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平泉町(ひらいずみちょう)は岩手県の南西部に位置し、西磐井郡(にしいわいぐん)に属しています。
人口は約7500人で、面積は約63平方km、南隣は一関市、北隣は奥州市になります。
町の中央を南北に北上川(きたかみがわ)が流れ、東西は山々に挟まれており、中央には平地が広がっています。
平地部が町の中枢となっており、その平地は「北上盆地」の一部です。
平泉の歴史の中で、もっとも大きな出来事が起こったのが、平安時代中期から後期にかけてです。
平泉はその地形から昔より政治拠点・軍事拠点として争奪が繰り広げられました。
平安時代、平泉は大きな勢力を持っていた安倍氏の領地でした。
やがて安倍氏妥当のために朝廷より派遣された源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)親子との間で約12年におよぶ戦(前九年合戦)が始まり、現在の 秋田県 を拠点としていた清原氏の加勢もあり、安倍氏は滅ぼされます。
安倍氏滅亡の跡は清原氏が平泉を支配下におきますが、今度は清原氏のあいだで真衡(さねひら)・清衡(きよひら)・家衡(いえひら)の兄弟による勢力争い(後三年合戦)が勃発しました。
この争いに勝利したのが源頼義を味方に付けた清原清衡です。
戦のあと清衡は藤原清衡と名乗り、平泉を政治の拠点としました。
なお、清衡から始まる一族を「奥州藤原氏(おうしゅう ふじわらし)」といい、平泉の歴史を語る上で重要なキーワードとなっています。
清衡は戦の犠牲者の慰霊と平和を願って中尊寺を建立し、金色堂や大きな庭園などをつくります。
息子の基衡(もとひら)は仏教を中心とした町づくりを進め、毛越寺と浄土庭園を建造しました。
さらに三代目の秀衡(ひでひら)は無量光院を建てます。
四代目の泰衡(やすひら)のとき、源頼朝に追われた源義経や武蔵坊弁慶が平泉の地に逃げてきました。
泰衡は源頼朝の圧力により義経らを攻撃し、やがて義経は自害します。
しかし、後に頼朝は泰衡を攻撃するため平泉を襲い、泰衡は倒されて奥州藤原氏は滅亡しました。
この頼朝の攻撃で平泉の多くの仏教施設などが破壊されています。
鎌倉 時代になると、幕府の命で中尊寺など一部の仏教施設は再建されます。
その後の時代は平泉が大きな戦乱の舞台になることはありませんでした。
戦国時代には伊達政宗などの伊達氏が治め、江戸時代は仙台藩の領地になります。
また、江戸時代初期の1689年に松尾芭蕉が平泉にやってきて、過去に平泉でおきた戦乱をテーマに「夏草や 兵どもが 夢の跡」と俳句を残しています。
さらに中尊寺金色堂を訪れて「五月雨の 降り残してや 光堂」の句も詠みました。
平泉にある史跡は、2011年に「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」として世界遺産に登録されました。
登録されている史跡は「中尊寺」「毛越寺」「金鶏山」「観自在王院跡」「無量光院跡」です。
今回は平泉町の観光スポットを紹介するにあたり、北部・南部・西部・東部の4つの地域に分けてご紹介します。
ここで取り上げる平泉北部は、北上川以西のうち高館義経堂付近から北側を指します。
平泉を代表する観光地であり平泉のシンボル的な存在「中尊寺」をはじめとして、平泉観光には欠かせないスポットが集まっていますよ。
中尊寺(ちゅうそんじ)は平泉町北部の小高い山にある天台宗のお寺です。
境内はとても広く、17院によって構成されています。
創建は古く、平安時代中頃の850年(嘉祥3年)に慈覚大師円仁が建てたという説がありますが、奥州藤原氏の初代である藤原清衡が平泉を拠点にした後の1105年(長治2年)に創建したとする説が有力です。
清衡は自らが平泉周辺を治めるまで、戦乱が続いたことにより多くの人の命が奪われたことを慰霊し、今後は平和の続く仏国土(仏教における平和な理想社会)を建設する決意の証として、中尊寺を建てたといわれています。
広大な伽藍の中には本堂や経蔵など多くの建物があり、これらは国宝や国の重要文化財、世界遺産にも登録されました。
中尊寺の建物の中でもっとも有名であり、中尊寺のシンボルとなっているのが金色堂(こんじきどう)です。
金色堂は1124年(天治元年)に完成し、名前の通り内部・外部は金箔を貼り付けられました。
金箔は扉や壁・軒・床など瓦以外の至るところに貼られています。
鎌倉時代前期には金色堂を損傷から守るために、覆堂(ふくどう)という建物で金色堂を覆いました。
現在も覆堂で覆われていますが、これは1965年(昭和40年)に建てられたもので鉄筋コンクリート製です。
金色堂の中には奥州藤原氏4代の遺体が安置されており、藤原清衡・基衡・秀衡のミイラと泰衡の首が納められています。
なお、覆堂の内部、つまり金色堂の本体は撮影禁止となっています。
中尊寺は世界遺産委員会が12世紀の史跡が良好な状態で保存されていると評価しており、平泉観光で必見のスポットと言えるでしょう。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-2211
休観日 : 年中無休
拝観時間 :
3月1日〜11月3日 8:30〜17:00
11月4日から2月末日 8:30〜16:30
料金 :
大人 800円
高校生 500円
中学生 300円
小学生 200円
公式URL : 中尊寺
白山神社(はくさん じんじゃ)は中尊寺の境内北方に鎮座していて、中尊寺を守る神社です。
祭神は伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)と伊邪那美尊(いざなみのみこと)で、もともとは平安時代中頃の850年(嘉祥2年)に慈覚大師が建てたもの。
現在の 石川県 の白山本宮の分社として、現:一関市の磐井川上流に建てましたが、のちに現在地に移ったと言われています。
中尊寺が建てられてから、中尊寺の鎮守(中尊寺を守る)のための神社になりました。
白山神社の見どころは能舞台です。
現在の能舞台は江戸時代の1853年(嘉永6年)のもので、仙台藩が再建しました。
そのため、能舞台は2003年(平成15年)に国の重要文化財に指定されました。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関173
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-4397
高館義経堂(たかだち ぎけいどう)は北上川西岸の小高い丘の上にあります。
この丘は高館(たかだち)と呼ばれ、鎌倉時代初期に源頼朝に追われ平泉にやってきた源義経が拠点にしました。
そのことから、義経の役職「判官」にちなんで高館の別名を判官館(はんがんだち)と言います。
義経は1189年(文治5年)に奥州藤原氏4代の泰衡の攻撃を受けて自害しました。
やがて江戸時代になり、平泉を治めていた仙台藩の第4代藩主・伊達綱村(だて つなむら)が源義経を偲び、かつて義経が拠点を構えた高館にお堂を建てました。
そして、堂の中に義経の木像を納めて義経堂と名付けたのです。
高館から東には北上川を束稲山が見え、この景色は平泉随一といわれています。
江戸時代には松尾芭蕉もこの場所から景色を眺め、有名な「夏草や 兵どもが 夢のあと」の句を詠みました。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字柳御所14
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-3300
休観日 : 年中無休
拝観時間 :
3月5日〜11月4日 8:30〜16:30
11月5日~3月4日 8:30〜16:00
料金 :
大人(中学卒業以上) 200円
小・中学生 50円
公式URL : 高館義経堂
北上川以西のうち高館義経堂付近から南側を平泉南部として、おすすめの観光スポットをご紹介します。
平泉にある世界遺産のうち、中尊寺を除くすべての史跡がこの南部に集中しており、歴史ファン垂涎のエリアと言えるでしょう。
寺院や庭園に込められた独自の世界観を存分に味わってみてください。
毛越寺(もうつうじ)は平泉町の中部にある古いお寺で、中尊寺とともに平泉を代表する観光地となっています。
毛越寺は平安時代の850年(嘉祥3年)に、円仁(慈覚大師)によって開かれました。
しかし、本格的に建造物が建てられたのは平安時代後半です。
平泉を拠点にした奥州藤原氏の2代目・藤原基衡が建造を開始し、息子で3代目の秀衡の時代に完成しました。
当時の毛越寺にはお堂や塔などの建造物が40以上あったと言われ、僧侶の家なども含めると500を超える建物があったとも。
その規模は「吾朝無双(我が国に並ぶものがない)」と言われるほどでした。
後に火災や鎌倉時代初期の源頼朝の攻撃による戦災でほとんどの建物が焼失してしまい、残念ながら今はその姿を見ることはできません。
しかし、現在は遺構が保存されており、当時の名残を感じることができます。
また、この遺跡は保存状態が良いことから国の特別史跡に指定されました。
毛越寺は後の時代に建物が再び建てられて存続しています。
現在残っているもっとも古い建物は常行堂です。
常行堂は、江戸時代中期の1732年(享保17年)に仙台藩主・伊達吉村により再建されました。
毛越寺の境内の北側には大規模な庭園が広がっています。
「大泉が池」という広い池を中心とした庭園で、発掘調査と書物『作庭記』を元に史実に基づく形で再現されました。
この庭園は奥州藤原氏が戦乱で疲弊した平泉の地を思い、平和な世になることを願って浄土思想を元につくられたとされ、「浄土庭園」と呼ばれています。
なお、浄土庭園は国の特別名勝に指定されています。
特別史跡と特別名勝の両方に指定されているのは、毛越寺をふくめ全国に9例のみと貴重な史跡です。
また、2011年には平泉の5つの史跡のひとつとして世界遺産に登録されました。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町字大沢58
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-2331
休観日 : 年中無休
拝観時間 :
3月5日〜11月4日 8:30〜17:00
11月5日〜3月4日 8:30〜16:30
料金 :
大人 500円
高校生 300円
小・中学生 100円
公式URL : 毛越寺
観自在王院跡(かんじざいおういん あと)は平安時代に建てられたお寺の遺跡です。
毛越寺の東側に位置し、奥州藤原氏二代目の藤原基衡の妻によって建てられました。
阿弥陀堂跡の前に舞鶴池などの浄土庭園が広がっていて、背後には金鶏山がある美しい景観です。
当時の建物は失われていますが、庭園や一部の伽藍遺構が修復・復元されました。
世界遺産の史跡のひとつとして登録されており、その美しい風景は必見となっています。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山地内
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-2218(平泉町世界遺産推進室)
公式URL : 観自在王院跡
金鶏山(きんけいざん)は毛越寺の北側にある小高い山で、平泉のほぼ中央に位置しています。
平安時代後期に奥州藤原氏が信仰の対象とした神聖な山です。
東のふもとにある花立廃寺跡は、かつて金鶏山を祀っていた蔵王権現堂跡とも言われています。
毛越寺・観自在王院・無量光院の3寺院が金鶏山を中心にして配置されていることから、金鶏山が重要な山であったことがわかります。
山の周囲には千手堂や源義経の妻子の墓とされる五輪塔などがあり、山頂付近には経塚遺跡があります。
現在は登山道が整備されており、山に登ることも可能です。
2005年に国の史跡となり、2011年には世界遺産の史跡のひとつとして登録されました。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立地内
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-2218(平泉町世界遺産推進室)
公式URL : 金鶏山
平泉文化遺産センターは金鶏山のすぐ東側にある施設です。
世界遺産に登録されている史跡を含めた、平泉の史跡に関する紹介や説明、歴史、文化などを知るための展示がなされています。
発掘調査での出土品や貴重な資料なども展示しており、平泉観光で知りたい知識をわかりやすく学ぶことができます。
平泉を楽しむためにも寄って頂きたい場所です。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉花立44
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-4012
休館日 :
12月29日か〜1月3日
展示替え期間(不定)
開館時間 :9:30〜17:00(入館は16:30まで)
料金 :無料
公式URL : 平泉文化遺産センター
無量光院跡(むりょうこういん あと)は平安時代にあったお寺の遺跡で、金鶏山と北上川の中間付近の平地にあります。
奥州藤原氏三代目の秀衡が建立しました。
現在の 京都府 宇治市にある平等院鳳凰堂を模したもので、大きさは鳳凰堂より少し大きかったと言われています。
建物は残っていませんが、礎石があり、建物の周囲にあった池の跡も残っています。
建物と金鶏山は一直線に結ばれ、沈む夕日は極楽浄土を想定したものと言われ浄土庭園の最高傑作とも。
無量光院跡は2011年に世界遺産の史跡のひとつとして登録されました。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立地内
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-2218(平泉町世界遺産推進室)
公式URL : 無量光院跡
平泉南部のうち、北上川の支流・太田川の中上流を平泉西部として、おすすめの観光スポットをご紹介します。
平泉の中心街から少し離れたこちらのエリアでは、緑豊かで史跡だけでなく自然とも触れ合えます。
ここでは、世界遺産に登録された史跡に匹敵する迫力を持ち、平泉の歴史を語るには欠かせない遺跡を取り上げています。
達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわや びしゃもんどう)・達谷西光寺(たっこく せいこうじ)は平泉町の南西部、北上川の支流である太田川の上流にあります。
平安時代の801年(延暦20年)に初代征夷大将軍だった坂上田村麻呂(さかのうえ たむらまろ)が創建しました。
この場所はもともと赤頭・高丸という蝦夷の砦があった場所と言われています。
蝦夷討伐を行った田村麻呂は勝利を毘沙門天のおかげとして、ここにお堂を建てました。
毘沙門天は、田村麻呂が京都に建てた清水寺と似た造りで建てられています。
なお、毘沙門堂は過去に5回建て直されたと言われています。
まるで崖にへばりつくように建てられている朱色のお堂は、まさに パワースポット と呼ぶにふさわしい出で立ち。
その他、北限といわれる磨崖仏「岩面大佛」も見どころです。
巨大な崖の表面に9m以上の大きさの仏像が彫られています。
達谷西光寺は毘沙門堂創建の翌年に毘沙門天の別当寺として、毘沙門天の東側に創建されました。
西光寺では「最強のお札」と言われる牛玉宝印が頂けます。
これだけ見どころのある達谷窟毘沙門堂・達谷西光寺ですが、意外にも世界遺産に登録された史跡ではありません。
現在平泉では、達谷窟毘沙門堂・達谷西光寺の世界遺産への追加登録を目指した活動が行われています。
秘境スポットとしてもおすすめの達谷窟毘沙門堂・達谷西光寺は訪れて損はないスポットでしょう。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字北沢16
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-4931
公式URL : 達谷窟毘沙門堂・達谷西光寺
北上川以東を平泉東部として、おすすめのスポットをご紹介します。
丘陵地帯で標高が高いこちらのエリアでは、数多くの史跡がそびえる平泉市内を見渡すことができますよ。
自然に触れて少しリフレッシュしたい方は、ぜひ足を運んでみましょう。
束稲山(たばしねやま)は、平泉町東部から奥州市・一関市の境界にある山です。
標高は約595mで、束稲山のほか経塚山(きょうづかやま)と音羽山(おとはやま)の三山を総称して束稲山と呼ぶこともあります。
山の名前は、まるで稲の束を広げているかのような山の形から名付けられました。
束稲山はツツジの名所として有名で、春の開花時期には大勢の見物客で賑わいます。
また、毎年8月16日には山腹で大文字の送り火が行われ、平泉の名物行事として人気です。
山上からは中尊寺などの平泉の名所や町並が一望できます。
ふもとから見る束稲山も美しく、かつて平泉を訪れた西行は「ききもせず 束稲山の さくら花 吉野の外に かかるべしとは」の歌を残しました。
束稲山は寺院や遺跡などの見どころが多い平泉の中で、自然の美しさが体感できるスポットと言えるでしょう。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町・奥州市・一関市境界
マップ: Googleマップ
公式URL : 束稲山
美味しいグルメも旅を楽しいものにしてくれる重要な要素のひとつ。
史跡で有名な平泉ですが、三陸海岸に近いこともあり、実は美味しいグルメが目白押しなんです。
ここでは、特におすすめしたい平泉のグルメスポットをご紹介します。
近くに行かれる場合は、ぜひ観光スポットと合わせて訪れてみてください。
義家(よしいえ)はそばの専門店です。
中尊寺の参道にあり、人里離れたところに所在しています。
そばの専門店ですがうどんも食べることができ、ごはんものや茶そばなどメニューは豊富。
そばも温かいものから冷たいものまでいろんな種類があるのですが、やはり岩手県と言えばわんこそばです。
義家もわんこそばが人気のメニューとなっています。
わんこそばの種類は、義経や清衡など平泉になじみのある人物の名前になっていてユニークです。
平泉では「盛り出し式」というわんこそばのスタイルが多く、義家でもこのスタイル。
一般的なわんこそばはお椀の中に次々にそばを入れていきますが、盛り出し式は最初からそばを入れているお椀を多数用意して次々と食べていくというもの。
中尊寺見学でお腹が空いたらぜひ寄ってみて、岩手名物を味わってみてください。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関43
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-46-4369
定休日 :無休
営業時間 :10:30~15:30(なくなり次第終了)
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
大夫黒(たゆうぐろ)は海鮮系の丼をメインとした海鮮料理の店です。
金鶏山のすぐ東側にあり、平泉文化遺産センターの斜向かいになります。
海鮮丼をはじめ、海鮮天丼・鮪丼・サーモン丼・かき蒲焼き丼などの料理が豊富です。
中でも人気なのが看板メニューの海鮮丼で、大盛りの「弁慶」と中盛りの「義経」、小盛りの「静」があります。
エビ・マグロ・サーモン・ブリなどの新鮮な魚がたくさん盛り付けられたお得な丼となっています。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立91-4
マップ: Googleマップ
電話番号 : 050-5595-1072
定休日 :木曜日の夜
営業時間 :
11:00〜14:00
17:00〜20:00(当日15時までの予約のみ)
セキミヤは洋食メニューが人気のカフェです。
JR平泉駅の北側およそ500mのところにあります。
使っている素材にもこだわりがあり、地元産の食材を使った地産地消のメニューが人気です。
魚介は三陸産のほか、二戸の佐助豚、前沢産の米、地元・毛越寺前のパン屋のパンなどが使われています。
メニューはパスタやハンバーグ、ステーキなどの肉料理、魚料理など。
和のイメージが強い平泉ですが、洋食も美味しいですよ。
住所 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉鈴沢36-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0191-34-4030
定休日 :日曜日
営業時間 :
11:30~14:30
17:30~21:00
お土産は、ご当地感のあるものを買っていきたいもの。
でも、平泉の有名なお土産と言われて、パッと思いつく方は多くないのではないでしょうか。
ここでは、そんな方でも迷わないように平泉のおすすめのお土産を厳選してご紹介します。
お土産選びに時間を取られたくないという方は、ぜひ参考にしてください。
田村の梅(たむらのうめ)は、明治時代に平泉町の南隣の一関市で創業した松栄堂(しょうえいどう)という菓子店が製造しています。
大正時代にかつての一関藩主の子孫・田村氏より地域の名物をつくって欲しいと懇願され、試行錯誤の末に生まれたのが田村の梅です。
その後、一関市や平泉町などの地域の銘菓として定着し、お土産の定番品になりました。
なお、松栄堂は現在平泉に移転しています。
田村の梅は梅の花をモチーフとした五角形の餅菓子で、中には橙色をした梅風味の餡がたっぷりと詰まっています。
白餡の甘さに梅の酸味とさわやかな風味がマッチした独特の味は、きっとやみつきになるでしょう。
平泉土産の定番品としておすすめです。
三色せんべい、は一関市に本店を構える佐々木製菓が製造しています。
岩手県の名物といえば南部せんべいですが、佐々木製菓は南部せんべいを主力商品とした会社です。
その中で南部せんべいをアレンジしたのが三色せんべい。
南部せんべいに卵・マーガリン・砂糖をいれてクッキーのような風味に仕上げたせんべいを「厚焼」として販売していて、さらに厚焼にピーナッツ・アーモンド・白ごまの3種類を入れたものをセットにしたのが三色せんべいです。
今や佐々木製菓の一番人気になりました。
定番の南部せんべいとはひと味違う、三色せんべいをお土産にしてみてはいかがでしょうか。
黄金絵巻(おうごん えまき)は、 宮城県 の三全という会社が製造している洋風菓子です。
三全は仙台銘菓として有名な「萩の月」の製造元として知られています。
黄金絵巻はその三全が平泉の史跡が世界遺産に登録されたことを記念し、平泉の中尊寺金色堂をモチーフにしてつくったお菓子です。
黄金絵巻は「絵巻」という名前の通り円柱型をしていて、包装も名前の通り黄金できらびやかとなっています。
包装を開けると中はバウムクーヘンで、中央にはクリームと小倉餡が挟まれています。
バームクーヘンはふわっとした軽やかな風味で甘さ控えめ。
中のクリームと小倉餡の相性がよく適度な甘さなので、甘党でなくても好まれるでしょう。
かもめの玉子は、大船渡市に本店があるさいとう製菓が製造している饅頭です。
名前の通り卵形をしていて、ホワイトチョコでコーティングされた中はカステラ風の生地となっています。
さらに、生地の中には白餡がたっぷりと詰まっています。
誕生は1952年(昭和27年)で、それ以来大船渡市だけでなく岩手県の銘菓として定着しました。
今では1,2を争う人気の岩手土産です。
もちろん、平泉観光のお土産にかもめの玉子を買っても喜ばれるでしょう。
ここでは、平泉観光の目的別にモデルコースをご紹介します。
あまり時間が取れない旅行でも、ここを回れば平泉を満喫できる、おすすめの観光スポットをピックアップしています。
平泉のおすすめ観光スポットをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
平泉を訪れるとかつて奥州藤原氏が平和を願った仏教の町の面影を感じることができます。
また、源義経の無念さに思いを馳せるのもよいでしょう。
世界遺産に登録された史跡や、世界産の追加登録を目指す史跡など価値あるスポットが平泉という小さな町にたくさんあります。
ぜひ一度訪れて、平泉の歴史に触れてみてくださいね。
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最終更新日 : 2023/08/23
公開日 : 2018/09/03