」など、歴史や文化を感じられる名所ばかりです。
熱海駅からタクシーで7分、徒歩20分の「起雲閣」。
1919年に別荘として建てられた邸宅は、岩崎別荘、今はなき住友別荘と並び、「熱海の三大別荘」の三大別荘」と称されていました。
1947年に旅館として生まれ変わってからは、太宰治、谷崎潤一郎などの日本を代表する文豪から親しまれたそうです。
2012年には、累計の来館者が100万人を超えたという熱海でも屈指の人気観光スポットです。
2代目の持ち主によって1932年に造られた「玉姫」は、和洋折衷の建築様式を取り入れられています。
全体的にヨーロッパデザインながら、随所に日本的な建築様式を用いた、歴史的にも価値がある洋室です。
起雲閣の和室で行われているのは、起雲閣、縁の文豪たちの展示。
志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治など、教科書に登場するほどの名高い文豪から起雲閣が愛されていたのが資料を通して伝わります。
文豪の展示がある和室からは、起雲閣の庭園を窓越しに眺めることも可能です。
起雲閣縁の文豪の他に、熱海とゆかりが深い作家、学者の尾崎紅葉や坪内肖像にまつわる展示を鑑賞できます。
住所 : 静岡県熱海市昭和町4-2
マップ: Googleマップ
アクセス : JR熱海駅から徒歩20分、路線バス、観光周遊バスで10分
電話番号 : 0557-86-3101
定休日 : 毎週水曜日(祝日の場合は開館)、12月26日~30日
営業時間 :
料金 : 大人510円、高・中学生300円、小学生以下無料
注意点 : 9:00~17:00(最終入場は16:30)
公式URL : 起雲閣
熱海駅からバスで15分、タクシーで約10分、錦ヶ浦山頂にそびえるのが「熱海城」です。
1959年に海抜100mの高さに建てられた熱海城は、熱海随一の景勝地としても知られます。
古くからこの地にあったのではなく、観光名所として建てられたお城です。
熱海城の名所の一つが、地上43m、海抜160mの高さ地上43m、海抜160mという高さの天守閣展望台です。
晴れた日には、市街地や南熱海、伊豆の全景を鑑賞できます。
天守閣をぐるっと囲むように通路が造られているため、360度、様々な方面の景色を眺めましょう。
2018年にリニューアルされた展示が熱海城4Fの「江戸のなぞ絵・遊び絵」コーナーです。
江戸時代、庶民の娯楽として楽しまれていた判じ絵を使ったなぞなぞは、小さな子どもから大人まで楽しめます。
なぞ絵を題材にしたクイズラリーでは、全問正解者に参加証が配られるそうです。
写真の絵も、正しく謎解きをするとスッキリとした答えにたどり着けます。
ヒントには、手前の鳥が孔雀でないことが書かれていました。
なぞ絵の他にも、遊び絵、浮世絵、春絵といった様々な絵画が階をまたぎ展示されています。
住所 : 静岡県熱海市熱海1993
マップ: Googleマップ
アクセス : JR熱海駅から網代・多賀車庫行きバスに乗車、錦ヶ浦バス停から徒歩すぐ、湯~遊~バスに乗り、熱海城下車すぐ
電話番号 : 0557-81-6206
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~17:00(入場は16:30まで)
料金 : 大人1,000円、小中学生500円、4歳~6歳350円
公式URL : 熱海城
※合わせて読みたい: 熱海城の観光ガイド!天守閣展望台からの景色になぞ絵・遊び絵展も紹介
JR来宮駅から徒歩5分、樹齢2,000年を超える大楠の木がシンボルの「来宮神社」。
大楠の周りを一周回ると一年寿命が伸びる、願いが叶うなどのご利益がある伝えられています。
神社の入り口にあたる鳥居は、写真撮影用のスマホを置ける台が設置されている撮影スポットです。
参拝者の7割が女性ともいわれる来宮神社には、恋愛、長寿など様々なご利益あるそうです。
「心さやかに参拝できる環境づくり」をテーマにした神社ないには、カフェや休憩所もあります。
カフェ、フォトスポット、休憩所など、参拝しやすい観光設備が整えられているのが人気の秘訣です。
来宮神社の本殿奥にそびえ立つのが、御神木にもなっている大楠の木です。
樹齢2,000年を超えるという大楠はビルの8階に相当する高さはビルの8階に相当する高さを誇ります。
大楠の周りを一周すれば寿命が1年伸びる、願い事が叶うというご利益があるそうです。
大楠の周りには景色を眺めながら休憩できるベンチ、休憩所の「五色の杜」といったスポットもあります。
本殿そばにのカフェ「茶寮 報鼓」では、来宮神社の神様が好むという「来福スイーツ」をいただけます。
住所 : 413-0034 静岡県熱海市西山町43-1
マップ: Googleマップ
アクセス : JR来宮駅から徒歩5分
電話番号 : 0557-82-2241
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 無料
公式URL : 来宮神社
※合わせて読みたい: 来宮神社の特徴や見どころを徹底解説!ご利益満載なパワースポットの大楠や境内のカフェも紹介
熱海の人気観光スポット「MOA美術館」の見どころを紹介しました。
日本文化を伝える国宝や重要文化財から児童作品展まで、幅広い作品を鑑賞できる美術館です。
館内にはカフェ・レストランや庭園、能楽堂など充実の施備に、海を望む絶景まで。
周辺の観光スポットと合わせて、1日熱海観光を楽しみましょう。
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公開日 : 2020/02/22