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日本からヘルシンキまではおおよそ9時間半!
フィンエアー と 日本航空 (一部フィンエアーとのコードシェア便)が毎日運航しています。
フィンエアーの直行便は成田、札幌、羽田、関西、中部、福岡からの発着で、かなり便利。
ただし、季節によって増便、減便、曜日限定便などがあるので、 公式サイト から確認してください。
日本航空は2020年3月29日より羽田便を運航させ、従来の成田便はフィンエアーとのコードシェア便となります。
こちらも運航スケジュール、詳細については 公式サイト から確認してください。
鉄道網が整備されているので、フィンランド国内の移動や、スカンジナビア諸国への移動も便利です。
フィンランド 、スウェーデン、 デンマーク 、 ノルウェー の4か国をカバーするユーレイルスカンジナビアパスを利用すれば、北欧諸国の旅も楽々。
ちょっと上級編になりますが、ヘルシンキから ロシア のサンクトペテルブルクまでは高速鉄道アレグロにて約3時間半、1日4便が運行しています。
また、モスクワまではトルストイ号という夜行列車が1日1便運行しています。
ロシアは事前に観光ビザ取得が必要ですが、2017年より8日間有効の電子ビザ発給ができるようになったのでぐっとハードルが下がりました。
ヘルシンキとサンクトペテルブルクまたはモスクワという組み合わせの旅行プランも面白そうですね。
※ロシアの観光情報は下記記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
→ ロシアのおすすめ観光スポット20選!広大なロシア全土を定番から穴場まで紹介
ヘルシンキと、もう一か所北欧の街への旅を考えているのなら、筆者いちおしはスウェーデンの ストックホルム です。
ヘルシンキよりもぐっと都会的なストックホルムは、観光もお買い物も楽しめる魅力的な街です。
おすすめの理由はもう1つ、それはバルト海クルーズ体験。
ヘルシンキを夜出発すれば朝にはストックホルムなので、ホテル代+移動費と考えるとかなりお得にクルーズを楽しめます。
ヘルシンキ⇔ストックホルム、トゥルク⇔ストックホルムを結ぶ人気路線を運航しているのは、 タリンクシリヤライン (日本語)。
ヘルシンキとストックホルム間は1日1便で、両港から夜に出航する17時間の船旅です。
船内にはレストラン、カフェ、シアター、免税店、スパなどがあり、飽きることなく船旅が楽しめます。
タリンクシリアラインの公式キャラクターはムーミン♪
ムーミンが乗船している日があるので、公式サイトからスケジュールをチェックしてください。
料金はキャビンタイプによってかなり差がありますが、最安値の窓無しスタンダードキャビンが98ユーロ~(オフシーズン価格)で、オーシャンビューのムーミンキャビンが139ユーロ~(オフシーズン価格)、バルコニー付き、食事付き、豪華ディナー付きなど、様々なクラスがあります。
日本語の公式サイトから予約ができるので安心です。
バイキングライン も、ヘルシンキ⇔ストックホルム間を1日1便運航しています。
タリンクシリヤラインと、発着場所も航行時間も同じですが、バイキングラインの方が料金がちょっと安いのが魅力です。
筆者は両方の船に乗船したことがありますが、お部屋や食事には特に違いは感じませんでした。
あえて言うなら、タリンクシリヤラインの方がツアー利用が多いのか、ごちゃっとしていたイメージです。
バイキングラインの公式サイトは、トップページのみ日本語がありますが、予約ページは英語になります。
ヘルシンキとエストニアの首都タリンは、直線でわずか80kmほどしか離れていません。
タリンの旧市街は中世の街並みが色濃く残り、まるでおとぎの国のよう。
大型フェリーで約2時間という距離なので、日帰りも可能で、日帰りの場合は割引も適用されます。
エストニアはシェンゲン協定加盟国であり、6か月間以内90日間の滞在ならビザは不要です。
クルーズ体験をしてみたいという方に、 タリンクシリヤライン が面白いパッケージを販売しています。
ヘルシンキを夕方に出発して夜にタリンに到着したらそのまま船に宿泊し、エンターテーメントや食事を楽しみます。
翌朝、タリンで4時間のフリータイムを過ごしたらお昼にヘルシンキへ戻るという、22時間のオーバーナイトクルーズです。
フェリーで2時間という距離を、あえてクルーズ船で宿泊するというのも楽しいですね。
※エストニアを含めたバルト三国の観光情報は、下記記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
→ バルト海のレジャーを満喫しよう!バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)のおすすめ観光スポット15選
ヘルシンキの主な観光スポットは、ヘルシンキ中央駅から徒歩30分以内に集まっています。
シベリウス公園と郊外のセウラサーリ野外博物館に行く時にはバス、スオメンリンナ要塞に行く時はフェリーを利用することになりますが、市の中心の移動は、徒歩かトラム(路面電車)利用が一般的です。
ヘルシンキのトラムは、10路線で写真のようなクラッシックなタイプの車両もあります。
切符は券売機(数は少ない)かR-Kioskiというコンビニ、スーパー、またはスマホのアプリでの購入となり、車内では購入できません。
2番、3番路線なら中央駅を出発して1時間程度で戻ってくるという環状路線なので、記念に乗ってみたい方におすすめです。
ヘルシンキの地下鉄、市バス、トラム、公共フェリー(スオメンリンナ行き)と、主要観光スポットのほとんどが無料または割引になる観光パスです。
また、公共交通機関のみが無料になるディチケットというパスもあります。
ご覧の通り結構高めなので、普通に観光をする場合、元がとれるのは2日券、3日券でしょう。
ただし、遊覧船クルーズ(5月~9月のみ、90分間)に乗船すると25ユーロなので、美術館と組み合わせれば1日でも元がとれそう。
ヘルシンキの多くの美術館、博物館は月曜日が休館日なので気を付けてください。
詳細については、ヘルシンキカードの 公式サイト でチェックしてください。
いよいよヘルシンキのおすすめ観光スポットのご紹介です。
最初に定番的な場所、そして後半には美術館と博物館にスポットをあてて取り上げます。
ヘルシンキのランドマークともいえるのが、真っ白な壁にドームが印象的なヘルシンキ大聖堂です。
フィンランド人の7割が属するという、キリスト教福音ルーテル派の総本山。
ロシア帝国統治時代の1852年にドイツ人建築家の設計の元、ネオクラシック様式で建てられ、後に鐘楼やドームが付け加えられ、現在の形になりました。
建設当時はニコライ教会と呼ばれていましたが、ロシアから独立後、ヘルシンキ大聖堂に改称されています。
大聖堂の前はフィンランド最大の広場、元老院広場があり、中央にはロシア皇帝アレクサンドル2世の像が建っています。
夏の夜長には多くの人が広場に集まり、階段に腰掛けておしゃべりを楽しんだりしています。
大聖堂は入場無料で見学できるので、ぜひ中を覗いてみてください。
フィンランド語名 :Tuomiokirkko helsinki
住所 :Unioninkatu 29, 00170 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :
ヘルシンキ中央駅より徒歩約5
トラム1、1A、7A線の「Hallituskatu」駅すぐ
電話番号 :(09)23406120
定休日 :無休
営業時間 :9:00〜18:00(6-8月は9:00〜24:00)
料金 :無料
公式URL : ヘルシンキ大聖堂
ヘルシンキにある8か所の青空市場の中で一番有名で観光客も多く訪れるのが、こちらのマーケット広場です。
朝採れの新鮮な野菜や果物、ベリー類などが並び、見ているだけでもワクワクしてしまいます。
北欧好きなら1度は見たことがある映画、「かもめ食堂」でもお買い物シーンで登場しています。
早いお店は朝6:30頃からオープンし、生鮮品などは午後の早い時間に閉める事もあるので、色々とみてみたい方は午前中がベスト。
ラズベリーの入った揚げパンや、焼き立てのソーセージなどをつまみながらブラブラするのも野外マーケットの醍醐味です。
マーケット広場では民芸品のお店も並ぶので、お土産選びも楽しめます。
トナカイの角で作ったアクセサリーや白樺の木製品、手作りのニット製品など、フィンランドならではの品がずらり。
夏の観光シーズンは観光客で混み合い、スリの被害報告も出ています。
財布やスマホをポケットに入れたり、リュックの外ポケットに入れたりしないように気を付けてくださいね。
フィンランド語名 :Kauppatori
住所 :Eteläranta, 00170 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ中央駅より徒歩15分
定休日:日曜日、ただし夏期はサンデーマーケット開催
営業時間 :6:30~18:00 土曜日は~16:00
オールドマーケットホールは、1898年に開業したヘルシンキで一番古い屋内マーケットです。
2014年にリニューアルされ、イートインスペースやカフェも増えて、旅行者にとっても利用しやすくなりました。
屋内なので、寒い冬でも悪天候でも安心してお買い物やランチ、お茶タイムを過ごすことができます。
野菜、果物、魚介類、肉類、老舗チョコレート屋さんなど、北欧の食に興味がある方なら訪れるべき場所と言えるでしょう。
物価が高い北欧を旅行すると外食も一苦労、ちょっとしたサンドイッチと飲み物でも2,000円くらいかかることも。
特に1人旅の場合は、レストランは気後れする、さっと手軽に済ませたいという場面もありますよね。
そんな時に利用価値大なのが、フードコートやイートインスペース。
広々とした空間のカフェレストラン STORY では、人気のサーモンスープやハンバーガー、サンドイッチなどの軽食やシナモンロールやケーキなどスイーツも楽しめます。
ランチタイムには行列ができる Soppakeittiö はスープ専門店。
ボリューミーな日替わりスープに食べ放題のパンがついて10ユーロ前後とリーズナブルなので、さっとスープだけでランチを済ませたい方におすすめです。
フィンランド語名 :Vanha kauppahalli
住所 :Eteläranta, 00130 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ中央駅より徒歩15分
定休日 :日曜日
営業時間 :8:00~18:00
公式URL : オールドマーケットホール
マーケット広場の東、高台に建ちひときわ目立つ教会が、北欧最大のロシア正教会、ウスペンスキー寺院です。
16世紀のロシアの教会建築のスタイルで、ロシア人建築家により設計され、1868年に完成しました。
総レンガ造りの外壁に、13ものキューポラを持つロシア正教らしいスタイルで、先端部分は24金でコーティングされています。
ロシア帝国の威厳を内外に知らしめる役割もあったため、内部も豪華絢爛。
ビザンチンスタイルの祭壇、壁面はイコンと呼ばれる聖画で飾られ、天井には美しい青に塗られ星が描かれています。
ロシアに行かない限り、なかなかロシア正教の教会の内部を見る機会はないので、ぜひ内部も見学してみてください。
フィンランド語名 :Uspenskin katedraali
住所 :Kanavakatu 1, 00160 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム4でKatajanokan puisto下車、徒歩1分
電話番号 :(020)7220683
定休日 :無休
営業時間 :火-金9:30〜16:00、土10:00〜15:00、日12:00〜15:00
料金 :無料
公式URL : ウスペンスキー寺院
2014年に登場以来、今やヘルシンキの風景に無くてはならなくなった観覧車ヘルシンキスカイウィール。
絶好のロケーションにあるので、ヘルシンキの街並み一望する事ができます。
眼下にはカヤノッカ埠頭、すぐそばにヘルシンキ大聖堂、海の向こうにはスオメンリンナ島。
キャビンは最大8人乗りで、ゆっくりと3~4周まわってくれます。
日本の観覧車では誕生日やキャンペーンなどで2周することもありますが、通常は一周なので珍しいですよね。
シャンパンを飲みながらセレブな30分間を過ごす、VIPキャビンならシートは革張りで足元はスケルトン。
ヴーヴクリコのシャンパンのボトル、地上のラウンジ利用も可能、200ユーロ~とちょっと贅沢ですが、誕生日や記念日なら奮発してみるのもアリかもしれません。
スカイウィールの話題と言えばスカイサウナ。
その名の通り、サウナがついたキャビンがあり、室温は最高90度で、外の空気を入れる小窓があるので苦しくなることはありません。
1周が5分~7分程度なので、1周か2周したら地上に用意されているジャグジーへ入り、また乗り込むを繰り返して利用します。
1時間240ユーロ、定員は4名(18歳以上)までで、VIPキャビンとともに完全予約制です。
フィンランド語名 :SkyWheel
住所 :Katajanokanlaituri 2 00160 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム4、5番のTove Janssonin Puisto下車、徒歩3分
定休日 :無休
営業時間 :
火~木10:00~21:00 金10:00~22:00
土10:00~23:00 日10:00~20:00
料金 :大人(12歳以上)13ユーロ、子供(3~11歳)9ユーロ
公式URL : ヘルシンキスカイウィール
アカデミア書店はヘルシンキのメインストリート、エスプラナーディ通りにあるストックマンデパートの隣にあります。
偶然ではなく、日本人がアカデミア書店を訪れる目的は大きく2つでしょう。
1つは、20世紀を代表するモダニズム建築家アルヴァ・アアルトAlvar Aalto(1898~1976)の建築物を見たいという方。
白い大理石の壁、3層吹き抜けになった天井には、大きな天窓が作られ、自然光がふんだんに差し込むようなデザインになっています。
電灯、書棚、ドア、あちこちにアアルトらしいシンプルかつモダンなデザインを発見できるファンには堪らない場所です。
もう1つは、前述の映画「かもめ食堂」のロケ地を巡っている方。
撮影は全てフィンランドで行われたというフィンランド好きに必見の映画なので、見たことがない方はぜひチェックしてみてください。
アカデミア書店の2階にある カフェ・アアルト は、オープンスペースなのでやや雑然としていますが、テーブルに椅子、ペンダントライトなどアアルトの作品に出会えるカフェ。
映画ではサチエさんとミドリさんが出会った場所で、一緒にガッチャマンの歌詞を思い出しながら歌ったシーンが印象的でした。
日本人観光客が多いため、日本語メニューもあるので安心ですね。
フィンランド語名 :Akateeminen Kirjakauppa
住所 :Pohjoisesplanadi 39, Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ中央駅より徒歩5分
電話番号 :(020)7608999
定休日 :夏至祭、クリスマス
営業時間 :月-金9:00~21:00、土 9:00~19:00、日曜日 11:00~18:00
公式URL : アカデミア書店
カンピ静寂の礼拝堂は、2012年にヘルシンキが世界デザイン首都に選ばれた際のプロジェクトの1つとして建てられました。
ヘルシンキ中央駅から3分、駅前エリアと、カンピショッピングエリアの間は、すぐ近くにはデパートやショッピングモールがある賑やかな場所。
そこに突如として現れる独特なフォルムの礼拝堂は、周りの建物とのギャップにより、より強いアイデンティティを持たせる事にこだわったといいます。
外壁はもみの木を曲げて作られ、中壁は西洋ヤマハンノキが使用され、木の温かみが感じられます。
中に入ると、まるで外の喧騒がウソのような静寂に包まれます。
礼拝堂と名はついていますが、ここでミサが行われる事はなく、人々は個々に静寂の中で祈りを捧げたり、リラックスした時間を過ごしていきます。
誰でも無料で利用する事ができるので、観光の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
フィンランド語名 :Kampin kappeli
住所 :Simonkatu 7, 00100 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ中央駅より徒歩3分
定休日 :無休
営業時間 :月〜金:7:00〜20:00 土日:10:00〜18:00
料金 :無料
公式URL : カンピ静寂の礼拝堂
氷河期から残る天然の岩をくり抜いて作られたテンペリアウキオ教会は、できる限り自然の岩を残すというコンセプトのもと1969年に完成しました。
以前は無料でしたが、観光客が増えすぎた事もあり、2017年から有料に。
それでも年間訪問者が90万人を超える人気スポットです。
ルター派の教会なので、内部はとてもシンプルで、天井には太陽を表す直径24mの銅板があり、180枚のガラスが貼られた天窓からは自然光が差し込みます。
岩をくり抜いた事により得られた音響効果を活かして、定期的にパイプオルガンやピアノコンサートも行われています。
礼拝、コンサートのスケジュールは公式サイトからチェックしてください。
フィンランド語名 :Temppeliaukion Kirkko
住所 :Lutherinkatu 3, 00100 Helsink
マップ: Googleマップ
アクセス :
ヘルシンキ中央駅より徒歩13分
トラム3TでKauppakorkeakoulut下車、徒歩約5分
電話番号 :09 2340 6320
定休日 :無休
営業時間 :
月~金10:00〜20:00(水10:00〜16:45)
土10:00〜18:00、日11:45〜13:45、15:30〜18:00
料金 :大人3ユーロ、17歳以下無料
公式URL: テンペリアウキオ教会
シベリウス公園は、フィンランドを代表する国民的音楽家ジャン・シベリウス(1865~1957)の名を冠した公園。
1940年に造られた公園は、もとは別の名称でしたが、1945年、シベリウス80歳の誕生日にシベリウス公園と改名されています。
シベリウスの代表曲、交響詩フィンランディアはフィンランド国歌に次ぐ第二の国歌と親しまれています。
公園のシンボルは、総重量24トン、600本以上のステンレスパイプで造られたモニュメントで、1967年に設置されています。
当時パイプオルガンか、氷柱かと様々な憶測が飛んだそのデザインは、製作した女流彫刻家エイラ・ヒルトゥネンが森をイメージしたとコメントを残しています。
ヘルシンキ市民の憩いの場所として知られ、公園内はウォーキングをしたり、ピクニックをしたり、ベンチでのんびりする人たちがいっぱい。
公園を散歩したら、海側にある人気カフェ「 レガッタ 」でランチやお茶の時間はいかがでしょうか。
お店の外では季節を問わず焚火が焚かれており、ソーセージを焼いて食べることもできます。
海を眺めながら、美味しいコーヒーとペイストリーで贅沢な時間を過ごすのにおすすめの場所です。
フィンランド語名 :Sibeliuksen Puisto
住所 :Sibeliuksenpuisto, Mechelininkatu, 00530 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :
ヘルシンキ中央駅より徒歩25分
トラム2、4、7A、10番「Töölön halli」駅徒歩10分
1952年に開催されたヘルシンキオリンピックのメイン会場だったスタジアム。
1938に完成したスタジアムは、スチールで骨組みが作られ、木製の窓枠やスタンドの椅子など、フィンランド建築デザインの特徴が良く表れていて、世界で最も美しいスタジアムアリーナと称されていました。
日中戦争の長期化などの理由で開催を返上した東京の代わりに、次点だったヘルシンキが1940年の開催予定地となっていましたが、第二次世界大戦でオリンピックそのものが中止になり、ようやくヘルシンキで開催されたのが1952年でした。
スタジアムの横にそびえる展望タワーは高さ72mで、景観条例により高い建物が少ないヘルシンキでは貴重な展望台。
ヘルシンキ市街が一望でき、ヘルシンキ大聖堂や港の景色、バルト海まで見渡せる絶景を楽しむ事ができます。
※現在オリンピックスタジアムは改装中で、2020年8月完成予定です。
フィンランド語名 :Olympiastadium
住所 :Paavo Nurmen tie 1, Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :
ヘルシンキ中央駅前よりトラム2、3
またはマンエルヘイム通りより7AでAuroran sairaalaより徒歩1分
電話番号 :(09)4366010
定休日 :無休
営業時間 :月~金 9:00〜21:00、土日9:00〜18:00
料金 :大人5ユーロ、子供3ユーロ
公式URL : オリンピックスタジアム
ヘルシンキでは、街のあちこちでシンプルかつ機能的かつおしゃれな北欧デザインに出会うことができます。
美術館、博物館めぐりが主目的という方には、1年間有効でフィンランド国内の300もの美術館や博物館に無料で入る事ができる ミュージアムカード がおすすめです。
このカードを理由にフィンランドを再訪しちゃいましょう。
ヘルシンキ中央駅のすぐそばに位置するアテネウム美術館は、次にご紹介するヘルシンキ現代美術館(キアズマ)、シネブリュコフ美術館と共にフィンランド国立の美術館です。
お城か宮殿のように見える立派な建物は、1887年に完成し、国の文化遺産に指定されています。
国内最多の2万点以上の作品を所蔵し、その中心は18世紀から20世紀にかけて活躍したフィンランドの芸術家の作品。
ゴッホやセザンヌ、ゴーギャン、シャガール、モディリアーニといった近代美術作品もあり、見ごたえがあります。
フィンランドの画家というと日本ではあまり馴染みが無いですが、せっかくヘルシンキを訪れたならぜひご覧いただきたいのがこちらの一枚。
象徴派の画家ヒューゴ・シンベリ(1873~1917)の代表作と言われる「傷ついた天使」(1903年)です。
2006年にアテネウム美術館が行ったアンケートで、国家の絵に選ばれた作品。
傷ついた天使を担架で運んでいる2人の少年、後ろの少年とどうしても目が合ってしまい、ドキッとさせられます。
フィンランド語名 :Ateneum
住所 :Kaivokatu 2, 00100 Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ中央駅からすぐ
定休日 :月曜日
営業時間 :火・金10:00~18:00 水・木10:00~20:00 土日10:00~17:00
料金 :大人17ユーロ、18歳以下無料
公式URL : アテネウム美術館
北欧アートが好きなら行くべき場所が、1998年にオープンしたヘルシンキ現代美術館キアズマです。
建築コンペでアメリカの建築家スティーブンホールがキアズマの名前でエントリーしたデザインが採用されたため、キアズマの愛称で親しまれています。
展示されているのは、主にフィンランドをはじめとする北欧諸国のアーティストの作品。
現代美術館だけあって、独創的な作品が多く、体験型の作品もあるので、大人も子供も楽しめます。
フィンランド語名 : Kiasmaan
住所 :Mannerheiminaukio 2, Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ中央駅より徒歩3分
電話番号 :(02)94500501
定休日 :月曜日とフィンランドの祝日
営業時間 :火~金 10:00~20:30 土10:00~18:00 日10:00~17:00
料金 :大人13ユーロ、18歳未満無料 第一金曜日無料
公式URL : ヘルシンキ現代美術館キアズマ (日本語)
ビール醸造で財を成したロシアの実業家ニコライ・シネブリュコフの邸宅を、1975年にフィンランド政府が買い上げて修復し、1980年に美術館として開館しました。
美しい邸宅内には、シネブリュコフの甥が収集した主に14世紀から19世紀初頭までのヨーロッパの美術品が展示されています。
1842年に建てられた邸宅内の豪華な家具や調度品などから、当時の富豪の暮らしぶりが良く伺えます。
1階のミュージアムショップにはセンスの良いオリジナルグッズなどが販売されているので、ぜひ覗いてみてください。
フィンランド語名 :Sinebrychoffin taidemuseo
住所 :40 Bulevardi, 00120 Helsinki, Finland
マップ: Googleマップ
アクセス :7番または9番のトラムでRuoholahden villat下車、徒歩6分
電話番号 :(02)94500200
定休日 :月曜日
営業時間 :火木金11:00~18:00 水11:00~20:00 土日10:00~17:00
料金 :
大人15ユーロ、18歳以下無料
毎月第1水曜日(17:00〜20:00)無料
公式URL : シネブリュコフ美術館
もともと学校だった場所を再利用して造られたデザイン美術館には、19世紀後半から現在までのフィンランドの工業デザインやファッション、グラフィックなどに関する写真や図面を中心に工芸品なども展示されています。
1階は常設展の展示で、6つのエリアに分けられ、日本にもファンが多いマリメッコの創業者アルミ・ラティア、イッタラの名を世界に知らしめたデザイナー、タピオ・ヴィルカラ、北欧を代表する建築家アルヴァ・アアルトなどに関する資料や代表作が展示されています。
2階では企画展スペースで、ハイレベルな内容には定評があります。
企画展の詳細については公式サイトで確認してください。
北欧家具やデザイン全般に興味がある方は必見の美術館です。
フィンランド語名 :Design museo
住所 :Korkeavuorenkatu 23, Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム10、24番バスのヨハンヌクセンキルッコ停留所から徒歩1分
電話番号 :(09)6220540
定休日 :9月~5月の月曜日、夏至祭と独立記念日、4/1、4/30、5/1、その他の祝日
営業時間 :11:00~17:00(9月~5月)11:00~18:00(6月~8月)
料金 :大人12ユーロ、学生6ユーロ
公式URL : デザイン美術館
2018年にオープンしたAmox Rexは、ヘルシンキで一番新しい現代美術館です。
前身は1965年から2017年までコンテンポラリーアートの展覧会を行っていたアモスアンデルソンミュージアム。
ヘルシンキオリンピックの為に1939年に造られた、ガラス宮と呼ばれるレトロ感満載のラシパラッツィとその広場の地下の展示スペースに移転し、館名をAmox Rexアモスレックスと改めてオープンしました。
常設展として、旧アモスアンデルソン美術館の所蔵品も展示していますが、新たに数か月ごとに開催される企画展に注目が集まっています。
Amox Rexのオープニングを飾ったのは、東京を拠点に活動するデジタルアート・コレクティブの チームラボ 。
「teamLab: Massless」と銘打った展示は大成功をおさめ、ヘルシンキの人々に驚きと感動を与えました。
最新の企画展スケジュールについては、公式サイトから確認してください。
フィンランド語名 :Amos Rex
住所 :Yrjonkatu 27 FIN-00101, Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ中央駅より徒歩10分
電話番号 :(09)6844460
定休日 :火曜日
営業時間 :月金11:00〜18:00 水木11:00〜20:00 土日11:00〜17:00
料金 :大人15ユーロ、18歳以下無料
公式URL : Amos Rex現代美術館
ヘルシンキの街を堪能したら、ちょっと足を伸ばして郊外の街や森に出かけてみましょう。
ヘルシンキの街を出るとすぐに森や湖、美しい景色が広がり、フィンランドが森と湖の国だということを体感できます。
ここでは、ヘルシンキ中央駅やバスターミナルからアクセスが良く、日帰りができるおすすめの場所をピックアップしてご紹介します。
ヘルシンキ中心部からバスで約20分、本土と短い橋で繋がっている小さな島セウラサーリは、島全部が国立公園に指定されています。
セウラサーリの大部分を占めているのが、夏期のみオープンしているセウラサーリ野外博物館で、さながらフィンランド村といったところ。
失われつつある伝統的な建物を修復、保存して公開するというコンセプトのもと、1902年に開業しました。
17〜18世紀から20世紀初頭頃までのフィンランドの教会や民家などが全国から87棟移築されています。
いくつかの建物の中には伝統的な衣装をまとった係員の方がおり、色々と説明してくれます。
当時のフィンランドの人々の暮らしぶりが良く分かるように、内部まで忠実に再現されているので、まるでタイムスリップしたかのよう。
週末には様々なイベントが開催されているので、家族連れにおすすめ。
時々ひょっこり顔を出してくれる可愛いリスに癒されるという嬉しいおまけ付きです。
フィンランド語名 :Seurasaaren ulkomuseo
住所 :Seurasaari 00250, Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :
ヘルシンキ中央駅から24番バスに乗り約20分
Seurasaariバス停(終着)で下車、橋を渡ってすぐ。
電話番号 :(02)95336912
定休日 :9/16~5/14
営業時間 :
6月〜8月 11:00~17:00
5月15日〜5月31日 及び 9月1日〜9月15日:月〜金 9:00 〜15:00、 土日 11:00〜17:00
料金 :大人10ユーロ(5月、9月は8ユーロ)子供(7~17歳)4ユーロ
公式URL : セウラサーリ野外博物館
マーケット広場があるエテラ港からフェリーに乗ってわずか15分!
世界最大の要塞島と言われるスオメンリンナに到着です。
スオメンリンナの要塞は、フィンランドがスウェーデン王国の支配下だった1748に、対ロシア防衛の目的で建設が始まりました。
1788年のロシアvsスウェーデン戦争では海軍基地となり、1808年のフィンランド戦争で要塞はロシア軍に引き渡され、翌年フィンランドがロシアの自治領となってから約110年間に渡り、ロシアの海軍基地として使用されています。
1918年ロシアからの独立を果たすと、島を「フィンランドの要塞」という意味のスオメンリンナと名付け、今に至っています。
1991年、ヨーロッパにおける軍事施設のユニークなモニュメントとして、「スオメンリンナの要塞群」の名称で世界遺産に登録されました。
1930年~40年代のフィンランドの潜水艦を改装した博物館や、ロシア時代の兵舎を改装したレストラン、ロシア時代にスウェーデンに向けて据えられた大砲。
ガラス工房、灯台の役目を果たす丘の上のスオメリンナ教会など、小さな島の中には見どころがたくさんあります。
夏には一面が菜の花畑となり、散策やピクニックにも気持ちが良い場所です。
フェリーは早朝から深夜まで出ているので、お天気の良い日にふらりと出かけて見るのも良いですね。
フィンランド語名 :Suomenlinna
住所 :Suomenlinna, Helsinki
マップ: Googleマップ
アクセス :ヘルシンキ、エテラ港からフェリーで15分
定休日 :ガイドツアー9月~5月は土日のみ催行
営業時間 :ガイドツアー3:30スタート
料金 :ガイドツアー料金 大人11ユーロ、子供4ユーロ
公式URL : スオメリンナ要塞
ヘルシンキから東へ約50km、ポルヴォーは中世の面影を色濃く残す街で、トゥルクに次いでフィンランドで2番目に古い古都です。
地下鉄カンピ駅のバスターミナルからポルヴォー行きのバスに乗り約1時間。
バスは1時間に5本と頻発しているいので、突然の計画でも大丈夫、夏場は3時間半のクルーズも出ています。
かつて貿易の街として栄えていたポルヴォーのランドマークとなっているのが、川岸に並ぶ赤い木造倉庫群です。
これらはかつてワインや香辛料などを貯蔵するための倉庫で、18世紀にフィンランドを統治していたスウェーデン国王グスタフ3世がが訪れた際に、敬意を表するために赤く塗られました。
これらの倉庫群は現在レストラン、カフェ、ポップアップギャラリーなどに使われています。
ポルヴォーの旧市街は黄色や緑、水色などに塗られた木造の建物が並び、散策に楽しい場所。
おもちゃ人形博物館、カフェ、レストラン、チョコレートショップ、雑貨屋さん、アクセサリー店、ハンドクラフト店、デザインショップなど可愛いお店がたくさんあり、見ていて飽きることがありません。
ヘルシンキの街とは全く違った雰囲気を持ったフィンランドの古都を歩いてみたい方は、ぜひ訪れてゆったりとした時間を過ごしてください。
フィンランド語名 :Porvoo
住所 :Porvoo,Finland
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄カンピ駅の地下バス発着所から長距離バスで約1時間
公式URL : ポルヴォー観光局
1994年に制定された「ヌークシオ国立公園」は、フィンランド国内にある40の国立公園の中でもヘルシンキから近く、1,2を争う人気を誇っています。
ヘルシンキに次ぐ第二の都市エスポーまで、電車で約30分、そこからバスに乗り換えて約30分でヌークシオ国立公園に、そこから歩いて30分ほどでハイキングコースの入り口に到着です。
乗り継ぎ良く行けたとして片道1時間半かかるので、時間の節約をしたい方や言葉に不安がある方は、現地発着の日帰りツアーに参加するという方法もあります。
映画「かもめ食堂」のDVDの表紙になっているのがヌークシオ国立公園の湖で、劇中でマサコさんが「森へ行ってきます」と出かけてキノコ狩りをしたのもこちら。
ヌークシオ国立公園では、初心者から上級者まで楽しめるように、2.5km、3.7km、7.2kmのハイキングコースが整備されています。
各コース色分けした看板があり、30mごとに木に色のマークがつけられているので、迷うことはありません。
フィンランドでは、自然は万人が教授する権利があるという万人権が認められているので、たとえ国立公園内でも、キノコやベリー類などは自由に採取できます。
ベリー摘みが目的なら7月中旬~8月中旬頃までで、主にビルベリー、リンゴンベリー、クランベリー、クラウドベリーなどが自生しています。
森の中は蚊やアブが多いので、長ズボンに長袖シャツが基本、虫よけスプレー、軍手などを持参しましょう。
ベリーの季節が終わればキノコの季節、見た事もないようなキノコがたくさん生えていますが、毒キノコが多いので気を付けてください。
フィンランド語名 :Nuuksion kansallispuisto
住所 :Nuuksiontie 84,02820 Espoo
マップ: Googleマップ
電話:インフォメーションセンター (040)1636200
アクセス :
ヘルシンキ中央駅からE、L、S、Uのいずれかの列車で「Espoo」駅まで約30分
バス停「Espoon asema」から市バス85番、85K番のバスで「Haukkalammentie」まで約25分
そこから公園入り口まで徒歩で約30分
公式URL : ヌークシオ国立公園
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