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21. PRADA OUTLET SPACE(プラダアウトレットスペース)
まずはフィレンツェを代表するこの建物!
教科書で見たことがある人も多いのではないでしょうか。
フィレンツェといえばこの赤い建物というくらい町のシンボルとして有名です。
ドゥオーモとは「大聖堂」の意味で、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」が正式名称です。
この大聖堂は巨大なクーポラが特徴でルネサンス建築を代表する建物です。
キリスト教カトリックの教会で、花の(聖母)マリアの意味が込められており、その名に似合ったなんとも美しい装飾で建てられました。
この大聖堂、実は140年以上もの歳月をかけて建築されたのです!
しかも現在の形になるまで600年もかかっています。
クーポラの天井には、圧倒的迫力の「最後の審判」が描かれています。
天国か地獄か、どちらかに行くかの分かれ目で神の裁きを受ける場所です。
ちなみに、このクーポラ登れます。
463段の階段のみでちょっと大変ですが、クーポラの上からの景色は圧巻ですよ。
大聖堂は入場無料ですが、クーポラに登るにはチケットが必要で、予約制になっているので気を付けてください。
予約は公式サイトからのオンライン予約、チケット売り場での予約が可能で(15分刻み)予約をしている人のみが並んでいます。
また、2020年3月より、大聖堂のテラスと呼ばれる通路部分が一般公開されています。
本来は修復作業などに使われる通路で、特別なツアーでのみ公開されていたものです。
ただし、フィレンツェの観光各所は予約方法や料金などが頻繁に変更するので、公式サイトで確認してくださいね。
住所:Piazza del Duomo Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:
10:00~17:00、1~4・11・12月の木曜は~16:30、5・10月の木曜は~16:00
土曜~16:45、日曜・一部祝日13:30~16:45、復活祭前は変動あり
定休日:12/25、1/1、1/6、復活祭(イースター)、8/15、12/25~12/27
料金:
クーポラ:大人20ユーロ、子供10ユーロ
テラス:大人
注意事項:肌の露出・携帯通話・タバコ・飲食・ペット同伴肩と太ももが露出している服(キャミソールやタンクトップ、ショートパンツやミニスカートなど)は神聖な場所なので控えましょう。
公式URL: サンタマリアデルフィオーレ
ドゥオーモのすぐ横にあるこの細長い建物。
ジョットの鐘桜!!右にドゥオーモが見えますね。
鐘桜の高さは約84mあり、14世紀に画家ジョットによって設計されました。
しかし建設3年目で亡くなってしまい、二人の建築士に引き継がれました。
そのため、階層ごとにデザインが若干違います。
ちなみにこれも登れます!
鐘楼というくらいだから、もちろん一番上に鐘があります。
この鐘とフィレンツェの街並みを見にぜひ登ってみてほしいです。
しかし、エレベーターがあるわけではないので414段の階段を全て自力で登らないといけません。
でも、登った先にはフィレンツェが一望できる景色があり、癒されること間違い無し。
大聖堂のクーポラとジョットの鐘楼、どちらも甲乙つけがたいのですが、すぐ隣にあるので市街の景色は当然同じ。
大聖堂のクーポラを目の前にどーんとみることが出来るので、ジョットの鐘楼の方が景色としては面白いかもしれません。
住所:piazza del Duomo Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:8:15~19:00(最終入場は閉館の45分前)
定休日:1/1、1/6、復活祭(イースター)12/25
料金:大人15ユーロ、子供7ユーロ
公式URL: ジョットの鐘楼
11世紀に作られた八角形の洗礼堂。
この時代のイタリアの教会建築は、教会の本堂の外に洗礼堂と鐘楼を建設するスタイルでした。
ドゥオーモに面している扉は、彫金師ロレンツォ・ギベルティにより旧約聖書の物語が彫られた、通称「天国の扉」です。
金色に輝く10枚のブロンズパネルで構成されていて、その精巧な彫刻を多くの人が写真におさめていますが、実はこれはレプリカ。
本物は、次にご紹介する「ドゥオーモ博物館」内に展示されています。
ちなみに、このレプリカは銀座に本店を構えるセレクトショップの「サンモトヤマ」の現会長、茂登山氏が1990年にフィレンツェに寄贈した物なんですよ。
住所:piazza San Giovanni Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:月曜~金曜 8:15~10:15/11.15~19.30 土曜日8:15~18:30 日・祝 8:30~13:30(最終入場は閉館の30分前)
定休日:1/1、1/6、復活祭(イースター)12/25
料金:大人5ユーロ、子供3ユーロ
駆け足のツアーだと絶対に訪れない場所ですが、フリーでフィレンツェを訪れたなら、そしてフィレンツェに魅力を感じたならぜひとも見学して欲しい場所です。
2015年10月にリニューアルオープンした「ドゥオーモ付属博物館」は、新たな展示スペースを設け、スタイリッシュな雰囲気に生まれ変わりました。
展示の目玉となるのは、27年もの修復を終えた、サンジョヴァンニ洗礼堂の門のオリジナル。
ジョットの鐘楼の外壁の装飾類のオリジナルや、ブルネルスキがドウォーモのクーポラを作る際に作った模型など、興味深い展示がいっぱいです。
住所:piazza del Duomo 9 Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間: 9:15~20:00(最終入場は閉館の1時間前)
定休日:毎月第一火曜日、1/1、1/6、復活祭(イースター)12/25
料金:大人10ユーロ、子供5ユーロ
公式URL: ドゥオーモ付属博物館
フィレンツェに来たなら絶対この橋を通るべきです!
ヴェッキオ(vecchio)とはイタリア語で「古い」という意味です。アルノ川に架かる橋でその名の通りフィレンツェ最古の橋なのです。
なんと中世以前からあり、洪水により1345年に再建されたのですが、第二次世界大戦の被害を唯一逃れた奇跡の橋でもあるのです。
650年以上経った今でも役目を十分に役目を果たしていてるこの橋、本当に奇跡だと思います。
橋に出っ張っているこのカラフルな建物達、実はこれアパートなんです!
橋の上に人が住んでるなんてとてもユニークですよね。
それでいて、街で最も人通りが多いと言ってもいいくらいの人気観光スポットなのです。
そして、橋の上の両脇には、伝統工芸品や金銀細工のお店や宝石店が連なっており、かなり煌びやかな通りになっています。
橋の中央にある東西に開かれたテラスは、アルノ川とその周辺の街並みを一望できるパノラマスポットです。
多くの観光客がここに足を止めて、写真を撮っています。
アクセス:サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から徒歩約10分。大聖堂ドゥオーモから徒歩約5分。
町の東南の丘に位置していて、フィレンツェの展望台として有名なミケランジェロ広場はフィレンツェの街全体を一望できるスポットです。
オススメなのは、町の中心から30~40分ほどゆっくり歩いて散策しながら、ここまでたどり着くことです。
ミケランジェロ広場からの景色は、ドゥオーモのクーポラやジョットの鐘桜からのそれとはまた一味違って美しいです。
歩いてのんびりフィレンツェを感じたい方にはオススメです。
広場の中心にはミケランジェロの記念碑が建てられており、ダヴィデ像のレプリカが置かれています。
イタリア流で、広場に着いたらまずのんびりすることをオススメします。
広場には屋台やカフェ・バールなどゆっくりできる場所があるので、疲れたならまず一休み!
美しい景色を片目に美味しいカフェを楽しむのは至福のひと時です♪
歩くのが辛かったらバスを使いましょう!旅の疲れがたまっていたらバスに乗ると便利です。
市内バス12番が10分~15分ごとにサンタマリアノベッラ駅から出ていますので、それで一気に向かえます。
帰りは反対向きに走っている13番で帰ってこれます。
バスのチケットはタバコ屋さん(タバッキ=Tabacchi)で購入できます。
事前に往復分を買っておくと便利です(片道1枚1.50ユーロ)。
バスに乗ったら切符の刻印を忘れないように。
観光といえば、ショッピングは欠かせないですよね。
お土産を買ったり、食べ歩きしたり、間違いなく旅の醍醐味の一つです。
フィレンツェではそんなショッピングを楽しめる場所がたくさんあります。
選りすぐりのオススメショッピングスポット「新市場のロッジア」を紹介します。
フィレンツェの街の中心に位置するメルカート・ヌオーヴォ(新市場)のロッジア(回廊)には「幸運の子豚」と称されるここのシンボルである豚の像があります。
この像は彫刻家によって作られたのですが、子豚という愛称が今も残っています。
このイノシシの像の鼻を撫でると幸運がもたらされるという言い伝えがあり、観光客はここを訪れるとこぞってイノシシを撫でに集まります。
鼻をなでる以外にも、口の中にコインを入れて手を離して、下にある受け皿に見事入れば再びフィレンツェに来る事が出来る、あるいは望みが叶うとも言い伝えられています。
ちなみにこのイノシシの像はレプリカで、2004年に本物はバルディーニ美術館に移動されました。
賑やかな新市場ヌオーヴォメルカートではバッグやポーチ、ベルトなどの革製品から、衣類、マーブル紙の文具など、工芸品を中心に販売されています。
値段交渉するときは、「Sconto,per favore(スコント ペル ファボーレ)」(まけてください)と言ってみてくださいね♪
住所:Piazza di Mercato Nuovo, 50122 Firenze
マップ: Googleマップ
どの街に行っても市場に行くのって楽しいですよね?
ここフィレンツェ中央市場は19世紀に創設されて以来、フィレンツェ市民に親しまれてきた市場であり、観光客にも大人気の場所です。
1階は食料品店と、飲食店、2階はフードコートになっています。
パスタはもちろんですが、乾燥ポルチーニ茸やドライトマト、トリュフソースやオリーブオイルといった食材を一気に買う事が出来るのでお土産選びにピッタリ。
日本ではお高いパルメジャーノ・レッジャーノチーズも塊で買っちゃいましょう。
真空パックして貰えば、持ち帰りも安心です。
小腹がすいたらフードコートに行ってみましょう。
朝10時から夜中の12時まで休みなしで(多くのイタリアのレストランはお昼休みがあります)営業しているのでとっても便利です。
色んなお店の物をアレコレ食べれるのが嬉しいですよね。
フィレンツェの伝統的なファストフードは、ハンバーガーではなくて、こちらのランブレドット!
牛の第4の胃を野菜と一緒に煮込んだ物をパンに挟んだサンドイッチです。
「ネルボーネ NERBONE」のランブレドットは、臓物が苦手という方でもペロリとイケるくらいあっさりとしていて臭みはなし。
特製サルサが癖になる味わいですよ。
住所:Via dell'Ariento, Florence, Italy
マップ: Googleマップ
営業時間:1階 月曜日~土曜日 7:00~14:00、2階 10:00~0:00
定休日:日曜日
フィレンツェ共和国の中央省庁が置かれていた役所で、現在もフィレンツェ市役所として使用されている「ヴェッキオ宮殿」
2016年公開の映画「インフェルノ」の撮影が行われ、物語の大事なキーワードにもなっている事から入場観光する人が増えています。
最も有名なのは、市議会が行われていた500人広場で、ジョルジョ・ヴァザーリによって描かれた壁一面の壁画は圧巻です。
フィレンツェで二番目の高さ95mを誇るヴェッキオ宮殿の「アルノルフォの塔」に登ってみましょう!
ドゥオーモのクーポラやジョットの鐘楼に登れる事はご紹介しましたが、景色を楽しみたい方は断然こちらがおすすめ。
なぜならドゥオーモの全景を見る事が出来るからなんです。
ヴェッキオ宮殿の中からだと、223段、地上階からだと482段の石段。
階段の途中に現れる小部屋は、衛兵用ですが、やや大きめの部屋(約3mx5m)は政治犯が投獄されていた牢獄なんです。
メディチ家の当主コジモも、フィレンツェ共和国への謀反を企てた罪で投獄されています。
時間がある方は絶対に登ってみるべき絶景ポイントです!
住所:piazza della Signoria Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:
10月~3月:木曜日以外の毎日 9:00~19:00 木 9:00~14:00 (その他特別開館時あり)
4月~9月: 木曜日以外の毎日 9:00~23:00 木 9:00~14:00(入場は閉館時間の1時間前まで)
定休日:12/25
料金:宮殿のみ、12.50ユーロ(18歳~25歳 10ユーロ)
1457年、フィレンツェの銀行家ルカ・ピッティが作らせたルネッサンス様式の宮殿です。
ピッティの死後は完成前の宮殿建設は中断され、1549年にピッティ家のライバルだったメディチ家に買い取られて建設が再建されました。
そして、メディチ家が熱心に収集していた美術品がこの宮殿に集められました。
1860年にイタリア王国が統一されてからは、サヴォイア王家が生活した時期もありましたが、ヴィットリオ・エマヌエーレ3世の時代に宮殿全体が国家に寄付され、現在は美術館として公開されています。
広大な宮殿には、パラティーナ美術館、近代美術館、銀器博物館、陶磁器博物館、衣装博物館、馬車博物館、ボーボリ庭園があり、見ごたえのあるコレクションが展示されています。
1番のみどころは、メディチ家の収集品を中心にした1,000点以上のコレクションで、ラファエッロ、ティツィアーノ、カラヴァッジョ、ルーベンスなどの作品に出会えます。
建物自体の装飾も素晴らしく、天井のフレスコ画や豪華な家具類なども必見です。
住所:piazza Pitti 1 Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:火曜日~日曜日 8:50~18:50(最終入場は閉館時間の45分前)
定休日:月曜日、1/1、5/1、12/25
料金:一般16ユーロ、毎月第一日曜日は入場無料
公式URL: ピッティ宮殿
ピッティ宮殿の裏手に広がる、広大なボーボリ庭園。
トスカーナ大公コジモ1世の妃である、レオノーラ・ディ・トレドの命によって、1550年に造営されました。
典型的なイタリア式庭園として、のちにヨーロッパ宮廷での造園のモデルにもなったほどで、贅を尽くし、工夫を凝らした造りが特徴です。
庭園内には、円形劇場、オベリスク、ネプチューンの噴水、騎士の庭園、マダーマの洞窟、ヴォンタレンティの洞窟、小人の彫刻などが点在し、野外博物館と称されています。
多くの芸術家、建築家が造園に携わり、作品を提供し、最終的にボーボリ庭園が完成したのは19世紀半ばのことでした。
映画「インフェルノ」の冒頭で、トムハンクス演じるラングドン博士とシエナが必死で逃走するシーン。
上空からドローンに追いかけられてボーボリ庭園に逃げ込み、ブオンタレンティの洞窟まで走り、一番左にひっそりとある秘密の扉から入り、ベッキオ橋の上に続く有名なバザーリの回廊を走り、ウフィッツィ美術館を通り抜け、ヴェッキオ宮殿へと辿り着くのです。
メディチ家が、住まいであるピッティ宮殿から、ベッキオ宮殿まで一度も外に出る事も人に見られることもなく行き来できるようにと作らせた全長約1kmの回廊。
特別なツアーでのみ訪れることができますが、大規模な修復工事のため、現在はクローズされています。
住所:Piazza de' Pitti, 1, 50125 Firenze
マップ: Googleマップ
定休日:第一、最終月曜日、1/1、12/25
料金:
3月~10月 10ユーロ、11月~2月 6ユーロ
チケットは、バルディーニ庭園、陶磁器博物館と共通
公式URL: ボーボリ庭園
フィレンツェでは、絶対に訪れるべき見学スポットです。
14世紀にイタリアで始まったルネサンス期に、フィレンツェを支配し、繁栄していたのがメディチ家です。
ルネサンス期からメディチ家が収集してきたコレクションでは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ラファエロなど巨匠たちの作品が所蔵されています。
これらルネサンス期を代表する国宝級の絵画が集まり、イタリアの中でも大きな美術館です。
展示品は約2,500点ほどあり、全て鑑賞するには1日潰してしまうでしょう。
また、ウフィツィ美術館は45もの展示室があり、ボケ〜と見学していると、1日かけても見切れません。
かといって、無計画に駆け足で回ると、傑作・名作を見逃しちゃってたなんてこともあります。
効率よく見所の作品を見るためには、下調べと計画が必要です!
それぞれご覧になりたい作品は違うと思いますが、必見中の必見がヴィーナスを題材とした、プリマヴェーラ(春)、ヴィーナスの誕生、ウルビーノのヴィーナスの3作品です。
第10-14室 「ヴィーナスの誕生」
ボッティチェッリ作
第10-14室 「春(プリマヴェーラ)」
ボッティチェッリ作
第28室 「ウルビーノのヴィーナス」
ティツィアーノ作
※ウフィッツィ美術館の入場、予約方法は頻繁に変わるので、公式URLから確認してください。
開館時間:火曜日~日曜日 8:15~18:50(最終入場は16:45)
定休日:月曜日、1/1、5/1、12/25
注意事項:
写真・ビデオ撮影が可能ですがフラッシュ撮影は禁止ですので注意しましょう。
他に飲食・携帯・ペット・大きな荷物(傘も含む)の持ち込み・絵に触れることは禁止です。
アクセス:
【フィレンツェSMN駅からの行き方】
駅前広場を突っ切り、「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」の横を通過し、パンツァーニ通りを直進すると「ドゥオモ」が見えてきます。
ドゥオモからは400メートルほど直進し、ヴァッケレッチャ通りを曲がり、「ヴェッキオ宮」の右横にある小道を曲がるとウフィツィ美術館に到着します。
フィレンツェSMN駅からは約1.2キロ、徒歩15分。歩くのがつらい方は、フィレンツェ駅前広場にタクシー乗り場があります。ドゥオモからは約500メートル、徒歩6分です。
料金:11月~2月20ユーロ 3月~10月12ユーロ 18歳未満無料
公式URL: ウフィッツィ美術館
アカデミア美術館は、ウフィツィ美術館とならびフィレンツェを代表する美術館です。
実はこの美術館、16世紀から続くフィレンツェ美術学校に付属している美術館なのです。
ミケランジェロ作の「ダヴィデ像」があることで世界的に有名です。
一番の見所はもちろんダヴィデ像です!
1874年、ヴェッキオ宮殿前に設置されていたダヴィデ像を劣化による損傷を防ぐために美術館へ移されます。
後に特別展示室が設計され、現在もここで保管されています。
教科書とかでご覧になったことがある方が多いと思いますが、実際結構大きいです。
実物の高さは4mもあります。かなりの巨人ですね。重量は約19tもあり、かなりの迫力感が伝わります。
こんな迫力のある作品を作った天才ミケランジェロは素晴らしいですね。
他にも、アカデミア博物館では、「パレストリーナのピエタ」などミケランジェロの未完成の彫像、フィレンツェの芸術家によるたくさんの彫刻作品なども展示されています。
アカデミア美術館はウフィツィ美術館に比べ知名度が低いですが、そのため予約せずに来る観光客が多く、年間を通して長蛇の列となっています。
もしダビデ像などミケランジェロの作品を見るのであれば、事前に予約することをお勧めします。
住所:via Ricasoli 58/60 Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:火曜日~日曜日:8:15~18:50(最終入館17:30)
定休日:毎週月曜日、1/1、5/1、12/25
料金:大人12ユーロ、17歳以下無料
予約料 入館料+4ユーロ(6〜17歳は予約料のみ4ユーロ)
アクセス:S.M.N.駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)から徒歩20分、ドゥオーモから徒歩10分、フィレンツェ大学から徒歩5分
路線バスを使う場合(ATAF)
Piazza Di San Marcoバス停より徒歩2分
(LINE 6、14、19、23、31)
Museo Di San Marcoバス停より徒歩3分
(LINE 1、6、7、10、11、14、17、19、20、23、25、31、82、C1)
San Marco Rettoratoバス停より徒歩2分
(LINE 10)
12世紀にはドメニコ会のサンマルコ修道院と回廊、僧坊だった場所で、現在は美術館として公開されています。
別名「アンジェリコ美術館」と呼ばれる通り、フラ・アンジェリコの作品を多数所蔵しています。
サンマルコ美術館で最も有名な一枚は、フラ・アンジェリコ作の「受胎告知」で、1階から2階へ続く階段を上がったところに展示されています。
独特の淡いタッチと繊細な色遣いで描かれた聖母マリアと天使ガブリエル。
自身も敬虔な修道士だったフラ・アンジェリコの優しい心情を良くあらわしている一枚だと言われています。
住所:piazza San Marco 3 Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:月曜日~金曜日:8:15~13:50 土・日・祝日:8:15~16:50(最終入場は閉館時間の30分前)
定休日:第2・4月曜日、第1・3・5日曜日 1/1、5/1、12/25
入場料:8ユーロ
サンタ・クローチェ広場にそびえ立つサンタ・クローチェ教会。
この教会はフランシスコ会最大の教会と言われていて、アッシジのフランチェスコ自身によって創建されたと言われています。
パシリカとは裁判所や取引所などに用いられた集会施設のことを言います。
外観のネオゴシック様式の正面が非常に美しいです。
立地はドゥオーモから800mほどの位置です。
礼拝堂が16個存在し、ジョットの鐘桜を設計したジョットとその弟子たちによって装飾されており、墓碑・記念碑も多く存在しています。
ミケランジェロ、ガリレオ、マキャヴェリといった有名なイタリア人の埋葬場所でもあります。
教会内ではジョットのフレスコ画「聖フランチェスコ伝」やヴァザーリによるミケランジェロの墓碑も見ることができます。
ミケランジェロの墓碑
ガリレオ・ガリレイの墓碑
住所:piazza Santa Croce Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:
9:30~17:00(1/2~12/31)
※日曜、祝日、1/6、8/15、 11/1、12/8は14:00~17:00
定休日:1/1、6/13、10/4、12/25、12/28、イースター
料金:大人8ユーロ、ユース6ユーロ(12歳~17歳)、11歳以下無料
注意事項:袖なし、半ズボンは不可。カメラ持込可。ビデオ持込可。フラッシュ撮影禁止。礼拝中はガイドツアー入場不可。
アクセス:
サンタマリアノヴェッラ(SMN)駅より徒歩20分
またはサンタマリアノヴェッラ(SMN)駅よりバス(14)テアトロヴェルディ(TEATRO VERDI)下車後徒歩。
公式URL: サンタクローチェ教会
サンタマリアノヴェッラ教会は、14世紀半ばに建設されたサンタ・クローチェ教会と同じくカトリック教会のバシリカです。
他にも有名な教会がフィレンツェには3つあります。
サンタ・クローチェ聖堂、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、サント・スピリト聖堂です。
このフィレンツェ四大教会のなかで、最も古い歴史を誇るのがサンタ・マリア・ノヴェッラ教会です。
この教会では、建設された当初から薬の調合が盛んに行われていたため、薬局としても世界最古です。
15世紀半ばと19世紀に再建されたため、建設当時のデザインとは若干違うのですが、細部には当時のルネサンス様式の装飾が施されているのがわかります。
建設のデザインはもちろんですが、おすすめの見所は屋内にある美術品たちです。
サッチオのフレスコ画、フィリッポ・リッピによる祭壇、ジュリアーノ・ダ・サンガッロによる『ゴンディ礼拝堂』などが有名です。
聖具室の三段窓「トリフォーラ」は、美しいステンドグラスで彩られています。
ここも美術品と同じく、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の見どころです。
祭壇の周りにはたくさんのフレスコ画がちりばめられており、間近で鑑賞することができます。
住所:piazza Stazione 4 / piazza Santa Maria Novella 18 Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:9:00~17:30(金曜は11時~、土曜は~17:00、日曜・祝日は12:00~17:00)
定休日:なし
料金:大人7.5ユーロ 11歳~15歳5ユーロ、11歳以下無料
アクセス:S.M.N.駅(Stazione S.M.N.)から徒歩2分
公式URL: サンタマリアノヴェッラ教会
現在、日本全国に18店舗の提携店がある「サンタ・マリア・ノヴェッラ」。
その本店がフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ広場にあります。
1221年、サンタ・マリア・のヴェッラ教会を運営する、ドミニコ修道会の修道僧たちは自ら栽培した草花を使って薬剤や鎮痛剤などを調合していました。
その後、効果的な薬製品で名声をあげ、1612年に正式に薬局として許可され、トスカーナ大公より、王室御用達の称号を受けています。
伝統のレシピで、天然栽培の草花や天然油脂から作られる癒しのプロダクツは、ヨーロッパ各国の王侯貴族たちや著名人に愛されてきました。
18世紀には世界に知られるところとなり、中国やインドにまで輸出するようになっています。
有名な「アクア・デッラ・レジーナ」は、カテリーナ・ディ・メディチがフランスへ嫁ぐ際に、彼女のために特別なレシピで造られた香り。
現在でも、「アクア・ディ・サンタマリアノヴェッラ」の名で販売されており、人気商品となっています。
フレグランス、フェイシャルトリートメント、ボディトリートメント、ソープ、ハンドケア、フットケア、ペット用シャンプー、そしてポプリなどもあり、お土産におすすめです。
併設のティールームはちょっとした穴場で、あまり混んでいないので優雅な雰囲気の中でハーブティーをいただくという贅沢な時間を過ごせますよ。
住所:Via della Scala, 16
マップ: Googleマップ
営業時間:9:00~20:00
アクセス:S.M.N.駅(Stazione S.M.N.)から徒歩2分
公式URL: サンタマリアノヴェッラ薬局
イタリア、フィレンツェのサン・ロレンツォ聖堂のファサードの反対側に 「メディチ家礼拝堂」があります。
このメディチ家礼拝堂は17世紀になり、メディチ家が衰退し始めた頃、トスカーナ大公であるメディチ家の墓所として建造開始されました。
メディチ家最後の継承者となったアンナ・マリア・ルイーザ(1743年没)まで資金繰りに苦しみながらも建設が続けられましたが、完成には至りませんでした。
メディチ家礼拝堂の入り口。サンロレンツォ教会の裏手にあります。
入場してすぐに墓碑があり、遺品の多くも飾られています。
「君主の礼拝堂」です。17世紀に世界中から大理石と貴石を集めて造られました。
新聖具室と呼ばれる部屋には2人の君主ジュリアーノ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチとロレンツォ・ディ・ピエロ・デ・メディチの*霊廟(れいびょう)があり、それぞれミケランジェロが設計した彫刻で飾られています。
この二人の君主の霊廟の構成はよく似ており、装飾彫刻はそれぞれ対照的な題材で作成されました。
先祖や偉人などの霊を祭った宮
ヌムール公、ジュリアーノ・デ・メディチの霊廟には「夜(眠る若い女性)」と「昼(男性)」と名付けられた彫刻が刻まれています。
ウルビーノ公、ロレンツォ・ディ・ピエロ・デ・メディチの方には、「夕暮(年老いた男性)」と「曙(眠りから覚める女性の姿)」と名付けられた彫刻が刻まれています。
ミケランジェロの彫刻の美しさをここでも感じることができます。
美術・歴史好きには必見のスポットですね。
住所:piazza Madonna degli Aldobrandini 6 Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:8:15~16:50 ※チケット販売は営業終了時間の30分前まで
定休日:毎月第1、3、5月曜日と第2、4日曜日、1/1、5/1、12/25
料金:
大人9ユーロ 、ユース(18歳~25歳)2ユーロ、17歳以下無料
毎月第一日曜日は入場無料
注意事項:カメラ持込可。ビデオ持込可。新聖具室はフラッシュ撮影禁止。
中世の歴史的建造物である、スピーニ・フェローニ宮殿をそのまま使用している「サルヴァトーレ・フェラガモ」本店。
同じ建物の地下に、フェラガモ博物館がある事は意外に知られていないんですよ。
フェラガモ一族がサルヴァトーレ・フェラガモの芸術的な世界を広く知って貰おうと、1995年にオープンさせました。
館内には、サルヴァトーレ・フェラガモ氏の1927年から1960年までの全作品がずらりと並んで圧巻です!
サルヴァトーレ・フェラガモは1914年にイタリアからアメリカに渡り、ハリウッドにオーダー靴の専門店を開きました。
それがハリウッドスターの御用達となって成功をおさめ、1927年にイタリアに帰国し、フィレンツェを活動拠点にして現在の本店にアトリエを構えました。
必見は、ハリウッドスターの足型コレクション。
イングリッド・バーグマン、マリリンモンロー、オードリーヘップバーン、ソフィア・ローレン、新しい所ではアンジェリーナ・ジョリーなどなど。
常設展の他に、コレクターやアーティストと共に毎年趣向を凝らした企画展を開催していて、ファッション関係者にも人気があります。
興味がある方は、日本語のオーディオガイドもあるので、解説を聞きながら周るのもおすすめ。
ミュージアムショップでは、おしゃれな小物類もあるのでお土産にピッタリですよ。
住所:Piazza Santa Trinita 5/R Firenze
マップ: Googleマップ
営業時間:11:30~19:00
休館日:1/1、5/1、8/15、12/25
入場料金:9ユーロ、毎月第一日曜日は入場無料
公式URL: フェラガモ博物館
もともとグッチのアウトレットモールとしてスタートし、ブランド数も増えて2001年にザ・モールとしてオープンしました。
ザ・モールの主なブランドは、グッチ、ボッテガヴェネタ、フェンディ、トッズ、フェラガモ、セルジオロッシ、アルマーニなど。
ザ・モールではありませんが、すぐ近くには、プラダ、ディーゼル、モンクレールなどがあり、特にプラダは売り場が拡張されて広くなり品数も増えたので人気です。
買い物に疲れたら、グッチの屋上にあるグッチカフェで一息入れましょう。
銀座のグッチカフェとは全く違い、カジュアルな雰囲気なので、気軽なランチにもピッタリですよ。
住所:Via Europa 8 50066 Leccio Reggello (FI)
マップ: Googleマップ
営業時間:10:00~19:00
定休日:1/1、復活祭、12/25、12/26
アクセス:
フィレンツェの中心からアウトレットセンター・ザ・モールへの往復直行バスが毎日運行されています。
出発地: バス・ターミナルBUS ITALIA/SITA- Via Santa Caterina da Siena 17, Firenze(中央駅近く)
公式URL: THE MALL
プラダ好きな方には、こちらもおすすめ。
THE MALL隣のプラダアウトレットが拡大したので人が流れて、以前のような混雑(中国人の爆買い)は緩和されていますが、それでも時期によっては混んでいるので朝イチに行くのが鉄則です。
アウトレットなので最新の商品はないですが、少し前、定番物などはかなり揃っていて、特にウェアや靴類は充実しています。
大きく、メンズ、レディース、バッグ、靴、MIUMIUとわかれていて、殆どの商品は半額近く、中には70%オフの物もありますよ!
1点ものもあるので、迷った時にはとりあえずキープしておくのが得策です。
アクセスは、フィレンツェ中央駅からモンテバルキ(Montevarch-iTerranuova)まで約40分~50分、快速ならば35分です。
駅には乗り合いバンタクシーがいますが、見かけなければ少し待てばやってくるはず、一日に何度も往復しています。
住所:Strada Regionale Di Val D Arno 69, Montevarchi
マップ: Googleマップ
営業時間:平日10:30~20:00 土日9:30~20:00
定休日:無休
公式URL: PRADA OUTLET SPACE
フィレンツェではたくさんの歴史的産物が一箇所に集まっています。
そのため観光の際にも回りやすく、旅行客にとっては最高の観光都市です。
フィレンツェの歴史深く美しい街を短時間でも、一通り見歩くことができます。
今回はその中でも選りすぐりの観光スポットをご紹介しました。
フィレンツェを訪れた際には、まるでルネサンスの時代に戻ったかのような歴史な時間を感じられるこれらのスポットを是非訪れてみてくださいね。
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