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1. ミラノ風カツレツ(Cotoletta alla Milanese)
2. オッソブーコ(l'ossobuco)&ミラノ風リゾット(Risotto alla Milanese)
2. ホテル スパダーリ アル ドゥオーモ(Hotel Spadari Al Duomo)
3. NYX ホテル ミラン バイ レオナルド ホテルズ(NYX Hotel Milan by Leonardo Hotels)
イタリアのみならず、ヨーロッパの国々や街がそうであったように、多くの国や他民族に侵略され支配され、衰退と繁栄を繰り返してきたミラノ。
紀元前4世紀のケルト人の都市から始まり、古代ローマ人による征服、西ローマ帝国、東ゴート族、ロンゴバルト王国、神聖ローマ帝国に侵略された際には、ミラノの街は徹底的に破壊されました。
12世紀に自由を勝ち取ってからは、まずはヴィスコンティ家、次いでスフォルツァ家という富に恵まれた領主のもと商業が発達し、ミラノ繁栄の時代が続くようになりました。
この時代に、文化的にも科学、芸術の分野でも発展し、これがイタリアルネッサンスの大きなうねりに連動してミラノの最盛期を迎えました。
街のシンボルであるドゥオモや、スフォルツァ城が作られたのもこの時代です。
16世紀になりスペインの支配を受け、17世紀にはオーストリア、ハプスブルグ家の統治下になり、18世紀にはナポレオンの支配下に入りました。
1815年に再びオーストリアの支配下に入った時に蜂起が起こり、いったんピエモンテ王国に併合されたのち、1861年にイタリア王国の誕生により編入され現在に至ります。
第二次世界大戦では、連合軍の爆撃を受け多大な被害を受けたミラノの街。
ミラノは戦後の国の復興の先頭に立ち、イタリアの経済成長のリーダー的な存在になったのです。
イタリアの北に位置するミラノは冬は最低気温がマイナスになり、最高気温が5度など想像以上に寒くなります。
逆に真夏は30度を越える日もありますが、湿度が低いので日本の夏より快適かもしれません。
観光がメインならさわやかな初夏がおすすめですが、お買い物がメインならばセール時期を逃すわけにはいきません。
イタリアは、各店が好き勝手にセールを行うのではなく、各州ごとにセール時期が決められています。
ミラノのあるロンバルディア州は、通常夏は7月の第1土曜日から60日間、冬は1月5日から60日間です。
この時期は、高級ブランド店でさえもセールSALDI(サルディ)の文字が踊り、街全体がワクワクするような雰囲気に包まれます。
現在日本からイタリア・ミラノまでの直行便は、アリタリア・イタリア航空のみが運航しています。
夏期は毎日、冬期は週に5便。
関西国際空港からは2015年に撤退しているので、実質成田空港便のみになります。
直行便はなくてもヨーロッパ各地からの経由便もあり、乗り継ぎ時間的にはルフトハンザドイツ航空などが便利です。
アジア経由、中東経由など日程や予算に合わせて、ぴったりの航空券を探してみましょう。
なお、イタリア入国に際しては、観光目的で3ヶ月以内の滞在であれば査証(ビザ)は不要です。
ミラノ市内の主要交通機関は、地下鉄、バス、トラム、タクシーなど。
主な観光スポットは中心地に集まっているので、徒歩圏内か地下鉄で1駅〜2駅といったところ。
お買い物をした荷物が多い状態でホテルに戻る際は、タクシー利用が便利です。
タクシーは、主要観光地にあるタクシー乗り場から。
レストランでは頼めば呼んでくれます。
声をかけてくるのはライセンスのない白タクなので、トラブルに巻き込まれないためにも乗らないようにしてください。
レトロな雰囲気がちょっと気になるトラム。
トラム、地下鉄、バスは共通のチケットで、地下鉄の駅窓口、駅の券売機、街中のタバッキ(タバコ屋さん)で購入します。
1回券は2ユーロ、1日乗り放題券は7ユーロ、10回の回数券は18ユーロです。
バス、トラムは最初に乗車する際に、車内の刻印機で打刻しないと罰金を取られるので気を付けてください。
ミラノでたっぷり時間がある方は1日券を購入して、ミラネーゼのように地下鉄やトラムを活用しましょう。
こちらはイタリアの大都市で展開されているシェアサイクル。
ミラノでは2社が参入していますが、主流になっている「BikeMi(バイクミー)」をご紹介します。
電動アシスト自転車(赤色)と普通自転車(黄色)の2種類があり、1日の利用料は4.5ユーロ。
電動アシスト自転車の場合、最初の30分利用は0.25ユーロ、2度目の30分利用は0.5ユーロ、3度目の30分利用は1ユーロ。
普通自転車の場合は、最初の30分は無料、その後30分ごとに0.5ユーロ、2時間以降は1時間おきに2ユーロ。
事前にユーザー登録とクレジットカード登録が必要です。
お天気の良い日にミラノの中心部を自転車でスイスイと移動するのも、なかなか良い経験になりますよ。
ミラノはイタリアの他都市に比べると、ザ・観光地という場所はあまり多くはありません。
そのためか、日本から出発する一般的なイタリア周遊ツアーでは、1泊のみで次の都市に移動してしまいます。
いくらなんでも1泊ではもったいない!
ミラノにもぜひ訪れて頂きたい魅力的なスポットがあるんです。
今回はミラノの定番な観光スポットを中心にご紹介します。
ミラノのシンボル的な存在であるドゥオーモ。
イタリア各都市にあるドゥオモとは、ラテン語のDomusが語源で、神の家を意味しています。
イタリアではその町を代表する教会がドゥオーモと呼ばれていて、大聖堂とほぼ同意語です。
ミラノのドゥオーモは、ゴシック様式で建てられたカトリック教会としては世界最大級の大きさで、最大4万人も収容可能。
1386年に建立され、最終的な完成までは約500年という年月がかかっています。
外観で目をひくのは、にょきにょきとそびえる135本の尖塔。
良く見ると尖塔の先にはそれぞれ聖人の像が付けられていて、一番高い位置には黄金の聖母マリア像が輝いています。
イタリアの教会では珍しく、屋根の部分に登ることができます。
間近で見る尖塔は迫力満点。
眼下に広がるミラノの中心地を眺める事が出来るだけではなく、視界が良ければ遠くにスイスアルプスが綺麗に見えます。
ずっと無料だったドゥオーモは現在有料(6ユーロ)になっています。
屋根に登る場合は、階段が10ユーロ、エレベーター利用は15ユーロ。
詳細については公式サイトから確認してください。
観光シーズンになるとチケット購入に長蛇の列が出来るので、事前にオンライン購入しておきましょう。
ドゥオーモでの観光を終えたら、おやつタイムにしませんか?
パンツェロッティの有名店「 ルイーニ 」はドゥオモのすぐ横、デパート、リナシェンテのそばにあり、行列ができているのですぐに分かります。
1番人気はモッツアレラチーズとトマトソースのパンツェロッティ。
殆どの人が出来立てアツアツをお店の前でかぶりついています。
他にも菓子パンやパニーニの種類も豊富なので、ホテルに持ち帰っておやつにするのもおすすめです。
住所 : Piazza Della Duomo, Milan
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1.3号線ドゥオーモ(Duomo)駅からすぐ
電話番号 : (02)72022656
定休日 : 屋上は5/1、12/25
営業時間 : 8:00~19:00 ※屋上は9:00~19:00
料金 :
公式サイト : Duomo
イタリア初代国王ヴィットリオ・エマヌエル2世の名を冠した美しいアーケードは、ガッレリアと呼ばれています。
1865年から1877年にかけて建設されました。
2本のアーケードが交差する部分は大きなガラス張りのドームになっていて、4つの壁面には4人の女神をモチーフとして、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジアの4大陸を表したフレスコ画が描かれています。
その床面には、中央にイタリア王国の紋章、その周りにミラノ、トリノ、フィレンツェ、ローマの紋章がモザイクで描かれています。
中でも、トリノの雄牛の股間部分の上でかかとで3回転すると幸せになれる・願いが叶うと言われていて、観光客が試している姿を見かけます。
ガッレリアにはプラダ本店をはじめ、グッチやルイヴィトンといった高級ブランド店、老舗カフェ、オートクチュール店などがずらり。
おすすめは創業1824年の老舗パティスリー&カフェ「 パスティッチェリア・マルケージ 」です。
マルケージがプラダの傘下に入ったこともあり、2016年にガッレリア内のプラダメンズストアの2階に3号店をオープンさせました。
ガッレリアを行き交う人たちを眺めながらのティータイムは格別です。
住所 : Galleria Vittorio Emanuele ll, Milan
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1.3号線ドゥオーモ(Duomo)駅から徒歩1分
営業時間 : 店舗により異なる
オペラの殿堂として知られる「スカラ座」。
初代の建物が焼失したため、現在の建物は二代目、1778年にアントニオ・サリエリ作の「見出されたエウローパ」という演目で、こけら落としを行っています。
初めて見る方は意外に地味な外観に驚かれるかもしれませんが、中は絢爛豪華。
ミラノ滞在中に何かの公演を鑑賞したいと思いませんか?
有名な演目は既にソルドアウトという場合がほとんどですが、当日になってキャンセルが出る場合もあります。
開演1時間前には、売れ残った席のディスカウント販売もあるので狙い目。
気になる演目がある場合は、事前にオンライン購入しておくのが得策です。
スカラ座では、富裕層だけではなく一般の人も楽しめるようにと、一貫してバルコニー席の上部に格安で鑑賞できるロッジョーネと呼ばれる桟敷席を設けています。
桟敷席なら服装もドレスアップまでは不要なので、気軽にオペラ座体験をしてみたい方におすすめです。
演目やチケット購入の詳細については、公式サイトで確認してください。
スカラ座で使用した衣装や演目に関する書物、楽譜、パンフレット、音楽家の肖像画や彫像などが展示されていて見応えがあります。
古い楽器類のコレクションなどは、なかなか他では見られない物なので必見です。
スカラ座と言えばマリアカラスということで、2階はマリアカラスに関するコレクションがずらり。
公演時の録画や音楽が流れる中、コレクションを見るのは雰囲気抜群です。
また、舞台を客席側から見る事が出来るので、想像力を膨らませてご覧ください。
スカラ座の無料アプリをダウンロードすれば、見学コースを7か国語の音声ガイドを聞きながら周れます。
子供向けのコースもあるので、訪問前にダウンロードしておきましょう。
イタリア語名 : Museo Teatrale Alla Scala
住所 : Largo Ghiringhelli 1, Piazza Scala, 20121 Milan,Italy
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・3号線ドゥオーモ(Duomo)駅から徒歩5分
電話番号 : +39 02 8879 7473
定休日 : 復活祭日曜、1/1、5/1、8/15、12/7、12/25・26
営業時間 :
料金 :
公式サイト :
14世紀にミラノを支配していたヴィスコンティ家の居城を、15世紀にフランチェスコ・スフォルツァ公爵が改築して城塞にしたもの。
城という名前が付いていますが、中世のお城というイメージとは程遠く、16世紀から17世紀にかけての改装で、より堅固な石造りの要塞になりました。
入口にあるフィラーテの塔はスフォルツァ城のシンボル的な存在で、高さが109mもあります。
門をくぐって広い中庭に入ると、ぐるりと取り囲む城壁や、見張りの塔、はり巡らされたお濠の跡などを見ることができます。
お城の内部は、現在市立博物館として一般公開されています(有料)。
博物館で必見なのは、ミケランジェロが89歳で亡くなる直前まで製作を続けていたと言われる未完の「ピエタ像」です。
イエス・キリストが磔刑に処されたあと、十字架から降ろされた亡骸を抱き嘆く母、聖母マリアをモチーフにしたピエタ(慈悲)像は、多くの芸術家がモチーフにしてきました。
ミケランジェロは、生涯で4体のピエタ像を製作したと言われています。
そのうち1体はミケランジェロの物かどうかは正式には分かっておらず、もう1体は未完のままフィレンツェのドゥオモ付属博物館に置かれています。
1番有名な、そして唯一の完成品はバチカンのサンピエトロ寺院にあるピエタ像で、ミケランジェロが23歳の時の作品。
そしてこちらのピエタ像は、ミケランジェロが視力を失いながらも手探りで彫り続けていたと言われる作品です。
様々な解釈がされていますが、まるでイエス・キリストが聖母マリアを背負っているかのように見えるのは珍しい構図で、ミケランジェロの何かしらの意図があったと言われています。
イタリア語名 : Castello Sforzesco
住所 : Piazza Castello, 20121 Milano MI
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線カイロリ(Cairoli)駅から徒歩1分
電話番号 : +39 02 8846 3700
定休日 : 月曜日
営業時間 :
料金 :
公式サイト : Castello Sforzesco
スカラ座を正面にして右側の道を進んでいくと、約5分ほどで右手に立派な建物が見えてきます。
1階は国立美術学校で授業のある時間には学生も多く、賑やかな雰囲気ですが、肝心の絵画館は2階ですのでお間違えないように。
1776年にロンバルディアを統治していたハプスブルグ家の女帝、マリア・テレジアによって美術学校が創設され、同時に絵画の収集も行われるようになりました。
19世紀ごろのナポレオン統治時代には、ミラノを中心に北イタリアから広く絵画が集められるようになり、コレクションが増大しています。
ナポレオンの40歳の誕生日を祝い、1809年より一般公開されるようになり、1992年に美術学校の付属ギャラリーから独立して市立美術館になったのです。
14世紀から19世紀にかけてのロンバルディア派、ヴェネチア派の絵画を中心に約500点の作品が展示されています。
アンドレア・マンテーニャ「死せるキリスト」、ラファエロ「聖母マリアの結婚」、ピエロ・デッラ・フランチェスカ「モンテフェルトロ祭壇画」、ジョバンニ・ベッリーニ「ピエタ」などが有名ですが、その殆どがイタリアの宗教画なので好みが分かれるところでしょう。
毎月、第一日曜日は入場料無料。
第三木曜日の夜(18:00~22:15)は入場料が3ユーロとお得です。
この日はかなり混みますが、さっと見てみたい方にはおすすめ。
逆にじっくりゆっくり見たいという方はこの日時は避けた方が良いです。
イタリア語名 : Pinacoteca Brera
住所 : Palazzo di Brera - Via Brera, 28 - 20121 Milano
マップ : Googleマップ
アクセス : 中心地から歩いて約15分。もしくは地下鉄montenapoleoneから5分
定休日 : 1/1,5/1,12/25
営業時間 : 8:30~19:15
料金 : 15ユーロ
公式サイト : Pinacoteca Brera
ゴシック建築で有名なドゥオーモとは対照的な、ロマネスク様式の教会を訪れてみましょう。
「サンタンブロージョ」はミラノの守護聖人となった大司教アンブロージョを祀るミラノ最古の教会です。
386年にアンブロージョ自身によって建てられ、9世紀から11世紀にかけて何度も改装や修復を重ねて現在の形になりました。
外観はレンガ造りの落ち着いた雰囲気で、ファッサードの前に回廊が配され、モザイクや彫刻が並びます。
黄金祭壇は、金板にキリストの生涯が、銀板にはアンブロージョの生涯が浮き彫り彫刻で描かれ、宝石が施された豪華な物。
地下には地下祭室があり、アンブロージョの遺体(ミイラ)が安置されています。
住所 : Piazza Sant'Ambrogio 15, Milan
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄2号線サンタンブロージョ(S. Ambrogio)駅から徒歩1分
電話番号 : (02)86450895
定休日 : 無休
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : Basilica di Sant'Ambrogio
この絵を見るために世界中のファンがミラノを訪れる、そんな有名な1枚が「最後の晩餐」。
レオナルド・ダ・ヴィンチがパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の依頼により、1495年から4年の歳月をかけて描かれた壁画です。
当時の壁画は、壁に漆喰を塗って、乾ききらないうちに不透明の水溶系の顔料を使って定着させるフレスコ画法が一般的でした。
ところが、急いで描くということを嫌ったレオナルド・ダ・ヴィンチがとった画法は、石膏の上にテンペラ(卵黄や膠などを混ぜた不透明な絵の具)を用いるテンペラ画法でした。
テンペラ画は、絵の細部まで描くことができ、重ね塗りや書き直しが出来るという利点はありましたが、実際は壁画には不向きな画法だったのです。
「最後の晩餐」は完成直後から劣化が始まり、徐々に塗料が剥がれだし、50年しないうちにボロボロになってしまいました。
そのあと何度か試みられた修復は、当時の技術の限界もありことごとく失敗し、さらに保存状態を悪化させたと言います。
第二次世界大戦時の空襲では、壁画は無事でしたが、風雨にさらされたりしてより状態は悪くなりました。
1980年から19年間にわたり、大規模な修復が試みられ再び作品として蘇ったわけですが、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたオリジナル塗料はほとんどなくなり、初回からの度重なる補筆や加筆により、原形をとどめていないという説もあります。
見学は完全予約制で、30人ずつの入場で15分間鑑賞することができます。
ただし、予約システムは度々変更されるため注意が必要です。
一番安い方法は、公式サイトからの オンライン予約 なのですが、チケット購入は至難の業。
映画『ダ・ヴィンチ・コード』のヒットでますます人気が高まり、販売日が告知されると、大げさではなく世界中の「最後の晩餐を見てみたい…」という人たちによるチケットの争奪戦が始まり、あっという間に売り切れてしまいます。
現在は販売日が告知される(例:4月〇日に、7月、8月分の予約開始)というシステムなので、公式サイトを日々チェックするか、情報をサーチして、確実に予約日を把握するようにしましょう。
また、国際電話になりますが、コールセンターがあるので、サイト上で売り切れでもキャンセル分を入手できる可能性も。
かなり繋がりにくいと言われているので、根気よくチャレンジしましょう。
まずは公式サイトからチャレンジして、希望日のチケットが取れなかった場合は、手数料はかかりますが、現地旅行会社のチケット代行サービスを利用するのが確実です。
住所 : Via Giuseppe Antonio Sassi, 3 Milan
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1・2号線カドルナ(Cadorna)駅から徒歩7分
電話番号 : (02)92800360
定休日 : 1/1、5/1、12/25
料金 : 15ユーロ
公式サイト : Basilica di Santa Maria Delle Grazie
「レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館」は、1953年にダ・ヴィンチの生誕500年を記念して作られた博物館です。
レオナルド・ダ・ヴィンチはフィレンツェから約20キロ離れたヴィンチ村に生まれました。
最も有名な彼の絵画は、おそらく「モナ・リザ」や、前述の「最後の晩餐」でしょう。
存命中から現在まで画家としての名声が最も高いレオナルド・ダ・ヴィンチですが、現存する絵画は15点程度しかありません。
これは彼が完全主義者で何度も自身で作品を破棄したり、完成まで長年にわたって何度も手を加える習慣があったからだと言われています。
多才なレオナルド・ダ・ヴィンチは、天才的な画家であるだけではなく、天才的な科学者であり、発明家でした。
博物館内のダ・ヴィンチギャラリーには、レオナルド・ダ・ヴィンチの描いたデッサンや、デッサンをもとに造られた飛行機や船の模型が展示されています。
設計図や模型を見ていると、彼の類まれなる多岐に渡る才能に驚かざるを得ません。
博物館にはレオナルド・ダ・ヴィンチに関する展示以外にも、戦闘機や潜水艦など科学と工業技術に関する展示があり、大人から子供まで楽しめます。
住所 : Via S.Vittore 21, Milan
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄2号線サンタンブロージョ(S. Ambrogio)駅から徒歩6分
電話番号 : (02)485551
定休日 : 月曜日(祝日を除く)1/1、12/24・25
営業時間 : 9:30~17:00(土日祝は18:30まで)
料金 : 大人10ユーロ、26歳以下、子供7.5ユーロ
公式サイト : Museo Nazionale della Scienza e della Tecnica Leonardo da Vinci
ACミランとインテルのホームスタジアムとして有名な「サン・シーロスタジアム」。
最大収容人数は約8万人です。
かつてACミランとインテルの両チームで活躍した選手の名前「ジュゼッペ・メアッツァ」が正式名称です。
ミラノ市内の西部に位置し、地下鉄の駅もあり交通の便が良いので訪れやすく、チケットが取れれば試合観戦も夢ではありません。
人気のスタジアムツアーは、試合開催日以外は原則毎日行われています。
記者会見スペース、両チームのロッカールーム、そしてトンネルをくぐってスタジアムへ。
スタジアムに足を踏み入れる、ピッチを目の前に出来るのは参加した人だけの特権です。
スタジアムの後は、サン・シーロミュージアムを見学。
両チームが獲得してきたトロフィーや、過去のレジェンドたちのユニフォームや現在の選手のユニフォームなどの実物が飾られています。
サッカー好きなら、試合日、そしてスタジアムツアーの両方訪れたいですね。
住所 : Piazzale Angelo Moratti snc, Milan
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : (02)48798201
営業時間 : 9:30~18:00(冬期は17:00まで)
公式サイト : inter milano
ミラノ郊外になりますが、北イタリア最大のアウトレットモール「セッラヴァッレ・デザイナーズ・アウトレット」。
グッチ、プラダ、ドルガバ、アルマーニ、ブルガリ、フェンディ、フェラガモ、エトロ、ミッソーニ、マックスマーラ、ディーゼル、フルラなど人気のイタリアブランド店がずらり。
スポーツブランドや、キッズブランドなども充実していて、総店舗数が約300にも及びます。
お目当てのショップがあるか、公式サイトから検索してみてください。
レストラン、カフェもたくさんあるので、休憩を挟みながらたっぷりお買い物を楽しみましょう。
センスの良いラインナップに、おしゃれな店員さん、手が届かなくもないプライス。
イタリアのセールや、アウトレットは本当に魅力いっぱいで危険ですので、買い過ぎ注意です。
アクセスは公共の電車とバスを乗り継ぐ方法もありますが、便利なのはミラノ中央駅とドゥオーモ発着の送迎バスです。
所要時間は約1時間(往復20ユーロ~)、ミラノ郊外の景色を眺めつつ、プチ旅行気分で訪れることができます。
ノーマルの送迎の他に、お買い物が10%オフになったり、レストランでの1フードかドリンクのバウチャーがついたコースもあるので、 こちらのページ から確認してください。
観光シーズンには混み合うので、オンライン予約をしておくのが賢明です。
住所 : Via della moda,1 15069 Serravalle Scrivia
マップ : Googleマップ
アクセス : 本文中に記載
電話番号 : 0143609000
定休日 : 12/25 12/26 1/1
営業時間 : 10:00~20:00
公式サイト : Serravalle Designer Outlet
かつてミラノには大小の運河が張り巡らされ、水路が交通・商業の要でした。
自動車需要に合わせて20世紀前半までにほとんどの運河は埋め立てられ、幹線道路が作られましたが、ミラノの下町エリアにあたるナヴィリオ地区には、当時の運河の一部が残されています。
いつしか下町の雰囲気を好むアーティストが住むようになり、1982年頃から地元の人たちによる地域復興の活動がを始まり、ミラノの新観光スポットとして知られるようになりました。
2015年にはミラノEXPOに向けて再開発が行われ、運河沿いは整備され、遊歩道が作られました。
現在、運河沿いには、BARやレストラン、セレクトショップやギャラリー、アンティークショップなどが並び、おしゃれなミラネーゼが集まる人気スポットに。
食前酒とおつまみを楽しむアペリティーボ文化が発達しているミラノですが、ナヴィリオでは、ドリンクを1杯頼むと、前菜からパスタ、メイン料理、ドルチェまでが食べ放題ビュッフェスタイルという太っ腹なBARが多いので、夕食として出かけてみてはいかがですか?
毎月最終日曜日には、「ナヴィリオのアンティーク市」が開かれ、質が良いと評判の露店が並ぶので、タイミングが合えばぜひ訪れてみてください。
イタリア語名:Darsena del Naviglio
住所:Darsena del Naviglio , Milano
マップ: Googleマップ
アクセス:地下鉄2号線ポルタジェノバ(Porta Genova FS)駅から徒歩5分
イタリアは20の州に分かれていて、それぞれに郷土料理があります。
郷土愛の強いイタリア人にとって、地元のご飯が一番、そして根底にあるのはマンマの料理、家庭料理が一番という考え方です。
食に関して保守的と言われるイタリア人が食べるのは、ほぼ毎日イタリア料理。
今でこそ若い人を中心に外国料理にチャレンジする人もいますが、年配の方はイタリア料理しか食べたことがないという人がほとんどでしょう。
あまり外食をしないイタリア人も、地元にお気に入りのトラットリア(食堂的な存在)やリストランテ(もう少し高級になる)があるものです。
前置きが長くなりましたが、イタリアの街で美味しいレストランに出会いたければ、地元の人が多いお店を選ぶ、これは鉄則です。
呼び込みをしている、観光客の姿しか見えない、コーラがセットになったようなツーリストメニューが貼ってある、そんなお店は論外です。
ぜひ地元の人と一緒に、その街の郷土料理を食べてみてください。
というわけで、ミラノのあるロンバルディア州の郷土料理をご紹介します。
どのガイドブックにも載っているミラノ名物で、ツアーでもミラノのランチはほぼ「ミラノ風カツレツ」が登場します。
ミラノ風カツレツは、イタリア語でコトレッタ・アラ・ミラネーゼ。
仔牛の骨付きロース肉を繊維を切るように叩いてのばして塩コショウで味付け、小麦粉、卵、パルミジャーノ・レッジャーノチーズ、パン粉をつけて揚げるように焼いた一品。
叩いてのばしているので、お肉は柔らかく、レモンをかけるとさっぱりといただけます。
かなり大きいので、日本人なら二人でシェアして丁度良いかもしれません。
知名度としてはミラノカツレツの方が上ですが、これは絶対に食べて欲しいというのが、仔牛のスネ肉を使った煮込み料理「オッソブーコ」です。
osso=骨、buco=穴、という意味で、煮込んでいくうちに、骨髄が溶けて骨に穴が空くことから名付けられた料理です。
ほろほろ、トロトロになったスネ肉は口の中でとろけます。
穴の空いた骨の部分に、溶け出した骨髄をすくって食べるための小さなスプーンが付いているのが面白いですね。
オッソブッコは他の地方でも食べられますが、ミラノ風の特徴はレモンの皮のすりおろしに、パセリ、ニンニクで作るグレモラータで味付けすること。
そして、付け合わせにはサフランで色と風味をつけた黄色いリゾットを添えることです。
リゾットはバターの量やチーズの量でかなり味付けが変わります。
お店によっても、あっさり目だったり、こってりだったり様々。
これらすべての写真は、「トラットリア Al Matarel」のもの。
年配のご夫婦が経営されている老舗で、地元民にも、在住日本人にも愛されているトラットリアです。
ミラノの伝統料理にこだわり、猪や鹿などのジビエも得意にしているので、季節が合えばぜひ試してみたいところ。
ブレラ地区にあり訪れやすい上に、日本語メニューもあるため(在住日本人に人気のお店は、お客さんが翻訳を頼まれる率高し)、オーダーも安心ですね。
住所 : Corso Garibaldi 75,Milano
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄2号線ランツァ(Lanza)駅、モスコーヴァ駅(Moscova)から徒歩5分
電話番号 : 02-654204
定休日 : 火曜、水曜のランチタイム
営業時間 : 12:15~14:15、 19:00~22:45
まず最初にお伝えしたいのは、ミラノ市内のホテルはとても高いということ。
都会の5つ星ホテルが高いのは当たり前なのですが、4つ星、3つ星、日本で言うビジネスホテルクラスでも、ミラノ中心部になると2万円、3万円台が主流になります。
ミラノには、フォーシーズンズやマンダリンオリエンタルといった外資系の高級ホテルや、ブルガリ、アルマーニといったミラノらしいデザイナーズホテルもあり、時期や部屋タイプにもよりますが、例えばアルマーニホテルなら、オフシーズンでも一泊13万円~といった具合。
ホテル代を安く抑えたいなら、少し郊外に行けば一泊1万円台のホテルもあり。
ミラノに長期滞在するならば、少し郊外にするか、アパートメントホテルもありですが、1~3泊程度なら、観光に便利な中心地で、できるだけコスパの良いホテルに泊まりたいですよね。
今回ご紹介するのは、ホテル予約サイトで口コミ評判が良く、1泊2万円前後から3万円程度(オフシーズン料金)のホテルです。
ミラノ中心地のホテルは、ミラノ中央駅周辺と、観光スポットが集まるドゥオーモ広場周辺に集まっているので、この2ヶ所からピックアップしました。
「ローザ グランド ミラノ」は、地下鉄ドゥオモ駅から徒歩約6分、フォンターナ広場のすぐそばに位置しています。
ドゥオモ広場、ビットリアエマニエル2世アーケード、ショッピングの中心となるコルソ・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りもすぐなので、ミラノでじっくりショッピングしたい方には最高のロケーションです。
洗練されたデザインが特徴で、ガラス屋根のロビーが明るい雰囲気を演出。
館内には、イタリアの高級食材&食の大手「イータリー(Eataly)」がプロディースしているレストラン「ローゼズ(Roses)」「スフィツィオ(Sfizio)」「グランド・バー&ラウンジ(Grand Bar & Lounge)」があり、地元の人にも人気です。
客室はそれぞれ異なるテイストで、全体的にスタイリッシュな雰囲気。
カテゴリーによって、フォンターナ広場やドゥオーモ尖塔などが眺められる眺望抜群の部屋もあるので、予約サイトで確認してくださいね。
4つ星だけど、5つ星のロケーションとおもてなしだと評判のホテルです。
住所 : 20122 Milan P.za Fontana 3
マップ : Googleマップ
アクセス : 大聖堂ドゥオーモのすぐ裏手
電話番号 : +(39) 028 8311
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜24:00/12:00
公式サイト : ローザ グランド ミラノ
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
「ホテル スパダーリ アル ドゥオーモ」は、1つ前にご紹介した「ローザ グランド ミラノ」とドゥオーモ広場を挟んでちょうど反対側、こじんまりとした4つ星ホテルです。
抜群のロケーションだけではなく、スタッフが親切でホスピタリティに溢れていることから、ホテル予約サイト各社の口コミで常に上位というリピーターが多い人気ホテル。
ホテルのすぐ隣には高級イタリア食材店のPECKがあり、カフェ、レストラン利用はもちろんですが、お土産購入、デリ利用で人気の生ハムやワインを買ってお部屋でゆっくりいただくのもおすすめ。
ミラノのど真ん中にあるのに、暮らすような雰囲気で滞在できるとあって、イタリアリピーター、女性一人旅に人気です。
若手の現代画家による絵画で装飾が施された客室は、コンパクトながら必要な物はしっかり揃っており使い勝手が良いと評判。
部屋ごとに違ったアートが楽しめるので、リクエストがあればホテル予約サイトで確認して、リクエストしてみるのも良いですね。
住所 : Via Spadari, 1120123 Milano
マップ : Googleマップ
アクセス : ドゥオーモ広場から徒歩2分
電話番号 : +39 02 72002371
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜24:00/12:00
公式サイト : ホテル スパダーリ アル ドゥオーモ
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ミラノ中央駅の周辺には、様々なタイプのホテルが集まっています。
普通のホテルじゃつまらないという方におすすめなのが、「NYX ホテル ミラン」。
ミラノ中央駅の西側にあるクアトロ・ノヴェンヴレ広場と通りを挟んだところに位置する4つ星ホテルです。
NYX ホテルは、ドイツ・ベルリンに本社を置き、ヨーロッパ各地に80以上の施設を持つ「レオナルドホテルズ」の新ブランド。
モダンアートとストリートカルチャーが融合する斬新なインテリアで話題になっています。
NYX ホテルのコンセプトが『WE ARE A SUPER FASHION, FUNKY, SASSY, URBAN, COOL,ROCK AND ROLL, CLASSY AND HIPSTER HOTEL』だけあって、入り口には金ピカでファンキーなオブジェがお出迎え。
明るくポップな館内には謎のオブジェやデザイン画が飾られ、ギャラリーに迷い込んだような雰囲気が楽しめます。
15~18平米のコンパクトな客室から、60平米のスイートまで、客室カテゴリーは5タイプ。
すべての部屋に往年の映画スターのポートレートが飾られています。
スイート以外はバスタブがないシャワーオンリーなので、バスタブがないとダメという方はご注意を。
ハイシーズンを除くと、かなりコスパが良いので、各ホテル予約サイトでチェックしてみてくださいね。
住所 : Piazza IV Novembre 3, 20124 Milano
マップ : Googleマップ
アクセス : ミラノ中央駅から徒歩4分
電話番号 : +39 02 22175500
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜24:00/12:00
公式サイト : NYX ホテル ミラン バイ レオナルド ホテルズ
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
世界的に人気があるイタリアは、夏の観光シーズンになると想像以上に多くの人が訪れるので、どの観光スポットも大行列ができます。
ここ数年はオンラインでのチケット購入が可能な場所が増えているので、ぜひ時間ロスをなくすためにもプランを立てて、事前にチケットを購入しておきましょう。
また、混んだ地下鉄内や、行列に並んでいる最中にスリに遭う被害も後を絶ちません。
財布などの貴重品を後ろポケットに入れたり、リュックのポケットに入れたりしない、つまりは目の届かないところに置かないということ。
しっかり安全対策をして、ミラノの旅行・観光を楽しんでください。
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最終更新日 : 2022/09/02
公開日 : 2019/05/21