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EU加盟国であるスロベニアは、 クロアチア や オーストリア 、 ハンガリー などに囲まれた、中央ヨーロッパに位置するとてもコンパクトな国です。
国土が四国とほぼ同じなので、イメージするとどれだけ小さいかがわかりますよね。
日本人にとってはメジャーではない国ですが、旅先として人気なクロアチアの隣国であることから、セットで行く人も増えてきました。
スロベニアは自然が多くて、のんびりした人が多いからか治安も良いため、一人旅初心者や女性の方でも安心して観光を楽しめます。
物価に関しては、 イギリス や フランス 、 ドイツ などの西ヨーロッパの国々より安く、物価が安いと言われる東ヨーロッパのハンガリーや ポーランド とほぼ同じくらい。
物価の目安は、具体的には下記のようなイメージです。
贅沢をしなければ、ヨーロッパ観光の中では全体的に安く抑えることができます。
国名:スロベニア(首都:リュブリャナ)
国土面積:20,270km
人口:208.1万人
公用語:スロベニア語
宗教:カトリック
通貨:ユーロ ※1ユーロ=121円ほど
日本との時差:‐8時間 ※サマータイム実施時は-7時間
スロベニア観光をするなら、 雨がほとんど降らない5〜9月がおすすめです。
通常の観光を楽しむのであれば、この時期がベストシーズンです!
筆者も9月にスロベニアに行きましたが、気候的にも観光に適していると感じました。
ただ、アドリア海沿岸に関しては7〜8月、山岳地帯はスキーができるので冬もおすすめです。
どこで何をしたいかによってもベストシーズンは変わるので、自分が行きたい場所に合わせて観光を楽しみましょう。
日本からスロベニアの首都リュブリャナまでは直行便がないため、ドイツやフランス、スイスなどのヨーロッパの国々やトルコなどで乗り継ぐ必要があります。
日本からの所要時間は約16時間30分、運賃は片道約37,000円~。
また、クロアチアやハンガリー、ドイツなどの周辺諸国からバスで簡単に行くことも可能です。
運賃は出発点にもよりますが、約7ユーロ~と安く行けるので、周辺諸国にいて時間に余裕があるならスロベニアにも行くのも良いでしょう。
所要時間や運賃は乗り継ぎ回数や時期で変わるので、予約時に改めてご確認ください。
スロベニア内での交通手段は、首都のリュブリャナであれば徒歩で十分です。
郊外のブレッド湖やボーヒン湖に行く場合は、バスで移動することになります。
観光地ではレンタルサイクルや徒歩で観光することになるでしょう。
スロベニアに来たら訪れたい、おすすめの観光スポットを紹介します。
教会やお城、湖、など見どころがたくさんあるので、見逃さないように回りましょう。
スロベニアの首都リュブリャナは、とてもコンパクトなので1日もあれば歩いてでも十分観光を楽しめます。
スロベニアの中で1番近代的な都市です。
中でも有名なのが街の中心にある、プレシェーレン広場前の「三本橋(Tromostovoje)」です。
三本橋は旧市街と新市街を結んでいて、いつもたくさんの人が行き交っています。
その三本橋の東に位置するのが龍の橋(Zmajski most)で、龍の銅像はリュブリャナのシンボルとして愛されています。
その他におすすめなのが、市内には三本橋から歩いて15分ほどで行ける「リュブリャナ城」。
リュブリャナ城からはリュブリャナ市内が一望できます。
展望塔や博物館ゾーンに入るにはチケットが必要になり、チケット料金は7.5ユーロ(約1,000円)、ケーブルカー込みのセット料金だと10ユーロ(約1,300円)です。
アクセス :リュブリャナ空港からリュブリャナ市内まで路線バスで約40~50分、タクシーで約25分
ブレッド湖はリュブリャナからバスで約1時間ほどで行ける、スロベニアに来たらマストで訪れたい観光スポットです。
東西2120m、南北1380m、そして周囲約6km程あるブレッド湖はゆっくり歩いて約2時間~2時間半で回れます。
または、レンタルサイクル屋で自転車を借りて回っても気持ち良いですよ。
料金は時間の長さによって変わりますが、2時間5ユーロ~。
ゆっくり散策を楽しみたい人は歩いて回ってもいいですし、時間がない人や体力に自信がない人は、自転車を借りるのがいいでしょう。
ブレッド湖の周りには遊歩道があり、道の途中にはいくつか絶景ポイントがあるので、そこを見逃さずに写真を撮りましょう。
途中で撮影スポットを示す看板があるのですぐに分かりますよ。
スタート地点から半分と少し行ったところで上に登る場所があります。
上から見下ろすブレッド湖の景色は見晴らしが良く、きれいに撮れるので必見です。
頂上まで登るのは少し大変ですが、ここが1番の絶景ポイントなのでぜひ訪れて欲しいところ。
また、リュブリャナから日帰りで行くこともできますが、日程に余裕があるなら1泊すると朝の清々しい空気を味わいながらブレッド湖の朝の景色を楽しめます。
夕焼けのブレッド湖もきれいで良いですが、朝に訪れてもとても綺麗なので、ぜひ足を運んでみてください。
住所 :Gregorchicheva ulica 22, Bled 4260, Slovenia.
マップ: Googleマップ
アクセス :リュブリャナからバスで約1時間~1時間20分(片道7.80ユーロ、往復12.84ユーロ)
同じくブレッド湖にある聖マリア教会は、ブレッド島のシンボル的存在の教会です。
島に教会ができたのは8~9世紀頃ですが、17世紀に入って現在のバロック様式の教会に改築されました。
聖マリア教会に行くためにはボートに乗る必要があり、料金は往復で1人14ユーロ。
教会前には100段近い階段があるので、頑張って登りましょう。
教会の鐘を3回鳴らすとと恋愛の願いが叶うという伝説があり、観光客で賑わっています。
教会内部を見学するには入場料として6ユーロかかりますが、ブレッド湖まで来たなら聖マリアにも足を伸ばしてみてください。
住所 :Gregorchicheva ulica 22, Bled 4260, Slovenia.
マップ: Googleマップ
アクセス :リュブリャナからバスで約1時間~1時間20分
電話番号:+38645729380
料金:6ユーロ
公式HP: 聖マリア教会
先程紹介したブレッド湖のさらに奥にあるのが「ボーヒン湖」。
スロベニア最大の永久湖であり、神秘的な雰囲気が漂っています。
ボーヒン湖は、ブレッド湖の約3倍の大きさがあるエメラルドグリーンの湖。
1日のうちでスカイブルーからエメラルドグリーン、そしてより深い青へと色を変えていくのを見ることができます。
そんなボーヒン湖の週辺にはハイキングコースやサイクリングコースがあるため、湖の景色だけでなく、こちらも楽しむことができます。
また、ボーヒン湖の方がブレッド湖より観光客が少ないので、ゆったりと過ごせる穴場の観光スポットです。
ブレッド湖との違いを感じながら、せっかくならボーヒン湖まで行ってみるのもいいでしょう。
住所 :4265 Bohinjsko jezero, スロベニア
マップ: Googleマップ
アクセス :リュブリャナからバスで約1時間半、ブレッド湖からバスで約20分
ポストイナ鍾乳洞は、首都のリュブリャナから南西方向に50キロほどの場所にある、ヨーロッパ最大規模の鍾乳洞です。
総延長約24km、最大深度115mの広さのありますが、観光客に開放されているのはその内の約5キロ。
きっとヨーロッパ最大規模の鍾乳洞に圧倒されることでしょう。
洞内の気温は1年を通して約10℃程度と寒いので、夏でも暖かい上着を持っていくのを忘れずに!
女性の方は、露出度の高いスカートやワンピースでなはく、寒さ対策のためズボンで行くことをおすすめします。
ポストイナ鍾乳洞の見学ツアーは、1回1時間30分と時間が決まっています。
時期によってツアー時間が異なるので、時間を無駄にしないために、事前に 公式サイト で確認しておくことをおすすめします。
スロベニア観光に来たなら、神秘的なポストイナ鍾乳洞へ行ってみてください。
住所 :Jamska cesta 30, 6230 Postojna, スロベニア
マップ: Googleマップ
アクセス :首都リュブニャナからはポストイナ鍾乳洞の最寄り駅まで電車で約1時間、そこから鍾乳洞入口まで徒歩で30分。バスで約1時間30分。
電話番号 :+38657000100
定休日 :なし
営業時間 :9時~18時まで(時期によって営業時間が異なります)
料金 :ツアーのみで大人22.90ユーロ、学生18.30ユーロ(国際学生証必要)、子供13.70ユーロ
注意点 :カメラのフラッシュ、洞窟内の物を持ち帰る行為、鍾乳石に触ることは厳禁
公式HP: ポストイナ鍾乳洞
スロベニアに来たら食べておきたい絶品グルメをご紹介します。
観光と合わせて堪能しましょう。
クレームシュニテは、もっちりした食感のカスタードクリームと生クリームをパイ生地でサンドしたケーキです。
ブレッド湖で有名なケーキで、ブレッド湖に行けばレストランやカフェで食べることができます。
観光客にとても人気なデザートで、甘さ控えめで日本人の口にもよく合うのでおすすめ!
甘いものが苦手な人にも試してほしい一品です。
ブレッド湖のあらゆるお店で食べることができるので、味の違いを楽しんでもいいでしょう。
ブレッド湖に行ったら、ぜひレストランやカフェに立ち寄って欠かさずにクレームシュニテを食べてみてください。
東ヨーロッパにあるハンガリーで有名なグラーシュは、お隣のスロベニアでも食べることができます。
見た目はビーフシチューのようですが、トマトは入れずに玉ねぎやにんじん、にんにくなどの野菜を細かく刻み、牛肉を長い時間煮込んだ伝統料理。
ハンガリーやスロベニアなどの国では、国民食となっているので地元の方には馴染みの深い料理です。
グラーシュはパンやワインとの相性が抜群なので、合わせて食べるのがおすすめ。
また、お店や家庭によっても味付けが違うので、色々と食べ比べしてみるのもいいでしょう。
クメチュカ・ポイェディナは農夫の祝祭という意味で、その名の通り祝祭日のご馳走のことを指しています。
ブラッドプディングという豚の血のソーセージや、地元で愛され続ける素朴な料理がたくさんプレートに乗っていて、ボリューム満点!
これは農業が盛んな内陸部で、農作業のためのスタミナをつけるために、ハイカロリーでボリューム満点な料理が食べられてきたことからこのようなメニューになっています。
家畜の豚を加工したのがメインで、その種類も豊富です。
味は素朴で、昔ながらの農家の味を楽しむことができます。
クメチュカ・ポイェディナはレストランの「sokol」で味わえるので、スロベニア観光の際にはご賞味ください。
スロベニアに来たら、ぜひ買っておきたいお土産をご紹介します。
自分のお土産だけでなく、家族や友達に買う際の参考にしてください。
スロベニアのお土産として1番人気なのが、ピランの塩です。
スロベニアで有名な塩の専門店「ピランスケ・ソリネ(Piranske Soline)」で塩を買うことができます。
首都のリュブリャナやピラン以外にも、コペルやマリボルなどスロベニア各地に店舗がありますよ。
ピランの塩はスロベニア産の天然の塩で、「塩の町」として知られるアドリア海の街・ピランで1200年以上も前から現在に至るまで大切に受け継がれてきました。
種類はたくさんあり、以下のようなアイテムを購入することができます。
小さいサイズもあるので、ちょっとしたお土産にも最適ですよ。
ぜひ、スロベニアで有名な塩であるピランの塩を買ってみてください。
スロベニアははちみつの生産地として有名で、お土産物屋さんに行けば必ずと言っていいほど置いてあります。
また、お土産屋だけでなく、スーパーマーケットやファーマーズマーケットでもたくさんの種類のはちみつが売られていて、日本よりも安く買うことができます。
アカシア蜂蜜は、パンやヨーグルトに付けて食べるとおいしくいただけるのでおすすめです。
種類が豊富なので、複数の味のはちみつを買ってみるのもいいでしょう。
イドリアレースは、世界的に有名なスロベニアの定番土産です。
名前の由来は、スロベニアの最古の街であるイドリヤという街から来ています。
イドリアレースは技法もさまざまで仕上りがとても美しく、その中でもハート模様をしたイドリアレースは女性から人気!
デザインがかわいいので、女性の方におすすめのお土産です。
専門店もあるくらいスロベニアでは有名なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
日本人にはあまり馴染みがないですが、魅力がたくさんある国なので、スロベニアの近くに訪れた際にはぜひ足を伸ばしてほしいところです。
お城や教会などの建築物だけでなく、湖や洞窟のように自然も豊かな国で、見どころがたくさん詰まっています。
他のヨーロッパ諸国と違って、まだそこまで観光客がたくさんいるわけではないので、ゆったりと観光を楽しめるでしょう。
ぜひ、自然溢れるスロベニア観光を満喫してください!
最終更新日 : 2023/08/28
公開日 : 2020/07/09