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1. サン・マルコ寺院(Basilica San Marco)
2. サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(Basilica di Santa Maria della Salute)
3. サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会(Basilica di San Giorgio Maggiore)
1. リアルト市場(il Mercato di Rialto)
2. 仮面のカーニバル(Carnevale di Venezia)
1. アカデミア美術館(Gallerie dell'Accademia )
2. コッレール博物館(Museo Civico Correr)
1. ホテル ダニエリ ラグジュア!リー コレクション ホテル ベニス(Hotel Danieli, a Luxury Collection Hotel, Venice)
2. グリッティ パレス ラグジュアリー コレクション ホテル ベニス(The Gritti Palace, A Luxury Collection Hotel)
水の都として有名なイタリアの都市”ベネチア”。
みなさんも写真や映像で一度は見たことあると思います。
水の上に成り立つ街という私たちにとって非日常的な世界は、まるでゲームや物語みたいですよね。
また、トーマス・マンの『ベニスに死す』やシェイクスピア『ベニスの商人』、そしてゲーテの『イタリア旅行』など数多くの古典名作の舞台にもなっており、昔から夢のような都市として人々を魅了していたことがわかります。
今回は、そんな憧れの都市ベネチアのおすすめ観光スポット&イベント、そして滞在に便利なホテルを厳選してご紹介します!
本記事を参考に、ベネチアで素敵な思い出を作りましょう。
イタリアの北東部にあるベネチアは、徒歩で観光できるほどのサイズです。
水上バスや水上タクシーという交通手段もありますが、大小の運河には橋がかかっているので、お散歩感覚で全て徒歩で周ることもできます。
これから紹介するスポットは、さっと見るなら2〜3日の滞在でも全て周ることは可能です。
ただし、ひとつひとつのスポットをじっくりと楽しみたい方は、もっと長く滞在することをおすすめします。
ベネチア本島を歩くと教会に出会う。
そのくらい島の中には大小様々な教会が点在しています。
建造された年代が違えば、少しずつデザインも違い、宗教に興味がなくても建築物として外観を眺めるだけでも楽しいですよ。
サン・マルコ寺院は、ベネチアで最も有名な寺院であり、世界遺産にも登録されています。
聖マルコの遺体を祀るために建設されました。
彼の遺体が持ち帰られたのは、西暦828年のことでした。
その後、数世紀に渡り何度かの改修が行われ、11世紀に多様な建築様式が複合した現在の姿になったそうです。
壮大な外観に圧倒されますね。
内部の装飾も豪華で、中でもパラ・ドーロはとても美しいので、ぜひ訪れてみてください。
なお、寺院内部では写真撮影は禁止です。(バルコニーからの景色の撮影はOK)
さらに、飲食、肌の露出なども禁止となっているので、マナーを守るようにしましょう。
肌の露出についてですが、太ももや肩がでている服装だと入場することができないので、ミニスカートやショートパンツはアウトです。
真夏に行かれる方はカーディガンや上着、ストールを持参して、入場の際に羽織るようにしましょう。
イタリア語名 : Basilica San Marco
住所 : San Marco 328, Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : 水上バス1・2番サンマルコ(San Marco Vallaresso)から徒歩5分
休館日 : 無休
営業時間 :
入場料 : サンマルコ寺院6ユーロ、寺院+パラドーロ12ユーロ、塔12ユーロ
公式サイト : サンマルコ寺院
こちらのサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会は、中世に流行したペストが治ったときに、聖母マリアへの感謝を捧げるため、1603年に建築されたと言われています。
ちなみに、サルーテはイタリア語で健康という意味です。
バロック様式で作られ、大きなドームが特徴。
海に浮かぶ教会のシルエットが、物語の世界みたいでとっても美しいです。
教会内に入場することができます。
イタリア語名 : Basilica di Santa Maria della Salute
住所 : Fondamenta Salute, 30123 Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : 水上バス1番サルーテ(Salute)から徒歩1分
休館日 : 無休
営業時間 :
入場料 : 無料、武器庫のみ有料
公式サイト : サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
サンマルコ広場のすぐ向かい側に浮かぶ、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島。
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」に登場したため、聖地巡礼に訪れるファンもいるという島です。
写真をご覧になればわかるように、島のほとんどが教会で、その名も「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」。
元々は790年に建てられた教会がありましたが、地震により崩壊し、現在の姿は建築家アンドレーア・パッラーディオが手掛たもので、1610年に完成しています。
教会内部には、ティントレットをはじめとする有名な画家による絵画が飾られており必見。
1791年に完成した教会の鐘楼は、エレベーターで昇ることができます。
教会は無料ですが、エレベーターのみ有料。
水上バスに乗ってわずか5分ほど、対岸からサンマルコ広場周辺を眺めたり、写真を撮るのに絶好のスポットです。
イタリア語名 : Basilica di San Giorgio Maggiore
住所 : Isola San Giorgio Maggiore, Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : 水上バス2番サンジョルジョ(San Giorgio)から徒歩1分
休館日 : 無休
営業時間 : 9:00~18:30
入場料 : 鐘楼6ユーロ
公式サイト : サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
栄華を極めたベネチア共和国時代には、ドゥカーレ宮殿をメインとし、島内に多くの商館や豪邸が建てられていました。
現在はホテルや博物館、美術館として利用されている建物が多く残されています。
中でもドゥカーレ宮殿は見ごたえがあり、ヴェネチア観光ではぜひ訪れたい場所の1つです。
ベネチア映画祭の会場でとして有名な、ベネチア・ゴシックを代表するドゥカーレ宮殿です。
11世紀に建設、その後火災が原因で修築され、16世紀に現在の姿に。
ベネチア共和国時代には、政庁兼宮殿として使用されていました。
政治のために使用された部屋だけでなく、武器庫や牢獄も見学することができます。
注目すべきポイントは、豪華な名画です。
部屋の内部に豪華で壮大な絵が飾られています。
特に世界最大の油絵と言われている「天国」と、ベネチア派を代表する巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの作品は見ものです!
また、総督の即位式が行われた”黄金の階段”にも足を踏み入れてみてください。
イタリア語名 : Palazzo Ducale
住所 : Piazzetta San Marco 1, 30124 Venice, Italy
マップ : Googleマップ
アクセス : 水上バス サンマルコ(SAN MARCO)から徒歩約2分 サンザッカリア(S.ZACCARIA)から徒歩約3分
電話番号 : (041)2715911
定休日 : 1/1、12/25
営業時間 : 9:00~19:00(最終入場は閉館30分前まで)
料金 : €30 ※6~14歳、15~25歳の学生、65歳以上は€15
公式サイト : Palazzo Ducale
ベネチア島の中心となるのが、サンマルコ広場。
ベネチアで迷子になっても、必ずサンマルコ広場への矢印がついたサインが壁に付けられているので安心です。
サン・マルコ広場は世界で最も美しい広場と言われています。
ベネチアの中心でもあり、先ほど紹介したサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、また他にもコッレール博物館や時計塔など、歴史的で美術的価値のある建造物に囲まれています。
お土産屋さんやカフェもあり、ちょっとした休憩にもオススメです。
文豪ゲーテが訪れた最古の「Cafe Florian(フローリアン)」や、ワーグナーがベネチア滞在中に立ち寄っていた「カフェ・ラヴェナ(LAVENA)」も現存しており、私たちもお茶を楽しむことができますよ。
ベネチアの風景の中で、ひとつだけ高くそびえ立つ赤い塔のようなものを見たことはありませんか?
実はあの建物はサンマルコ寺院の鐘楼で、上まで登ることができるんです。
ベネチアの美しい街並みを一望できます。
鐘楼が建設されたのは1514年。
既に現在の形でしたが、1902年に突然崩壊したため、その10年後の1912年に再建されたものが今のものです。
全長は約100メートルあります。
イタリアの鐘楼は階段が多いのですが、こちらはエレベーターで一気に上ることができるのでご安心を。
観光シーズンには行列ができていますが、並ぶ価値がある絶景が待っていますよ。
イタリア語名 : Campanile di San Marco
住所 : Piazza San Marco, Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : サン・マルコ広場(Piazza San Marco)内
休館日 : 無休
営業時間 : 9:00~21:00(復活祭~6月は~19:00、10月は~19:00、11月~復活祭は9:30~15:45)
入場料 : 12ユーロ
公式サイト : サンマルコ寺院
ベネチアを歩き回っていると、いくつもの小さな橋を渡ることになります。
どこをとっても絵になるベネチアですが、運河と橋を入れて写真を撮れば間違いなし。
特に夕暮れの景色はとても雰囲気があっておすすめです。
ベネチアの街を上空から見ると、大きくS字に流れる運河があることがわかります。
それが、ベネチアの象徴とも言えるカナル・グランデ大運河です。
全長3,800メートルの運河沿いに、12世紀から7世紀にかけて建設された、美しいヴィラ等が立ち並んでいます。
この運河を通れば、ヴェネツィアで必ず訪れたい観光名所を水の上からチェックすることができますよ。
貸し切りだと100ユーロ以上かかりますが、せっかくなのでゴンドラを利用するのがおすすめ!
相乗りも可能なので、その場合は一人あたり数十ユーロまで安くなります。
あの有名なリアルト橋の下をくぐり抜けて、ベネチアの街を水の上から見て回りましょう。
カナル・グランデ運河にかかる最古の橋です。
ミケランジェロが、橋の設計の一般公募に参加したことでも有名ですね。
ちなみに、採用されたのはアントニオ・ダ・ポンテの作品です。
当初は木造でしたが、火事で全焼したため石で造り替えられました。
橋の上には露店が並び、橋周辺もショッピング街となっています。
ベネチアでショッピングを楽しむなら、リアルト橋からサンマルコ広場までの1本道がおすすめです。
16世紀に建設された歴史ある橋です。
夕方にため息の橋の下でキスをした恋人は、永遠に結ばれると言われています。
ゴンドラで街を散策する場合、必ず通る名スポットです。
ロマンチックなスポットとして、女性をはじめ、恋人達に人気となっています。
この橋は、ドゥカーレ宮殿と牢獄をつなぐ橋でした。
そのため、宮殿の尋問室から牢獄へ渡る囚人が嘆きため息をついたとして、ため息橋と呼ばれているとよく耳にしますが、事実ははっきりしていません。
見学順路は、ため息橋を渡って牢獄へ、そしてまた戻るようになっています。
日中は観光客でごったがえすベネチアですが、実際に住んでいるイタリア人にとって市場は必要不可欠。
先述のリアルト橋の周辺は、生活感がある場所もあり、特に朝は活気に溢れています。
朝早く起きて足を運んでいただきたいのが、ベネチアのリアルト市場です。
新鮮な魚や果物、そして野菜などが並び、ベネチアの日常を覗き見ることができます。
また、リアルト橋付近には観光客向けの露店も出ているので、立ち寄ってみるのも面白いですよ。
ただし、露店の物は中国製だったり、質が悪い場合もあるためご注意を。
リアルト市場で、新鮮な果物を買ってホテルのお部屋でのんびりといただくのも良いですね。
市は、日曜日と月曜日にはやっていないので注意してください。
12時頃には閉まっているお店もあるため、早起きして朝のお散歩を楽しみつつ訪れることをおすすめします。
商品の値段は、商品やお店によって異なります。
値段の交渉など、お店の方とのリアルな会話を市場で体験するのも良いでしょう。
より非日常を体験したい方は、ベネチアの仮面のカーニバルへ行きましょう!
とても賑やかなお祭りで、最も美しいカーニバルとも言われています。
1162年に始まった歴史あるお祭りでもあり、観光客が参加できるところも魅力のひとつです。
今のような仮面のスタイルが確立されたのは18世紀のことで、一般市民も貴族も仮面をつけることで、身分や素性を隠して日常を忘れ開放感に浸ったといいます。
街中のいたるところに仮面を売っているお店があるので、みなさんぜひ一緒に仮装を楽しみましょう。
「衣装まではちょっと…」という方は、フェイスペインティングだけでも気分が上がりますよ。
仮面は記念にもなるので、気に入ったものを購入して、カーニバルを存分に楽しんでください。
毎年開催時期は1月下旬から2月にかけての約2週間。
正確な開催時期やイベント情報は こちら から確認してください。
2週間の間に世界中から約300万人が訪れるという大イベント。
この期間はホテルが混む上に値段がアップするので、行くと決めたらまずは宿探しから。
周辺の島々や、イタリア本土側、ベローナあたりの宿を抑えるのが得策です。
現代美術の国際的な展覧会であるビエンナーレはベネチアが発祥。
ビエンナーレとは、イタリア語で2年に1度、または2年周期という意味があり、その名の通り2年に1度、奇数年の6月から11月頃までベネチアで開催されています。
そんなアートな街ベネチアには、美術館や博物館がたくさんあります。
15世紀後半から16世紀にかけてベネチアで活躍したベネチア派の画家・ティントレットやティッツアーノの作品を本場で見れるのは贅沢ですよね。
ベネチアの美術アカデミーが管理していた作品をもとに、1817年に開館した「アカデミア美術館」。
元々は1750年創立の美術学校だったので、アカデミアと名付けられています。
14世紀から18世紀にかけてのベネチア絵画を中心に、約2,000点のコレクションを有しています。
16世紀のベネチア絵画の黄金期を代表するベネチア派の三巨匠、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼの作品や、ベネチア派の締めくくりと言われる18世紀の巨匠ティエポロの作品などは必見です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「ウィトルウィウス的人体図」も所蔵していますが、常設ではないので見れたらラッキーですね。
円と正方形の中に裸体の男性が大の字に手を広げている図と言えば、一度は何かで目にした事があるのではないでしょうか。
名作揃いなのにそれほど混んでいないので、ゆっくりと美術鑑賞したい方はぜひ足を運んでみてください。
イタリア語名 : Gallerie dell'Accademia
住所 : Campo della Carita Dorsoduro n.1050, 30130 Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : 水上バス1・2番アカデミア(Accademeia)徒歩1分
休館日 : 1月1日、5月1日、12月25日
営業時間 : 月曜 8:15~14:00 火曜~日曜 8:15~19:15
入場料 : 大人12ユーロ
公式サイト : アカデミア美術館
サンマルコ寺院の前の美しいサンマルコ広場、この広場にあるコの字型の建物は、かつてベネチア共和国の行政長官の執務室でした。
サンマルコ広場の真正面にあたるナポレオン翼の2階、3階にあるのが「コッレール博物館」です。
ベネチア貴族のテオドール・コッレールのコレクションをもとに作られた市立博物館で、館内には絵画だけではなく、古地図や中世の硬貨や生活用品、ガレー船の模型など、ベネチア共和国の時代の人々の生活が分かる興味深い展示品がたくさんあります。
ベネチアがオーストリアの支配下にあった19世紀にオーストリア皇女エリザベート(シシィ)が滞在した部屋なども2014年から公開されるようになり、19世紀の貴族の生活を垣間見る事もできます。
隣接する国立考古学博物館、国立マルチャーナ図書館の一部もそのまま見学できる仕組みになっています。
コッレール博物館だけというチケットはなく、ドゥカーレ宮殿との共通券なので、ドゥカーレ宮殿にチケットを買う行列が出来ている場合は空いているこちらで共通券を買うのが裏技です。
イタリア語名 : Museo Civico Correr
住所 : San Marco 52, Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : 水上バス1・2番サンマルコ(San Marco Vallaresso)から徒歩5分、サンマルコ広場内
休館日 : 1月1日、12月25日
営業時間 :
入場料 : 大人30ユーロ(ドゥカーレ宮殿、国立考古学博物館、国立マルチャーナ図書館との共通券)
公式サイト : コッレール博物館
ベネチア本島があるベネチア湾には、大小合わせて100以上の島があります。
ベネチア本島に近く、観光客にとって行きやすい人気の島々を取り上げます。
ベネチアンガラスの島として知られるムラーノ島は、ベネチア本島の北東にあり、水上バスで約15分で訪れることができます。
13世紀から続く伝統技術で創り出されるベネチアンガラスは、全てムラーノ島内にあるガラス工房で作られているんですよ。
もともと原材料や燃料を自国で産出できなかったベネチア共和国は、この伝統技術が原材料の豊富な国々に流出しないようにと、工房の職人やその家族を強制的にムラーノ島へ移住させました。
また、火を使うため、ベネチア本島で火事が起きないようにという意味合いもありました。
それでもヨーロッパ各地に技術が流出してしまいましたが、当時の名残のまま現在でもガラス工房はムラーノ島に集っていて、その数は200軒にもなります。
ベネチアンガラスの歴史がわかる「ガラス博物館」や、製作工程を見学できるショールーム、お土産屋さんもあり、ベネチアンガラスに興味がある方におすすめの島です。
ムラーノ島以外で作った物のみベネチアンガラスと名乗れるのですが、偽物や粗悪品も増えているので、購入の際は本物につけられるマークである「 Vetro Artistico MURANO 」を必ず確認してくださいね。
カラフルな家並みと伝統的な手工芸品レース編みの島として知られるブラーノ島。
ただしレース編みで栄えていたのは、ベネチア共和国時代のお話です。
16世紀、フィレンツェのカトリーヌ・ド・メディチがフランス王家に嫁いだ際に、ブラーノ島で作られたレースのハンカチを沢山持って行って以来、ヨーロッパの王侯貴族の間で大流行したんだそう。
ムラーノ島のベネチアンガラスと同様、門外不出の技術として住民を島から一歩も出さないように管理していたのに、いつの間にかフランスやベルギーに流出し、18世紀の頃には技術も生産も追い抜かれてしまったのです。
あのルイ14世もブラーノ島から職人を連れ帰り、専用のレース編みを作らせていたというから流出するのも当たり前ですね。
技術の復興を目指して、レース編み学校が設立され、再び息を吹き返したブラーノ島のレース編み。
ダイアナ元妃の結婚式のウェディングドレスにも使用されたんですよ。
島には貴重なレースが展示された「レース博物館」があり、ハンドメイド好きな方は必見です。
運河沿いには数軒のレース編みのお店があります。
ブラーノ島以外のイタリアで作られた物や、安価な中国製品なども売っているのでお気を付けください。
ただし、ブラーノ島製の物は希少価値が高いため非常に高価です。
ブラーノ島の特徴は、カラフルな家並み。
霧の多いブラーノ島では、漁に出かけた男たちがすぐに自分の家を見つけられるようにと、それぞれペインティングしたのが始まりです。
ブラーノ島についてより詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
※合わせて読みたい: イタリアのブラーノ島の絶景!死ぬまでに一度は訪れたい観光名所!
離島めぐりはしたいけれど、言葉に自信がないし、ちょっと心配…。
または、限られた時間の中で効率よく観光したいという方には、日本語アシスタントがついている2島めぐり、3島めぐりのツアーがおすすめです。
予約サイト: VELTRA
リド島は、ベネチア本島の南側に位置する全長12キロの細長い島です。
バカンスシーズンになると、全長2キロのビーチはヨーロッパからのバカンス客で賑わいます。
毎年9月に開催される「ベネチア国際映画祭」の開催地であり、映画「ベニスに死す」の舞台としても知られています。
実は、リド島はベネチア滞在の拠点にピッタリの穴場なんです。
シーズンのオンオフ関係なくホテル代が高いのですが、リド島はオフシーズンになると、驚くような価格で高級ホテルに泊まる事ができます。
ただし、オフシーズンになると、高級ホテル以外の施設はクローズとなる場合が多く、かなり閑散とした雰囲気になるのは否めません。
ベネチア本島までのアクセスも、水上バスで約20分。
始発(終点)なので、乗り降りに迷う事もありませんね。
リド島を出発して、最初に到着するのがサンマルコ広場、その後カナルグランデを通り、リアルト橋の下もくぐって進みます。
ベネチア本島からの帰りは、サンマルコ広場からの乗船が便利です。
ベネチアのホテルは、ベネチア本島、またはベネチア本島と橋で繋がったイタリア本土側のメストレ地区に多くあります。
格安ツアーではメストレ地区に泊まることが多く、宿泊料金も本島に比べるとかなり安めです。
ただし、長期滞在するならまだしも、1~2泊といった日程ならば、絶対におすすめしたいのはベネチア本島に宿泊すること。
何といっても雰囲気抜群ですし、一歩外に出れば映画のセットに迷い込んだかのような運河や小径があり、特に観光客が去った夜には貸し切りのような状態でお散歩が楽しめます。
料金が高いことで知られるベネチア本島のホテルですが、実はドミトリーからペンション、格安ホテル、そして最高級ホテルまで揃っています。
サンマルコ広場の周辺には高級ホテルが集まり、サンタルチア駅周辺にはペンションや格安ホテルが多めといった傾向にあります。
ここからは、ベネチアの最高級と言われる人気ホテルをご紹介!
一生に一度の新婚旅行や記念旅行だから優雅な非日常感を楽しみたい…そんな方におすすめのホテルです。
ベネチアで最高級ホテルといえば、真っ先に名前が挙がるのがホテルダニエリ。
サンマルコ広場から歩いてすぐ、ドゥカーレ宮殿のため息橋の並びにあり、目の前はラグーンが広がります。
かつてベネチア共和国が繁栄した14世紀に総督ダンドロの屋敷として建設された歴史ある建物を、19世紀に改装して造られたホテルで、エクセルシオール館、ダンドロ館、カサノバ館という年代の違う3つの建物が橋で繋がっています。
ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが主演した映画「ツーリスト」では、二人が宿泊したホテルとして撮影されました。
3棟はそれぞれ少しずつ客室デザインが違いますが、基本的には美しいベネチアンスタイル。
最新設備とはいきませんが、中世の時代にタイムスリップして貴族の館にお呼ばれしたような気分になれますよ。
ホテルのメインダイニング「Terrazza Danieli」では、5月~10月の期間限定でテラス席がオープンしています。
夕暮れの美しい景色を眺めながら、極上のディナータイムを過ごしてみませんか?
せっかくならベネチアで一番有名なホテルに泊まりたいという方は、予約サイトからお得なプランをチェックしてみてくださいね。
住所 : Riva degli Schiavoni, 4196, 30122 Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : サンマルコ広場より徒歩2分
電話番号 : +39 041-5200208
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜24:00/12:00
公式サイト : Hotel Danieli, a Luxury Collection Hotel, Venice
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
グリッティパレスは、大運河沿いにある貴族の旧邸宅を修復した美しいホテルです。
対岸にはサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の景色を望み、サービスなどの面において、ホテルダニエリよりも格上だという声もあがる最高級ホテルの一つです。
作家ヘミングウェイが常宿にしていたことでも知られています。
グリッティパレスへのアプローチは水上から。
もちろん陸路でも可能ですが、ホテルの正面玄関は大運河沿いになっているので、優雅に水上タクシーで乗り付けたいところです。
全客室は91室と、ややこじんまりとした雰囲気で、ベネチア国際映画祭の時期には、この落ち着いた雰囲気を好む俳優たちが宿泊するんだとか。
客室はムラーノグラスやアンティーク家具、ベネチアンファブリックをふんだんに取り入れたベネチアンスタイル。
築500年という邸宅を改装した風情を残しながら、客室内は機能的で使い勝手が良いと評判です。
グリッティパレスのレストランは運河に面しており、目の前には美しい教会の姿を望むことができるというロケーション。
料理のクオリティの高さには定評があり、テラス席でいただく朝食は絶品だと評判です。
住所 : Campo Santa Maria Del Giglio O Zobenigo, Venezia
マップ : Googleマップ
アクセス : サンマルコ広場より徒歩6分
電話番号 : +39 041 794611
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜24:00/12:00
公式サイト : グリッティ パレス
予約サイト : Expedi a Booking.com Hotels.com
今回はベネチアのおすすめ観光スポットやホテルをご紹介しました。
営業時間や入場料金は随時変更になるため、実際に行かれる前には念のため公式サイトでチェックしてくださいね。
本記事がベネチア観光・旅行の一助になれば幸いです。
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最終更新日 : 2022/09/01
公開日 : 2016/04/07