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鞍馬寺は京都随一のパワースポットと知られ、近年観光客を中心に注目を集めています。
アクセスはあまり良くありませんが、比叡電鉄から見える自然豊かな風景も人気に拍車をかけているようです。
実は鞍馬寺は天狗伝説発祥の地でもあり、うっそうと草木が茂る山には本当に天狗がいるかのよう。
比叡電鉄の一つ手前にある貴船神社からはハイキングコースも確立されているので、天気がいい日にはハイキングを楽しむのもおすすめです。
住所 : 京都市左京区鞍馬本町1074番地
マップ: Googleマップ
アクセス : 比叡電鉄「鞍馬寺駅」下車よりすぐ
電話番号 : 075-741-2003
営業時間 :
【本殿】9:00~16:15
【ケーブル】始発 8:40(上り)終発 16:25(下り)
料金 : 参拝料:300円、ケーブル乗車料:大人片道200円・小学生以下片道100円
公式URL : 鞍馬寺
鞍馬寺は鑑真の弟子である鑑禎(がんちょう)によって770年に創建されました。
京都にあるほとんどのお寺は、日本の首都が平城京に移った794年以降に建てられたものなので、鞍馬寺はかなり歴史が古いことがわかります。
鑑禎は夢のお告げや突如として現れた白馬によって現在の鞍馬寺のある聖地に導かれ、そこに本堂を築きました。
当時の鞍馬山近辺には鬼が出没しましたが、武神・毘沙門天が退治してくれたのだそう。
そういった経緯から、鞍馬寺では本尊として毘沙門天が祀られています。
これは鞍馬山が鬼門に位置することにも由来があるようです。
また、鞍馬寺というと源義経を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
義経は幼少期をここ鞍馬寺で過ごしています。
古来より鞍馬山周辺の山々には天狗が住んでいると伝えられていて、義経は山にこもり天狗との修業を積み重ねていたという伝説が残されています。
非常にロマンを感じるエピソードがたくさんあるのが鞍馬寺の魅力です。
鞍馬神社までは出町柳から出ている比叡電鉄を使用します。
比叡電鉄最寄駅までのアクセス方法、比叡電鉄最寄駅から鞍馬寺本殿までのアクセス方法をご紹介します。
<JR京都駅からの比叡電鉄「鞍馬駅」までの行き方>
市バス「4系統・上賀茂神社ゆき」に乗車し「出町柳駅前」下車。
比叡電鉄「出町柳駅」に乗り換え「鞍馬駅」下車
<山門から本殿までのケーブルカーを使った行き方>
比叡電鉄「鞍馬駅」からケーブルカー搭乗口まで徒歩5分、ケーブルカー「山門駅」乗車後、「多宝塔駅」下車より徒歩10分
<貴船神社から背筋での行き方>
西門(貴船)→魔王殿(奥の院)まで徒歩30分、魔王殿→鞍馬寺本殿まで徒歩30分
京都の数ある神社の中でも異彩を放つ鞍馬寺は、他にはない不思議な魅力がいっぱい。
歴史好きやパワースポット巡りが好きな人なら、誰もが1度は訪れたいスポットです。
山門から鞍馬寺境内までの広範囲に渡りたくさんの見どころがありますが、中でも訪れておきたいスポットをご紹介します。
本殿の金堂の目の前にある六芒星(ろくぼうせい)の石畳が、鞍馬寺で最強のパワースポット「金剛床」です。
六芒星は宇宙エネルギーをイメージしたもので、ここに立つと宇宙と一体化し、天からのエネルギーを得ることができます。
なんともスピリチュアルな空間ですよね。
六芒星の中央に書かれた三角は、光を司る毘沙門天・慈愛の千手観世音菩薩・活力の護法魔王尊を表しています。
その三角形は絶対に踏んではいけないそうなので注意してください。
さらに、六芒星の上で祈りをささげると願い事が叶うというジンクスも。
六芒星の前で手を広げて宇宙と繋がることを試みる人が多く、長い行列ができていることも珍しくない人気スポットです。
「由岐神社(ゆきじんじゃ)」は鞍馬寺の境内にある神社で、毎年10月22日夜に行われる「鞍馬の火祭」が有名です。
平将門の乱や大地震など、動乱や天災が相次いだことがきっかけとなり、940年に御所から現在の場所へと移されました。
国の重要文化財にも指定されてる拝殿は豊臣秀頼によって再建されたものであり、珍しい割拝殿の様式が特徴です。
鞍馬の火祭、今年も勇壮でした。奇祭と言われるゆえんは、3枚目の写真をよーくご覧になるとわかります。 https://t.co/HRcPCCaLg6 #鞍馬の火祭 #奇祭 pic.twitter.com/Xutd9EiTjr
— 朝日新聞京都総局 (@asahi_kyoto) October 24, 2016
京都の三大奇祭でもある鞍馬の火祭は「サイレヤ、サイリョウ」という掛け声と共に、松明などを携えた大行列が由岐神社に向かって練り歩きます。
1度見たら次も必ず見たくなる、インパクト抜群のお祭りです。
他にも、天狗をかたどったかわいいおみくじがあり、お土産としても持ってこいです。
由岐神社は山門から鞍馬寺までを結ぶ九十九折の参道の途中にあるため、訪れる際はケーブルカーではなく徒歩になります。
本堂からさらに奥、貴船神社と鞍馬寺を結ぶハイキングコースの途中にあるのが「木の根道」です。
そこでは、木の根っこがうねうねと地表に出ている不思議な光景が広がっています。
この辺りは岩盤が地表近くまで迫っているため、木の根が地中深く入り込むことができず、根っこが露出したのだそう。
ちなみに地盤が固い理由は、鞍馬山が鉱山で鉄資源が豊富だからだそうです。
実はこの場所、あの有名な牛若丸が鞍馬の天狗に修行をつけてもらった場所と伝えられているのです。
牛若丸は幼少期の源義経のことを言います。
薄暗く木がうっそうとしたこの神秘的な空間は、本当に天狗が現れそうな雰囲気が漂っていますね。
日本史ファンにはたまらない場所となるでしょう。
鞍馬寺のご本尊は「尊天」と呼ばれています。
尊天は千手観音菩薩・毘沙門天・護法魔王尊の三身が一体になったもので、人間をはじめ、この世に存在するすべてを生み出している宇宙生命・ 宇宙エネルギーを指すのだそう。
そんな強力なパワーを持つのがこの鞍馬寺なのです。
せっかくお参りに来たのなら、そのご利益を授かりたいですよね。
そんな方のために、ここからは鞍馬寺のご利益を受けるお守りや御朱印の情報について紹介していきます。
鞍馬寺でいただいてきた福虎さん♥と煉獄さん♥ pic.twitter.com/Q16Q3yJcYU
— Swica (@lilyooc) December 18, 2020
鞍馬寺に来たらぜひ購入したいのが「福虎」というお守り。
二匹の並んだ虎がそれぞれ阿(あ)と吽(うん)の口の形をしていて、その姿がとってもかわいらしいです。
虎は本尊の毘沙門天王のお遣いでもあり、鞍馬寺と深い関わりがあります。
実際に、仁王門と本殿金堂の前には一般的に多い狛犬ではなく狛虎が鎮座しています。
福虎は福を運んで厄を追い払ってくれるご利益があるのだそう。
少し大きめなのでキーホルダーのように付けるのには適しませんが、家の神棚などに置いておくと良いでしょう。
鞍馬寺でいただける御朱印は1種類のみです。
中央に力強く「尊天」と書かれた御朱印は、存在感を感じますね。
御朱印は本殿金堂の中にある授与所で、1つ300円でいただくことができます。
オリジナルの御朱印帳も販売されていて、2,000円で購入することができます。
白系の布地で、鞍馬寺の寺紋である横から見た菊の花が折り込まれているのが特徴的なシンプルなデザインです。
御朱印集めを始めてする方はぜひ一緒にいただき、鞍馬寺からスタートするのが良いでしょう。
鞍馬寺は京都の繁華街から離れているため、観光するには半日はかかると思っておいた方が無難です。
そのためその他の観光も近辺で済ませることをおすすめします。
自然に溢れた鞍馬周辺にはさまざまな癒しスポットが点在しているので、日ごろの疲れをリフレッシュするのにうってつけです。
ここからは、馬寺周辺の観光スポットをご紹介します。
比叡電鉄「鞍馬駅」の手前にあるのが貴船神社。
貴船神社から鞍馬寺までのハイキングコースも整備されているため一緒に訪れるのが王道な観光ルートです。
石段に並んだ赤い春日灯篭の景色が有名で、写真などで1度は見たことがある方も多いでしょう。
近年では、水につけると文字が浮かび上がってくる「水占みくじ」が人気で、若い女性を中心に京都観光の候補には必ず挙がってきます。
鞍馬寺と同様に京都有数のパワースポットで、本宮では水を司る神様、結所には縁結びの神様が祀られています。
そのため、貴船神社のご利益としては「運氣、縁結び、諸願成就」が有名です。
また、貴船神社は絵馬発祥の地としても知られており、訪れた際はぜひ絵馬に願い事を書くのも良いでしょう。
住所 : 京都市左京区鞍馬貴船町180
マップ: Googleマップ
アクセス : 比叡電鉄「貴船口駅」下車後、京都バス33番に乗り換え「貴船」下車よりすぐ
電話番号 : 075-741-2016
営業時間 : 6:00〜18:00
公式URL : 貴船神社
鞍馬寺山門のすぐ側にあるのが、京都の精進料理やそばが食べられる「雍州路(ようしゅうじ)」です。
民芸風のたたずまいの雍州路は空間にもこだわりがあり、すべての食事に全国から集められた民芸食器が使用されています。
ここでは、鞍馬寺の僧侶であった店主自らが作る精進料理に挑戦してみてください。
精進料理には「花」「くらま山 」「月」の3種類があり、くらま山精進膳では季節のごはん、たき合わせ、白和え、胡麻豆腐、三色田楽、とろろそば、水物、香の物などをいただくことができます。
他にも甘酒やわらび餅など甘味メニューもあり、ちょっとした休憩にもぴったりです。
こだわりの器や食材本来の味が引き出された料理をゆっくりとお楽しみください。
住所 : 京都市左京区鞍馬本町1074−2
マップ: Googleマップ
アクセス : 比叡電鉄「鞍馬駅」下車よりすぐ
電話番号 : 075-741-2848
定休日 : 火曜日
営業時間 : 10:00〜18:00
公式URL : 雍州路
本記事では鞍馬寺の歴史を初めとして、境内の見どころから周辺スポットをご紹介しました。
鞍馬寺には登山に匹敵するような山道や舗装されていない場所があるため、できるだけ歩きやすい服装と靴で訪れることをおすすめします。
自然に囲まれた空間で日頃の喧騒を忘れ、宇宙のエネルギーを感じながら心身ともに浄化してみてはいかがでしょうか。
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最終更新日 : 2022/07/01
公開日 : 2021/01/04